「甲鉄城のカバネリ(こうてつじょうのかばねり)」の名言・台詞まとめ

アニメ「甲鉄城のカバネリ(こうてつじょうのかばねり)」の名言・台詞をまとめていきます。

 

甲鉄城のカバネリ

1話

「生きるために必要なもの、それは隠れて身を守る道具じゃない」
「カバネにひるまず、戦う力だ」(生駒)

 

「20年前…日ノ本(ひのもと)の民は、カバネを恐れて駅の中に閉じこもった」
「仲間も誇りも捨てて…逃げ出したんだ」(生駒)

 

「誰かを切り捨てて、それで生き延びて胸を張れるのか?」(生駒)

 

「失うものは、仲間の命だけじゃない」
「だから、俺は…」(生駒)

 

「俺はカバネを倒せる力が欲しい」
「あと、もう一歩なのに…」(生駒)

 

「また…駅がのまれたの?」(無名)

 

「英雄になりたいのですか?」(四方川菖蒲)
「俺は逃げるのが嫌なだけです」(生駒)

 

「菖蒲様…これ(銃)をなんに向けるんですか?」(生駒)

 

「カバネに感染してないか?」
「噛み痕を探して見分ける」(生駒)

 

「見つけりゃ牢屋に閉じ込める」
「いつものお上のやり方だろ」(生駒)

 

「これは祟りなんかじゃないって、俺達は知ってるだろ」(生駒)

 

 

「”人を測るに、外見をもってなすは愚行である”…て、兄様が言ってたよ」(無名)

 

「銃を向ける相手を、間違ってるって言ってるんだあ!」(生駒)

 

「秩序…ですか?」(菖蒲)

 

「”無名”」
「いいでしょう、兄様が付けてくれたんだあ」(無名)

 

「なら、その普通が間違ってる」(生駒)

 

「あんた面白いね」
「だってカバネは普通に怖いでしょ」(無名)

 

「人って怖がりで臆病なんだからさあ…仕方ないよ」(無名)
「仕方なくなんかない」(生駒)

 

「怖がって人を切り捨てるのが仕方ないなんて、俺には到底思えないよ」
「恐怖で、人としての品性まで失っちゃいけない」(生駒)

 

「ツラヌキ筒だ、今ならあれを」(生駒)

 

「やったぞ!」
「俺のツラヌキ筒が、心臓をぶち抜いた!」(生駒)

 

「俺の! 俺があ!」(生駒)

 

「輪廻の果報があらんことを」(無名)

 

「祟りなんかじゃない」
「ウイルスが脳に届かなければ大丈夫なんだ」(生駒)

 

「5年…5年だぞ」
「なんのために俺は…カバネと戦えるようにって…」(生駒)

 

「俺は…あの時とは違うんだ」
俺は…もう二度と…逃げない!」(生駒)

 

「今度こそ…俺は…俺の誇れる俺になるんだ!」(生駒)

 

2話

「やった…やったんだ」
「俺は踏みとどまった…カバネにならなかったあ!」(生駒)

 

「甲鉄城まで目算、2里8町」
「残り時間は4半刻…ならいけるか」(無名)

 

「そのおしゃべりまだ続くの?」
「待ってたら夜が明けちゃうよ…まったく」(無名)

 

 

「気安く触んないでよね」(無名)

 

「(動かせる人?) いるよ、見習いだけどね」(侑那)

 

「線路の上を走るだけでしょ」
道は私が開くからついて来て」(無名)

 

「圧力…よし、装填…よし、風向き…ちょっと向かい風?」
「まぁいっか、距離を詰めぎみにすれば」(無名)

 

「それじゃあ100秒目標で!」(無名)

 

「怒ってる怒ってる…まあだだよ!」(無名)

 

「これで、最後!」
「ん…違うか」(無名)

 

「110秒…10秒遅れた」(無名)

 

「カバネを倒して見せれば、みんな俺を認めざるをえない!」(生駒)

