「銀河英雄伝説2巻(内戦終結)」の名言・台詞まとめ

原作小説「銀河英雄伝説2巻(内戦終結)」の名言・台詞をまとめていきます。

銀河英雄伝説2巻 野望篇

→銀河英雄伝説2巻(第一章)

第九章 さらば、遠き日

特権意識を持ってはいけない。
下の者が上の者に対等の関係を求めてはならないのだろう。(ジークフリード・キルヒアイス)

 

しばらくは耐えよう。
ラインハルトさまなら、一時の迷いや誤りはあっても、いずれわかってくださる。(キルヒアイス)

 

いままで11年間、ずっとそうだったではないか。
いままで?(キルヒアイス)

 

いままではたしかにそうだったし、それは永遠のものと信じていた。
だが、それはうぬぼれであったかもしれない…。(キルヒアイス)

 

「私は帝国の軍人です」
「閣下が帝国の軍権をにぎられたうえは、つつしんでしたがいましょう」(アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト)

 

「いささか遠まわりしたような気がしますが」
「これからはそれをとりもどしたいものです」(ファーレンハイト)

 

「ラインハルトさま…ご無事で」
「もう私はラインハルトさまのお役にたてそうにありません…お許しください」(キルヒアイス)

 

「ラインハルトさま…」
「宇宙を手にお入れください」(キルヒアイス)

 

「それと、アンネローゼさまにお伝えください」
「ジークは昔の誓いを守ったと…」(キルヒアイス)

 

「いやだ。おれはそんなこと伝えない」
「お前の口から伝えるんだ。お前自身で」(ラインハルト・フォン・ローエングラム)

 

「おれは伝えたりしないぞ」
「いいか、いっしょに姉上のところへ行くんだ」(ラインハルト)

 

「嘘をつくな、ミッターマイヤー。卿は嘘をついている」
「キルヒアイスが、私を置いて先に死ぬわけはないんだ」(ラインハルト)

 

「だが正直なところ、侯にあれほどもろいところがおありとは思わなかった」(ナイトハルト・ミュラー)

 

「おれや卿が死んでも、ああおなりではあるまいよ」
「ジークフリード・キルヒアイスは特別だ──特別だった」(ウォルフガング・ミッターマイヤー)

 

「侯は、いわば自分自身の半分を失われたのだ」
「それも、ご自分のミスで」(ミッターマイヤー)

 

「ローエングラム侯には立ちなおっていただく」
「立ちなおっていただかねばならぬ」(オスカー・フォン・ロイエンタール)

 

「さもないと、吾々全員」
「銀河の深淵に向かって滅亡の歌を合唱することになるぞ」(ロイエンタール)

 

「オーベルシュタインもふくめて」
「吾々はローエングラム号という名の宇宙船に乗っているのだ」(ロイエンタール)

 

「自分自身を救うために、船を救わねばならぬ」(ロイエンタール)

 

「もしオーベルシュタインが、この危機に乗じて、自分ひとりの利益を図るというなら」
「こちらも相応の報復手段をとるだけのことだ」(ロイエンタール)

 

「卿らの討議も、長いわりに、なかなか結論がでないようだな」(パウル・フォン・オーベルシュタイン)

 

「なにしろわが軍には目下ナンバー1、ナンバー2がおらず、まとめ役を欠くのでな」(ロイエンタール)

 

「卿を敵にまわしたくはないものだ」
「勝てるはずがないからな」(ミッターマイヤー)

 

権力はそれを獲得した手段によってではなく、
それをいかに行使したかによって正当化される。

 

「帝国の権威か。昔はそういうものもあったようだな」
「だが、結局、実力あっての権威だ。権威あっての実力ではない」(ミッターマイヤー)

 

「軍隊は湧いてくるものじゃないわ」
「ローエングラム侯の軍隊以外に、これほどの人数がいるはずないでしょう」(ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ、通称:ヒルダ)

 

「活気に満ちた時代が来そうね」
「もっとも、少々騒がしいけど、沈滞しているよりはるかにましだわ」(ヒルダ)

 

「(グリューネワルト伯爵夫人に)お会いください」
「閣下、私はあなたをまだ見離してはいません」(オーベルシュタイン)

 

「ご自分をお責めになるだけで」
「私に責任を押しつけようとなさらないのはごりっぱです」(オーベルシュタイン)

 

