アニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(2期)」の名言・台詞をまとめていきます。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(2期)
26話
「いつかは、真っ当な商売だけでやっていく」
「そのためにも、最短で行く」(オルガ・イツカ)
「ただ…オルガが止まらない限り、俺も止まらない」
「これまでも…これからも」(三日月・オーガス)
「俺等はな、何も好き好んで(阿頼耶識の)手術を受けたわけじゃねえ」(ユージン・セブンスターク)
「こんなバクチみてえな手術に頼んなくていい」
「そういう世界をこれからお前らとつくっていくんだよ」(ユージン)
「オルガがよ…団長が似合わねえマネやってんだ」
「俺もちったあ役に立たねえとよ」(ユージン)
「ありがたいことです」
「けど俺等は、ここで終わるつもりはありません」(オルガ)
「私の今の活動に、特定の思想は必要ありません」
「今は…口だけで動ける時代ではないのです」(クーデリア・藍那・バーンスタイン)
「間に合わせるよ」
「それが…オルガの命令ならね」(三日月)
「私に、もう友人はいない」(マクギリス・ファリド)
「何、心配いらねえさ」
「俺達は…鉄華団だ」(オルガ)
「俺達はあんたとは違う、立派な理想も志もねえ」
「土台のねえ俺等は進み続けることでしか、自分達の居場所を守ることは出来ねえんだ」(オルガ)
「まあどっちにしろ…」
「あいつがいる限り俺は、逃げることなんて出来ねえんだけどよ」(オルガ)
27話
「遠くない未来、(夜明けの地平線団と)一戦交えるのは避けられねえだろう」
「不可能を可能に出来なきゃ、鉄華団は終了だ」(オルガ)
「鉄華団は辞めるも辞めないも自由だ」
「生きるも死ぬも、自分で選んでいいんだ」(昭弘・アルトランド)
「あのね、クーデリアさんに渡したいものあったの」
「3人おそろい。これでどこにいたって、いつでも一緒だよ」(アトラ・ミクスタ)
28話
「危険な橋だろうと、向こう側が見えてんなら渡るしかねえ」(オルガ)
「大丈夫、オルガの道は俺が作るよ」(三日月)
「(離脱すれば最小限の被害?) そうだな、だが逃げても犠牲は出る」
「こいつらに犬死にはさせられねえ」
「命張る以上、俺等は前に進むんだ」(オルガ)
29話
「3機いるなら3機共!」(ジュリエッタ・ジュリス)
「それはもう見ました!」
「グレイズとは違うんです」(ジュリエッタ)
「よそ見とは…感心しないな」(石動・カミーチェ)
「(目障り?) 構わねえよ」
「そいつらにはあんたと同じ末路をたどってもらうだけだ」(オルガ)
「(順調すぎ?) こっから先はあんたと同じ、身内に足を引っ張られるわけだ」(アミダ・アルカ)
「力押しじゃ、どうにもならねえこともある」(名瀬・タービン)
「それを乗り越えなきゃ、あいつらは何かを手に入れるたびに」
「それ以上の敵を増やしていくことになる」(名瀬)
「今回の件ではうちには死人も出てる」
「払う金もねえなら今すぐ向こうに行って…あいつらにわびてこい」(オルガ)
「何かあるたびに争いごとになる…」
「それでは鉄華団の皆さんや、三日月のような人が生まれ続けてしまう」
「その連鎖を私はなくしたい」(クーデリア)
「じゃあ、そういう日が来たら…」
「クーデリアさんもここで一緒に三日月と農場をやりましょう」(アトラ)
「だってそうなったらクーデリアさんのお仕事も終わってますよね」(アトラ)
「また彼等の手を血で染めてしまいました」(クーデリア)
「でもいつの日か、それを変えなければならないんです」
「幸せにすると約束しましたから」(クーデリア)
「分かった…鉄華団はあんたの側に乗ってやる」(オルガ)
「では、共に駆け上がろうか」(マクギリス)
30話
「目標へ到達するためには順序が必要だ」
「最短を選ぼうとすれば必ずしっぺ返しが来る」(蒔苗東護ノ介)
「メシも仕事も厄介事も一緒だ、目の前のもんをひたすら片づけていく」
「そうしねえと先に進めねえからな」(オルガ)
「俺もみんなと同じだ、チャドさんの仇を討ちに行きたい」
「だけどそれより前に…俺はお前の味方だ」(アストン・アルトランド)
31話
「確かに、見事な戦術だ」
「不鮮明な開戦理由を逆手に取り、見事な膠着状態を成立させた」
「つまり…それが目的か」(マクギリス)
「この先に敵がいる…俺達は敵を倒す」
「そして…その先には何がある?」(タカキ・ウノ)
「あれこれネチネチ考える暇があったら、きっちり寝とけ!」
「見えない明日で今日をすり減らすんじゃねえ」(ユージン)
「たとえ明日が地獄でも、そんときゃてめえらの力でしぶとく生き延びようぜ!」
「それが鉄華団だ!」(ユージン)
「死ぬなよ、みんな…俺が行くまで」(昭弘)
「鉄華団の仕事はいつだって死と隣り合わせで」
