アニメ「僕の心のヤバイやつ(2期)」19~25話のあらすじ

アニメ「僕の心のヤバイやつ(2期)」19~25話のあらすじを紹介していきます。

僕の心のヤバイやつ

19話

山田に好きな人がいることを知った市川。
学校でも、より意識してしまう。

 

山田がもともと所属していたバスケ部の先輩達と、カラオケに行くことを知った市川。
気にしてなかったが、男子部員も一緒なのを知り動揺する。

 

市川はダメと分かっていながら、あとを追いかける。
しかもカラオケ店に入り、1人で別室を借りてしまう。

 

市川は山田達がいる部屋をのぞき込んでいた時、戻ってきた女子バスケ部員に見つかる。
しかも誘われて中に入ってしまうのだが…。

 

結局逃げ出して自分の部屋に戻るが、そこに山田は1人で入ってくる。
山田は今の自分の気持ちを語りだす。

 

「それ(好き)、こ…言葉にしたらね、なんか胸がギュッとして」
「もっとそうなんだってなって…うわ~ってなって」
「朝から挙動不審になっちゃっただけ」

 

山田の言葉を聞いた市川も、自分がキモいと知りながらも嫉妬していたことを伝える。

 

 

図書室に来た市川は、クラスメートの原さんからダブルデートの誘いを。
一緒にいた山田もOKのため、市川も受けることに。

 

この時にお互いの指で作った”W”のマークは、かなりいいシーン。

 

ダブルデート当日はホワイトデー。
市川は山田へのプレゼントに悩んでいた。

 

電車で原さんに会った市川は、原さんの提案で一緒にプレゼントを選ぶことに。

 

市川は偶然、ある言葉を山田に聞かれてしまう。
その山田の態度を見た市川は、自分が嫉妬されていることを自覚する。

 

原さんに対して、いつも”かわいい”と伝える神崎君。
その光景を見た山田は本音がもれる。

 

「”かわいい”ってゆった! すご!」
「いいな」

 

原さんは太っていることを気にして、あまりスイーツを食べないようとしない。
対して神崎君は、太ってもいいから食べるように伝える。

 

困る原さんと神崎君に対して、市川は話す。

 

「”ありのままでいい”なんて言ったって、本人がそう思ってなければ単なる押しつけだろ」
「変わりたいって気持ちを否定すべきじゃない」

 

ただ神崎君のある行動により、原さんも今日だけは食べることに。

 

神崎君から山田にプレゼント選びを手伝ってもらったことを聞く市川。
嫉妬を感じたため、神崎君に対して気持ちを話す。

 

「話すな。見るな。2人で買い物をするな」
「や…山田は俺のだ!」

 

しかしその言葉を戻ってきた山田に聞かれてしまい…。

 

原さんに協力してもらい、市川と2人っきりになった山田は気持ちを話す。

 

「結局さあ、何度も2人で遊んでるっていっても」
「何度だって2人っきりになりたいもんなんだよ」

 

山田と2人で帰っている時、今日の自分に反省する市川。
ホワイトデーのプレゼントを渡す機会を失っていた。

 

しかし山田のある行動により、市川はプレゼントを渡すことを決心する。
その時、バレンタインデーの山田の気持ちを理解する。

 

「比較・嫉妬…そんなの単なる保身」
「バカ野郎、ほかなんか見るな」
「市川京太郎、お前は…山田のことだけ…考えろ!」

 

その時に市川が渡したプレゼントは…。

20話

中学2年最後の日、教室を離れた市川。
なんとなく立ち寄った体育館には山田がいた。

 

元バスケ部の山田は、市川と1オン1の勝負をもちかける。

 

軽快に動く山田だが、なかなかシュートは入らない。
対する市川もある決意をもって勝負に挑む。

 

「入ったら…入ったら…告白…する」

 

ちょっとしたアクシデントのあと、市川はシュートする。
ボールはリングの縁を回りながら…。

 

結果的に勝利した山田は、自分のお願いを話す。

 

「きょ…きょ…きょう…」
「”きょう”って呼んでいい?」

 

市川は誕生日を誰にも伝えてなかったが、偶然山田から連絡が入る。
少しの”特別”を求めた市川は、帰ってきた山田を駅まで迎えに行く。

 

家までの帰り道、つけられてると感じる市川。
山田を守ろうと体を張るが、振り返った先にいた人物は…。

 

「死んでも守るだけだ! 山田を!」

 

今日が市川の誕生日と知る山田。
なんやかんやで市川の家に行き、誕生日会に参加する。

 

誕生日プレゼントの話が出るも、なぜか姉の香菜は出し渋る。
市川本人からお願いされて出されたプレゼントとは?

