「あかね噺(ばなし)」の名言・台詞まとめ

アニメ「あかね噺(ばなし)」の名言・台詞をまとめていきます。

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目次

→あかね噺(1話)
→あかね噺(可楽杯篇、6話)

 

あかね噺

1話

「そこからおっ父(とう)の噺(はなし)を見るのが…私は大好きだった」(桜咲朱音、幼少時)

 

「さっきから被害者ぶってるけどさ、ケンカ売ったのそっちだろう?」
「ナメたこと言ってんじゃねえぞ、この…」(朱音、幼少時)

 

「親子そろって私のことをおっしゃっていたそうで」
「お互い、子に恥じない親でありたいものですね」(桜咲徹、芸名:阿良川志ん太)

 

「ごめんなさい」
「おっ父はすごいってことを言いたくて言い返したのに」(朱音、幼少時)

 

「逆におっ父が嫌な気持ちになったんじゃないかって」(朱音、幼少時)
「バカ野郎。親に気を遣うなんて10年早いんだよ」(志ん太)

 

「真打になればギャラがあが…お金がたくさんもらえる」
「そうなりゃ誰にも文句なんて言わせねえ」(志ん太)

 

「見える…部屋の中にはおっ父1人しかいない」
「なのに…だけど部屋の中には3人いる」(朱音、幼少時)

 

「ホント、落語バカばっか」(桜咲真幸)

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「朱音はパパっ子だよ」
「パパの自慢、したいに決まってるじゃん」(真幸)

 

「私の前で弱音吐くのはいいけどさ」
「せめて、朱音の前ではかっこいいお父さんでいてよね」(真幸)

 

「朱音・真幸、見てるか?」
「うちの師匠に弟子入りして、落語に打ち込み続けて13年」(志ん太)

 

「恐ろしいほど芽が出なくて、ろくな稼ぎもねえ」
「それでも、真幸は俺に落語をやめろと言わなかった」(志ん太)

 

「おっ父の夢は真打になることです」
「私の夢も、おっ父が真打になることです」(朱音、作文)

 

「朱音は…こんな俺を朱音は好きでいてくれた」
「その思いに応えたい。父として、落語家として」(志ん太)

 

「俺が今まで培ってきた技も人生も、何もかもつぎ込んで…」
「俺は今日、真打になる!」(志ん太)

 

「私もね、久しぶりに若手のネタを見たんですけどね」
「いやあ驚きました」(阿良川一生)

 

「まあダラダラしゃべっても仕方ないんでね、結果を申し上げますと」
「え~今日の出場者…全員破門です」(一生)

 

「あの日…落語家・阿良川志ん太は死んだ」
「でも…終わりじゃない」(朱音)

 

「むしろ…あの時から始まったんだ」
「朱音(あたの)の噺(ものがたり)が!」(朱音)

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2話

「あの日から稽古をつけていただくようになって6年」
「まだ人前で落語をやる許可はもらえていませんが」(朱音)

 

「私も今年で17、高校3年生になりました」
「阿良川一門の真打になる」(朱音)

 

「真打になって、おっ父の芸はすごかったってことを」
「みんなに…あの男に…私が証明する」(朱音)

 

「朱音。弟子入りするってことは、まさしくプロの落語家になるってことだ」
「一度プロの世界を見てこい」(阿良川志ぐま)

 

「利き手に”人”って字を書いてのむんだ」
「利き手は”聴き手”。落語家は聴き手の人をのむんだよ」(阿良川ぐりこ)

 

「うわ、多っ…いや、知ってたけど…分かってたけど」
「ここ(高座)から見ると…圧ヤバッ」(芸名:阿良川あかね、以降はあかねで統一)

 

「それになんというかすごく…1人だ」(あかね)

 

「でも、私は自分の意志でここに来た」
「折れるな・逃げるな…出し切れ」(あかね)

 

「積み重ねてきたものを…私の中にあるものを…」
「今日ここで、全部!」(あかね)

 

「(初高座?) 意外と疲れた」
「でも、こういう疲れは大歓迎!」(あかね)