「今が絶対に死なないなんて言い切れる状況じゃないのも分かってる」(タカキ)
「けど…死を最初から受け入れるのだけはやめてほしいんだ」(タカキ)
32話
「これ以上混乱を長引かせては、月の蛇を笑わせることになる」(マクギリス)
「命懸けだよ…私もな!」(マクギリス)
「ヒューマンデブリは感情なんて持ってたら生きていけない」
「仲間が殺されても、悲しんでたら潰される」(アストン)
「俺達は自分の心を殺して生きてきたんだ」
「なのに…なのに…本当に…お前らに出会わなければよかった…」(アストン)
「死にたくないって思いながら…死ななくちゃいけないんだからな」
「でも…ありがとう」(アストン)
「そいつの始末を終えたら、次はお前だ、覚悟しておけ」
「ガランって野郎は…俺がやる!」(昭弘)
「単純なパワーってやつは迷いがない分、タチが悪い!」(ガラン・モッサ)
「戦場では、まともな奴から死んでいくのが常」
「己(おの)が正義を守るため、もがく奴から淘汰されるのだ!」(ガラン)
「よかったな…あんたはまともで!」(昭弘)
「平気だ、俺は…生きている」(昭弘)
「話なんてする必要あるの?」
「こいつは鉄華団を裏切った、そして仲間を無駄に死なせた」
「こいつはもう…」(三日月)
「これは地球支部の問題です」
「チャドさんにあとを託された者として…ケジメは俺がつけます」(タカキ)
「タカキが自分でケジメをつけると言ったんだ」
「それがどんなものであれ、俺は見届けるだけだ」(タカキ)
「(自身で判断?) そのとおりです」
「俺も、選びます」(タカキ)
「君と君のバルバトスに助けられたあの時…」
「まるでアグニカ・カイエルの伝説の一場面のようだった」
「ギャラルホルンを作った男さ」(マクギリス)
33話
「もっと話をしておけばよかった」
「失ってからじゃ遅い」(昭弘)
「あなた達はもっと学ぶ必要があると思う」
「解釈の仕方は1つじゃない」(クーデリア)
「選択肢は無限にあるの、本当はね」
「だけど、その中で自分が選べるのは1つだけ」(クーデリア)
「多くのものを見て知識を深めれば、物事をきちんと判断し、選択する力が生まれる」
「誰かの指示に頼らずとも」(クーデリア)
「君が前線にいれば、戦況は変わったと?」
「その発言は、亡くなった彼を愚弄することになると分かって言ってるのか?」(ヴィダール)
「彼等(ラスタル)を討たずして、ギャラルホルンの改革はありえない」
「相手側が仕掛けてきたということは、もはや全面対決も近いだろう」(マクギリス)
「火星で初めて戦っている君達の姿を見たあの時…」
「ガンダム・フレームを操り、圧倒的な生命力を持って戦う少年達」(マクギリス)
「私はそこに、アグニカ・カイエルの姿を見た」(マクギリス)
「私は確信しているんだ。君達の力を借りることが出来れば」
「私は必ずやギャラルホルンのトップに立つことが出来る」(マクギリス)
「ずっとバカにされて、足蹴にされていいように扱われてばかりだった俺達が」
「火星の王になる」(オルガ)
「地位も名誉も、全部手に入れられるんだ」
「こいつは、これ以上ない俺達の上がりじゃねえのか?」(オルガ)
「団長が俺達の未来のために悩んで、いろいろと考えてくれてるのは分かっているんです」
「だけど…俺はフウカを泣かせたくない」(タカキ)
「火星の王になれば、でっかい幸せが待ってるのかもしれない」
「だけどそのことで、今そばにある幸せを捨てなけりゃならない」(タカキ)
「俺には…それが出来ないんです」(タカキ)
「知識がなければ正しい選択は出来ない」
「今の私には、先生からご教授いただきたいことがたくさんあります」(クーデリア)
「けれど、たとえ間違った結果を導き出してしまうとしても…」
「既に選ばなくてはいけない時が来てしまったのです」
「私も、鉄華団も」(クーデリア)
「タカキが辞めてさ…」
「なんか分かんないけど、少しだけホッとしたんだよね」(三日月)
34話
「(よくしゃべる?) 浮かれているのかもしれないな」
「ようやくこいつと共に戦えることに」(ヴィダール)
「(どこまで戦力を?) 勝てるだけ…だろうよ」(ナディ・雪之丞・カッサパ)
「オルガ、笑って許してやれんのはこれが最後だ」
「俺におやじは裏切れねえぞ」(名瀬)
「あなたの夢は、私が責任を持ってお預かりします」(クーデリア)
「じゃあ三日月は、ちゃんと返してもらいに行かなきゃね」(アトラ)
「(後戻り?) もとよりそんなつもりはねえよ」(オルガ)
「さあ、お前の待ち望んでいた戦場だ」(ヴィダール)
「(強く美しい?) ああ、そうか…忘れていた」
「今はただ、こいつと戦うのが楽しかった」(ヴィダール)
「アグニカは実現しようとしていた」
「人が生まれや育ちに関係なく、等しく競い合い、望むべきものを手に入れる世界を」
「すばらしいと思わないか?」(マクギリス)