「ですが、これ以上過去ばかりをごらんになって、未来に立ち向かおうとなさらないなら」
「あなたもそれまでのかただ」(オーベルシュタイン)

 

「宇宙は他人の手に落ちるでしょう」
「キルヒアイス提督がヴァルハラで情けなく思うことでしょうな」(オーベルシュタイン)

 

「かわいそうなラインハルト…」
「あなたはもう失うべきものを持たなくなってしまったわね、ラインハルト」(アンネローゼ・フォン・グリューネワルト)

 

「そう、わたしたちはおたがいの他に、もうなにも持たなくなってしまった…」(アンネローゼ)

 

「ラインハルト、わたしはシュワルツェンの館をでます」
「どこかに小さな家をいただけるかしら」(アンネローゼ)

 

「そして、当分はおたがいに会わないようにしましょう」(アンネローゼ)

 

「わたしはあなたの傍にいないほうがいいのです」
「生きかたがちがうのだから…」(アンネローゼ)

 

「わたしには過去があるだけ」
「でもあなたには未来があるわ」(アンネローゼ)

 

「疲れたら、わたしのところへいらっしゃい」
「でも、まだあなたは疲れてはいけません」(アンネローゼ)

 

「わかりました」
「姉上がそうおっしゃるなら、お望みのとおりにします」(ラインハルト)

 

「そして、宇宙を手に入れてからお迎えにあがります」
「でも、お別れの前に教えてください」(ラインハルト)

 

「姉上はキルヒアイスを…愛していらしたのですか?」(ラインハルト)

 

「帝国宰相たるかたを死刑にはできまい」
「自殺をお勧めせよ。苦しまずにすむ方法でな」(ラインハルト)

 

「(一族の)女子供は辺境に流刑。10歳以上の男子は、すべて死刑」(ラインハルト)
「…御意。9歳以下はよろしいのですか」(ロイエンタール)

 

「私が幼年学校にはいったのは10歳のときだった」
「その年齢までは半人前と言っていいだろう。だから助命する」(ラインハルト)

 

「もし、成長して私を討とうとするなら、それもよい」
「実力のない覇者が打倒されるのは当然のことだからな」(ラインハルト)

 

「卿らも同様だ」
「私を倒すだけの自信と覚悟があるなら、いつでも挑んできてかまわないぞ」(ラインハルト)

 

「私はいままで多くの血を流してきた」
「これからもそうなるだろう」(ラインハルト)

 

「リヒテンラーデ一族の血が数滴、それに加わったところでなんの変化があるか」(ラインハルト)

 

人間は死ぬ。恒星にも寿命がある。宇宙そのものですら、いつかは存在をやめる。
国家だけが永遠であるわけがない。(ヤン・ウェンリー)

 

巨大な犠牲なくしては存続できないような国家なら、
さっさと滅びてしまって、いっこうにかまうものか…。(ヤン)

 

正論を吐く人間はたしかにりっぱであろう。
だが、信じてもいない正論を吐く人間は、はたしてどうなのか。(ヤン)

 

「今日は危なかった」
トリューニヒトと会ったとき、嫌悪感がますばかりだったが、ふと思ったんだ」(ヤン)

 

「こんな男に正当な権力を与える民主主義とはなんなのか」
「こんな男を支持しつづける民衆とはなんなのか、とね」(ヤン)

 

「我に返って、ぞっとした」(ヤン)

 

「昔のルドルフ・フォン・ゴールデンバウムや、この前クーデターを起こした連中は」
「そう思いつづけて、あげくにこれを救うのは自分しかいないと確信したにちがいない」(ヤン)

 

「まったく、逆説的だが、ルドルフを悪逆な専制者にしたのは」
「全人類に対する彼の責任感と使命感なんだ」(ヤン)

 

「なにをあわてている」
「世の中には、あわてたり叫んだりするにたるようなものは、なにひとつないぞ」(ヤン)

 

「無礼な! なにを言うか。メルカッツ閣下は捕虜ではない」
「自由意志によって亡命していらしたのだ」(ベルンハルト・フォン・シュナイダー)

 

「客人として遇するのが礼儀だろう」
「それとも、自由惑星同盟には、礼儀などというものは存在しないのか」(シュナイダー)

 

「私はおだてに弱いんでね」(ヤン)

 

「わが友」(キルヒアイスの墓碑名)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
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