「銀河英雄伝説10巻(イゼルローン攻防戦)」の名言・台詞まとめ

原作小説「銀河英雄伝説10巻(イゼルローン攻防戦)」の名言・台詞をまとめていきます。
(旧アニメ4期相当)

 

銀河英雄伝説10巻 落日篇

→銀河英雄伝説10巻(第一章)

第二章 動乱への誘い

政治的な要望と軍事的な欲求とは、しばしば背馳する。

 

「ユリアン、あんたを司令官として認めたときに、皆、決断してるのよ」
あんたの判断と決定に、全面的にしたがうって」(カーテローゼ・フォン・クロイツェル、通称:カリン)

 

「それが嫌な連中は、出ていってしまったじゃないの」
「いま、遠慮なしにあんたが決断することこそ、期待にこたえる唯一の道じゃないかしら」(カリン)

 

「善政の基本というやつは、人民を飢えさせないことだぞ、ユリアン」
「餓死してしまえば、多少の政治的な自由など、何の意味もないからな」(アレックス・キャゼルヌ)

 

「帝国の経済官僚たちは、さぞ青くなっているだろうよ」
「もしこれが帝国本土まで波及したら、と」(キャゼルヌ)

 

「ユリアン、陰謀だけで歴史が動くことはありえないよ」
「いつだって陰謀はたくらまれているだろうが、いつだって成功するとはかぎらない」(ヤン・ウェンリー)

 

「負けるけんかは嫌いだ」(ダスティ・アッテンボロー)

 

「一戦まじえましょう、帝国軍と」(ユリアン・ミンツ)

 

 

「そうか、それもいいさ。おれたちは変化を待っていた」
「いま変化がおこった」(ワルター・フォン・シェーンコップ)

 

「これに乗じて、変化の幅を大きくするのも、りっぱな戦略だ」(シェーンコップ)

 

「時きたるというわけだ」
「果物にも、戦いにも、女にも、熟れごろがあるものさ」(オリビエ・ポプラン)

 

「ぼくは皇帝ラインハルトという人の為人について、ずいぶん考えてみました」
「そして、考えついたことがあります」(ユリアン)

 

「その(戦いを嗜む)点です」
「これはぼくが考えているだけで、かならずしも唯一の正解とはいえないかもしれません」(ユリアン)

 

「ですが、こう考えたからこそ、ぼくは帝国との戦いを決意したんです」(ユリアン)

 

「巨像が薄氷を踏むようなものだ」(ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ)

 

敵をして、その希望がかなえられるかのように錯覚させる。(ヤン)

 

さらに、それ以外の選択肢が存在しないかのように、彼らを心理的に追いこみ、
しかもそれに気づかせない。(ヤン)

 

「私もこのごろ、ようやく艦艇の動かしかたに、すこし自信が持てるようになりました」
「平和になったら、えらそうに本など書いてみましょうか」(エドウィン・フィッシャー)

 

「アッテンボロー提督にばかり印税をかせがせることもありますまいし」(フィッシャー)

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「イゼルローンの捨犬だと。言ってくれるじゃないか」
「おれたちを何だと思ってるんだ、奴らは」(アッテンボロー)

 

「宇宙の恥さらし。平和と統一の敵」
「血迷った叛逆者」(ポプラン)

 

「首に縄をかけて白刃の上でダンスしている血まみれのピエロ」
「明日の死を考えもしない楽天主義の純粋培養物…」(ポプラン)

 

「おれには自虐趣味はありませんが」
「ええ、あなたたちの悪口ですよ」(ポプラン)

 

「ま、いずれにしても明日、死ぬことができるのは」
「今日、生きのびることができるやつだけさ」(アッテンボロー)

 

「逃げだせ、逃げてくれ」(ユリアン)

 

「同情するふりをしてもらわなくて結構だ」
エキジビジョン・ゲームは二流俳優にまかせて、名優は皇帝陛下御前興行に出演するさ」(シェーンコップ)

 

「むろん、惑星ハイネセン奪還作戦に決まっている」
「そう遠くのことでもあるまい」(シェーンコップ)

 

第三章 コズミック・モザイク

「皇紀の忠告はもっともだが、寝台の端に蚊が一匹ひそんでいては、安眠もできかねる」
「戦いは共和主義者どもが望んだことだ、望みをかなえてやろうではないか」(ラインハルト・フォン・ローエングラム)

 

「能ある者が味方ばかりでは、戦う身としてはりあいがなさすぎる」
「まして、ヤン・ウェンリーを失って、宇宙は寂寥を禁じえぬところだ」(ウォルフガング・ミッターマイヤー)

 

「メルカッツ健在と聞けば、おれはむしろうれしさを感じる」(ミッターマイヤー)

 

「皇紀ヒルデガルド、皇帝はあなたのものです」
「あなたひとりのものです」(アンネローゼ・フォン・グリューネワルト)

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「どうかお離しにならないよう」
「そして見捨てないでやって下さいましね」(アンネローゼ)

 

「お心づかい、ほんとうに感謝します」
「でも、弟がわたしのものだったのは、ずっと昔のことです」(アンネローゼ)

 

「三年半前、弟は、わたしに見離されたと思ったかもしれません」
「いえ、きっとそう思ったでしょう」(アンネローゼ)

 

「わたしは弟が慰めを欲していることを、むろん知っていました」
「でも、同時に、別のこともわかっていたのです」(アンネローゼ)

 

