アニメ「響け!ユーフォニアム(3期)」のあらすじ

アニメ「響け!ユーフォニアム(3期)」のあらすじを紹介していきます。

響け!ユーフォニアム(3期)

1話

部長に任命され、3年生を迎えた久美子。
いまだに慣れずに落ち着かない日々を過ごしていた。

 

新しいクラスで久美子を迎えたのは、吹奏楽部の葉月とミドリ。
ほかの部員達の多くもクラスメートになり、担任も副顧問の松本先生だった。

 

久美子たち低音パートのメンバーは緊急ミーティングを行う。
低音パートの勧誘が難しいことを久美子はつぶやく。

 

「とにかく大変なんだよ毎年、低音の勧誘」
「ただでさえ人気ないし」

 

ミーティング後、表面的にはお気楽な奏は久美子に話していく。

 

「大丈夫です」
「低音は人気なくても、部長・黄前久美子先輩の人望がありますから」

 

「それに私は、久美子先輩と2人でもいいなって思ってますし」

 

部室の鍵を返しに行く時、麗奈は久美子に塚本とのことを聞く。
しかし久美子の返事は曖昧で…。

 

「ん~、部長と副部長としてなら…まあ?」

 

 

滝先生との話題になり、麗奈は改めて気持ちを久美子に話す。

 

「前にも言ったけど、”ライク”じゃなくて”ラブ”だから」

 

麗奈との下校途中、久美子はユーフォの音を聴く。
一瞬あすか先輩と間違うような音は、久美子の心をとらえるのだった。

 

新入部員の勧誘が始まり、低音パートにつばめの妹を含む4人が見学に来た。
ただ4人はそれぞれ個性的。

 

「全体的にキャラ濃すぎませんか?」(奏)
「ちょうどいいよ、もともとみんなキャラ濃いもん」(葉月)

 

麗奈と状況を確認する久美子。
トランペットの見学が30人ぐらいいたことを知り、低音パートとの違いを思い知る。

 

「相変わらずトランペットは世界が違うなあ」(久美子)
「大切なのは人数じゃなくて、演奏がよくなるかどうか」(麗奈)

 

そのあと、麗奈は改めて今年の目標を話していく。

 

「久美子。私…今年は絶対全国で金取りたい」
「滝先生のもとで全国金を取って終わりたい」

 

その気持ちは久美子も同じだった。

 

「私も去年、関西で負けた時思った…追いついたって」
「私も…ちゃんと悔しいって」

 

「ダメ金なんかじゃ喜べない」
「全国金取らなきゃ、この悔しさは消えないんだって」

 

結果として新入部員も多数入部し、低音パートにも3人が入ってくれた。
北宇治高校吹奏楽部は総勢90人の大所帯となる。

 

顧問の滝先生も入ってきて、久美子は部長としてみんなに今後の活動方針を問いかける。
みんなの多数決で決定するのだが、久美子は心の中で思う。

 

「全員、ただの1人も欠けることなく一致してほしい」

 

そして部員達が出した答えは…。

2話

久美子のクラスに転校してきたのは、吹奏楽の全国常連校・清良女子出身の黒江真由。
北宇治でも吹奏楽部に入りたいと思っていたが、不安を久美子に話した。

 

「だけど、迷惑だったらすぐ言ってね」
「私はいつ辞めても構わないから」

 

「(どうして?) だって嫌じゃない?」
「私のせいで誰かが楽器変わったり、コンクールに出られなくなったりしたら」

 

「私、みんなと楽しく演奏したいから」

 

滝先生に呼ばれた久美子たち幹部3人は、コンクールの自由曲をどれにするか相談を受ける。
候補を3曲示され、滝先生は意見を求めた。

 

久美子は自由曲を自分達で決めることに不安を感じる。
その時に塚本が話したひと言に、麗奈はあとで怒りを見せる。

 

「なんであんな言い方したの? さっき」
「気づいてないの? 久美子にプレッシャーかけることにしかならないの」
「”部長として信頼されてる”なんて」

 

「信頼されているのは久美子なんだから」
「久美子が全部決めればいいって言ってるように聞こえる」

 

「部の中で久美子が弱音吐いたり相談できるのは幹部といる時だけだし」
「副部長引き受けたなら、変な意地張るのはやめてちゃんと協力してあげて」

 

サンライズフェスティバルに向けて練習してる時、久美子と真由は話し込んでいた。
そこに割り込んでくる奏の対応は、久美子と真由で少し違っている。

 

「私と先輩は既にいい関係だと思いますよ」
「(真由先輩?) 黒江先輩という呼び方もとても素敵だと思いますけど」

 

全体練習の最後、麗奈は特に1年生に対して心の持ち方を話す。

 

「お客さんはその人が初心者かどうかなんて分かりません」
「”初心者だから”という甘えは捨てて下さい」

 

「出場する以上、全員で北宇治らしい最高の演奏にしましょう」

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久美子はつばめの妹・すずめから相談を受ける。
それは姉を好き過ぎるすずめの暴走で…。

 

部長として、音楽以外の問題に悩みをを感じている久美子。
あとで合流した麗奈は滝先生が相談した意味を話していく。

 

