「戦国妖狐」の感想・紹介(アニメとマンガの違いなど)

「戦国妖狐」の感想を、アニメとマンガの違いなどを含めて紹介していきます。

 

戦国妖狐

作品の経緯

本作は2008年に「月刊コミックブレイド」で連載が開始され、同年に単行本が発行。
2024年にはアニメ化もされている。

 

作品の内容

時は永禄七年、闇(かたわら)と呼ばれる魑魅魍魎・妖怪変化が跋扈していた時代。

 

齢200年を生きる人間好きの妖狐・たまと、人間嫌いの仙道・迅火。
2人は”精霊転化”の力を使い、”世直し姉弟”を名乗っていた。

 

旅の途中で武者修行中の真介、霊力強化改造人間・灼岩を仲間に迎える。
4人は人に仇なす者達を退治する旅を続けていく。

 

作品の感想

本作は戦国時代をベースとしたあやかしもの。
しかし主役2人のせいか、恐ろしい感じではなく爽やかな感じ。

 

最初のイメージでは、たまと迅火が闇(かたわら)を退治する物語かと思った。
実際に最初は、兜の闇や灼岩との戦いが中心となる。

 

しかし灼岩を人に戻し、怒った迅火が断怪衆の本拠地に向かったところから一変する。
以降は人との戦いが中心になる。

 

この作品はバトルものでありながら、人と闇の在り方の物語。
たまが迅火に話す言葉が物語っている。

 

「迅火、お前には力がある」
「人と、人と闇の狭間の者と、闇、見事皆護ってみせよ」
「彼等から学ぶのだ、在り方を」

 

アニメとマンガの違い

ここではアニメ2話(マンガ1巻途中)のみを調べていきます。

 

アニメでは真介が野党を退治しようとビビりながらも準備するが、マンガでこの描写はない。

 

マンガでは野党の本拠地で見つかった時、真介は叫び声をあげてビビッてる。
しかしアニメでは焦るだけで叫び声を必死に耐えている。

 

野党を退治したのち、たま達を追いかけてきた真介。
夜の稽古中に子供時代を思い出すが、これはアニオリ。

 

マンガでは灼岩との戦いの場に商人と女性も来ているが、アニメだとカットされている。

 

アニメでは灼岩と迅火が戦っている時、真介が自分の場所を見つけたと確信する。
しかしこれはアニオリで、マンガにこのシーンはない。

 

マンガでは灼岩と迅火が戦っている時、のんきにおにぎりを食べているたま。
しかしアニメではカットされている。

 

アニメでは灼岩が自分の住んでいた村の人々を皆殺しにするシーンを描いている。
しかしマンガで具体的な描写はない。

 

アニメでは断怪衆の寺に近づいた時、真介の頭の上で状況を確認するたま。
しかしマンガでこのような描写はない。

 

断怪衆の寺に攻め込むため、多めの血を要求する迅火。
マンガではたまの首筋を噛んでいるが、アニメではカットされている。

 

アニメでは火縄を撃っているのは印河だが、マンガでは別の僧兵になっている。

 

アニメ2話の段階では、多少の細かいところは変えているが、大筋はマンガと同じ。
たまのキャラデザだけは、よりかわいい感じに変わっている。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。
 

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