 

「入門して2年、19歳で二ツ目になった噂の落語家様だ」
「ムカつくけど、あいつ(阿良川魁生)の落語には…色がある」(ぐりこ)

 

「阿良川魁生…さん。今日は負けたけど、すぐに追いついてやりますから」
「覚悟して下さいね!」(あかね)

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3話

「今の実力じゃ、真打なんて全然届かないってよく分かった」
「もっと腕を磨きたい、1分1秒も無駄にしたくない」(あかね)

 

「だからお願いします」
「入門させて下さい」(あかね)

 

「止めても無駄なんですよ、この子は」
「私も親の反対無視して美容師になりましたからね」(真幸)

 

「俺は弟子1人守れなかった、弟子を取る資格もねえ男だ」
「だが、こいつの落語を見続けるうちに夢を見ちまった」(志ぐま)

 

「朱音がどんな落語家に育っていくんだろうって」(志ぐま)

 

「何を今更と思うかもしれねえ」
「でも、もしまた俺に預けてくれるのなら…」(志ぐま)

 

「不肖・阿良川志ぐま、全身全霊をもって」
「この子を立派な落語家に育て上げることを誓います」(志ぐま)

 

「高座はおじぎで始まり、おじぎで終わる」
「丁寧なおじぎは見ている方も気持ちがいい」(阿良川亨二)

 

「(学校をサボっても?) たわけ!」
「ご両親が君のためを思って入れて下さった高等学校をサボってもいいだと!?」(亨二)

 

「言語道断! 学生である以上、本分は学業!」
「何が最優先かを違(たが)えるな!」(亨二)

 

「(雑用?) 当然だろう」
「入門して間もない時は、さっきやったような雑用全般が君の仕事になる」(亨二)

 

「落語には無関係だと思うだろう」
「しかし落語家は目の前のお客さんを喜ばせる商売だ」(亨二)

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「目の前の人1人喜ばせられない奴には務まらない」
「相手が喜ぶことを考え、先へ先へと気を回して動く」(亨二)

 

「落語家はこれを”気働き”という」
「それが出来ないうちは前座にもなれんぞ」(亨二)

 

「”噺だけは仕込んである”か」
「師匠、おっしゃる意味がよく分かりましたよ」(亨二)

 

「自分の芸さえ磨けば、お客を満足させられるのか?」
「傲慢だな。君の落語は身勝手極まりない」(亨二)

 

「腕は認める。だが落語家は、お客さんを喜ばせてなんぼの商売」
「君が今目を向けるべきは内ではなく…外だ」(亨二)

 

「誰だって、大切にされるのって嬉しいじゃない?」
「”人にウケたきゃ、まずは相手を受け入れろ”ってね」(御来屋守)

 

「それで失敗しても大丈夫」
「失敗を笑い噺に出来るのが落語のいいところでしょう?」(御来屋)

 

4話

「慣れろよ」
「座布団さえあればどこでも出来るのが落語の利点だ」(亨二)

 

「なるほど…探ってるな、この会場の空気を」(亨二)

 

「”マクラ”、噺に入る前の世間話や軽いトーク」
「落語家はこの間に客席を温めつつ、その空気を探る」(亨二)

 

「見違えたな。落語に必要なのは、お客さんとの対話だ」
「言葉を交わさずとも、目線や表情、雰囲気から得られる情報は多い」(亨二)

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「気持ちをくみ応えることで自分の噺に引き込む」
「それを可能にするのは、お客さんへの意識があってこそ」(亨二)

 

「”気働き”か…まあ、朱音なら大丈夫だろう」
「朱音はな、人を思い考え、学ぶことが出来る子だ」(志ぐま)

 

「最近はよその弟子に感化されてあせってるようだが…心配ない」
「その目はちゃんとお客様に届く」(志ぐま)

 

「いいか、朱音」
「落語ってのは当時の町人達が作った演芸だ」(志ぐま)

 

「それもあって出てくるのは、大工や魚屋、家を貸してる大家さん」
「俺達と同じ”普通の人”だ」(志ぐま)