 

薄暗い中、ケーキの火を吹き消した市川の耳元で山田がつぶやく。

 

「お誕生日おめでとう」
「”きょう”」

 

姉は山田に泊まっていくように伝える。
母親の許しを得た山田は泊まっていくことに。

 

動揺する市川だが女同士、姉に任せるつもりでいた。
しかしビールを飲んだ姉は酔っ払い、使い物にならなかった。

 

お風呂に入っている山田の着替えを持っていく市川。
その時に山田から髪留めのゴムを置き忘れたことを聞く。

 

扉の前にゴムを置こうとする市川だが、その時に扉が開いて…。

 

リビングで寝ることになった山田。
市川は自分に言い訳しながらもリビングに入る。

 

お互い話しをしている時、山田の手が伸びてくる。
市川は自然に身を委ねて…。

 

「なぜだろう…ドキドキするのに安心する」
「不思議だな、山田は…」

 

(Cパート)

お風呂あがりの市川。
ある光景から推理し、とんでもないことに気づいてしまう。

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21話

市川は朝、昨日自宅に泊まっていた山田と洗面台で遭遇。
ほかの人にどう呼ばれてるかを聞いた山田は、市川に問いかける。

 

「じゃあ…”京太郎”にする?」
「呼び方」

 

あまりに幸せな現実に市川は心の中でつぶやく。
「今日…死ぬフラグだ」

 

市川は男のクラスメートと、なぜか花見に来ていた。
そこに偶然、クラスメートの女子3人が現れる。

 

山田は映画の撮影で、今日の花見には来ていない。
どんどんすごくなっていく山田に対して、一番の親友を自称するちひろは話す。

 

「でも山田は山田だし、何も変わらないから」

 

この言葉を聞いた市川は現実を自覚するも、こらからの自分を想像する。

 

「”変わらない”…かあ」
「でも…変わらなきゃいけないことも…」

 

山田のSNSを見る市川は、アップした写真に見慣れた景色を感じる。
確認すると市川の自宅玄関だった。

 

それを見たフォロワー”豚野郎”は、山田に彼氏がいることをほのめかす。
豚野郎のアカウントを見ると、市川はかなりヤバい奴なのを感じる。

 

早速相手にコメントを送信するのだが…。

 

山田は映画の撮影時、父親に反発する演技で思わず涙を流してしまう。
本来涙を流すのはおかしいが、相手のベテラン俳優に褒められた。

 

夜に市川と話す山田は、ベテラン俳優がすごいと話す。
市川は”褒められたのは山田”だと伝えるが、山田は少し違うことを話す。

 

「ううん、違うよ」
「演技してて、なんで泣いたんだろうって思ったんだけど…」

 

「あの時私ね…ほんの少しだけど市川の心に触れた気がした」
「自分へのいらだちと不安…片岡さん、それ見抜いてたんだなって」

 

「だからこの前の夜、一緒にいてくれて本当によかった」

 

山田は映画で父親役の俳優と仲良く2ショットしてる画像をSNSにアップする。
不安を感じた市川は豚野郎のアカウントを見ると、ヤバいコメントがアップされていた。

 

焦る市川だが、ある感情を思い出し…。

 

「なんだ? この胸が痛い感じ…」
「こいつの感情には身に覚えがある」
「愛情が憎悪に…」

 

海沿いにいる山田とビデオ通話をする市川。
山田の後ろに暗い影を見たあと、山田の悲鳴と共にスマホが海に落ちて通話が切れる。

 

