アニメ「文豪ストレイドッグス(4期)」の名言・台詞をまとめていきます。
文豪ストレイドッグス 「探偵社設立秘話」編
38話
「俺はもう、何者とも組まない」(福沢諭吉)
「僕は別に、この部屋の指紋になんて毛ほども興味ないからさ」(江戸川乱歩)
「僕、関係者だから。今日は面接で来たんだ」
「まあ、僕が来たのは面接の活動認定書が目的だから」
「あれがあれば政府の失業支援金がもらえるんだ」(乱歩)
「またそうやって見え透いた嘘をつく」
「もういいよ、自分で見つけるから。どうせ一瞬だもの」(乱歩)
「いいじゃん、別に。どうせ書類なんてなくなってないんだし」(乱歩)
「書類は盗まれてないし、そもそも殺し屋は社長さんを殺してないし」
「てゆうか、殺したのは秘書さん、あなただよね?」(乱歩)
「この世界に赦しはない」
「あるのは報復だけだ」(織田作之助)
「いつから秘書が犯人だと気付いた?」(福沢)
「最初から」(乱歩)
「(少年?) 僕の名前は江戸川乱歩。覚えといてね」(乱歩)
「”演者”ってことは、殺されるのは役者さんかな?」
「ふ~ん…どうなるか楽しみだね」(乱歩)
「他にも希望者がいるの?」
「じゃあ僕が採用されるわけないじゃないか」
「いや、おばさんはもう僕を採用しないと決めてるね」(乱歩)
「最初から本音を言えばいいのに」
「どうして大人はいちいち隠すの?」(乱歩)
「あなたの内心がどうであろうと俺は気にしない」
「事件を防ぐため最善を尽くすだけだ」(福沢)
「大人ってすぐ怒るよねぇ」(乱歩)
「殺人は起こさせん」
「そのために俺が呼ばれたんだ」(福沢)
「脅迫じゃないよ」
「これは脅迫じゃなくて予告」(乱歩)
「そもそも脅迫っていうのは二者択一なんだよ」
「”アレコレやめろ、でないとアレコレするぞ”っていうのが脅迫」
「でも今回は、”役者を殺すぞ”っていう予告だけ」(乱歩)
「だから脅迫じゃなくて、むしろ宣言だね」
「最初から犯人は、劇場に何も求めてない」(乱歩)
「この少年には、真実が見えているのか?」(福沢)
「お前はもしかしたら、自分が気付いていることを当然のように他者も気付いていると」
「そう思っているのか?」(福沢)
「この少年は、自分以外の者が”何も分かってない”ことを”分かってない”」(福沢)
「誰もが自分と同様に真理を見抜いた上で」
「その見抜いた真理をただ隠していると思い込んでいる」(福沢)
「大人ってホントに交換条件が好きなんだよねぇ」(乱歩)
「やはりこいつの力は本物だ」(福沢)
「少年、この仕事を手伝え」
「上手くやりきれたら、次の仕事先も紹介してやる。どうだ?」(福沢)
「分かった、手伝うよ」(乱歩)
「俺は何をしている?」
「もう何者とも組まないと、決めたはずなのに…」(福沢)
39話
「ねえ、聞いていい?」
「ここにいるお客さんはみんな、お金を払ってこの劇を見に来てるんだよね?」
「こんなオチが丸分かりの話見せられて、なんで怒らないの?」(乱歩)
「なんで? なんでこんな劇を、みんなは黙って見てるの?」
「すごくイライラする。僕には分からない」(乱歩)
「やっぱりみんなには、僕にだけ理解できない何かがある」
「分からない…怖いよ」(乱歩)
「世界中のみんなが怪物に見える」
「僕にだけ理解できない怪物だ」(乱歩)
「僕は独り、怪物の世界で生きてる」(乱歩)
「来い」
「お前が納得する答えを教えてやる」(福沢)
「我が剣は国家安寧のためにあり、本気でそう思っていた。だから人を斬った」
「暗殺はあまりに容易だった」(福沢)
「怖くなったのは、次に人を斬る任務を心待ちにしている自分に気付いた時だ」(福沢)