 

「(強い?) う~ん…少しはね」(無名)

 

「やっぱりあんた、普通じゃないね」(無名)

 

「菖蒲さん、戦が下手だね」
「だからいっぱい死ぬんだよ」(無名)

 

「それは予定の外だから」
「ここから先はそっちでやってよ」
「私はもう…時間切れ」(無名)

 

「手順どおりの出発じゃないんです」
「急げば釜が壊れます」(侑那)

 

「違います!」
「あれは…ただのカバネです」(来栖)

 

「俺達は侍だ!」
「この命、今捨てずしていつ捨てる」(来栖)

 

「見ろ…俺を見ろ」
「お前らが蔑んだ男が、血を流して死ぬところを、よく見ていろ」(生駒)

 

「加勢しましょう」
「見殺しには出来ません」(菖蒲)

 

「俺がお前らを助けてやる」
「見捨てた奴に助けられた記憶を、ずっと抱えて生きてゆけ」(生駒)

 

「それを…俺はあの世から笑ってやる」
「ざまみろってなあ!」(生駒)

 

「あそこにいるのはカバネなんかじゃない!」
「俺の友達だあ!」(逞生)

 

「こいつはカバネじゃないよ」
「人でもないけど」(無名)

 

「私達はカバネリ」
「人とカバネのはざまにある者」(無名)

 

3話

「あんたが私の敵なら…殺すよ」(無名)

 

「カバネじゃなくてカバネリ」
「体はカバネでも、心は人なの!」(無名)

 

「まぁ、断られても乗るけどね」(無名)

 

「じゃあ決まりだね」
「あんたは私と甲鉄城に乗る」
「そして私の盾になる」(無名)

 

「私、長く戦うと眠っちゃうんだあ」
「だから生きてる盾が必要なの」(無名)

 

「稽古に決まってるでしょ!」
今のままじゃ、盾としても頼りなさすぎ!」(無名)

 

「六頭領の方々に、感謝の心はないのですか!」(菖蒲)

 

「それに彼は、カバネリになる前から正しくあろうとしていました」(菖蒲)

 

「ダメだなあ! 何回言わせんの」
「くるっと回ってチョンチョンパだよ!」(無名)

 

「甲鉄城が止まっている間に、葬儀を行いましょう」
「私も祈りたいのです、お父様のためにも…」(菖蒲)

 

「家族なら、とっくにいない」(生駒)
「なんだ…私と同じか」(無名)

 

「よくある話だよ、カバネで家族を失うなんて」(無名)

 

「どこにでもある河原の石だよ」
「綺麗なのを2つ妹と見つけて、”両方ともお前にやるよ”って俺は言ったけど」(生駒)

 

「あいつは、”1つずつ持ってお守りにしよう”って」
「形見にするつもりなんかじゃなかった」(生駒)

 

「あの時、たとえ一緒に死んでも…恐れをねじ伏せて戦うべきだった」
「あの日の臆病を何万回憎んでも、妹は帰ってこないんだ」(生駒)

 

「やっぱり、よくある話だよ」
弱い奴が死んで、強い奴が生き残った」
「それだけの話しでしょ」(無名)

 

「ぶっそうな連中、連れてるねえ」
「いいよ! 戦争しようってんなら…嫌いじゃない!」(無名)

 

「弱いくせにいきがんないでよね!」(無名)

 

「(挑発するな?) してるのはこいつらだよ」(無名)

 

「生駒、あなたは父に言っていましたね」
「”銃を向ける相手を間違うな”と」(菖蒲)

 

「では! カバネリは人の敵ですか?」
「それとも味方ですか?」(菖蒲)

 

「私は甲鉄城を預かる者として、たださなければなりません」
「誰が敵で、誰が味方なのかを!」(菖蒲)

 

「出来ません!」
「この手に誓ったからです!」(生駒)

 

「もう逃げたりしない」
たとえ自分が助かるためだとしても…誰かの命を、踏みにじってはならないと!」(生駒)

