アニメ「風が強く吹いている」の名言まとめました

アニメ「風が強く吹いている」の名言をまとめていきます。

夜の街を逃げるように走っていた蔵原走。そこに自転車で追いかけて来た男。
走は追いかけて来た清瀬灰二に説得され、「竹青荘」という古びたアパートに入居する。
しかしそのアパートは、ある目的のための場所だった。

1話 10人目の男

「なぁ! 走るの好きか!」「走るの好きか!!」

パンを万引きして、逃げていた蔵原走(かける)。
自転車で追いかけてきた清瀬灰二は捕まえるのではなく、なぜか「走ることを」問いかける。

「触るな! 絶妙なバランスで成り立っている。何が起きても責任は取れない」

アパートの住人である柏崎茜(男)の部屋に来た灰二と走。
走が積み上げられたマンガを触ろうとした時、茜は注意する。

「やはり思うだけじゃダメなんだな。願いは口に出して言うべきだ」
「運命は自分でたぐり寄せるしかない」

みんなで集まっての宴会の途中、突然あらたまって話し出す灰二。
念願の10人がとうとう集まった。

「出よう、みんなで。箱根駅伝に!」

10人集まった記念に旅行に行こうと盛り上がるみんなに、箱根に行くことを提案する灰二。
それは旅行ではなく、自分たちの足で箱根駅伝を目指すことを伝える。

「ここは寛政大学陸上部の部員寮」
「つまり、君たちは寛政大学陸上部の、所属部員という訳だ!」

アパートの玄関に付いている表札を取り出した灰二。
そこには小さく「寛政大学陸上競技部錬成所」と書いていた。

「俺は本気だぞ~! 必ず出る、箱根駅伝に! 今日から全員、口説き落とす」
「お前のこともな。仙台城西高校 蔵原走」

早朝の走っている時に出会った灰二と走。
灰二はケガをしていたが全快が近づいており、改めて本気だと話していく。

スポンサーリンク

2話 鬼が来りて

「だ~いじょうぶ! 夢も挑めば、現実になる」

箱根駅伝は絶対に無理と話す走に対して、灰二は軽く返した。
そして寮生について、いろいろな情報を話し出す。

「黒人は足が速いなんて、完全な偏見です!」

タンザニア出身のムサには潜在能力があると話す灰二。
否定するムサだが、灰二は風呂場で筋肉をよく見ていた。

「そんなのはな!」
「大会に出て、ちゃーんとした記録を出せる、ごく一部の上位ランナーだけの話だ!」
「そもそも出られる訳がないだろ、俺たちが!」

灰二に箱根駅伝に出ると女の子にモテると言われ、出る気になった城兄弟。
しかし雪彦は現実を叫ぶ。

「断れば、逃げたとみなす。逃げたきゃ逃げろ、これ以上は追わない」
「何しろ速いからな~、お前の逃げ足は!」

みんなで銭湯に来た時、熱い湯船につかる勝負を挑む灰二。
勝負をする気は無かった走だが挑発に乗ってしまう。

3話 花、一輪

「無理矢理、走らされるだけでも人権の侵害なのに、女までチラつかせて」
「どこまで俺たちをもてあそぶ気だ!」

商店街「八百勝」の長女・勝田葉菜子がマネージャーとして協力することになり、みんなのテンションが上がる。
マネージャーまでつけてやる気を出させている状況が、雪彦には気に入らない。

