「銀河英雄伝説2巻(嵐の前)」の名言・台詞まとめ

原作小説「銀河英雄伝説2巻(嵐の前)」の名言・台詞をまとめていきます。

 

銀河英雄伝説2巻 野望篇

→銀河英雄伝説(1巻)

第一章 嵐の前

「ユリアンの唯一の欠点は…ヤンを崇拝していることだ」
「まったく、悪い趣味だ」(アレックス・キャゼルヌ)

 

「あれがなければ、おれの娘を嫁にやってもいいんだが」(キャゼルヌ)

 

「もし私が銃を持っていて、撃ったとしてだ、命中すると思うか?」
「じゃ、持っていてもしかたがない」(ヤン・ウェンリー)

 

「用心しても、だめなときはだめさ」(ヤン)

 

「地位が上がるにつれて、発想が不純になっていくのがよくわかるよ」(ヤン)

 

「ご自分でわかっておいでなら、それに流されることもないでしょう」
「無用なトラブルが生じないなら、それでいいではありませんか」(ユリアン・ミンツ)

 

「それより、地位が上がるにつれて、お酒の量が増えているのが、僕は心配です」
「すこしひかえてください」(ユリアン)

 

「おたがいに食わせるのが大変だからな」(キャゼルヌ)

 

「しかし、じつのところ笑いごとじゃない」
「食わせるのが大変、という言葉には重要な示唆がある」(ヤン)

 

 

「捕虜を食わせるどころではない、という事態がくるのだろう」(ヤン)

 

「つまり、ローエングラム侯ラインハルトが、門閥貴族連合との武力抗争に」
「いよいよ乗りだす決意をかためた、と見てよいと思う」(ヤン)

 

「形式というのは必要かもしれないが」
「ばかばかしいことでもありますね、ヤン提督」(ジークフリード・キルヒアイス)

 

「あの二時間で、一生分の忍耐心を費いはたしたような気がするよ」(ヤン)

 

どの時代にも狂信者の種はつきない。
それにしても、これはひどすぎる。(ヤン)

 

老衰した辺境の一惑星をうばいかえすために、何百万人もの血を流してよい、
という発想はどこからくるのであろう。(ヤン)

 

「イゼルローンでは周囲みな先生ですよ」(ユリアン)

 

「皆さん、楽しくやってください」(ヤン、二秒スピーチ)

 

「やれやれ、こんなふうにこんな場所で人目をさけて話さなければならんとは」
「不便なことだな」(アレクサンドル・ビュコック)

 

「(不便?) 私はけっこう楽しみましたよ。士官学校時代を思い出しますね」
「門限破りの方法に、ない知恵をしぼったものです」(ヤン)

 

「ちかいうちにこの国でクーデターがおこる可能性があります」(ヤン)

 

「成功しなくてもよいのです、ローエングラム侯にとっては」
「彼にしてみれば、同盟軍を分裂させること自体に意義があるんですから」(ヤン)

 

「(クーデターが)発生すれば、鎮圧するのに大兵力と時間を必要としますし、傷も残ります」
「ですが、未然に防げば、憲兵の一個中隊で、ことはすみますから」(ヤン)

 

「理想を失い、腐敗の極みに達した衆愚政治を、吾々の手で浄化しなくてはならない」
「これは正義の戦いであり、国家の再建に避けては通れない関門なのだ」(クーデター派)

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第二章 発火点

「役にたたせるさ、キルヒアイス」
「でなければ、この男、生きている価値もない」(ラインハルト・フォン・ローエングラム)

 

「その(失敗した)ときは死んでしまえ!」(ラインハルト)

 

「いまのお前に、生きる価値があると思っているのか」
「お前は卑怯者だ」(ラインハルト)

 

「守るべき民間人も、指揮すべき兵も捨てて逃亡した恥知らずだ」
「誰ひとりお前を弁護しはしない」(ラインハルト)

 

「そんなになっても、まだ生命が惜しいか?」(ラインハルト)

 

「平和か。平和というのはな、キルヒアイス」
無能が最大の悪徳とされないような幸福な時代を指していうのだ」
「貴族どもを見ろ」(ラインハルト)

 

そう、これこそが現実なのだ。
では現実を変えなければならない。(ラインハルト)

 

「貴族を恐れる必要はない、と、僕も思います」
「でも、貴族たちには注意すべきです」(キルヒアイス)

 

「貴族どもが右往左往している。どちらに味方すれば有利かと、ない知恵をしぼってな」
「近来の名喜劇だ」(ラインハルト)

 

「ハッピーエンドで終わらなければ、喜劇とは言えないでしょうな」(パウル・フォン・オーベルシュタイン)

 

「貴族どもを、ほんとうに追いつめる必要はないのだ」
追いつめられる、と、奴らに信じこませればそれでいい」(ラインハルト)