「その世界への扉を、この手で開く時が来たんだ」(マクギリス)
35話
「数奇な巡り合わせがあるものだな」
「世界から一掃された厄祭戦の記憶」
「だがあの赤い星…鉄華団の住む世界にそれは残っていた」(マクギリス)
「やはり彼等は持っているのだ」
「あの時代の風を、もう一度吹かせるという宿命を」(マクギリス)
36話
「(応援?) 無駄だ」
「あれ(モビルアーマー)は、そんなになまやさしい代物ではない」(マクギリス)
「起動してしまった以上、破壊するしかない」
「出来るものならだがな」(マクギリス)
「鳥ではないよ」
「あれは…天使だ」(マクギリス)
「天使の名を持つ人類の災厄」
「かつて人類に敵対し、当時の人口の4分の1を殺戮したという化け物だ」(マクギリス)
「モビルアーマー、人を狩る天使達」
「そしてその天使を狩るために、天使をマネて造られた悪魔…モビルスーツ」(マクギリス)
「いえ…私は避難しません」
「そうなれば、必ず立場の弱い人々が爪弾きにされます」(クーデリア)
「そういった人達の助けになればと、このアドモス商会を立ち上げたのに」
「真っ先に逃げ出しては、この先誰も信用してくれません」(クーデリア)
「三日月達が命を懸けて戦っているように、私も自分の仕事に命を懸けたいのです」(クーデリア)
「予定外の進路変更か…」
「やはり物事は、こちらの思惑どおりには進まぬものだな」(マクギリス)
「やはり気持ちのいいものではないな」
「予想外の駒の動きは、盤面を乱す」(マクギリス)
37話
「火星で再会するとはな…」
「お前の裏切りの全てが始まった、この土地で」(ヴィダール)
「俺には分からない」
「自らへの愛を叫び散っていった、カルタ・イシューと同じ機体に乗る…」
「その気持ちが」(ヴィダール)
「(散る?) バカは死んでも治らないのであれば…無駄なので生きてて下さい」(ジュリエッタ)
「ここで終わるような鉄華団なら…ギャラルホルンと対等には並べねえ」(オルガ)
「大丈夫だよ、三日月は」
「いつもちゃんと戻ってきてくれる…私達の所に」(アトラ)
「ダメだ」
「それはダメだ」(三日月)
「大丈夫だよ」
「バルバトスが使えるんなら、今とそんなに変わんないでしょう」(三日月)
「(犠牲?) 何言ってるの? 俺の命は、もともとオルガにもらったものなんだから」
「俺の全部は、オルガのために使わなくちゃいけないんだ」(三日月)
「おい、バルバトス…あれはお前の獲物なんだろう?」
「余計な鎖は外してやるから…見せてみろよ、お前の力」(三日月)
38話
「(援護?) 要らない」
「邪魔」(三日月)
「使ってやるからもっとよこせ!」
「こんなもんかよ? お前の力は」(三日月)
「うん、ちょうどいい」
「これなら…殺しきれる」(三日月)
「そうか…」
「私の迷いの霧を、晴らしてくれたのだよ」(マクギリス)
「俺たち鉄華団は、これからどう転ぶか分からない戦いに挑みます」(オルガ)
「俺達の存在がおやじに迷惑をかけるようなら」
「それを叩き割って、親子の縁を切って下さい」(オルガ)
「我々ギャラルホルンは秩序の番人」
「物事の順序を乱せば、必ずや足元をすくわれるだろう」(ラスタル・エリオン)
「ラスタル様の持つ、研ぎ澄まされた一振りの剣となりたい」
「だから強くなりたい、それ以上のことは望みません」(ジュリエッタ)
「”火星の王”ってのが、家族のために本当にお前の目指すべき場所なのか?」
「お前がどうにも生き急ぎ過ぎているように見えてな」(名瀬)
「(ほかに)方法はあるのかもしれない」
「けど…俺等は結局、戦うことから逃げられねえ」(オルガ)
「でもよ、今のお前はこう叫んでいるように見えるんだ」
「”目指す場所なんてどこでも関係ねえ、とにかくとっとと上がって楽になりてえ”ってな」(名瀬)
「私は卑怯者です。三日月に会うのが怖かった」
「不安だったんです…だからずっと、会いに来ることが出来なかった」(クーデリア)
「(変わらなかった?) はい、変わりませんでした」
「それを…ずっと恐れていたんです」(クーデリア)
「こんなことになっても、変わらなかったら…」
「またどこかへ行ってしまったら…」(クーデリア)
「変わらないの嬉しいはずなのに…」
「次にどこかに行ったら、もう三日月戻ってこないような気がして…」(アトラ)
「私、クーデリアさんにお願いしたいことがあるんです」
「三日月と、子供つくってほしいんです!」(アトラ)
「あの男が生きていたとして、ラスタルがそれを飼っていたとして…」
「それが純粋で正当なカードとして強さを保有するのは」
「腐った理想が蔓延する曖昧な世界でだけ」(マクギリス)
「バルバトスが…三日月・オーガスが再認識させてくれたよ」
「真の革命とは、腐臭を一掃する鮮烈な風だ」(マクギリス)
「本物の強さだけが、世のことわりを正しい方向へと導く」(マクギリス)
