アニメ「昭和元禄落語心中」の名言まとめました

アニメ「昭和元禄落語心中」の名言をまとめていきます。

昭和元禄落語心中

1話

「なんもねえから、あすこに行くんだ」
「寄席なんてなあ、そういうとこだべ!」

刑務所から出所する与太郎。
行く所のない状態のため、寄席に行くことに決めていた。
ちなみに昭和50年代ごろの設定となる。

「あたくしの芸を覚えようなんざ思わなくていい」
「お前さんは笑って聞いてりゃ、それでいいんです、ね」

弟子入りした与太郎は、八雲の寄席に来る。
「死神」をすると八雲は話し、与太郎に聞いていることを伝えていく。
師匠にこういう風に言われるのが、一番難しいかもしれない。

「今のおっさんの死神だろ」
「似合わない。まるでコントだね」
「あの嫌味っぽい死神は、おっさんがやるから意味あんの」
「うちの父ちゃんは、もっと親分みたいにやってたよ」

師匠の「死神」を聞いて、自分でも練習する与太郎。
見ていた助六の娘・小夏は似合わないと話し、誰もが違うことを語りだす。
上手い人は多くても、凄い人は少ないということだろうか?

「あんたの落語からは、聞かせようって気がまったく感じられないの」
「ネタしゃべるだけで精一杯でさ」
「ダラダラこなすだけ、
お客は置いてきぼり、なんべん言っても直らねえ」

与太郎の落語がダメなことを指摘する小夏。
しかしそんなことは、誰よりも与太郎が分かっていた。

「出来ねえ時、そん時はもろとも心中だよ」

与太郎を許すことに決めた八雲は、3つの約束を話し出す。
その2つ目がとてつもなく大きなことだったため、自信が持てない与太郎。
八雲はその時はその時という感じで、さらりと言ってのけた。
師匠は厳しい人だが、冷たい人では無さそうだ。

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2話

「なんで、ケチケチすんな。銭湯なんて歌うとこだぞ」

(ここかからは八雲が子供時代を語る回想となる)
七代目有楽亭八雲に弟子入りに来た八雲だが、割り込むようにして助六も現れる。
師匠に認められ弟子入りする助六は、八雲と一緒に銭湯に来る。
その時に助六は、銭湯の面白さを話し出す。

「せんないことと頭では分かっていても、他人に事実を告げられると辛いもので」
「私は確かに親に捨てられたのでした」
「その現実が、この時いっきに襲って来ました」

助六に親に捨てられたと言われた八雲。
それは軽い感じだったが現実のため、八雲にとっては厳しい一言だった。

「やっと笑ったな」
「言ったろ。まず、笑わにゃ、て!」

初高座を行う八雲だが緊張のため、全然上手く行かなかった。
続く助六は元気と笑顔を売りにして、客席の笑いを集めていく。
戻ってきた助六は自分の落語を聞いて笑っている八雲を見て、笑顔で話すのだった。
当時は八雲は菊比古、助六は初太郎だが、八雲と助六で統一する。

3話

「師匠はああ言ってんけど」
「おらあおめえさんには、そういうのより向いてる話があると思うんだ」
「声、張れなくてつれえだろう。だったら張らねえ話をやりゃあいい」

師匠に腹から声を出すように言われたため、大きな声を出すようにして稽古をする八雲。
聞いていた助六は、らしくないと話し出す。
そして無理をするより、向いてる話をすることを提案する。
出来ないことを克服するより、出来ることを伸ばすのも手ではある。

「こんなご時世だからこそ、絶対に落語を残してやらなきゃならねえぞ」
「でもよ、腹いっぱいになりゃ、またみんな寄席に戻って来てくれる」
「俺は絶対そうなるって信じてるよ」

戦争が始まり新しく落語を始める人も無く、客の入りも悪くなっていた。
しかし助六は、だからこそ落語を残すことを八雲に語りかける。

「娯楽に飢えた連中が、これからどんどん押し寄せる」
「何もねえ時だからこそ、舌三寸の落語の腕の見せどころよ」
「俺たちの時代がもう来てるんだよ」

戦争により中断していた寄席も、終戦により復活する。
幕が上がりたくさんのお客さんを見て、助六はこれからを八雲に語りかける。

4話

「日銭が無きゃ生活できねえ。働きゃ稽古できねえ。稽古できなきゃ寄席にも呼ばれねえ」
「堂々巡りの火の車だよ!」

師匠の家を出て、2人で暮らしている八雲と助六。
八雲はバイトしてるが、助六は遊んでばかり。
寄席に向かいながらぼやく八雲だが、助六と一緒だと少し楽しそうだ。

「おめえさんの場合、稽古をしすぎだな」
「真面目すぎるんだよ。型あキチッとしてるが、隙がねえ」
「色気ってのは、隙から生まれるんだ。完璧なものに色気はささねえ」
「隙ってのは、余裕ともとれるな」
「それぐれえのが愛嬌があって、あ~いい落語だなって思うもんなんだよ」