「て、いうか。走は結局、何なの?」
「そうだよ! 何そんなビビってんの、速えのに?」

箱根駅伝に出るための条件を話している走は、無理ばかりを強調する。
その時に城兄妹は、やらないうちから諦めてる走が、むしろ不思議に見えた。

4話 消えない影

「人生の大切なことは、全てマンガから学んでると言っても過言ではない」
「友情、努力、その他もろもろ。豊かな時間さ!」

漫研のメンバーは、マンガの解釈について熱く議論していた。
その時に偶然一緒にいた走に対して、茜はマンガを語りだす。

「蔵原! どんなに1人で走っても、本当は1人じゃないんだ」
「いつだって、誰かと一緒に走ってるんだよ!」

灰二と出会った走は、走るのはいつも1人と話した。
それに対して灰二は、笑顔で1人ではないことを話していく。

「だから嫌いなんだ。すぐにレベルだ、勝ち負けだ、そういう次元でしか物を語れない」
「この人達に、レベルの高い低いは存在しない」
「あるのは、それぞれが誰なのかと言うことだけだ!」

このメンバーで箱根駅伝に出ることを聞いた榊は、走に突っかかった。
何も言い返せない走を見て、茜はレベルしか見ていない榊に熱く叫ぶ。

「走はもっと早くなる。君の知っているころより、ずっとな!」

榊に対して灰二は語った。それは走のこれからについてだった。

「王子の言う通り、お前はお前だ。好きにすればいい。俺もそうする」
「だから、絶対に走る。お前と、俺たち全員で!」

全体の雰囲気に戸惑いを隠せない走。
その走に対して灰二は、全員で走ることを改めて誓いを立てる。

5話 選ばれざる者たち

「先送りすることに何の意味がある!?」
「本当にそうなのか?選ばれた者にしか許されないのか?そういう物なのか、走るって?」

4月の記録会出場は無茶であり、傷つくだけと話す走。
それを聞いた灰二は、走るという根本的なことを問いかける。

「でも、だからこそ現実も見ないと、目指しようがないだろ」
「箱根は、夢じゃ無い。現実なんだ!」

走ることの自由性を話した灰二だが、現実として傷つくことも必要と考えていた。

「おかしい。おかしいぞ、お前ら! お前らまるで、陸上部みたいじゃないか!」

灰二の言葉を普通に聞いたみんなに対して、雪彦は大声で問いただした。
しかし流れは完全に陸上部になっていた。

「でも好きと才能は別の話だ」「安心しろ。真に受ける気はねえよ、灰二の話を!」

箱根駅伝への流れを止めるため、雪彦は彰宏に詰め寄った。
その時に高校で陸上の経験のある彰宏は、走ってはいるが実現しないことを話していく。

「心肺機能に負担を掛けること。苦しく無ければ意味が無い!」

翌日からトレーニングメニューを増やすと話す灰二。
ドンドン負担を掛ける、本格トレーニングに移行する。

6話 裸の王様

「全体で見りゃ、そうかもしんないけど。出来ねえ奴は、歴然と出来ねえよ!」

就職先が決まらないため、みんなとは壁がある洋平。
就職率は上がっていても、現実の厳しさは変わらないことを雪彦は話してく。

「やると言ったからには、やらせてやるが。この世界、脚の速い遅いだけが問題じゃあない」
「金ももちろん必要だ。そもそも、周りが認めてくれるか」

「走るというのは、そういうことでもあるんだなあ」

部費の件で、元陸上の名コーチで大家の田崎に相談に来た灰二。
しかしすげなく断られ、陸上をする難しさも聞かされる。

「明日もあさってもその先も、やるべきことに変わりは無いだろ」
「いつだって目の前にあるのは現実だ」
「なら逃げるんじゃなくて、いっそ一緒に走ってみればいいんだ、現実と」