「国のために斬るのか斬る瞬間のために斬るのか、自分の内心がのぞけなくなった」
「その時から、二度と剣を持たぬと決めた」(福沢)
「いいか、よく覚えておけ」
「お前は特別で、他の人間は愚かなのだ。俺を含めてな」(福沢)
「お前が独りなのは、お前に特別な才能があるからだ」(福沢)
「力は制御されねばならない」
「お前が自分の才能を見て見ぬふりをするなら」
「それは流血を求めて力を振るうかつての俺と同じだ」(福沢)
「それはお前が、異能力者だからだ」
「お前が特別なのは、お前が異能力者だからだ」(福沢)
「お前の目に他人が怪物のように映るのは、お前の異能力のせいだ」
「お前はその力を制御しなければならない」(福沢)
「”あるもの”の助けを借りれば、お前は自在に異能力を発動できるようになる」(福沢)
「これ(眼鏡)は京の都にて、さる高貴な血筋の方より下賜された装飾品だ」
「これを身につけるとお前の異能力は発動し」
「たちどころに真実を見抜くことが出来るようになる」(福沢)
「逆にかけていない時は、他人の愚かさも気にならなくなる」
「これをお前に与えよう」(福沢)
「その(安物の)眼鏡で異能力を制御せよ」
「異能力で真実を切り裂き、闇に隠れた悪を薙ぎ払う異能力探偵」
「今日よりお前は世界一の名探偵だ」(福沢)
「薄気味悪いこの世界…あの時も、あの時も、あの時も、あの時も…」
「今までの苦しみは全部、僕の中にじゃなく、僕の周りに問題があったってこと?」
「そういうことなの?」(乱歩)
「(周りは)何も分からぬ幼子なのだ」
「首の据わらぬ幼子が、誰かを憎悪するか?」(福沢)
「僕にはもう見えてるんだよ」
「敵の狙いも計画も全部」(乱歩)
「大丈夫」
「だって僕は、愚かな人達を守る、世界最高の名探偵だからね!」(乱歩)
「乱歩は護身の術を持たぬただの子供だ」
「どれほど頭脳明晰な名探偵であろうと、犯人に逆上され襲われては…」
「勝ち目などない」(福沢)
「単独では力を発揮できないのだ」
「乱歩の盾となって悪をはじき、安全に推理を行える環境が必要だ」(福沢)
「探偵は武装される必要があるのだ」(福沢)
「この眼鏡すごいね、おじさん」
「この眼鏡と僕の異能力があれば、向かうところ敵なしだねえ」(乱歩)
40話
「僕以外の人はことごとくバカで愚かで愛すべき人達だから」
「出来れば助けてあげたかったんだけど」
「事件を知る前に死んじゃってる人は、どうもなあ…」(乱歩)
「この事件は、2種類の犯行から成り立ってる」
「例えるなら、エビとタイだね」(乱歩)
「簡単に捕まえられる、エビだけで満足するものいい」
「でもタイを捕まえようと思ったら、これはもうエビを使うしかないんだよ」(乱歩)
「あっ、ごめん。話が長くてつまんなかったから、全然聞いてなかった」(乱歩)
「連中については話したくないな」
「連中の目的について知ってるか?」
「大義だ」(織田)
「金のために殺す、憎いから殺す。そういうのは理解できるよ」
「だが奴等は大義のために殺す。そんな連中とは関わりたくない」(織田)
「大義を目的にした殺しを突き詰めると」
「必ず最後は”殺すのは誰だっていい”ってところにたどり着くから」(織田)
「自分は、ずっと1人で殺しの仕事をしてきた」
「仲間も上司も欲しいと思ったことはない」(織田)
「だが…あなたほどの武術の達人が、主義を曲げてでも助け出そうとするなんて」
「その部下は幸せ者だ」
「少しだけ、うらやましい」(織田)
「(牢屋を)出ようと思えばいつでも自力で出られる」
「提示された対価じゃ釣り合わないが…いかんせん、この施設はメシがまずい」(織田)
