アニメ「江戸前エルフ」の名言・台詞をまとめていきます。
江戸前エルフ
1話
「巫女よ…我にレッドブルを捧げよ」(エルダリエ・イルマ・ファノメネル、通称:エルダ)
「ひきこもりがエナジードリンクを所望するな」(小金井小糸)
「だって! 昨日ゲームで徹夜したのに」
「今夜気になるアニメの一挙放送があるんだよ~!」(エルダ)
「知るか! レッドブルは1日1本までって言ったでしょ!」(小糸)
「うちのご神体”エルダ”」
「先代から引き継ぎ、こいつの巫(かんなぎ)になって分かりました」(小糸)
「ダメな奴です…こいつはダメな奴です」
「うちの神様は、ダメな奴です!」(小糸)
「東京都中央区月島」
「江戸時代より400年以上の歴史を刻む『高耳(たかみみ)神社』」(小糸)
「祀られたるそのご神体は」
「異世界から召喚され、すっかりひきこもったエルフでした」(小糸)
「じ…自信ない」
「大声出ないんだ、普段から人と話してないと」(エルダ)
「ぶ…ぶぶ…VRだ!」
「さすがシマデンはよく分かってる、好き!」(エルダ)
「なぜだかうちの氏子さん達は、エルダの好きなものをご奉納して下さいます」
「皆さん、甘やかし過ぎでは? ありがたいけど」(小糸)
「こ…これは気合い入れて神事しないとな!」
「私エルフだし、ご利益ないけどな」(エルダ)
「(VR) うわ…未来って感じだ!」
「全ての夢が現実になりそう!」(エルダ)
「真面目にやれ、ぼんくらエルフ!」(小糸)
「が…我慢できなくて」(エルダ)
「何々…エルフとは木の葉のような長い耳を持つ者達」
「魔法の扱いに長じ、文明を嫌い、自然を愛す神秘の一族である」
「らしいけど」(桜庭高麗)
「文明満喫、俗物思考、耳は長い…」
「耳くらいしか合ってないから、その情報」(小糸)
「それってさ…400年間、この町の人達に愛されてきたってことだよなあ」
「かくいう私も、なんか知らないけど高耳様好きだしさあ」(高麗)
「やっぱ…大人っぽいの似合わねえな、小糸」(高麗)
「ハード渡しときゃ、ソフトはうちで買わざるをえないだろ」(シマデン店主)
「私くらいの年になると、家族も連れもどんどんいなくなっちまうってのに」
「エルダは変わらず高耳神社にいてくれる」(シマデン店主)
「やっぱし変わらないものがあるってのは安心するよ」(シマデン店主)
「(プラモデル) 完成だ…完成だぁーーっ!」
「あ~ら、楽しいなあ!」
「やっぱり…1人って楽しい!」(エルダ)
「し…知らない子~!」
「こ…小糸、し…知らない子がいるよ!」(エルダ)
「(ご飯) い…いつもお世話になっております」(エルダ)
「エルダに最低限の感謝があることに安心したよ」(小糸)
「エルフは不老不死なのだ」
「人間のように寿命などなく、永遠の命を持つ」(エルダ)
「故にもっとも美しく、かつ優れた種族といえ…」(エルダ)
「へぇ~、ロブスターみたいだね」(小糸)
「そんなに長く生きるのに、ひきこもるの逆に大変そうだけどなあ?」(小糸)
「そんなことないぞ、1人は楽しい」(エルダ)
「いや、いいんだ」
「巫女であるお前には、知っておいてもらった方がいいと思う」
「あれは60年ほど前のことだったかな…」(エルダ)
「き…近所のクソガキに”耳長くね?”って言われたんだ!」(エルダ)
「やだ、外怖い。”耳長い”って言われる」(エルダ)
「こうなったら、こたつ片付けて力ずくでも出してやる!」(小糸)
「や…やめろ! 私の巣を壊すな!」(エルダ)
「もういい!」
「先代の巫女はもっと優しかったのに!」
「小糸なんか私の巫女じゃない!」(エルダ)
「どうせ先代とは全然違うし…」
「私だって、ニートエルフの巫女なんかやりたくないもん!」(小糸)
「もっとおしゃれになって、あの人みたいになるんだもん!」
「住みたい街は代官山だし、好きなお菓子はマカロンだもん!」(小糸)
「あの人に会ったこの場所も、ずいぶん変わっちゃったなあ」(小糸)
「あの時なんで泣いてたんだっけ?」
「あっ…そっか。お母さんのお葬式の日だったんだ」(小糸)
「そうか! 何百年も生きているエルフにとっては、もっともっと変わっちゃってるんだ」
