「銀河英雄伝説4巻(銀河帝国正統政府誕生)」の名言・台詞まとめ

原作小説「銀河英雄伝説4巻(銀河帝国正統政府誕生)」の名言・台詞をまとめていきます。
(旧アニメ2期相当)

 

銀河英雄伝説4巻 策謀篇

→銀河英雄伝説4巻(第一章)

第四章 銀河帝国正統政府

「おれの趣味は、ポプランほど悪くないよ」(ワルター・フォン・シェーンコップ)

 

「緊急だったら重大に決まっているだろう」(ヤン・ウェンリー)

 

「吾々は、流浪の少年皇帝を助けて、悪の権化である簒奪者と戦う正義の騎士というわけだ」
「たいしたものさ。立体TVドラマの主役がはれるぜ」(オリビエ・ポプラン)

 

「だいたい何だっておれたちが」
「ゴールデンバウム王家を守るために血を流さねばならんのだ!?」(ポプラン)

 

「ひいじいさんの代からいままで100年以上も戦いつづけてきたのは」
「ゴールデンバウム王家を打倒し全銀河系に自由と民主主義を回復させるためだったんだろうが」(ポプラン)

 

「しかし、これで平和が到来するとすれば、政策の変更もやむをえない」(イワン・コーネフ)
「平和が来るなら、それもよかろうさ」(ポプラン)

 

「だが、ゴールデンバウム家との間に平和が来ても」
「ローエングラム公との間はどうなるんだ?」(ポプラン)

 

 

「やっこさんにしてみれば、愉快な道理がない」
「怒り狂って攻めてくること疑いないぜ」(ポプラン)

 

「だからといって、皇帝を追い返すわけにいくまい」(コーネフ)

 

「そもそも、皇帝といっても7歳の子供だ」
「人道上、助けないわけにもいかんだろう」(コーネフ)

 

「人道だと? ゴールデンバウム家の奴らが」
「人道なんぞ主張する権利を持っているとでも言うのか」(ポプラン)

 

「ルドルフとその子孫どもが、何百億人の民衆を殺したか」
「歴史の教科書を読みかえしてみるんだな」(ポプラン)

 

「先祖の罪だ。あの子供の罪ではない」(コーネフ)
「お前さんは正論家だな。いちいち言うことがもっともだ」(ポプラン)

 

「それほどでもないが…」(コーネフ)
「謙遜するな! おれは皮肉を言ってるんだ!」(ポプラン)

 

「たった7歳の子供が、自由意志で亡命などするわけがない」
「救出とか脱出とか言うが、まあ誘拐されたと見るべきだろう」(アレックス・キャゼルヌ)

 

「忠臣と自称する連中によってな」(キャゼルヌ)

 

「議長の名演説をお聞きになったでしょう」
「あれだけ大きなことを言ったら、内心で返したくとも返せるわけがない」(シェーンコップ)

 

「まあ仲よくするのだったら、一世紀はやく手をつないでおくべきでしたな」(シェーンコップ)

 

「どだい、相手が実効的な権力を失って逃げだしてきてから仲よくしようなんて」
「間の抜けた話じゃありませんか」(シェーンコップ)

スポンサーリンク

 

「分裂した敵の一方と手を結ぶ」
「マキャベリズムとしてはそれでいいんだ」(ヤン)

 

「ただ、それをやるには、時機もあれば実力も必要だが」
「今度の場合、どちらの条件も欠いているからな」(ヤン)

 

「首都では騎士症候群が蔓延しているらしい」
「暴虐かつ悪辣な簒奪者の手から、幼い皇帝を守って正義のために戦おう」
「というわけさ」(キャゼルヌ)

 

「ゴールデンバウム家の専制権力を復活させるのが正義ですか」(シェーンコップ)

 

「ビュコック提督にならって言えば、あたらしい辞書が必要ですな」
「反対する者はいないのですか」(シェーンコップ)

 

「慎重論もないではないが、口を開いただけで非人道派よばわりされてしまう」
「7歳の子供、というだけで、おおかたは思考停止してしまうからな」(キャゼルヌ)

 

「17、8の美少女だったら、熱狂の度はもっと上がるでしょうな」
「だいたい民衆は王子さまとか王女さまとかが大好きですから」(シェーンコップ)

 

「昔から童話では王子や王女が正義で、大臣が悪と相場が決まっているからな」
「だが童話と同じレベルで政治を判断されたらこまる」(キャゼルヌ)

 

だが、いずれにしても、同盟政府は責任をとらねばなるまい。
原因ではなく結果に対して…。(ヤン)

スポンサーリンク

 

盗賊に三種類ある、とは、誰が言ったことであっただろうか。
暴力によって盗む者、知恵によって盗む者、権力と法によって盗む者…。(ヤン)

 

ローエングラム公によって大貴族支配体制の軛から解放された帝国250億の民衆は、
最悪の盗賊と手を組んだ同盟を許すことはないであろう。(ヤン)

 

当然のことである。(ヤン)

 

やはり、かつて想像したように、自分は銀河帝国の「国民軍」と戦うことになるのだろうか。
そのとき、正義はむしろ彼らのがわにあるのではないのか…。(ヤン)