「俺はもうバルバトスなしじゃ走れない」
「だったら…やっぱり俺は戦わなきゃ生きていけない」(三日月)
「謝ったら許さない」(三日月)
「分かってる…謝らねえよ」(オルガ)
39話
「(無茶しすぎないで?) まあ、お前(ラフタ)もいなくなるしな」
「今まで本気で俺の背中を任せられると思えたのは、三日月とお前だけだった」(昭弘)
「彼を理解する権利が私にはあると思っている」
「私は、彼に殺されたのだから」(ヴィダール)
「厄祭戦の遺産たるモビルアーマーが現れ」
「三日月・オーガスの操るガンダム・フレームは、昔日の悪魔の力を世に示した」(マクギリス)
「その熱狂と恐怖は人々を揺り動かし」
「やがて時代そのものを大きな渦に巻き込んでゆく」(マクギリス)
「今こうして禁じられた旧兵器が持ち出されるのも」
「そういった1つの時代の流れなのかもしれない」(マクギリス)
「全ての同志達に連絡を」
「ついに、立ち上がるべき時が来たと」(マクギリス)
「あの仮面が本当にあの男だとするならば」
「私は既にラスタル・エリオンに襟首をつかまれていることになる」(マクギリス)
「しかし…私の魂まではつかめはしない」(マクギリス)
「どっか行っちゃいそうな三日月を、(子供で)つなぎ止めてほしくって」(アトラ)
「(私?) 無理です、だって…三日月はすごい人なんだもん」
「私なんかじゃ、絶対釣り合わないよ」(アトラ)
「じゃあ、私も頑張ってみます」
「どちらが三日月をつなぎ止めても、恨みっこなしってことで!」(アトラ)
「そうか…ラフタもほかの男に取られる時が来ちまったか」(名瀬)
「(嬉しそう?) ラフタもほかの女達も、俺にとっちゃ妻ってだけじゃなく」
「娘みたいなもんでもあるからな」(名瀬)
「それが鉄華団の奴等を選んだなら、自分の娘が男を見る目がある女に育ったってことだ」
「そりゃ嬉しいさ」(名瀬)
「女は太陽なのさ」
「太陽がいつも輝いていなくちゃ、男はしなびちまう」(名瀬)
「俺がここまで来られたのも、お前やタービンズのみんなが」
「家族ってもんを教えてくれたからだ」(名瀬)
「だからこそ、家族ってもんをやっと見つけたあいつらには」
「そいつをみすみす手放すようなマネをしてほしくないんだ」(名瀬)
「お前とは兄弟の盃を交わした」
「だがな…俺はお前の家族じゃねえ」(名瀬)
「見失うなよ、オルガ」
「お前がいの一番に守らなきゃならねえものを」
「それ以外は全部後回しにしろ」(名瀬)
「家族を幸せにするってのは並大抵の覚悟じゃ出来ねえことなんだ」
「ほかの些末事に足を取られてる暇はねえ」(名瀬)
「分かったら前を向け」
「鉄華団を…家族を守る、それだけを考えろ」(名瀬)
40話
「しかし女ってのはなんでこう男の嘘が見抜けるかねえ」
「男も男さ、すぐ分かる嘘をつく」(アミダ)
「(なんでだまされる?) そりゃ本気でホレてないからさ」(アミダ)
「何もかもお見通しか」
「ホレられてるねえ、俺は」(名瀬)
「(大丈夫か?) それは分からない。けど…」
「オルガが何もしないわけないよ」(三日月)
「これほど宇宙の広さを恨んだことはないぜ」(オルガ)
「タービンズが泣き言なんて!」(ラフタ・フランクランド)
「1合で分かる…強い相手と!」(ジュリエッタ)
「(どうして?) 理由が必要か?」(昭弘)
「こっちはいい、家族を守れ」
「俺に背中を預けろ!」(昭弘)
「5回も殺された…この私が!」(ジュリエッタ)
「動きはいいけど…ちょっと単調だね!」(アミダ)
「もうこれ以上、犠牲は出させねえ」
「たとえ…これで全員が捕まっちまうとしても!」(名瀬)
「砲撃? 降伏すら認めないか」
「なら、相手の頭を潰すだけだ!」(アミダ)
「私はラスタル様の剣!」
「ラスタル様のため、何人にも後れを取るわけにはいかない!」(ジュリエッタ)
「それがあんたの覚悟かい?」
「誰かの背中に頼ってるようじゃ、頭は張れないんだよ!」(アミダ)
「(何が駆り立てる?) 決まってるよ!」
「輝くためさ!」(アミダ)
「名瀬…あたしらがいなきゃ、あんたは咲くことが出来ない」
「だったら、あたしは…」(アミダ)
「名瀬…見せてやるよ」
「とびっきりの輝きを…」(アミダ)
「見えたぜ、アミダ」
「1人じゃ逝かせねえ」(名瀬)
「いつも笑っていてくれよ、アミダ」
「強く、激しく、華やかに笑っていてくれ」(名瀬)
「そうすりゃ俺は、どんな時だって顔を上げることが出来る」
「お前って太陽に照らされてりゃ…俺は…」(名瀬)
41話
「ラフタ、あんたは行ってもいいんだよ」
「鉄華団に」(アジー・グルミン)
「自分の気持ちに素直になっていいんだ」
「姐さんも、それを望んでた」(アジー)
「兄貴とアミダさんは、自分の命に代えてまで家族を守った」
「その遺志を、踏みにじるわけにはいかねえ」(オルガ)
「私ね、それまでホントに何も知らなかった」
