「陰の実力者になりたくて!」の名言・台詞まとめ

アニメ「陰の実力者になりたくて!」の名言・台詞をまとめていきます。

 

陰の実力者になりたくて!

1話

「俺か? 俺はただの、スタイリッシュ暴漢スレイヤーだ」(影野ミノル)

 

「なるほど、ちょうどいい」
「軍人とは一度戦ってみたかった」(影野)

 

「バールはいいぞ、元軍人」
「頑丈で壊れない」(影野)

 

「持ち運びもしやすいし、職質されても言い訳できるかもしれない」
「そして何より、トンファーのように使うことが出来る」(影野)

 

「道理だな」
「今の俺では、元軍人1人に手こずる」(影野)

 

「これが現実だ」
「だったら少し本気を出すか」(影野)

 

「俺はバールに可能性を見出した」(影野)

 

「まるでトンファーのような形状、その重量、頑丈さ、携帯性」
「全てにおいてポテンシャルが高かった」(影野)

 

「そこで、俺のたどり着いた結論は…」
「バールはトンファーとして使うより…普通に殴った方が、強い」(影野)

 

「これがバールのポテンシャル、L字の方で殴るのがコツだ」
「衝撃が集約されるからな」(影野)

 

「ダメだ。元軍人にこの程度じゃ、たどり着けない…」
「陰の実力者に」(影野)

 

「キッカケがなんだったかは覚えていない」
「ただ物心ついた頃には、もう憧れていた」(影野)

 

「誰もが子供の頃にヒーローに憧れるように、そうなりたいと思った」(影野)

 

「空から核ミサイルが落ちてきたら、どれだけ肉体を鍛え、精神を鍛え、技を磨いても」
「核が落ちてきたら、蒸発するしかない」(影野)

 

「それが人間だ」(影野)

 

 

「限界を越えなければならない」
「僕の憧れる存在は、核でも蒸発しないのだ」(影野)

 

「妥協は許されない!」(シド・カゲノー 、通称:シャドウ)

 

「今度こそ、たどり着いてみせる」
「そのためなら全てを捨てられる」(シド)

 

「いや、捨ててみせよう」
「それでなれるのなら、それでもなりたいのだから」(シド)

 

「主人公でもなく、ラスボスでもなく、物語に陰ながら介入し、実力を見せつけていく存在」
「陰の実力者に!」(シド)

 

2話

「何がどうしてこうなったか?」
「まあそんなのは些細なことだ」(シド)

 

「何しろ、周囲は魔力で満ちていた」
「僕は、前世では夢物語だった、魔力という圧倒的な力を手に入れた」(シド)

 

「それが全てだ」
「この力さえあれば…」(シド)

 

「そうそう、転生したのは片田舎の貴族、カゲノー男爵家」
「魔剣士と呼ばれる、魔力で体を強化して戦う騎士を代々排出する家系だ」(シド)

 

「僕はこの家の期待の跡取り…ではなく、才能豊かな姉の陰に隠れた」
「ごくごく平凡な魔剣士見習いのモブAとして育っていった」(シド)

 

「でもその裏では…」(シド)

 

「仕方ない。あとは、君で試すとしようか」
「頑張れば2分ぐらい長生き出来るから…頑張ってね」(シド)

 

「おっと、どうしようかな?」
「あっ、いいこと思いついた」(シド)

 

「刮目せよ、ここが陰の実力者の初舞台っと」(シド)

 

「目が覚めたか?」
「君を蝕んでいた呪いはもう解けた」
「もはや君は自由だ」(シド)

 

「ディアボロス教団…魔神ディアボロスの復活を目論む者達だ」
「奴等は決して表舞台には出てこない」(シド)

 

「我が使命は、その野望を陰ながら阻止すること…かな」(シド)

 

「そう、我が名はスタイリ…いや、我が名はシャドウ」
「陰に潜み、陰を狩る者」(シド)

 

「困難な道程になるだろう、だが成し遂げなければならない」
「英雄の子よ、我と共に歩む覚悟はあるか?」(シド)

 

「病…いえ、呪いに侵されたあの日、私は全てを失いました」
「醜く腐り落ちるしかなかった私を、救ってくれたのはあなたです」(アルファ)

 

「だから…あなたがそれを望むなら、私はこの命を懸けましょう」
「そして罪人には死の制裁を」(アルファ)

 

「じゃあ、えっとそうだな、僕等の組織は…シャドウガーデン」
「そして君はアルファと名乗れ」(シド)

 

「やれやれ…モブの演技も一苦労だ」
「でも来るべき日のために、完璧なモブAを演じきらなければ」(シド)

 

「教わったのは弟によ」
「戦えば必ず私が勝つわ」(クレア・カゲノー)

 

「だけど私はいつも弟の剣から学んでいる」
「なのにあの子は私からは何も学ばない」(クレア)

 

「だから毎日いじめてる」(クレア)

 

「殺しはしない」
「知っていることを全て話してもらうまではね」(アルファ)

 

「魔力だけならアルファ以上」
「でも残念ながら全く扱えてない」

「それにそう…踏み込みが甘い」(シド)

 

「戦い方に美学の欠片もない」
「教えてあげよう、正しい魔力の使い方ってやつをさ」(シド)

 

「(世界の闇は深い?) ならば潜ろう、どこまでも」(シド)

 

「醜いな」
「遊びは終わりだ」(シド)

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3話

「彼女達は世界に散っていった」
「僕は察してしまった、彼女達は大人になったのだ」(シド)

 

「教団なんて存在しないし」
「もうこんな茶番には付き合いきれないから自由にさせてもらいます…」(シド)

 

「つまりはそういうこと」
まあ仕方ないよね、前世でもそうだった」(シド)

 

「みんな成長するにつれ、ヒーローのことを忘れていったし」
「あの頃も僕は、独りで孤独な戦いに挑んでいた」(シド)

 

「何も変わらない」
「たとえ世界に唯1人残されようと…僕は陰の実力者を目指すだけだ」(シド)

 

「(学園に)入学して7ヶ月、僕は順調にモブ生徒として馴染んでいた」(シド)

 

「刮目せよ、そして知るがいい」
「世界で一番モブっぽい告白の全てを」(シド)

 

「いい剣ね」
「でも嫌いな剣、自分を見ているようだわ…」(アレクシア・ミドガル)

 

「なるほど。状況は理解したけど…」
「とりあえず今は空気になって、主役級のイベントを乗り切ろう」(シド)

 

「へぇ…僕が金になびく男に見えるとでも?」(シド)
「見えるわ!」(アレクシア)
「ふん…その通りだ」(シド)

 

「(判断は)欠点よ」
「だから…欠点ばかりでロクに美点のない平凡なあなたのことは嫌いじゃないわ」(アレクシア)

 

「欠点のない人間なんていないわ」
「もしいたとすれば、それは大嘘つきか頭がおかしいのかどちらかよ」(アレクシア)

 

「私は、ずっとアイリス姉様に追いつきたいと思っていた」
「でも最初から、何もかも持っているものが違った」(アレクシア)

 