 

「…私はレムシャイド伯と必ずしも一致した見解を持っていません」(ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ)

 

「皇帝陛下に対する忠誠心は彼に劣らぬつもりですが、私としては」
「陛下に一市民として波瀾のない生活を送っていただきたいと思っています」(メルカッツ)

 

「亡命政権などつくったところで」
「ローエングラム公の覇権をくつがえすことは不可能です」(メルカッツ)

 

彼は民衆を味方にしています」
「彼らの支持を受けるだけのことをしているからです」(メルカッツ)

 

「私が理解に苦しむのは…幼い陛下を保護すべき人々が」
「かえって陛下を政争と戦争の渦中におこうとしているかに見えることです」(メルカッツ)

 

「亡命政権をつくるなら、自分たちだけでつくればよい」
「未だ判断力も具えておいでではない陛下を巻きこむことはないはずです」(メルカッツ)

スポンサーリンク

 

「考えてみれば、需要と供給がみごとに一致したのですな」
「ローエングラム公の権力基盤は民衆にあり、彼はもはや皇帝の権威を必要としない」(シェーンコップ)

 

「一方、レムシャイド伯とやらは、実体のないものとはいえ」
「亡命政権において主導権をにぎるために、廃物利用をしなくてはならない立場です」(シェーンコップ)

 

「メルカッツ提督のご見識はわかりました」
「ですが、私としては、閣下ご自身がどう選択し」
「どう行動なさるかをうかがいたいのです」(ムライ)

 

「ムライ少将…組織のなかにいる者が」
「自分自身のつごうだけで身を処することができたらさぞいいだろうと思うよ」(ヤン)

 

「私だって、政府の首脳部には、言いたいことが山ほどあるんだ」
「とくに腹だたしいのは、勝手に彼らが決めたことを、無理に押しつけてくることさ」(ヤン)

 

「思うのは自由だが、言うのは必ずしも自由じゃないのさ」(ヤン)

 

「なるほど、言論の自由は思想の自由よりテリトリーが狭いというわけですか」
「自由惑星同盟の自由とは、どちらに由来するのですかな」(シェーンコップ)

 

「自由の国か。私は6歳の時に祖父母につれられてこの自由の国に亡命してきたんですよ」
「もう28年も前になりますがね、よく憶えています」(シェーンコップ)

 

「針を撃ちこんでくるような風の寒さと」
「亡命者をこじきあつかいする入国管理官の、卑むような目つきをね」(シェーンコップ)

 

「たぶん、死ぬまで忘れんでしょうな」(シェーンコップ)

 

「つまり、私は一度、祖国を喪失した男です」
「一度が二度になったところで、いまさら驚きも嘆きもしませんよ」(シェーンコップ)

 

「人間の想像力など、たかのしれたものだな」(メルカッツ)

 

「まさかこういう運命が私のために席を用意していようとは」
「つい一年前には考えつきもしなかった」(メルカッツ)

 

「正統政府の軍務尚書と言えば、外聞はよいですが」
「実情としては、閣下の指揮なさる一兵も存在しないではありませんか」(ベルンハルト・フォン・シュナイダー)

 

「それでも、ヤン提督の艦隊を、一時ながらあずかって指揮なさいました」
「今度はそれすら望めません」(シュナイダー)

 

「虚名があるのみで、1グラムの実もありはしない…」(シュナイダー)
「だが、皇帝陛下がおわす…」(メルカッツ)

 

「私はここに宣告する」
「不法かつ卑劣な手段によって幼年の皇帝を誘拐し、歴史を逆流させ」(ラインハルト・フォン・ローエングラム)

 

「ひとたび確立された人民の権利を強奪しようとはかる門閥貴族の残党どもは」
「その悪業にふさわしい報いを受けることとなろう」(ラインハルト)

 

「彼らと野合し、宇宙の平和と秩序に不逞な挑戦をたくらむ自由惑星同盟の野心家たちも」
「同様の運命をまぬがれることはない」(ラインハルト)

 

「誤った選択は、正しい懲罰によってこそ矯正されるべきである」
「罪人に必要なものは交渉でも説得でもない」(ラインハルト)

 

「彼らにはそれを理解する能力も意思もないのだ」
「ただ力のみが、彼らの蒙を啓かせるだろう」(ラインハルト)

 

「今後、どれほど多量の血が失われることになろうとも」
「責任は、あげて愚劣な誘拐犯と共犯者とにあることを銘記せよ…」(ラインハルト)

 

「またイゼルローンが最前線になりますかな」
「迷惑なことだ」(シェーンコップ)

 

「この要塞があると思うから、政府首脳は平気で愚行を犯す」
「いささか考えものですな」(シェーンコップ)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
アマゾンリンク
銀河英雄伝説 全15巻セット (ノベル)
コミックシーモアリンク
国内最大級の漫画・電子書籍ストア【コミックシーモア】※商品リンク有り※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※

 

→銀河英雄伝説4巻(フェザーンへの出発)
→銀河英雄伝説のインデックス