「読み書きだけじゃなくて、楽しいとか嬉しいとかあったかいとか…」
「人として当たり前のこと」(ラフタ)
「誰かを好きだって思う気持ち、守りたいって願うもの」
「全部タービンズに入ってから教えてもらった」(ラフタ)
「ダーリンが、姐さんが…今ここにいる私を一からつくってくれたんだ」(ラフタ)
「鉄華団に入って、初めて自分が本当はどんな奴だったか、分かったような気がする」(昭弘)
「優しいよ、昭弘は」
「ただの筋肉バカだと思ってたけど、誰より周りを見てる」(ラフタ)
「人のことを自分のことみたいに考えられて…不器用だけど…そっと言葉なんてなくても…」
「気持ちで隣に寄り添ってあげられる、そんな奴」(ラフタ)
「私ね、ここに残るよ」
「ダーリンと姐さんが教えてくれたこと、ちゃんと伝えていきたいから」(ラフタ)
「俺はお前(ラフタ)を尊敬する」
「筋を通さねばならないこと、大事にせねばならないものをきちんと見つめ」
「まっすぐに生きる」(昭弘)
「俺も、お前のようにありたいと思う」(昭弘)
「私は、タービンズが好き」
「ダーリンが…姐さんが大好き」(ラフタ)
「でも、それとは違う」
「こんな気持ちになったのは初めてだよ」
「昭弘…さよなら」(ラフタ)
「どのくらいやればいいの?」(三日月)
「徹底的にだ」(オルガ)
「しがらみなんざ一切どうだっていい」
「俺等は鉄華団だ」(オルガ)
「俺等が同じ先を望むなら、道理もクソも関係ねえ」
「全て、根こそぎ、叩き潰せ」(オルガ)
42話
「所詮は寄せ集めの傭兵達だ、彼等に鉄華団は止められまい」
「我々も行くとしよう」(マクギリス)
「俺は、何度手放したのか…」(昭弘)
「これ以上大切なものを失うぐらいなら…」
「俺はまともさなど捨てる!」(昭弘)
「生まれ変わってまた出会えたら…」
「その時に、わびさせてくれ」(昭弘)
「(得? 利益?) なんの話をしてる?」
「俺は、お前が無様に命乞いする姿を見たかっただけだ」(オルガ)
「まあ…これっぽっちも面白くなかったがな」(オルガ)
「これがお前の答えなのか、マクギリス・ファリド」
「ならば、私は…」(ヴィダール)
「笑いたいんだ」
「”火星の王”とかよ、名前はどうだっていい」(オルガ)
「俺はよ、たどりついた場所でバカ笑いしてえ」
「みんなで、一緒に」(オルガ)
43話
「もう引き返せんな」
「では…私も果たすべきを果たすとしよう」(マクギリス)
「やっと会えたな、バエル」(マクギリス)
「いや…新しい時代の夜明けだ」
「目を覚ませ、アグニカ・カイエル」(マクギリス)
「親友…いや、その言葉は違う」
「俺は結局、お前を理解できなかった」(ガエリオ・ボードウィン)
「俺にとってお前は…遠い存在だった」
「だからこそ…憧れた」(ガエリオ)
「この場所にお前がいるということ、それこそが答え」
「おかげで決心がついたよ」(ガエリオ)
「愛情や信頼、この世の全ての尊い感情は、お前の瞳には何1つ映らない」
「お前が理解できるのは、権力・威力・暴力…全て力に変換できるもののみ」(ガエリオ)
「今の俺は多くのものを背負っている」
「しかし全て、お前の目には永遠に映らないものたちだ」(ガエリオ)
「お前がどんなに投げかけられても、受け入れようともせず否定するもの」
「それら全てを背負い、この場で仮面を外したお前を全否定してみせる」(ガエリオ)
「お前は本当に面白い男だ、ガエリオ」
「お前とアイン・ダルトンの協力により完成した研究成果を」
「お前達の前で披露することになるとはな」(マクギリス)
「運命か…だが、それももう終わりだ」(マクギリス)
「300年だ…もう休暇は十分に楽しんだだろう、アグニカ・カイエル」
「さあ、目覚めの時だ」(マクギリス)
「今こそ戻ろう、あるべき姿に」(ガエリオ)
「ギャラルホルンを名乗る身ならば」
「このモビルスーツがどのような意味を持つかは理解できるだろう」(マクギリス)
「ギャラルホルンにおいてバエルを操る者こそが、唯一絶対の力を持ち、その頂点に立つ!」
「席次も思想も関係なく、従わねばならないのだ」(マクギリス)
「ガエリオ・ボードウィンはここに宣言する」
「逆賊マクギリス・ファリドを…討つと!」(ガエリオ)
44話
「身体改造を忌まわしきとし、阿頼耶識を禁忌としたギャラルホルンは」
「いつしか忘れてしまったのさ」(マクギリス)
「伝説のモビルスーツが阿頼耶識を必要とする機体だということを」(マクギリス)
「彼等の己に都合のいい忘却と保身こそが」
「私をギャラルホルンのトップへと導いてくれる」(マクギリス)
「アルミリア」
「君がたとえ死を願っても、私は君を死なせることは出来ない」(マクギリス)
「昔、約束したからね」
「アルミリア、君の幸せは保証すると」(マクギリス)
「ああ…今は恨んでくれていい」
「それでも、生きてさえいてくれたら…」(マクギリス)