「だから私なりに考えて強くなろうとした」
「その結果、私の剣がなんて呼ばれてるか知ってるでしょ?」(アレクシア)
「凡人の剣」(シド)

 

「僕は適当な人間でね」
「もし世界の裏側で不幸な事件が起きて、100万人死んでも、割とどうでもいい」(シド)

 

「けど、どうでもよくないこともある」(シド)

 

「ほかの人にとってはくだらないことかもしれないけど」
「それは人生において、何より大切なものなんだ」(シド)

 

「だから…僕は君の剣が好きだよ」(シド)

 

「(意味?) 何も。ただあるとすれば、自分が好きなものを他人に否定されると腹が立つ」
「そんな気持ち」(シド)

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4話

「こいつら…なんてモブっぽい尋問するんだ!」
「このモブ度の高さ、僕も遅れをとるわけにはいかない」(シド)

 

「傷はすぐに治るけど、それをやっちゃあモブとは言えないしね」(シド)

 

「教団の調査は更に進めているわ」
「当然、私達の組織力の強化も」(アルファ)

 

「まだ教団には及ばないけど、着々と成長しているのよ」(アルファ)

 

「みんな普段は自由に暮らしてるんだろうけど」
「こうしてたまに設定に付き合いに来てくれる」(シド)

 

「ありがたいことだ」(シド)

 

「分かっているわ、あなたが何か大きなものを抱えているってことくらい…」
「でももう少し私達を信頼して」(アルファ)

 

「ところで…あなたを尋問していたあの2人だけど」
「先に消しておいていいかしら?」(アルファ)

 

「盗賊狩りをしたのも、はいつくばって金貨を拾ったりしたのも」
「全てはこの、陰の実力者コレクションを充実させるため」(シド)

 

「時は来た。今宵は陰の世界」(シド)
「陰の世界…月の隠れた今宵は、まさに我等にふさわしい世界ですね」(ベータ)

 

「アルファ様の命により、動員可能な者は全て王都に集結させました」
「その数114人」(ベータ)

 

「114人?」(シド)
「も…申し訳ありません。今動員できるのはこれが最大…」(ベータ)

 

「エキストラでも雇ったのか?」(シド)
「えっ?」(ベータ)

 

「デルタには悪いが…プレリュードは僕が奏でよう」
「今宵、世界は我等を知る」(シド)

 

「心配することはない」
「夜が明ければ全て…終わっているのだから」(シド)

 

「やめておけば? 嫌な予感がするもの」
「だから言ったのに」(アレクシア)

 

「悪運強いわね、我ながら…そうでもないか」
「まっ、最悪よりはマシよね」(アレクシア)

 

「よかった…私あなたのこと頭おかしいんじゃないかってずっと思ってたの」
「やっぱりおかしかったのね」(アレクシア)

 

「我が名はシャドウ」
「陰に潜み、陰を狩る者」(シド)

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5話

「(主力?) それで…教団の主力はどこにいるんだ?」(シド)

 

「これでも再生しますか?」
「それなら…再生できなくなるまで斬り刻むだけです!」(アイリス・ミドガル)

 

「それは苦しめるだけだと…なぜ分からない?」(アルファ)

 

「かわいそうに…痛いでしょ?」
「もう苦しむことはない、悲しむことはない」(アルファ)

 

「観客は観客らしく、舞台を眺めてるだけで満足していなさい」
「我等、シャドウガーデンの邪魔をするな」(アルファ)

 

「我等はシャドウガーデン。陰に潜み、陰を狩る者」
「我等はただそれだけのためにある」(シド)

 

「(最強?) 醜いな」(シド)

 

「その程度で最強を語るな」
「それは最強への冒涜だ」(シド)

 

「借り物の力で最強に至る道は…ない!」(シド)

 

「かつて、核に挑んだ男がいた」
「男は肉体を鍛え、精神を鍛え、技を鍛えた」(シド)

 

「だが…それでも届かぬ高みがあった」
「しかし、僕は諦めるわけにはいかなかった」(シド)

 

「だから修行を重ねた果て…1つ、答えにたどり着いた」
「核で蒸発しないためには…自分が核になればいい」(シド)

 

「真の最強を、その身に刻め」
「これぞ我が最強」(シド)

 

「アイ、アム…アトミック」(シド)

 

「その…話しておきたいことがあって」
「前に、私の剣が好きって言ってくれたでしょ?」(アレクシア)

 

「遅くなったけど…ありがとう」(アレクシア)

 

「その…これまで私達、付き合ってるフリしてきたわけだけど…」
「今回の事件で、ゼノンが死んでくれたわけだから…」(アレクシア)

 

もし、あなたさえよければ…」
「もう少しだけ、この関係を続けてみないかなって?」(アレクシア)

「お断りだ!」(シド)

 

「奴等も十分に思い知ったことでしょう」
「自分達が狩られるための獲物でしかないことを」(ガンマ)

 

「いずれ、敵の全てがあの光に消える、その日が…」(アルファ)

6話

「私は知りたいのです」
「彼等(ディアボロス教団)の目的、その正体を」(アレクシア)

 

「主様よりお聞きした叡智のほんの一部を」
「微力ながら(百貨店風に)再現させて致しました」(ガンマ)

 

「そういえば昔、前世のことを陰の叡智とか言って適当に話した気がするな」(シド)

 

「頭脳か…これが頭脳の差か…」(シド)

 

「ただこのガンマ、頭はいい」
「七陰1と言っていいくらいだけど…」

「運動能力は最悪だ」(シド)

 

「いい! いいぞ、これ! まさに王! 陰の実力者になった気分だ!」
「ガンマもよくこんな金のかかったセットを!」(シド)

 

「僕の知識を元ネタに、僕をのけものにしてガッポリと!?」(シド)

 

「いや、こんな大きなセットを用意してくれたんだ」
「それで十分…」(シド)

 

「いやでもこんなに儲けてるなら…いや!」(シド)

 

「シャドウガーデンの名を語る愚者よ」
「その罪、命で償うがいい」(シド)

 

「まさか、逃げ切れるとでも思っていたのか?」(シド)

 

7話

「いかなる状況でも、即座に最適解を導き出す」
「いえ、最初から答えを手にしている」(ニュー)

 

「これが…陰の叡智」(ニュー)

 

「学園生活。本当なら私も…」
「でも…本当のこと知らないまま生きるよりは、今の方がいい」(ニュー)

 

「この幸運に感謝しないとな」
「相手は実力最強にして人気最高、僕の名前など誰1人呼んでいない」(シド)

 

「今こそ…厳しい修行の果てに極めた、48の奥義を見せる時!」
「これぞ、モブ式奥義”キリモミ回転受け身・ブラッディートルネード”」(シド)

 

「絶対王者に1回戦で無様に負ける役」
「まさに、パーフェクトなモブだ」(シド)

 

「試合は私の勝ち…でも、心の戦いは完敗だった」(ローズ・オリアナ)

 

「僕はモブになるために、関わってはいけない主要人物はチェックしている」(シド)

 

「いや僕モブなんでネームドと仲良くするのはちょっと…って、言える状況じゃないなあ」
「とりあえずケガってことで、何日か休んで距離を取るか」(シド)

