「銀河英雄伝説」ヤン・ウェンリー(3期)の名言・台詞まとめ

原作小説「銀河英雄伝説」ヤン・ウェンリー(小説6~8巻、旧アニメ3期相当)の名言・台詞をまとめていきます。

 

銀河英雄伝説6巻 飛翔篇

→銀河英雄伝説(ヤン、1巻)

第二章 ある年金生活者の肖像

「仕事をせずに金銭をもらうと思えば忸怩たるものがある」
「しかし、もはや人殺しをせずに金銭がもらえると考えれば」

 

「むしろ人間としての正しいありかたを回復しえたと言うべきで」
「あるいはけっこうめでたいことかもしれぬ」

 

「私の人格は、かくて陶冶されたのさ」

 

「いいかげんにしてくれんかな」
「私みたいに平和で無害な人間にいやがらせをして何が楽しいんだか訊いてみたいものだよ」
「まったく」

 

「誰しも給料に対しては相応の忠誠心をしめさなくてはなりませんからね。私もそうでした」
「あれは紙でなくじつは鎖でできていて人をしばるのですよ」

 

「レンネンカンプという人は規律の信徒であるらしい」
「規律に反するものは善でも認めないし、規律どおりであれば悪でも肯定するんだろう」

 

「嫌いじゃない、気にくわないだけだ」

 

「だからレンネンカンプの野郎を…」
「レンネンカンプ氏にご退場いただくのはいいが、問題は後任だ」

 

 

「無責任で物欲が強く」
「皇帝の目がとどかないのをいいことに小悪にふけるような佞臣タイプの人物が」
「こちらにとっては、いちばん利用しやすい」

 

「だが、皇帝ラインハルトはいままでのところ、そんな人物をひとりも登用していない」

 

「吾々は敵の堕落を歓迎し、それどころか促進すらしなくてはならない」
「情けない話じゃないか」

 

「政治とか軍事とかが悪魔の管轄に属することだとよくわかるよ」
「で、それを見て神は楽しむんだろうな」

 

「これ以上、働いてたまるか」
「私は頭を使った。身体はべつの誰かに使ってほしいね」

 

「信念とは、あやまちや愚行を正当化するための化粧であるにすぎない」
「化粧が厚いほど、その下の顔はみにくい」

 

「信念のために人を殺すのは、金銭のために人を殺すより下等なことである」

 

「なぜなら、金銭は万人に共通の価値を有するが」
「信念の価値は当人にしか通用しないからである」

 

「ほしいと思うのは、身体がそれを求めているからだ」
「だからほしいものをすなおに食べたり飲んだりするのが、いちばん健康にいいんだよ」

スポンサーリンク

第三章 訪問者

「運命は年老いた魔女のように意地の悪い顔をしている」

 

「野に火を放つのに、わざわざ雨季を選んでする必要はない」
「いずれかならず乾季がくるのだから」

 

「メモなんてとる必要はないんだ」
「忘れるということは、当人にとって重要でない、ということだ」

 

「世のなかには、いやでも憶えていることと、忘れてかまわないことしかない」
「だからメモなんていらない」

 

第五章 混乱、錯乱、惑乱

「世のなかには達眼の士がいるものだ」
「ちゃんとわかっている」

 

「そのとおり、私はなまけ心で寝ているのじゃなくて」
「人類の未来に思いをはせているのだ」

 

「戦争の90パーセントまでは、後世の人々があきれるような愚かな理由でおこった」
「残る10パーセントは、当時の人々でさえあきれるような、より愚かな理由でおこった」

 

「心配しなくてもいいよ」
「何の罪やら見当もつかないが、まさか裁判なしで死刑にもしないだろう」

 

「ここは民主主義国家だ」
「すくなくとも政治家たちはそう言っている」

 

「ほう、もしかして私は何らの証拠もなく、風聞によって逮捕されたのですか」

 

「法にしたがうのは市民として当然のことだ」

 

「だが、国家が自らさだめた法に背いて個人の権利を侵そうとしたとき」
「それに盲従するのは市民としてはむしろ罪悪だ」

 