「ここの連中に顔が利くなら、ひとつねじ込んでこれないかな」
「(希望は)カレー」(織田)
「僕、興味のない話は頭に入らないんだよね」
「全部、牛の鳴き声に聞こえる」(乱歩)
「力を誇示するのも構わん」
「頭脳で難敵に挑むのもいいだろう」
「だが、勝負の掛け金に自分の命を乗せるのはやめろ!」(福沢)
「お前はまだ、子供なのだぞ」(福沢)
「”V(ブイ)”ではなく、”Ⅴ(ファイブ)”なんですけどね」(フョードル・ドストエフスキー)
「昨日まで見てた景色と、何か違うな~って思ってさあ」
「なんでだろう?」(乱歩)
「理解したからだ」
「そうじゃない。大切なことを…だ」(福沢)
「異能特務課から許可証を得るには」
「この地の全てを知るといわれる貴殿の助力がどうしても必要なのです」
「夏目漱石殿」(福沢)
「楽な道ではないぞ」
「だが…なんとかなるかもしれんな、お前達なら」(夏目漱石)
文豪ストレイドッグス 4th SEASON
41話
「死、それは痙攣。殺人、それは弱者の崇拝物」
「私は殺人の天使、犯罪の王」
「安らかに眠られんことを!」(小栗虫太郎)
「聞け。お前を必ずここ(牢屋)から出してやる」(乱歩)
「お前はハメられたんだ」
「ネズミ共の作戦の一部、というよりついでの嫌がらせだな」(乱歩)
「お前の葛藤なんか知ったことか」
「お前は僕が無罪にする」(乱歩)
「誰にも文句は言わせない。探偵社にも、社長にも」
「あの時、僕が魔神フョードルの罠を破っていれば…少女は死ななかった」(乱歩)
「やだ! ミステリー?」
「近所の子供と遊んだ方がまだ有意義だ」(乱歩)
「参ったな…このミステリー、結構バカに出来ないぞ」(乱歩)
「この状況…全くの予定通り!」(小栗)
「見よ! 北方の魔神さえ恐れた異能力」
「探偵よ思い知れ、看破の不完全性を!」
「異能力”完全犯罪”」(小栗)
「分からない…」
「何も分からない」(乱歩)
「今回の事件が難解な理由は分かってる」
「犯人が現実改変系の異能力者だからさ」(乱歩)
「僕の推理は所詮技術だ」
「異能力でない以上、現実改変には絶対に敵わない」
「まあ、今回は解けたけどね」(乱歩)
42話
「ありがとう。これで全ての情報がそろったよ」
「君が2つの事件の犯人だ」(乱歩)
「銃って面白いよねえ」
「持つとなぜか全員バカになる」(乱歩)
「虫太郎君、君の勝ちだ」
「最初から分かっていた、一般人は異能力者には勝てない」
「それでも僕は君を倒す」(乱歩)
「なぜなら…仲間が僕を無敵だと思っているから」(乱歩)
「さっきも言った通り、必要なのは証拠だ」
「推測と疑惑を100万回重ねようと無意味」(小栗)
「僕の話を全部聞いた後、(君は)自首する」(乱歩)
「人を自滅へと駆り立てる動機は2つだけ」
「狂気と使命だ」(乱歩)
「探偵社はフョードルに一度破れた」
「二度と負けない」
「探偵社の誰も傷つけさせない」(乱歩)
「そのために記憶し取り込んだ」
「魔人そのものを!」(乱歩)
「愚かにも自分の決定を世界自体とすることが」
「人間に許された最大の贅沢なのだから」(ヨコミゾ)
「そう! 我々は天人五衰!」
「この地に潜むテロリストにして、天人の世の終焉を告げる五指!」(ニコライ・ゴーゴリ)
43話
「言ったろう、直線で攻撃するな」
「力に使われるな」(国木田独歩)
「これまでのお前は、虎の力に溺れた時に負けている」
「一言で言うなら…”虎は強いがお前は弱い”」(国木田)
「(もう殺人は)起きぬ」
「なぜなら我々が阻止するからだ」(福沢)
「(受けるのは)反対だね」
「(理由は)友人の忠告だ」(乱歩)