 

「5日ぶりの登校は、なぜかクラスのみんなが僕に優しくなったような気がしたけど…」
「多分気のせいだろう」(シド)

 

「世の中変化なし、これぞモブの本懐だ」(シド)

8話

「やりやがった…こいつらマジでやりやがった!」
「世界中の少年が夢見たあれを、僕等の青春妄想の1ページを飾ったあれを…」(シド)

 

「学園がテロリストに襲撃されるというあれを!」
「本っ当にやりやがったぁ!」(シド)

 

「僕の前には、無限の可能性が広がっている!」
「どうする? どう動く?」(シド)

 

「魔力封じ! 犯人からの一方的な暴力」
「ここまで見事なテンプレ展開なら…」(シド)

 

「彼女が殺されるなんて…ここまできて、そんなことあってはならない!」
「テロリストにクラスで最初に殺されるのは…いつだって、モブの役目なんだ!」(シド)

 

「完璧だ!」(シド)

 

「そう、だったのですね…シド君、あなたは…私を守ってくれた…」
「命を懸けるほど愛してくれた…」(ローズ)

 

「成功したな」
「モブ式奥義、10分間のハートブレイク」(シド)

 

「魔力で血流を操作して、心停止している間も脳の血流を正常に保つ」
「一歩間違えれば、そのままあの世行きというハイリスクな奥義だけど…」(シド)

 

「モブとしては、命を懸けてもやらねばならない時がある」(シド)

 

「相変わらず魔力が阻害されてるけど…まぁ、細く加工すれば問題ないか」
「せっかくの仕掛けを完全に無視するのも、無粋だものね」(シド)

 

「さて…行くか!」(シド)

 

「人質は大講堂にひとまとめ」
「うん、定石通りだ。警備は全滅」(シド)

 

「応援の騎士団が駆けつけているものの、魔力が阻害されて突入をためらっている」
「この展開もテンプレで悪くないぞお」(シド)

 

「更に、隠れている生徒がいないか探し回っているテロリスト達」
「感動的な光景だあ」(シド)

 

「そして僕、屋上から意味深に見下ろす陰の実力者」
「素晴らしい…やりたいことリストをまた1つ達成した」(シド)

 

「しかしだ、あいつらテンプレを守るだけじゃなくて、なかなか創意工夫があるのに…」
「美的センスに欠ける!」(シド)

 

「TPOを無視して、真っ昼間からあんな黒ずくめで」
「あれじゃ勘違いのクソダサファッションになってしまうじゃないか!」(シド)

 

「黒いロングコートを着るなら夜」
「そうに決まってるだろ!」(シド)

 

「シェリーちゃん。気をつけてるつもりだろうけど、バレバレだから」
「(処理終了) ミッション・コンプリート」(シド)

 

「僕のモブ直感が、メインシナリオの進行を告げている」
「シナリオがクライマックスに近づいたところで、さっそうと現れる陰の実力者」(シド)

 

「いいね!」(シド)

 

「屋上から華麗に飛び降りる僕」
「やりたいことリスト、もう1つ達成!」(シド)

 

「やっぱり彼女が今回のメインキャラだな」
「でも彼女だけじゃシナリオ攻略は不可能だろ?」(シド)

 

「こういう場合は相棒キャラとかいるはずなんだけど…その気配もなし」
「ひどい欠陥シナリオだ」(シド)

9話

「(本棚に隠し通路) こういう仕掛け大好き!」(シド)

 

「お父様は、本当の家族のように愛を注いでくれました」
「お母様の残した研究の支援まで」(シェリー・バーネット)

 

「だから、今度は私が…」(シェリー)

 

「僕はほんの少し力を貸しただけさ」
「もう僕に手伝えることはない」(シド)

 

「あとは君の手で世界を救ってくれ」(シド)

 

「魔力は解放された」
「反撃の時だ!」(ローズ)

 

「くっ…ここまでか」
「いや、たとえ私が倒れたとしても、皆が後に続く」(ローズ)

 

「私が…彼の思いを受け継いだように!」(ローズ)

 

「見事だ」
「美しき剣を振るう者よ」(シド)

 

「(講堂は)自分のテリトリーでしょうに、大胆だこと」
「あらまあ、大惨事」(ガンマ)

 

「(怒ったか?) どうでしょうね」
「僕は自分にとって大切なものと、そうでないものを明確に分けてるので」(シド)

 

「皆生きるにつれて、大切なものを増やしていきます」(シド)

 

「友達が出来て、恋人が出来て、仕事が出来て…でも僕はそいでいった」
「そして、その先に…どうしても捨てられないものが残った」(シド)

 

「だからそれ以外どうなっても、割とどうでもいいんです」(シド)

 

「やはりこの程度か」(シド)

 

「滑稽だな」
「それしきのことで終わると思っているお前は滑稽だ」(シド)

 

「元より我等は正義の道を行く者ではなく、しかし悪の道を行く者でもない」
「我等はただ、我等の道を行く者」(シド)

 

「もし貴様に出来るなら、世界中の罪を持ってくるがいい」
「その全てを引き受けよう」(シド)

 

「だが何も変わらぬ」
「それでも僕は…我等は我等のなすべきことをなす」(シド)

 

「(シェリー) お前は何も知らなくていい」(シド)

 

「王国の怨敵シャドウ」
「無差別殺人、監禁、放火、強盗」
「なんて悪い人なのかしら」(アルファ)

 

「私は正義の立場にあると思っていた」
「だけど彼はそうじゃなかった」(アルファ)

 

「彼の覚悟に我々も応えなくてはならない」(アルファ)

 

「今日は報告があって」
「私、留学することに決めたんです、ラワガスまで」(シェリー)

 

「やらなきゃいけないことが出来たんです」
「今の知識じゃ足りないから」(シェリー)

 

「それに…ここにいる理由もなくなりましたので」(シェリー)

 

「(やらなきゃいけないことは…) 秘密です」(シェリー)

 

「私は、必ず…」(シェリー)

10話

「過去を清算する時が来たか」
「そこは、いにしえの記憶と魔人の怨念が眠る墓場」

「聖地リンドブルム」(シド)

 

「今日も私は…美しい!」
「完璧。主様と出会って、私は2つの運命にあらがう力を得た」(イプシロン)

 

「これ(スライムボディスーツ)こそが運命を変える力」
「自在に姿を変えることで、そう…敗北の運命を勝利に変えることすら可能だ」(シド)

 

「運命を変え、世界の陰に潜む真実を自分の手でつかむのだ」(シド)

 

「主様、私は必ず勝利してみせます」
「天然に!」(イプシロン)

 

「ダメね、これじゃ少しだけ脚色が過ぎるわ」
「だからってあんな安っぽい女をヒロインに出来るか~!」(ベータ)

 

「姉様。私…お尻の形には自信があるのです」(アレクシア)

 

「姉様。私はもう聞く必要のない言葉には流されません」
「私というちっぽけな人間を認めてくれる人の言葉を大切にしたいんです」(アレクシア)

 