不安を感じる市川だが、広島にいる山田と連絡する手段が見つからない。
”大丈夫”と自分に言い聞かせ、何もしないでいるのだが…。

 

不安がピークを超えた市川は、嫌われるのを覚悟である決断をする。
それは山田の自宅に向かうことだった。

 

市川の行動は報われ、山田の安全が確認できた。
お互いに気持ちが溢れた市川と山田は、山田の両親にそれぞれ自分の気持ちを伝える。

 

「あの…僕は杏奈さんが…好きです」(市川)
「ママ…私、京太郎が…好きなの」(山田)

 

市川は東京に戻って来た山田がラーメン屋にいることを知る。
なにげに”豚野郎”のアカウントを見ると、そこには山田を見つけたコメントが。

 

不安を感じた市川はラーメン屋に走る。

 

「いつもそうだ」
「ヤバい奴は安心した頃にやってくる」

 

ラーメン屋に到着した市川は並んでいる山田を発見する。
そこには人気モデルの香田ニコもいた。

 

市川は山田を守るため一緒にラーメン屋に入る。
そこであることに気づいた市川はつぶやく。

 

「豚野郎」

 

実際の豚野郎が安全な人物なのを確認できた市川。
念押しだけして安心する。

 

電車で一緒に帰る市川と山田。
もたれかかってくる山田に、立ち上がった市川は話す。

 

「世の中にはさあ、悪意を持って有名人をおとしめたい人もいっぱいいる」
「だから上げる写真にも気をつけなきゃいけないし」

 

「ひ…人がたくさんいる場所では距離感に気をつけろ」

 

市川の足元を見た山田は、左右別の靴をはいていることに気づく。
焦って家を飛び出したことを知る山田は市川に伝える。

 

「もう心配かけたくないから…私、もっと大人になりたいから!」

22話

今日から市川は3年生になり、クラス替えの名前が張り出される。
ドキドキしながら教室に向かい、扉を開けた先に山田を見つけて…。

 

喜ぶ山田は名前を呼びながら市川の手を握る。
しかし教室にいるクラスメートの視線が集中してしまい…。

 

山田は続けて友達の関根萌子と吉田芹那も同じクラスになったので喜び合う。
しかし廊下で落ち込む小林ちひろは、不思議なことをつぶやく。

 

「私、留年したかもしれん」

 

山田にメモをもらった市川は教室に残っていた。
誕生日プレゼントをもらうが、その時クラスメートが入ってくる。

 

慌てた市川と山田は教壇の裏に隠れて、密着した状態に。
しかも新しくクラスメートになった安堂カンナは、2人が付き合ってるかを話題にし…。

 

クラスメートが帰ったあと、山田は市川に語りかける。

 

「”付き合ってるの?”」
「…って言ってたね」

 

安心して出た時にトラブル発生。
しかも戻ってきた萌子に見られてしまい…。

 

男同士で帰っている時、神崎は市川に山田と一緒になれてうらやましいことを話す。
それを聞いた足立は理由を尋ねるが、市川ははっきり話していく。

 

「1番仲いいから、普通に…」

 

「この時、変なごまかし方したくなかったのは…」
「足立を友達だと思ってるからだろうか」

 

図書館で一緒にいる時、市川は身長が1年で6センチ伸びたことを話す。
それを聞いた山田は、今の気持ちを伝える。

 

「残しときたいなあ、今の身長」

 

山田はすぐにペンを持ち、ある場所に市川の身長を書く。
次に市川も山田の身長を書こうとするが、山田が書いた部分を見て…。

 

山田と距離が近づくのを感じている市川。
自分の気持ちを正直に伝える。

 

「前は正直、あんまり大人になりたくないなあ…なんて思ってたりしたもんだが」
「今はもっと山田に近づきたいと思えるようになった…物理的に」

 

喜ぶ山田も自分の気持ちを伝える。

「い…いいよ、私は…」

 

近づく2人だが、お互いの考えはズレていて…。

 

その場面をクラスメートの半沢ユリネに見られてしまう。
慌てる2人だが、ユリネは無表情のままある行動をし…。

 

