原作小説「クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった」朝凪海(あさなぎうみ)の名言・台詞をまとめていきます。
クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった 1巻
プロローグ
「まさか高校になっても(夕と)同じクラスとか正直うんざりです」
「私は疲れたので、皆さんでどうか可愛がってあげてください」
1
「夕に言ってたあの話、実は半分本当で、半分は嘘なんだ」
「…本当の目的は」
「そ。私、用事、君に。OK?」
「わからないって顔してるね」
「私だって、結構勇気出したんだけど…」
「(一緒のやつで?) いいよ。前原と私の味の好みって、だいたい似通ってるし」
「(ガッツリ?) 前原、中々やるね」
「? どうしたの、前原」
「私の体なんかジロジロ見て。えっち」
「じゃ、来週は外で遊ぶってことで。ではまた」
「高校生らしく、たまには街に繰り出しませんと」
「ああ、なるほど」
「前原は私との放課後デートに緊張していると」
「ふふ、大丈夫だよ。クラスの誰かに鉢合わせてもバレないようにするから」
「若いんだから、たまにはスリルってやつを味わってみようぜ?」
『ね? バレなかったでしょ?』
『こういうのは度胸だから。じゃ、今週末もそんな感じで』(メッセージ)
2
「…まあ、前原のそういうとこ、私は好きだけど」
「あ、もちろん『友達』としてね? そこんとこ勘違いしちゃダメだよ?」
「ってか、予想してたけど、前原(の服)はちょっとそれ黒すぎ」
「それじゃ陰ってより、もう闇って感じじゃん」
「(行き当たりばったり?) いや、『一緒に遊ぶ』っていう予定は果たしてるからセーフだよ」
「私たちもうそれなりの友達なんだからさ、そろそろ『さん』づけやめない?」
「(朝凪?) …。だって、海、って呼んでくれなかったから」
「そうなんだよね」
「こういうのみたいに、みんなが優しい世界だったら快適なんだけど」
「私はいいよ、慣れてるから」
「でも、前原だってひどい言われようだったし」
「…友達が悪く言われるのは、やっぱり腹立つよ」
「前原のこと、なんにも知らないくせに」
「(迷惑をかけた?) いいってことよ」
「困った時はお互いさま──それが『友達』でしょ」
3
「ともかく、私のことを心配してくれてるんだよね?」
「それについてはありがと」
「えと…本当になにもしないよね?」
「ま、そうだよね」
「前原にそんな度胸あったら」
「そもそも私たち友達になってたかどうかすら怪しかったわけだし…うん」
「いや、さっきまで寝てた上にお風呂入って完全に目が冴えちゃって」
「…ちょっとだけ話そうよ」
「ほーらー、前原ここ。隣に座ってもいいから」
「(俺のベッド?) 今だけは私のベッドなの。…ほら、おいで」
「はあ…まさか、前原の家にお泊りすることになるなんてね」
「こんな可愛い女の子を連れ込んで、前原はなんて悪い男なんだ」
「ねえ、前原」
「私たち、悪い子だね」
「前原、おやすみ」
「…へへ、改めて言うと、なんかこういうのこそばゆいね」
4
「本当にすごいのは、やっぱり夕なんだよ」
「私は凄くないよ。普通。私はそんな器じゃない」
「ああやってまっすぐに、空気が悪くなるのもおかまいなしに」
「純粋に誰か一人のためだけに怒ってあげられる」
「…ああいうの、その場の空気を最優先にする私には、できっこないから」
「ほら、前原って、クラス内の劇物みたいなとこあるし」
「他の子じゃきっと耐えられないでしょ」
「…なるほど」
「つまり、前原は私と会えなくて寂しいと」
「ダメダメ、そんなこと言ってももうバレバレだし」
「ほら、もう思い切って言っちゃいな?」
「前原真樹は朝凪海がいないと寂しくて死んじゃうんです~って」
「…やっぱりそっち遊びにいっていい?」
「私も、ちょっとだけ寂しかったからさ」
「前原、あのね」
「手、繋いでもいい?」
「なんででも。わかんないけど、なんかそうしたいかなって」
「…ダメ?」
「(どうして秘密に?) それは…ごめん」
「それだけは言えない…言いたくない」
「ごめん、夕。私、ひどいヤツだ」
「バカ、バカ。なんで前原はそんなに優しいの」
「優しいのは前原のいいところだけど、度が過ぎればただのバカなお人よしだよ」
「そんなんじゃ、悪いヤツにいつかつけこまれちゃうんだから…」
「例えば、今の私みたいな卑怯なヤツに」
「(話?) いいよ。それで私が正直に白状するかはまた別問題だけど」
「(流れ?) わかるけど。でも、私はほら、一筋縄ではいかない女の子だから」
「予定よりちょっと早くなっちゃったけど…聞いて、前原」
「これから話す、私のちっぽけな劣等感の話を」
5
困ってる子がいたら、助けてあげる。
他の子はともかく、私にとっては、当然のことだ。(幼少時)
「もしのけ者になったとしても、私は一人じゃない」
「…だって、目の前に友達がいるから」(幼少時)
「嘘だよ」
「もっともらしい理由はつけたけど、本当はただ逃げたかっただけなんだ」
「夕がどんどん本来の自分を取り戻していく一方で」
「私がどんどん輪の中心から外れていくのは感じてた」
「いつもは私に話しかけてくれた子が」
「だんだん夕のほうばっかりに話しかけるようになって…」
「(言わなかったのは?) …うん」
「頑張って作った友達をとられたくないって思っちゃったから」
「だよね。私も、夕のこと、今でも本当に大好き」
「…でも、それと同じくらい、私は夕のことが嫌い、かな」
「…そうだよ。私はよく頑張ったんだよ」
「だから、もっと私のこと褒めてよ」
「(自分が嫌い?) 当たり前じゃん」
「結局、私は夕に、自分がやられて嫌だったことをやったんだよ」
「正直な気持ち、聞かせて…」
「私と遊べなくなったら、寂しい?」
「夕にはずっと嘘をついてたわけだから、その辺のケジメはつけなきゃ」
「私も前原も、先に進めないしね」
「(仲良しさん?) …うん。こうなったのはつい最近だけど」
「でも、大切な友達だよ」
「夕も前原も、どっちも同じくらい大事」
「優劣なんかないよ」
「ごめんね、夕。でも、そうしないと、私自身が前に進めない気がするから」
「口だけの『親友』じゃなくて…夕と本当に『対等の友達』になるために」
「夕、ごめん。やっぱり、前原と遊ぶのすごく楽しいや」
「しばらく会わないとか、そんなの、今の私には無理だ…絶対に」
「人の匂いを嗅いでドキドキしてるのは、前原だけじゃないってこと」
「ねえ、真樹」
「やっぱり真樹って私のこと好きでしょ?」
「…私は真樹のこと、好きじゃないかもしれない」
「うん。だって、私は真樹のこと、好きじゃなくて…」
「…大好き、だから」
エピローグ
「よかったね、真樹。私が理解のある甘い女の子で」
「他の子だったらぶっ飛ばされるだけじゃ済まないよ」
「へへん、隙あり~」
「唇のほうは、ちゃんと恋人になってからね」
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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