「よかった…本当によかった」
「きっとあなたのたゆまない努力と思いが奇跡を生んだのです」(ローズ)

 

「あなたの思いは確かに受け止めました」
「あなたに救われたこの命…ならば私は、この心を捧げます」(ローズ)

 

「愛とか幸せとか未来とか、典型的なアレだ」
「宗教の勧誘だな、うん。ちょっと距離を置こう」(シド)

 

「順調に名を広げております」
「全ては主様の英知のおかげ」(ベータ)

 

「ガンマに続きこいつもか」
「文学が好きだというベータに、僕は前世の物語をいくつか教えた」(シド)

 

「”これをベースにかっこいい話でも考えてよ”くらいのノリで教えたのに」
「まさか丸パクリとは…」(シド)

 

「ベータ君、君には失望したよ」(シド)

 

「我々は真実が知りたい」
「英雄オリヴィエ、あなたは聖域と呼ばれる地で何をなしたの?」(アルファ)

 

「歴史の闇をひもとくほど、真実と嘘が混じり合う」(アルファ)

 

「大司教ドレイク、あなたは何を隠していたの?」
「もし口を利けたなら、答えてほしかった」(アルファ)

 

「あなたは誰に殺されたの?」
「あなたほどの地位にいならが、切り捨てられたというの?」(アルファ)

 

「我等は明日、”扉”が開く時を待つ」(アルファ)

 

「混沌の到来を告げる鐘の音が響く」
「それを高いところから見下ろす僕」(シド)

 

「うん、いいじゃない」(シド)

 

「その選択を我は許そう」
「だが、結末は変わらないぞ」(シド)

 

「アルファの手紙…いや、例の…そう、例の計画はどうなった?」(シド)

 

「(計画を第2に変更?) いいだろう、だが分かっているな?」
「僕は僕で動く、抜かるなよ」(シド)

 

「イプシロンのプライドの高さは、彼女の盛ったスライムの量を見れば分かる」(シド)

 

11話

「僕は好き嫌いが少ない方だ」
「大抵のものがどうでもいい」(シド)

 

「ただそれでも、好き嫌いは出てくる」(シド)

 

「別に大切でもないのに好きなものは好きだし、嫌いなものは嫌いだ」(シド)

 

「僕はそれらを”どうでもいい好きなもの”、”どうでもいい嫌いなもの”と分別している」
「どうでもいい好きなものの1つ、それが温泉だ」(シド)

 

「ケガはもういいの?」
「(治った?) そう。ついカッとなって斬り刻んじゃったけど…生きててよかったわ」(アレクシア)

 

「ああ、部外者にはこれ以上話せないわ」
「知りたければ、”紅の騎士団”に入りなさい」(アレクシア)
「やめとく」(シド)

 

「卒業したら入りなさい」
「入団届けは代筆しておくわ」
「強情ね」(アレクシア)

 

「(混浴だから)なめ回すように見られるんじゃないかと予想したんだけど」
「外れたわね」(アレクシア)

 

「温泉では、あまり人を見ないようにしてるんだ」
「お互いに気持ちよく入るためにね」(シド)

 

「それがエクスカリバーですって?」
「ミミズの間違いじゃないの?」(アレクシア)

 

「物事を見かけだけで判断してはいけない」
「君がミミズだと思ったものは、まだ鞘に入っているだけかもしれないんだから」(シド)

 

「鞘から抜かれし聖剣は、輝く刃を解き放ち…混沌の園へ旅立つだろう」(シド)

 

「露骨に怪しいハゲがいるっていうのに、ホント気に入らないわ」(アレクシア)

 

「気に入らない…アレクシア・ミドガル」
「この女は”シャドウ様戦記 完全版”にふさわしくない」(ベータ)

 

「王女で学友という立場を利用して、シャドウ様に近づく害虫」
「能力も美しさもシャドウ様への思いも全てが不足しているというのに」(ベータ)

 

「そういう役割は、銀髪で青目で泣きぼくろのかわいいエルフこそがふさわしいのよ」(ベータ)

 

「こういう奴に限って、裏側はドス黒いに決まってる」
「もちろん、こんな安っぽい女にシャドウ様が引っかかるわけない」(ベータ)

 

「何かこのイベント(女神の試練)で、陰の実力者っぽいこと出来ないかなあ」(シド)

 

「こんな大きなイベントで何もせず、モブに甘んじるのも…」(シド)

 

「こう、さっそうと現れて…実力を見せつけて…」
「”あいつは一体何者なんだ”ってなるやつとか」(シド)

 

「飛び入り参加が認められていればなあ」
「強引に乱入するパターンもいいけど」(シド)

 

「そういうおいしいのは、もっと重要なシーンに取っておきたい気もするし…」(シド)

 

「あとこれ、1人につき1戦ずつしか戦えないのがなあ」(シド)

 

「やっぱり陰の実力者的には」
「トーナメント戦でノーマークの弱そうな奴のフリをして勝ち進む…」
「のとかをやりたいんだけど…」(シド)

 

「仕方ない。今回は観客モブに甘んじるか」(シド)

 

「茨の道を越えた先には、2人の幸せが待っている」(ローズ)

 

「選択肢3、うやむやにする」
「どんな修羅場も、爆弾が爆発すればうやむやになるって寸法よ!」(シド)

 

「聖域に眠りし古代の記憶を…今宵、我等が解き放つ」(シド)

 

「なんだか凄いことになっちゃったな」(シド)

 

「災厄の魔女・アウロラ。かつて世界に混乱と破壊を招いた女」
「作家のたしなみです」(ベータ)

 

「とはいえ、アウロラは災厄の魔女と伝わっていますが」
「実際に彼女がどんな混乱をもたらし、破壊を行ったかは、記録が残されていないんです」(ベータ)

 

「司教様。よろしければ災厄の魔女のことを教えて下さいな」(ベータ)

 

「女神の試練がシャドウにふさわしい相手として、あのアウロラって女を呼んだのなら」
「シャドウの力は、世界を破壊した存在に届くということ」(アレクシア)

 

「そう簡単に終わるとは思えない」(アレクシア)

 

「僕等は同じ感覚を共有している」(シド)

 

「戦いとは対話だ」
「剣先のブレ、視線の動き、足の運び、全てに相手の意思がある」(シド)

 

「それを読み切り、互いによりよい解答を重ね合う」
「それこそが戦いだ」(シド)

 

「嬉しいよ、ヴァイオレットの瞳の君」
「いや、親愛を込めて”ヴァイオレットさん”と呼ぼう」(シド)

 

「僕は久しく対話らしい対話が出来ずにいた」
「だからヴァイオレットさん、あなたと話せて嬉しいんだ」(シド)

 

「だからこそ分かる」
「残念だよ…全力の君と戦いたかった」(シド)

 

「聖域が彼に応えた」
「シャドウ、あなたはやはり…」(アルファ)

 

12話

「悪いけど…扉が閉まるまでの間いい子にしていてね、お嬢様方」(アルファ)

 

「あなた方には扉が閉まるまでの間、大人しくしていてほしいだけ」
「ただし、そのハゲには一緒に来てもらうがな」(イプシロン)