クラスで席替えが行われた時、ユリネの好意で市川と山田は隣同士に。
喜ぶ山田だが、市川は困った反応を見せる。

 

「い~や、いいからそういうの!」
「お膳立てされると反発したくなる人間なんだ僕は!」

 

距離感を気にする市川だが、本心とは違っていた。
空回りする自分の行動に戸惑いながらつぶやく。

 

「一度近くなった距離感を無理やり引き離すのは…」
「つらいなあ」

 

ユリネに市川との場面を見られたため、返す予定の本にメモを入れた山田。
内容は市川について書かれたもの。

 

ただ机の上に置きっぱなしにしていたので、それを読んだ市川は…。

23話

体育祭が近づき、足立が去年のムカデ競争について話してきた。
市川は忘れていたが、それが山田との最初の接点だった。

 

山田は市川の左腕のそでをまくりあげ、傷跡が残っていることを確認する。
自分をかばって出来た傷のため、山田は感謝の言葉を伝える。

 

その光景を見た足立は、市川に騎馬戦でのタイマンを要求。
少し戸惑う市川だが、受けることを約束する。

 

体育祭に向けて走っている市川は、偶然山田と出会う。
少し座って話したあと、競争を提案する山田は市川の手を取って走り出す。

 

山田は多くの運動器具があるとして、市川を自宅に誘う。
自宅に入った市川の目の前で、山田は腹筋ローラーを使いだす。

 

市川の視線の先には、前かがみになった山田の姿。
更に山田の下に犬が入り込み、どかそうとする市川だったが…。

 

山田からタイマンを受けた理由を聞かれる市川は答える。

「足立は…友達だから」

 

市川に卵焼きの好みを聞く山田。
お弁当を持ってこなくていいと伝え、頑張ることを宣言する。

 

体育祭当日、山田は市川のおでこにペンで文字を書く。
ハチマキでそれを隠し、外さないでほしいことをお願いする。

 

競技が始まり、障害物競走に出場する山田にハプニング発生。
食い入るように見る足立を妨害する市川だが、足立は過去を思い出し…。

 

騎馬戦前に雨が降ってきて、中止が濃厚に。
しかし足立が続けることを願い出て、市川も続けて先生に話していく。

 

「やりましょう、一瞬で終わらせるので」
「このクソダルイベントを終わらせるのは…僕だ」

 

雨の中で始まった騎馬戦。
市川は自分に問いかける。

 

「これは足立のため?」
「それとも、クソのように嫌っていた友情とかいうもののため?」

 

「違う! そんな高尚なもののためじゃない」
「ただ僕は…僕は!」

 

戦いのさなか、足立は山田が好きなことを叫ぶ。
しかし足立の気持ちに軽さを感じる市川は話してく。

 

「僕のこと何も知らないくせに、”いい奴”だなんて言うな」
「山田のこと何も知らないくせに、”好きだ”なんて軽々しく口にするな!」

 

「山田はな、僕達なんかよりずっと大人で、前を向いて夢に向かって」
「誰よりも努力しているすごい奴なんだ」

 

「かわいいからとかスタイルいいからとかで、好きだなんて言っちゃダメなんだよ!」
「好きって…好きってそういうことじゃないんだ!」

 

市川と山田が好意を寄せ合っていることを感じている足立。
市川の言葉を聞き、自分の本音を話す。

 

「分かってる…多分、俺はもう負けてる」
「だから…負ける時はみっともなく負けさせてくれ」

 

諦めを見せる足立に、市川は納得できない。
自分が本気なのを叫ぶ。

 

「僕は本気だ!」
「本気で山田が好きだあーーっ!」

 

その声は山田の所まで届かないが、山田の心には届いていた。

 

市川の気持ちが分かった足立は、市川に向かって飛びかかる。
そして市川の外れたハチマキの下に隠れていたものは…。

 

保健室で山田と2人になる市川。
山田が作ってきたお弁当の卵焼きを食べると…。

 

自分のお弁当を持ってくるため、立ち上がった山田は市川に伝える。

 

「あのね…」
「きょう、かっこよかった!」

24話

市川は登校途中、なぜか焼きそばを食べながら歩いている山田を見つける。
その時、今日から夏服なのに自分だけ冬服と気づいてしまう。

 