 

「倒すべきはカバネだ」
「カバネを倒すために、俺の命はあるんだ!」(生駒)

 

「もう…十分でしょう」
「これでも彼が我等の敵だと思う者は、どうぞここに上がってきて下さい」(菖蒲)

 

「確かめる機会を与えましょう」(菖蒲)

 

「ありがとう」
「でも、それ(だんご汁)はいらない」(無名)

 

「私には、血をちょうだい」
「赤くってさ、人を切るとピューって出てくるやつだよ」(無名)

 

「(私は)カバネリ…半分はカバネだからね」(無名)

 

4話

「俺等のリペアが必要になる前に、逃げなきゃでしょ!」(巣刈)

 

「怖がりだな、みんな」
「兄様が言ってたとおりだ」(無名)

 

「ワザトリだ」
「戦を重ねて戦い方を覚えてる…手強いよ!」(無名)

 

「整備用ハッチから出て、上から追う」
「俺達で、あのワザトリを倒す」(生駒)

 

「生駒…もしかすると、思ったより限界早いかもしれない」
「そん時はあんた、1人だよ」(無名)

 

「出来る?」(無名)
「やるしかないだろ!」(生駒)

 

「無名ちゃん!」
「ごめんね」(鰍)

 

「あの…ひどいこと言われたりしたかもしれないけど」
「でも、みんなをお願い!」(鰍)

 

「生駒…あのワザトリは任せたよ」
「頼むね」(無名)

 

「起きた時、あんたが死体になってたら」
「私…困るからね」(無名)

 

「俺が…助ける」
「俺が…守る」
「俺が…倒す」(生駒)

 

「誰でもいい…俺に血を寄越してくれ」
「俺がそいつを倒す!」(生駒)

 

「これは契約です」
「私の血と引き換えに…生駒、戦いなさい!」(菖蒲)

 

「動きが大きすぎだな…」
「全然なってないぜ!」(生駒)

 

「助けられなかった人達の魂は」
「いずれ、俺の妹とも会うだろうか?」(生駒)

 

「もし会ったなら…悪いけどあいつに伝えてほしい」(生駒)

 

「お前の分まで俺は頑張って生きるから」
「寂しくても、そっちで待っててくれよなって」(生駒)

 

5話

「子供が怖がってるでしょうが!」
「もう二度とやらないこと、分かった!?」(無名)

 

「無名さんは、甲鉄城の用心棒ですね」(菖蒲)

 

「みんなを守ってくれる頼もしい存在、ということですよ」(菖蒲)

 

「あんたが兄様の”耳”でも、ふざけたまねすると殺すよ」(無名)

 

「お前は若様の”爪”だ」
「その手でカバネを切り裂いてこそ価値がある」(榎久)

 

「わずかでも鈍れば、お前も見限られるぞ」(榎久)

 

「(手伝い?) いいよ」
「でも…一緒には戦わない」(無名)

 

「私は回り道なんてしてらんないよ」
「あんた達は、私のあとからトロトロ来ればいいじゃん」(無名)

 

「戦おう…カバネを倒す」
「そのために私はいるんだ」(無名)

 

「でも…よかったよね、タロウは」
「いらないって捨てられる前に死ねて」(無名)

 

「だって、犬が足ケガしたらなんの役にも立たないでしょう」
「だから、死ねてよかったね」(無名)

 

「お前らは噛まれたら終わりだろ!」
俺は噛まれても、カバネリだ!」(生駒)

 

「私は”爪”…カバネを切り裂く」
標的…確認」(無名)

 

6話

「そうだよ…お前のせいで俺の作戦は台なしだ」(生駒)

 

「でも、俺だってバカだ」
お前が落ちるのを見て、クレーンのレバーから手を離しちまったんだから」(生駒)

 

「とんだバカだ、俺達は」
「きっとみんなも呆れてる」(生駒)

 

だから、このままじゃ死ねない」
「見返さなきゃ!」(生駒)