「思い出の場所もなくなって、好きだった人もいなくなって…」(小糸)
「エルダは…エルダはみんなが大好きだから、1人でいるんだ」(小糸)
「約束なんだよ、400年前の友達との」
「自分の代わりに江戸を、この国を見届けてくれって」(エルダ)
「そっか…きっとその友達は、エルダに未来を見てほしかったんじゃないかな」
「自分がいなくなっても、続いていく世界をさ」(小糸)
「世界は変わっていく」
「だけど、それはきっと悪いことじゃない」(小糸)
「じゃあ私とも約束」
「私と一緒に、東京を見て回ろう」
「私はエルダの巫女なんだから」(小糸)
「(友達は)徳川家康君っていうんだけど」(エルダ)
「もう泣くなよ、小糸」(エルダ)
2話
「べ…別に、嫌というわけじゃないんだ」
「ちょっとその…慣れるまで時間がかかるっていうか」(エルダ)
「こっちの世界に召喚されて間もない頃はさ、お米がちょっと苦手だったんだ」
「せっかく当時貴重なお米を奉納してくれてたのに…」(エルダ)
「だけどある日、氏子の漁師の子がさ、佃煮を奉納してくれたんだ」
「それが甘じょっぱくて美味しくてさ、米泥棒よもう!」(エルダ)
「ご飯何杯でもいけちゃうようになったよねえ!」(エルダ)
「言い訳しても太るもんは太るぞ」(高麗)
「まぁ…小糸はちょっと太ったくらいが、かわいいけどな」(高麗)
「エルダには高麗(こま)ちゃんに会ってほしかったんだよ」
「幼なじみの、なんでも話せる私の親友なんだ」(小糸)
「しかと見よ!」
「こ…この外見からは想像しがたいハードな世界観」
「そして食玩とは思えぬ良クオリティ」(エルダ)
「それが”カエルせんしゃ”!」(エルダ)
「(おまけ) う…うん、好き。江戸の頃からずっと」
「江戸時代に富山の売り薬が日本で初めて商品におまけを付けたんだ」(エルダ)
「薬を買うと、”富山絵”っていう浮世絵の一種をくれたんだけど、あれもハマったしなあ」「推しの出雲阿国ちゃん引いた時は嬉しかった!」(エルダ)
「伝説的人物をSSRみたく言うな」(小糸)
「もったいねえなあ!」
「エルダ様はそんなに綺麗なんだから、もっとみんなに見せびらかせよ」(高麗)
「な…なんか高麗ちゃんってイケメンだな」(エルダ)
「(あんまり食べない?) そうなのか、それはもったいないな」
「佃煮は月島のソウルフードなのに」(エルダ)
「えっ? それは大げさじゃない」
「月島のソウルフードっていったらもんじゃ焼きでしょ」(小糸)
「(もんじゃ焼き) 一緒に行こう、エルダ様」
「いつもご飯1人で食べてるでしょ」
「ずっと寂しそうだなって思ってたの」(小金井小柚子)
「だから今日は、一緒に食べよう!」(小柚子)
「美味しい…もんじゃ、美味しい!」(エルダ)
「楽しい…みんなで食べると、楽しい!」(エルダ)
「いいじゃん…もんじゃ、いいじゃん」
「きっと何入れても美味い」
「お菓子とか入れたい」(エルダ)
3話
「ついにこの時が来たか…まるで永遠とも思えるほどの長き日々だった」
「待ちわびたぞ…5ヶ月待ちの、お取り寄せプリン!」(エルダ)
「(喜ぶのは) 無難に洋菓子とかじゃねえの? 分かんねえけど」(高麗)
「私だったら肉がいい…すっごくいい肉!」(小糸)
「そろそろ小糸が帰って来る時間だな…一緒に食べようかな?」(エルダ)
「い…いや、でもこのプリンはず~っと前から予約してやっとお取り寄せ出来たものだし」
「ひ…1人で食べちゃっても!」(エルダ)
「アイス買ってきたから、一緒に食べよ」
「高麗ちゃんが教えてくれたんだ、東京限定のコンビニアイス」
「エルダ、限定品とか好きでしょ?」(小糸)
「ごめんなさい!」
「独り占めしようとした卑しいエルフでごめんなさい!」(エルダ)
「ああ、食べ終わってしまった…」(小糸)
「は~、ものすごく美味しかったなあ」(エルダ)
「うん。これからはお取り寄せグルメのことは、”おとりよせ様”って呼ぼう」(小糸)
「ああ。これはもう、”おとりよせ様”と呼ばざろうえないな」(エルダ)
「まあ、いつの時代も”おとりよせ様”は、人を引き付けてきたってことだねえ」
「今もこうして」(小糸)