 

「何をするかではなく、何があるかだ」(イプシロン)

 

「(ナツメ先生) 見捨てるのもありよね」(アレクシア)
「(ベータ) うさんくさ。分かるわ、その気持ち」(イプシロン)

 

「天然に、勝利するために!」
「こんなところで、バレてたまるか!」(イプシロン)

 

「見たか? 何か、見たか?」(イプシロン)

 

「好きにしなさい」
「もしかしたらあなた達は知るべきかもしれない」(アルファ)

 

「私が知りたいのはディアボロス教団のことよ」(アルファ)

 

「答えられないのは分かってるわ」
「だから直接見に来たの」(アルファ)

 

「最初から全てを、歴史の闇に葬られた真実を探しに」(アルファ)

 

「英雄オリヴィエの像」
「我々はおおよそのことは理解している」
「歴史の真実も、教団の真の目的も」(アルファ)

 

「そしてなぜこの英雄が…私と同じ顔をしているのか」(アルファ)

 

「我等は悪魔憑きの真実は知っている」
「今の秩序を維持したい教団にとっては、さぞかし邪魔でしょうね」(アルファ)

 

「教団の目的が単なる魔神の復活ではないことも察している」
「しかし、まだ確信はない」(アルファ)

 

「だからみんなで直接見に行きましょうか」(アルファ)

 

「かつてここで大きな戦いがあり、幾多の命が散った」(アルファ)

 

「魔神と戦士達の魔力が渦巻き、その魔力の渦に行き場をなくした記憶が封じ込められた」
「ここは、いにしえの記憶と魔神の怨念が眠る墓場」(アルファ)

 

「さあ、おとぎ話の世界に旅立ちましょう」(アルファ)

 

「待ちなさい」
「今あなたの目の前にいる美女は、どんな格好をしているでしょう」
「とりあえず、助けてみませんか?」(アウロラ)

 

「さて、私達の目的は一致しているわ」
「あなたは脱出、私は解放…でしょう?」
「協力していきましょう」(アウロラ)

 

「まあ問題ないよ。壊すのは得意なんだ」(シド)

 

「聖域に閉じ込められた、英雄オリヴィエの記憶よ」(アルファ)

 

「かつてここは、教団によって身寄りのない子供達が集められ、ある実験の被験者になった」
「ほとんどの子供はそれに適応できずに死んだ」(アルファ)

 

「残ったのはほんの僅かな女の子だけ」(アルファ)

 

「先に進みたいなら、この記憶を終わらせればいいの」(アウロラ)

 

「泣いても何も変わらないわ」(アウロラ)

 

「(おとぎ話?) どう思おうと、あなたの自由よ」
「ここで見ている光景も、結局どこまで真実かは分からない」(アルファ)

 

「記憶は時間と共に色あせ、作り替えられる」(アルファ)

 

「ともあれ成長し、ディアボロスの力を得たオリヴィエには」
「1つの任務が与えられた」(アルファ)

 

「(魔神の討伐?) おとぎ話ではそうなっているけれど、彼女に与えられた本当の任務は」
「新たなディアボロス細胞の搾取」(アルファ)

 

「彼女は力を得た後も従順だった」
「きっとその先に人々が平和に暮らせる世界があると信じて」(アルファ)

 

「しかし、教団の目的は違った」(アルファ)

 

「(欠点?) それくらいなら見てて分かったわ」
「過去のこいつには髮がある。でも、今のこいつには…」(アレクシア)

 

「あなた達は”ディアボロスの雫”を、未だ完全なものに出来ていない」
「完成の鍵と見ているのは、封印された魔神の体と英雄の子孫」(アルファ)

 

「そう、私のようなオリヴィエの血を色濃く受け継いだ者」
「そうよね、第11席殿」(アルファ)

 

「デルタ。殺すのは情報全て聞き出した後と言われていたでしょ」(イプシロン)
「ハッ! す…すいません、アルファ様」(デルタ)

 

「でもデルタは、あいつは狩った方がいいと思ったのです」
「この前、山で岩イノシシを…」(デルタ)

 

「黙りなさい」
「それと、いつも言っているでしょ」
「獲物を仕留めたかは、ちゃんと確認しなさい」(アルファ)

 

13話

「獲物が…1、2…たぁくさん!」(デルタ)

 

「絶望的な戦場、それに人知れず介入する陰の実力者…ありだな」(シド)

 

「(聖域にとって) 僕等はウイルスで、アンチウイルスソフトに引っかかった感じか」(シド)

 

「女神の試練と同じようなものでしょう」
「私達に反応し、現れた記憶」(イプシロン)

 

「私達、悪魔憑きに」(イプシロン)

 

「主様と出会えなかった私達…か」(イプシロン)

 

「(胸に)何かあったかしら?」
「何かあったかしら?」(イプシロン)

 

「僕には分かる」
「この(鍵となる)剣は抜けない」(シド)

 

「テンプレは全て網羅しているからね」(シド)

 

「魔術文字の無数にある暗号パターンを」
「テンプレート化して網羅している…そういうことね」(アウロラ)

 

「ねえ、あれって本当にシャドウの仲間なのかしら?」
「戦い方が全然違うわ。私が見たシャドウの剣は究極の技術だった」(アレクシア)

 

「でもあれ、技もへったくれもない、ただの暴力じゃない」
「強いのは分かるけど、あれでいいのかしら」(アレクシア)

 

「あれ(デルタ)が特別、脳筋なだけじゃないでしょうか」(ベータ)

 

「あなたはきっと研究者だったのでしょうね」(アルファ)

 

「コピーがいくら増えても頭脳は1つ」
「増やした体を制御するにはとても足りない」(アルファ)

 

「例え100体いても、まともに動かないのなら、それはただのカカシ」(アルファ)

 

「小物にも不確かな記憶にも興味はないわ」
「我等の目的は力の源を断つことだけ」(アルファ)

 

「聖域の防御がどんなものかも分かった」
「またお邪魔するわ。次はこちらの好きな時に」(アルファ)

 

「(このまま逃がすか?) あら、追って来るのかしら?」(アルファ)

 

「デルタ、行くわよ」
「ハァ…デルタ!」(アルファ)
「ひゃい! ごめんなさいなのです!」(デルタ)

 

「私はついて行きますよ」
「アレクシア様は残られては? こういう薄暗い場所、お似合いですし」(ベータ)

 

「そうね。消えるというより、解放されるといった方が近いけれど」(アウロラ)

 

「ここは永遠に繰り返される記憶の牢獄」
「私には少し、つらすぎるの」(アウロラ)

 

「なら、もう少し待とうか」
「もう少し待ってれば、なんとかなるからね」(シド)

 

「テンプレ的には、そろそろ主人公登場のタイミングだし」(シド)

 

「ああ、ホントだ…(僕は)笑ってるね」(シド)

 

「対話のない戦いは単調だ」
「彼女には心がないんだ。僕の問いに彼女は答えない」(シド)

 

「ねえ。勝手に話、進めないでくれる」
「(僕のため?) 必要ない」(シド)

 