「この仕事は断る」(乱歩)
「社長室の祓魔梓弓章は見たか?」
「我々に民護の者にとって100年に一度の名誉だ」(福沢)
「否。あれはな、ただの木片だ」
「勲章も称賛も我等には細き霧雨に同じ」(福沢)
「たとえ我等が栄誉なき地下のこそ泥でも」
「この殺人を止めるために命を懸ける!」(福沢)
「探偵社は殺人犯を追う」
「そして、乱歩は探偵社滅亡の真相を追う」(福沢)
「同時調査」
「それが最適と、乱歩も分かっている」(福沢)
「なぜだ? なぜ人を殺す?」
「それもあんな残酷な方法で」(中島敦)
「僕は完全に正気だ」
「殺しの邪悪を理解し、人並みの罪悪感も感じている」(ニコライ)
「君は鳥が好きか?」
「僕は好きだ」(ニコライ)
「重力にとらわれず飛翔する完全な自由」
「僕はそれを求める」
「だから天人五衰に入った」(ニコライ)
「(分からない?) だろうね」
「理解したのは結局フョードル君だけだった」(ニコライ)
「だまされた?」
「道化師の言葉に耳を貸してはならない」
「夜眠れなくなるからね」(ニコライ)
「あなたが羨ましい」(ニコライ)
「鳥かごで生まれた鳥は、己が囚人だとは気づかない」
「檻はここ、頭蓋骨だよ」(ニコライ)
「僕達は出られない」
「この温かく湿った地獄から」(ニコライ)
「これは脱出だ」
「道徳という生理的洗脳からの」(ニコライ)
「聞け! 我が自由意志の絶叫を!」(ニコライ)
44話
「知ってるかい?」
「心臓が止まっても人はしばらく生きてる」
「2分ほどね」(与謝野晶子)
「そして探偵社じゃ、瀕死は無傷だ」
「異能力”君死給勿”」(晶子)
「カカカカ! 命拾いしたな、下郎共!」
「後1秒遅くば、わしの盆栽趣味のために」
「手足を程よく剪定されておったところじゃ」(大倉燁子)
「今日もいい感じに狂犬だな、燁子君」
「活躍を期待しておるぞ」(福地桜痴)
「は~い、隊長!」
「この燁子、身命を賭して隊長の犬となる所存でございます!」(燁子)
「後は我々に任せて、茶でも飲め」
「人倫にもとりし凶悪犯は、猟犬の牙が噛み砕く」(福地)
「現代じゃあ結局」
「組織化された軍隊の人数と最新兵器が最強だからね」(晶子)
「皆さん! ”10年目の果樹園”です!」(宮沢賢治)
「村にいた頃、10年間かけて育てた果樹園が」
「一晩の嵐で全部倒れたことがあります」
「一度も収穫してないのにです」(賢治)
「どうしたと思います?」
「キョトンとして、それからみんなで少し笑って」
「もう一度苗を植えました」
「10年を、最初からやり直すために」(賢治)
「嵐が探偵社にひどいことをしました」
「でもいいんです」
「災厄の嵐と恵みの雨は」
「結局同じものなんですから」(賢治)
「生きましょう、皆さん。嵐を越えて」
「結局僕達は、この回る地球という岩の上で」
「生きることをやめられないんですから」(賢治)
「賢治の言う通りだ」
「嵐を切り抜け、探偵社を再建する」(国木田)
「そのためにも、まずは逃げ延びなくては」(国木田)
「北か南、列車か車、死の二択か?」
「さて…哀れな痩せ犬共は」
「どちらに活路を見出す?」(燁子)
「列車は万が一追いつかれて戦闘になった場合」
「市街に脱線して大事故になる恐れがある」(国木田)
「多くの人命が失われる、それは許されん」
「ゆえに車だ」(国木田)
「(向かうのは)両方じゃ」
「敵の奇襲を正面から食らい、潰す」
「それでこそ我等よ」(燁子)
「(懲罰?) ん~、結成以降失敗がないから、忘れた」(福地)
「車両盗難保険には入っているか?」
「そうか、おめでとう」
「新車を買い直せるぞ」(国木田)
