「るろうに剣心」の名言・台詞まとめ

アニメ「るろうに剣心」の名言・台詞をまとめていきます。

 

るろうに剣心

1話

「るろうに……拙者はるろうに。あてのない旅の剣客でござるよ」(緋村剣心)

 

「これで人を斬れると思うでござるか?」
「逆刃刀でござる」「人を斬ることは出来ぬ。斬った跡も無いでござろう?」(剣心)

 

「旅のるろうになんて、何か訳ありなんでしょ? いろいろ聞いたって、しょうがないじゃない」(神谷薫)

 

「神谷活心流、父が開いた流儀よ。人を傷つけるんじゃなく、人を活かす剣。活人剣がその理想なの」(薫)

 

「たった1人だって、道場を守ってみせる……」(薫)

 

「父上は、薫殿が命を捨ててまで、流儀を守ることを望みはしないと思うでござるよ。亡くなった父上が願うのはきっと……薫殿の幸せでござる」(剣心)

 

「名前ぐらい、聞いとけばよかったな……るろうに」(薫)

 

「いや……剣は凶器、剣術は殺人術、それが真実。薫殿が言っていることは、一度も自分の手を汚したことのない者がいう、甘い戯言でござる」

「けれども、拙者は真実よりも、薫殿のいう戯言の方が好きでござるよ。願わくば、これからの世は、その戯言が真実になってもらいたいでござるな」(剣心)

 

 

「一つ言い忘れていた。人斬り抜刀斎が振るう剣は、神谷活心流でも、お前の我流でもなく、飛天御剣流。こんな刀で無い限り、確実に人を惨殺する神速の殺人剣でござるよ」(剣心)

 

「抜刀斎の名に、未練も愛着も無いが、それでも……お前のような奴には譲れぬよ」(剣心)

 

「すまないでござる、薫殿。拙者、隠す気は無かった。ただ……出来れば、語りたくなかったでござるよ」(剣心)

 

「私は、抜刀斎にいて欲しいって言ってるんじゃない。るろうにのあなたにいて欲しい……」
「どうしても行くっていうんなら、最後に名前ぐらい言って。伝説の人斬りの名前じゃない、あなたの本当の名前」(薫)

 

「拙者も、少し旅に疲れた。いつまた、どこへ流れていくか分からぬよ」(剣心)

 

2話

「のどか……のどか、過ぎるわよぉぉぉーーー!!!」
「どうして、弟子が、1人も入ってこないのよ!?」(薫)

 

「俺は坊主じゃねえ! 東京府士族、明神弥彦! 他人から憐れみを受けるほど、落ちぶれちゃいねえんだ!」(明神弥彦)

 

「お主、なりはまだ子供だが、心根は立派に一人前でござるな。すまない、拙者が見くびっていた。その誇り、大切にするでござるよ」(剣心)

 

「あんたね、いくら訳があったってスリはスリよ。今の生活から抜け出すの、心まで腐らないうちに!」(薫)

 

「子供は黙ってて! 私許せないの、あんたの弱みにつけ込むこの人達が!」(薫)

 

「殴れ、殴りたいだけ。俺はもう、お前らやくざもんとは縁を切る! スリなんて情けねえ真似も、今日限りだ! 借金は必ず返す、まともに働いてな!」(弥彦)

スポンサーリンク

 

「父上は彰義隊に加わり、義に準じた。母上は俺を育てるために、命を削って働いた……2人共、誇りを持って気高く生きたんだ! 悪くいう奴は……俺が許さねえ!」(弥彦)

 

「呼んでも来ぬよ。なかなか入れてもらえぬので、この部屋以外の者には、しばらくの間、眠ってもらった」(剣心)

 

「助けろなんて誰が言ったよ! 俺は1人でも戦えた……戦えたんだ!!」(弥彦)

 

「自分の非力がそんなに悔しいか、坊主?」(剣心)

「ちくしょー……強くなりてえ……お前の助けなんか、いらなくなるぐらい……父上と母上の誇りを、自分で守りきれるぐらい……」(弥彦)

 

3話

「剣心! 俺、強くなるためにここに来たんだ。人を守る剣じゃない。お前に、敵を倒す剣を教わりた」(弥彦)

「拙者の剣は、後世に残す気は無いでござるよ」(剣心)

 

「止めろ!」
「何だか分かんねえけど、おめえ達メチャクチャだ!」(弥彦)

 

「罪もない人々に、切っ先一寸たりとも触れるな。相手なら、拙者がいたす。地べたをなめたい者は、かかって来い」(剣心)