 

「だからお前にも、いつか噺に出てくる人達の気持ちが分かるようになる」(志ぐま)

 

「(昔の人の気持ち?) 分かるさ」
「ものの考え方や生活が変わっても、人間らしさってのはいつの時代も変わらねえもんさ」(志ぐま)

 

「だから朱音、いろんな経験をしろ。いくらでも悩め、たくさん傷つけ」
「それがいつか、お前の糧になる日が必ず来る」(志ぐま)

 

「あの時の経験が、今この瞬間につながってる」
「きっと無駄なことなんて何もなくて、どんなことも全部落語に生きるんだ!」(あかね)

 

「すごい…」
「落語って…面白い!」(あかね)

 

「自分が狭いとこしか見てなかったんだってよく分かりました」
「おかげで…また少し、落語が好きになれそうです」(あかね)

 

「確かに真面目なだけじゃつまらねえ」
「でもな、真面目すぎれば面白くなる」(志ぐま)

 

「突き抜ければ個性、愚直にやれ」
「それがお前の武器になる」(志ぐま)

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「落語家の師弟とは不思議な関係だ」
「弟子を取ったからといって、師匠が何かを得ることはない」(亨二)

 

「むしろ、礼儀作法のしつけに落語の稽古、ほかにもたくさん…与えるばかりだ」
「それでも…」(亨二)

 

「それでも師匠は我が子の面倒を見るように、損得を越えて俺達に気をかけてくれる」
「感謝してもしきれない」(亨二)

 

「俺も兄弟子として惜しみなく与えよう」
「師匠にしていただいたように」(亨二)

 

「そして、与えるに足る人であり続ける」(亨二)

 

「言葉に力を宿すは人となり、人として…落語家として、前を歩み見せる」
「君が追いかけたいと思える兄弟子の背中を」(亨二)

 

5話

「(大学?) あっ、それなら大丈夫です」
「私、落語家になります。だから就職も進学もしません」(あかね)

 

「私なら大丈夫」
「落語家になること、あの岩先に絶対認めさせるわ!」(あかね)

 

「(落語は魅力的?) そりゃもう!」
「座布団1枚、言葉1つで世界を作り出す魅力っていうか」(あかね)

 

「いろんな人物が出てきて、魔法みたいに入れ代わり立ち代わり」
「笑わせて泣かせて、引き込む技のすごみ」(あかね)

 

「落語に出てくる登場人物って、みんな私達と同じ普通の人なんです」
「だから古典とか時代が違ってもすごく共感できて」(あかね)

 

「普段私達が考えたり感じたりすることが全て落語に生かされる…」
「ていうか、日常生活の全部が落語の修行になるんです」(あかね)

 

「(落語家になる?) 決めたの」
「もう決めたから」(あかね)

 

「(気にかけてる?) あいつとは小学生からの仲なんで」
「朱音の決断の重さを、少しは分かってるつもりだから」(尾崎)

 

「(大学に行かない不安?) はい!」
「屁とも思いません」(あかね)

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可楽杯篇

6話

「新しいお客様を呼べない芸能に未来がありますか?」(一生)

 

「娯楽があふれる現代で落語という文化の火を絶やさないために」
「やれることをやらないとね」(一生)

 

「(優勝したら一生師匠と歓談?) 私の目的はそれです」
「なんでおっ父を破門にしたのか? その理由」(あかね)

 

「”寿限無”は1つの決まり文句を繰り返すことで、どれだけ笑いを取れるかが肝になる噺」
「つまり…右ストレート1本だけで勝ってこいっていうこと」(あかね)

 

「こぐま兄さんは志ぐま一門の”寺子屋”だぜ」(ぐりこ)

 

「うん、すごいね」
「こんな場所(公園)で一席やりきるなんて、すごい心臓」(阿良川こぐま)

 

「(初めて知った?) 不勉強だね。君は噺に興味がない?」
「深く知りたいと思わないの?」(こぐま)

 

「さっき君(あかね)の落語を聴いてて思ったけどさ」
「君の言い立てはいまだ音だね、言葉になっていない」(こぐま)