「分からん! ただ、止まってると不安になる。俺には合ったよ、そういう時が!」

就職活動のため本練習にも参加しない洋平に対して、走ることをすすめる灰二。
灰二には今の洋平は、同じ所に止まっているように見えていた。

「俺たちのためだ!」「そうだ、それの何が悪い?」
「勘違いするな、お前だけじゃない。俺もお前たちのためにいる!」

「俺は何のためにいるんだ?」と、洋平は灰二に問いただす。
その時に灰二はハッキリと言い切り、自分も同じだということを伝える。

「好きだから本気になるんじゃなくて。本気になってみたら、もしかしたら!」

練習に参加しない洋平に対して、走りが楽しくなってきた高志は気持ちの変化を話した。
初めはやらされてたが、本気になって初めて楽しさが分かり始めていた。

「それだよ、走。俺も知りたいんだ、走るって何なのか? 走るってどういうことなのか?」
「まだだ! 答えはまだ無い! ようやく走り始めたばかりだからな!」

灰二にとって「競技で走る」とは何かを問いかける走。
その時に灰二は「まだ」分からないし、自分も知りたいことを話しだす。

「箱根を走るのに、無傷という訳にはいかないだろ!」
「俺は、信じてるよ。みんな乗り越えられるって! お前はいいのか、準備の方は?」
「現実は、そんなに優しく無いんだろ!」

みんな走るのが楽しくなってきたが、記録会で傷つくだけと話す走。
その時に灰二は厳しいのを知った上で、走を含めたみんなに期待してることを話していく。

スポンサーリンク

7話 頂に牙を剥け

「久しぶりだから緊張したよ~! 車線変更なんて、大会よりドキドキしたかもな~!」

記録会に向かうため、車を調達してきた灰二。
しかし久々の運転のため、全員がドキドキすることになる。

「確かに記録は必要だ。だがまずは、レースというものを感じてくれ」
「デビュー戦だ。全員楽しんで帰って来よう。さあ、行こう!」

記録会のレース前、みんなに声を掛ける灰二。
今回で結果が出るとは考えておらず、まず慣れることを優先する。

「清瀬らしい面白いチームだ。少し気を付けてやれ」
「清瀬だ。あいつがベストの状態なら、あんなもんじゃない。一緒にチームを導いてやれ」

「目指すんだろ、箱根を!」

灰二の昔の知り合いであり、大学陸上界のスーパースター・藤岡一真。
藤岡は走に対して、「箱根」という言葉を使う。

「分かってたことじゃないですか」
「俺がどんなタイムを出しても意味が無いんだって、何度言えば分かるんだよ!」

記録会で結果が出ず、悲観的になるメンバー達。
陸上や駅伝を理解できていないメンバー達に、走は怒りをもって叫ぶ。

8話 危険人物

「試合と練習じゃあ、条件が違う。むしろ違いが実感できたことが、大きな成果だと思う」

記録会の夜に反省会(宴会?)をしてる時、メンバーは力を出せなかったことを話していた。
それを聞いた灰二は、そのイメージがつかめたことが成果としプラスに考える。

「無駄だ! お前は今、自分自身が見えていない!」
「記録が全てなのか?」
「お前の望む走りとは、スピードだけを求め、遅れる者を置き去りにするような走りなのか」

走に次の記録会には出なくていいと話す灰二は、今の精神状態で出る無意味さを話す。
それでもレースに出走し、記録を出すことにこだわる走。
灰二は自分の記録だけにこだわる走に問いかける。

「なあなあで走ってる者は、ここにはいない!」
「気づけよ、走。速さを追い求めるばかりじゃダメなんだ! そんなのは、虚しい」

みんなの走りに対する姿勢を走が「なあなあ」と話した時、激昂した灰二。
最後の言葉は、過去の自分に対するようだった。

9話 ふぞろいの選手たち

「俺たちは今、箱根駅伝に出場するために頑張っている」
「1人でも欠けたら叶わない、代わりの者もいない」
「全員で出場するために、全員で明日の記録会に挑もう!」
「では、明日の記録会に出場する選手を発表する」
「全員だよ、全員で挑む。走ることが全てじゃない!」

明日に迫った記録会に向けて、タイムも伸びてきたメンバー達。
全員で挑むが、出場は公認記録を出せる可能性のあるメンバーに特定する灰二。
他のメンバーには、走る以外のことを教えようとする。

