「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の名言・台詞まとめ

アニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」及び「鉄血のオルフェンズ(2期)」の名言・台詞をまとめていきます。

 

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

1話

「お嬢様っても同じ人間なんだし、そんなに変わんないだろう」(三日月・オーガス)

 

「いくらマルバのおやじがもうろくしたって」
「使い捨ての駒ぐれえにしか思ってねえ俺等を認めるわけねえだろう」(オルガ・イツカ)

 

「ケンカか? ユージン」
「俺は嫌だな」(三日月)

 

「お母様は目をそらしているのよ」
「この屋敷の外で、何が起こっているのか知ろうとも思わない」(クーデリア・藍那・バーンスタイン)

 

「私はそんなの嫌」
「本当のことを見たいし、本当のことに触れたいの」(クーデリア)

 

「彼等非正規の少年兵達は、長く続く地球圏からの支配が生んだ」
「今の火星が抱える問題そのものなのよ」(クーデリア)

 

「そんな彼等と触れ合うことで」
「私は少しでも、その痛みを分かち合えたらって思うの」(クーデリア)

 

「今の地球圏の経済は、その出がらしを組み敷いた上に成り立っている」(マクギリス・ファリド)

 

「今後共、彼等に地球圏への変わらぬ献身を貫いてもらうためにも、火星支部には」
「我等世界秩序の番人たるギャラルホルンの一員として、襟を正してもらわねばな」(マクギリス)

 

 

「火星は今、全土で独立の機運が高まってるらしい」
「案外、人の同情をしてる暇はないかもしれんぞ」(マクギリス)

 

「どっちにしろ、ここじゃ俺等参番組は」
「ガス抜きするためのおもちゃか、弾よけぐらいの価値しかない」(オルガ)

 

「でも、俺にも意地があるからな」
「かっこ悪いとこ見せられねえよ」(オルガ)

 

「(対等の立場に?) けどさ…それってつまり、俺等は対等じゃないってことですよね」(三日月)

 

「(思惑が)どうであれ、俺等に選ぶ自由はない」
「たとえ罠でも、罠ごとかみ砕くまでさ」(オルガ)

 

「一度手にした力は手放し難いものなのさ、人類というものは」
「たとえそれが…自らを滅ぼす力であったとしても」(マクギリス)

 

「し…死ぬ?」
「私は死ぬのですか?」(クーデリア)

 

「よし! ミカと昭弘が食いついた」
「混戦ならあいつらに勝てるのはそうはいねえ」
「宇宙ネズミの本領発揮ってとこだ」(オルガ)

 

「(犬死に?) いいや違うな」
「それじゃ筋が通らねえ」(オルガ)

 

「どうやら俺達のために、(一軍は)おとりになって下さるみてえだ」(オルガ)

 

「俺の読みどおりなら、奴等は今ここから逃げ出す奴を無視できねえ」(オルガ)

 

「そうだ…どこにも逃げ場なんてねえぞ、はなっからな」(オルガ)
「で…次はどうすればいい? オルガ」(三日月)

 

「無理はするな」
「ミカが戻るまで少し時間が稼げりゃいいんだ」(オルガ)

 

「そしたらよ、このくそったれな状況に一発かましてやれるんだ」
「だからそれまで…」(オルガ)

 

「死なねえ! 死んでたまるか!」
「このままじゃ…こんな所じゃ…終われねえ!」(オルガ)

 

「(次?) 決まってんだろ」
「行くんだよ」
「ここじゃないどっか…俺達の、本当の居場所に」(オルガ、少年時代)

 

「うん、行こう」
「俺達…みんなで」(三日月)

 

2話

「なんで、そんなに簡単に…自分の命が大切ではないのですか?」(クーデリア)
「大切に決まってるでしょう。俺の命も、みんなの命も」(三日月)

 

「(勝てるのか?) さあ?」
「僕達はただ、負けないようにあらがうことしか出来ない」(ビスケット・グリフォン)

 

「(卑怯?) どの口が言うんだ…」(三日月)

 

「(子供?) そうだよ。あんたらが殺しまくったのも…」
「これから…あんたらを殺すのも」(三日月)

 

「子供を! 少年兵を相手に、戦うことなど出来ません」
「彼等が自らの意思で戦っているとは思えない」(クランク・ゼント)

 

「バカだな、私」
「平気じゃないの、分かってたのに…」(アトラ・ミクスタ)

 

「いつもは私の活動に反対しているお父様が、今回に限って…」
「考えたくはありませんが…」(クーデリア)

 

「ただ私は、それを確かめてからではないと、お父様のもとへは戻れません」(クーデリア)

 

「たかがあんた1人のせいで、あいつらが死んだなんて…」
「俺の仲間をバカにしないで」(三日月)

 

「そうよ…私は何も分かっていなかった」
「ただの世間知らずなお嬢様で…」
「でも、だからこそ分かりたいって」(クーデリア)

 

「なのに…あの目」
「なんだか見透かされてるみたいで…笑われてるみたいで…」(クーデリア)

 

「(殴るのは)俺、だけで…いいでしょう」(オルガ)

 

「そうだな、許せねえ」
「ちょうどいいのかもな」(オルガ)

 

「俺等はヒューマンデブリだ」
「自分の意思とは無縁でここにいる」(昭弘・アルトランド)

 

「上が誰になろうと従う」
「それがあいつらであろうと、お前らであろうとな」(昭弘)

 

「ミカがもし反対するなら、お前らには悪いが今回は中止だ」
「まあ、それはないがな」(オルガ)

 

「俺が本気なら、ミカはそれに応えてくれる」
「確実にな」(オルガ)

 

「(死んだ仲間に最後の別れ?) あ~…いいよ」
「昔さ、オルガが言ってた」(三日月)

 

「”死んだ奴には死んだあとでいつでも会えるんだから”」
「”今生きてる奴が死なないように精いっぱい出来ることをやれ”って」(三日月)

 

「(話は)これから聞く」
「でもどっちにしろ、オルガが決めたことならやるよ、俺」(三日月)

 

3話

「今日はもう帰ります」
「三日月、なんかピリピリしてるから」(アトラ)

 

「(変わんない?) でもなんか違うって分かっちゃうんです」(アトラ)

 

「まあ、ハッキリさせたいんですよ」
「誰がここの1番かってことを」(オルガ)

 

「(誰を相手に?) ろくな指揮もせず、これだけの被害を出した無能をですよ」(オルガ)

 

「無能な指揮のせいで、死ななくてもいいはずの仲間が死んだ」
「その落とし前はきっちりつけてもらう」(オルガ)

 

「さて…これからCGSは俺達のものだ」
「さあ選べ。俺達宇宙ネズミの下で働き続けるか、それともここから出ていくか」(オルガ)

 

「私には、出来ることがあると思っていました」
「でも…それを成し遂げるためには、罪のない人達を犠牲にしてしまう可能性があります」(クーデリア)

 

「私は、ただ自分が悔しいのです」
「こんなにも…無力な自分が」(クーデリア)

 

「行きます!」
「勝負などすることはありません」(クーデリア)

 

「私が行けば全てが済むのでしょう?」
「無意味な戦いは避けるべきです」(クーデリア)

 

「ねえ決着ってどうつけるの?」
「どっちかが死ねばいいの?」(三日月)

 

「まあもういいよ」
「俺はオルガに言われたんだ、”あんたをやっちまえ”ってさ!」(三日月)

 

「ミカはな…強くなくちゃ生きていけないことを知ってるんだ」(オルガ)

 

「意地汚くて、だけど潔(いさぎい)い」
「あいつは矛盾の塊なんだよ」
「だけど、だからこそ強い」(オルガ)

 

「私も、彼のように戦えるでしょうか?」(クーデリア)

 

「もう、手術を受けたいなどとは考えていません」
「私の戦う場所は、別にあることを知っています」(クーデリア)

 

「言っとくけど、俺は犠牲になんてなってないよ」
「俺と俺の仲間のために、出来ることをやってるだけだ」(三日月)

 

「で今は…とりあえずあんたが邪魔だ!」(三日月)

 

「”鉄華団”…俺達の新しい名前」
「”CGS”なんてカビくさい名前を名乗るのは、しゃくに障るからな」(オルガ)

 

「(鉄の火?) いや…”鉄の華”だ」
「決して散らない、鉄の華」(オルガ)

 

4話

「お前達はもう誰のもんでもねえってことだ」
「恩を売る気もねえし、どこへ行くなり好きにしな」(オルガ)

 

「けどよ、残るってんなら俺が守る」(オルガ)

 

「一緒によ…でっけえ花火打ち上げようぜ」(オルガ)

 

「デカい仕事には危険が付きまとう」
「まともな仕事ってのは地味なもんだろう」(オルガ)

 

「この仕事の目的は金だけじゃねえ」
「俺達の将来が懸かってんだ」(オルガ)

 

「私は…彼等からあんな笑顔を奪ってしまうかもしれない」
「それが分かっているはずなのに…」(クーデリア)

 

「(尋問?) シラを切られるだけさ」
「確かな証拠をつかまないとな」(マクギリス)

 

「(石頭?) それが任務だ」(マクギリス)

 

「汗を流して大地に触れていると、頭が空っぽになって」
「なんだかスッキリします」(クーデリア)

 

「君…見事な動きだったな」
「いい戦士になるな」(マクギリス)

 

「ミカ…これ(鉄華団)を、俺等で守っていくんだ」(オルガ)

 

5話

「心配しなくても、オルガは一度やるって言った仕事は絶対にやり遂げるよ」
「だから俺もあんたを、絶対に地球まで連れていく」(三日月)

 

「地球に行けば、月って見えるかな?」
「”三日月”って名前、そっから取られたらしいからさ」(三日月)

 

「今やクーデリア・藍那・バーンスタインは、火星独立運動の象徴だ」(マクギリス)

 

「その小娘ひとりを飼い慣らすだけで、火星の市民を黙らすことが出来るのなら」
「利用価値はあると思わないか?」(マクギリス)

 

「(あんたを差し出す?) それはなしだ」
「俺等の筋が通らねえ」(オルガ)

 

「(奥に?) 私はこの目で、全てを見届けたいんです」(クーデリア)

 

「いや、必然かもしれんな」
「その名(ガンダム)を冠する機体は、幾度となく歴史の節目に姿を現し」
「人類史に多大な影響を与えてきた」(マクギリス)

 

「火星の独立をうたうクーデリア・藍那・バーンスタインが、それを従えているのだ」(マクギリス)

 

「姿勢制御プログラム特有の回避パターンは出ない」
「まるで生身のような重心制御が回避動作を最小限にとどめている」(マクギリス)

 

「空間認識能力の拡大をうたったものだったか、阿頼耶識システムとは」(マクギリス)

 

「さ~て、鉄華団の門出だ」
「景気よく前を向こうじゃねえか!」(オルガ)

 

「投降はしない、する理由がない」(三日月)

 

6話

「(死ぬかもしれない?) 大丈夫だよ」
「これ(お守り)があるから」(三日月)

 

「だって地球に行くんでしょ?」
「田舎者だって思われないかなあ」(アトラ)

 

「私が地球へ行くのは、火星の人々の自由な暮らしを勝ち取るためです」(クーデリア)

 

「私の目的は、火星の経済的独立を勝ち取ること」
「それが全ての火星の人々の幸せにつながるものと信じています」(クーデリア)

 

「じゃあ、あんたが俺達を幸せにしてくるんだ?」(三日月)
「ええ、そのつもりです」(クーデリア)