大して変わらないことを主張する市川だが、山田はスカートの質も違うことを説明し…。

 

教室で機嫌がいい山田に、小林ちひろはオーディションのことを聞く。
山田は守秘義務として必死になるが…。

 

先生が入ってきて、修学旅行の班決めが始まる。
日程が書かれた時、山田は驚きの表情を見せ…。

 

市川は神崎から一緒の班になろうと言われ、山田も誘うことを提案される。
市川は自分が山田を誘おうとするのだが、盛大な勘違いをしていて…。

 

教室でスマホを見ながら神妙な表情を見せる山田に、市川は違和感を感じる。
しかし自宅に帰ったあと、心の声はある想像をふくらませる。

 

「意識している? 修学旅行で?」

 

市川は2年の時に行かなかった修学旅行のパンフレットを残していた。
それを見つけた時、ある感情を思い出す。

 

「楽しみに…しているだと…」

 

そんな時、山田から突然電話がかかってくる。
ビデオ通話の映像には”君オク”の12巻が映っていた。

 

この巻では修学旅行でのキスシーンが。
市川は山田も同じことを考えてると想像する。

 

しかし言葉に詰まりながら修学旅行のことを話そうとする山田。
なんとか言葉を絞り出そうとするが、市川の横に修学旅行のしおりを見つけ…。

 

市川は山田に違和感を感じ続ける。
しかし理由が分からないまま修学旅行が始まる。

 

新幹線で市川の隣に座っているのはクラスメートの半沢ユリネ。
ユリネは真面目な表情で市川に忠告する。

 

「市川君」
「気をつけた方がいいよ、この3日間」

 

「カンナの方を見て」
「祝福用の紙吹雪だよ」

 

「この修学旅行中にカップルを成立させたいみたい」
「フラッシュモブの練習もみっちりさせられた」

 

奈良公園に来ている時、1人離れて過ごしているちひろの所に来た市川。
ちひろは山田のことに触れたあと、不思議なことを話していく。

 

「まあ、山田が決めたことだから仕方ないっちゃないんだけど…」
「なんかモヤモヤするっていうか…」

 

市川にはちひろの言葉が理解できない。
更に自分の気持ちとの葛藤も続いていた。

 

「2人きりになれない、なっちゃいけない」
「それでも…山田の心が知りたい」

 

旅館に来た女子達はお風呂に入るが、なぜか全員山田に背を向けていた。
理由を聞かれたユリネはつぶやく。

 

「見ていいのかなって…無料で…」

 

山田はお風呂あがりに廊下でスマホを見ていた。
急に市川が話しかけてきたため、慌ててしまいスマホが手から離れてしまう。

 

市川は上手く受け取ったが、偶然画面を見てしまう。
そこにはタイトル”君オクAD”のスケジュールが表示されていた。

 

部屋に戻った山田は、スケジュールを消そうとする。
しかし悩んだ末、どうしても消すことは出来なかった。

 

意味を考えていた市川だが、どうしても分からない。
そんな時、ベランダで台詞を練習している山田を見つける。

 

市川は台詞の内容から、オーディションの練習と分かった。
そして先程見たスケジュールから、修学旅行とダブっていることを理解する。

 

今までのことを振り返り、市川は山田の違和感に気づくのだった。

 

「僕の…ため…」
「僕は…いつまで経ってもバカだ」

25話

修学旅行中のハプニングで、山田と一緒に女子部屋に入ってしまった市川。
とりあえず山田の布団の中に隠れるが、女子達の恋バナが始まる。

 

周りの女子が山田に好きな人やタイプを聞く。
市川が聞いていることを意識する山田の答えは…。

 

告白なんて子供のすることと話す関根萌子に、山田は自分の気持ちを話す。

 

「で…でも私は、告白された方が嬉しい!」

 

部屋の電気が消されたので逃げる方法を考える市川だが、山田は接触してくる。
動揺する市川の耳元で山田はつぶやく。

 

「ねえ…私、大人…かな?」

 