 

「助けなくていい。あんたなんかに、助けてもらいたくないよ」(無名)
「じゃあお前はこのままでいいっていうのか!」(生駒)

 

「私はカバネに噛まれたことなんてない」
「私は…弱くないんだ…」(無名)

 

「ダメだ!」
「カバネになるよ…」(無名)

 

「そんな、もう終わりなの…」
「私は弱くないのに…」(無名)

 

「やだ! カバネになりたくない!」(無名)

 

「お前…落ち着けよ」
「ちょっとお腹がすいただけじゃないか」(生駒)

 

「さっきの話しだけどさ…やっぱり俺達は弱いよ、無名」
「でも…だからってあがいちゃダメってことにはならないだろ」(生駒)

 

「なんで? 強くないのに…あんたも私も生きてる」
「強くないのに…」(無名)

 

「その(倒す)ためにこの、”四八式鎮守砲”を取りにきたんですよね!」(逞生)

 

「お前さん達は、ただのオマケだよ」
こいつが落ちてたのを思い出したから、仕事で来たんだ」(巣刈)

 

だからお前らも仕事で返せよな」(巣刈)

 

「あんた達だけじゃ心配だし」
「私も仕事で返すよ」(無名)

 

「用心棒に任せなさい!」(無名)

 

7話

「鰍も(買い物では)戦するんだね」(無名)

 

「武士なんてカバネに比べりゃ全然だぜ!」(逞生)

 

「帰らない父親を永遠に待ってる方が、残酷でしょうよ」
「少なくとも俺は教えてほしかった」(巣刈)

 

「ゴメンな…泣かすつもりじゃなかったんだ」
「でも…涙が枯れてからが勝負だからな」(巣刈)

 

「しかし交渉の機会すら与えぬとは…戦う相手を間違えている」(来栖)

 

「お入りようなら、設計図ごとお渡しできます」
「困った時は、お互い様でしょ」(菖蒲)

 

「あたしね…七夕やったことあったよ」
「忘れてたんだ…さっき笹の葉を見て思い出した」(無名)

 

「お母さんがね、飾り付けしながら」
「”ホズミ、今日晴れてよかったね。天の川見えるよ”って」(無名)

 

「(ホズミ?) あたしの名前、兄様に会う前の。どういう字かな?」(無名)
「多分、”穂積”」(生駒)

 

「お母さんが、お前がたらふくお米を食べられますようにって」
「付けてくれたんだろうな」(生駒)

 

「でも…バカだな、お母さんは」
「お米なんてとっくに作れなくなってるのに」(無名)

 

「それに私達の食べ物は…」(無名)

 

「こうして話してるけどさ、明日にはカバネになっちゃうかもしれない」
今日かもしれない」(無名)

 

「寝る時だってさ、いっつも思うよ」
朝、目を覚ました時…私は同じ私かなって」(無名)

 

もうこの心は、消えてなくなっちゃうかもって」(無名)

 

「そしたら、朝からみんなあたしに噛まれちゃうね」
「とんだ目覚ましだね」(無名)

 

「お前、人間に戻れよ」
「もうカバネと戦うのなんてやめろ」(生駒)

 

「そんな思いして、カバネと戦う必要なんてない」
「決めた…俺はお前を人間に戻す」(生駒)

 

「そして…お前のお母さんが願ったみたいに、いっぱい米を食え」(生駒)

 

「いやでも…カバネリじゃなくなったら、私もう戦えないなあ…」(無名)
「必要ないだろ、カバネはいなくなるんだから」(生駒)

 

「”生き残れますように”」
「今の俺達の願いなんて、そんなもんだろ」(逞生)

 

「よし! 俺も書いたぞ!」
「俺の願いは、”カバネを滅ぼして田んぼも駅も全部取り戻す”だ!」(生駒)

 

「(欲張りすぎ?) じゃあ巣刈は、生きてるだけでいいのか?」(生駒)

