「銀河英雄伝説4巻(皇帝誘拐)」の名言・台詞まとめ

原作小説「銀河英雄伝説4巻(皇帝誘拐)」の名言・台詞をまとめていきます。
(旧アニメ2期相当)

 

銀河英雄伝説4巻 策謀篇

→銀河英雄伝説(1巻)

第一章 雷鳴

「帝国の歴史家どもは、ルドルフ大帝の怒号を雷にたとえているが」
「ご存じだろう、フロイライン・マリーンドルフ」(ラインハルト・フォン・ローエングラム)

 

「なかなか巧みな比喩だ」
「雷というやつは…要するにエネルギーの浪費だ」(ラインハルト)

 

「巨大な熱と光と音を持っているが、ただ荒れ狂うだけで」
「何ひとつ他を益するものはない」(ラインハルト)

 

「まさにルドルフにふさわしい」
「おれはちがう。おれはそうはならない」(ラインハルト)

 

「ランズベルク伯は、わたしの知るかぎりでは、かなりのロマンチストでしたわ」
「おっしゃるとおりです」(ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ、通称:ヒルダ)

 

「ランズベルク伯がもどってきた理由は、もっと深刻で」
「彼にとっては危険を冒す価値のあるものでしょう」(ヒルダ)

 

 

「行動的ロマンチストをもっとも昂揚させるのは、歴史が示すように」
「強者に対するテロリズムです」(ヒルダ)

 

「ランズベルク伯にとっては、これは誘拐ではありません」
「幼少の主君を敵の手から救出する忠臣の行為です」(ヒルダ)

 

「何の抵抗もなく、それどころか喜々として実行するでしょう」(ヒルダ)

 

「結局、またしてもフェザーンの黒狐か」
「奴はけっして自分では踊らない」(ラインハルト)

 

「カーテンの陰で笛を吹くだけだ」
「踊らされるへぼ詩人こそ、いい面の皮だな」(ラインハルト)

 

「わたしには、護衛をしてもらう必要も資格もありません」
「フロイライン」(アンネローゼ・フォン・グリューネワルト)

 

「…古いことをお話ししましょう」
「わたしとラインハルトの父が、わずかな資産を費いはたして」(アンネローゼ)

 

「とうとう屋敷も手放し、下町の小さな家に移ったのは12年前のことです」
「何もかもなくしたように見えましたけど、あたらしく得たものもありました」(アンネローゼ)

 

「ラインハルトが生まれてはじめて持った友人は」
「燃えるような赤毛と感じのいい笑顔を持った背の高い少年でした」(アンネローゼ)

 

「その少年にわたしは言ったのです」
「──ジーク、弟と仲よくしてやってね、と…」(アンネローゼ)

 

「赤毛の少年は約束を守ってくれました」(アンネローゼ)

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「いえ、それどころか、わたしが望んでいた以上のこと」
「他の誰にもできないことをやってくれたのです」(アンネローゼ)

 

「わたしが、ジークフリード・キルヒアイスの人生と生命と」
「そしてそれ以外のすべてまでも奪ってしまったのです」(アンネローゼ)

 

「彼は亡くなり、わたしは生きながらえています」
「わたしは罪の深い女です…」(アンネローゼ)

 

「死んだ人のことばかりでなく、生きている人のことも、どうかお考えください」
「伯爵夫人、あなたがお見捨てになったら、ローエングラム公は救われません」(ヒルダ)

 

「キルヒアイス提督は、死ぬには若すぎる年齢でした」
「ローエングラム公も、精神的に死ぬには若すぎる年齢だと、お思いになりませんか?」(ヒルダ)

 

「…お礼を申しあげなくてはいけませんね、フロイライン」
「弟のことをそんなにも思いやってくださってありがとう」(アンネローゼ)

 

「フロイライン・マリーンドルフ、あなたのご裁量におまかせします」(アンネローゼ)

 

「この山荘を出るつもりはありませんが」
「それ以外のことはどうぞあなたのよろしいようになさってください」(アンネローゼ)

 

「アンネローゼと呼んでくださいね、これから」(アンネローゼ)
「はい、では、わたしのこともヒルダとお呼びください」(ヒルダ)

 

「あなたの他にもアンネローゼさまをお守りしたい人がいるということを認めてあげて」(ヒルダ)