 

「あいにくですが、人斬りの手柄で、政府の要職につく気は毛頭ないんですよ」(剣心)

 

「我々はかつて剣を取って戦った。権力や栄光のためでなく、人が幸せに暮らせる世を作るために。それを忘れてしまったら……ただの成り上がり者ですよ」(剣心)

 

「剣一本でも、この目に止まる人達ぐらいなら……何とか守れるでござるよ」(剣心)

 

「これからお主が覚えるのは、人斬りの剣ではない、人を守る剣でござるよ」
「強くなれ、活心流で」(剣心)

スポンサーリンク

4話

「言われねえでも、もう止めだ!」
「弱すぎんだよ、おめえら。たくっ……つまらねえ喧嘩買っちまったぜ。どっかにいい猛者はいねえのかよ?」(相楽左之助)

 

「人に物投げつけといて、何議論してんだ!? んなこと後にして、まず謝れ、こらっ!」(弥彦)

 

「おいおい。自由民権ってのは、弱いもんのためにあるんだろ? それとも何だ……あんた達のいう自由民権ってのは、酔いに任せて暴れる自由のことかい?」(左之助)

 

「そうだな、たまには(喧嘩)売ってみるか?」

「俺は普段は買い専門なんだがよ、弱い者いじめは、するのも見るのも大嫌いなんだ。特に、自由だ正義だ平等だのと、綺麗事を吐きまくる偽善者野郎のいじめは」

「ムカついて、たまらねえ」(左之助)

 

「まずは、あんたの力試しだ。一発、(額に)ぶち込んでみな」(左之助)

 

「寸鉄使ってこんなもんかよ」
「てんで話になりゃしねえ。全力出したら弱いもんいじめになっちまう。指一本で相手してやらあ」(左之助)

 

「酔った上の乱行なれば、多めに見ていたが、そんなものを抜くつもりなら、拙者も容赦せんよ。自由民権、大いに結構」

「しかし、お前達の場合、政府を正す前に、まず己を正すべきでござるな」(剣心)

 

「何、好きでやった喧嘩だ。礼を受けるもんじゃねえ」(左之助)

 

「いいか。死ぬかどうかは、そいつの運しだい。俺は、喧嘩を楽しめりゃ、それでいいんだよ」(左之助)

スポンサーリンク

 

「久しぶりに、この相棒を使える相手に、巡り合ったぜ」
「伝説の人斬り・緋村抜刀斎。喧嘩屋・斬左、そういう猛者を探していたのよ」(左之助)

 

「喧嘩、しに来たぜ」(左之助)

 

「そうはいかねえんだ。これは喧嘩屋としての喧嘩。こっちも、引く訳にはいかねえ。まして、相手が維新志士・人斬り抜刀斎なら、尚更な」(左之助)

 

「分からねえからこうして、正々堂々、真っ向勝負に出たって訳さ」(左之助)

 

「止めた。しけた話は、喧嘩の前にするもんじゃねえ。俺はただ、でえきれいな維新志士の中の、最強と謳われる、伝説の人斬りを心底、ぶっ倒してみてえのよ!!」(左之助)

 

「そういやぁ、自己紹介もまだだったな。俺の名は相楽左之助、裏世界での通称は斬左」
「斬馬刀の左之助、略して斬左だ」(左之助)

 

「殺さずなんて甘え考えは、今すぐ捨てな。さもねえと……死んじまうぜぇ!!」(左之助)

 

「モノホンの喧嘩ってえのは、女子供に見せるもんじゃねえや」(左之助)

 

「さすが抜刀斎。だが、これだけは言っておく。あんたにその気がなかろうと、この喧嘩屋・斬左、一度狙った獲物は、絶対逃さねえからな」(左之助)

 

5話

「これだけは忠告しとく。この喧嘩、受けた以上は俺の喧嘩だ。余計な手出しは絶対に許さねえ」(左之助)

 

「るろうにの、緋村剣心。この刀で、相手する」(剣心)

 

「抜刀斎さんよ。だが、喧嘩ってえのは、真剣の斬り合いと違って、剣に強えもんが勝つんじゃねえ。倒れねえもんの勝ちなのよ」(左之助)

「さような台詞は、最後まで立っていられた時に、言うでござるよ」(剣心)

 

「お主には一撃は効かない。なれば!」
「飛天御剣流・龍巣閃」(剣心)

 

「俺は負けねえ! 負けてたまるかってんだよ!!」(左之助)

 