稽古不足のため上手くいかないと考える八雲。
師匠は稽古のしすぎによる完璧こそが、良くならない原因と語りだす。
遊びで来ている客相手のため、完璧だと客も余裕がなくなってしまう。

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5話

「相変わらず、固えな~。そんな風にしてたらよ、落語が嫌いになっちまうだろ」
「つれえ商売だけどよ、しょせん落語じゃねえか。バカにならなきゃ、身がもたんぜ」

遊んでばかりいる助六に対して、低俗ではなく高みを目指すように話す八雲。
それに対して軽く返すように話す助六。
八雲には人気のある助六に対する嫉妬があり、助六もその点はよく理解していた。
キチッとした人には、なぜかチャラけた相方がいること多い。
もちろんチャラけた人には、キチッとした相方がいるともいえる。

「どうせ素人料簡の地下芝居だ。怖えもんねえだろ」
「なあ兄弟。そろそろ腹、据えろよ」
「取り憑かれたと思って、その狐面、見せつけてやれい!」
「そうすりゃ、客なんて着いて来るんだよ」

芝居をすることになる八雲だが、直前になって緊張してしまう。
助六は見せつけるようにと話し、八雲を送り出す。

「何だろう? あたしが動くと、お客の気も、動く!」

舞台に上がる八雲は、全員が自分を見ているような感覚に陥っていく。
更に落ち着いてくると、お客の気持ちまで自分を中心に動いているように感じだす。
そしてそれは事実だった。

6話

「そんで俺は決めたんだ。人のために落語をやるって」

芝居の打ち上げをしている時、気持ちがよくなり満州時代のことを語る助六。
見ている人が笑顔になるのが嬉しくて、落語をする目的を見つけていく。
稼ぐのはもちろんだが、それだけでは面白くないのかもしれない。

「この人には全部お見通しだったってのかい」
「この人はいつだって、ずっと先を行っている」

芝居をすることにより、艶っぽい落語が向いていることを実感する八雲。
昔に助六に同じことを言われたことを思い出し、敵わないと感じてしまう。

「もうよそう。あたしにゃ、あたしの落語がある」

八雲の出番の前では、助六がお客さんを大いに笑わせていた。
嫉妬を感じる八雲だが、自分の落語をするだけと覚悟を決める。

「あ~、分かった。あたしの落語は、誰のためでもねえ」
「てめえのためにやってたんだ」

お客さんの反応が、いつもと明らかに違うことを感じる八雲。
自分の居場所を見つけたと感じて、自分にとっての落語の目的を実感する。
助六とは、まったく正反対の結論に至る。

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7話

「今とにかく、落語がしてえんだ」

休みの日、みよ吉とお茶を飲む八雲。
映画に誘われるが、落語の稽古をしたいとして断ってしまう。
うけるようになった時、稽古をするか遊んでしまうかの差は大きい。

「若え俺らが真打ちになりゃ、前座もやる気が出る」
「やる気が出りゃ、寄席ももっと活気が出る」
「活気が出りゃ、客も寄ってくりゃ」
「寄席は客のために、もっと元気を取り戻すべきなんだ!」

着物を作るため、呉服屋に来ている八雲と助六。
あまり乗り気でない助六だが、真打ちの話になると自分の思いを語りだす。
かなり適当だが、落語に対する思いだけを誰よりも強い。

「2人であっちこっち好きな所を巡って、おもしれえもん見て」
「んでもって、たくさん客を笑わせてやろうぜ!」

師匠と地方巡業に行く前日、助六と話す八雲。
助六は将来2人で真打ちになり、地方巡業することを語りだす。
八雲も助六と一緒に、地方を巡業することを楽しみにする。
いつも言い合いをしているが、仲がいいのは間違いない。

