「あかね噺」の名言・台詞まとめ

マンガ「あかね噺」の名言・台詞をまとめていきます。

 

あかね噺

1巻

「さっきから被害者ぶってるけどさぁ、喧嘩売ったのそっちだろ?」
「舐めた事言ってんじゃねぇぞ!!」(桜咲朱音、後の芸名:阿良川あかね)

 

「どんな理由であれ、乱暴な言葉を使うのはよくない」
「朱音なら分かるよな」(桜咲徹、芸名:阿良川志ん太)

 

「柳谷先生から話は聞いてます。親子揃って私の事を色々仰っていたそうで」
「…お互い、子に恥じない親でありたいものですね」(志ん太)

 

「ごめんなさい」
「おっ父(とう)はすごいって事を言いたくて言い返したのに」
「逆におっ父が嫌な気持ちになったんじゃないかって」(朱音)

 

「ばかやろ」
「俺に気を遣うなんて10年早いんだよ」(志ん太)

 

「今度真打になる為の試験があってな」
「それに合格すれば真打になれる」(志ん太)

 

「真打になれば出演料(ギャラ)が上がっ…お金がたくさん貰える」
「そうなりゃ、誰にも文句なんて言わせねぇ」(志ん太)

 

「…だよなー。真打になる」
「ならないと…じゃないと」(志ん太)

 

「見える。部屋の中にはおっ父一人しかいない」
「なのに、だけど部屋の中には3人いる」(朱音)

 

 

「すごい。いないのにいる、無いものが見える」
「魔法みたいだ」(朱音)

 

「この日の為にどれだけ懸けてきたと思ってる」
「いつもと同じ自分の芸を信じるだけ」(志ん太)

 

「でも、もししくじったら?」
「いやっ、バカか俺は!! 気持ちで負けてどうする」(志ん太)

 

「やるしかないんだ!!」
「俺にはそれしか道がないんだ!!」(志ん太)

 

「(朱音に見限られたら?) そう思うならさっさと真打になんなさいよ」
「(簡単に)言うよ、朱音の為だもん」(桜咲真幸)

 

「呆れた、朱音はパパっ子だよ」
「パパの自慢したいに決まってるじゃん」(真幸)

 

「私の前で弱音吐くのはいいけどさ」
「せめて朱音の前ではカッコイイお父さんでいてよね」(真幸)

 

「朱音、真幸、観てるか?」
「志ぐま(ウチの)師匠に弟子入りして、落語に打ち込み続けて十三年」
「恐ろしい程、芽が出なくて、ろくな稼ぎも無(ね)ぇ」(志ん太)

 

「それでも真幸は俺に落語を辞めろと言わなかった」
「こんな俺を朱音は好きでいてくれた」(志ん太)

 

「その想いに応えたい」
「父(桜咲徹)として、落語家(阿良川志ん太)として」(志ん太)

 

「俺が今迄培ってきた技も人生も何もかも注ぎ込んで」
「俺は今日真打になる!!」(志ん太)

 

「私もね、久しぶりに若手のネタを見たんですけどね、いやぁ驚きました」(阿良川一生)

 

「まぁーだらだら喋っても仕方ないんでね、結果を申し上げますと」
「えー、今日の出場者、全員破門です」(一生)

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「一門(ウチ)の面汚し共が、みっともねえ芸をお見せしちまってすみませんでした」
「ほんと10年も何してたんだ、こいつらはっつーね」(一生)

 

「まぁ見込みの無ぇヤツらに何言ってもムダなんでね」(一生)

 

「あの日、落語家・阿良川志ん太は死んだ」
「でも、終わりじゃない。むしろ、あの日から始まったんだ」
「朱音(あたし)の噺(ものがたり)が」(朱音)

 

「どうでした? 私の落語は」
「あの日から稽古をつけていただく様になって6年」(朱音)

 

「まだ人前で落語を演(や)る許可は貰えていませんが、今年で私も17になります」(朱音)

 

「阿良川一門の真打になる」
「真打になって、おっ父の芸はスゴかったって事を」
「みんなに…あの男に、私が証明する」(朱音)

 

「…みんなから言われる、(普通の仕事に変わって)よかったねって」
「おっ父が落語をやめて、やめさせられてよかったね…って」(朱音)

 

「朱音はおっ父の落語が好きだった」
「だからおっ父が落語をやめた時、もう見れないのかって悲しくて」(朱音)

 

「悲しんでるのは朱音だけでっ、よかったねって言われるたび」
「好きだったおっ父の落語がダメだって言われてるみたいで」
「嫌でっ…悔しくて」(朱音)

 

「だから決めたの!!」
「朱音が真打になって、おっ父の落語はすごいって証明するって」(朱音)

 

「あれから朱音に稽古をつけるようになって、もう6年も経つか」
「あの泣き虫チビスケが、大きくなった」(阿良川志ぐま)

 

「(落語喫茶) 分かりました」
「爆笑とって鼻明かしてやりますから、楽しみに待ってて下さいよ」(朱音)