 

「俺は嫌だ、生きてる以上を望みたい!」
「手に入れたい!」(生駒)

 

「その兄様が…お前に”穂積”って名前を捨てさせて」
「”弱い奴は死ぬしかない”って教えたのか?」(生駒)

 

「そうだとしたら、俺は…」(生駒)

 

「俺は…確かめなければならない」
「それが…真の英雄かどうかを」(生駒)

 

8話

「いえ、妹ではありません」(天鳥美馬)
「私が”兄様”って呼ばせてもらってるだけ」(無名)

 

「君が”甲鉄城のカバネリ”か」(美馬)

 

「(将軍様のご子息?) すでに勘当された身ですよ」
「父でも子でもありません」(美馬)

 

「そちらの主君に招待を受けている」
「(刀を)渡す理由はない」(来栖)

 

「生駒君、先ほどの質問の答えだが…」
「強い者が生き残り、弱い者が死ぬ」(美馬)

 

「それは、世界のことわりだと思わないか?」(美馬)
「でも…弱い者には生きる権利がないって話ならうなずけません」(生駒)

 

「しかし…これは切り捨てる話ではなく、むしろ救う話だ」
「現に無名は、戦うことで自らの命を救った」(美馬)

 

「生きるために大事なのは」
「隠れて身を守ることではなく、ひるまずカバネと戦うことだ」(美馬)

 

「君はどうする? 生駒君」
「(戦う?) そうか、ではのちほど戰場(いくさば)で」(美馬)

 

「百錬成鋼、貫かせたまえ」(美馬)

 

「そうだ…カバネを倒すなら」
「近づくべきなんだ!」(生駒)

 

「(命じろ?) 不要だ…去れ」(美馬)

 

「お前は嘘を言ったな」
「私を売ると最初から決めていたはずだ」(美馬)

 

「お前は弱い」(美馬)

 

「この男は君の親類か?」
「それとも生き別れの兄?」(美馬)

 

「親しい人間でもないのに、なぜムキになる?」(美馬)
「助けを求めていたからだ!」(生駒)

 

「しかしこの辺りは物騒らしい」
「よかったら金剛郭まで、我等が甲鉄城を警護しましょう」(美馬)

 

「無名はカバネに噛まれたことがないって言ってたんだ」
「それってカバネリに、されたってことじゃないのか」(生駒)

 

「戦え」
「生き残りたければ…己の手で」(美馬)

 

「そうだ…お前の母も、弱くなければ生き残れた」
「1人で生きろ、誰にも頼るな」(美馬)

 

「呼ばれるための名前はお前に不要だ」
「これからは”無名”を名乗れ」(美馬)

 

「甲鉄城の親鍵を取ってきてくれ」(美馬)

 

「その菖蒲さんは、無名より強いのか?」
「だったら、何も問題ないだろ」(美馬)

 

「聞きたいことは1つだけだ」
「10年前、あの戰場で…俺達をカバネの中に置き去りにしたのは誰だ?」(美馬)

 

「あなたも、額に花を咲かせたいか?」(美馬)

 

「彼等はお前に嘘をついた」
「残念だが、我々はまだ信用されていないようだ」(美馬)

 

「無名、もし(生駒が)こちらに押し入ってくるようなら…殺さなければならない」(美馬)

 

「私が兄様に頼んで、カバネリにしてもらったの」(無名)

 

「兄様が言ったんだ!」
「お母さんみたいになるな、強くなれって!」(無名)

 

「なぜあいつは力を人を殺すために使う」
「それは、自分の身がかわいい卑怯者のすることだ!」(生駒)

 

「自分の身を守ることは卑怯じゃない」
みんなが強くなれば、悲しいことはなくなるよ」(無名)

 

兄様は正しいことを言ってる」
「あんた達嘘つきに、分かってもらおうとは思わないけどね!」(無名)

 

「美馬…あいつは英雄なんかじゃない」
「あの時…あいつは笑ったんだ」(生駒)