「さっきから聞いてたけど、僕が負けるかのように話をしないでほしいな」
「とても不愉快だ」(シド)

 

「フッ…捕まえた」(シド)

 

14話

「急所さえ守っていれば、人間は意外と頑丈なんだよ」
「腹を貫かれても、動脈と大事な臓器さえ守っていれば死なない」(シド)

 

「それってとっても素敵なことだと思わない?」(シド)

 

「急所さえ守れば、相手の攻撃を避ける手間が省ける」
「腹を貫かれたなら、相手の首をかみ切れる」(シド)

 

「不可避に近い反撃が出来るんだ」(シド)

 

「残念…時間切れだ」(シド)

 

「練った魔力が吸い取られるなら、吸い取られないほど強固に練ればいい」
「少し時間はかかったけど、簡単な話さ」(シド)

 

「さっきより動きが単調だ」
「これじゃあ、ただのカカシ」(シド)

 

「遊びは終わりか」(シド)

 

「いちいち面倒だからさ」
「全部まとめて吹き飛ばしちゃえば…同じだよね」(シド)

 

「アイ・アム…ジ・オールレンジ…アトミック」(シド)

 

「心臓を貫かれても無事なのね」
「(ズラした?) ビックリ人間ね。私よりずっと…」(アウロラ)

 

「ずっと、早く消えてしまいたいと思ってた。全てを忘れたかった」
「でも、忘れたくない記憶が1つだけ出来た」(アウロラ)

 

「たとえ私が消えても、この記憶だけは忘れずにいたい」
「大切な記憶を、ありがとう」(アウロラ)

 

「僕も楽しかったよ、ありがとう」(シド)

 

「あなたがもし、本当の私を見つけたら、私を…」(アウロラ)

 

「ねえ、悔しくない?」
「私達は何も出来なかった」(アレクシア)

 

「力がないのは分かっていたつもりだったわ」
「でもそれだけじゃない」(アレクシア)

 

「誰が正しくて誰が間違っているのか、私は善悪の判断さえ出来ずに」
「ただそこにいるだけの傍観者だった」(アレクシア)

 

「このまま何も知らずにいたら、気づかないうちに大切なものを奪われてしまう…」
「そんな気がする」(アレクシア)

 

「私達は弱く、何も知らない」
「でも3人もいれば出来ることもあるはず」(アレクシア)

 

「具体性の欠片もないですね」
「(情報を)精査できる知能があればよいですが」(ベータ)

 

「これで私達は仲間よ。国も立場も違う」
「腹の中で何考えてるか分からないのもいるけど、私は仲間だと信じる」(アレクシア)

 

「世界の真実を暴く仲間」
「伝説の始まりみたいですね」(ローズ)

 

「勇者と賢者、そして足手まといがそろいましたね」(ベータ)
「足手まといはあなたよね」(アレクシア)

 

「もっともシンプルで、もっとも確実な解決策」
「彼らしいわね」(アルファ)

 

「それを成し遂げられるのが、シャドウ様ですから」(イプシロン)

 

「彼の進む道は、我等の歩む道でもある」(アルファ)

 

「(報告?) 不要よ」
「彼は全てを分かっている」(アルファ)

 

「必ず(力は)必要になるわ」
「ディアボロス教団に対抗するためには、組織の拡張と共に」
「個々の戦力強化も進めないと」(アルファ)

 

「まあ設定上はそうなるかな」(シド)

 

「それに、あの子達も奴等と戦うための力を欲している」(アルファ)

 

「そうか、ならば我が英知の一端を授けるとしよう」
「闇の中で己が意志を貫き通すための力をな」(シド)

 

「子供だけの暮らしだと、護身術くらいは必要だしね」(シド)

 

「心配は無用です」
「奴等がどれほど強力なアーティファクトを有していようと、私の剣は負けない」(アイリス)

 

15話

「ありがとう、モブの諸君」
「おかげで僕がやるべきことを思い出せた」(シド)

 

「人種も国籍も関係ない」
「主催者も参加者も観客も、求めるものは唯1つ」(シド)

 

「絶対的な強さ!」(シド)

 

「最強を求める一体感に満ちたこの祭りの中で、僕のやるべきこと…それは!」(シド)

 

「実力を隠して大会に出場し」
「最初は観客に”おいおい死ぬわ、あいつ”と思われていたのが」(シド)

 

「段々”いや、あいつ強いぞ”ってなり」
「そして最後は”あいつは一体何者なんだ!”ってなる」(シド)

 

「陰の実力者がやりたいことリスト上位にランクインする、あれだ!」
「乗るしかない、このビッグウェーブに!」(シド)

 

「うん。なるほど、(この変装) すごく弱そうだ」(シド)

 

「どうせなら、猫背の方がそれっぽいか」
「なで肩で、声も表情も…無気力な方がいい」(シド)

 

「人を見かけで判断するのはやめておけ」
「(忠告?) 俺には必要ない」(シド)

 

「やっぱりこの姿が正解だ」
「いきなり完璧な、見た目は弱いけど実は陰の実力者ムーブが出来るなんて」(シド)

 

「おっと、典型的なやられ役がエントリー!」
「乗るしかない、このビッグウェーブに!」(シド)

 

「まさにど素人。正直いってこの世界は、武器なしの戦いがまるで発展していない」
「この状況で取るべき選択肢はいくつもある」(シド)

 

「けど僕は、まだ戦うつもりがない」(シド)

 

「俺の拳は、こんな所で振るうほど安くないんで」(シド)

 

「(治療?) 必要ない」
「血の味は久しぶりだな」(シド)

 

「僕は成し遂げた」
「”誰もが侮る雑魚”、”しかし一部の人間は彼の異常さに気づいた?”」(シド)

 

「あのお姉さん、なかなかいいリアクションだった」(シド)

 

「大会の一番盛り上がるところで実力を示すのは」
「まあ普段通り戦えばいいから問題ないけど…」
「予選の対応が侮れないんだよなあ」(シド)

 

「全力を出すわけにはいかないけど、手を抜き過ぎるのもよくない」(シド)

 

「理想としては”一見弱そうだけど、なぜか気になる存在”、そのさじ加減が難しい」
「さらなる吟味が必要だな」(シド)

 

「油断大敵ですよ」(ローズ)

 

「私は、芸術の国の王女として多くの期待を背負い生きてきました」
「ですが、それらの全てを裏切り剣の道に」(ローズ)

 

「でも、私は忘れられなかった」
「あの日見た、美しいもの(剣)を」(ローズ)

 

「誰にも認められなくても、私は自分の理想を捨てられなかった」
「それは今も変わりません」(ローズ)

 

「もしかしたら、そのせいでまた多くの人を裏切るかもしれない」
「でも、今度は子供のワガママではない」(ローズ)

 

「シド君は…何があっても、私のことを信じてくれますか?」(ローズ)
「分かった…いいよ」(シド)

 

「いい反応だ。(勝利は)偶然じゃないかもって顔をしている」
「明日もたっぷり期待に応えないとなあ」(シド)

 