「いつか遠い未来、多くのことがあったけれど、それでも幸せだったと…」
「君に思わせてみせる」(マクギリス)
「このモビルスーツの強さは人であればこそだ」
「”人であるからこそ思いが生まれる”と、俺は信じている」(ガエリオ)
「尊敬し、信頼できる人物を持ち、そのために向上したいと願える君は…正しい」(ガエリオ)
「多少の被害? その多少の中にゃ、俺等の家族1人ひとりがいるんだ」
「十把一絡げにすんじゃねえ!」(オルガ)
「楽なんだ…三日月が戦ってる時、私は待ってるだけだよ」
「戦ってる時の方が楽だったら、私は三日月に何もあげられてないの?」(アトラ)
「私は…私は三日月が好きだよ」
「ここにいる三日月が好きだよ!」(アトラ)
「それもあるけど…なんか、アトラのこと大事だって思った」(三日月)
「戦いのない場所なんて俺は知らないんだ」
「あるのは…自分で選んだ戦場か、選ばれた戦場か…それだけ」(三日月)
「(今?) アトラが泣きやむように戦ってる」(三日月)
「愛しています、三日月を」
「三日月だけじゃない、アトラさんを、鉄華団のみんなを、私の家族を」(クーデリア)
「この戦いが、本当に最後の戦いであるのなら…」
「この最後が、彼等の未来につながる始まりでありますよう」(クーデリア)
45話
「弾薬を惜しむな。鉄華団が走り続けた道の果てが…上がりが見えてんだ!」
「アリアンロッドのラスタル・エリオンって野郎をやれば…俺達の未来は変わる!」(オルガ)
「切った張ったの世界は、これで最後だ」
「そっから先は…女だろうが金だろうが、思うがままだ!」(オルガ)
「いつまで続くんだ…これ」(三日月)
「私は弱い!」
「それでも…この任務だけは、果たしてみせる!」(ジュリエッタ)
「ここで引いたら、今までの俺達が…」
「オルガの言ってきたことが、全部無駄になっちまう」(ノルバ・シノ)
「お前が決めた最後の舞台、きっちり幕を引いてやる」(シノ)
「最高だぜ、ヤマギ」
「こいつが終わったらよ、綺麗なお姉ちゃんのいる店、おごってやっからな」(シノ)
「(1人で?) なんだよ、ホントつまんねえ奴だな」
「じゃあ…たまにゃ2人で飲み明かすか」(シノ)
「なあ団長…いや、オルガ」
「俺等を引っ張ってお前が作ってくれた道のゴールが、そこにあるんだろう?」
「一緒に見せてくれよ、そのゴールの先をよ!」(シノ)
「ゴールはすぐそこにある」
「たどりつくぞ…全員でな!」(オルガ)
「一度決めたら、あいつらは止まんねえぞ」
「せいぜい上手くいくようによ、サポートしてやろうや」(雪之丞)
「ギャラルホルンの真理はここだ」
「皆、バエルのもとへ集え!」(マクギリス)
「青年将校達が哀れでならない」
「まるで、過去の自分を見ているようだ」(ガエリオ)
「(友? 仲間?) 私はそんな感傷的な関係を、准将に求めてはいない!」(石動)
「私の願いは唯1つ、准将が作り出す未来を見ることだ」
「その礎になれるというなら、それは本望というもの!」(石動)
「おめえが作ったこのスーパーギャラクシーキャノンをぶち込んで」
「この戦いを終わりにしてやるぜ!」(シノ)
「許さないよ…」
「死んだら、許さない」(ヤマギ・ギルマトン)
「望みどおり、ゆがんだ理想の礎となるがいい」(ガエリオ)
46話
「お前…消えろよ」(三日月)
「だからさ…ゴチャゴチャうるさいよ」(三日月)
「違う…この人の強さは、私の知っているどんな人間とも…」
「いえ、もはや人間では…」(ジュリエッタ)
「私の理想を否定するお前も、結局は禁忌の力に手を染めているではないか」(マクギリス)
「これが、お前の心を救ってやれなかった…俺自身のケジメだ!」(ガエリオ)
「お前の信じる力で、お前を殺した時…俺達はようやく分かり合えるだろう」(ガエリオ)
「イカれているな、ガエリオ!」(マクギリス)
「正気ゆえだ、マクギリス!」(ガエリオ)
「アルミリア、まったく…困った女だ」(マクギリス)
「たとえ、流血の先だとしても…」
「准将のもとでなら、夢を見ることが出来た…」(石動)
「ギャラルホルンに所属していても、私のような後ろ盾のないコロニー出身者は」
「明日の夢も見られない」(石動)
「ここは、そういう世界だ…」
「生まれながら、ボードウィンの名を持つあなたには分かるまい…」(石動)
「そうだな…以前の俺は確かに理解しきれていなかった」
「だが、俺にそれを教えてくれた存在がある」(ガエリオ)
「だからこそ言える」
「奴が君に見せた夢は…まやかしだと」(ガエリオ)
「俺も…一度は奴の理想に夢を見た」
「もう覚めてしまった…過去の夢だ」(ガエリオ)
「ありがとう」
「お前と、こうして話が出来ることが嬉しい」
「生き残ってくれて、ありがとな」(昭弘)
「あなたの言葉の意味が分かった気がします」
「強くあればどのような強さでもいい…もうそうは思いません」(ジュリエッタ)