 

9話

「(簡単じゃない?) だからこそ、我々は準備を重ねてきた」(美馬)

 

「この作戦が成功すれば、みんなが幸せになれるんだね」(無名)
「そうだ。だが、そのためには無名の力が必要だ」(美馬)

 

「無名…かわいそうな子。あなたはあの子に嘘を言ったね」(滅火)
「嘘は言っていない。どちらにせよ、やることに変わりはないんだ」(美馬)

 

「無名が戻ったから、私を先に使うことにしたのでしょう?」
「私は…今日死ぬの?」(滅火)

 

「間抜けだね」
「こんな奴等で私達を抑えようなんて」(無名)

 

「過信はダメよ、無名」
「敵を侮った者ほど、早くこの世を去る」(滅火)

 

「その日はいつも、突然来るのよ」(滅火)

 

「(人を)殺すと、生駒がうるさいからね」(無名)

 

「先に騙したのは…お前の主(あるじ)だ」(美馬)

 

「違う…そんなはずないよ…」(無名)

 

「私が、門を開けたせいでこんなことに…」(無名)

 

「(何を考えてる?) どんなものにも、燃料というやつが必要でね」(美馬)

 

「これは報いだ」
「幕府の臆病…10年分のな」(沙梁)

 

「俺が…怖がる?」(美馬)
「いつも怯えているわ」(滅火)

 

「全てを解放する」
「土地も、人も…その恐怖も」(美馬)

 

「見ろ、無名」
「これが…我々が求めてきた、等しく公平な世界だ」(美馬)

 

「見ろ! 檻から解放された、この世界を」
「今こそ全ての者は、駅を捨て、戦いに身をさらすべきだ」(美馬)

 

「ここでは、臆病者は死に絶え、力ある者だけが生き残ることが出来る」
「それがこの世界のことわりだ」(美馬)

 

「よって我等は、臆病の象徴たる将軍の居城”金剛郭”を破壊し」
「解放する!」(美馬)

 

「兄様…今までのは、みんな…嘘だったの…」(無名)

 

10話

「(裏切り者?) 悪いが、長いものには大人しく巻かれる主義でねえ」(巣刈)

 

「蕨…弱いもんイジメは退屈だぜ」(瓜生)

 

「10年前のことだ」
「幕府はカバネ討伐のため、40万の軍勢を九州に派兵した」(美馬)

 

「九州に上陸した当初、我々は優位に立っていた」
「いくつもの拠点を築き、カバネの封じ込めに成功した」(美馬)

 

「しかし突然、後方からの補給が途絶え」
「我々はカバネの中で孤立し、壊滅の憂き目に遭った」(美馬)

 

「その全てを仕組んだのは父だ」(美馬)

 

「私はこの手で、父を裁かねばならない」(美馬)

 

「関係ないさ…(無名が)来たがらなくても連れ戻す」
「そう…決めたんだ!」(生駒)

 

「ただ…誰かに言われてる気がするんだよなあ」
「”お前、今度こそ助けろよ。逃げるなよ”ってさ」(生駒)

 

「誰にかな? 神様かな?」(生駒)
「いや…お前自身だろ」(逞生)

 

「カバネとは一体なんなのだろうな? 無名」
「ある日突然現れ、この世を一変させてしまった」(美馬)

 

「だが…彼等のおかげで、真に討つべき敵が明らかになった」(美馬)

 

「私…兄様が、分からない…」(無名)
「そうか…私を恐れるか、無名」(美馬)

 

「来栖と無名の方が、速い!」(生駒)

 

「こいつをバケモン呼ばわりすんじゃねえよ!」(逞生)

 

「やれるな? 無名」
「出来ぬというなら、私はお前への投薬をやめるように命じなければならない」(美馬)

 

「呪いは更に、お前をむしばむだろうな」
「私はそんな姿を見たくない」(美馬)

 

「強くなれ、無名」
「母のようになりたくはないだろ?」(美馬)