「慣れちゃダメなんだよ、きっと!」

レース前のため、緊張するメンバー達。
その時にムサは「慣れるのか?」と心配するが、慣れてはいけないことを高志は伝える。

「確かに分かる。お前が何より走りを欲していることも、走りが見えていないことも」
「止まれ、そして景色を見ろ。それからゆっくり走り出せばいい!」

今回の記録会に走を出場させなかった灰二は、走りが見えていないと話した。
みんなのレース前、それを走は思い出す。

「分かります。応援とは本当に、本当に、必要なものなのですね!」

仲間からの応援により、最後のスパートが頑張れたと話す城兄弟。
それを聞いたムサは同じことを感じ、応援の大切さを話していく。

10話 僕たちの速度

「やはりそう来たか。だが断る!」
「知らないのか? 『だが断る』を!」

灰二が倒れたため代わりとして、キャプテン代理を彰宏に頼んだが断られた。
次に雪彦に頼んでも断られたが、「だが断る!」に強く茜は反応する。

「じゃあ、僕の速度で、話してよ!」

茜に対して、スパルタ気味に対応する走。
その時に茜は、自分を見ていないことを走に話す。

「初めてちゃんと見たんだな!」
「責めちゃいないさ。お前にはお前の問題があったからな~!」
「前ばっかり見て。王子だけじゃない、みんながお前の後ろを走ってるんだ」
「走が振り向かない限り、その位置からみんなが見えることはない」