「近所じゃ手に入らない非日常には、やっぱりロマンあるもんな!」(エルダ)
「さ…寒い! 外…怖い!」
「帰ってこたつでゲームしたい…」(エルダ)
「高耳神社の娘は、16歳になると巫女に就任します」
「その年の冬至の夜、高耳毘売命と一緒に月島を一周して」
「氏子の皆様にお披露目するのが”継承の儀”です」(小糸)
「でもさ、お披露目なのに氏子さんは外出ちゃダメなの?」(小糸)
「一度にたくさんの人と顔合わせたら、私がもたんだろ」(エルダ)
「街灯ついてないと、こんなに暗いんだ」(小糸)
「え…江戸の頃は、もっと暗かったぞ」
「月明かりしかなかったし、夜は外出なんて出来なかったなあ」(エルダ)
「それでも、向こうから来る人の顔なんて見えない明るさだから」
「どこの誰だかすぐ分かるように、ちょうちんに家紋や屋号を入れたんだ」(エルダ)
「江戸っ子は洒落好きだから、だんだん屋号や紋以外に」
「”今晩””ちょっと用足し”なんて書くのが流行ってな」(エルダ)
「(私?) ”御構い無く”」(エルダ)
「マジでもっと世間に歩み寄れ」(小糸)
「ほらエルダ、誰かが歌ってくれてる」
「私もお母さんに教えてもらった」
「エルダの不死を讃える歌だって」(小糸)
「じ…実は私的には複雑なんだ」
「私にとって不死は当たり前のことだしさあ」
「なんか”あんよが上手”って褒められてる感じというか…」(エルダ)
「どうせなら、”マンガに詳しい”とか、”ゲームが上手い”とか」
「そういう歌にしてほしかった」(エルダ)
「私だったら”ナマケモノに似てる”って歌詞にするけどな」(小糸)
「なんだかすごく、頑張ってくれてるみたい」
「普段はあんなに、外に出るの嫌がってるのに」(小糸)
「私が巫女に就任する儀式だから?」
「ちょっと嬉しいかも」(小糸)
「私もお母さんの…先代の代わりになれるように頑張らなくちゃ!」(小糸)
「どういうこと! コンビニがゴール!?」(小糸)
「あれ? おじいちゃんに聞いてない」(小柚子)
「”継承の儀”は、夜鳴きそばを食べたがったエルダ様が」
「初代巫女を困らせたことから始まってて」(小柚子)
「転じて、夜中にエルダ様にラーメンを食べさせることが」
「巫女の就任試験になったんだって」(小柚子)
「やっぱり、皆さんエルダを甘やかせすぎじゃないですかぁーーっ!」(小糸)
「はぁ…寒い夜中に食べるカップ麺サイコー!」
「染みる!」(エルダ)
「小夜子(母)と同じカップ麺食べてる、小糸」(エルダ)
「徳川家康のこととか、お母さんのこととか、聞きたいことがいくつか浮かんできたけど…」
「なんか今が、ちょっと心地よかったから…聞くのは、やめておいた」(小糸)
4話
「(ネットでの)悲しすぎる旅行ごっこはやめろ」(小糸)
「お…同じ時期に召喚されたエルフでな」
「私は徳川家康くん、ヨルデは豊臣秀吉くんに召喚されたんだ」(エルダ)
「一事が万事こんなでな、面倒くさい」(エルダ)
「エルフ族に伝わる究極の頭脳戦”リングベリ・ビョルリング”」(ヨルデリラ・リラ・フェノメネア、通称:ヨルデ)
「うちらの404年に渡る戦いの勝者を、ついに決める時が来たんや!」
「この、リングベリ・ビョルリングのな!」(ヨルデ)
「あっ! エルダがそんな戦いに身を置いていたなんて!」
「リングベリ・ビョ…リングベリ・ミョ…えっと…リングベ…なんだっけ?」(小糸)
「引き分けか…これで通算399回目」(エルダ)
「くっ! またしても決着つかずや」(ヨルデ)
「待ってそれ。ただの”三目並べ”だよね?」(小糸)
「せやねん。大層な名前ついてるけど、要はマルバツやねん」(小日向向日葵)
「さすがや、お前の鉄壁の守り。倒しきれへんかったわ」(ヨルデ)
「お前の怒涛の攻めには、骨が折れる」(エルダ)
「いや、攻めとか守りとか関係なくて」
「三目並べってお互いが間違えなければ、必ず引き分けになるでしょ」(小糸)
「えっ! 知らなかったの?」
「なんかごめんね!」(小糸)
「ええか、ヨルデ」
「エルダ様との三目並べは、もはや勝ち負けは問題やないねん」(向日葵)
「2人、激闘を重ね振り返ったその時…しゃん…さっ…」
