「銀河英雄伝説2巻(ガイエスブルク要塞の決戦)」の名言・台詞まとめ

原作小説「銀河英雄伝説2巻(ガイエスブルク要塞の決戦)」の名言・台詞をまとめていきます。

 

銀河英雄伝説2巻 野望篇

→銀河英雄伝説2巻(第一章)

第八章 黄金樹は倒れた

「ラインハルトさまが、その計画を知りながら、政略的な理由で黙認した」
「と申す者がおります」(ジークフリード・キルヒアイス)

 

「事実ですか」(キルヒアイス)
「…そうだ」(ラインハルト・フォン・ローエングラム)

 

「ラインハルトさまが覇権をお求めになるのは」
「現在の帝国──ゴールデンバウム王朝に存在しえない公正さに拠ってこそ」
「意味があると私は考えていました」(キルヒアイス)

 

「大貴族たちが滅亡するのは、いわば歴史の必然」
「500年来のつけを清算するのですから、流血もやむをえないことです」(キルヒアイス)

 

「ですが、民衆を犠牲になさってはいけません」
「新しい体制は、解放された民衆を基盤として確立されるのです」(キルヒアイス)

 

「その民衆を犠牲にするのは」
「ご自分の足もとの土を掘りくずすようなものではありませんか」(キルヒアイス)

 

 

「相手が大貴族どもであれば、ことは対等な権力闘争」
「どんな策をお使いになっても恥じることはありません」(キルヒアイス)

 

「ですが、民衆を犠牲になされば、手は血に汚れ、どのような美辞麗句をもってしても」
「その汚れを洗い落とすことはできないでしょう」(キルヒアイス)

 

「ラインハルトさまともあろうかたが、一時の利益のために」
「なぜご自分をおとしめられるのですか」(キルヒアイス)

 

「お前はいったい、おれのなんだ?」(ラインハルト)
「私は閣下の忠実な部下です、ローエングラム侯」(キルヒアイス)

 

「…あなたにとって、もっともたいせつなものがなんであるかを」
「いつも忘れないようにしてください」(アンネローゼ・フォン・グリューネワルト)

 

「ときには、それがわずらわしく思えることもあるでしょうけど」
「失ってから後悔するより、失われないうちにその貴重さを理解してほしいの」(アンネローゼ)

 

「なんでもジークに相談して、彼の意見を聞くのよ」
「それでは、帰る日を楽しみにしています。また逢う日まで」(アンネローゼ)

 

「全宇宙が私の敵になっても、キルヒアイスは私に味方するだろう」
「実際、いままでずっとそうだった」(ラインハルト)

 

「だから私も彼に酬いてきたのだ」
「そのどこが悪いのか」(ラインハルト)

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「閣下、私はなにもキルヒアイス提督を粛清しろとか追放しろとか」
「申しあげているのではありません」(パウル・フォン・オーベルシュタイン)

 

「ロイエンタール、ミッターマイヤーらと同列に置き」
「部下の一員として待遇なさるように、と、ご忠告申しあげているのです」(オーベルシュタイン)

 

「組織にナンバー2は必要ありません」
「無能なら無能なりに、有能なら有能なりに、組織をそこねます」(オーベルシュタイン)

 

「ナンバー1に対する部下の忠誠心は、代替のきくものであってはなりません」(オーベルシュタイン)

 

「頭の切れる男だ。それは認める」
「だが、どうも平地に乱をおこす癖があるな」(オスカー・フォン・ロイエンタール)

 

「いままでうまく運んでいたものを、理屈に合わないからといって」
「むりにあらためることはない」(ロイエンタール)

 

「ことに人間どうしの関係をな」(ロイエンタール)

 

「要塞の利を生かして、敵に出血を強い」
「長期戦にもちこんで状況の変化を待つべきであるのに」(アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト)

 

「いま出戦してなんの意味があるか」
「ただ敗北を早めるだけではないか」(ファーレンハイト)

 

「そもそも、公と小官とは、同志であって主従ではない」(ファーレンハイト)

 

「身分に上下はあっても、同じ銀河帝国の廷臣であり」
「ローエングラム侯の専横に対してゴールデンバウム王朝を守護したてまつる」(ファーレンハイト)

 

「その目的で結ばれた仲であるはずだ」
「小官は軍事の専門家として、最悪の結果をもたらすことのないよう忠告している」(ファーレンハイト)

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「それなのに、命令がましくご自分の意思を押しつけるとは」
「ブラウンシュヴァイク公はなにを勘ちがいされたか」(ファーレンハイト)

 

「ばかばかしい、相手になるな。敗残兵と殺し合いをしても意味のないことだ」
「勝手に咆えさせておけ」(ロイエンタール)

 

「フロイライン・マリーンドルフが言ったものだ」(ラインハルト)

 

「貴族の士官に対する平民兵士の反感が、私の勝因のひとつになるだろう、とな」
「みごとに的中したな」(ラインハルト)

 

「正直なところ、今年じゅうに終わるとは思っていませんでしたが」
「案外、早く決着がついたものです」(オーベルシュタイン)

 

「もっとも、賊軍にかぎってのことですが」(オーベルシュタイン)

 

「おそらくこうなるだろうと想像はしていた」
「そして、そのとおりになってしまった」(ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ)

 

「わしにできたのは、ほんのすこし、この日がくるのを延ばすことだけだったな」(メルカッツ)

 

「わしは40年以上も、彼ら(同盟)と戦いつづけてきた」
「部下を数多く殺され、同じほどに彼らも殺した」(メルカッツ)

 

「そのわしが、彼らが受け容れるだろうか」(メルカッツ)
「高名なヤン・ウェンリー提督を頼りましょう」(ベルンハルト・フォン・シュナイダー)

 

「いささか風変わりですが、寛容な人物だ、と聞いております」
「だめでもともとではありませんか」(シュナイダー)

 

「もしだめなら、そのときは私もおともいたします」(シュナイダー)

 

「ローエングラム侯がきらいではありませんが、私の上官は提督おひとりと決めております」
「どうぞ、閣下、ご決心ください」(シュナイダー)

 

「黄金樹(ゴールデンバウム)はこれで事実上たおれた」
「後にくるのが、緑の森(グリューネワルト)ということに、さて、なるかな」(アンスバッハ)

 

「大貴族どもの、あんなみじめな姿を見ようとは想像もしなかった」
「これは新しい時代のはじまりといってよいのかな」(ウォルフガング・ミッターマイヤー)

 

「すくなくとも、旧い時代の終わりであることはたしかだな」(ロイエンタール)

 

「奴らの時代は終わった」
「これからは、おれたちの時代なのだ」(ロイエンタール)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
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