灰二に対して、茜にはたくさんの問題があることを話す走。
その時に灰二は、走がいかに周りを見ていなかったかを伝える。

「ただ、そうやって覚えた走りが、本当に王子のものになるとは思えなくて」
「まさに、怪我の功名です!」

茜の走りの問題には気づいていたが、意識的に指摘しなかった灰二。
走が茜を指導し良い方向に向かってるのを見て、偶然のように話していく。

11話 こぼれる雫

「走。長距離選手に対する一番の褒め言葉、分かるか?」
「いや、『強い』だ!」

藤岡の記事を読んだ灰二と走は、どうしても意識してしまう。
灰二の問いかけに走は「速い」と答えたが、灰二の答えは違った。

「だが焦らなくていい、自分を信じろ。強くなるには、時間が掛かる」

いろいろ考えている走に対して、時間が掛かることを話す灰二。
しかし仲間に対して、不安がどうしても取れなかった。

「待ってばかりじゃ、らちがあきませんからね!」

後援会メンバーを少しでも多く集めるため、ホームページを作成する高志。
しかしそれは現在の後援会の少なさを物語る。

「俺も同じだ! 走りたい、もっともっと!」
「走るなって言われても、走ってる!」
「自分の気持に従うことを、うっかり、忘れていたかもしれない」

みんなと一緒に走る灰二。
改めて「走る」ということを思い出す。

「僕は、強くなんか無いよ。ただやるだけ、何があっても!」

走りたい気持ちを誰よりも早く持ち、そして持ち続ける高志を「強い」と話す走。
それを聞いた時、高志は静かに気持ちを話していく。

「絶対出すぞ、公認記録!」
「出すったら、出す! 俺が決めて叶わなかったことは無い!」

高志と走の話を聞いていた雪彦は熱く宣言する。
それはクールな雪彦には珍しかった。

「大丈夫、君と勝負するつもりはないから」
「僕らの戦いは、別の所にあるんだ!」

記録会の時、走に突っかかってきた榊。
それを聞いた高志は静かに話し、榊の口を封じる。

12話 夏のいたずら

「疲れんだよ、人のペースって。後に響かなきゃ良いけど」

記録会に出ている高志だが、周りのペースに合わせているような感じに見えた。
それを見ている城兄弟は、スタミナ面の心配をするのだが。

「空気がきれいだ。呼吸をするのも嬉しくなる。そうは思わないか?」
「風を感じろ。リズムはキープ。これも立派な、トレーニングだ!」

合宿先には東体大も来ていて、榊たちの挑発により気持ちが乱れている走。
追いついた灰二は、気持ちを落ち着かせ周りを感じることを話していく。

13話 そして走り出す

「走! 俺たちがいることを忘れるな」

榊の挑発に我を忘れて暴走する走。
必死に止めるメンバーだが、走には周りの状況は見えていない。
その時に灰二は、周りに仲間がいることを強く叫ぶ。

「走。話すならみんなに話さないか?」
「大丈夫。何があっても、俺たちは俺たちだ」

みんなが寝てしまった後、ベランダにいる走と灰二。
昼間のもめごとなどもあり高校時代を思い出す走は、ある決断を話そうとする。
しかし灰二は笑顔で、自分だけじゃなくみんなに話すことを提案する。

「なあ。もう走り始めてんだよ、俺ら!」

高校時代の事件をみんなに話し、迷惑をかけるため辞めると言おうとする走。
その時に雪彦が立ち上がり話し出す。
もはや辞めるという選択は無く、周りの仲間も同じ気持ちだった。

「走。ゴールはまだまだ先だ。一緒に行こう、みんなで!」

走りについて話していく灰二。そして「これから」ということを走に伝える。

14話 一人じゃない

「要するに、全員を各区間と同じ20キロに対して、一番強い状態に持って行けば言い訳だろ」
「うちみたいなチームは、そこに集中するしかない」

公認記録もあるが、実際の箱根駅伝の距離に対する強さを語る雪彦。
全員を20キロのスペシャリストにする考えを持つ。

「人に出来て、君だけに出来ないなんてことあるもんか!」
「by ドラ...」

まだ公認記録を出すことが出来ない茜。
練習してる時、ある名作マンガの名言をつぶやく。

「道は途中だ。俺たちは、もっともっと強くなれる!」
「箱根の山は、天下の険!!!」

合宿も終盤に入り、キャンプファイヤーをする仲間たち。
灰二の呼びかけに気持ちも一つになる。

「みんなで見てるからですよ」
「一人で見た景色なら、こんな気持ちにはならないと思います」

合宿も終わり帰ろうとする時、山に上がって景色を見ようと提案する灰二。
嫌がるメンバーだったが、実際に上がってみると景色を特別に感じていく。
それを聞いていた走は、仲間と見る景色について語っていく。

「そっとしておくのも、優しさですから」
「大丈夫。一人で走っても、一人では無いですから」

一人だけ公認記録を出せない茜は、夜に一人でトレーニングをする。
一緒に走ろうとする走だが、茜が断ったため諦める。
そんな走に対して、問題ないことをムサは話していく。

「どこにいても感じるものは感じるさ」
「どれだけ一緒にいると思ってる」

予選前の最後の記録会に出走する茜だが、灰二は一人離れた所にいた。
それを見つけた藤岡は、一緒にいない理由を問いかける。
その時に灰二は、自分たちの絆を話す。

スポンサーリンク

15話 運命の場所

「参加することが目的ではありませんので」

素人集団で予選会に参加できるだけでも、凄いことと話す大家の田崎。
しかし灰二は、明確にその先にあるものを話し出す。

「ここが俺たちの運命の場所になる」

予選会のコースを下見する灰二たち。
結果発表の場所に立ち、自分たちの未来を感じる。

「いくら強制したって人は走らない」
「走らせるのはいつだってその人の意思、ですよね!」

予選会を前にして、自分の指導が正しかったのか迷いを話す灰二。
走は灰二を肯定し、自分たちの意思を語る。

「だからこそ手に入れよう、強さを! 断固たる強さ!」
「己に負けない、本当の強さを!」

予選会に向けて研ぎ澄ませると同時に、その危険も話していく灰二。
締めくくりとして、全てを乗り越える強さの必要性を訴える。

16話 夢と現(うつつ)