「(木を切り倒した意味?) 直線で目的地に向かうのが一番近い」(末広鐵腸)
「この際言いますが、私は部隊の中であなたが一番嫌いです」
「魂に芸術性が皆無だからです!」(条野採菊)
「会敵の時まであなたは無能です」
「黙って静かにしていて下さい」(条野)
「後、呼吸音と心音もうるさいので」
「極力止めるように」(条野)
「しかし私に幻像は通じません」
「わざと捕まりました」
「あなた達から確実に仕留めます」(条野)
「この2人を斬ればいいのか?」(鐵腸)
「誰1人見捨てん!」
「我が理想に懸けて!」(国木田)
「敵にハメられた」
「探偵社は犯罪組織にされ、みんなは建物を脱出した」(泉鏡花)
「もう脱出は不可能」
「私達はここから出られない」(鏡花)
「最悪中の最悪だ!」
「連中は軍警最強の特殊部隊”猟犬”」(国木田)
「全身に異能技師による生体手術が施され」
「常人の数倍の身体能力を持つ」(国木田)
「もし再補足されたら」
「車を破壊されて終わりだ!」(国木田)
「悪の罰せられざるあり」
「善の賞せられざるあり」
「我が刃なくして」
「なぞ四海の内において百事のことごとく」
「權衡を得るを望むべけんや」
「”雪中梅”」(鐵腸)
「仲間を見捨てず助けに戻り」
「あえなく全員返り討ち」(条野)
「まあ、世の中大抵こんなものです」(条野)
「我が剣からは逃れられぬ」(鐵腸)
「興味深い心音です、理想主義者の国木田さん」
「あなた今、ホッとしていますね」(条野)
「資料を読みました」
「あなたの理想は気球のように大きく高い」(条野)
「ですが気球は、いつか必ず燃料が尽き、地に落ちる」
「あなたはその日におびえて生きてきた」(条野)
「祝福しますよ、国木田さん」
「明日からあなたは自由だ!」(条野)
「バカやってんな、探偵社!」
「ボスの命令で拾いに来てやったぜ」(中原中也)
45話
「助ける? バカ言うな。お宅の社長がボスと取引したんだ」
「救助の対価は社員1人のマフィア移籍だ」(中也)
「理想論ばかりでは命は救えん」
「現実的にならねば」(国木田)
「そうなのか?」
「仲間が死ねば理想は消える」
「俺はその日を待っているのか?」(国木田)
「愚かなのは貴様だ!」
「俺の予定は、何人にも乱せん!」(国木田)
「我が名は国木田独歩、我が理想は落ちぬ!」
「この命を燃料として永遠に飛び続ける!」(国木田)
「今はまず、生き延びることが優先」(鏡花)
「探偵社は僕を何度も助けてくれた」
「でも僕は探偵社を助けられない」(敦)
「この程度で諦めるのかい?」(太宰治)
「そうだ…この状況、太宰さんならどうする?」(敦)
「ある…1つだけ探偵社の無実を証明する手がかりが」(敦)
「全てを忘れてもなお彼女を救おうとは、泣かせる話だ」
「だがな…この俺の顔を忘れる愚行は、万死に値する!」(フランシス・スコット・フィッツジェラルド)
「仮にその話が真実だとすればだが、探偵社は終わりだぞ」
「フョードルを倒すのは不可能だからな」(フランシス)
「さて…探偵社に神の目(アイズオブゴッド)を使われると少し面倒ですね」
「一応所有者を排除しておきますか」(フョードル)
「例えるなら、奴だけが駒を動かし続けられるチェスと同じだ」
「どうにもならん」(フランシス)
「身体強化も間に合わん」
「死んだな」(フランシス)
「完璧な計画は立てたものの…」
「完璧は退屈ですねえ」(フョードル)
「君の策略を見抜くに、ここに座るしかないからね」(太宰)
「こんな場所でチェスの相手に恵まれるとは」(フョードル)
「僕はあまり長官とは仲が良くないので」(坂口安吾)
「長官は人の命を数字で捉える」