 

「(なんでよくしてくれる?) 別に」
「ただ僕が根に持つタイプだったってだけだよ」(こぐま)

 

「聴けば聴くほど、知らなかったことが分かっていく」
「落語の中の世界が広がっていく」(あかね)

 

「知る面白さ」
「落語ってこんな面白さがあったんだ」(あかね)

 

「調べることで噺に対する理解が深まる」
「そしたら、今より面白くやれるようになるかもしれない」(こぐま)

 

「逆に調べない理由を教えてよ」(こぐま)

 

「知ることで落語に生きることはたくさんある。でもそれは本人の意欲があってこそ」
「さて、どうなるか」(こぐま)

 

「私もまだ何がどう生きるのかは分かんないんですけど」
「でも、知ることでしか私は前に進めない…そんな気がします」(あかね)

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7話

「(声優に負ける?) まさか。絵に声当てんのと板の上でしゃべんのは別物さ」
「こっちの土俵じゃ負けねえよ」(練磨家からし)

 

「阿良川一生に聞きたいことがある」
「だから来た…そんだけです」(あかね)

 

「(負けられない?) もちろん。私だってあの日から遊んできたわけじゃない」
「誰が相手でも負ける気はないですよ」(あかね)

 

「最近分かってきたんすよ」
「”寿限無”の肝は早口でしゃべることじゃない」(あかね)

 

「可楽杯を”寿限無”だけで勝つ」
「そのために今日は…言い立て1本で勝ちきる!」(あかね)

 

「そもそも、大昔の噺コピってるだけの奴、俺の敵じゃないけどね」
「まあせいぜい俺の伝説に花を添えて下さいって感じ」(からし)

 

「よく分かった」
「私の競合が誰なのか」(高良木ひかる)

 

「あらゆる面で彼女(あかね)の上に行く」
「それが可楽杯で私が主役になるための最低条件」(ひかる)

 

「前言ってたよね、”すぐ僕に追いつく”って」(阿良川魁生)

 

「今もそのつもりならこの大会、優勝じゃ足らない」
「うちの師匠をうならせるくらいやらないとね」(魁生)

 

「明日は勝つ!」
「勝たなきゃ…何もつかめない」(あかね)

 

8話

「全員の演目見ただろう?」(からし)

 

「どんだけ実力あるか知らねえけど」
「はなから勝負捨ててる奴のことなんかライバルとも思ってねえんだわ」(からし)

 

「(一生師匠) 優しいなあ」
「稽古の時とは大違いだ」(魁生)

 

「人生成功させるために必要な資本、これな~んだ?」(からし)

 

「正解は、信頼できる自分自身」
「人生において自己肯定感以上のバフはない」(からし)

 

「ヤバい時にどれだけ自分を信頼できるか」
「その信頼に足る根拠の積み立てが重要なわけ」(からし)

 

「つまり、俺にはあんのよ」
「”古典”だ”伝統”だとのたまう輩を黙らせる自信が」(からし)

 

「見せてやんよ…新しい落語をな!」(からし)

 

「落語は伝統芸能である前に大衆演芸」
「ウケてなんぼじゃん?」(からし)

 

9話

「高い演技力と感情のこもった声」
「そして妻の描写を意図的に増やし、信条を丁寧に表現することで観客の共感を誘う」(魁生)

 

「言うならばこれは、演劇的なアプローチで演じる劇場型落語」
「人情噺を選ぶわけだ」(魁生)

 

「(落語は難しい?) それでも、可楽杯に出場します」(ひかる)

 

「(代表作を得た?) それは作品が評価されたのであって」
「私が評価されたわけじゃありません」(ひかる)

 

「私は演者”高良木ひかる”として、自分の力を試したいんです」(ひかる)

 

「大丈夫! 出来る! 余裕!」
「私はこんなもんじゃなかろうが」(ひかる)

 

「終わった…もっと上手く出来たな」
「ヤバい…ダメなところ挙げ出したら止まらん」(ひかる)

 