「全くめでてえ奴等だぜ。おめえら世間の奴等は、マジで維新志士共を正義と信じてやがる。あの薄汚え野郎共をよ! 勝てば官軍とは、よく言ったもんだぜ!」(左之助)

 

「相楽隊長に、俺たち赤報隊に、悪の一文字を背負わせ、抹殺し、正義面している維新志士の奴等、俺は、絶対に許さねえ! 絶対に負けねえ!」(左之助)

「分かった。ケリをつけるでござるよ」(剣心)

 

「赤報隊が崩壊してから、俺は喧嘩屋になった。喧嘩をしている間、全てを忘れることが出来たからだ。そして10年、俺は強くなった。その強さで今、最強の維新志士を倒す!」(左之助)

「そんなしみったれた強さでは、拙者は倒せんよ」(剣心)

 

「喧嘩の相手が違うのではござらんか? 赤報隊がお主に教えたのは、維新志士を倒すことか? それとも、維新を達成することか?」(剣心)

 

「剣心を、人斬り抜刀斎としてしか知らないくせに、自分で喧嘩仕掛けといて、勝手なことばかり言わないでよ。剣心を他の人達と一緒にしないで!」(薫)

 

「斬左、維新はまだ終わっておらんよ」

「確かに新時代・明治になって、形だけの維新は出来た。しかし、多くの人々は、未だ弱者が虐げられる古い時代の中にいる」

「だから拙者は、自由なるろうにとなり、そういう人達を守るために、この刀を振るっている」

「そうすることが、明治維新の犠牲になった人々の、償いになると思っているのでござるよ」(剣心)

 

「俺は絶望し、諦めちまって、喧嘩で自分をごまかすことしか出来なかったっていうのに。すんません、相楽隊長……俺はこの男に完全に負けちまいました……」(左之助)

 

「斬左は、他の連中とは段違いでござったゆえ、拙者もあまり手加減できなかったでござるよ」(剣心)

 

「赤報隊は俺にとって、もう忘れられねえ過去だからな。この背中の悪一文字は外せねえよ。それに、一度ひねくれちまった性格は、治りそうもねえ」(左之助)

 

「それともう一つ、俺はもう斬左じゃねえ。喧嘩屋も止めた。今はただの、相楽左之助。今のお前が、人斬り抜刀斎じゃねえようにな」(左之助)

6話

「その黒笠という男、おそらく拙者と同じように、元は幕末の人斬りでござろう。明治が10年すぎても、血の色と匂いに心を奪われ、人斬りが止められぬ、不幸な男でござる」(剣心)

 

「この感触……いいねぇ」(鵜堂刃衛、黒笠)

 

「つまらぬつまらぬ。今のお前は幕末の抜刀斎には遠く及ばぬ! 人斬りが人を斬ることを止めれば、10年1人も殺さずにいれば、剣気がいかに落ちたか、自分で分かっているはずだ」

「一日だけ時間をやろう。それまでに戻っておけ、昔のお前に! 戻れ! 血も凍る人斬りに! 俺が殺したいのはあの幕末の抜刀斎だ!」(刃衛)

 

「確かに、奴の言う通りかもしれん。今の拙者では、おそらく奴に勝つことは出来ん。しかし、拙者は奴を倒す」

「幕末、人斬りとして存在した者同士。これは拙者にとって、避けて通れぬ戦いでござる」(剣心)

 

「決まってるでしょ。剣心を探すのよ!」

「剣心が……剣心がもうここには戻らないつもりだったらどうするよの!? そうよ、きっと戻らないつもりよ! 黒笠を倒したら、昔に戻っちゃう。そのまま旅に出ちゃうつもりなのよ」

「父さんや母さんに死なれて、その上剣心まで行ってしまったら、また一人ぼっちになるなんて嫌……嫌よ!」(薫)

 

「誰かを守りながらの戦いになると、刃衛にはとても勝てない」(剣心)

 

「一番気に入ってる、藍色のリボン、剣心に貸すわ」
「いいから借りる!」

「いい。あくまで貸すだけだからね、ちゃんと返すのよ」
「刃衛と戦った後、それ忘れてそのまま旅に出たら、許さないからね」(薫)

 

「分かった。必ず返しに帰るから、安心して道場で待つでござるよ」(剣心)
「よし」(薫)

7話

「お前こそ知らないのさ、本当のあいつを」
「幕末の、人斬り抜刀斎の、鳥肌が立つほどの凄さをな」(刃衛)

 

「ああ。薫殿を巻き込んだ貴様と、それを阻止できなかった、俺自身にな」(剣心)

 