 

「字ぃ読んで動かすわけじゃないからね、モビルワーカーと大体一緒だし」
「あとは…勘?」(三日月)

 

「(ほかに委託?) いいや、ダメだ」
「やると決めた以上は前に進むしかねえ」(オルガ)

 

「オルガは少し焦り過ぎてるんじゃないか?」
「なんだか、わざと危険な道ばかり進もうとしてる気がするんだ」(ビスケット)

 

「(危険な道ばかり?) 見られてるからだ」
「振り返るとそこに、いつもあいつの目があるんだ」(オルガ)

 

「あの目は裏切れねえ」(オルガ)

 

「あの目に映る俺は、いつだって最高に粋がって」
「かっこいいオルガ・イツカじゃなきゃいけねえんだ」(オルガ)

 

「もうサイコロは振っちまった」
「あとはとことん突っ走るしかねえ」(オルガ)

 

「阿頼耶識システム…こんな小さな子にまで」
「これが、この子達の現実…」(クーデリア)

 

「(変わらない?) 俺か?」
「俺は俺だ」(オルガ)

 

7話

「あんたの道理がどうだろうと、俺達にも通さなきゃいけねえ筋がある」(オルガ)

 

「俺達がただのガキじゃねえってことを教えてやるよ」(オルガ)
「お前ら、生意気の代償は高くつくぞ」(名瀬・タービン)

 

「やんちゃする子供を叱ってやるのは大人の役目だよ」(アミダ・アルカ)

 

「さあ、しつけの時間だ…坊や達」(アミダ)

 

「オルガの邪魔はさせない!」(三日月)

 

「そろそろ消えろ」(三日月)

 

8話

「アミダにつないでくれ」
「祭りは終わりだ」(名瀬)

 

「楽しいもんじゃないさ、子供とやり合うなんてね」
「でも、なかなか見どころのある坊や達だったよ」(アミダ)

 

「いや、あれじゃダメだ…」
「もっともっと頑張らないと」(三日月)

 

「俺等は…鉄華団は離れちゃいけない」
「それは…つながっちまってんです、俺等は」(オルガ)

 

「死んじまった仲間が流した血と、これから俺等が流す血が混ざって」
「鉄みたいに固まってる」(オルガ)

 

「だから…だから離れらんねえ」
「離れちゃいけないんです」(オルガ)

 

「仲間でもなんでもねえ奴に、訳の分からねえ命令で」
「仲間が無駄死にさせられるのはごめんだ」(オルガ)

 

「あいつらの死に場所は、鉄華団の団長として俺が作る!」
「それは俺の死に場所も同じです」(オルガ)

 

「”血が混ざってつながって”…か」
「そういうのは仲間っていうんじゃないぜ…家族だ」(名瀬)

 

「(よく頑張る?) 俺にはそれくらいしか出来ることがないんだ」(三日月)

 

「バ~カ。見捨てるとか見捨てないとかじゃねえよ」
「家族ってのは」(オルガ)

 

9話

「男の度量ってのはね、愛の量で決まるんだよ」(アミダ)

 

「(パンと肉?) 肉って本物のお肉ですよね?」
「食べたことないですし、なんだかかわいそうで…」(アトラ)

 

「それに女将さんの焼くパンはとても美味しいので」(アトラ)

 

「あんた、いい奥さんになれるよ」
「男選びさえ間違えなきゃね」(アミダ)

 

「罪のない子供は殺せなくても…」
「罪のある子供なら手にかけてもいいですよね?」(アイン・ダルトン)

 

「火星での独自流通を実現するため、地球くんだりまで出向く」
「下手すりゃ、戦争になるな」(マクマード・バリストン)

 

「そうなりゃ新たな利権を得ようと、様々な組織が暗躍する」
「それこそ、どんな悪どい手を使っても」(マクマード)

 

 

「しかも、こいつは長引く」
「利権を勝ち取ったても、その後の各組織間で軋轢が残るからなあ」(マクマード)

 

「これは…あんたが決めることだよ」(三日月)

 

「どっちにしろ、これからも人は死ぬんだ」
「今までのことで分かってるだろう」(三日月)

 

「これは、多分俺が最初に人を殺した時と同じ」
「クーデリアの、これからの全部を決めるような決断だ」(三日月)

 

「だからこれは、クーデリアが自分で決めなくちゃいけないんだ」(三日月)

 

「大人になるなら、いろんなこととの付き合い方、覚えなくちゃダメよ」(メリビット・ステープルトン)

 

「やっとだ…やっと家族がつくってやれる…」
「お前らにも、やっと胸を張って帰れる…場所…」(オルガ)

 

「私が前へ進もうとすることで、これからも多くの血が流れる」
「どうしたらいいのか…」(クーデリア)

 

「答えは決まってる」
「分かってたの…でも認める勇気がなかった」(クーデリア)

 

「組織間の戦争なんてことになったら、うちじゃ手に負えないってことは」
「オルガにだって分かってるはずだよ」(ビスケット)

 

「いや、本当は今までだって…」
「上手くいったからいいけど、本当は俺達の手には負えないことばかりだった」(ビスケット)

 

「でも、オルガの意地のおかげで、俺達も夢が見れてる」(三日月)

 

「(出るのは)家族の…晴れ舞台だからな」(昭弘)

 

「三日月は…ずっとこんな気持ちを味わっていたのですね」(クーデリア)

 

「これからどんどん立場だって変わる」
「自分を見失うなよ、オルガ」
「でねえと、家族を守れねえぞ」(名瀬)

 

「私の手は、既に血にまみれています」(クーデリア)

 

「この血は、鉄華団の血です」
「今私が立ち止まることは、彼等に対する裏切りになる」(クーデリア)

 

「(メンツ?) 鉄華団は俺が…いえ、俺等皆で作る家です」
「俺のメンツなんて関係ないです」(オルガ)

 

「これから何があっても…俺等が変わることはない」
「俺等1人ひとりが、鉄華団のことを考えていく…守っていく」(オルガ)

 

10話

「三日月とクーデリアさん…お似合いだったな」(アトラ)

 

「実は俺も一緒なんだ」
「双子のチビ達を学校へ入れてやるのが当面の目標」(ビスケット)

 

「鉄華団を見張るのがあんたの仕事だ」
「ただし、俺達の家に土足で上がり込むようなマネはさせませんけど」(オルガ)

 

「三日月のおかげなんです」
「私がこうしていられるの」(アトラ)

 

「少しうらやましいわ、アトラさんが」
「親や兄弟はいなくても、本当に心から信頼できる仲間という家族が」
「いつもそばにいるんですもの」(クーデリア)

 

「私には両親がいるけど、信頼どころか…」
「父は私の存在をうとんじて、命まで奪おうと…」(クーデリア)

 

「でもクーデリアさんは私達の仲間の…家族のひとりですから」(アトラ)

 

「誰にも話したことねえんだけどな、俺にも弟がいたんだ」(昭弘)

 

「正直、ちょっと前までは自分のことで精いっぱいで」
「昌弘のことを思い出すこともなかった」(昭弘)

 

「鉄華団に入れてもらって、家族みてえな仲間が出来て…考えるんだ」
「俺にも本当の家族がいたんだってな」(昭弘)

 

11話

「お前(バルバトス)も機嫌よさそうだな」
「じゃ、行こうか」(三日月)

 

「船医も乗せず惑星間航行をするなんて判断…団長さん失格じゃない?」(メリビット)

 

「今問題にすべきは、うちらがケンカを売られたってことだよ」(アジー・グルミン)

 

「俺はあの少年達を討てればそれでいい」
「その機会をくれるなら…誰であろうとついていく」(アイン)

 

「角笛の音色も届かぬ宇宙」
「ドブをさらうのは、ドブネズミにでもやらせておけばいい」
「我々はもっと大局を見る必要がある」(マクギリス)

 

「その現体制の支配力こそが、ギャラルホルンそのものであるのもまた事実だ」
「誰も内部を変えようとしない」(ガエリオ・ボードウィン)

 

「だからこそ駒が要る」
「現体制を揺るがす、強力な駒が」(マクギリス)

 

「俺よ、最近楽しかったんだ」
「お前らと鉄華団を立ち上げて、一緒に戦って…”仲間のために”とか言ってよ」(昭弘)

 

「姐さん達にしごかれんのも楽しかった」
「楽しかったから、俺がゴミだってことを忘れてた」(昭弘)

 

「ヒューマンデブリが楽しくっていいわけがねえ」
「だから、バチが当たったんだ」(昭弘)

 

「鉄華団が楽しかったのが原因ってことは、団長の俺に責任があるな」
「責任は…全部俺が取ってやるよ。昌弘って弟のこともな」(オルガ)

 

「道理の分からねえチンピラの売ってきた安いケンカだ」
「安いケンカだが、ナメられっぱなしってのも面白くねえ」(オルガ)

 

12話

「組織がデカくなりゃなあ、目が届かないところも出てくるさ」(名瀬)

 

「昭弘の弟、助けに行くんでしょ?」
「んな話聞いちゃ、こっちも黙ってらんないっての」(ラフタ・フランクランド)

 

「ユージン、舵を頼む」
「やっぱりここ一番って時は、お前じゃねえとな」(オルガ)

 

「うちの船がなんで”ハンマーヘッド”って名前なのか教えてやれ!」
「吶喊(とっかん)!」(名瀬)

 

「(ヒューマンデブリ?) まだ言ってんのかよ、それ」
「いい加減、聞き飽きたぜ」(オルガ)

 

「今までどうだったかは変えられねえよ」
「俺等だって宇宙ネズミだ」(オルガ)

 

「ただ、これから先は変えられる」
「俺等の手で、いくらでもな!」(オルガ)

 

「それをまずお前が証明してみせろよ」
「今ここでな」(オルガ)

 

13話

「分からねえ…分かってたまるかよ!」(昭弘)

 

「そう、お前がここで死んじまっても!」
「きっと生まれ変わって…生まれ変わって戻ってくるんだよ! 俺達の家に!」(昭弘)

 

「こいつ…装甲の隙間を狙ってんのか!」
「なんなんだよ、こいつはよ!」(クダル・カデル)

 

「これの使い方、分かってきた」(三日月)

 

「俺が(人殺しを)楽しんでいる?」
「まっ、いいか…こいつは死んでいい奴だから」(三日月)

 

「アルミリア。あなたを笑う者がいたら、私が許さない」
「あなたは、ここにいる誰よりも素敵なレディーだ」(マクギリス)

 

「今夜は特別な夜だ」
「全てを忘れ…これから起こる運命さえも忘れ…踊り明かそう」(マクギリス)

 

「ヒューマンデブリ」
「宇宙で生まれて宇宙で散ることを恐れない、誇り高き選ばれた奴等だ」(オルガ)

 

「鉄華団は、お前達を歓迎する」(オルガ)

 

「指示を出した俺が、不甲斐ねえせいでよ!」
「こいつら…こんな所で…こんなの、自分が死んだ方がよっぽどマシだ!」(ノルバ・シノ)

 

「(自分が死んだ方がマシ?) ダメだ、シノ」
「そういうのは、こいつらに失礼だ」(三日月)

 

「お葬式ってね、生きてる人のためにもあるの」
「大切な人の死を、ちゃんと受け入れるためにもね」(メリビット)

 

「みんな祈ってくれ」
「死んだ仲間の魂があるべき場所へ行って、そんでもって…」
「きっちり生まれ変われるようにな」(オルガ)

 