8話

「そりゃ、おめえ。道理とは、別だ」

助六の真打ち昇進について、周りとの問題から苦戦する師匠。
八雲は寄席では一番受けているとしてフォローする。
しかし受けることと昇進は、全くの別物だった。

「見せてるよ。一世一代の大嘘だ!」

みよ吉に対して、あることを話す八雲。
立ち去るみよ吉を追いかけないため、助六は男を見せるように説得する。
八雲は苦しそうな表情で、お互いのために嘘をついたことを語っていく。

「そうだよ。お前さんといると何でも楽しいし、新しいことも目にへえるし」
「何でも分かちあいたくなる」
「ずっとそばでお前さんの落語を聞いてられりゃあね。そんな楽なことは無いだろうよ」
「でもそれじゃあ、てめえの落語と向き合えない」

結婚することも、今のように助六と一緒にいることも、解消したいと考えている八雲。
全ては落語と向き合うため。
しかしそれは常に前を歩いている助六に対する、劣等感のようなものだった。

「みんなこんなに喜んでらぁ。落語だけが娯楽じゃねえんだよ」
「世の中にあふれけえってる娯楽の中で」
「落語がちゃあんと生き残る道を作ってやりてえんだよ」

ジャズ・バーにいる助六と八雲。
助六はお客が喜んでる姿を見て、落語以外にも楽しいことがあることを語りだす。
そしてその中でも、落語が生き残ることを考えるのだった。

「変わらねえ落語も必要だな。それも落語の本質なんだ」
「それはおめえさんの仕事。そんで俺の仕事あ、客に合わせた落語をすることだ」
「忘れんな。それだけ、約束しようぜ」

お客さんに会わせた楽しい落語をしたいと話す助六。
八雲は、それは落語ではないと否定する。
しかし助六にとっての落語とは、どちらも存在する自由なものだった。

9話

「絶対に復讐するわ。死んで化けて出ましょうか」
「今度会う時は、地獄ね」

真打ちになった八雲は、正式にみよ吉に別れを言いに来る。
受け入れることの出来ないみよ吉は、思いつめたように話し出す。

「でも客は喜んでた」
「お客のいいところは、体裁も見栄も関係なく、おもしろけりゃ笑ってくれる所です」

真打ちのお披露目で、会長の得意ネタをする助六。
夜に師匠から小言を言われてる時、あくまでお客を見ていることを語っていく。

「すみませんがお引取り願います」
「演ずることが分からない人に話すことはありません」

取材を受ける八雲だが、記者は破門になり落ち目の助六の悪口を話し出す。
八雲は急に態度を硬化させ、記者を否定し帰らせる。
助六の落語が誰よりも好きな八雲だった。

「俺は、ずっとおめえがうらやましかった」
「かわいがられて、甘やかされて、何でも師匠にやってもらってよ」
「俺はしょせん、野良犬だ。おんなじ弟子じゃねえんだよ!」

別れを言いに来た助六に、落語について問いかける八雲。
助六は分からないと話し、八雲がうらやましかったことを語りだす。
八雲にとって助六が遠く感じた瞬間だった。

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10話

「親も説得できねえもんが、お客に何を聞かそうってんです」

八雲の所に、弟子入りを希望する少年が現れる。
断るが親も故郷も捨てる覚悟と話す少年に、八雲は順番が間違っていることを指摘する。

「お前さんのような真っ当なわけえ衆が、芸人なんて下賤な商売をやるもんじゃねえ」
「こんなにはかねえ、あぶくみてえな商売にさ」

少年に対して、師匠と弟子の関係のあり方を話す八雲。
最後は芸人をすること自体についてを語りかける。
それは自分自身のことのようだった。

「落語に血筋なんてかんけえねえんだ」
「むしろ、似ることが足かせになる芸だからな」

倒れてしまう師匠は、ベッドに寝ながら八雲に過去を話し出す。
自分より上手い弟子が入ったことで、父親の評価が自分から離れたこと。
それでも血縁を利用して八雲を継ぐが、その弟子の名は「助六」だった。