「ね、ヒルダさん、おわかりいただけるでしょうか」
「弟は、過去をわたしと共有しています」(アンネローゼ)

 

「でも、弟の未来は、あなたと共有されるものです」
「いえ、あなたたちと…」(アンネローゼ)

 

「何でおれが、オーベルシュタインの指揮を戦場で受けねばならんのだ」
「おれは自分の失敗には責任をとるが、奴の失敗まで引き受ける気はないぞ」(フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト)

 

「奴は軍務省のデスクの前で生きてきたのだから」
「死ぬときもデスクの前で死ねばいいのさ」(ビッテンフェルト)

 

「もしジークフリード・キルヒアイスが生きていれば」
「こんな不愉快な人事とも無縁でいられたろうよ」(ビッテンフェルト)

 

「いい奴ほど早く死ぬ」(ビッテンフェルト)

 

「カリン、この前はおめでとう」
「戦果にではなくて、生還したことによ」(フレデリカ・グリーンヒル)

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「あたしだって子供です。自分でもよくわかってます」
「他人に言われると癪だけど、自分ではわかってるんです」(カリン)

 

「たとえば、こうよ。あなたが大きくなったとき、男の人に」
「わたしはあのことを知ってるわよ、と言っておやりなさい」(オルタンス・キャゼルヌ)

 

みんな必ずぎくりとするでしょう」
「これが母さんの予言よ」(オルタンス)

 

「地球には、ぼくの心を惹くものは何もなかった」
「あそこにあるのは過去であって未来ではないと思った」(ユリアン)

 

「未来が存在する場所は、すくなくとも地球ではなくて…」(ユリアン)

 

「切札がなくても勝負しなけりゃならんときがあるんだ。今年がそのときだ」
「お前はどう思っているか知らんが…」(アドリアン・ルビンスキー)

 

「たしかに、あんたは衰弱しているわね」
「そんな陳腐な台詞を吐く人間じゃなかったのに、表現力が貧しくなったわ」(ドミニク・サン・ピエール)

 

「以前はもうすこし気のきいたことが言えた人なのにね」(ドミニク)

 

「あんたが死んだ後、あんたが皇帝ラインハルトに対してどうふるまったか、戦ったのか」
「それとも足をすくおうとしただけか、他人が決めてくれるわ」(ドミニク)

 

「そして、あんたは、その評価に抗議することもできないのよ」(ドミニク)

 

「死ぬことなど、すこしも恐くはない」
「だが、オーベルシュタインの巻きぞえになるのは、ごめんこうむる」(ビッテンフェルト)

 

「奴と同行してヴァルハラへ行くことにでもなったら」
「おれは奴をワルキューレの車から突き落としてやるからな」(ビッテンフェルト)

 

「ビッテンフェルト家には、代々の家訓がある、他人をほめるときは大きな声で」
「悪口をいうときはより大きな声で、というのだ」(ビッテンフェルト)

 

「民主共和主義者とかいう奴らには、言いたいことを言わせておけばいいのさ」
「どうせ口で言っていることの1パーセントも実行できるわけではないからな」(ビッテンフェルト)

 

「うかがおう、ビッテンフェルト提督、ただし手みじかに、かつ理論的に願いたい」(パウル・フォン・オーベルシュタイン)

 

「噂にもとづいて批判されるとは心外だ」
「そう(事実ではないと)は言っておらぬ」(オーベルシュタイン)

 

「軍事的浪漫主義者の血なまぐさい夢想は、このさい無益だ」
「100万の将兵の生命をあらたに害うより」(オーベルシュタイン)

 

「1万たらずの政治犯を無血開城の具にするほうが」
「いくらかでもましな選択と信じる次第である」(オーベルシュタイン)

 

「実績なき者の大言壮語を、戦略の基幹にすえるわけにはいかぬ」
もはや武力のみで事態の解決をはかる段階ではない」(オーベルシュタイン)

 

「皇帝ラインハルト陛下のおんもとにあって、戦場を往来し」
「陛下のおんために雄敵のことごとくを斃してきた吾らだ」(ビッテンフェルト)

 

「何をもって実績なしと方言するか」(ビッテンフェルト)
「卿らの実績とやらは、よく知っている」(オーベルシュタイン)

 

「卿ら三名あわせて、ヤン・ウェンリーただひとりに」
「幾度、勝利の美酒を飲ませるに至ったか。私だけでなく敵軍も…」(オーベルシュタイン)

 

「ミュラー提督らしからぬ不見識だ。黒色槍騎兵は帝国軍の一部隊」
「ビッテンフェルト提督の私兵ではあるまい」(オーベルシュタイン)

 

「その皇帝の誇りが、イゼルローン回廊に数百万将兵の白骨を朽ちさせる結果を生んだ」(オーベルシュタイン)

 

「一昨年、ヤン・ウェンリーがハイネセンを脱してイゼルローンに拠ったとき」
「この策を用いていれば、数百万の人命が害われずにすんだのだ」(オーベルシュタイン)

 

「帝国は皇帝の私物ではなく、帝国軍は皇帝の私兵ではない」(オーベルシュタイン)

 

「皇帝が個人的な誇りのために、将兵を無為に死なせてよいという法がどこにある」
「それでは、ゴールデンバウム王朝の時代と、何ら異ならぬではないか」(オーベルシュタイン)

 

軍務尚書の主張は、おそらく正しい、
だが、その正しさゆえに、人々の憎悪を買うことになるだろう。(アントン・フェルナー)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
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