原作小説「銀河英雄伝説」ホワン・ルイ(黒色)&ジョアン・レベロ(青色)の名言・台詞をまとめていきます。
銀河英雄伝説1巻 黎明篇
第六章 それぞれの星
正義の戦争か。
莫大な流血、国家の破産、国民の窮乏。
正義を実現させるのにそれらの犠牲が不可欠であるとするなら、
正義とは貪欲な神に似ている。
次々といけにえを要求して飽くことを知らない。
「吾々にはそんな権利はない」
「政権の維持を目的として無益な出兵を行うなど」
「そんな権利を吾々は与えられてはいない…」
3巻 雌伏篇
第六章 武器なき戦い
「目上? 政治家とは、それほどえらいものかね」
「私たちは社会の生産に何ら寄与しているわけではない」
「市民が納める税金を、公正にかつ効率よく再分配するという任務を託されて」
「給料をもらってそれに従事しているだけの存在だ」
「私たちはよく言っても社会機構の寄生虫でしかないのさ」
「いま国民が政治に信頼を失いつつあるとき」
「実力と人望を兼ねそなえた高級軍人がいっぽうには存在する」
「つまり君のことだがね、ヤン提督」
「これは民主共和政体にとって危険きわまる状態だ」
「独裁政治の芽を育てるための温室とさえ言ってもよい」
「まかりまちがえば、ヤン提督」
「君が第二のルドルフ・フォン・ゴールデンバウムになる未来の歴史さえ」
「仮定することが可能なのだ」
「人間とは変わるものだ。私は、500年前」
「ルドルフ大帝が最初から専制者となる野望を抱いていたのかどうか、疑っている」
「権力を手に入れるまでの彼は、いささか独善的であっても理想と信念に燃える改革志向者」
「それ以上ではなかったかもしれない」
「それが権力を得て一変した」
「全面的な自己肯定から自己神格化へのハイウェイを暴走したのだ」
「私にはわからん」
「ただ祈るだけだ」
「君が自分の身を守るためにルドルフの道をたどらざるをえなくなる」
「そういう日が来ないことを」
4巻 策謀篇
第五章 ひとつの出発
「ヤン・ウェンリーの独裁者としての資質か。こいつは興味深い命題だな」
「まあ、ちょっと無理だろうな」
「ヤン・ウェンリーという青年は、なかなかうまいカクテルだが」
「独裁者になるための成分には欠けていると私は見る」
「むろん、知性や道徳性の問題じゃない」
「自己の無謬に対する確信と、権力への恋愛感情」
「このふたつが彼には欠けている」
「あの査問会にかぎって言えば、彼は傑出した戦術家だったよ」
「しかし戦略家とは言えないな」
「戦略家なら、後日のためにどんな愚劣な連中でも味方につけようと考えるだろう」
「ところが、わが好青年ヤン・ウェンリーくんは…」
「豚に向かって、お前は豚だ、と言ってのけたわけだ」
「人間としては、あれでいい」
「怒るべき場合に怒ってこそ、人間は尊厳をたもつことができる」
「ところがここに悲しむべき過去の事例がいくつも横たわっているのさ」
「人間としての尊厳と、政略上の成功とが」
「往々にして等価で交換される、というね…」
「さしあたり、私の結論。ヤン・ウェンリーは独裁者にはなれんよ」
「すくなくとも本人にその意思はない」
5巻 風雲篇
第十章 「皇帝ばんざい!」
「首に縄をかけられて、爪先だけは床についているといったところだね」
「レベロも大変だろうな」
最後まで読んで頂きありがとうございました。
アマゾンリンク
銀河英雄伝説 全15巻セット (ノベル)
コミックシーモアリンク
![国内最大級の漫画・電子書籍ストア【コミックシーモア】※商品リンク有り※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※](https://imps.link-ag.net/imp_product_link/7f8279/24e91216?banner_url=https://cmoa.akamaized.net/data/image/title/title_1101213333/VOLUME/111012133330001.jpg)