「私は人として…私のままで強くなります」(ジュリエッタ)
「いろんな奴がいるここが、俺は好きだ」
「守りてえよ、鉄華団を!」(シノ)
「あんだけ吹いたのによ、でっけえ嘘ついちまった」(オルガ)
「オルガに嘘をつかせたのは俺だ」(三日月)
「俺が邪魔する奴等を全部片づけてれば、オルガの言ったことは嘘にならなかった」
「俺が最後に…出来なかった」(三日月)
「”仲間を間違った場所に連れてきちまったんじゃないか”…そんな迷いは、思い上がりだ」
「お前が連れてきてくれた…みんなが連れてきてくれた」(オルガ)
「俺の言葉を実現するために、支えるために、お前らが…」
「だったら、俺に出来ることは…迷わねえことだ」(オルガ)
「お前の全部を、俺にくれ」(オルガ)
「とっくに渡してるよ」(三日月)
47話
「誰が俺等にとっての本当の敵なのか…怪しくなってきたな」(オルガ)
「別に死ぬとか思ってるわけじゃないよ」
「でも、約束ってあるといいなと思って」(三日月)
「俺が今ここにいられるのも、オルガとの約束があったからだし」(三日月)
「わがままを1つ、いいですか?」
「抱きしめてもらえますか?」(クーデリア)
「私、守ります」
「私…必ず、アトラさんを…生まれてくる子を…守ります」(クーデリア)
「(これから?) そんなの決まってる」
「オルガのいる場所が、俺達の居場所だ」(三日月)
48話
「何度言わせんの?」
「オルガのやりたいことが、俺のやりたいことなんだよ」(三日月)
「いいか、お前ら。今までみたいに誰かを殺しゃ終りって戦いじゃねえ」
「この戦いは、俺ら全員が生き残ること、それが目的なんだ」(オルガ)
「生きて…生き延びることであいつらにひと泡吹かせてやるんだ」
「いいな? 絶対に引くんじゃねえぞ!」(オルガ)
「俺よ、オルガに言ったんだ」
「”お前の言うこと聞いてりゃ確実だなんて、誰も思っちゃいねえ”って」(ユージン)
「でも…半分嘘だ」
「あいつについてきゃなんとかなるんじゃねえかって、つい思っちまうんだよな」(ユージン)
「(戦いの果て?) 今求めてんのは、全員で生き抜くことだけだ」(オルガ)
「目の前に見えてるもんにしがみつく」
「そっから先は、そん時みんなで考える」(オルガ)
「俺等はそうやってきた」
「いつしか俺にゃ、それが見えなくなってた」(オルガ)
「(君達のため?) 勘違いしないでほしい。私の目的のために、必要な手段を取るだけだ」
「それを君達が利用しようとしまいと、一切関知はしない」(マクギリス)
「お願いします、アトラさん」
「私に三日月との約束を果たさせて下さい」
「好きな人との約束を」(クーデリア)
「大丈夫よ、きっとまた会える」
「鉄の華は、そう簡単に枯れたりしないわ」(メリビット・ステープルトン)
「思い出すなあ、あん時…正直お前のことおっかねえって思ったよ」(オルガ)
「けどこうも思った」
「こいつと一緒なら、どんな奴にだって負ける気がしねえってな」(オルガ)
「私は今機嫌が悪くてな、少々八つ当たりに付き合ってもらおう」(マクギリス)
「ルプスレクス、”狼の王”か」
「そうだな…狼とは群れるもの、私には出来ぬ生き方だ」(マクギリス)
「なんとかなるぞ」
「道は開けた…あとは進むだけだ!」(オルガ)
「ミカ、やっと分かったんだ」
「俺達にはたどりつく場所なんて要らねえ」(オルガ)
「ただ進み続けるだけでいい」
「止まんねえ限り…道は…続く」(オルガ)
「俺は止まんねえからよ…」
「お前らが止まんねえ限り、その先に俺はいるぞ!」(オルガ)
「だからよ…止まるんじゃねえぞ…」(オルガ)
49話
「前にオルガが言ってた」
「”たどりついた場所で、みんなでバカ笑いしたい”って」(三日月)
「オルガはもういなくなった」
「けど…俺の中に、オルガの言葉がまだ生きている」
「オルガの命令が生きてる」(三日月)
「なら、俺は全力でそれをやる」
「俺の…オルガの命令の邪魔をする奴は…どこの誰でも全力で潰す」
「どこの…誰でもだ」(三日月)
「分かった?」
「なら…死ぬまで生きて、命令を果たせ」(三日月)
「勘違いすんな」
「俺達はもう、どこで終わっても構わねえデブリじゃねえんだ」(昭弘)
「お前の仕事はこの先にある」
「お互い、団長命令を果たそうぜ」(昭弘)
「オルガ…次はどうすればいい?」
「いや、分かってるよ」
「ただ、聞きたかっただけだ」(三日月)
「俺達の目的は、あくまで時間稼ぎだ」
「なるべくゆっくり、すり潰されてみせる!」(昭弘)
「王者とは孤独なものだ」
「そして、孤独とは自由」(マクギリス)
「見せてやるさ」
「自由を手に入れた私の持つ、全てをねじ伏せる力を」(マクギリス)
「ラスタル・エリオン…」
「ギャラルホルンの覇権争いは、貴様に軍配が上がった」(マクギリス)
「しかし…この状況下でこそ私が…」