「(泣け?) 嫌です」
「格好よかった仲間を見送るって時に、自分らがダセえのは嫌です」(シノ)

 

「知ってるか? 人死にが多い年にゃ出生率も上がるんだぜ」
「子孫を残そうって判断すんだろう」(名瀬)

 

「こいつ(グシオン)を俺にくれねえか?」
「昌弘との想い出は、ガキの頃のものしかない」(昭弘)

 

「一番新しくて、一番強い想い出は、あいつの死になっちまった」
「ならせめて! 俺はこれから、あいつの思い出と一緒にいたい」(昭弘)

 

「無理もありません、彼等はまだ子供」
「無意識のうちに多くの葛藤を胸に押し込めている」
「そのひずみが時に現れるのでしょう」(フミタン・アドモス)

 

「三日月にもあるのかもしれない」
「無意識のうちに押し込めている…強い気持ちが」(クーデリア)

 

「かわいいと思ったから」
「ごめん、嫌だったか?」(三日月)

 

14話

「そうか、地球ってきれいなんだな」(三日月)

 

「分かってないねえ、あんた達。ここはもう地球圏なんだよ」
「あんた達がいた圏外圏は、言っちまえばただの無法地帯」(アミダ)

 

「でもここには秩序と法ってもんがある」
「人を殺せば普通に罪に問われるんだ」(アミダ)

 

「なぜ私は、命令を無視して…」
「クーデリア、私にとって彼女は…」(フミタン)

 

15話

「大人にはなりきれないものだな」
「これほどに胸が踊るとは」(仮面の男)

 

「何があったの?」
「いつもは何考えてんのか分かんないけど、今は何か考えてんのが分かるから」(三日月)

 

「ただ、責任というものについて少し考えていただけです」
「どんな行為にも、必ず付きまとってくるものですから」(フミタン)

 

「自分のしたことなら当然なんじゃないの?」
「それがオルガの言う、筋を通すってことでしょう」(三日月)

 

「お前が政治をしろというなら聞き入れよう」(ガエリオ)

 

「アトラさんは私を家族の一員だと言ってくれたんです」
「そのアトラさんを誰かに差し出すようなマネをしては、お父様と同じになってしまう」(クーデリア)

 

「私は大切な家族を…アトラさんや鉄華団の皆さん」
「それにフミタンを裏切るようなマネはしたくないんです!」(クーデリア)

 

「お嬢様はあの頃から何も変わっていませんね」
「そのまっすぐな瞳が、私はずっと嫌いでした」(フミタン)

 

「何も知らないがゆえに希望を抱ける」
「だから現実を知って、濁ってしまえばいいと思っていたのに…」(フミタン)

 

「ですが、変わったのは私の方でした」
「変わらなければ、このような思いを抱かずに済んだのに…」(フミタン)

 

「どんな行為にも、責任は付きまとうものなのですね」(フミタン)

 

「一度お目にかかりたいと思っていましたよ、クーデリア・藍那・バーンスタイン」
「君はここで死ぬべき人ではない」(仮面の男)

 

「革命の乙女たるその身を大切にしたまえ」
「君は人々の希望になれる」(仮面の男)

 

「こんなのなんともないよ、子供の頃は毎日だったし」
「それに、クーデリアさんは家族だからね」(アトラ)

 

「兄さんには感謝してます」
「父さんと母さんが死んだあと、必死に俺達を養ってくれて…」
「今の俺があるのも、兄さんのおかげだから」(ビスケット)

 

「だから! あの時は本当にありがとうございました」
「でも…今俺は鉄華団の団員なんです!」(ビスケット)

 

16話

「覚えていますか? あの火星のスラムで、私はわざとあなたを置き去りに…」
「だって…あの子はまるで、昔の私だったから…」(フミタン)

 

「もう…フミタンじゃない」(三日月)

 

17話

「迎撃? 虐殺の間違いだろうが」(ガエリオ)

 

「挑発して牙をむかせ、平和維持の名のもとに粛清する」
「わざわざ使い物にならない武器まで与えてな」(ガエリオ)

 

「まったく…統制局らしいやり方だ」(ガエリオ)

 

「これこそがマクギリスの言う、今の腐ったギャラルホルンの実態だ」
「こんな卑劣な作戦に参加できるか」(ガエリオ)

 

「私は…私は、このまま地球へは行けません」
「私が地球を目指したのは、火星の人々が幸せに暮らせる世界を作るため」(クーデリア)

 

「でも、火星だけじゃなかった」
「ここの人達も同じように虐げられ、踏みつけられ、命さえも…」(クーデリア)

 

「それを守れないなら、立ち上がれないなら」
「そんな私の言葉など誰も聞くはずがない」(クーデリア)

 

「私は戦います、たとえ1人でも」
「もう逃げない、二度と」(クーデリア)

 

「私は…あの本の少女のように…希望になりたい」(クーデリア)

 

「俺はオルガが決めたことをやる」
「けど…このままやられっぱなしってのは面白くないな」(三日月)

 

「依頼主の希望で、俺達は一番派手なやり方で地球を目指すことになっちまった」(オルガ)

 

「こいつ(グシオン)の初陣、派手に飾ってやりますよ」(昭弘)

 

「すごいな、あいつ。俺は…」
「ああ…イライラする」(三日月)

 

「この出力、この性能、予想以上だ!」
「まっ、それでなくては、骨董品を我が家の蔵から引っ張り出した甲斐がない!」(ガエリオ)

 

「”ガンダム・フレーム”、貴様なぞには過ぎた名だ」
「身の程を知れ、小僧!」(ガエリオ)

 

「まあなんでもいいや」
「どうせすぐに消える名前だ」(三日月)

 

18話

「今、私の船はギャラルホルンの艦隊に包囲されています」
「ギャラルホルンに私は問いたい」(クーデリア)

 

「あなた方は正義を守る存在ではないのですか?」
「これがあなた方の言う正義なのですか?」(クーデリア)

 

「ならば…私はそんな正義は認められない!」(クーデリア)

 

「私の発言が間違っているというのならば、構いません…」
「今すぐ私の船を撃ち落としなさい!」(クーデリア)

 

「すごいな、あいつ」
「俺達が必死になって、1匹1匹プチプチ潰してきた奴等を…声だけで止めた」(三日月)

 

「”勝った”…のでしょうか?」
「私は今まで、一体なんの勝負をしていたというのでしょうか?」(クーデリア)

 

「私には責任があるのです」
「私を信じてくれる人達のために、私は私自身の責任を果たさねばならないのです」(クーデリア)

 

「私共には、地球降下船を手配する用意があります」
「あなたの革命をお手伝いさせていただきたいのです」(仮面の男)

 

「(話してくれてれば?) 俺達はまだその場所に立ってねえってことだろう」(オルガ)

 

「あの人らは化かし合いの世界で商売してる」
「俺達はその足元でウロチョロしてるだけだ」(オルガ)

 

「あの人らと対等に商売していくなら、今のままじゃダメなんだ」(オルガ)

 

「君達など罠にかけて、私になんの得があると?」
「(狙い?) そうだな…君達に小細工しても見破られるだろう」(仮面の男)

 

「私は腐敗したギャラルホルンを変革したいと考えている」
「より自由な、新しい組織にね」(仮面の男)

 

「君達には外側から働きかけ、その手伝いをしてもらいたい」(仮面の男)

 

「民衆は常に偶像を求めるものだ」
「いや…虚像かな」
「真実などに興味はないものだ」(イズナリオ・ファリド)

 

「”運”、大いに結構」
「結局のところ、最後に事を決めるのはいつも運だ」(蒔苗東護ノ介)

 

「あのね、クーデリアさん」
「その…もっとお話ししよう!」(アトラ)

 

「でもね、”ちょっと疲れたなあ”とか、”ちょっとつらいなあ”とか言ってほしくて」
「頼ってほしくて!」(アトラ)

 

「頼りないのは私です」
「ホントに、情けないくらいに無力で」(クーデリア)

 

「私は、このままじゃいけないんです」
「人々を希望へ導きたいと願うなら…変わらなければ」(クーデリア)

 

「あのね、私もクーデリアさんと一緒に…」
「その…か…か…革命? 革命するから!」(アトラ)

 

「俺も手伝う」
「あんたが地球に行く責任があるって言うんなら、俺は全力でそれを手伝う」(三日月)

 

「(危険な賭け?) ほかに手はないのでしょう?」
「利用できるものは、利用させてもらいます」(クーデリア)

 

19話

「(地球に)たどり着けます、鉄華団なら」
「そこは心配していません」(クーデリア)

 

「握手をしましょう」(クーデリア)
「俺の手、また汚れてるよ」(三日月)

 

「私の手も、もう汚れています」
「みんなの血と、みんなの思いと…この手に、私は誇りを持っています」(クーデリア)

 

「(本当の名前?) モンタークで結構」
「それが真実の名ですので」(仮面の男)

 

「今まで以上の苦難が待ち受けていると思いますが」
「どうか地球に私を送り届けて下さい」(クーデリア)

 

「そこから先は…私が皆さんを幸せにしてみせます」
「約束します」(クーデリア)

 

「お前、時々抜けてっからよ」
「最悪失敗したって、”ああユージンじゃしゃあねえ”って」
「こっちも納得して死んでやんよ」(シノ)

 

「俺、ずっと思ってたからよ」
「チャラついた自分捨てて、ガツッと男になりてえって」
「それが今なんだよ」(ユージン・セブンスターク)

 

「鉄華団全員の命を預かる…俺、そういう存在に憧れていたからよ」
「失敗は絶対に出来ねえんだ、だから!」(ユージン)

 

「他者の心を掌握し、その先の行動を操るのは容易だ」
「過去をひもとく…ただそれだけで、対象者がつかむ選択肢の予想は簡単につく」(仮面の男)

 

「嫉妬・憎悪・汚辱に恥辱、消えない過去に縛られて輝かしいはずの未来は」
「全て愚かしい過去の清算のみに消費される」(仮面の男)

 

「それは、私とて同じこと…」(仮面の男)

 

「鉄華団…君達の踏み出す足は、前に進んでると思うか?」
「もし本気でそう信じているのなら…」(仮面の男)

 

「ここでかっこつけねえでどうすんだよ!」(ユージン)

 

「あとは任せるぞ、お前ら!」
「なあ、1つだけ…俺、かっこいいか?」(ユージン)

 

「(よく見つけた?) ネズミのやり方は、火星から見てきましたので」
「それもここで終わらせる!」(アイン)

 

「”行けるか”だと?」
「行くしかねえだろう!」(昭弘)

 

「お前に引導を渡すため、わざわざ用意してやったんだ」
「ありがたく思いながら逝け!」(ガエリオ)

 

「俺もあんたのために用意したものならあるよ」(三日月)

 

「パターンが分かれば対策くらいするよ」
「おやっさんが」(三日月)

 

「あなたは、誇りを失った俺に…もう一度、立ち上がる足をくれた」
「あなたを、見殺しには…」(アイン)

 

「今ので気づいたのか? すさまじいな、その感覚」(仮面の男)
「別に、普通でしょう」(三日月)

 

「見せてくれるのだろう?」
「君達の…可能性を」(仮面の男)

 

「そっか…オルガについていったら、見たことないものいっぱい見れるね」(三日月、子供時代)

 

「そうだ…俺はその場所を見たい」
「お前はどうだ? バルバトス!」(三日月)

 

「ここが地球…」
「あれが…三日月」(三日月)

 

20話

「”人類は自然であらねばならぬ”」
「そんな価値観は、ギャラルホルンが意図的に広めたものだ」(マクギリス)