「まだだな。昔の抜刀斎には、遠く及ばない。まだ俺を殺そうと思っていないからだ。殺さずに倒そうなどと甘えているうちは、タバコ3本吸う間に殺せる。ふん、つまらないな」(刃衛)

 

「おしゃべりの時間は無いんだ。殺してやるから、さっさとかかって来い!」(剣心)

 

「どんな技でも好きなだけ使え。だが、俺が殺すと言った以上、お前の死は絶対だ」(剣心)

 

「来い! 抜刀斎の名の由来、とくと味あわせてやる」(剣心)

 

「抜刀術の全てを極めた。それが、抜刀斎の名の由来だ」(剣心)

 

「肘の関節を砕いて筋を断った。お前の剣の命は終わった。そして、これで人生の終わりだ」(剣心)

 

「薫殿を守るため、俺は今一度、人斬りに戻る!」(剣心)

 

「ダメェェェーーー!!!」
「人斬りに……戻らないで……殺人剣は……ダメ……」(薫)

 

「大丈夫でござるか?」(剣心)
「大丈夫で、ござるよ」(薫)

 

「いや、まだ終わらぬ。残っているさ、後始末が!」
「この感触、いいね……」(刃衛)

 

「刃衛。たとえ拙者の本性が人斬りだとしても、拙者は、二度と人斬りには戻らぬ」
「死ぬまでるろうにでいられるでござるよ。この仲間がいれば」(剣心)

8話

「帰って観柳に伝えな。私はどんなことをしたって、絶対に逃げ切ってみせるってね!」(高荷恵)

 

「事情はよく飲み込めぬが、拙者、いたずらに人を傷つける輩は、見過ごせぬたちでな」(剣心)

 

「何でも構わねえ! あの女を守るつもりはさらさらねえが、売られた喧嘩は、買うまでよ!」(左之助)

 

「どんなに強い相手だろうと、必ず剣心が守ってくれる。剣心は、約束を破ったりするような人じゃないわ」(薫)

 

「強い……なんてもんじゃないわ。あの2人はいったい何者なの?」(恵)
「私の自慢の、仲間よ!」(薫)

 

「何ボサッとしてるの! 解毒治療は時間との勝負よ! 急ぎなさい!!」(恵)

 

9話

「父のような立派な医師になりたいと必死に頑張ってきた私が、よりによって、人を死に追いやる薬を作るはめになるなんて……」

「何度死のうと思ったことか……でも、死にきれなかった……」(恵)

 

「もう自分を責めるのは止めるでござるよ。恵殿は長い間苦しんできた。それで充分ではござらんか」(剣心)

 

「どうしても死にきれなかっただけ。生きて、医学に携わってさえいれば、いつか離れ離れになった家族に会えるかもしれない。そう思うとどうしても……」

「でも、やっと決心がついたわ」
「もう家族に会えなくたっていい。これ以上多くの人を死に追いやる薬を作るぐらいなら、死んだ方がマシよ!」(恵)

 

「安心なさい。あんたの友達を死なせた阿片なんか、二度と作らない、約束するわ」
「約束は必ず守るって言ってるでしょ。だから邪魔しないで、急ぐのよ」(恵)

 

「そんなに死に急ぐんじゃねえよ!」
「嬢ちゃん達には、剣心と、この左之助がついてんだ。余計な心配はするんじゃねえよ」(左之助)

 

「えらそうにほざくんじゃねえ!」
「消したくたって、消せやしねえ過去を背負ってんのは、何もおめえ1人だけじゃねえんだよ!」

「おめえが死んだところで、俺のダチが生き返る訳でもあるめえ。生きてりゃ罪を償うことも出来る。いつかきっと、家族に会える日も来る。死んだら何にもなんねえよ」(左之助)

 

「最強だとか、無敵だとか、そんな奴は、この世に剣心1人で充分よ。武田観柳みてえなクソ野郎の手下に成り下がった、御庭番衆なんぞが、ふかしこいてんじゃねえ!」(左之助)

 

「ここは命がけでも助けに行く。それが出来ねえで、何が活人剣の神谷活心流だ!」(弥彦)

 

10話

「覚悟はしてるわ」
「武田観柳を殺して、私も死ぬ……その覚悟が!」(恵)

 

「人斬り抜刀斎が損得で動くような男なら、今頃は軍の幹部にでもなっている。あんたのような男には、理解できないだろうが?」(般若)

 

「恵殿は、こちらから受け取りに行く。心して待っていろ、観柳!」(剣心)

 