「なぜなら民主国家の市民には、国家の侵す犯罪や誤謬に対して異議を申したて」
「批判し、抵抗する権利と義務があるからだよ」

 

「自分自身の正当な権利が侵害されたときにすら闘いえない者が」
「他人の権利のために闘いうるはずがない」

スポンサーリンク

第七章 コンバット・プレイ

「生命のさしいれ、ありがとう」
「ああ、ああ、せっかくの美人が台なしだ」
「ほら、泣きやんで…」

 

「超過勤務、ご苦労さま」

 

「君は以前から私をけしかけてきたな。権力を私の手でつかむべきだ、と」
「もし権力をにぎったとして、その後私の人格が一変したらどうする?」

 

「君たちは楽観的すぎる」
「帝国と同盟を相手にして生き残れると思っているところが度しがたい」

 

「明日は葬式自動車に乗っているかもしれんのに」

 

「要するに、自由惑星同盟政府が存在するかぎり」
「私や私の友人たちに安寧の日はおとずれないというわけですか」

 

「だとすると、私もエゴイズムの使徒になるしかありませんね」
「必要とあれば私の属していた国家を、二束三文で帝国に売りわたすかもしれませんよ」

 

「エンターテイメントとしての夫婦生活か」

 

不本意な死にかたをしいられることと、不本意な生きかたを強制されることと、
どちらがまだしも幸福の支配領域に近いと言えるのだろうか…。

 

第八章 休暇は終りぬ

「二ヶ月、たった二ヶ月!」
「予定どおりならあと五年は働かないで生活できるはずだったのになあ…」

スポンサーリンク

7巻 怒濤篇

第二章 すべての旗に背いて

「宇宙はひとつの劇場であり、歴史は作者なき戯曲である」

 

「最高指導者は文民でなくてはならない。軍人が支配する民主共和制など存在しない」
「私が指導者なんかになってはいけないんだ」

 

「さあてね、両手に贈物をかかえたところにナイフを突き出されたら」
「よけようがないからね」

 

「…しかし、もしキャゼルヌの娘とシェーンコップの娘がユリアンをとりあって争うということになると観物だな」

 

「不肖の父親どうし、どうはりあうやら」

 

「私はあいつ(トリューニヒト)のシェークスピア劇風の演説を聞くと」
「心にジンマシンができるんだよ」

 

「イゼルローンに帰るか…」

 

第四章 解放・革命・謀略その他

「鷹と雀では視点がちがう」
「金貨の一枚は、億万長者にとってとるにたりないが、貧乏人には生死にかかわるさ」

 

「いずれ必ず枯れるからといって、種をまかずにいれば草もはえようがない」
「どうせ空腹になるからといって、食事をしないわけにもいかない」

 

第八章 前途遼遠

「何が智将だ」
「私は救いがたい低能だ」

 

「司令長官のお人がらからいって、こうなる可能性は小さくなかったのに」
「それを予測もできなかった」

 

「それでは彼らは自分自身の処刑命令書にサインしたことになる」
「皇帝ラインハルトは彼らの醜行をけっして赦さないだろうよ」

 

「陰謀やテロリズムでは、結局のところ歴史の流れを逆行させることはできない」
「だが、停滞させることはできる」

 

「地球教にせよ、アドリアン・ルビンスキーにせよ」
「そんなことをさせるわけにはいかない」

 

「ユリアン、吾々は軍人だ」
「そして民主共和政体とは、しばしば銃口から生まれる」

 

「軍事力は民主政治を産み落としながら、その功績を誇ることは許されない」

 

「それは不公正なことではない」
「なぜなら民主主義とは力を持った者の自制にこそ真髄があるからだ」

 

「強者の自制を法律と機構によって制度化したのが民主主義なのだ」
「そして軍隊が自制しなければ、誰にも自制の必要などない」

 

「自分たち自身を基本的には否定する政治体制のために戦う」
「その矛盾した構造を、民主主義の軍隊は受容しなくてはならない」

 

「軍隊が政府に要求してよいのは、せいぜい年金と有給休暇をよこせ、というくらいさ」
「つまり労働者としての権利。それ以上はけっして許されない」

 

