「シャングリラ・フロンティア」の感想・紹介(アニメとマンガの違いなど)

「シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜(略称”シャンフロ”)」の感想を、アニメとマンガの違いなどを含めて紹介していきます。

 

シャングリラ・フロンティア

作品の経緯

本作は「小説家になろう」に投稿されているが、ライトノベルとしては書籍化されていない。
書籍化は「コミカライズ版」のみであり、2023年にはアニメ化されている。

 

作品の内容

本作の設定は、フルダイブ型VRゲームが主流となっている近未来。

 

主人公・陽務楽郎はクソゲーをこよなく愛するクソゲーハンター。
特大のクソゲー「フェアリア・クロニクル・オンライン」をクリアし、次のゲームを探していた。

 

そこでゲームショップの店主に進められたのが、登録者数3000万人の神ゲー「シャングリラ・フロンティア」

 

楽郎はキャラクター”サンラク”として、ゲームの世界に飛び込んでいく。

 

作品の感想

本作のよさはなんだろうか?
そう考えた時に思ったのは、やっぱりリアル感。
そしてワクワク感である。

 

VRゲームではなくても、ゲームをしたことがある人なら誰もが感じる感覚。
それが丁寧に描かれている。

 

キャラ作成、プロローグのスキップ、そして初めての戦闘…

 

通常のゲームなので当たり前だが、主人公のみが初めから持っている特別なスキルはない。
誰でもが選択できる状態に過ぎない。

 

最近はすぐに特別なスキルを持つ主人公が多くなったため、逆に新鮮な感じがする。
もちろん同じばかりだと面白くないので、特別なストーリーに入っていくが…

 

 

マンガ1巻だけでも感じるのは、戦闘シーンの迫力。
これはアニメでも一緒で、かなり予算をかけている戦闘シーンが続いていく。

 

低予算アニメの戦闘シーンは、平面的な動きが多い。
それに対して本作は、縦方向の動きや回転しているアクションが多い。

 

それでいながら止め絵やスローなども組み合わせ、分かりやすく戦闘が展開されていく。
単純に見ていて面白い。

 

評価が分かれるかもしれないのは、ヒロイン斎賀玲との関係性。
序盤では直接的なからみはほとんどなく、サンラク側は認識すらしていない。

 

ヒロイン側の一方的な思いと行動ばかりであり、やきもきする場合も多い。
今後は分からないが、今のところ判断が難しい。

 

もっとも個人的に本作のヒロインはエムルだと思っているが…

 

最後に絶対に欠かせないのが、七体いるユニークモンスターの存在。
最初の「夜襲のリュカオーン」だけでも、絶望感は半端ない。

 

とにかく読みだしたら見だしたら、なかなか止めることが出来ない。

 

アニメとマンガの違い

アニメとマンガの違いだが、ほとんど見つからない。
マンガ1巻(アニメでは4話半分)の段階では、かなり丁寧にトレースされている。

 

多くの作品ではマンガの方が内面を丁寧に描いているが、本作に限っては違う。
場面によっては、アニメの方が丁寧に描かれているとすら感じている。

 

アニオリパートでも、改変ではなく追加されているイメージ。

 

たとえばアニメ1話にある、学校でヒロインがサンラクに話しかけようとするシーン。
結局空振りに終わるシーンは、マンガには存在しない。

 

アニメ1話及び4話にある、サンラクの家族について表現されているシーン。
これもマンガ1巻の段階では表現されていない。

 

アニメ1話には制作会社「ユートピア・エンターテイメント・ソフトウェア(UES)」の説明があるが、マンガでは特別な説明はされていない。

 

アニメとマンガを見れば、その再現度がよく分かるだろう。
一度は目を通してもらいたい。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。
 

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→シャングリラ・フロンティア(20話)
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