 

「厄祭戦で進化した技術が」
「自分達に反旗をひるがえす道具になって使われることを恐れてな」(マクギリス)

 

「火星に戻ったらクーデリアさん、すごいことになっちゃうんだろうなあ」
「なんか、手の届かない人になっちゃいそう」(アトラ)

 

「それはもうわしにとっても実現したいと常々考えておったことだ」
「だが…今は無理だな」(蒔苗)

 

「わしは失脚し、亡命中の身だからな」
「つまり、今のわしにはなんの権限もない」(蒔苗)

 

「(無意味?) そうは言うとらん」
「まだまだ残っておるよ…逆転の目はな」(蒔苗)

 

「兄貴…俺達はまだ何者でもねえ」
「俺はもっと…もっとデカくなりてえんだ」(オルガ)

 

「(穏やかな道を選べた?) そうかもしれねえ」
「けど、そうじゃねえかもしれねえ」(ナディ・雪之丞・カッサパ)

 

「先のことなんか、誰にも分からねえよ」
「オルガだって、ビクビクしながら前に進んでんだ」(雪之丞)

 

「勘違いするんじゃねえぞ」
「鉄華団は、ただのラッキーだけでここまでやってこれたんじゃねえ」(雪之丞)

 

「オルガがいて、みんながいて、そしておめえがいたからだ」(雪之丞)

 

21話

「邪魔な連中は全部潰す」
「先のことは、この島を出てからでいいよ」(三日月)

 

「ここにいたんじゃ、俺達もクーデリアも何も出来ない」(三日月)

 

「私を顎で使うとは…思った以上に楽しませてくれる」(仮面の男)

 

「島を出たら話をしよう」
「俺達のこれからのこと」(ビスケット)

 

「これからは少し先のことまで考えていかないといけないんです」
「俺達は」(ビスケット)

 

「モビルスーツには意味ないってのに…」
「無駄撃ち大好きだよね、金持ちってさ」(ラフタ)

 

「さっきの感覚、体に残ってるだろう?」
「それに合わせて撃てばいいんだよ」(三日月)

 

「感覚だけで照準を補正するとはねえ」(アジー)
「阿頼耶識ってやっぱずっこい」(ラフタ)

 

「だから死ねない! 死にたく…ない!」
「俺にはまだ…オルガとの…約束が…」(ビスケット)

 

22話

「まだ帰れない」
「仕事が終わるまでは…帰れないよ」(三日月)

 

「それにしてもまだ生きていたとは…カルタもしぶといな」
「ここらで死んでいれば、これ以上生き恥をさらさずに済んだものを」(マクギリス)

 

「義父上(ちちうえ)のにがりきった顔が目に浮かぶようだ」(マクギリス)

 

「”人間であることを捨てる”…か」
「今の世は、まさにその選択の上に築かれたと言ってもいいだろうな」(マクギリス)

 

「300年前、長く続く厄祭戦のために人々は疲弊し、人類存亡の危機に瀕していた」
「人類が生き延びるためには、誰かが戦争を終わらせる必要があった」(マクギリス)

 

「戦力の均衡を破る圧倒的な力…人間の能力を超えた力でな」(マクギリス)

 

「(阿頼耶識とガンダム・フレーム) 元をたどれば、全てそこに行き着くのさ」(マクギリス)

 

「人間であることを捨て、人間を救った救世主達…」
「彼等はのちに”ギャラルホルン”と呼ばれる組織となった」(マクギリス)

 

「示すんだ」
「身を捨てて地球を守ったギャラルホルンの原点を」(マクギリス)

 

「お前と阿頼耶識をまとったアインとで、あの宇宙ネズミ共を駆逐し」
「我々こそが組織を正しく導けるのだと分からせてやれ」(マクギリス)

 

「今の私に出来るのは、前に進むためにやれることを1つでも多くしておくこと」
「立ち止まってる暇はありません」(クーデリア)

 

「勉強しました、いろんなことを」
「託された思いを形にするために」(クーデリア)

 

「私はリーダーになど…」
「私がなりたいのは…希望」(クーデリア)

 

「たとえこの手を血に染めても、そこにたった1つ、人々の希望が残れば…」(クーデリア)

 

「私等女や、あの子達子供がこういう仕事をするってのは」
「それだけで命懸けなんだ」(アジー)

 

「タービンズってさ、実はほかに行き場所がない女達の避難場所だったりするんだよね」
「うちに拾ってもらえなかったら、どうなってたか分かんない子いっぱいいる」(ラフタ)

 

「ダメだよ、オルガ」
「俺はまだ止まれない」(三日月)

 

「教えてくれよ、オルガ」
「ここが俺達の場所なの?」(三日月)

 

「そこに着くまで、俺は止まらない…止まれない」
「決めたんだ、あの日に…決まったんだ」(三日月)

 

「ああ分かったよ! 連れてってやるよ!」
「どうせ後戻りは出来ねえんだ、連れてきゃいいんだろう!」(オルガ)

 

「途中にどんな地獄が待っていようと…」
「お前を…お前らを…俺が連れてってやるよ!」(オルガ)

 

「次は誰を殺せばいい? 何を壊せばいい?」
「オルガが目指す場所へ行けるんだったら、なんだってやってやるよ」(三日月)

 

「この地球には、俺達を潰したがってる奴等がいる」
「けど奴等は分かってねえ。鉄華団は、ただのガキの集まりじゃねえってことをな」(オルガ)

 

「今までは攻撃を受けるたび、降りかかる火の粉だと思って払ってきた」
「こっから先はそうじゃねえ」(オルガ)

 

「今から俺達の前に立ち塞がる奴は、誰であろうとぶっ潰す」(オルガ)
「邪魔する奴は全部敵だ」(三日月)

 

「(仇討ちじゃない?) 同じだよ」
「ギャラルホルンを潰さなきゃ、俺達が潰される」
「やるかやられるかなんだよ」(三日月)

 

23話

「人はな、言い訳が欲しいものなのだ」
「あの子らが望んでいるのは、ただの破壊よ」(蒔苗)

 

「彼が望んだことだ」
「お前は上官として、彼の望む最高の選択を与えることが出来たんだ」(マクギリス)

 

「あとは、雪辱を晴らすための最高の舞台へと彼をいざなってやるだけ」(マクギリス)

 

「ガエリオ。堕落したギャラルホルンにおいて」
「君の心の清らかさはいかに守られてきたのだろうな?」(マクギリス)

 

「お前だけじゃない、アインも」
「ギャラルホルンに変革をもたらすのは、君達の良心だと私は思う」(マクギリス)

 

「ガエリオ、カルタ…君達はよき友だった、その言葉に嘘はない」
「君達こそがギャラルホルンを変える」(マクギリス)

 

「そうだな…僕は怖くなったんだ」
「オルガの強い力に引っ張られて、こんな所まで来て…」
「でもそれは、僕が…みんなが望んだことだ」(ビスケット)

 

「だから僕は降りないよ」
「降りる時は…帰る時は、みんなで一緒に帰るんだ」(ビスケット)

 

「”みんなで一緒に帰る”か」
「それだったら…もうどうやったって帰れねえじゃねえか」(オルガ)

 

「あんたが誰だってどうだっていい」
「あんたが敵だってことに変わりはないんだろう?」(三日月)

 

「俺達にはもう戻る場所はねえ」
「けどな…たどり着く場所ならある」
「たどり着くぞ…俺達みんなで!」(オルガ)

 

24話

「彼等を疑うような言葉を、ここで口にしないで下さい」(クーデリア)

 

「彼等は私達のために、ギリギリのところで戦っているのです」
「あなたの心ない言葉が、背後からの攻撃にもなる」(クーデリア)

 

「もちろんわしは信じておるよ、奴等ならきっとたどり着けると」
「わしが案じているのはそれまでに流れる血の量の話だ」(蒔苗)

 

「一体、どこにたどり着こうというのだろう?」
「この地獄を抜けて先に」(メリビット)

 

「今から最後の攻撃に出る」
「かなり危険な賭けになる」(オルガ)

 

「どうしたって、それなりの被害は避けられねえ」
「あいつらに、そいつを押しつけなきゃならねえんだ」(オルガ)

 

「俺はもう、オルガに賭けてるよ」
「最初のあの日から」(三日月)

 

「俺だけじゃないよ、みんなだってそうだ…みんなオルガに賭けてる」
「だから、オルガも賭けてみなよ、俺達に…鉄華団のみんなに」(三日月)

 

「正直無茶な作戦だ」
「だが目的を達成するために、今俺が考えられる唯一の手だ」(オルガ)

 

「もしこの作戦に乗れねえなら、負傷した奴等と一緒に引いてくれて構わねえ」
「けど乗ってくれるなら…お前らの命って名前のチップを、この作戦に賭けてくれ!」(オルガ)

 

「俺達は…命を金と引き換えにして生きてきた」
「それはこの仕事を始めた時から…いや、生まれた時からか」(オルガ)

 

「ただな…俺達1人ひとりの命は、自分が死んじまった時点で終わる消耗品じゃねえんだ!」
「鉄華団がある限りな」(オルガ)

 

「ここまでの道で、死んでった奴等がいる」
「あいつらの命は、無駄になんてなってねえ」(オルガ)

 

「あいつらの命も、チップとしてこの戦いに賭ける」
「いくつもの命を賭けるごとに、俺達が手に入れられる報酬…未来がデカくなってく」(オルガ)

 

「俺等1人ひとりの命が、残ったほかの奴等の未来のために使われるんだ!」(オルガ)

 

「誰が死んで誰が生き残るかは関係ねえ」
「俺達は1つだ…俺達は家族なんだ!」(オルガ)

 

「鉄華団の未来のために、お前らの命を賭けてくれ!」(オルガ)

 

「間違ってるのに…どうしてなの?」
「もう…何も…言えない」(メリビット)

 

「三日月の代わりに…私がクーデリアさんを守ります」
「それが、私の革命なんです」(アトラ)

 

「そうだ…これはもう、私だけの戦いじゃない」(クーデリア)

 

「カルタ、任せてくれ。お前の無念は俺が晴らしてみせる」
「そして…ギャラルホルンの未来を俺達の手に!」(ガエリオ)

 

「あれこそが、阿頼耶識の本来の姿」
「モビルスーツとの一体化を果たしたアインの覚悟は、まがい物のお前達を凌駕する!」(ガエリオ)

 

「私の行動のせいで、多くの犠牲が生まれました!」
「しかし…だからこそ私はもう立ち止まれない!」(クーデリア)

 

「そうだよな…お前が俺達を、こんな所で終わらせてくれるはずがねえ」(オルガ)

 

25話

「なんてことだ…君の罪は止まらない、加速する」(アイン)

 

「”なぜ?” 簡単なことだよ、ガエリオ」
「彼等には、我々の追い求める理想を具現化する手助けをしてもらわねばならない」(マクギリス)

 

「ギャラルホルンが提唱してきた”人体改造は悪である”という思想を」
「真っ向から否定する存在をギャラルホルン自らが生み出した」(マクギリス)

 

「アインは組織の混乱した内情を示す生きた証拠だ」
「彼の姿は、多くの人の目に忌むべき恐怖と映るだろう」(マクギリス)

 

「その唾棄すべき存在と戦うのは、革命の乙女を守り、英雄として名を上げ始めた鉄華団」
「そして、乗り込むのは伝説のガンダム・フレーム」(マクギリス)

 