「勘違いをするな、観柳。御庭番衆を束ねるのはお頭だ。貴様のような男に指図される覚えはない」

「我等に命令できるのは、お頭・四乃森蒼紫様ただ1人。そして、お頭のためなら、我々はいつでも喜んで死ねる」(般若)

 

「抜刀斎は必ず倒す」「ただし、お前のためなどではない」
「我ら御庭番衆こそ、最強であることの証としてだ」(四乃森蒼紫)

 

「貴様のような金の亡者には理解できまい。維新志士というのは、我々と立場は違えど、己の理想のために準じていった、そういう連中だった」

「明治の世になって、多くの志士が見る影もなく腐ってしまったが、あの男はまだまだ活きがよさそうだ」

「10年ぶりに大物が姿を現した。あの男は、俺達の獲物」(蒼紫)

 

「お前のようなクズ、どうなろうと知ったことか」
「ここで大人しく、金勘定でもしていろ」(蒼紫)

 

「神谷道場の者達が、お前を奪い返しに来た」

「ただし、下手に希望は持たない方がいい。どうせ奴等は、ここまでたどり着けはしない。お前を待つのは救済などではなく、観柳の拷問による死だろう」

「お前の短刀だ。苦痛の生か安楽の死か、自分で選べ」(蒼紫)

 

「2人の居場所が知りたいのなら、その逆刃刀で問うのだな、緋村抜刀斎」
「俺はこれで応えてやろう」(蒼紫)

 

「一つ間違えているな。般若に拳法を教えたのはこの俺」
「師弟の拳では速さも重さも全く違う。同じだと思っているとそうなる」(蒼紫)

 

11話

「抜刀斎。お前に恨みは無いが、最強の維新志士として、ここで死んでもらう」(蒼紫)

 

「あの時、官軍と幕府が江戸決戦を行っていれば、間違いなく勝利はこちらのものだった。江戸中に火を放ち、我ら御庭番衆が官軍の中枢を担う志士共を皆殺しにする」

「そうなれば官軍は統制を失い、数で優る幕府軍が、一気に官軍を叩き潰す。それで終わりだ」(蒼紫)

 

「そうかな? 何なら今から再現してみせてもいい、この東京で」

「だが、今さらそんなことをしても何の意味も無い。我等にとって意味があるもの、それは、幕末維新における真の最強。それこそが、我ら御庭番衆だったという証だ」(蒼紫)

 

「あの時代……多くの者が戦いに身を投じた。立場こそ違え、この国の未来と、幸福を考え命をかけた。だがお前は違う。お前にあるのは、氷のように冷たい闘争心だけ」

「そして今も、人々を苦しめることに加担している」
「るろうにとして拙者、お前を見過ごす訳にはいかぬ!」(剣心)

 

「俺の防御を崩すのは、不可能。立て、抜刀斎」(蒼紫)

 

「人斬りの真髄、しかと見せてもらった。返礼として、御庭番衆の真髄で仕留めてやろう」(蒼紫)

 

「これが、四乃森蒼紫・真の刀法、実戦剣舞。いかに抜刀斎といえども、この緩急自在・流水の動きはとらえられまい……死ね」

「回天剣舞。この技で、今まで倒せなかった敵は1人としていない」(蒼紫)

 

「蒼紫。最強の称号など、そんなに欲しければくれてやる。今の拙者には、拙者の助けを待つ人と、喜びや悲しみを分かち合える仲間の方が、何万倍も大事でござる!」(剣心)

 

「お前達を、御庭番衆として育て上げたのは、この私だ。せめてお前達には、最強という艶やかな花を添えてやりたかった」(蒼紫)

 

「とどめを刺すんだ、抜刀斎。でなくば、この先何度でもお前を狙うぞ」(蒼紫)

「構わぬ、気の済むまで挑んでこい」
「だが、他の者を巻き込む戦いは、決して許さぬでござるよ」(剣心)

 

「命乞いなら、お金様に頼んでみろ!」(剣心)

 

「己が死んだところで、殺した人が蘇るわけではござらん。それより、1人でも多くの人を救うために、剣を振るうことが、本当の償いとなるはず」

「人斬り抜刀斎は、そうやって今を生きているでござるよ」(剣心)

 

「今は……今はまだ、花は添えん。だがいずれ、必ず!」(蒼紫)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
アマゾンリンク
るろうに剣心 全28巻セット (コミック)
コミックシーモアリンク
国内最大級の漫画・電子書籍ストア【コミックシーモア】※商品リンク有り※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※

 

→るろうに剣心のインデックス