「おい! なんでみんなタイム取ってねえんだよ!」
「今どき何でも情報戦なんだよ! 発表前にはだいたいの勝敗はつくもんなの!」

全員ゴールしたが、個人のタイムを取って無かったことを知る雪彦。
結果を判断できないため、みんなに文句を言う。

「遠くから見ると、ここだけピクニックみたいですよ」

担がれながら、みんなの所に戻ってくる茜。
微妙な状況だが、明るいみんなを見て軽口を言う。

「箱根が夢では無いことを、証明できました」
「後は、頂点目指して練習練習! 明日からまた、練習あるのみです!」

みんなの合計タイムが全体の10位に入り、箱根出場が決まる寛政大学。
カメラに向かって照れながらも、誇らしげに語る灰二。
最後に明日から練習と言ったため、驚くメンバー達だった。

17話 答え探して

「確かに俺は頂点と言った! でもそれは優勝という意味ではない!」
「それを俺も探している。探しているんだ、だどりつく先を、走ることの意味を」

城兄弟に対して、まだ探していることを話す灰二。
この答えに納得できない城兄弟はコースの下見ではなく、サッカーを優先する。
(勝利タイムも知らないレベルで、優勝する気でいた城兄弟の態度はちょっと?)

「どの区間でも、道がある限り、全力で走るだけです!」

エース区間と言われる2区を走ることを、灰二に提案される走。
走はどの区間でもいいことを話すが、みんなからは茶化される。

18話 そして朝

「素人の言葉だ。惑わされるな」

商店街を歩いている時、ムサを見て通行人が「留学生」という言葉を使う。
真実とは異なる言葉に、少し抵抗を感じる走。
偶然出会った六道大学・藤岡は、素人の意見として一蹴する。

「たとえ俺が1位になっても。自分に負けたと感じれば、それは負けだ」
「タイムも順位も目まぐるしく変わるこの世界で、何をもって一番なんて決められる?」
「それ以上に大切にしたい理想や目的があるから、走り続けているんじゃないか」

日本人とか留学生とかに意味が無いことを話す藤岡。
走ることの全ては、自分の中にあることを走に伝える。

「なれるよ、お前も。強くなれ、走!」

藤岡と話すことにより、「強さ」について少し理解できた走。
その言葉を聞いた灰二は、走に同じように強くなれることを笑顔で話していく。

「ジョータ、ジョージ。頂点を見せてやる」
「いや。一緒に味わうんだ、全員で!」

各区間の人選を伝える灰二は、シード権を本気で狙っていることをみんなに話していく。
そして全員で最高の気分を味わうことを約束する。

19話 解き放つ時

「温存ね。させてくれる展開になればいいけど」

箱根駅伝で1区を走る茜に、レースに向けて最初は温存するように話す灰二。
茜は自分の意思では決めれないと考えるが、レースは灰二の予想通りスローペースになる。

「早くマンガを読むために、早くレースを終わらせる。それだけですよ」

以前の練習で、レースプランや茜で勝とうとしていないことを話す灰二。
自分の実力が劣っていることを自覚する茜は、その事実を淡々と受け止める。
しかしこの冷静さが、最初の1区を任された理由となる。

「僕は主人公も好きだけど、彼らを導く人も好きなんです」
「みんな厳しい。でも当然ですよね」
「優しくされたいわけじゃない。勝ちたいんだから、選手は!」

練習の時、結果として巻き込み、そして厳しく対応したことを謝る灰二。
しかし厳しいのはマンガで知っている茜。
なにより聞きたいのは、そんなことではないことも伝えていく。

「嫌いだ。僕は走るのが本当に嫌いだ。巻き込まれて、苦しい思いをして」
「だけど、みんなと走らなかったら。この場所にこられなかったら」
「そんな自分は、もっと嫌いだ!」

1区も終盤を迎え、体力の限界で走る茜。
走るのが嫌いだった自分を思い出しながら、今までのことを振り返る。
そして走りきりムサにつなげることで、自分の変化を感じることになる。