「100人を救うために1人を犠牲にする」
「僕はそれが嫌でした」(安吾)
「我々は持ち前の頭脳のおかげで、相手の思考を読めます」(フョードル)
「が…それゆえに相談という行為を他者に行いえません」
「相手が自分と同等の頭脳を持たない限りは」(フョードル)
「なのでこの機会に、悩みをぶつけ合おうという趣旨です」(フョードル)
「見破るさ。そのために来た」(太宰)
「取引相手を間違えたかもしれない」
「こんな取引をしたら、社長に叱られる気がする」(敦)
「ダメなんだ…苦しんでいる人を見ると、みんな昔の自分に見える」
「放っておけないんだ」(敦)
46話
「これ以上、気を使わせるわけにもいかんか」
「いいよ、歩きながら(過去を)教えてやる」(晶子)
「昔、社長と森先生は三刻構想の盟友だった」
「でも今では敵同士だ、なぜだと思う?」(晶子)
「私のせいなんだよ」(晶子)
「異能力で体は治ったけど、心までは戻らなかった」
「今は自分の名前すら言えない」(晶子)
「何が天使だよ…」
「これじゃあ殺すために治すようなもんじゃないか」(晶子)
「これが普通の軍なら、とっくに諦めて撤退してたろう」
「でもそうはならなかった」(晶子)
「私がいたから…」(晶子)
「そして今、異能が戦争を変えつつある」
「変化を軍に理解させるのが君の役目だ」(森鴎外)
「やれ! でなければ国が滅ぶ」(森)
「断る! 私は目の前の命を助けたいだけだ!」(晶子)
「君を天使だと言っただろう?」
「でも君はそれ以上だ」(青年兵)
「君は戦場に君臨する…死の天使だ」(青年兵)
「彼女を再び地獄に引き戻すだと?」
「それが人の所業か、森先生!」(福沢)
「彼女こそ、三刻構想の街の平和の要です」
「強大な現ポートマフィアのボスを打破するには」
「与謝野君が率いる不死連隊が最適解!」(森)
「何が最適解か!」
「貴君の論理には心がない!」(福沢)
「心? 戦争とは心を配慮した方が先に負けるゲームです!」(森)
「戻して…戻して、外に出てはいけない」(晶子)
「私の異能力は命を簡単に救う」
「だから私の周りでは、命の値段が安くなる」(晶子)
「これ以上、生きているわけには…」(晶子)
「バカらしい」
「ど~でもいいよ、そんなの」
「嫌なら、異能力使うのやめれば?」(乱歩)
「(やめれない?) 違うね、僕の”超推理”が世界一の異能力」
「後はど~でもいい能力」(乱歩)
「僕がいれば、全部解決するからね!」(乱歩)
「私はこれからどうすればいいの?」
「私が生きていい場所なんて本当にあるの?」(晶子)
「ある」
「この世には、1ヶ所だけ君を必要としない場所がある」
「君は武装探偵社に入れ」(乱歩)
「君の異能が欲しいんじゃない」
「欲しいのはその優しさだ」(乱歩)
「誰にも死んでほしくなかったんだろう」
「だからそんなに苦しんでる」(乱歩)
「その優しさがあるから、君を誘いたい」
「能力なんかなくたっていい」
「その優しさに意味があるんだよ」(乱歩)
「なんとしても、探偵社を救うんだ」(晶子)
「探偵社は、私が生きてもいい、唯1つの場所なんだから」(晶子)
47話
「心配せずとも、フランシスとの取り引きは罠じゃないさ」
「(根拠?) 敦が信じたから」(晶子)
「敦は以前モビー・ディックで、奴と死闘を繰り広げた」
「魂をさらして命の交換をした相手に、嘘は通用しないもんさ」(晶子)
「探偵社はバラバラより、集まった時に本当の力を発揮する」
「早くみんなに会いたいよ」(敦)
「ルイーザ君、俺と路上で再会した時のことを覚えているか?」
「(忘れるはずがない?) 俺もだ」(フランシス)