 

「ごめん…兄様」
「出来ない」(無名)

 

「私は…甲鉄城のみんなと一緒にいたい!」
いつかカバネがいなくなった世界で、お米をいっぱい食べたいの!」(無名)

 

「やだ! 離してよ!」
「みんなが来てるんでしょ?」(無名)

 

「私もここから出る!」
「生駒ぁーーっ!」(無名)

 

「これで私の声がよく聞こえるようになる」(美馬)

 

「しかし、ツメが甘かったな」
「不合格だ…生駒」(美馬)

 

「今度は出来た…」
「お前がカバネリになって撃たれた日もさ…」(逞生)

 

「俺は、どうしてこうしなかったのかって、すごく後悔したんだよ…」
「やっと、出来た…」(逞生)

 

「感想を言ってみろ」
「友を失った感想を言え、生駒」(美馬)

 

「それ次第では殺さず仲間にする」(美馬)

 

「なんなんだよ…お前…」
「なんなんだ…どうしてこんなことするんだよお…」(生駒)

 

「来たか、無名…そいつを殺せ」(美馬)

 

「よくやった」
「それでこそ…私の無名だ」(美馬)

 

11話

「触るな! 汚い手で!」(鰍)

 

「すればいい!」
あんた達の手から血が消えなくなるまで、殺せばいい!」(鰍)

 

「帰ろう…逞生君」(鰍)

 

「私は父を許せなかった」
「だがお前は、父と私の仲直りを手伝うと言ってくれたね」(美馬)

 

「その優しさが、お前の弱さだ」(美馬)

 

「おいで、無名」
「あの臆病者の砦を破壊する」(美馬)

 

「全て終わらせるのは、強いお前のその爪だ」
「もうすぐだ…」(美馬)

 

「さようなら…無名」(美馬)

 

「もういい…お前はここで野垂れ死ね」
「俺の見込み違いだった…」(来栖)

 

「あなたにいただいた、唯一の品です」
「最期にお返ししたいと思っておりました」(美馬)

 

「父上…私を哀れと思われるなら、最期はせめて、あなたの手で殺して下さい」(美馬)

 

「父上…死ぬ前に、お伝えしておきたいことがございます」
「どうして私が、カバネとの戦いで生き残ることが出来たか」(美馬)

 

「カバネの脅威は、人に潜むことだ」
「今この瞬間にも、奴等は仲間を増やしている」(美馬)

 

「私には、その見分け方が分かる」
「だから生き残れた」(美馬)

 

「検閲などでカバネは見つからない」
「その証拠に…今もここにいる」(美馬)

 

「よく見ろ!」
「見つけたら、やられる前にやれ」(美馬)

 

さもなければ…今度はお前がカバネになる」(美馬)

 

「俺ではない」
「やるのは…恐怖だ」(美馬)

 

「ご立派だね」
「敵はカバネだけじゃないんだよ」(瓜生)

 

「悪夢は今現実となる」
「戦え…金剛郭のご同輩」(沙梁)

 

「おめでとう…見つけた褒美だ」(美馬)

 

「(役に立たん?) それは俺が決める」(来栖)

 

「去る前にこれだけは教えてやる」
「お前は今、どうして生きていると思う?」(来栖)

 

「無名が刺したお前の傷は、金属皮膜に覆われた心臓の一寸右を正確に貫いている」
「少しでも刃先がズレれば、致命傷になる位置だ」(来栖)

 

「位置・角度・強さ、狙わなければそうはならない」(来栖)
「無名が俺を助けた…あいつにはまだ意識がある」(生駒)

 

「しかしそれももう終わりだ」
「今ごろ無名は、黒煙り(くろけぶり)にされてるはずだからな」(来栖)

 

「みんな…蝶に呼ばれてしまった」
「誰も…助けられなかった」(無名)

 

「ごめんね…もう戻れないよ」
「私は、呼ばれてしまった…」(無名)

 