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「これは困った。一流の戯曲が一流の劇として完成を見るには」
「一流の俳優が必要だそうだが、卿の演技はいささか見えすいていて興をそぐな」(ラインハルト)

 

「弁務官、フェザーンが私と盟約を結びたいというなら」
「さらにひとつ提供してもらわねばならぬものがある」(ラインハルト)

 

「言わずと知れたことだ。フェザーン回廊の自由航行権だ」
「それを帝国軍に対して提供しろと言っているのだ」(ラインハルト)

 

「卿らが真に望むのは、帝国軍がイゼルローン回廊に無数の死屍をならべることか」
「ありうることだな」(ラインハルト)

 

「両勢力ともだおれの後に、フェザーンひとり漁夫の利を占める、か」(ラインハルト)

 

「三つの勢力のうちふたつが合体するとして」
その一方が必ずフェザーンだなどとは思わぬほうがよいのではないか」(ラインハルト)

 

第二章 迷路

「いまでさえ厳重すぎるほどの警備をしているわけでもないのだ」(ラインハルト)

 

「宇宙には、あのイゼルローン要塞を無血占領するほどの男もいるといいうのに」
「たかだが皇帝ひとり誘拐することもできぬ輩と手を組めるか」(ラインハルト)

 

「(警備責任者の)モルト中将は古風な男です」(パウル・フォン・オーベルシュタイン)

 

「皇帝を誘拐されたとあれば、たとえ閣下がお赦しになっても」
「ご好意に甘んずるをいさぎよしとしますまい」(オーベルシュタイン)

 

「閣下、お耳よごしながらひとつだけ申しあげておきます」
一本の木もひきぬかず、一個の石もよけずに、密林に道を開くことはできませんぞ」(オーベルシュタイン)

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「ときとして閣下は、ごく初歩的なことをお忘れになるように、小官には思われます」(オーベルシュタイン)

 

「人類の歴史がはじまって以来、敵だけでなく味方の大量の屍体の上にこそ」
「すべての英雄は玉座をきずいてきたのです」(オーベルシュタイン)

 

「白い手の王者など存在しませんし、部下たる者もそれは承知しております」(オーベルシュタイン)

 

「ときには死を与えることが忠誠に酬いる道となることもあるのだ」
「と、お考えいただきたいものです」(オーベルシュタイン)

 

「では、卿も、私のためには自分の血を流すこともいとわぬというのか」(ラインハルト)
「必要とあらば…」(オーベルシュタイン)

 

「よかろう。その赤ん坊に玉座をくれてやろう」(ラインハルト)

 

「子供の玩具としては多少おもしろみに欠けるが」
「そういう玩具を持っている赤ん坊が宇宙にひとりぐらいいてもいい」(ラインハルト)

 

「ふたりは多すぎるがな」(ラインハルト)

 

第三章 矢は放たれた

「フェザーンを手玉にとろうとお考えなのですか」(ヒルダ)
「奴らのほうが私を手玉にとろうとしたのだ」(ラインハルト)

 

「いずれ判明することだ。犯人がつかまれば、ケスラーが告白させる」
「つかまらなければ、奴ら自身が得々として自分たちの功を誇るだろう」(オスカー・フォン・ロイエンタール)

 

「皇帝が自分たちの手中にあることを公にしなければ」
「そもそも誘拐の目的が達せられないのだからな」(ロイエンタール)

 

「第二の、と言わず、自由惑星同盟の存在を、このさい考慮に入れるべきだろう」
「門閥貴族の残党どもと共和主義者では水と油に見えるが」(オーベルシュタイン)

 

「ローエングラム公が覇権を確立するのを妨害する、というただそれだけの目的のために」
「野合しないとは言いきれぬからな」(オーベルシュタイン)

 

「犯人どもが自由惑星同盟に逃げこめば、たしかに、そう簡単には攻撃できぬ」(オーベルシュタイン)

 

「もし、自由惑星同盟と称する叛徒どもが、この不逞なくわだてに荷担しているとすれば」
「奴らには必ず負債を支払わせる」(ラインハルト)

 

「奴らは一時の欲にかられて大局をあやまったと」
「後悔に打ちひしがれることになるだろう」(ラインハルト)

 

「遠からず空前の出兵があるかもしれんな」(ウォルフガング・ミッターマイヤー)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
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