「あの子は負けるよ」
「学生のレベルが想像以上に高かった」(こぐま)

 

「父親の破門が割りきれなくて落語家を目指す」
「そんな子が因縁の相手を前に力を出しきれると思う?」(こぐま)

 

「思いが強いほど感情は抑制できない」(こぐま)

 

「私見たことあるんです、阿良川一生の落語」
「師匠に入門をお願いする前に」(あかね)

 

「ホント、変な感じなんですよ」
「おっ父にしたことは許せない」(あかね)

 

「でも高座を見て、落語家を目指すのにあれを認められないのは」
「”ダサいよな”って思っちゃった」(あかね)

 

「感情グチャグチャ」
「だから、なんでおっ父を破門にしたのか、その理由を知って…」(あかね)

 

「ちゃんと前に進みたいんです」(あかね)

 

「(重圧かける?) 大丈夫でしょう」
「うちの妹弟子は負けないよ」(こぐま)

 

「あの男に…見せておいで」
「あかねの落語を」(こぐま)

 

「それにしてもこの空気」
「大会というよりはまるで…寄席みたいだな」(こぐま)

 

「(熱演をしない?) 逆効果だからだよ」(こぐま)

 

「この大会特有の緊張感や熱にあてられた観客には」
「あれぐらいの少し冷めてるトーンが心地いい」(こぐま)

 

「熱くやればいいってもんじゃないんだよね、落語って」(こぐま)

 

「(すごい?) 別に」
「お客さんのニーズに応えただけ」(こぐま)

 

「相手の喜ぶことを考え、気を回して動く」
「ただの気働きさ」(こぐま)

 

「目の前のお客さんを喜ばせる」
「あくまで落語家として挑むってわけだ」(こぐま)

 

「吉と出るか、凶と出るか」
「舞台は整った、お手並み拝見だね」(こぐま)

 

10話

「”寿限無”の肝は言い立てじゃなくて」
「親が子に付けた長すぎる名前を繰り返すことで笑わせる噺(はなし)」(あかね)

 

「そんな長い名前を付けてしまう、子を思うがゆえにあふれた親心」(あかね)

 

「(いろいろ考えてる?) 当たり前でしょう」
「適当に子供の名前付ける親なんていないよ」(真幸)

 

「(寿限無は)不利に働くと思ってたけど…」
「知ってる噺だからこそ、想像しやすいってのはあるか」(こぐま)

 

「あかねは筋がいい」
「チビ助の頃から俺が教えたことをすぐものにしちまった」(志ぐま)

 

「でもな…出来すぎて抜け落ちちまってんだよ」
「役の心情に寄り添う意識が」(志ぐま)

 

「あかねは役に対する理解度が浅くても、それなりにこなせちまうからな」(志ぐま)

 

「だがそんなものは所詮、中身のねえ張りぼての芸」
「人の心は動かせない」(志ぐま)

 

「登場人物になりきり考える」
「”了見”、それをあいつに学んでほしかった」(志ぐま)

 

「(言ってあげれば?) 野暮なこと言うな」
「自分で悩み考え、たどりつくことに意味があるんだ」(志ぐま)

 

「それに、種はもう芽吹いている」
「実るのも時間の問題だよ」(志ぐま)

 

「お前(あかね)…ここはお前が来ていい場所じゃないって分かってるよな?」(一生)

 

「阿良川一生がなんて言ったか覚えてるか?」
「”素人の大会をプロが荒らしてんじゃねえ”って言ったんだ」(からし)

 

「俺も声優ちゃんも所詮は素人」
「あいつの相手にすらなってなかったんだよ」(からし)

 

「(聞きたいこと?) 6年前…真打昇進試験で阿良川志ぐまの弟子・阿良川志ん太を」
「破門にしたのはなんでですか?」(あかね)

 

11話

「さて…志ぐまに聞いてこいと言われたか?」(一生)

 

「何を驚くことがある」
「誰の弟子かも見抜けないふぬけだと思っていたかい?」(一生)

 

「師匠は関係ない」
「私が知りたくて聞いてるんです」(あかね)

 