「あの時の言葉は取り消す」
「王子、ありがとう!」

走りきった茜は崩れ落ちるが、灰二と走は受け止める。
以前は謝った灰二だが、改めて感謝の言葉を伝える。

「2区の23キロも、10人で作り上げる巨大なレースの一部と考えよう」
「気負わず、慌てず、確実に。君にしか出来ない仕事だ」

エース区間と言われる2区は、1区と異なりハイペースでレースは進んでいく。
引きずられたムサは体力的に厳しくなるが、以前に灰二に言われたことを思い出す。
そして冷静さを取り戻し、今できることに専念していく。

「ペースを落としたはずなのに」
「走るって不思議です。速いだけじゃ勝てない」
「相手がいて、仲間がいて、誰かの声が力になって、僕の走りがある!」

序盤のハイペースが影響して、他の選手についていけないムサ。
仕方なくペースを落としたが、なぜか次々と選手を追い抜いていく。
苦しいのは自分だけでなく、また周りの声も影響してることをムサは感じ笑顔になる。

スポンサーリンク

20話 壊れても

「大丈夫。必ずつなぎますから!」

5区を走る予定の高志だが、高熱により立っているだけでもしんどい状態。
必ずつなぐと話す高志に、誰も止めろとは言えなかった。

「碁というのは難しくてな、強い者ほど、負けた時のその負け方を大事にする」
「どう負けを認め、どう投了するか、それが肝要だ」
「挑んだ末に投了した者を責めたり、逃げたと揶揄する者はおらん」
「むしろ、見事投げ場を得たと称えることだろう」
「なぜならその男が、最後まで勝とうとしていたことを、皆知っているからだ」

フラフラになり歩くようなペースだが、走り続ける高志。
明らかに不調なのは誰の目にも明らかだが、多くの観衆は応援を送り続ける。
不安に見守るメンバーや家族に対し、コーチの田崎は負け方について話していく。

「なぜ俺たちは、こうまでして走り続けるんだろう?」
「こんなにもつらくて、こんなにも苦しいことを、どうして止められないんだろう?」
「仲間、目標、自分のため、意地と誇り...分からない、きっと誰にも」
「だからみんな、目をそらせないんだ」

とうとう立ち止まってしまう高志だが、コーチが止めるのも聞かず走り始める。
それを見ている走は、改めて走り続ける意味を考える。

「でも、走れなくなって初めて、走りたいと心から思った」

灰二の親は高校陸上部の監督であり、管理の元で走り続けたが故障に見舞われる。
走れなかったからこそ、走りたい想いを走に話していく灰二だった。

21話 さよなら、美しきこの世界

「怖がんな!」

下りのためスピードを上げていく雪彦。
危険でもあるが、チャレンジすることを選択する。

「永遠に縮まらない、2秒だよ」

下りでチャレンジしたおかげで、限界を迎えながらも区間賞に近いタイムを出す雪彦。
自分には無理なことを話しながらも、その顔は笑っていた。

「やべえ、楽しい!」
「これだよ! こんな風に走りたかったんだよ、俺は!」

雪彦からタスキを受け取った彰宏は、同じように快調なペースで飛ばしていく。
東体大の選手と競うような形になり、彰宏は楽しさを感じていく。

「結末の見えている道を走っても、面白みは無い」
「だが、何としてもたどり着きたい結末なら有る」

9区のスタート前、六道大の藤岡と話をする走。
六道大は現在2位のためコメントする走に対し、藤岡は区間新記録を狙うことを宣言する。

22話 寂しさを抱きしめろ

「留年する気は無いが、先のことも考えてはいない」
「箱根駅伝に出る、ずっとそれだけを考えて来たからな」

洋平から就職活動を聞かれた灰二は、全くしていないことを伝える。
この1年の全てを箱根駅伝のためだけに使い、それ以外のことは考えることが出来なかった。

「走ってる時だけは、俺は俺を演じる必要が無いんだ」
「そうだ、俺は誰でも無い。誰でも無い俺こそが、本当の俺なんだ!」

東体大の榊に引き離され気持ちが乱れる洋平だが、周りの声により自分を取り戻す。
走っている時、プライドだけが高かった大学時代の自分を振り返る。
しかし走ることにより、心の持ち方が変わってきた。
自分に対する人の行動は、自分を映す鏡ですからね。