「あの頃、何を食っても砂の味しかせず、呼吸すら苦痛だった」(フランシス)
「絶望は人から立ち上がる力を奪う」
「君が来るまでの数ヶ月、組織再建の考えすら浮かばなかった」(フランシス)
「だが探偵社はわずか数十分で立ち上がった」
「そして今、必死に戦っている」(フランシス)
「俺は常に勝つ側につく男だ」
「そしてこの勝負、探偵社が勝つ」
「故に俺は、探偵社側につく」(フランシス)
「約束してくれ」
「誰が生き残っても、探偵社再建に命を懸けると」(晶子)
「大事なのは勝つことじゃない」
「マーガレットを守りきることだ」(晶子)
「心配すんな」
「私は死ににくい」(晶子)
「来な! 過去の亡霊なんぞ、この探偵社員・与謝野晶子がぶっ潰す!」(晶子)
「今日はいい日だ…社長も乱歩さんも、私の罪を知ってて許してくれた」
「許せないのは私さ」(晶子)
「でも今日、あんたが復讐に来てくれた」
「だから私はもう…孤独じゃない!」(晶子)
48話
「(犯罪組織?) そうかもしれない」
「でも、武装探偵社を救うためなら、私はなんにでもなる」(鏡花)
「いや…閃いたのではない」
「昔、教わったのだ」(小栗)
「困りますね」
「そう簡単に僕を出し抜けると思われては」(安吾)
「政府の秘密機関を相手に”信じて?”」
「最後まで探偵社の冗談は笑えない」(安吾)
「(力を使ったこと?) あります」
「ただし、一度だけです」(安吾)
「4年前、太宰君がポートマフィアの外で生きられるように」
「過去の罪を消した」(安吾)
「(理由?) もういない友への、せめてもの罪滅ぼしのために」(安吾)
「誰も信用できない」
「種田長官の仇を討てるのは、僕しかいない」(安吾)
「何から聞きたい」
「だがお前達、5分後には後悔しているぞ」
「何をどう尋ねても、最悪の気分にしかならん情報だ」(小栗)
「それだけ…たったそれだけ」
「希望が見えてきた」(敦)
49話
「あやつだけはもいでもちぎっても折れぬオモチャと思っておったのに」
「たった半年で壊れおったあ!」(燁子)
「(理由?) 恐らく手に入れたのじゃ」
「逃げ惑う逃亡犯が何よりも欲するもの」
「拠点、そして司令塔じゃ」(燁子)
「ごめん」
「君を巻き込んだ。今の僕達に協力するのは重犯罪なのに」
「返しきれないくらいの大きな借りが出来たね」(敦)
「なんで?」
「返しきれないくらいの大きな借りを今返しているのは私の方でしょ?」(ルーシー・モード・モンゴメリ)
「(その先の情報?) 不要だ、国木田は生きている」
「もし死んだのなら…私にそれを感じ取れぬはずがない!」(福沢)
「大切な恩人に報いたい、その思いは罪か?」(鐵腸)
「政府? このカジノは、国際法上いかなる国家の警察権も適用されない」
「いわば独立国、すなわち私が法だ」(シグマ)
「客として金を落として帰るならよし」
「さもなくば、消えろ!」(シグマ)
「シグマさん、同僚としてあなたに助言しましょう」
「もし計画の途中で猟犬に見つかったら、全てを捨てて逃げなさい」(フョードル)
「あなたに勝ち目はありません」(フョードル)
「下がっておれ! 軟弱者め」(燁子)
「わしに相撲勝負を挑もうとは、愚かな飛行機じゃ」(燁子)
「なるほどのう、硬貨爆弾か」
「そそられる邪悪さじゃ」(燁子)
「貴様ら…そんなにわしと踊りたいか?」(燁子)
「この世でもっとも強いのは誰だと思います?」
「異能力? 権力者? 違います」
「もっとも強いのは、他に何も持たぬ者」(フョードル)
「正義の味方が傷を負いながら世界を救いに行く」
「そそる絵になってきたと思わんか?」(燁子)