「三目並べは、2人の友情の形をした轍(わだち)となってるんや」(向日葵)
「小日向の巫女は、ストロングスタイルな話のそらしかたするな」
「噛んだのに言い切ったぞ」(エルダ)
「エルダの方が賢いやん!」
「うちの方がエルダよりお姉さんやのに!」
「うちの方がすごくなくちゃあかんのに!」(ヨルデ)
「あっ…あのさ、ヨルデ」
「き…今日はさ、ヨルデが突然会いに来てくれて、私はすごくビックリしたんだ」(エルダ)
「だからその…一本取られたっていうか」
「えっと…だからこれで、私も一敗…また引き分けだ」(エルダ)
「いいとこあるじゃん、エルダ」
「今日はちょっと、お姉さんみたい」(小糸)
「まあ、言うてもエルダに会いに来たんはついでやけどな!」
「これから東京ドームで推しのコンサートやねん!」(ヨルデ)
「きょ…今日は初宮参りの赤ちゃんと3人も会ったから、疲れたな…」(エルダ)
「赤ちゃんにすら人見知りするのか、筋金入りだね」(小糸)
「それは大丈夫」
「エルフの風邪は、人間にはうつらないわよ」(佐々木茜)
「ぎゃーーっ! 注射は嫌だ! 注射は嫌いだぁーーっ!」
「やめろ! 私は神様だぞ!」
「そんなことしたら、しっ…しっ…神罰を下すからなあ!」(エルダ)
「高耳さま神通力とかないじゃん! どうやって下すのよ?」(茜)
「ネットに茜の病院の、悪口を書く!」(エルダ)
「(江戸時代は)私も何度もやぶ医者に当たってなあ」
「結局佐々木医院に見てもらうまで、医者にはかからないようにしてたんだ」(エルダ)
「(病気の時は)隣町の神社まで神頼みに行ってた」(エルダ)
「神様が神頼みするな」(小糸)
「うん、その時の巫女にもメッチャ怒られた」(エルダ)
「(風邪の時は)小糸が優しい…」(エルダ)
「やたらと甘えて来たなあ、今日のエルダ」
「そういえば私も、風邪の時はお母さんに甘えたっけ」(小糸)
「いつもよりちょっと優しくて、温かいおかゆ作ってくれて」
「風邪なのになんだか嬉しかったなあ」(小糸)
「そうだ! 私もエルダに、美味しいおかゆ作ってあげよう」
「作ったことないけど!」(小糸)
5話
「だ…大丈夫か? 精霊」
「ごめんな、ちょっと神託(お願い)託し過ぎたかな」(エルダ)
「(スマホ?) い…いや、いいよ私は」
「で…電話ってなんか緊張するっしょ」(エルダ)
「電話が苦手なら、メッセにすれば」(小糸)
「メッセ…何を滅するんだ?」(エルダ)
「(メールとの違い?) メッセの方がかっこいい」(小糸)
「(飛脚?) 知ってる。すごいスピードで走る半裸の人でしょ」(小糸)
「私も普段は街飛脚を使ってたんだけど、どうしても見られたくない書状は」
「幕府に頼んで継飛脚で届けてもらってたよ」(エルダ)
「ヨルデとだじゃれ対決してた時のやつとか!」(エルダ)
「私、当時の飛脚さん達に謝りたい」(小糸)
「ス…スマホ楽しい!」(エルダ)
「私は…とんでもないモンスターを生み出してしまったかもしれない」(小糸)
「なかなか返事こないな…」(エルダ)
「ダ…ダメだ」
「私が作り出してしまったスマホモンスターは、私がなんとかしなんと」(小糸)
「せ…精霊が…私の精霊が…」
「グ…グレてる!」(エルダ)
「もしかして、エルダがスマホばっかりでメッセするから」
「(精霊)すねちゃったんじゃないの」(小糸)
「小糸、私やっぱりスマホは要らない」
「私には精霊がいるから」(エルダ)
「これこれ! 厚めのトーストに大量のケチャップ」
「とろけるチーズに油っぽいベーコン」
「たま~に食べたくなるんだよな」(エルダ)
「でも小糸に見つかると怒られるから内緒でな」(エルダ)
「そ…そうだ。ポテチ砕いてかけたらどうなるかなあ!」
「う~ん、うんうん。一週間分のカロリーって感じ」(エルダ)
「ごめんな、小柚子」
「小柚子のご飯は毎日最高だけど」
「たまにこんな雑なメシが食べたくなる罪な私を許してくれ」(エルダ)
「(ブカブカ?) これはいつか着る服なの」
「二十歳の自分を見越したサイズなの」(小糸)
「きっと…いや、絶対伸びるし!」
「頑張れ私の手足!」(小糸)
