原作小説「銀河英雄伝説9巻(ウルヴァシー事件)」の名言・台詞をまとめていきます。
(旧アニメ4期相当)
銀河英雄伝説9巻 回天篇
第五章 ウルヴァシー事件
「旧い世代からの無理解は、若い変革者の背負う宿命だ」
「ともに起って、彼らを過去の追憶のなかへ追いやってしまおうぜ、諸君」(オリビエ・ポプラン)
「独身主義のほうが、おれを返上しそうにないよ」
「おれも長年、やつと交際してきたのでね、捨てるに忍びなくてね」(ダスティ・アッテンボロー)
「指導者に対する悪口を、公然と言えないような社会は開かれた社会とは言えない」(ユリアン・ミンツ)
「帝国の人民は、20世代近くにわたって、統治されること、支配されることに慣れてきた」
「彼らにとって政治とは、何かをされること、何かをしてもらうことだった」(ユリアン)
「だから、これまでよりずっとよいことをしてくれるローエングラム支配体制を」
「支持するのは当然だ」(ユリアン)
「ローエングラム王朝が時の風化作用のなかで自壊への坂道を下りはじめる」
「そのときこそ民主共和制が意味を持ちはじめるのではないだろうか」(ユリアン)
「ユリアン・ミンツは作曲家ではなく演奏家だった」
「作家ではなく翻訳家だった」(アッテンボロー)
「彼はそうありたいと望んで、もっとも優秀な演奏家に、また翻訳家になったのである」
「彼は出典を隠したことは一度もなかった」(アッテンボロー)
「剽窃よばわりされる筋合はまったくない」
「演奏されずに人々を感動させる名曲などというものはないのだ」(アッテンボロー)
「陛下には危険を避ける義務がおありです。小官らに誹謗の罪があれば」
「後刻つぐないますゆえ、いまは御身の安全だけをお考えください」(ミュラー)
「無用の心配をするな、エミール」
「予はいますこし見栄えのする場所で死ぬように決めている」(ラインハルト・フォン・ローエングラム)
「皇帝の墓所はウルヴァシーなどというのは、ひびきがよくない」(ラインハルト)
「仮にロイエンタールが叛したとすれば、その計画は、分子がもれる隙もなかろう」
「いまごろは、予も卿らも自由の身ではあるまい。そうではないか…?」(ラインハルト)
「新領土において、総督たるロイエンタール元帥には」
「陛下のご安全を保障する責任がありましょう」(コルネリアス・ルッツ)
「にもかかわらず、この現実、彼が批判に値せぬとは残念ながら思えません」(ルッツ)
「撃つがいい。ラインハルト・フォン・ローエングラムはただひとりで」
「それを殺す者もひとりしか歴史には残らないのだからな」(ラインハルト)
「そのひとりに誰がなる?」(ラインハルト)
「ひとりだからよかったが、また新手が来るのは目に見えている。おれが残って奴らを防ぐ」
「卿は陛下を守護したてまつってブリュンヒルトに乗れ」(ルッツ)
「おいおい、いちおうおれは卿より5歳ばかり年長なのだぞ、ばかはないだろう」
「年長者の責任をはたすだけのことだ」(ルッツ)
「卿には卿にしかはたしえぬ責任をはたせ。いれ以上、形式論を聞かせてくれるなよ」
「そんなことをしたら、謝礼として左腕を撃ちぬいてやるからな」(ルッツ)
「予は、卿を、死後に元帥にするがごときを望まぬ」
「いくら遅れてもかまわぬ、後から必ず来いよ」(ラインハルト)
「もとより、小官は生きて元帥杖を手にするつもりでございます」
「おそれながら、陛下とは建国の労苦をともにさせていただきました」(ルッツ)
「ぜひ今後の安楽と栄華をも、わかちあたえていただきたいと存じますので」(ルッツ)
「せっかくの機会だぞ。ローエングラム王朝の上級大将が、どのような死にかたをするか」
「卿らが死ぬにせよ、生き残るにせよ、見とどけていったらどうだ?」(ルッツ)
「わが皇帝、あなたの御手から元帥杖をいただくお約束でしたが」
「かなわぬことのようです」(ルッツ)
「お叱りはヴァルハラでいただきますが、どうかそれが遠い未来のことであるように…」(ルッツ)
「聞いてのとおりだ、ベルゲングリューン」
「おれはローエングラム王朝における最初の叛逆者ということになったらしい」(オスカー・フォン・ロイエンタール)
「皇帝に頭を下げるのはかまわぬ」
「いや、臣下としてはそれが当然のことだ。だが…」(ロイエンタール)
「反逆者になるのは、いっこうにかまわん」
「だが、反逆者にしたてあげられるのは、ごめんこうむりたいものだな」(ロイエンタール)
「たとえ事実と異なっても、いっこうにかまわん」
「おれがそう思いたがっているのだから、そう思わせてくれ」(ロイエンタール)
「ヤン・ウェンリーのような用兵の芸術家にならともかく、奴ごときの手で鎖をはめられて」
「おめおめと余生を送るのでは、この身があわれすぎるな…」(ロイエンタール)
自分たちは、戦いおえた後、黄金の首輪をはめられた犬となって宮廷に列し、
宝石づくりの檻のなかで酒色と惰眠をむさぼりつつ、老残の身を養うべきなのか。(ロイエンタール)
そういう境遇に甘んじて、平和と安逸のなかですこしずつ腐っていくべきなのだろうか。(ロイエンタール)
「少年時代が幸福に思えるとしたら」
「それは、自分自身の正体を知らずにいることができるからだ」(ロイエンタール)
「ミッターマイヤー、卿ともう一度、酒をくみかわしたかったな」
「おれは自分自身の手で、その資格をそこねてしまったが…」(ロイエンタール)
わが友、蜂蜜色の髪をした「疾風ウォルフ」よ、卿はきっとおれのために身命を賭して、
皇帝に弁護してくれるだろう。(ロイエンタール)
だが、卿の善意を上まわる悪意が、皇帝とおれとに働きかけている。
おれは自分の矜持のため、戦わざるをえまい。(ロイエンタール)
戦うからには、おれは全知全能をつくす。勝利をえるために、最大限に努力する。
そうでなくては、皇帝に対して礼を失することになろう…。(ロイエンタール)
「民主共和政治とやらの迂遠さは、しばしば民衆をいらだたせる」(ロイエンタール)
「迅速さという一点で、やつらを満足させれば」
「民主共和制とやらにこだわることもあるまい…」(ロイエンタール)
「おどろくことはない。おれが欲するのは、帝国の支配権だ」
「旧同盟領など、民主共和主義者の残党どもに、くれてやる」(ロイエンタール)
「いずれにしても、軍事上の不利を自ら招くことはないからな」
「策は打っておくとしよう」(ロイエンタール)
「もし奴らが望むなら、民主政治の裏ぎり者」
「ヨブ・トリューニヒトの生身なり首なりを付録につけてやってもよい」(ロイエンタール)
「そのことを忘れずにな」(ロイエンタール)
「思うに、ロイエンタールは、地位が高まり、舞台が広がるのに応じて」
「力量を充実させていく男です」(ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ)
「リップシュタット戦役以前は、経験の差で」
「彼に負けるとは、私は思っていませんでしたな」(メルカッツ)
「当然、彼が皇帝ラインハルトにおよぶはずもないと考えていました」
「ですが、二正面作戦を避け、補給の限界を待てば、活路があるかもしれませんな」(メルカッツ)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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