「外科医エリーゼ」の感想・紹介(アニメとマンガの違いなど)

「外科医エリーゼ」の感想を、アニメとマンガの違いなどを含めて紹介していきます。

外科医エリーゼ

作品の経緯

原作は韓国のウェブ小説。
2018年に「ピッコマ」で連載が開始され、2019年に単行本が発行。
2024年にはアニメ化もされている。

 

作品の内容

ブリチア帝国クロレンス侯爵家の長女エリーゼ・ド・クロレンス。
皇后となるも悪行の末、火あぶりの刑で命を落とす。

 

しかし目覚めたエリーゼは、日本人・高本葵として生まれ変わる。
前世を悔いた葵は、人を救う医師として生きることを決める。

 

のちに若くして天才と呼ばれるほどの外科医となるが、乗っていた飛行機が墜落し、再び命を落としてしまう。

 

再び悔いの残る死を迎えた葵だが、次に目覚めたのはエリーゼの姿。
火あぶりで処刑される10年前にタイムリープしていた。

 

1度目の人生の記憶と2度目の人生の医療技術を頼りに、エリーゼは人々を助けるために行動を開始する。

 

作品の感想

作品のジャンルとしては、悪役令嬢、異世界転生、タイムリープなどもりだくさん。

 

系統としては、少女マンガ。
ヒロインに対し、イケメン多数。

 

「聖女の魔力は万能です」などが好みなら、本作も面白く感じるだろう。
主人公の声優が同じ石川由依さんのため、アニメだとより顕著になる。

 

主人公に魔法などのチート能力はない。
ただ現代医学の知識と外科医として天才的なため、チートみたいなもの。

 

さらに1度目の人生の記憶があるため、周りが見落としている提案をする。
結果、周りが勝手に天才として持ち上げ続ける展開が続く。

 

原作3巻までしか読んでいないが、結構面白い。
ただアニメの作画には少し不安も残る。

 

本作の性質上、どうしても医療シーンは重要。
そのあたりをどのように描いていくか、ちょっと気になるところだ。

 

アニメとマンガの違い

ここではアニメ2話(マンガ1巻途中)のみを調べていきます。

 

細かい違いは多数あるが、アニメ1話はアニオリ部が非常に多い。
全てあげるときりがないので、大きなところを中心にピックアップする。

 

マンガではいきなり飛行機に緊急事態が発生している。
対してアニメは少し葵の機内での様子が描かれている。

 

マンガでは日本での手術の状況が描かれたあと、すぐに元の世界に生まれ変わる。
対してアニメでは葵の過去と現在の日常が描かれていく。

 

アニメでのみ飛行機が墜落したあとも葵は生き残る。
しかし乗客の治療を行ったのち、自身も墜落によって受けた負傷により命を落とす。

 

再び目覚めたエリーゼに部屋にいる、ペットのフクロウ。
これはアニメのみで、マンガには存在しない。

 

目覚めたエリーゼが家族に向かって話す言葉。
「大好きです」のあとの「愛しています」はアニオリ。

 

メイドのマリがお茶のポットを割って指にケガをするシーン。
エリーゼが手当する描写も含めて全てアニオリ。

 

マンガでは皇帝と会う時のドレス選びに苦戦しているが、アニメではカットされている。

 

エリーゼはお茶を入れるのが上手く、皇帝にも喜ばれている。
しかしこれはマンガのみで、アニメではカットされている。

 

戦争相手だが、マンガではフランソエン共和国。
アニメではフレスガード共和国になっている。

 

皇帝とのお茶会の時、アニメでは親衛隊のような人物がいる。
マンガでは存在していない。

 

アニメとマンガでは遠征先の地形の名称が変更されている。
マンガではクリミア半島、ウクラ山脈
アニメではクセフ半島、ウバキ山脈

 

マンガではエリーゼが皇帝に助言した時、風土病の危険も伝えている。
しかしアニメではカットされている。

 

皇帝とのお茶会のあと、リンデンはエリーゼに対し医者になることについて問いかける。
対してエリーゼが語るセリフはアニオリ。

 

「私はこの人生が終わるその時まで、可能な限りの命を救いたいのです」

 

そのあとにリンデンが照れるシーン、エリーゼの髪に付いた花びらを取るシーンもアニオリ。

 

作画で特に気になったのは、エリーゼの目元。
マンガでも1巻の最初と2巻の後半では随分変わっている。

 

アニメはマンガ2巻以降の丸っこい目になっている。

 

本作の面白さはエリーゼが病院で働きだしてからなので、アニメのこれからに期待したい。

 

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