「同時に行われる代表戦で蒔苗が勝利すれば」
「政敵であるアンリと我が義父(ちち)イズナリオの癒着が明るみになる」(マクギリス)

 

「世界の外側から監視するという建前も崩れ去り」
「ギャラルホルンのゆがみは白日のもとにさらされる」(マクギリス)

 

「劇的な舞台に似つかわしい、劇的な演出だろう?」(マクギリス)

 

「君という跡取りを失ったボードウィン家は、いずれ娘婿である私が継ぐことになる」
「セブンスターズ第一席であるイシュー家の一人娘、カルタも死んだ」(マクギリス)

 

「ギャラルホルン内部の力関係は、一気に乱れるだろう」
「そこからが私の出番だ」(マクギリス)

 

「団長としての俺の仕事だ」
「見届ける責任があるんだよ…全部をな」(オルガ)

 

「そうだ、ガエリオ」
「私への憎しみを、怒りをぶつけてくるといい」(マクギリス)

 

「友情・愛情・信頼、そんな生ぬるい感情は、私には残念ながら届かない」
「怒りの中で生きていた、私には」(マクギリス)

 

「ガエリオ、お前に語った言葉に嘘はない」
「ギャラルホルンを正しい方向に導くためには、お前とアインが必要だった」(マクギリス)

 

「そして、お前は私の生涯ただ1人の…友人だったよ」(マクギリス)

 

「罪? 救う?」
「それを決めるのはお前じゃないんだよ」(三日月)

 

「おい、バルバトス」
「いいからよこせ、お前の全部」(三日月)

 

「お前ら! 聞こえるか!?」
「蒔苗とクーデリアは議事堂へ送り届けた!」(オルガ)

 

「俺達の仕事は成功したんだ」
「だから…こっから先は死ぬな!」(オルガ)

 

「もう死ぬんじゃねえぞ!」
「こっから先に死んだ奴等は、団長命令違反で俺がもっぺん殺す!」(オルガ)

 

「だからいいか!」
「なんとしてでも…這ってでも…それこそ死んでも生きてやがれ!」(オルガ)

 

「選んで下さい」
「誇れる選択を…希望となる未来を!」(クーデリア)

 

「こいつの使い方…やっと分かった」(三日月)

 

「うるさいな」
「オルガの声が…聞こえないだろう」(三日月)

 

「ねえ、オルガ…ここがそうなの? 俺達の…本当の居場所」(三日月)
「ああ…ここもその1つだ」(オルガ)

 

「あいつらはお前の作った場所で散っていった」
「張れよ、胸を。今生きてる奴のために、死んじまった奴等のためにも」(名瀬)

 

「てめえが口にしたことは、てめえが信じ抜かなきゃならねえ」
「それが指揮官としての…団長としての覚悟ってもんだろう」(名瀬)

 

「今一番大変なのは三日月なんだから!」
「三日月が大変な時は、私達が慰めてあげるんだからね!」(アトラ)

 

鉄血のオルフェンズ(2期)

26話

「いつかは、真っ当な商売だけでやっていく」
「そのためにも、最短で行く」(オルガ)

 

「ただ…オルガが止まらない限り、俺も止まらない」
「これまでも…これからも」(三日月)

 

「俺等はな、何も好き好んで(阿頼耶識の)手術を受けたわけじゃねえ」(ユージン)

 

「こんなバクチみてえな手術に頼んなくていい」
「そういう世界をこれからお前らとつくっていくんだよ」(ユージン)

 

「オルガがよ…団長が似合わねえマネやってんだ」
「俺もちったあ役に立たねえとよ」(ユージン)

 

「ありがたいことです」
「けど俺等は、ここで終わるつもりはありません」(オルガ)

 

「私の今の活動に、特定の思想は必要ありません」
「今は…口だけで動ける時代ではないのです」(クーデリア)

 

「間に合わせるよ」
「それが…オルガの命令ならね」(三日月)

 

「私に、もう友人はいない」(マクギリス)

 

「何、心配いらねえさ」
「俺達は…鉄華団だ」(オルガ)

 

「俺達はあんたとは違う、立派な理想も志もねえ」
「土台のねえ俺等は進み続けることでしか、自分達の居場所を守ることは出来ねえんだ」(オルガ)

 

「まあどっちにしろ…」
「あいつがいる限り俺は、逃げることなんて出来ねえんだけどよ」(オルガ)

 

27話

「遠くない未来、(夜明けの地平線団と)一戦交えるのは避けられねえだろう」
「不可能を可能に出来なきゃ、鉄華団は終了だ」(オルガ)

 

「鉄華団は辞めるも辞めないも自由だ」
「生きるも死ぬも、自分で選んでいいんだ」(昭弘)

 

「あのね、クーデリアさんに渡したいものあったの」
「3人おそろい。これでどこにいたって、いつでも一緒だよ」(アトラ)

 

28話

「危険な橋だろうと、向こう側が見えてんなら渡るしかねえ」(オルガ)
「大丈夫、オルガの道は俺が作るよ」(三日月)

 

「(離脱すれば最小限の被害?) そうだな、だが逃げても犠牲は出る」
「こいつらに犬死にはさせられねえ」
「命張る以上、俺等は前に進むんだ」(オルガ)

 

29話

「3機いるなら3機共!」(ジュリエッタ・ジュリス)

 

「それはもう見ました!」
「グレイズとは違うんです」(ジュリエッタ)

 

「よそ見とは…感心しないな」(石動・カミーチェ)

 

「(目障り?) 構わねえよ」
「そいつらにはあんたと同じ末路をたどってもらうだけだ」(オルガ)

 

「(順調すぎ?) こっから先はあんたと同じ、身内に足を引っ張られるわけだ」(アミダ)

 

「力押しじゃ、どうにもならねえこともある」(名瀬)

 

「それを乗り越えなきゃ、あいつらは何かを手に入れるたびに」
「それ以上の敵を増やしていくことになる」(名瀬)

 

「今回の件ではうちには死人も出てる」
「払う金もねえなら今すぐ向こうに行って…あいつらにわびてこい」(オルガ)

 

「何かあるたびに争いごとになる…」
「それでは鉄華団の皆さんや、三日月のような人が生まれ続けてしまう」
「その連鎖を私はなくしたい」(クーデリア)

 

「じゃあ、そういう日が来たら…」
「クーデリアさんもここで一緒に三日月と農場をやりましょう」(アトラ)

 

「だってそうなったらクーデリアさんのお仕事も終わってますよね」(アトラ)

 

「また彼等の手を血で染めてしまいました」(クーデリア)

 

「でもいつの日か、それを変えなければならないんです」
「幸せにすると約束しましたから」(クーデリア)

 

「分かった…鉄華団はあんたの側に乗ってやる」(オルガ)
「では、共に駆け上がろうか」(マクギリス)

 

30話

「目標へ到達するためには順序が必要だ」
「最短を選ぼうとすれば必ずしっぺ返しが来る」(蒔苗)

 

「メシも仕事も厄介事も一緒だ、目の前のもんをひたすら片づけていく」
「そうしねえと先に進めねえからな」(オルガ)

 

「俺もみんなと同じだ、チャドさんの仇を討ちに行きたい」
「だけどそれより前に…俺はお前の味方だ」(アストン・アルトランド)

 

31話

「確かに、見事な戦術だ」
「不鮮明な開戦理由を逆手に取り、見事な膠着状態を成立させた」
「つまり…それが目的か」(マクギリス)

 

「この先に敵がいる…俺達は敵を倒す」
「そして…その先には何がある?」(タカキ・ウノ)

 

「あれこれネチネチ考える暇があったら、きっちり寝とけ!」
「見えない明日で今日をすり減らすんじゃねえ」(ユージン)

 

「たとえ明日が地獄でも、そんときゃてめえらの力でしぶとく生き延びようぜ!」
「それが鉄華団だ!」(ユージン)

 

「死ぬなよ、みんな…俺が行くまで」(昭弘)

 

「鉄華団の仕事はいつだって死と隣り合わせで」
「今が絶対に死なないなんて言い切れる状況じゃないのも分かってる」(タカキ)

 

「けど…死を最初から受け入れるのだけはやめてほしいんだ」(タカキ)

 

32話

「これ以上混乱を長引かせては、月の蛇を笑わせることになる」(マクギリス)

 

「命懸けだよ…私もな!」(マクギリス)

 

「ヒューマンデブリは感情なんて持ってたら生きていけない」
「仲間が殺されても、悲しんでたら潰される」(アストン)

 

「俺達は自分の心を殺して生きてきたんだ」
「なのに…なのに…本当に…お前らに出会わなければよかった…」(アストン)

 

「死にたくないって思いながら…死ななくちゃいけないんだからな」
「でも…ありがとう」(アストン)

 

「そいつの始末を終えたら、次はお前だ、覚悟しておけ」
「ガランって野郎は…俺がやる!」(昭弘)

 

「単純なパワーってやつは迷いがない分、タチが悪い!」(ガラン・モッサ)

 

「戦場では、まともな奴から死んでいくのが常」
「己(おの)が正義を守るため、もがく奴から淘汰されるのだ!」(ガラン)

 

「よかったな…あんたはまともで!」(昭弘)

 

「平気だ、俺は…生きている」(昭弘)

 

「話なんてする必要あるの?」
「こいつは鉄華団を裏切った、そして仲間を無駄に死なせた」
「こいつはもう…」(三日月)

 

「これは地球支部の問題です」
「チャドさんにあとを託された者として…ケジメは俺がつけます」(タカキ)

 

「タカキが自分でケジメをつけると言ったんだ」
「それがどんなものであれ、俺は見届けるだけだ」(タカキ)

 

「(自身で判断?) そのとおりです」
「俺も、選びます」(タカキ)

 

「君と君のバルバトスに助けられたあの時…」
「まるでアグニカ・カイエルの伝説の一場面のようだった」
「ギャラルホルンを作った男さ」(マクギリス)

 

33話

「もっと話をしておけばよかった」
「失ってからじゃ遅い」(昭弘)

 

「あなた達はもっと学ぶ必要があると思う」
「解釈の仕方は1つじゃない」(クーデリア)

 

「選択肢は無限にあるの、本当はね」
「だけど、その中で自分が選べるのは1つだけ」(クーデリア)

 

「多くのものを見て知識を深めれば、物事をきちんと判断し、選択する力が生まれる」
「誰かの指示に頼らずとも」(クーデリア)

 

「君が前線にいれば、戦況は変わったと?」
「その発言は、亡くなった彼を愚弄することになると分かって言ってるのか?」(ヴィダール)

 

「彼等(ラスタル)を討たずして、ギャラルホルンの改革はありえない」
「相手側が仕掛けてきたということは、もはや全面対決も近いだろう」(マクギリス)

 

「火星で初めて戦っている君達の姿を見たあの時…」
「ガンダム・フレームを操り、圧倒的な生命力を持って戦う少年達」(マクギリス)

 

「私はそこに、アグニカ・カイエルの姿を見た」(マクギリス)

 

「私は確信しているんだ。君達の力を借りることが出来れば」
「私は必ずやギャラルホルンのトップに立つことが出来る」(マクギリス)

 

「ずっとバカにされて、足蹴にされていいように扱われてばかりだった俺達が」
「火星の王になる」(オルガ)

 

「地位も名誉も、全部手に入れられるんだ」
「こいつは、これ以上ない俺達の上がりじゃねえのか?」(オルガ)

 

「団長が俺達の未来のために悩んで、いろいろと考えてくれてるのは分かっているんです」
「だけど…俺はフウカを泣かせたくない」(タカキ)