「この世でもっとも恐ろしいのは、必死になった凡人なのですから」(フョードル)
50話
「わしら警察は、何があろうと市民を傷つけぬ」
「そして目的を達成する」(燁子)
「ああ、(目的を)思い出した…思い出したぞ!」
「クソ犯罪者をぶちのめしに来たんじゃ」(燁子)
「(わしは)王の首を取る」(燁子)
「記憶がないからシグマが強い?」
「それなら行きつけの店の女給が最強だ」
「いつも私の注文を忘れる」(太宰)
「ごきげんよう、支配人殿」
「投降の準備は出来たか?」(燁子)
「敵は国内最強の特殊部隊、対する私はただの凡人」
「だが!」(シグマ)
「諦めよ、最初から貴様程度に勝ち目はない」(燁子)
「見たか、猟犬」
「これが! ここに至る全てが”想いの力”だ!」(シグマ)
「”想いの力”じゃと?」
「なら聞くが、なぜ思う」
「”想いの力”を宿すのが、貴様1人だと」(燁子)
「この国の秩序の体現」
「秩序なくば、暴力が得意な人間が民の上位に立ってしまう」
「そんな世界はクソじゃ」(燁子)
「故に猟犬は最強の暴力を行使する」
「社会の奴隷としてたとえ秩序の炎が、己自身を焼き尽くそうとも!」(燁子)
「凡人の必死さは確かに恐ろしい」
「じゃが、その先は?」(燁子)
「分からぬか?」
「凡人の必死さで壁を越えた先にあるのは、同じく必死になる天才との対決じゃ」(燁子)
「ここは必死さが相対的に意味を持たぬ世界」
「我々の世界へようこそ」(燁子)
「僕の異能力を使えば、あなたからページの記憶を読み取ることが出来る」(安吾)
「(対策?) ならば、しゃべりたくなるまで痛めつけるだけです」
「種田長官を刺した男に手加減をする気は…ありませんから」(安吾)
「ダメだ!」
「なんのために生まれてきたのか分からなかったなんて」
「そんなのを最後の言葉にして人は死んじゃいけないんだ!」(敦)
「ようこそ、私の王国へ」
「この部屋にいる限り、アンを傷つけることは出来ない」(ルーシー)
「僕は何もしていません、ただここに座って祈っただけ」
「祈りは神に通じるのです」(フョードル)
「(なぜ?) その方が美しいでしょう?」(フョードル)
「あなたはあなたで陰謀の糸を張り巡らせたのでしょうが、神は完璧と調和を好みます」
「故に僕は神の御心に従い、ページにある1行を加えておきました」(フョードル)
「硬貨爆弾の件で、探偵社は完全に一線を越えた」
「事はもはや、一国の刑事事件に収まらぬ」(燁子)
「世界が動き出すぞ」(燁子)
「君は神について何も分かってないね」
「完璧と調和? そんなもの、神は毛穴程も気にしちゃいない」(太宰)
「あいつの売りは偶然性と不条理だ」
「何度も見てきた」(太宰)
「幾千の神算鬼謀を巡らそうと、我々がいるのは結局ここ…地の果ての牢獄だ」
「実際に世界を回すのは、偶発性の嵐の中で叫び、走り、血を流す者達」(太宰)
「その魂の強度の前に、君も私も立ち尽くすしかないのさ」
「それがどういうことか分かるかい?」(太宰)
「探偵社は決して諦めない」
「組織の潔白を証すためなら、命を投げ出しあらがうだろう」(森)
「命を投げ出す彼等に有罪判決はあり得ない」
「無罪か、死かだ」(森)
「世間は彼等が有罪だと決めてかかっている…が、私はそうは思わない」(森)
「君の言う通り、人間は罪深く愚かだ」
「だが君が考えてるほど…つまらない存在じゃあない」(太宰)
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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