 

「お前やっぱ緊張してるだろ」
「いいか? 利き手に人って字を書いて飲むんだ」(阿良川ぐりこ)

 

「バカ、ただ人を呑むんじゃねぇ」
「落語家は聴き手(利き手)の人を呑むんだよ」(ぐりこ)

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「うわっ、多っ──」
「いや知ってたけど、分かってたけど、ここから見ると圧ヤバっ」
「それにっ、なんていうか、すごく一人だ」(あかね)

 

「成功も失敗も全部自分の所為(せい)」
「高座(ここ)の上では誰も助けてくれない」
「恐いなぁー、ヒリヒリする」(あかね)

 

「でも、私が自分の意志でここに来た」
「折れるな、逃げるな、出し切れ、積み重ねてきたものを」
「私の中にあるものを、今日ここで全部!!」(あかね)

 

「落語は一人喋りではなく会話劇」
「落語家は演目の登場人物を演じ、その会話のやりとりで笑いを取る」
「一人演劇と言ってもいい」(ぐりこ)

 

「演目に出てくる登場人物からナレーションまで全て一人で演じる」(ぐりこ)

 

「とは言え一人、完璧に全てを表現し切ることは不可能」
「だから落語家は表情や仕草・声を駆使して想像させる」(ぐりこ)

 

「一目で誰が喋ってるか分からせる演技力、基本に忠実」
「だからこそ際立つ、純然たる落語の巧さ!!」(ぐりこ)

 

「くそっ、何がまんじゅうこわいだ」
「お前が一番こええよ」(ぐりこ)

 

「よし。(お礼として)特別に無料(タダ)で僕の独演会を見せてあげよう!!」
「袖で勉強していくといい」(阿良川魁生)

 

「出来過ぎてムカツクだろ」
「あいつ(魁生)の芸の本質は”色気”だ」(ぐりこ)

 

「そうだ、阿良川魁生!! …さんっ!!」
「今日は負けたけど、すぐ追いついてやりますから!!」
「覚悟して下さいね!!」(朱音)

 

「今の実力じゃ真打なんて全然届かないって、よく分かった」
「もっと腕を磨きたい、一分一秒もムダにしたくない!!」
「お願いします!! 入門させて下さい!!」(朱音)

 

「弟子にする気なんて更々なかった。だがコイツの落語を見続ける内に、夢を見ちまった」
「朱音がどんな落語家に育っていくんだろうって」(志ぐま)

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「(認めてる?) そんなの、絶対イヤです。あんな事があったのに」
「止めてもムダなんですよ、この子は」(真幸)

 

「まぁ師匠が大事にして下さってたのも知ってますし」
「何よりウチの旦那が”志ぐま師匠なら何も心配要らない”って」(真幸)

 

「俺は弟子一人守れなかった、弟子を取る資格も無ぇ男だ」
「何を今更と思うかもしれねぇ」(志ぐま)

 

「でもっ、もしっ!! また俺に預けてくれるなら、不肖・阿良川志ぐま!!」
「全身全霊を以て、この子を立派な落語家に育て上げる事を誓います!!」(志ぐま)

 

「私もっ、フツツカ者ですが、師匠の名に恥じない落語家になってみせます!!」
「よろしくお願いします!!」(朱音)

 

「(教えろ?) その話、お断りです!!」
「師匠、だって俺ですよ。その子絶対俺の事好きになるでしょ!!」
「この恋は条例違反だ」(阿良川まいける)

 

「たわけぇ!!」
「御両親が君の為を思って入れて下さった高等学校を、サボってもいいだと!!」
「言語道断!!」(阿良川亨二)

 

「学生である以上、本分は学業!!!」
「何が最優先かを違えるな!! 分かったか!!」(亨二)

 

「(ただの雑用?) 当然だろ」
「入門して間もない時は、さっき君がやったような雑用全般が君の仕事になる」(亨二)

 

「落語には無関係だと思うだろう?」
「しかし落語家は目の前のお客さんを喜ばせる商売だ」
「目の前の人一人喜ばせられないヤツには務まらない」(亨二)

 

「相手が喜ぶ事を考え先へ先へと気を回して動く」
「落語家はコレを”気働き”と言う」
「それが出来ない内は前座にもなれんぞ」(亨二)

 

「自分の芸さえ磨けば、お客を満足させられるのか?」
「傲慢だな。君の落語は身勝手極まりない」(亨二)

 

「腕は認める。だが落語家は、お客さんを喜ばせてなんぼの商売」
「君が今、目を向けるべきは内ではなく外だ」(亨二)

 

「ほら、誰だって大切にされるのって嬉しいじゃない?」
「人にウケたきゃ、まずは相手を受け入れろーってね」
「自分を出すより、まず相手を大事にしなきゃ」(御来屋守)

 

「若いんだし難しく考えないで色々やってみたら?」
「それで失敗しても大丈夫」
「失敗を笑い噺に出来るのが、落語のいいところでしょ?」(御来屋)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
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