 

「火星の王になれば、でっかい幸せが待ってるのかもしれない」
「だけどそのことで、今そばにある幸せを捨てなけりゃならない」(タカキ)

 

「俺には…それが出来ないんです」(タカキ)

 

「知識がなければ正しい選択は出来ない」
「今の私には、先生からご教授いただきたいことがたくさんあります」(クーデリア)

 

「けれど、たとえ間違った結果を導き出してしまうとしても…」
「既に選ばなくてはいけない時が来てしまったのです」
「私も、鉄華団も」(クーデリア)

 

「タカキが辞めてさ…」
「なんか分かんないけど、少しだけホッとしたんだよね」(三日月)

 

34話

「(よくしゃべる?) 浮かれているのかもしれないな」
「ようやくこいつと共に戦えることに」(ヴィダール)

 

「(どこまで戦力を?) 勝てるだけ…だろうよ」(雪之丞)

 

「オルガ、笑って許してやれんのはこれが最後だ」
「俺におやじは裏切れねえぞ」(名瀬)

 

「あなたの夢は、私が責任を持ってお預かりします」(クーデリア)
「じゃあ三日月は、ちゃんと返してもらいに行かなきゃね」(アトラ)

 

「(後戻り?) もとよりそんなつもりはねえよ」(オルガ)

 

「さあ、お前の待ち望んでいた戦場だ」(ヴィダール)

 

「(強く美しい?) ああ、そうか…忘れていた」
「今はただ、こいつと戦うのが楽しかった」(ヴィダール)

 

「アグニカは実現しようとしていた」
「人が生まれや育ちに関係なく、等しく競い合い、望むべきものを手に入れる世界を」
「すばらしいと思わないか?」(マクギリス)

 

「その世界への扉を、この手で開く時が来たんだ」(マクギリス)

 

35話

「数奇な巡り合わせがあるものだな」
「世界から一掃された厄祭戦の記憶」
「だがあの赤い星…鉄華団の住む世界にそれは残っていた」(マクギリス)

 

「やはり彼等は持っているのだ」
「あの時代の風を、もう一度吹かせるという宿命を」(マクギリス)

 

36話

「(応援?) 無駄だ」
「あれ(モビルアーマー)は、そんなになまやさしい代物ではない」(マクギリス)

 

「起動してしまった以上、破壊するしかない」
「出来るものならだがな」(マクギリス)

 

「鳥ではないよ」
「あれは…天使だ」(マクギリス)

 

「天使の名を持つ人類の災厄」
「かつて人類に敵対し、当時の人口の4分の1を殺戮したという化け物だ」(マクギリス)

 

「モビルアーマー、人を狩る天使達」
「そしてその天使を狩るために、天使をマネて造られた悪魔…モビルスーツ」(マクギリス)

 

「いえ…私は避難しません」
「そうなれば、必ず立場の弱い人々が爪弾きにされます」(クーデリア)

 

「そういった人達の助けになればと、このアドモス商会を立ち上げたのに」
「真っ先に逃げ出しては、この先誰も信用してくれません」(クーデリア)

 

「三日月達が命を懸けて戦っているように、私も自分の仕事に命を懸けたいのです」(クーデリア)

 

「予定外の進路変更か…」
「やはり物事は、こちらの思惑どおりには進まぬものだな」(マクギリス)

 

「やはり気持ちのいいものではないな」
「予想外の駒の動きは、盤面を乱す」(マクギリス)

 

37話

「火星で再会するとはな…」
「お前の裏切りの全てが始まった、この土地で」(ヴィダール)

 

「俺には分からない」
「自らへの愛を叫び散っていった、カルタ・イシューと同じ機体に乗る…」
「その気持ちが」(ヴィダール)

 

「(散る?) バカは死んでも治らないのであれば…無駄なので生きてて下さい」(ジュリエッタ)

 

「ここで終わるような鉄華団なら…ギャラルホルンと対等には並べねえ」(オルガ)

 

「大丈夫だよ、三日月は」
「いつもちゃんと戻ってきてくれる…私達の所に」(アトラ)

 

「ダメだ」
「それはダメだ」(三日月)

 

「大丈夫だよ」
「バルバトスが使えるんなら、今とそんなに変わんないでしょう」(三日月)

 

「(犠牲?) 何言ってるの? 俺の命は、もともとオルガにもらったものなんだから」
「俺の全部は、オルガのために使わなくちゃいけないんだ」(三日月)

 

「おい、バルバトス…あれはお前の獲物なんだろう?」
「余計な鎖は外してやるから…見せてみろよ、お前の力」(三日月)

 

38話

「(援護?) 要らない」
「邪魔」(三日月)

 

「使ってやるからもっとよこせ!」
「こんなもんかよ? お前の力は」(三日月)

 

「うん、ちょうどいい」
「これなら…殺しきれる」(三日月)

 

「そうか…」
「私の迷いの霧を、晴らしてくれたのだよ」(マクギリス)

 

「俺たち鉄華団は、これからどう転ぶか分からない戦いに挑みます」(オルガ)

 

「俺達の存在がおやじに迷惑をかけるようなら」
「それを叩き割って、親子の縁を切って下さい」(オルガ)

 

「我々ギャラルホルンは秩序の番人」
「物事の順序を乱せば、必ずや足元をすくわれるだろう」(ラスタル・エリオン)

 

「ラスタル様の持つ、研ぎ澄まされた一振りの剣となりたい」
「だから強くなりたい、それ以上のことは望みません」(ジュリエッタ)

 

「”火星の王”ってのが、家族のために本当にお前の目指すべき場所なのか?」
「お前がどうにも生き急ぎ過ぎているように見えてな」(名瀬)

 

「(ほかに)方法はあるのかもしれない」
「けど…俺等は結局、戦うことから逃げられねえ」(オルガ)

 

「でもよ、今のお前はこう叫んでいるように見えるんだ」
「”目指す場所なんてどこでも関係ねえ、とにかくとっとと上がって楽になりてえ”ってな」(名瀬)

 

「私は卑怯者です。三日月に会うのが怖かった」
「不安だったんです…だからずっと、会いに来ることが出来なかった」(クーデリア)

 

「(変わらなかった?) はい、変わりませんでした」
「それを…ずっと恐れていたんです」(クーデリア)

 

「こんなことになっても、変わらなかったら…」
「またどこかへ行ってしまったら…」(クーデリア)

 

「変わらないの嬉しいはずなのに…」
「次にどこかに行ったら、もう三日月戻ってこないような気がして…」(アトラ)

 

「私、クーデリアさんにお願いしたいことがあるんです」
「三日月と、子供つくってほしいんです!」(アトラ)

 

「あの男が生きていたとして、ラスタルがそれを飼っていたとして…」
「それが純粋で正当なカードとして強さを保有するのは」
「腐った理想が蔓延する曖昧な世界でだけ」(マクギリス)

 

「バルバトスが…三日月・オーガスが再認識させてくれたよ」
「真の革命とは、腐臭を一掃する鮮烈な風だ」(マクギリス)

 

「本物の強さだけが、世のことわりを正しい方向へと導く」(マクギリス)

 

「俺はもうバルバトスなしじゃ走れない」
「だったら…やっぱり俺は戦わなきゃ生きていけない」(三日月)

 

「謝ったら許さない」(三日月)
「分かってる…謝らねえよ」(オルガ)

 

39話

「(無茶しすぎないで?) まあ、お前(ラフタ)もいなくなるしな」
「今まで本気で俺の背中を任せられると思えたのは、三日月とお前だけだった」(昭弘)

 

「彼を理解する権利が私にはあると思っている」
「私は、彼に殺されたのだから」(ヴィダール)

 

「厄祭戦の遺産たるモビルアーマーが現れ」
「三日月・オーガスの操るガンダム・フレームは、昔日の悪魔の力を世に示した」(マクギリス)

 

「その熱狂と恐怖は人々を揺り動かし」
「やがて時代そのものを大きな渦に巻き込んでゆく」(マクギリス)

 

「今こうして禁じられた旧兵器が持ち出されるのも」
「そういった1つの時代の流れなのかもしれない」(マクギリス)

 

「全ての同志達に連絡を」
「ついに、立ち上がるべき時が来たと」(マクギリス)

 

「あの仮面が本当にあの男だとするならば」
「私は既にラスタル・エリオンに襟首をつかまれていることになる」(マクギリス)

 

「しかし…私の魂まではつかめはしない」(マクギリス)

 

「どっか行っちゃいそうな三日月を、(子供で)つなぎ止めてほしくって」(アトラ)

 

「(私?) 無理です、だって…三日月はすごい人なんだもん」
「私なんかじゃ、絶対釣り合わないよ」(アトラ)

 

「じゃあ、私も頑張ってみます」
「どちらが三日月をつなぎ止めても、恨みっこなしってことで!」(アトラ)

 

「そうか…ラフタもほかの男に取られる時が来ちまったか」(名瀬)

 

「(嬉しそう?) ラフタもほかの女達も、俺にとっちゃ妻ってだけじゃなく」
「娘みたいなもんでもあるからな」(名瀬)

 

「それが鉄華団の奴等を選んだなら、自分の娘が男を見る目がある女に育ったってことだ」
「そりゃ嬉しいさ」(名瀬)

 

「女は太陽なのさ」
「太陽がいつも輝いていなくちゃ、男はしなびちまう」(名瀬)

 

「俺がここまで来られたのも、お前やタービンズのみんなが」
「家族ってもんを教えてくれたからだ」(名瀬)

 

「だからこそ、家族ってもんをやっと見つけたあいつらには」
「そいつをみすみす手放すようなマネをしてほしくないんだ」(名瀬)

 

「お前とは兄弟の盃を交わした」
「だがな…俺はお前の家族じゃねえ」(名瀬)

 

「見失うなよ、オルガ」
「お前がいの一番に守らなきゃならねえものを」
「それ以外は全部後回しにしろ」(名瀬)

 

「家族を幸せにするってのは並大抵の覚悟じゃ出来ねえことなんだ」
「ほかの些末事に足を取られてる暇はねえ」(名瀬)

 

「分かったら前を向け」
「鉄華団を…家族を守る、それだけを考えろ」(名瀬)

 

40話

「しかし女ってのはなんでこう男の嘘が見抜けるかねえ」
「男も男さ、すぐ分かる嘘をつく」(アミダ)

 

「(なんでだまされる?) そりゃ本気でホレてないからさ」(アミダ)

 

「何もかもお見通しか」
「ホレられてるねえ、俺は」(名瀬)

 

「(大丈夫か?) それは分からない。けど…」
「オルガが何もしないわけないよ」(三日月)

 

「これほど宇宙の広さを恨んだことはないぜ」(オルガ)

 

「タービンズが泣き言なんて!」(ラフタ)

 

「1合で分かる…強い相手と!」(ジュリエッタ)

 

「(どうして?) 理由が必要か?」(昭弘)

 

「こっちはいい、家族を守れ」
「俺に背中を預けろ!」(昭弘)

 

「5回も殺された…この私が!」(ジュリエッタ)

 

「動きはいいけど…ちょっと単調だね!」(アミダ)

 

「もうこれ以上、犠牲は出させねえ」
「たとえ…これで全員が捕まっちまうとしても!」(名瀬)

 

「砲撃? 降伏すら認めないか」
「なら、相手の頭を潰すだけだ!」(アミダ)

 

「私はラスタル様の剣!」
「ラスタル様のため、何人にも後れを取るわけにはいかない!」(ジュリエッタ)