16話

「(ローズ様の件) よく考えて行動すべきだと」(ベータ)
「何それ? つまり私が考えなしのバカだってこと?」(アレクシア)

 

「だからわざとらしいんだよ」(アレクシア)

 

「整理すべき情報を増やしてあげれば、少しは足を止めて考えるでしょう」
「今あの王女様に突っ走られては面倒よ」(ベータ)

 

「あの(ローズ)先輩、恋人なんていたんだ?」(シド)

 

「しかし、婚約者を刺して逃げるなんて、何度聞いてもロックだなあ」
「ヒモ系モブとしては、パトロンが消えるのは痛いんだけど」(シド)

 

「待てよ」
「今、真にやるべきはモブ的振る舞いじゃあない」(シド)

 

「重要っぽいイベントが進行している以上」
「そこでは、陰の実力者としての振る舞いが求められているはず」(シド)

 

「華々しい大会の裏で繰り広げられる暗闘…」
「なるほど、いいじゃないか」(シド)

 

「とはいえ…メインシナリオの進行も欠かせないのが、陰の実力者のつらいところだ」(シド)

 

「分かるよ、寸止めだろ?」
「それならモブらしく…」(シド)

 

「間違えた、ごめん」
「もっと強いかと思った」(ベアトリクス)

 

「(本戦に?) 当然の結果だ」(シド)

 

「(何がおかしい?) よし、来た!」
「俺も1つ忠告しておこう」(シド)

 

「この重りは、俺を封じる鎖」
「遊びは終わりだ」(シド)

 

17話

「ダメだ! こだわりすぎてよく分からないことになってる」
「もっとイメージを研ぎ澄まさないと」(シド)

 

「人と人が付き合う限り、わずらわしさが生まれる」
「人はなぜわずらわしいと感じながら、人を求めるのだろう」(シド)

 

「陰の実力者が月光のもとで奏でるピアノ」
「よくない?」(シド)

 

「単純な強さだけじゃなく、芸術方面でもすごいんだぞアピール」
「かっこいい」(シド)

 

「もちろん、陰の実力者になるための修行が第一だけど」
「ピアノで雰囲気を作ってバトルする演出は捨てがたかった」(シド)

 

「ガンマとベータに続き、こいつ(イプシロン)もか」(シド)

 

「(月光は)主様に教えていただいたあまたの曲の中で、私が一番好きな曲です」(イプシロン)

 

「主様の英知のおかげで、ピアニストとして、作曲家として」
「有力者と関係を築いております」(イプシロン)

 

「パクリで賞取るとか、厚かましいことこの上ないな」(シド)

 

「主様より授かった至高の名曲に恥じない演奏と、仕事をしてまいります」(イプシロン)

 

「今日もイプシロンは、きれいなスタイルだね」(シド)
「ハッ! そそそ…そんな、イプシロンはまだまだです!」(イプシロン)

 

「パクリうんぬんはさておき、彼女は”月光”が好きだと言って僕を喜ばせてくれた」
「なら僕も、彼女が喜ぶ言葉を返さないとね」(シド)

 

「あの、思いつきで人を巻き込むのやめてもらえません」(ベータ)

 

「おもりも仕事よ、ベータ」(ベータ)

 

「あの時私は、どうすべきだったのだろう?」
「何が正しくて、何が最善だったのだろう?」(ローズ)

 

「冷静な判断が出来ていなかった」
「私はただ、怒りと焦りで動いていただけ」(ローズ)

 

「守りたかったから」
「私にとってたった1人の父、たった1つの祖国を」(ローズ)

 

「ドエム達を排除して、お父様を取り戻す」
「そしてあなたと添い遂げる」(ローズ)

 

「そんな都合のいい未来があったなら…」(ローズ)

 

「所詮は悪魔憑き」
「最初から、全て叶わぬ夢だった…」(ローズ)

 

「貴様は何をなす?」(シド)
「みんなを…守りたかった。けれど私は…何も出来なかった」(ローズ)

 

「そこで終わりか?」
「貴様の戦いはそこで終わりか?」(シド)

 

「もし貴様に戦う意志があるのなら、力をくれてやろう」(シド)

 

「(未来は)貴様次第だ」(シド)

 

「私は、オリアナ王国王女として成すべきことがある」
「ローズ・オリアナとして、守りたい思いがある」(ローズ)

 

「そのための力が欲しい!」(ローズ)

 

「あらがえ」
「そして貴様に戦う意志があることを証明しろ」(シド)

 

「忘れるな」
「真の強さとは力ではなく、そのあり方だ」(シド)

 

「シャドウ。彼は闇に差し込む一筋の月光」
「願わくば、私も…」(ローズ)

 

「力を得ました」
「私は私の信じる道を行きます」(ローズ)

 

「私はもう戻れない」
「だから羨ましいの」(ローズ)

 

「私はいろいろなものを失って、これからも失い続ける」
「みんなが私を否定して、悪と罵るでしょう」(ローズ)

 

「ごめんなさい、私は行きます」(ローズ)
「もういい! だったら力ずくで聞かせてもらう!」(アレクシア)

 

「私はもう傍観者じゃない!」(アレクシア)

 

「止めませんよ」
「私には止める資格がありませんので」(ベータ)

 

「でも少し意外でした」
「バカもバカなりに悩んでいるんですね」(ベータ)

 

「私達は、国も組織も信念すら違っていた」
「でも、目指すところは一緒だったかもしれない」(ベータ)

 

「もしかしたら、それほど悪くない組み合わせだったのかもしれませんね」(ベータ)

 

「ご武運を祈ります」
「私達の道は、そう遠くないうちに交わるでしょう」(ベータ)

 

「これが、あなたの選択なのですか?」
「シャドウ様」(ベータ)

 

「闇の中に響くメロディー。歌うように紡がれる陰の実力者の言葉」
「うん、なかなか上手く出来たんじゃないか?」(シド)

 

「やっぱりピアノは舞台装置としても優秀だな」(シド)

 

18話

「人間がどれくらい呼吸を止めていられるか、試してみましょうか?」(クレア)

 

「長生きしたければ、この姉をないがしろにしないことね」(クレア)

 

「おあいにくさま、憐れみはいらないわ」
「だって…私はもう、自分を憐れんだりしないから」(アレクシア)

 

「こんな所でネームドに頭下げられるとか」
「モブとして非常にマズいんですが…」(シド)

 

「(押し付け?) いいのです」
「もとより優勝するつもりですから」(アイリス)

 

「王都ブシン流もこの国も、全て私が背負うつもりです」(アイリス)

 

「よ~し! ジミナへの評価は完璧にコントロール出来てる!」(シド)

 

「強者の気配…実力者同士ならすれ違いざまに短くてもかっこいい言葉を交わす場面だ」
「でも今の僕はモブ」(シド)

 

「ジミナ・セーネン、彼は少し不気味です」
「決して強く見えないのに、弱者ではあり得ない特徴がある」(アイリス)

 

「絶対の自信です。彼の目には迷いがない」
「あの目は、揺るぎない勝利が見えている時のそれです」(アイリス)

 

「(勝った?) 残像だ」(シド)

 