「お前のそういう無闇なポジティブは好きだけどさあ」
「小糸は大人っぽいセレブ系より、カジュアル系の方が似合うってば」(高麗)
「白い人に憧れるのは分かるけどよお」(高麗)
「私も持ってる。いいよなあ、このお守り」
「ご利益あるって評判いいし」(高麗)
「えっ、ご利益あるの?」
「私ただのエルフなのに」(エルダ)
「至近距離のエルダはヤバいな…」(小糸)
「高耳神社の巫女に代々伝わる振り袖だ」
「小糸が着たがってたコートとは少し違うけど…(成人式は)これじゃあダメか」(エルダ)
「あんまり急いで、大人にならないでくれよな」(エルダ)
6話
「大体テストなんか、授業聞いてりゃ大抵分かるだろ」(高麗)
「最近小糸、神事以外であまりここに来ないよな」
「はっ! もしかして、ついに愛想つかされたのでは!?」(エルダ)
「(よその神社のお守り?) 浮気…」
「この尻軽巫女!」(エルダ)
「じゃなくて、私は勉強しなくちゃなの!」(小糸)
「もう! 遊んでくれよ、小糸!」(エルダ)
「子供か!」(小糸)
「あのね…私は巫女の仕事で、勉強に支障が出てるとか思われたくないんだ」
「もうすぐおっきな神事だってあるし」(小糸)
「だから、ちゃんとテスト勉強頑張りたい」(小糸)
「そ…そういうことか」
「つまり私ともっと遊びたいから今は頑張らなくちゃってことだな」(エルダ)
「よ…よ~し、私も協力するから頑張れ、小糸」
「本殿で大人しく1人で遊んでる!」(エルダ)
「な…なんか結構ちらかしちゃったなあ…少しだけ片付けするか」
「はっ! い…1時間経ってる!」(小糸)
「スマホ見たついでにちょっとだけインスタっと…」
「はっ! また1時間経ってる!」(小糸)
「あの時は大変だったよ」
「私が家康君に召喚されたから、外様の人達とはあんまり上手くやれなくてさ」
「すっごく気まずかった」(エルダ)
「あの時は大変だったよ」
「外交貿易顧問のヤン君とウィリアム君にずっと外国語で話しかけられてさ」
「さっぱり分からなくてすっごく気まずかった」(エルダ)
「エルダの日本史、気まずい話ばっかりだよ!」
「ていうか、こっぱ話が多くてさっぱり入ってきません!」(小糸)
「やっぱり地道に頑張るしかないのかあ…お邪魔しました」(小糸)
「ダメだ! すっかりやる気を失っている」
「小糸は私の巫女、ちゃんと励ましてあげないと」(エルダ)
「そ…そうだ! いい点取ったら、美味いお寿司おごってやるぞ」(エルダ)
「本当?」(小糸)
「あっ…これ、私のお小遣い空になるやつだ」(エルダ)
「不安と緊張で、2・3日寝てない」(エルダ)
「今日は50年に一度の大神事しょ!」
「ビシッとして、ほら!」(小糸)
「昔から高い所は苦手なんだ」(エルダ)
「(タクシー?) せ…狭い車内で知らない人といたら、私の心が持たない」(エルダ)
「そ…外怖い!」
「高い所はもっと怖い!」(エルダ)
「回を追うごとに高い所に連れて行かれる!」
「どうして人類はどんどん高い建物を建てるんだ!」(エルダ)
「私に人類への文句言われても困ります」(小糸)
「テレビで芸人さんがバンジーしてるの見て、気絶したことある」(エルダ)
「エルダはたまに、こんな顔をして笑う」
「私はこの顔が、あまり好きじゃない」(小糸)
「手ぇつなごう、エルダ。これなら、高い所も怖くないでしょ?」(小糸)
「いや、怖いけど。落ちるのがもろともになるだけじゃん」(エルダ)
「この先が東京で一番高い場所だって」(小糸)
「高い…こんなのもう、空じゃん!」(エルダ)
「そっか…この先は”神域”、私は行けないんだ」
「エルダとは、最後まで歩けないんだ」(小糸)
「いいじゃないか」
「もう少し一緒にいてくれよ」(エルダ)
「エルダがもう、あんな顔をしませんように」(小糸)
「やっと家康君に、小糸を紹介できたなあ」(エルダ)
7話
「今日も美味しそうなお魚、買えました」
「いつもありがとうございます」(小柚子)
「話は聞かせてもらった」(エルダ)
「その覇気のない声は…エルダ!」(小糸)
「遊びのことなら、私に聞くといいと思う」(エルダ)
「江戸で流行った遊びっていうと、”イカのぼり”かな」