「これがあたしの、心底欲した孤独」

師匠が亡くなった翌日に、「死神」をする八雲。
落語をしながら客席すら感じない境地になり、本当の孤独を感じていく。
それは芸人として、自分が望んだものだった。

11話

「おれゃもう、やになった」

田舎に引っ込んでいる助六を訪ねた八雲。
助六は落語の奥深さ、自由に出来ない苦しさにより、落語をする気力を失っていた。

「必要だからだ、お前さんの落語が!」
「だから無くなったら困るんだよ、あたしの落語のために」

八雲は一緒に東京に帰ろうと話すが、助六は言うことを聞かない。
八雲は今までの助六の落語に対する思いを語り、これからも必要なことを伝えるのだった。

「そりゃ、客が見えてるからだよ」
「おめえさんは、一人でいいなんて言うけど、落語は一人でなんてぜってえ出来ねえよ」

田舎に来て、蕎麦屋で少ない客を相手に落語をする八雲は楽しさを感じだす。
それを聞いた助六は、自分と同じように客が見えだしたことを話していく。
これがいいのか悪いのかは分からない。芸と芸術の違いかもしれない。

12話

「以前もそうして代えの効かねえ大事な人が消えてちまったと」
「お客さんにとって、寄席に行きゃお二人の落語が聞けるってのは」
「ごくあたりめえの喜びだったんです」
「みんな待ってるんですよ。助六師匠の落語をまた、毎日当たりめえのように聞ける日を」

助六がいる田舎に松田さんが来て、みんなが待っていることを伝える。
何年も経っているので忘れていると話す助六。
しかし松田さんは、多くの人が当たり前の毎日を望んでいることを話すのだった。

「客が良けりゃ自然、いい落語になるもんさ!」

初めは温泉旅館の客と侮っていた助六。
しかし前にした八雲の落語に対する反応を見て、いいお客さんと見方が変わる。
自分の番になった時、笑顔で客と落語の関係を話し出す。

「何だか今日は日がな一日、夢でも見てるみてえだ」
「あんな落語をまたやれたなんて、神様のご褒美なんだろうな」
「こんなヤクザな商売、何度も辞めたくなったけど」
「たまにこういうことが起きるから、落語ってえのはタチがわりい」

落語は人情物の「芝浜」をした助六。
お客は笑いあり涙ありで満足し、本人も納得の出来。
夜になり話す助六と八雲は、改めて落語の良さを感じていく。

「けどここに来て料簡が少し変わったんだ。さっき『芝浜』を聞いても思った」
「人ってのは全て分かりあえる訳が無い。それでも人は共に暮らす」
「取るに足らない詮無いことを、ただ分け合うのが好きな生き物なんだ」
「だから人は一人にならないんじゃないか」

東京に帰って、亡くなった師匠の家で一緒に暮らすことを提案する八雲。
それは助六と小夏だけでなく、今は出ていっているみよ吉も一緒にとのこと。
一人でいることを話していた八雲だが、気持ちが変わってくる。
しかしこの提案は実現しなかった。

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13話

「葬り去ろう、八雲の名と共に」
「成仏さしてやれんのは、あたししかいねえ」

不幸な事故により、助六とみよ吉は亡くなってしまう。
自分にも関係のある事故のため複雑な気持ちの八雲だが、正式に「八雲」を襲名する。

「結局、あたしは一人」
「こうして生きて行くほか無いのだと、この時分、腹の底から実感したのです」
「あたしの名は有楽亭八雲。本当の名など、とうに忘れました」

助六も亡く、同世代の人も少ない中で、落語を続けていく八雲。
常に孤独を感じながら生きていくことになる。

「それにいよいよじゃねえ。やっと真打ちでい!」

現代に戻り、真打ちに昇進した与太郎。
床屋で真打ち昇進を言われた時、威勢よく答えていく。

「正直、先は何も見えねえ。けど今、この足りねえ頭で考えられる最善の策だ!」
「そっからだって案外、夫婦なんてなあ、なってみりゃなれるもんじゃねえの」

小夏から妊娠していることを聞く与太郎。
相手も話さず結婚する気も無いと話す小夏に、自分が父親になると伝える与太郎。
真剣な気持ちだったが、怒った小夏は出ていってしまう。

「ついにてっぺん、一番年寄りになっちまった」
「年功序列ってえのは、酷な仕組みだね。引導でも渡される気分だ」
「あたしはちいとも変わらねえのに、立場ばっかり変わって」

協会より会長になることを言われている八雲。
喜ぶ松田さんだが、複雑な気持ちにもなっていた。

「後ね、師匠。もう一つ、ずっとずっと言いたかったことがあるんっす」
「助六を継がせて下さい!」

七代目のお墓参りに来ている八雲の所に、与太郎が現れる。
師匠に落語のことを聞かれた後、自分の望みを話す与太郎だった。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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