「蜘蛛ですが、なにか?」の名言・台詞まとめ

原作小説「蜘蛛ですが、なにか?」の名言・台詞をまとめていきます。

 

蜘蛛ですが、なにか? 1巻

うむ。ここは潔く認めなければならない。
どうやら私は、蜘蛛に転生してしまったらしい。(主人公「私」、以降無記入)

 

考えるのは後だ。
今はここから無事逃げ出して、生き残ることを目指す。

 

あー、死ぬかと思った。
生まれてすぐ死亡とかシャレにならん。

 

前はモンスターハザード。後ろは蜘蛛地獄。
あれ? これ、詰んでね?

 

これダメなパターンだ!
人間に見つかったら確実に殺られる!

 

こんな洞窟だと、それ以外の選択肢がない。
つまり、私が腹を満たすためには他の魔物を仕留めて食べるしかないというわけだ。

 

ここはダメ人間らしく、宣言しておこう。
ヒキニート最高! ヒャッハー!

 

あの蛙、たかだかご飯の分際で、この私に喧嘩売ってきやがった!
許せん!

 

生まれ変わってから兄弟だの蛙だのろくなもの食べてないし、
生とはいえ卵はれっきとしたまともな食材。食わない手はない。

 

安全にくらしたいなら引きこもってればいい。
レベルを上げたいなら外に出なきゃならない。

うん。決めた。引きこもろう。

 

なるべく考えないようにしてたけど、この世界ってゲームみたいだよねー。

 

だってちょっとワクワクしてきちゃってるんだもん。
ゲーマー魂には逆らえないよね。

 

日課になりつつある糸だしをしながら、ゴロゴロとくつろぐ。あー、幸せ。
思えば前世はかなり忙しなく毎日を送ってたんだなー。

 

どうも私は普通の人より幸せを感じる基準が低いみたいだ。
ぶっちゃけ生きていられればそれだけで幸せだ。

 

食と住が保証されている今の生活は、この上なく幸せだ。

 

あー、いつかはマイホームから離れざるを得ない事態になるかもしれないって、
覚悟はしてるつもりだったけど、

 

実際にその時になってみると、予想以上にショックがでかい。

 

私は、私自身が逃げ続けることを許せそうにない。
そう、私は悔しかったのだ。

 

生きていられるだけで幸せ?
ハッ、私も生粋の平和ボケした日本人だったってわけだ。

 

誇りもなく生きてるのなんて、それは死んでるのと変わりない。

 

韋駄天と呼ばれたゲーマーの観察眼と、避けテクを甘く見るな!

 

これではっきりした。
私に正攻法の戦闘はムリだ。

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あー、蜘蛛に生まれ変わってから、一度も美味しいと思えるものを食べてない。

 

自分より格上の相手に勝つと、経験値が多く手に入るのはどこの世界でも共通らしい。

 

スタミナもギリギリだったし、かなり危なかった。
それだけにリターンも大きかったってことだね。

 

やばい。
蜘蛛としての本能、人としての理性、魂からの叫び、そのどれもが声を揃える。

 

あれはダメだ。絶対に勝ち目がない。
そもそも、勝敗とかそんな次元で相手ができない。

 

9話

運良く生きるか、運悪く死ぬか。

 

調子に乗ってはいけない。それで散々な目にあったんだしね。
ここは謙虚に行こう。

 

舐められてるのか、こいつらは先遣隊で様子見なのか。
とにかく、たかだか一隊で巣を作った私に勝てると思うなよ。

 

きっと蜂はこんな戦術見たことないだろうね。
蜘蛛という生き物が持つ最強の切り札を、人間の頭脳で運用してんだから。

 

10

地龍に出会えば死ぬ。それだけだ。
私はそれを二回回避することに成功した。

 

二度も幸運に恵まれた。
けど、幸運だけだったとは思えない。

 

11

やっぱ知恵って大事やね。
人間最大の武器なだけはある。

 

12

格上の魔物が命を賭してかかってきているのに、
私がヘラヘラして乗り切れる道理なんてなかった。

 

こうなったら私も、覚悟を決めて挑まなきゃならない。

 

お前ら私を殺す気で喧嘩吹っかけてきたんだから、自分も殺されることを覚悟しろっての。

 

上層でマイホームを追われた時の誓い。
誇り高く生きる。

 

私はそれを今までずっと破ってきた。
誇りもなにもなく、ただ生きるために逃げ続けてきた。

 

その判断に間違いはないと思う。でなければ今頃生きていない。
けど、間違っていなくても誇りを捨てて逃げ続けたことも事実。

 

そんな中、私は今、逃げずにこの戦いを生き抜いてみせた。
もう一度、私は喜びを噛み締める。私は生きてるぞー!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
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