「”凧(たこ)揚げ”のこと」(エルダ)
「江戸の頃は”凧揚げ”のことを、”イカのぼり”って呼んでたんだ」(エルダ)
「流行り過ぎて幕府から”イカのぼり”禁止令が出た時に」
「江戸っ子達は”これはイカじゃないタコだ”って言い張って続けたからだよ」(エルダ)
「そういうの聞くと、エルダって江戸っ子気質なのかって思うよね」
「”レ…レッドブルが1日1本って約束だけど、これはモンエネだしセーフ”」
「って言ってたし」(小糸)
「(泥団子?) いや、小柚子のおままごとは本物のお団子が出てくる」
「しかも美味しい」(小糸)
「あとは日本の遊びといえば、やっぱりこれ(折り紙)かな」
「江戸の頃は”折据”とか”折形”とか呼ばれてたんだ」(エルダ)
「(上手?) まあな! 400年やってるからな!」(エルダ)
「(隅田川まで?) 2人で楽しできなさい」(エルダ)
「いい顔で送り出そうとするな!」(小糸)
「いや~、結構遊べるな、昔の遊び」(小糸)
「ごめんなさい…私、嘘ついてたの」
「自由研究の宿題なんて出てないの」(小柚子)
「お姉ちゃん、最近忙しくてあんまりおうちにいなかったから」
「日課のお仕事もあるし、邪魔しちゃいけないと思ったんだけど」(小柚子)
「また昔みたいに、お姉ちゃんと一緒に遊びたかったの」
「ごめんなさい…」(小柚子)
「小柚子は相変わらず、甘えるのが下手っぴだなあ」(小糸)
「来週一緒に、どっかお買い物行こうか!」(小糸)
「うん!」(小柚子)
「ス…スタンプラリーか」
「江戸にもあったぞ”谷中七福神めぐり”っていって、社寺を巡って御朱印を集めるやつ」(エルダ)
「御朱印をスタンプラリーと言っちゃうのは、神様的にどうかは考えた?」(小糸)
「滅茶苦茶バレてるし!」
「気を使って、こっそり拝んでいただいて…」(小糸)
「沈丁花(ジンチョウゲ)、まだみんな植えてくれてるんだなあ」(エルダ)
「うん、エルダの花だからね」(小糸)
「花言葉は”不死・不滅”」
「小学校の卒業式で、苗をもらうんだよ」(小糸)
「こ…小糸、私の代わりに(福引)引いてくれないか?」
「わ…私はまだ、オタマジャイロが3つもかぶったトラウマから回復していないんだ」(エルダ)
「チャンスはこの1回だけ」
「私はお前の無限の可能性に賭ける!」(エルダ)
「分かった!」
「じゃあ私がお守りパワーで当ててあげる!」(小糸)
「そのゴールデンカエループ…なんだっけ!」
「その…あれ!」(小糸)
「こうして、今日もみんなに甘やかされる、エルフなのでした」(小糸)
8話
「ジオラマすごく楽しいなあ、レンズを通すと本物みたいになる」
「これが”映え”というやつか」(エルダ)
「(エルダは)精進は1ミリもしてませんが、氏子の皆さんには仲良くしていただいてます」(小糸)
「エルダちゃん、いつも言っていたはずですわよ」
「わたくしのことは…”お姉ちゃん”って呼んでって!」(ハイラリア・アイラ・ミララスタ、通称:ハイラ)
「聞こえてるよ!」
「聞こえててスルーしたんだよ!」(エルダ)
「(仲良しの秘訣?) 巫女が怒り出すギリ前にはやることちゃんとやるってことかな」(エルダ)
「エルダの巫女は、反抗期してる暇がないだけです!」(小糸)
「実は…巫女にお土産代を渡されたんですが、故あって紛失してしまいまして」
「それで…路肩に生えていたナズナを…」(ハイラ)
「(落とした?) い…いえ、落としたのは宝くじ売り場でして…」
「落としたというか、すったというか、スクラッチったというか…」(ハイラ)
「初めてまともなエルフを見たと思ったのに…」(小糸)
「なんかすみません…人類よ」(エルダ)
「私の心は石になった…あとは頼んだ」(エルダ)
「2人は理解した」
「いすずにバレると修羅場になると」(小糸)
「そして思う」
「そんな約束して、なお使い込んだのがこのエルフ…と」(小糸)
「前にハイラに、”賭け事を少し控えてほしい”って言ったんだ」
「どうせやめないと思ってたのに、ハイラ”もうしない”って約束してくれて…」(小伊万里いすず)
「でもハイラは、お小遣いの範囲で遊んでるんだし」
