原作小説「銀河英雄伝説(イゼルローン攻略戦)」の名言・台詞をまとめていきます。【2】
銀河英雄伝説1巻 黎明篇
第六章 それぞれの星
「おかしな議論だな、キルヒアイス」
「帝国領土は寸土といえども外敵に侵されてはならぬものだそうだ」(ラインハルト・フォン・ローエングラム)
「叛乱軍がいつから対等の外部勢力になったのだ?」
「現実を見ないから矛盾をきたすことになるのさ」(ラインハルト)
皇帝に忠誠をつくせ、とは論外なことを言われるものだ。(ジークフリード・キルヒアイス)
彼が忠誠をつくす対象を、彼の前から拉致し、
現在なお独占しているのは皇帝フリードリヒ四世その人ではないか。(キルヒアイス)
自分が戦っているのは、
帝国のためでも、帝室のためでも、皇帝のためでもない。(キルヒアイス)
「まず、お人払いをお願いします」
「そう、キルヒアイス中将がおられる。ですからお人払いをと願っています」(パウル・フォン・オーベルシュタイン)
「それ(聞かせるか聞かせないか)はむろん、閣下のご自由に」(オーベルシュタイン)
「ですが閣下、覇業を成就されるには」
「さまざまな異なるタイプの人材が必要でしょう」(オーベルシュタイン)
「AにはAに向いた話、BにはBにふさわしい任務」
「というものがあると思いますが…」(オーベルシュタイン)
「おわかりになりますか」
「私は憎んでいるのです」(オーベルシュタイン)
「ルドルフ大帝と彼の子孫と彼の産み出したすべてのものを…」
「ゴールデンバウム朝銀河帝国そのものをね」(オーベルシュタイン)
「銀河帝国、いや、ゴールデンバウム王朝は滅びるべきです」
「可能であれば私自身の手で滅ぼしてやりたい」(オーベルシュタイン)
「ですが、私にはその力量がありません」
「私にできることは新たな覇者の登場に協力すること、ただそれだけです」(オーベルシュタイン)
「しょせん、あなたもこの程度の人か…」
「けっこう、キルヒアイス中将ひとりを腹心と頼んで、あなたの狭い道をお征きなさい」(オーベルシュタイン)
「キルヒアイス中将、私を撃てるか」
「私はこの通り丸腰だ。それでも撃てるか?」(オーベルシュタイン)
「撃てんだろう。貴官はそういう男だ」
「尊敬に値するが、それだけでは覇業をなすに充分とは言えんのだ」(オーベルシュタイン)
「光には影がしたがう…」
「しかしお若いローエングラム伯にはまだご理解いただけぬか」(オーベルシュタイン)
「よかろう、卿を貴族どもから買う」(ラインハルト)
「余が、アンネローゼの弟に地位と権力を与えすぎるというのであろう」
「よいではないか」(フリードリヒ四世)
「人類の創成とともにゴールデンバウム王朝があったわけではない」
「不死の人間がおらぬと同様、不滅の国家もない」(フリードリヒ四世)
「余の代で銀河帝国が絶えて悪い道理がなかろう」
「どうせ滅びるなら…せいぜい華麗に滅びるがよいのだ…」(フリードリヒ四世)
「そうだな…おれはあの男に友情や忠誠心を期待してはいない」(ラインハルト)
「あの男はおれを利用しようとしているだけだ」
「自分自身の目的を果たすためにな」(ラインハルト)
「…だから、おれも奴の頭脳を利用する」
「奴の動機などどうでもいいさ」(ラインハルト)
「奴ひとり御しえないで宇宙の覇権を望むなんて不可能だと思わないか」(ラインハルト)
「そう(情報があった訳)ではない。単にいま、思いついたというだけだ」
「しかしあらゆる可能性を吟味するにしくはない」(アドリアン・ルビンスキー)
正義の戦争か。
莫大な流血、国家の破産、国民の窮乏。(ジョアン・レベロ)
正義を実現させるのにそれらの犠牲が不可欠であるとするなら、
正義とは貪欲な神に似ている。(レベロ)
次々といけにえを要求して飽くことを知らない。(レベロ)
「吾々にはそんな権利はない」
「政権の維持を目的として無益な出兵を行うなど」
「そんな権利を吾々は与えられてはいない…」(レベロ)
「私は愛国者だ」
「だがこれはつねに主戦論に立つことを意味するものではない」(ヨブ・トリューニヒト)
「私がこの出兵に反対であったことを銘記しておいていただこう」(トリューニヒト)
「まじめな話、私は提督のような人には軍に残っていただきたいですな」
「あなたは状況判断が的確だし、運もいい」(ワルター・フォン・シェーンコップ)
「あなたの下にいれば武勲が立たないまでも、生き残れる可能性が高そうだ」(シェーンコップ)
「私は自分の人生の終幕を老衰死ということに決めているのです」(シェーンコップ)
「150年ほど生きて、よぼよぼになり、孫や曾孫どもが」
「やっかい払いできると嬉し泣きするのを聴きながら、くたばるつもりでして…」(シェーンコップ)
「壮烈な戦死など趣味ではありませんでね」
「ぜひ私をそれまで生き延びさせて下さい」(シェーンコップ)
傍にいるこの少年が、彼と同じ星を見上げる必要はいささかもない。
人は自分だけの星をつかむべきなのだ。たとえどのような兇星であっても…。(ヤン・ウェンリー)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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