8巻 乱離篇

第二章 春の嵐

民主共和政治の建前──言論の自由のおかげである。
政治上の建前というものは尊重されるべきであろう。

 

それは権力者の暴走を阻止する最大の武器であり、弱者の甲冑であるのだから。

 

「皇帝ラインハルトは、私と戦うことを欲しているらしいよ」
「その期待を裏切るような所業をしたら、彼は私を永久に赦さないだろうな」

 

「運命というならまだしも、宿命というのは、じつに嫌なことばだね」
「二重の意味で人間を侮辱している」

 

ひとつには、状況を分析する思考を停止させ」
「もうひとつには、人間の自由意志を価値の低いものとみなしてしまう」

 

「宿命の対決なんてないんだよ、ユリアン」
「どんな状況のなかにあっても結局は当人が選択したことだ」

 

「半数が味方になってくれたら大したものさ」

 

「いや、お前はべつに未熟じゃないよ」
「いわばまあ半熟だな」

 

「キャゼルヌ中将がなげいていたよ」
「おれには息子と酒を飲みかわす楽しみがない、とね」

 

「善良な後輩を長い間いびってきた応報だろうさ、いい気味だ」

 

「おとなになるということは、自分の酒量をわきまえることさ」

第三章 常勝と不敗と

「帝国軍は不世出の皇帝と多くの名将を擁している彼ら全員にとって」
「イゼルローン回廊はせますぎる」

 

「吾々の活路は、そのせまさにある」
「せいぜい利用させてもらうとしよう」

 

第四章 万華鏡

「いや、べつに大した影響はないだろうね」
「今回はアムリッツァやバーミリオンのときとはちがう」

 

「私が根性悪く穴にひそんでいるものだから」
「皇帝といえども戦場をほしいままに設定するわけにいかないのさ」

 

「さすがに疾風ウォルフだ」
「あの用兵は奇をてらわないが、凡将のよくするところではない」

 

「ああ、その指揮官は鉄壁ミュラーにちがいないよ」
「異名にふさわしく、主君を守ろうとしているのだ」

 

「彼を部下に持ったという一事だけで」
「皇帝ラインハルトの名は後世に伝えられるだろうな」

 

「つまりは、人は人にしたがうのであって」
「理念や制度にしたがうのではないということかな」

 

第五章 魔術師、還らず

「脳細胞がミルク粥になってて、考えごとどころじゃない」
「とにかく、すこし寝ませてくれ」

 

「最初は皇帝をイゼルローン回廊に引きずりこむ」
「つぎに会談のテーブルに引きずりだす」

 

「事態をうまく運ぶために、皇帝の両足に銀のスケートでもはかせたいところだな」

 

「作戦をたてるだけでは勝てない」
「それを完全に実行する能力が艦隊になくては、どうしようもない」

 

「ここで会談の申しいれを拒否して」
「短時日のうちに再戦することになっては自殺行為だよ」

 

「フレデリカ、ちょっと宇宙一の美男子に会ってくるよ、二週間ぐらいで還ってくる」

 

「ごめん、フレデリカ」
「ごめん、ユリアン」
「ごめん、みんな…」

 

第六章 祭りの後

「生きるということは、他人の死を見ることだ」

 

「戦争やテロリズムは何よりも」
「いい人間を無益に死なせるからこそ否定されねばならない」

 

「きらいな奴に好かれようとは思わない」
「理解したくない人に理解される必要もない」

 

第九章 八月の新政府

「戦略は正しいから勝つのだが、戦術は勝つから正しいのだ」

 

「だから、まっとうな頭脳を持った軍人なら」
「戦術的勝利によって戦略的劣勢を挽回しようとは思わない」

 

「いや、正確には、そういった要素を計算に入れて戦争を始めたりはしないだろうよ」

 

「戦術は戦略に従属し、戦略は政治に、政治は経済に従属するというわけさ」

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
アマゾンリンク
銀河英雄伝説 1巻 [Blu-ray]
銀河英雄伝説 全15巻セット (ノベル)
コミックシーモアリンク
国内最大級の漫画・電子書籍ストア【コミックシーモア】※商品リンク有り※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※

 

→銀河英雄伝説(ヤン、4期)
→銀河英雄伝説のインデックス