「なんか人の好きなものにケチつけた自分が、子供みたいに思えて…」(いすず)
「どんな顔でハイラと接していいか、分かんなくなっちゃって」
「それでって感じ」(いすず)
「まあいいや!」
「ハイラがちゃんと好きなことやってくれてるなら…ちょっと安心したかも」(いすず)
「ねえ、小糸ちゃん」
「どうやったって、私らの方が先にいなくなるじゃん」(いすず)
「それなら仲良くなんかしないで」
「悲しい思いをさせない方がいいって思う時…ない?」(いすず)
「あるよ。でもきっと…間違ってる」(小糸)
9話
「(気持ちがどんより?) そうか?」
「私は好きだぞ、雨」
「だって堂々とお家にこもれるじゃん!」(エルダ)
「雨の日でも、みんな頑張って仕事に行くよ」(小糸)
「よし! お買い物終了」
「もう今日の用事は済んだ」(エルダ)
「こ…このあとは1日中、こたつでマンガ読んじゃうんだ!」
「だって、お外は雨だから!」(エルダ)
「これは引きこもらざるを得ない」
「だって、お外は雨だから!」(エルダ)
「40年以上続いている大長編なんだ」
「でも、それだけ続くと、いろいろ弊害があるみたいでな」(エルダ)
「舞台は1970年代のはずなのに」
「最新刊で、スマホ出てきた」(エルダ)
「で…でも、この部屋見られたら…」
「オタクだってバレちゃうし!」(エルダ)
「街の人、み~んな知ってるよ」(小糸)
「ま…まさか大好きな雨の日に、こんなトラップがあるなんて…」(エルダ)
「(ステイタス?) 分かる!」
「私もバッグ買った時のブランドの紙袋、大事に使ってるもん!」(小糸)
「ま…まあ、私はカッパよりミノ派だったけどな」(エルダ)
「ちなみに、ミノに包まって頭にカサをかぶるのが、私の無敵形態」(エルダ)
「雨の日は好きだけど、ず~っと雨なのも困るもんな」(エルダ)
「お姉ちゃん、雨のあとの匂いがするね!」(小柚子)
「雨漏りの時から、押入れの荷物出しっぱなしでしょ!」
「ゲーム(内)で掃除してる場合か!」(小糸)
「い…いや、なぜか一度出したら押入れに入りきらなくなっちゃって」
「入ってたものが、な~んで入らないんだろうな?」(エルダ)
10話
「1日頑張ったあとの1杯(FONTA Grape)は格別だあ!」(エルダ)
「改めて見ると、ひっどい生活だな」(小糸)
「”いつか巫女同盟で反旗をひるがえそうね”っと」(小糸)
「梅田の地下街は1人で行ったらあかん言うたやろ」
「あそこほぼダンジョンやし」(向日葵)
「アポなんていらんやろ!」
「かわいいうちに会えるんやで」(ヨルデ)
「イカ焼きと豚まんは別腹やんか」(ヨルデ)
「そんな私の、今最大の関心事は…」
「10歳から始めたハイラの手作り写真集が、次で200冊目を迎えること!」(いすず)
「私のカメラの腕も上がってきたし」
「次の1冊は、現時点での集大成といえる写真集を作りたい!」(いすず)
「ご祭神が20キロ先の競艇場に自転車こいで行くのは、巫女的にNGやよ」
「こないだ立ちこぎで国道爆走して、噂になったばっかじゃん」(いすず)
「(お小遣いがない?) それがね…昨日なけなしの200円でやったスクラッチクジで」
「お座り1発ちょい当たりしたんですの!」(ハイラ)
「これを種銭に競艇でドカンですわ!」(ハイラ)
「競艇場行く前にスッテンテンですわ」(ハイラ)
「わたくしはこの金沢の祭神でもあるから」
「いろんな世界を小鳥みたいに飛び回るあなたが、少しうらやましいですわ」(ハイラ)
「別にずっと金沢にいなくちゃいけないわけじゃないでしょう」
「ていうか…私がどこにだってつれてってあげるし…」(いすず)
「まあだけど別に、どこに行けなくたって構わないの」
「いすずと一緒なら、どこに行かなくても楽しいもの」(ハイラ)
11話
「ふ…2人ともいいところに」
「大変なんだ! 泥棒に入られたかもしれない!」(エルダ)
「HG1/144 機動武士ゴンゲム 35周年リミテッド・クリアカラーバージョンが」
「なくなってるんだよぉーーっ!」(エルダ)
「け…警察! 警察呼ぶ!」
「あ…でも部屋に入ってほしくない~!」(エルダ)
「確かに、警察呼ぶ前に私らで探してみた方がいいかもなあ」