「何を隠しているかは知りませんが、それも含めて断ち切ります」
「私、負けず嫌いなんですよ」(アイリス)

 

「枷(かせ)を外したのは初めてだ」
「(負けを)恥じることはない」(シド)

 

「(俺は)全てを捨て、ただ強さを追い求めた愚か者だ」(シド)

 

「(仕官?) 俺にはまぶしすぎる」(シド)

 

「必要なのは勝利よ」(アイリス)

 

「王女様を倒して、そのまま姿を消す」
「誰もが認める強者を倒し、”目的は達した”とか言って」
「こつ然と消える陰の実力者」(シド)

 

「いいよね」
「ほかには悪落ちパターンなんかも熱い」(シド)

 

「(姉さん?) おいおいおい…死んだわ、僕」(シド)

 

19話

「結果を出す…力があることを証明する…」
「私は…勝つ!」(アイリス)

 

「(苦いのが苦手?) ミルクと砂糖をたっぷり入れて」
「コーヒー牛乳にしたらいいんじゃないですか?」(シド)

 

「どんなコーヒーでも全部同じになる、魔法の技です」(シド)

 

「おお、かっこいいな。武神とか剣聖とか」
「どうせなら僕も、”奴があの伝説の”とか言われてみた~い!」(シド)

 

「あっ、でもこの状況」
「今までで一番モブっぽいかも」(シド)

 

「ネームドを囲むモブ」
「その周りに見切れているモブ・オブ・モブ…」
「いいじゃないか!」(シド)

 

「この歓声こそが私の力、そして私の使命」(アイリス)

 

「アイリス・ミドガルさえいれば王国は安泰だと」
「そう思わせること、思わせ続けること」
「そのためには…」(アイリス)

 

「来ないのか?」(シド)

 

「進みなさい。そして使命を果たすのです」(ベータ)

 

「どうした?」
「まだここからだろう…アイリス・ミドガル」(シド)

 

「お父様、私は謝罪に参りました」
「今までのことを、そしてこれからのことを」(ローズ)

 

「私は間違いを犯し、そしてこれからも間違うでしょう」(ローズ)

 

「しかし、私はオリアナ王国の王女として、そしてあなたの娘として」
「私は…私の信じる道を進みます」(ローズ)

 

「これが私の最後の努め…」(ローズ)

 

「それが貴様の選択か?」(シド)

 

「偽りの時はしまいだ」(シド)

 

「あなたはあの頃から、孤独を恐れず悪と戦い続けてきた」(ローズ)

 

「なのに私は…、すぐに楽になりたくて、死を選ぼうとした」
「まだ戦えるはずだったのに…つらくて、怖くて…」(ローズ)

 

「顔を上げろ」
「貴様の戦いはまだ終わっていない」(シド)

 

20話

「目の前にいるはずなのに…」(ベアトリクス)

 

「雨粒の1つひとつを意識できないのと同じ様に」
「そこにいて、動いていることが意識できない」(ベアトリクス)

 

「どうした? まだここからだろう」(シド)

 

「(卑怯?) いいや」
「しかしアーティファクト頼りとはな」(シド)

 

「なるほど、見栄えは悪くない」
「祭りの余興にはちょうどいいかもしれん」(シド)

 

「(ローズ) あなたには2つの選択肢がある」(アルファ)

 

「やはりこいつ(バール)は…」
「ポテンシャルがある!」(シド)

 

「では、続きだ!」
「(列車から)振り落とされてくれるなよ」(シド)

 

「1つは1人で戦うこと」
「もう1つは我等シャドウガーデンと共に戦うこと」
「選びなさい」(アルファ)

 

「我等が今のあなたのために動くことはない」
「あなたが国を救いたいのなら、価値を示しなさい」(アルファ)

 

「あなたの…そしてオリアナ王国の価値を」(アルファ)

 

「(オリアナを救えるか?) あなた次第よ」(アルファ)

 

「ごめんなさい、お父様…」
「共に戦うと、誓います」(ローズ)

 

「シャドウ。この名この姿こそが、我が真実」
「ほかの全ては偽りの中の戯れに過ぎん」(シド)

 

「さて、強者であれば忘れぬはずだが…」
「お前達を記憶する価値はあるかな?」(シド)

 

「魔女の秘術をお見せしよう!」(シド)

 

「お見事! 剣技だけなら我等に迫るか」(シド)

 

「だが惜しいな、魔力の使い方がまるでなっていない」
「教えてやろう、正しい力の…」(シド)

 

「姉妹そろって狂犬かよ」(シド)

 

「借り物の力で我は倒せん」(シド)

 

「よかろう、あらがってみよ」(シド)

 

「未熟」(シド)

 

「逃げる? 誰が? どこへ?」
「なぜ!」(シド)

 

「遊びは終わりだ」(シド)

 

「”こんなことをしても無駄だ”、そう言うかもしれないわね」
「でも私は、この道を進むのをやめない」(アレクシア)

 

「たとえここで死んで生まれ変わったとしても」
「私は…必ず同じ道を選ぶ」(アレクシア)

 

「仰ぎ見よ! そして知るがいい」
「地を砕き、天をうがつ」
「我が至高にして究極たる、最強無比の一撃を!」(シド)

 

「アイ…アム…」(シド)

 

「まっ、今回はホントに見るだけだけど」(シド)

 

「あまりとらわれ過ぎない方がいい」
「人では力の及ばない存在は多い」(ベアトリクス)

 

「ましてや、あなたはまだ幼いのだから」(ベアトリクス)

 

「大丈夫です」
「私は立ち止まってはいられませんから」(アイリス)

 

「あの子も見つからなかった」
「上手くいかないことばかり」(ベアトリクス)

 

「でも、楽しいこともあったし…」
「またゆっくり頑張ればいい」(ベアトリクス)

 

「それこそがシャドウ様の目的ですもの」(ベータ)

 

「自らをおとりに、ミドガル王国の動きを釘付けにする」
「オリアナの事変に立ち入らせないために」(ベータ)

 

「シャドウ様も積極的に動かれている」
「雑事の始末を急ぎましょう」(ベータ)

 

「少し目立ち過ぎたな…」
「もう少し陰に潜まないと」(シド)

 

「かつてこの地を訪れた彼は」
「霧の龍と戦った」(アルファ)

 

「倒された龍は、彼がこの地を治めることを認め」
「龍の吐息を吹きかけた」(アルファ)

 

「いにしえの都、アレクサンドリア」
「我等の拠点よ」(アルファ)

 

「あとは全てあなた次第」
「力を示しなさい」(アルファ)

 

「666番!」
「(ローズ) ここでは番号が貴様の名だ」(ラムダ)

 

「貴様はもう何者でもない」
「名も服も、何もかも捨て純粋な兵士となれ」(ラムダ)

 

「全てを捨てろと言ったはずだ」(ラムダ)

 

「目的は達した…全ては我が意のまま」
「闇に潜み、ただ、なすべきことをなすのみ」(シド)

 

「覚醒の時は近い」
「残された時間は、あと…」(シド)

 

「うん! 次はこんな感じでいこうかな~」(シド)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
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