顔を向け合う2人は、徐々に顔を近づけていき…。

 

あるハプニングにより、市川は無事脱出に成功。
別れ際、市川は山田に明日話したいことがあると伝える。

 

修学旅行2日目、赤い鳥居が並ぶ場所に来ている市川と山田。
市川はオーディションのことをどう伝えるか悩んでいた。

 

「気を使われたくない?」
「仕事を大事にしてほしい?」
「分からない」

 

「ただ、もし修学旅行に来たのが僕のためだったら…すごく嫌だ」

 

2人きりになれた時、山田は市川に問いかける。

 

「(楽しい?) よかった」
「それが…1番嬉しい」

 

言葉に違和感を感じる市川は、山田がずっとかぶっている狐の仮面を外したあとに聞く。

 

「(嬉しい?) じゃあ…なんでそんな顔するんだよ」

 

仮面を外した山田は悲しげな表情を浮かべていた。
そして感情が溢れ出す。

 

「私はダメだあ…」
「大切な…大切な修学旅行で楽しもう楽しもうと思ってたのに…」
「京太郎が楽しければ私も嬉しいって思ってるのに…」

 

「ずっと、オーディションのこと考えてる」
「自分勝手だよね」

 

山田の気持ちを知った市川は、改めて自分の感情を知る。

 

「なぜだろう? 安心した」

 

「自分の夢に背を向けることに涙する山田、割り切ることが出来ない山田」
「そんな山田だから僕は…僕は…」

 

市川も涙が溢れそうになり慌てて狐の仮面を被ったあと、山田にこれまでを話していく。

 

「山田杏奈」
「僕をナメるなよ」

 

「僕は1人だった…でも平気だった」
「だって、世界は薄汚い何かでしかないと思い込んでいたから」

 

「僕は空っぽで弱くてみっともなくて、そんな僕をみんな心のどこかでバカにして」
「あざ笑っていると思ったから」

 

「僕なんかと話したい人間なんて1人もいない、それで当然だと思い込んでいたから」
「でも…僕には友達が出来た」

 

「何もないと思ってた学校に、毎日少しずつ何かあるようになった」
「嬉しいこと、悲しいこと、恥ずかしいことやびっくりすること」

 

「何もない世界に少しずつ色がついていった」

 

「僕はやっぱり学校が楽しい、山田がいなくたって楽しい!」
「でもそれは、山田がいたから」

 

「そんな世界を見せてくれた…世界がこんなに綺麗だって気づかせてくれた」
「山田がいたから…」

 

話し終えたあと、仮面を外した市川は告白する。

 

「山田が好きだ」

 

山田の手を取り、市川は駅に向かう。
駅についたあと、市川は山田に伝える。

 

「行けよ、オーディション」

 

その場にクラスメートの小林ちひろも現れ、オーディションに行くよう後押しする。
2人の言葉を聞いた山田は、目に涙を浮かべながら走り出す。

 

修学旅行の帰りの新幹線で市川は自分の気持ちを確認する。

 

「”山田がいなくても楽しい”」
「それでも…それでも…それでも…やっぱり山田に会いたい!」

 

そんな時、山田からメッセージが入る。

 

”いつもの場所で待ってる”

 

”いつもの場所”が多すぎて、市川はなかなか山田を見つけることが出来ない。
最後にまさかと思っていた場所に来た市川は、とうとう山田を見つけるのだった。

 

市川と出会った山田は、自分の気持ちを話していく。

 

「私は…ただの弱い人間なんだなあって、今回のことで分かった」

 

「うじうじして、人をうらやんでばっかで、ネガティブですぐ不安になって」
「どうしようもないけど…そんな自分が好き!」

 

「やっとそのことに気づけたんだと思う」
「だから…だからこそ私を取り巻く全てのものが大切で、特別で愛しく思えるんだ」

 

最後に市川への想いを伝えるのだった。

 

「市川京太郎、こんな自分に気づかせてくれた」
「市川京太郎、何より大切で…誰より特別で…私の全部」

 

「大好き!」
「私と…お付き合いしてくれる?」

 

涙を流しながら顔を近づけていく2人。
そして…。

 

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