 

「それがあんたの覚悟かい?」
「誰かの背中に頼ってるようじゃ、頭は張れないんだよ!」(アミダ)

 

「(何が駆り立てる?) 決まってるよ!」
「輝くためさ!」(アミダ)

 

「名瀬…あたしらがいなきゃ、あんたは咲くことが出来ない」
「だったら、あたしは…」(アミダ)

 

「名瀬…見せてやるよ」
「とびっきりの輝きを…」(アミダ)

 

「見えたぜ、アミダ」
「1人じゃ逝かせねえ」(名瀬)

 

「いつも笑っていてくれよ、アミダ」
「強く、激しく、華やかに笑っていてくれ」(名瀬)

 

「そうすりゃ俺は、どんな時だって顔を上げることが出来る」
「お前って太陽に照らされてりゃ…俺は…」(名瀬)

 

41話

「ラフタ、あんたは行ってもいいんだよ」
「鉄華団に」(アジー)

 

「自分の気持ちに素直になっていいんだ」
「姐さんも、それを望んでた」(アジー)

 

「兄貴とアミダさんは、自分の命に代えてまで家族を守った」
「その遺志を、踏みにじるわけにはいかねえ」(オルガ)

 

「私ね、それまでホントに何も知らなかった」
「読み書きだけじゃなくて、楽しいとか嬉しいとかあったかいとか…」
「人として当たり前のこと」(ラフタ)

 

「誰かを好きだって思う気持ち、守りたいって願うもの」
「全部タービンズに入ってから教えてもらった」(ラフタ)

 

「ダーリンが、姐さんが…今ここにいる私を一からつくってくれたんだ」(ラフタ)

 

「鉄華団に入って、初めて自分が本当はどんな奴だったか、分かったような気がする」(昭弘)

 

「優しいよ、昭弘は」
「ただの筋肉バカだと思ってたけど、誰より周りを見てる」(ラフタ)

 

「人のことを自分のことみたいに考えられて…不器用だけど…そっと言葉なんてなくても…」
「気持ちで隣に寄り添ってあげられる、そんな奴」(ラフタ)

 

「私ね、ここに残るよ」
「ダーリンと姐さんが教えてくれたこと、ちゃんと伝えていきたいから」(ラフタ)

 

「俺はお前(ラフタ)を尊敬する」
「筋を通さねばならないこと、大事にせねばならないものをきちんと見つめ」
「まっすぐに生きる」(昭弘)

 

「俺も、お前のようにありたいと思う」(昭弘)

 

「私は、タービンズが好き」
「ダーリンが…姐さんが大好き」(ラフタ)

 

「でも、それとは違う」
「こんな気持ちになったのは初めてだよ」
「昭弘…さよなら」(ラフタ)

 

「どのくらいやればいいの?」(三日月)
「徹底的にだ」(オルガ)

 

「しがらみなんざ一切どうだっていい」
「俺等は鉄華団だ」(オルガ)

 

「俺等が同じ先を望むなら、道理もクソも関係ねえ」
「全て、根こそぎ、叩き潰せ」(オルガ)

 

42話

「所詮は寄せ集めの傭兵達だ、彼等に鉄華団は止められまい」
「我々も行くとしよう」(マクギリス)

 

「俺は、何度手放したのか…」(昭弘)

 

「これ以上大切なものを失うぐらいなら…」
「俺はまともさなど捨てる!」(昭弘)

 

「生まれ変わってまた出会えたら…」
「その時に、わびさせてくれ」(昭弘)

 

「(得? 利益?) なんの話をしてる?」
「俺は、お前が無様に命乞いする姿を見たかっただけだ」(オルガ)

 

「まあ…これっぽっちも面白くなかったがな」(オルガ)

 

「これがお前の答えなのか、マクギリス・ファリド」
「ならば、私は…」(ヴィダール)

 

「笑いたいんだ」
「”火星の王”とかよ、名前はどうだっていい」(オルガ)

 

「俺はよ、たどりついた場所でバカ笑いしてえ」
「みんなで、一緒に」(オルガ)

 

43話

「もう引き返せんな」
「では…私も果たすべきを果たすとしよう」(マクギリス)

 

「やっと会えたな、バエル」(マクギリス)

 

「いや…新しい時代の夜明けだ」
「目を覚ませ、アグニカ・カイエル」(マクギリス)

 

「親友…いや、その言葉は違う」
「俺は結局、お前を理解できなかった」(ガエリオ)

 

「俺にとってお前は…遠い存在だった」
「だからこそ…憧れた」(ガエリオ)

 

「この場所にお前がいるということ、それこそが答え」
「おかげで決心がついたよ」(ガエリオ)

 

「愛情や信頼、この世の全ての尊い感情は、お前の瞳には何1つ映らない」
「お前が理解できるのは、権力・威力・暴力…全て力に変換できるもののみ」(ガエリオ)

 

「今の俺は多くのものを背負っている」
「しかし全て、お前の目には永遠に映らないものたちだ」(ガエリオ)

 

「お前がどんなに投げかけられても、受け入れようともせず否定するもの」
「それら全てを背負い、この場で仮面を外したお前を全否定してみせる」(ガエリオ)

 

「お前は本当に面白い男だ、ガエリオ」
「お前とアイン・ダルトンの協力により完成した研究成果を」
「お前達の前で披露することになるとはな」(マクギリス)

 

「運命か…だが、それももう終わりだ」(マクギリス)

 

「300年だ…もう休暇は十分に楽しんだだろう、アグニカ・カイエル」
「さあ、目覚めの時だ」(マクギリス)

 

「今こそ戻ろう、あるべき姿に」(ガエリオ)

 

「ギャラルホルンを名乗る身ならば」
「このモビルスーツがどのような意味を持つかは理解できるだろう」(マクギリス)

 

「ギャラルホルンにおいてバエルを操る者こそが、唯一絶対の力を持ち、その頂点に立つ!」
「席次も思想も関係なく、従わねばならないのだ」(マクギリス)

 

「ガエリオ・ボードウィンはここに宣言する」
「逆賊マクギリス・ファリドを…討つと!」(ガエリオ)

 

44話

「身体改造を忌まわしきとし、阿頼耶識を禁忌としたギャラルホルンは」
「いつしか忘れてしまったのさ」(マクギリス)

 

「伝説のモビルスーツが阿頼耶識を必要とする機体だということを」(マクギリス)

 

「彼等の己に都合のいい忘却と保身こそが」
「私をギャラルホルンのトップへと導いてくれる」(マクギリス)

 

「アルミリア」
「君がたとえ死を願っても、私は君を死なせることは出来ない」(マクギリス)

 

「昔、約束したからね」
「アルミリア、君の幸せは保証すると」(マクギリス)

 

「ああ…今は恨んでくれていい」
「それでも、生きてさえいてくれたら…」(マクギリス)

 

「いつか遠い未来、多くのことがあったけれど、それでも幸せだったと…」
「君に思わせてみせる」(マクギリス)

 

「このモビルスーツの強さは人であればこそだ」
「”人であるからこそ思いが生まれる”と、俺は信じている」(ガエリオ)

 

「尊敬し、信頼できる人物を持ち、そのために向上したいと願える君は…正しい」(ガエリオ)

 

「多少の被害? その多少の中にゃ、俺等の家族1人ひとりがいるんだ」
「十把一絡げにすんじゃねえ!」(オルガ)

 

「楽なんだ…三日月が戦ってる時、私は待ってるだけだよ」
「戦ってる時の方が楽だったら、私は三日月に何もあげられてないの?」(アトラ)

 

「私は…私は三日月が好きだよ」
「ここにいる三日月が好きだよ!」(アトラ)

 

「それもあるけど…なんか、アトラのこと大事だって思った」(三日月)

 

「戦いのない場所なんて俺は知らないんだ」
「あるのは…自分で選んだ戦場か、選ばれた戦場か…それだけ」(三日月)

 

「(今?) アトラが泣きやむように戦ってる」(三日月)

 

「愛しています、三日月を」
「三日月だけじゃない、アトラさんを、鉄華団のみんなを、私の家族を」(クーデリア)

 

「この戦いが、本当に最後の戦いであるのなら…」
「この最後が、彼等の未来につながる始まりでありますよう」(クーデリア)

 

45話

「弾薬を惜しむな。鉄華団が走り続けた道の果てが…上がりが見えてんだ!」
「アリアンロッドのラスタル・エリオンって野郎をやれば…俺達の未来は変わる!」(オルガ)

 

「切った張ったの世界は、これで最後だ」
「そっから先は…女だろうが金だろうが、思うがままだ!」(オルガ)

 

「いつまで続くんだ…これ」(三日月)

 

「私は弱い!」
「それでも…この任務だけは、果たしてみせる!」(ジュリエッタ)

 

「ここで引いたら、今までの俺達が…」
「オルガの言ってきたことが、全部無駄になっちまう」(シノ)

 

「お前が決めた最後の舞台、きっちり幕を引いてやる」(シノ)

 

「最高だぜ、ヤマギ」
「こいつが終わったらよ、綺麗なお姉ちゃんのいる店、おごってやっからな」(シノ)

 

「(1人で?) なんだよ、ホントつまんねえ奴だな」
「じゃあ…たまにゃ2人で飲み明かすか」(シノ)

 

「なあ団長…いや、オルガ」
「俺等を引っ張ってお前が作ってくれた道のゴールが、そこにあるんだろう?」
「一緒に見せてくれよ、そのゴールの先をよ!」(シノ)

 

「ゴールはすぐそこにある」
「たどりつくぞ…全員でな!」(オルガ)

 

「一度決めたら、あいつらは止まんねえぞ」
「せいぜい上手くいくようによ、サポートしてやろうや」(雪之丞)

 

「ギャラルホルンの真理はここだ」
「皆、バエルのもとへ集え!」(マクギリス)

 

「青年将校達が哀れでならない」
「まるで、過去の自分を見ているようだ」(ガエリオ)

 

「(友? 仲間?) 私はそんな感傷的な関係を、准将に求めてはいない!」(石動)

 

「私の願いは唯1つ、准将が作り出す未来を見ることだ」
「その礎になれるというなら、それは本望というもの!」(石動)

 

「おめえが作ったこのスーパーギャラクシーキャノンをぶち込んで」
「この戦いを終わりにしてやるぜ!」(シノ)

 

「許さないよ…」
「死んだら、許さない」(ヤマギ・ギルマトン)

 

「望みどおり、ゆがんだ理想の礎となるがいい」(ガエリオ)

 

46話

「お前…消えろよ」(三日月)

 

「だからさ…ゴチャゴチャうるさいよ」(三日月)

 

「違う…この人の強さは、私の知っているどんな人間とも…」
「いえ、もはや人間では…」(ジュリエッタ)

 

「私の理想を否定するお前も、結局は禁忌の力に手を染めているではないか」(マクギリス)
「これが、お前の心を救ってやれなかった…俺自身のケジメだ!」(ガエリオ)

 

「お前の信じる力で、お前を殺した時…俺達はようやく分かり合えるだろう」(ガエリオ)

 

「イカれているな、ガエリオ!」(マクギリス)
「正気ゆえだ、マクギリス!」(ガエリオ)

 

「アルミリア、まったく…困った女だ」(マクギリス)

 

「たとえ、流血の先だとしても…」
「准将のもとでなら、夢を見ることが出来た…」(石動)

 

「ギャラルホルンに所属していても、私のような後ろ盾のないコロニー出身者は」
「明日の夢も見られない」(石動)

