「最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。」の感想を、アニメとマンガの違いなどを含めて紹介していきます。
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。
作品の経緯
本作は2018年に「小説家になろう」に投稿され、2019年に書籍化。
2020年にコミックが発行され、2024年にはアニメ化もされている。
作品の内容
全ての人々が５歳になると星１つ以上のスキルが発現する世界。
５歳になってもスキルが発現しない少女が現れる。
村人はもちろん家族にも、少女はいないものとして扱われる。
しかし少女は前世の記憶を持つ、珍しい存在だった。
そのことに気づいた村の占い師は、少女に優しく接する。
しかしその占い師も、３年後に亡くなってしまう。
占い師の死は少女が原因と考える村人達は、少女の殺害を計画。
自分が狙われていることを知った少女は、村から逃げることを決める。
少女は逃げることに成功し、隣の村に到着。
その村で前世の記憶を頼りに、少しづつお金を稼ぐことに成功する。
そんなある日、森で「くずれスライム」と遭遇。
最弱と呼ばれるスライムは、最弱テイマーの少女でもテイムに成功する。
少女は「アイビー」と名乗り、スライムには「ソラ」と名付ける。
最弱だと思われたソラだったが、いろいろな能力を持つ特別なスライムだった。
作品の感想
最弱から始まる転生もの、こう書けばよくある作品を想像させる。
しかし最弱が最強になるタイプではなく、最弱として生きていく。
前世がどのような人物なのか、コミック２巻の段階では分かっていない。
予想として、特別な才能は持っていない日本の少女という感じ。
ほかの作品と大きく異なるのは、どん底に叩き落される年齢。
普通は少年もしくは少女の年齢だが、本作は５歳という幼女。
村を逃げ出すのもそれから３年後のため、この年でもまだ幼い。
そのためこの作品では、アイビーを助ける優しい大人の存在が大きい。
もちろん、生まれた村の大人は最悪。
星なしという理由だけでアイビーを殺しにかかるのだから。
その分このあとに出会う、大人達の存在がより大きくなる。
本作の魅力は、特別な能力を持たないアイビーがどのような工夫をしていくか。
成果をあげて喜ぶアイビーがかわいい。
マンガを読んでいたので、アニメを楽しみにしていた作品。
しかしあまりにもイメージが違っていて、かなり戸惑っている。
アニオリが多いのに、マンガの内容は大幅にカットしている。
ただアニメは作画もよく、作品としては楽しんで見ている。
アニメはマンガと比較せず、単独の作品として楽しむのが好ましい。
アニメとマンガの違い
ここではアニメ１話(マンガ１巻途中)のみを調べていきます。
初めの大きな点として、マンガで「フェミシア」という名前は存在しない。
原作小説は分からないが、「フェミシア」という名前はアニオリかもしれない。
またアニメでは前世の記憶に対して、独り言を多く言っている。
しかしマンガではあまりなく、ほとんどがアニオリ。
マンガでは５歳で星なしが分かったところから始まるが、アニメではいきなり村から逃げるところから始まる。
アニメでは、３話に村から逃げるところまでが描かれている。
アニメ１話で村から逃げる時、アイビーはゴミ捨て場でいきなり地図を見つける。
マンガでは次の村についたあとに見つけている。
アニメ１話でアイビーが話す次の台詞はアニオリ。
「いらない子が、いらなくなったゴミを頼りに生きる。なんて皮肉が効いてるんだろう」
アイビー(フェミシア)に対して、村長が賞金を懸けているのはアニオリ。
アニメ１話、アイビーが沼地でスライムに追いかけられるシーンはアニオリ。
アニメ１話、アイビーが川で水浴びするシーンはアニオリ。
アニメ１話、アイビーが髪を切り、男の子として生きることを決めるのはアニオリ。
アニメ１話、フェミシアという名前を捨て、アイビーと名乗ることを決めるのはアニオリ。
マンガでは、もともと名前はアイビーと思われる。
アニメ１話、アイビーは次の村につく前にソラと遭遇している。
マンガでは、次の村についたあとに遭遇している。
アニメ１話、アイビーは１日経過したあとにソラをテイムしている。
しかしマンガでは、すぐテイムしている。
初めはアニメ３話(マンガ１巻)分を調べようと思ったが、あまりにも違いが多すぎて断念。
アニメ１話の段階でも、書いていない細かい違いは多数ある。
興味のある人は調べてみると面白い？
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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