 

「それはたのもしいことですわね──銀河帝国の運命とマリーンドルフ家の未来が」
「たいしたことではないとおっしゃるのは」(ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ、通称:ヒルダ)

 

「貴族たちのほとんどが目をそらしている事実があります」
「人間が生まれれば必ず死ぬように、国家にも死が訪れるということです」(ヒルダ)

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「地球というちっぽけな惑星の表面に文明が誕生して以来」
「滅びなかった国家はひとつもありません」(ヒルダ)

 

「銀河帝国──ゴールデンバウム王朝だけが、どうして例外でありえるでしょう」(ヒルダ)

 

「マリーンドルフ家は勝者に──ローエングラム侯につくべきだ、と、わたしは思います」
「忠誠の証に領地と人質をさしだしても」(ヒルダ)

 

「本人が希んだら?」
「ええ、わたしが参ります」(ヒルダ)

 

「わたし、お父さまに感謝しています」
「おもしろい時代にわたしを生んでくださったと思って」(ヒルダ)

 

「わたしに歴史を動かすことはできませんけど」
「歴史がどう動くか、そのなかで人々がどのように生きて死んでゆくか」(ヒルダ)

 

「それを確かめることができるんですもの」(ヒルダ)

 

「お父さま、心配なさらないで。マリーンドルフ家はわたしが守ります」
「どんなことをしても。なにがあっても」(ヒルダ)

 

「お前にまかせよう」
「どんな結果になろうと、私は悔やまないよ」(フランツ・フォン・マリーンドルフ)

 

「マリーンドルフ家のためにお前が犠牲になる必要はない」(マリーンドルフ伯)

 

「むしろ、マリーンドルフ家を道具にして、お前の生きる途を拡げることを考えなさい」
「いいね」(マリーンドルフ伯)

 

「今度の内戦に際して、マリーンドルフ家はローエングラム侯にお味方させていただきます」
「明日にでもおこるブラウンシュヴァイク公との」(ヒルダ)

 

「自主的に(保証書を)求める者にはおだしくださいますよう」
それ以外の者にはあえて必要ないと存じます」(ヒルダ)

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「では非才の身ながら、お引き受けいたします」
「しかしながら、次の点を諸侯には承知しておいていただきたい」(ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ)

 

「こと実戦に関するかぎり、私に全権が委ねられ、指揮系統が一元化されること」(メルカッツ)

 

「それにともなって、どれほど地位身分の高いかたであっても」
「私の命令に従っていただき」(メルカッツ)

 

「命令に背けば軍規によって処罰されるということ」
「これを認めていただかねばなりませんが」(メルカッツ)

 

「閣下は連合軍の総司令官になられ」
「ふたつの条件も盟主らに承知させたのでしょう?」(ベルンハルト・フォン・シュナイダー)

 

「大軍をひきいて強敵と戦うのは武人の本懐、と、私などは思いますのに」
「なぜそのように重苦しい表情をなさるのですか」(シュナイダー)

 

「少佐、卿はまだ若いな」
「なるほど、ブラウンシュヴァイク公らはたしかにわしのだした条件をのんだ」(メルカッツ)

 

「しかし、それは口だけのことだ」
「すぐになんやかやと作戦に介入してくるだろう」(メルカッツ)

 

「また、軍法によって彼らを裁こうとしても、素直には従いはすまい」
「そのうちローエングラム侯ラインハルトよりわしのほうを憎むようになるさ」(メルカッツ)

 

「特権は人の精神を腐敗させる最悪の毒だ」
「彼ら大貴族は、何十世代にもわたって、それに浸りきっている」(メルカッツ)

 

「自分を正当化し、他人を責めることは、彼らの本能になっているのだ」(メルカッツ)

 

「失礼しました。私が求めておりますのは、元帥閣下」
「時代が変化しているという認識を、すべての人が持つことです」(フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト)

 

「あなたを放置しておけば」
「今日このような事態になることが明白だったからです」(アルツール・フォン・シュトライト)

 

「わが主君に決断力さえあれば、現在、手錠をかけられていたのは」
「私ではなくあなただったでしょう」(シュトライト)

 

「ブラウンシュヴァイク公爵家のみならず、ゴールデンバウム王朝にとっても」
「まことに惜しむべきことです」(シュトライト)

 

「忠誠心というものは」
「その価値を理解できる人物に対して捧げられるものでしょう」(アントン・フェルナー)

 

「人を見る目のない主君に忠誠をつくすなど、宝石を泥のなかへ放りこむようなもの」
「社会にとっての損失だとお考えになりませんか」(フェルナー)

 

「もうすぐだ、キルヒアイス」
「もうすぐ、宇宙はおれたちのものになる」(ラインハルト)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
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