「お母さん…もうすぐ、そっちに行くから…」(無名)

 

「その力が欲しい」(生駒)
「その輝きはローソクの最後のきらめきのように一瞬だぞ」(非重莊衛)

 

「構わない…美馬を殺し無名を救う」
もうそのためだけの命だ」(生駒)

 

「今こそ…俺は!」
「俺は…俺の誇れる俺になるんだぁーーっ!」(生駒)

 

「そうだ、無名…壊してしまえ」
「恐れも、悲しみも、愛も全て…」(美馬)

 

12話

「俺たち人は惨めな生き物だ」
「怖いから拒絶し、理解できないから攻撃する」(美馬)

 

「人の臆病が…戦いを生むのだ」(美馬)

 

「分かっている…怖いのだろう、お前達も」(美馬)

 

「生駒…お前はなんだ?」(来栖)
「俺は…カバネリだ」(生駒)

 

「お前が受け答え出来ぬほどカバネになったら…その時は俺がお前を殺す」(来栖)

 

「いいえ」
「秩序は、人を守るためにあるのです」(菖蒲)

 

銃を向ける相手を間違ってはなりません」
「撃ち抜くべきは…互いを疑う心です!」(菖蒲)

 

「私達は、金剛郭を脱出します」
「一緒に行きましょう」(菖蒲)

 

「次は…何を壊すかな」(美馬)

 

「そこをどけ!」
「用があるのは、無名と美馬だけだ!」(生駒)

 

「大丈夫…まだカバネリだ」(生駒)

 

「お前は殺しすぎた」(生駒)

 

「(生駒を殺す?) いや、お前は仲間を生かせ」
「全てが終わったら、皆を連れて脱出するんだ」(美馬)

 

「行かなくては…命を燃やす男が、俺を呼んでいるのさ」(美馬)

 

「強くなければ生きられない…弱い私は、もう戻れない」
「どこにも…」(無名)

 

「そうなんでしょ? 兄様」(無名)

 

「無名…待ってろ」
「今…助ける!」(生駒)

 

「ずっと待っていた…恐れを知らぬ魂を」
「私は今こそ…それを狩る」(美馬)

 

「その姿…”黒血漿”を打ったか。そうまでしてお前は何を求める」(美馬)
「俺は、無名を人間に戻すと約束した…それだけだ!」(生駒)

 

「美馬…お前だけは俺が…俺が!」(生駒)

 

「美馬…殺す…殺す」(生駒)

 

「見つけたか…臆病者を」(美馬)

 

「無名…そこか!」
「生きろ! 無名!」(生駒)

 

「何をしている…起きろ、生駒」
「このとおり私はまだ立っているぞ」(美馬)

 

「戦ってみせろ!」
「生駒ぁーーっ!」(美馬)

 

「やめてって言ったでしょ」
「私の言うことも聞いてよ、兄様」(無名)

 

私たちは弱くても生きるよ」
「みんなで田んぼを作って、お米を食べる明日を目指すよ」(無名)

 

「だから…ごめんね、兄様」(無名)

 

「そうか…無名…」(美馬)
「違うよ…私は、”穂積”」(無名)

 

「協力しましょう」
「彼等も苦しいのです」(菖蒲)

 

「でなければ、力ずくで私達を従わせているはずです」(菖蒲)

 

「生駒、教えてよ」
「私、何をすればいい?」(無名)

 

「100万のカバネだって、突っ切ってみせるからさあ」(無名)

 

「こういう役回りよね、俺って」(巣刈)

 

「無名ちゃん、みんなで待ってるから!」(鰍)

 

「行くぞ」
「俺はまだ、こいつの答えを聞いていない」(来栖)

 

「生駒…帰ってきたよ」(無名)

 

「大丈夫だよ! 生駒は、私を人間に戻すって約束したんだ」
「その約束、まだ果たしてもらってない!」(無名)

 

「生駒…これ」
「忘れものだよ」(無名)

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 
 
 
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