原作小説「オルクセン王国史」グスタフ・ファルケンハインの名言・台詞をまとめていきます。
オルクセン王国史 1巻
第一部 第一章
「戸惑っているようだな」
「無理もない──」
「だが安心してほしい」
「我ら種族が他の魔種族を食らう習慣を捨て、もう七十年ばかりになる」
「いまでは国法として禁忌ですらある」
「君を取って喰おうなどとは思っておらん」
「食は全ての根幹だ。急なことゆえにあり合わせになってしまったが」
「なるべく君たちの郷土料理に寄せて用意させてみた」
「それほどの覚悟があるのならば、私は貴女に別の選択肢を提案したい」
「将来の捲土重来を期し、貴女の同胞たち皆で、私の国に移住してくるといい」
「私はいつの日か、それもそう遠くない将来」
「エルフたちと我が国が戦争になると確信している」
「小競り合いなどではない、国と国の命運をかけた」
「国家総力戦とも呼ぶべき、最終戦争になるだろう」
「そのとき、一種族でも多くの味方が欲しい。背を預けられる同胞が欲しい」
「貴女とその同胞を助けるのはそれゆえだ」
「ならば汝とその仲間は我が民だ、我が同胞だ、ディネルース」
「その忠誠に我が全身全霊を以て報いよう」
第二章
「私にその(同性愛)趣味はない」
「他の誰かがそういった嗜好を持つことはその者の自由であり権利で、何とも思わないが」
第三章
「(演習は)紙の上の戦争(クリーク・シュピール)、というんだ」
「(臣下を)降りるなら、いまのうちだぞ?」
「こう見えて、私は傲慢に他者を見る。手元に置く者を選ぶ」
第五章
「戦時は戦時! 平時は平時! 戦時になれば私は兵たちに死ねと命じねばならん」
「ならなおのこと、そうであればこそ!」
「平時において軍の誠意が足らずもし兵を失うようなことがあれば」
「私は我が臣民に向けどの面下げて王などやれるか!」
第六章
「少しは部下を信用せんか」
「上に立つものの普段は、下から閑そうにしているように見えるくらいで丁度いいのだ」
「立ち上がるのは何かあったときにだけで十分だ」
「ともかく、世界各地の伝承や歴史、地理地勢を調べれば調べるほど」
「世の成り立ちでこの星に大きな星が落ちたのは間違いないようだね」
「最初は、何か夢を見ているのだと思ったな」
「だんだんあちらの世界の記憶が鮮明になっていって」
「挙句には、どちらが夢なのかわからなくなったこともある」
「今でも時折、ふとそう感じることがあるな」
「この世界は、微妙にあちらと似ているんだ」
「地理も、歴史も」
「私のいた世界の側にも、異世界に転生する物語はあったんだ」
「神話や伝承などではなく、作家たちが作り出す完全な夢物語だったから」
「まさか我が身にそんなことが起きたとは、信じられなかった」
「ともかくも、必死にやってきた」
「夢物語では、さも簡単に出来るように書かれていた改革や革新は」
「これは私の才の無さもあったのだろうが、そんな一朝一夕にやれることではなかった」
「100年。そう、100年かかった」
「何もかも上手くいくようになってきたのは、私の感覚でいえばごく最近のことだな」
「(なぜ手を出さなかった?) その立場というやつだ」
「まず、君はあのとき、大変な苦境にあった」
「ようやくそれから脱したあとだった」
「そんな君の、こう言っては何だが半ば自暴自棄めいた忠誠を利用して手を出そうなど」
「人のやることではない」
「私はそう信じている」
「あー…いまの私は人ではないけれどね」
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