「探偵…探偵を呼ぼう」(高麗)
「名探偵・高麗ちゃんが、真犯人を捜し出してやるぜえ!」
「今日、暇だしな!」(高麗)
「(探偵ごっこ?) うん、そうだけどさ…」
「エルダ様が困ってんのを、私がほっとくわけねえだろ」(高麗)
「真犯人は…高耳神社関係者の中にいる!」(高麗)
「えーーっ!」(エルダ)
「え~…」(小糸)
「ごめんね、エルダ」
「でもちゃんと大事に持ってるから」(小糸)
「頑張って直したんだ、セロハンテープで!」(小糸)
「えっ? でもちゃんと直ってるでしょう」
「クリアなプラモに、クリアなセロハンテープを選択するとは」
「我ながらなかなかのセンス」(小糸)
「接着剤っていう大きめの選択肢があったはずだけど」(エルダ)
「やっぱり悪いのは私だよ」
「私がプラモを壊したのは事実なんだし、何より隠してたのはよくなかった」(小糸)
「だからエルダ、私に罰を与えてほしい!」(小糸)
「小糸…お前の気持ちはよく分かった」(エルダ)
「じゃあ、小糸が壊したゴンゲムがどんなものか理解するために」
「機動武士ゴンゲム・ファーストシリーズ全43話を私と見ること!」(エルダ)
「あまり私をナメるな巫女よ」
「”弓耳祭”はお神輿で月島を一周するだけだし、楽勝よ」(エルダ)
「(船に乗るだけ?) 船も怖いに決まってるだろ!」
「なんてったって、この私だぞ!」(エルダ)
「まあ私は今回お手伝いだけだから、すっごく気楽なんだけどねえ!」(小糸)
「ズ…ズルいぞ、小糸! 祭神と巫女は”死なばもろとも”でしょ!」(エルダ)
「せめて”運命共同体”って言って」(小糸)
12話
「やっぱり私が射手人なんて無理だよ~」(小糸)
「い…いや、きっぷのいい外し方で好感が持てるぞ~」(エルダ)
「ほ…ほら、あの的にも書いてあるだろ」
「あれは”甲・乙・ドンマイ”って書いてあるんだ」(エルダ)
「これは勝負事にあらず、当たり外れも甲乙なし、ドンマイドンマイって意味」
「気楽にやればいいんだよ」(エルダ)
「でもみんな”御弓神事”楽しみにしてるし」
「全部外してガッカリさせちゃったらどうしよう!」(小糸)
「普段あんなによくしていただいてるのに、氏子の皆さんに申し訳ないよう!」(小糸)
「し…しっかりするんだ、小糸」
「小糸がアワアワしてたら、私がアワアワ出来ないだろ」(エルダ)
「コツか、そうだなあ…耳をすまして、風の声みたいなのをよく聞くんだよ」(エルダ)
「いいところで風が”今ですぞ”的なことを言うから、その時にパッて」
「あとは勝手にピュッていくから」(エルダ)
「なんかそれ、エルフ特有のコツじゃないかな」(小糸)
「ごめんね、エルダ」
「なんかどうしても、エルダの方に飛んでいちゃう~!」(小糸)
「これは本当にヘッドショットされるんじゃ…」(エルダ)
「(仕上がり?) ふふふふふ…」
「全然ダメっすねえ、笑うしかないって感じ」(小糸)
「そりゃそうだよなあ」
「まぁ、大外しして笑ってもらえりゃ大成功だろ!」(高麗)
「私が最初に笑ってやるから、頑張って来い!」(高麗)
「こ…小糸。ヘッドショットしても私は怒らないから、気楽に行こう!」(エルダ)
「いざ、射らん!」(小糸)
「いざ、射られん!」(エルダ)
「全く…仕方ないな…」(エルダ)
「や…矢は真ん中だし、私も落ちたし」
「こ…今年は超豊漁かも…な」(エルダ)
「お…お祓い、受けたいんですけど…」(エルダ)
「じ…実は最近、すっかりついてなくてさ…」(エルダ)
「悪いことって重なるよねえ」(小糸)
「そうだ! ついでに社務所からお守り持ってきてあげるよ」
「アンラッキーなんて、うちのお守りパワーでボイッだよ!」(小糸)
「うちのお守りじゃ頼りないでしょ!」
「なんてったってこの私を祀ってるんだから!」(エルダ)
「御祭神がよその神様のお言葉に頼るのは、巫女的にちょっとなあ」(小糸)
「まあそう言うな、私はただのエルフだからな」
「江戸の頃も、悩んだ時はよく辻占に頼ったもんだよ」(エルダ)
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