「一年間、一緒に走ってきた。だから断言する」
「君は俺にとって、最高のランナーだ!」
「強くなれ、走」

9区を走る走に対して、最後の言葉をかける灰二。
これに対して走も力強く答えていく。
「最強」ではなく「最高」と言う所に意味を感じる。

「何も感じない。遅いのかな?」
「あるよな、地面?」

他の選手とは離れて1人で走る走は、気持ちが落ち着き周りがよく見える。
走ること以外に何も感じなくなり、走っていることすら分からなくなる。
気づけば最初の3キロを区間トップで走り抜けていた。
勝負にこだわり続けてきた走だが、ここに来て勝負を忘れている。

「何もありません」
「今のあいつは、走ることで、まるで違う次元にまでたどり着こうとしている」
「邪魔は出来ない。誰も、走に触れてはいけません」

ハイペースで走り抜ける走に対して、どうアドバイスをすればいいか悩む田崎。
問いかけられた灰二は、何もアドバイスをしないことが最良と判断する。
自分を見失っているなら別だが、集中している時の言葉は邪魔ですからね。

「また遅くなった気がする。足はどうだ、体は、心臓は、肺は」
「まだ行ける、もっと行ける、もっと走れる!」
「加速しろ、お前には負けない!」

ハイペースの走は各選手をごぼう抜きするが、それでも自分が遅く感じている。
改めて自分の状況を確認し、スピードアップを目指していく。
実質的な相手は藤岡だが、目指しているのは前を走るイメージの自分となる。

23話 それは風の中に

「俺たちは、一体どこまで行けばいいんだろう?」
「あるのかこの先に、ゴールなんて?」

9区をこれまでの区間新記録で駆け抜けた六道大の藤岡。
話しかける灰二に対して、記録を出したにも関わらず疑問符をつける。
その時に走は、藤岡の記録に挑戦し続けていた。

「あの夜、君が目の前を通り過ぎた時、俺は思った」
「夢がそこにある、形になって走っていると」
「叫びたい程の衝撃だった。俺が求めあがき続けたものがそこにあったんだ」

走が来るのを見ている灰二は、出会った時のことを思い出す。
そして走からタスキを受け、最終ランナーとして灰二は走り始める。

「やっぱり走りたいです!」
「ようやく分かりました。走っても走らなくても、同じだけ苦しいってことが」
「成し遂げられないとしても、この場所で、心が望むことをやり通したいです!」

走りながら走れなかった時代を思い出す灰二。
大家の田崎に対して、箱根駅伝を目指すことを語っていく。
する苦しさとしたくても出来ない苦しさ。どちらが本当に苦しいのだろうか?

「俺は本当に幸せだ。たとえ、もう二度と走れなくなったとしても」
「俺は、走ることが、大好きだ!」

一時は怪我により走れなくて、絶望も感じていた灰二。
しかし仲間たちと出会い箱根駅伝を走るという、最高に幸せな気分を味わっている。
ただ今回は痛み止めの注射を打ち、無理をしての出走だった。

「あなたは言った、走るとは何なのか。それが知りたいと、あなたは言った」
「その答えは、あなただ! あなたそのものだ!」

ゴールで待ち受ける走は、灰二に変化が訪れたのを感じる。
その状態でも走り続ける灰二を見て、走は過去の問いかけの答えを知るのだった。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

アマゾンリンク
アニメ「風が強く吹いている」 Vol.1 Blu-ray

→アニメの名言インデックス

スポンサーリンク

関連記事&スポンサーリンク