「俺が本当に望んでいた世界を、手に入れられるかもしれない!」(マクギリス)
「見せてやろう、ラスタル」
「純粋な力のみが成立させる…真実の世界を!」(マクギリス)
「ギャラルホルンを追われた俺が、アリアンロッド艦隊の司令を1人で葬る!」
「その行為が世界を変える」(マクギリス)
「生まれや所属など関係なく、己(おの)が力を研ぎ澄ますことで」
「この退屈な世界に嵐を起こすことが出来るのだと!」(マクギリス)
「己が持つ牙の使い方を知らず、ただうずくまるだけの獣が一斉に野に放たれる」
「そうなれば…俺の勝ちだ!」(マクギリス)
「俺は…止まらないから」(三日月)
「お前の目には俺は見えない!」
「お前には俺の言葉は届かない!」
「俺を見ろ!」(ガエリオ)
「アイン! 俺の全てを使って、マクギリスの全てを奪ってくれ!」(ガエリオ)
「見ろ! 純粋な力だけが輝きを放つ舞台に、奴等は圧倒されている」
「お前が力を見せることで、俺の正しさは更に証明される!」(マクギリス)
「違う! これは、お前の信じる力とは違うものだ!」(ガエリオ)
「アイン! 頼む、届けさせてくれ!」
「1人ではない、この戦い!」(ガエリオ)
「まだ死ぬな。俺を見ろ、マクギリス!」
「見ろ! お前が殺した男だ」
「そして…お前を殺した男だ!」(ガエリオ)
「言われずとも、見えているさ」
「いや…見えていながら、見えないフリを…していた」(マクギリス)
「お前達を否定しなければ…」
「俺は…前へ…進めなかった」(マクギリス)
「お前達と共にいると…ずっと抱いていた思いが揺らいでいくようで…」
「目をそらした」(マクギリス)
「アルミリアも幸せにすると約束したが…」(マクギリス)
「お前が言おうとしている言葉が俺の想像どおりなら…」
「言えば俺は…許してしまうかもしれない!」(ガエリオ)
「頼む…言わないでくれ」
「カルタのために、アインのために、俺は…俺は!」
「お前を…」(ガエリオ)
50話
「みんながクリュセに着いたって、終わりじゃない」
「仕事を果たせ、副団長」(三日月)
「さあ、まだ仕事は終わりじゃねえぞ」
「行ってオルガの命令を果たせ!」(昭弘)
「(もういい?) ふざけんな、お前が残ってんのに俺がひけるか」(昭弘)
「(弱くなった?) そりゃ…向こうからしたら、残ってんのが俺達しかいねえ時点で」
「もう勝ちは決まってんだ」(昭弘)
「勝ち戦で死にてえ奴はいねえだろうよ」(昭弘)
「暗い…これ、死んだのかな? でも、俺はこの場所を知ってる」
「そうだ、これはあの時の…俺が、生まれた時の記憶…」(三日月)
「俺の命はオルガにもらった」
「なら…そうだ、決まってる」(三日月)
「(生きてる?) ああ…どうにかな」
「しょうがねえ…死ぬまで生きて…命令を果たしてやろうじゃねえか!」(昭弘)
「そうだな…まだ止まれない」
「おい、バルバトス。お前だって止まりたくないだろう?」
「んじゃあ行くか!」(三日月)
「生きてりゃ、いいことあるもんだな」
「てめえをこの手でやれるとは…」(昭弘)
「いい土産話が出来た…」(昭弘)
「大義? 何それ…」
「無意味? そうだな…俺には意味なんてない」(三日月)
「けど…」
「けど…今は…俺には…オルガがくれた意味がある」(三日月)
「なんにも持っていなかった、俺のこの手の中に…こんなにも多くのものがあふれてる」
「そうだ…俺達はもうたどりついてた」(三日月)
「俺達の、本当の居場所…」
「だろう? オルガ」(三日月)
「夢…ですか」
「実は私にはかつて、ヒューマンデブリだった家族がいました」(クーデリア)
「彼…いや彼等は、その境遇と真正面から戦い…そして、散っていきました」
「私は、ただ彼等に恥じないように生きていたいだけなのです」(クーデリア)
「彼等は…鉄華団は、悪魔ではない」
「誰よりも人間らしかった」(ジュリエッタ)
「彼等の居場所は、戦場にしかなかったのです」
「野望や目的のための手段ではなく、人としてただひたすらに…」
「生きるために戦う」(ジュリエッタ)
「どんなに離れていても…たとえ、もう会えなくとも」
「私達の誰もが光を目指して歩いている」(クーデリア)
「歩き続けること…それが、私達の努めだと思うのです」
「私達の幸せを願って、散っていった家族のためにも」(クーデリア)
「暁の手、随分大きくなりましたね」(クーデリア)
「うん、三日月譲りだね」(アトラ)
「未来をつかむ手です」(クーデリア)
「私は愛しています」
「たとえ歴史の流れに忘れられようとも、鉄華団のみんながつくってくれたこの世界を…」
「あなたが残してくれた…この世界を」(クーデリア)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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