「(なぜ?) 私のおっ父は阿良川志ん太」
「あんたが破門宣告した落語家だ」(あかね)

 

「(お客の歓声?) じゃ聞くが…客に応援されるのが真打の芸か?」(一生)

 

「聴き手に硬さを気取られ・同情され」
「あまつさえ応援されるのが芸を極めし者の高座か?」(一生)

 

「落語に限らず音楽やほかの芸能にも言えることだが」
「芸のあとに応援がついてくるのであり、応援が芸に先立つのは未熟さの証拠」(一生)

 

「真打とは芸を極めた落語家の最高位」
「高座に弱さが垣間見える者に、その地位がふさわしいと思うか?」(一生)

 

「落語という文化をより大きく発展させるために」
「落語家に求められるのはなんだと思う?」(一生)

 

「鍛え抜かれた圧倒的なパフォーマンスにこそ」
「客は感動・興奮し、熱狂が生まれる」(一生)

 

「反対に一度でも未熟なものをよしとすれば、芸の質は落ち、文化は衰退する」(一生)

 

「故に阿良川の真打に求められるのは、大衆を振り向かせる強靭な芸」
「自分の芸すら信じられない者が登れる頂ではない」(一生)

 

「そうですか…よかった」
「あなた(一生師匠)は考えが…信念がある人で」(あかね)

 

「気まぐれやパフォーマンスだとか、そんなくだらない理由じゃなくて」
「でも1番よかったのは…それでも私は、おっ父の芸を信じてる」(あかね)

 

「認めさせますよ」
「あなたが切り捨てた芸で!」(あかね)

 

「どこの誰が相手だろうと、俺が聴くのは芸だけだ」
「無論、お前(魁生)でもな」(一生)

 

「自分の成功を喜んでくれる人がいる」
「こんなに幸せなことはないと思う」(亨二)

 

「今ぐらいは悩みの種を忘れてみてもいいんじゃないか?」(亨二)

 

「お前達…なんだ? この体たらくは」
「踊るなら本気でやれ! 半端にやるな!」(志ぐま)

 

「歌や踊り、鳴り物に曲芸」
「芸に幅があるから出来ることもある」(阿良川まいける)

 

「噺だけ稽古すれば極められるほど、落語は甘くないよ」(まいける)

 

「(破門の理由を知っていた?) いいや」
「だが、落語を審査した上でのことだろう」(志ぐま)

 

「あの男は昔から頑固で自分勝手で傍若無人で、それでいて…落語にだけは正直な男だった」
「まあ、どんな理由があっても、あの破門宣告は納得できんがな」(志ぐま)

 

「(ほかの一門で?) 寂しいこと言わないで下さいよ」
「弟子入りとは、師匠と親子の関係を結ぶようなもの」(志ん太)

 

「僕は落語家である前に、阿良川志ぐまの弟子でいたいんです」(志ん太)

 

「よく分かる」
「分かるからこそ、強くなる気持ちもある」(あかね)

 

12話

「(暴力?) だけどそれじゃダメでしょう」
「芸で納得させなきゃ意味ないって」(あかね)

 

「不満なら、阿良川のように振る舞えばいいのだ」(三明亭円相)

 

「横柄も、それがまかり通る力があればこそ」
「我を通す力がないゆえに規則にのっとっているわけでもなかろう」(円相)

 

「修行はこれからだよ」
「ていうか一生続くと思う」(あかね)

 

「50年以上やってる人とかいっぱいいるし」
「だから、全然まだまだ」(あかね)

 

「この太鼓を叩く手には」
「”お客さんがドンドンドンと来い”という意味が込められている」(亨二)

 

「私の目標は阿良川一生におっ父の落語を認めさせて真打になること」
「おっ父の無念を晴らして初めて一人前の落語家になれるんだと思ってます」(あかね)

 

「だから、真打になったら」
「そのとき改めて師匠から落語家としての名前をいただきたいです」(あかね)

 

「お前はそう言うだろうと思ってたよ」
「真打になった暁には、飛びっきりの名をくれてやる」(志ぐま)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
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