「私ね、滝先生がどうして私達に自由曲預けたのかって考えてた」
「多分この3人だからだと思う」
「私と久美子、そして塚本」

 

「小笠原先輩とあすか先輩の関係じゃ無理で、優子先輩と夏紀先輩でも難しくて」
「でも、この3人ならって」

 

久美子は少し買いかぶりと感じる。
麗奈は自分が選んだ曲のスマホ画面を隠し、久美子に確認した。

 

「塚本に聞いたら、私と同じ曲を選んでた」
「久美子はどの曲がいいと思ってる?」

 

久美子は麗奈を見つめながら答える。

 

「想像してみたの、全国で北宇治が演奏するところ」
「その最初の一音は何がいいかなって」
「クラリネット」

 

麗奈が再生した曲は…。

 

コンクールの自由曲も決まり、滝先生はこれからの予定を話す。
最後に麗奈は北宇治の目標をみんなに伝えた。

 

「率直に言います、北宇治の演奏は上手い」
「だけど上手いだけでは全国金は取れません」

 

「なぜなら上を目指す学校はどこも上手いからです」

 

「北宇治は1番を目指しましょう!」
「今の自分で満足するんじゃなくて、更に上を行く未来の自分を追いかけましょう」

 

「全国金、取りに行きます!」

3話

朝練に来た久美子は、1年の釜屋すずめと義井沙里に出会う。
話している途中、沙里は奥にいる麗奈を見て微妙な表情に…。

 

サンフェスに向けて厳しい指導をする麗奈。
しかし1年の初心者はなかなかついてこれず、泣き出す子も…。

 

サンフェスの衣装合わせの時、真由はシャツのある部分がきつかった。
久美子は自分と比べて天をあおぎ…。

 

久美子は2年の平沼詩織から、下手なメンバーが自主練せずに帰ることの不満を聞く。
なんとかなだめるが、いろいろな問題にため息をもらす。

 

朝練で鍵を滝先生にもらいに来た久美子は思わずつぶやく。

 

「大人になるって大変そう…」

 

滝先生は自分の心境を話したあと、最後にこの言葉で締めくくる。

 

「こうやって年を重ねてみると、自分が大人か子供かというのは」
「周りの環境によって決まるのだと思います」

 

同じタイミングで朝練に来た沙里は、久美子に思い詰めた表情で質問する。

 

「黄前先輩」
「先輩は…部活、楽しいですか?」

 

すずめから相談を受けた久美子は、衝撃の事実を聞くことになる。

 

「先輩、もしかしたら気づいてるかもしれませんけど…」
「このままいくと、1年部活ボイコットしますよ」

 

すずめから”集団退部”という言葉も聞き、久美子は1つ上の学年を思い出す。
ただ誰も悪くないので、久美子の悩みは尽きなかった。

 

「麗奈は麗奈で一生懸命レベル上げようとしてるんだもんね」
「みんな上手くなりたいんだよね…」

 

ただ久美子の考えは1つ。

 

「”全員そろって北宇治”か…」

 

そんな時、沙里を含む仲良し4人組が一斉に部活を休んだ。
2年の剣崎梨々花から報告を受け、久美子達は沙里の家へ行くことに。

 

しかし一緒にいた真由は、みんなと少し考えが違っていた。

 

「えっと…そんなに大げさにすることかな?」
「部活辞めるって普通にあることでしょ?」

 

「辞めたい子は辞めて部活から解放されるし」
「残った子はその子を気にせず演奏に集中できるようになる」

 

「むしろいいことなんじゃない?」
「たかが部活なんだし、無理してしがみつくものじゃないと思うし」

 

沙里の家に行くと本当に調子が悪く、サボりではなかった。
安心するみんなだが、沙里の表情を見て久美子は2人だけで話しをする。

 

沙里は麗奈のことを話し始める。
1年の中心として面倒を見てるだけに、分からなくなっているのだった。

 

「私、それでもずっと辞めないでって止めてきたんです」
「頑張って結果出せば楽しくなるって」

 

「でも…どんどん練習厳しくなって、初心者の子泣いてばかりいて」
「なんかそれ見ると…私、悪いことしたのかなって…」

 

沙里の言葉を聞いた久美子は感謝する。

 

「ううん…ありがとう」
「サリーちゃんのおかげで、まだ1人も辞めてないよ」
「全員いる、1年生だって抜けてない」

 

久美子も麗奈は初心者にも厳しすぎると感じていた。
ただそれを止めるのが正しいとも思っていなかった。

 

久美子は部長として沙里に話していく。

 

「吹奏楽部ってさ人多いし、初心者も経験者もいて考え方もいろいろあって」
「どれか1つだけが正解って見つけるのはすごく難しいなって…」

 

「そうなんだよね。だから部長って多分」
「そんなみんなのいろんな気持ちまとめるためにいるんじゃないかって…思う」

 

「だからそう、全部…私のところに持ってきて」

 

久美子は最後にこの言葉で締めくくる。

 

「でもちゃんと話せばなんとかなるんじゃないかって私は思ってる」
「だって…目指してる場所は同じだから」

 

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