 

「ここは、そういう世界だ…」
「生まれながら、ボードウィンの名を持つあなたには分かるまい…」(石動)

 

「そうだな…以前の俺は確かに理解しきれていなかった」
「だが、俺にそれを教えてくれた存在がある」(ガエリオ)

 

「だからこそ言える」
「奴が君に見せた夢は…まやかしだと」(ガエリオ)

 

「俺も…一度は奴の理想に夢を見た」
「もう覚めてしまった…過去の夢だ」(ガエリオ)

 

「ありがとう」
「お前と、こうして話が出来ることが嬉しい」
「生き残ってくれて、ありがとな」(昭弘)

 

「あなたの言葉の意味が分かった気がします」
「強くあればどのような強さでもいい…もうそうは思いません」(ジュリエッタ)

 

「私は人として…私のままで強くなります」(ジュリエッタ)

 

「いろんな奴がいるここが、俺は好きだ」
「守りてえよ、鉄華団を!」(シノ)

 

「あんだけ吹いたのによ、でっけえ嘘ついちまった」(オルガ)
「オルガに嘘をつかせたのは俺だ」(三日月)

 

「俺が邪魔する奴等を全部片づけてれば、オルガの言ったことは嘘にならなかった」
「俺が最後に…出来なかった」(三日月)

 

「”仲間を間違った場所に連れてきちまったんじゃないか”…そんな迷いは、思い上がりだ」
「お前が連れてきてくれた…みんなが連れてきてくれた」(オルガ)

 

「俺の言葉を実現するために、支えるために、お前らが…」
「だったら、俺に出来ることは…迷わねえことだ」(オルガ)

 

「お前の全部を、俺にくれ」(オルガ)
「とっくに渡してるよ」(三日月)

 

47話

「誰が俺等にとっての本当の敵なのか…怪しくなってきたな」(オルガ)

 

「別に死ぬとか思ってるわけじゃないよ」
「でも、約束ってあるといいなと思って」(三日月)

 

「俺が今ここにいられるのも、オルガとの約束があったからだし」(三日月)

 

「わがままを1つ、いいですか?」
「抱きしめてもらえますか?」(クーデリア)

 

「私、守ります」
「私…必ず、アトラさんを…生まれてくる子を…守ります」(クーデリア)

 

「(これから?) そんなの決まってる」
「オルガのいる場所が、俺達の居場所だ」(三日月)

 

48話

「何度言わせんの?」
「オルガのやりたいことが、俺のやりたいことなんだよ」(三日月)

 

「いいか、お前ら。今までみたいに誰かを殺しゃ終りって戦いじゃねえ」
「この戦いは、俺ら全員が生き残ること、それが目的なんだ」(オルガ)

 

「生きて…生き延びることであいつらにひと泡吹かせてやるんだ」
「いいな? 絶対に引くんじゃねえぞ!」(オルガ)

 

「俺よ、オルガに言ったんだ」
「”お前の言うこと聞いてりゃ確実だなんて、誰も思っちゃいねえ”って」(ユージン)

 

「でも…半分嘘だ」
「あいつについてきゃなんとかなるんじゃねえかって、つい思っちまうんだよな」(ユージン)

 

「(戦いの果て?) 今求めてんのは、全員で生き抜くことだけだ」(オルガ)

 

「目の前に見えてるもんにしがみつく」
「そっから先は、そん時みんなで考える」(オルガ)

 

「俺等はそうやってきた」
「いつしか俺にゃ、それが見えなくなってた」(オルガ)

 

「(君達のため?) 勘違いしないでほしい。私の目的のために、必要な手段を取るだけだ」
「それを君達が利用しようとしまいと、一切関知はしない」(マクギリス)

 

「お願いします、アトラさん」
「私に三日月との約束を果たさせて下さい」
「好きな人との約束を」(クーデリア)

 

「大丈夫よ、きっとまた会える」
「鉄の華は、そう簡単に枯れたりしないわ」(メリビット)

 

「思い出すなあ、あん時…正直お前のことおっかねえって思ったよ」(オルガ)

 

「けどこうも思った」
「こいつと一緒なら、どんな奴にだって負ける気がしねえってな」(オルガ)

 

「私は今機嫌が悪くてな、少々八つ当たりに付き合ってもらおう」(マクギリス)

 

「ルプスレクス、”狼の王”か」
「そうだな…狼とは群れるもの、私には出来ぬ生き方だ」(マクギリス)

 

「なんとかなるぞ」
「道は開けた…あとは進むだけだ!」(オルガ)

 

「ミカ、やっと分かったんだ」
「俺達にはたどりつく場所なんて要らねえ」(オルガ)

 

「ただ進み続けるだけでいい」
「止まんねえ限り…道は…続く」(オルガ)

 

「俺は止まんねえからよ…」
「お前らが止まんねえ限り、その先に俺はいるぞ!」(オルガ)

 

「だからよ…止まるんじゃねえぞ…」(オルガ)

 

49話

「前にオルガが言ってた」
「”たどりついた場所で、みんなでバカ笑いしたい”って」(三日月)

 

「オルガはもういなくなった」
「けど…俺の中に、オルガの言葉がまだ生きている」
「オルガの命令が生きてる」(三日月)

 

「なら、俺は全力でそれをやる」
「俺の…オルガの命令の邪魔をする奴は…どこの誰でも全力で潰す」
「どこの…誰でもだ」(三日月)

 

「分かった?」
「なら…死ぬまで生きて、命令を果たせ」(三日月)

 

「勘違いすんな」
「俺達はもう、どこで終わっても構わねえデブリじゃねえんだ」(昭弘)

 

「お前の仕事はこの先にある」
「お互い、団長命令を果たそうぜ」(昭弘)

 

「オルガ…次はどうすればいい?」
「いや、分かってるよ」
「ただ、聞きたかっただけだ」(三日月)

 

「俺達の目的は、あくまで時間稼ぎだ」
「なるべくゆっくり、すり潰されてみせる!」(昭弘)

 

「王者とは孤独なものだ」
「そして、孤独とは自由」(マクギリス)

 

「見せてやるさ」
「自由を手に入れた私の持つ、全てをねじ伏せる力を」(マクギリス)

 

「ラスタル・エリオン…」
「ギャラルホルンの覇権争いは、貴様に軍配が上がった」(マクギリス)

 

「しかし…この状況下でこそ私が…」
「俺が本当に望んでいた世界を、手に入れられるかもしれない!」(マクギリス)

 

「見せてやろう、ラスタル」
「純粋な力のみが成立させる…真実の世界を!」(マクギリス)

 

「ギャラルホルンを追われた俺が、アリアンロッド艦隊の司令を1人で葬る!」
「その行為が世界を変える」(マクギリス)

 

「生まれや所属など関係なく、己(おの)が力を研ぎ澄ますことで」
「この退屈な世界に嵐を起こすことが出来るのだと!」(マクギリス)

 

「己が持つ牙の使い方を知らず、ただうずくまるだけの獣が一斉に野に放たれる」
「そうなれば…俺の勝ちだ!」(マクギリス)

 

「俺は…止まらないから」(三日月)

 

「お前の目には俺は見えない!」
「お前には俺の言葉は届かない!」
「俺を見ろ!」(ガエリオ)

 

「アイン! 俺の全てを使って、マクギリスの全てを奪ってくれ!」(ガエリオ)

 

「見ろ! 純粋な力だけが輝きを放つ舞台に、奴等は圧倒されている」
「お前が力を見せることで、俺の正しさは更に証明される!」(マクギリス)

 

「違う! これは、お前の信じる力とは違うものだ!」(ガエリオ)

 

「アイン! 頼む、届けさせてくれ!」
「1人ではない、この戦い!」(ガエリオ)

 

「まだ死ぬな。俺を見ろ、マクギリス!」
「見ろ! お前が殺した男だ」
「そして…お前を殺した男だ!」(ガエリオ)

 

「言われずとも、見えているさ」
「いや…見えていながら、見えないフリを…していた」(マクギリス)

 

「お前達を否定しなければ…」
「俺は…前へ…進めなかった」(マクギリス)

 

「お前達と共にいると…ずっと抱いていた思いが揺らいでいくようで…」
「目をそらした」(マクギリス)

 

「アルミリアも幸せにすると約束したが…」(マクギリス)

 

「お前が言おうとしている言葉が俺の想像どおりなら…」
「言えば俺は…許してしまうかもしれない!」(ガエリオ)

 

「頼む…言わないでくれ」
「カルタのために、アインのために、俺は…俺は!」
「お前を…」(ガエリオ)

 

50話

「みんながクリュセに着いたって、終わりじゃない」
「仕事を果たせ、副団長」(三日月)

 

「さあ、まだ仕事は終わりじゃねえぞ」
「行ってオルガの命令を果たせ!」(昭弘)

 

「(もういい?) ふざけんな、お前が残ってんのに俺がひけるか」(昭弘)

 

「(弱くなった?) そりゃ…向こうからしたら、残ってんのが俺達しかいねえ時点で」
「もう勝ちは決まってんだ」(昭弘)

 

「勝ち戦で死にてえ奴はいねえだろうよ」(昭弘)

 

「暗い…これ、死んだのかな? でも、俺はこの場所を知ってる」
「そうだ、これはあの時の…俺が、生まれた時の記憶…」(三日月)

 

「俺の命はオルガにもらった」
「なら…そうだ、決まってる」(三日月)

 

「(生きてる?) ああ…どうにかな」
「しょうがねえ…死ぬまで生きて…命令を果たしてやろうじゃねえか!」(昭弘)

 

「そうだな…まだ止まれない」
「おい、バルバトス。お前だって止まりたくないだろう?」
「んじゃあ行くか!」(三日月)

 

「生きてりゃ、いいことあるもんだな」
「てめえをこの手でやれるとは…」(昭弘)

 

「いい土産話が出来た…」(昭弘)

 

「大義? 何それ…」
「無意味? そうだな…俺には意味なんてない」(三日月)

 

「けど…」
「けど…今は…俺には…オルガがくれた意味がある」(三日月)

 

「なんにも持っていなかった、俺のこの手の中に…こんなにも多くのものがあふれてる」
「そうだ…俺達はもうたどりついてた」(三日月)

 

「俺達の、本当の居場所…」
「だろう? オルガ」(三日月)

 

「夢…ですか」
「実は私にはかつて、ヒューマンデブリだった家族がいました」(クーデリア)

 

「彼…いや彼等は、その境遇と真正面から戦い…そして、散っていきました」
「私は、ただ彼等に恥じないように生きていたいだけなのです」(クーデリア)

 

「彼等は…鉄華団は、悪魔ではない」
「誰よりも人間らしかった」(ジュリエッタ)

 

「彼等の居場所は、戦場にしかなかったのです」
「野望や目的のための手段ではなく、人としてただひたすらに…」
「生きるために戦う」(ジュリエッタ)

 

「どんなに離れていても…たとえ、もう会えなくとも」
「私達の誰もが光を目指して歩いている」(クーデリア)

 

「歩き続けること…それが、私達の努めだと思うのです」
「私達の幸せを願って、散っていった家族のためにも」(クーデリア)

 

「暁の手、随分大きくなりましたね」(クーデリア)
「うん、三日月譲りだね」(アトラ)
「未来をつかむ手です」(クーデリア)

 

「私は愛しています」
「たとえ歴史の流れに忘れられようとも、鉄華団のみんながつくってくれたこの世界を…」
「あなたが残してくれた…この世界を」(クーデリア)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
 
 
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