「北斗の拳2(2期) 修羅の国編」の名言・台詞まとめ

アニメ「北斗の拳2(2期) 修羅の国編」の名言・台詞をまとめていきます。

 

北斗の拳2 修羅の国編

→北斗の拳2(天帝編、110話)

123話

「あの…あの死の海の向こうには…」
「修羅の国」
「その国を治めるのは強者の掟のみ」(リハク)

 

「そしてそこには、我等が北斗・南斗・元斗の源流ともなった」
「4000年の歴史を持つ拳法があると聞く」(リハク)

 

「男子の生存率は1%」
「15歳までに100回の死闘を繰り返し、勝ち残った者にしか生きる資格を許さぬ」
「恐るべき国じゃ」(リハク)

 

「この海を渡り生きて帰った者は1人もおらぬ」
「だが、いかなる地獄があろうとも、俺はこの海を渡る」(ファルコ)

 

「タイガは元斗の将軍」
「全ては元斗の継承者であるこの俺の手で、始末をつけねばならぬ」(ファルコ)

 

「ケンシロウ。リンはこのファルコが、命を懸けて連れ帰る」(ファルコ)

 

「お前達のおかげで、俺の船は使い物にならん」
「この船をもらうとしよう」
「この海を越えた陸まで運んでもらおうか」(ケンシロウ)

 

「(なんのため?) 失ってはならぬもののために」(ケンシロウ)

 

「赤鯱、あんたの息子の名は?」
「そのつもりで俺をここまで運んだのだろう」
「万が一の期待を込めて…」(ケンシロウ)

 

「会ったら伝えよう、あんたのことを」(ケンシロウ)

 

「ケ…ケンシロウ」
「不覚であった」(ファルコ)

 

「この国は、俺の想像を遥かに超えて強大だった」
「このファルコの力を持ってしても通じぬ…」(ファルコ)

 

「これは…俺との戦いの傷」
「お前はこの体のまま海を渡ったのか…」(ケンシロウ)

 

「ああ、それが我が使命」
「戦わねばならぬ敵がいる、救わねばならぬ人間がいる」(ファルコ)

 

「ならば、この肉体は動かずとも魂は這ってでも前へ進む」(ファルコ)

 

「ケンシロウ、俺もまた拳士」
「そして元斗皇拳の継承者よ」(ファルコ)

 

「俺はまだ戦う」
「最後の一片の肉、一滴の血になるまで」(ファルコ)

 

124話

「心配するな、ルイ」
「リンはいつも試練に耐えてきた」(バット)

 

「必ずケンが、ファルコが助けてくれる」(バット)

 

「やはりな」
「ファルコの足が折れねば、貴様は勝てなかった」(ケンシロウ)

 

「来るがいい、その意味を教えてやる」(ケンシロウ)

 

「ケンよ。北斗神拳には、一瞬の生を呼び覚ます”刹活孔”があると聞く」
「この海を渡る時、死は既に覚悟していた」(ファルコ)

 

「このままでも俺はじきに死ぬ」
「ならば誇りと共に死を」(ファルコ)

 

「だが生は一瞬、それでもいいのか?」(ケンシロウ)
「俺は拳士、元斗皇拳の継承者」
「あえて誇り高き死を選ぼう」(ファルコ)

 

「お前の魂、しかと受け取った」(ケンシロウ)

 

「俺はここで負けるわけにはいかぬ」
「我が元斗皇拳の誇りのために」(ファルコ)

 

「我が元斗皇拳の誇りを汚す者には、死こそふさわしい」(ファルコ)

 

「ケンシロウ、見届けよ」
「これが俺の最後の秘奥義・黄光刹斬」(ファルコ)

 

「この国では死は消滅ではない」
「勝利者の血の一部となってよみがえるのだ」(カイゼル)

 

「う…美しい夕日だ」
「この夕日が沈む頃、元斗皇拳は俺と共に潰える」(ファルコ)

 

「無念だ…」(ファルコ)

 

「ミュウが、俺の子を…」
「頼んだぞ、我が魂をミュウのもとへ」(ファルコ)

 

「ファルコ…お前の心は受け取った」
「リンは必ず助け出す」(ケンシロウ)

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125話

「だからおめえじゃ役不足だって言ったんだよ」(シャチ)

 

「”琉”とは輝く玉」
「すなわち北斗琉拳とは、あらゆる拳法の中で唯一輝く拳」
「最強無比の拳法なのだ」(シャチ)

 

「ケンシロウという男、あいつは強い」
「これから多くの修羅を倒すだろう」(シャチ)

 

「奴の出現でこの国は大きく揺れる」
「だが…奴は血を巻き上げる赤いハリケーン」
「いずれ修羅共と共に消え去る」(シャチ)

 

「そしてこの俺の、もう1つの北斗が輝く」(シャチ)

 

「俺の名は初めから決まっている」
「シャチだ」(シャチ)

 

「それと、もう1つ望むものがある」
「俺の正体を見た貴様の首だ」(シャチ)

 

「修羅の後ろに道はない」
「愚か者が」(カイゼル)

 

「味わう?」
「食い尽くしてやるわ、貴様の存在ごと」(シャチ)

 

「俺の狙いはこの女を追ってくる男だ」(シャチ)

 

「この国の人間には分かるまい」
「男は、己のためのみに生きるにあらず!」(シャチ)

 

「だが、お前達が死ぬことに変わりはない」(ケンシロウ)

 

「シャチ…北斗琉拳…北斗がもう1つあるというのか」
「北斗琉拳とはいったい…」(ケンシロウ)

 

126話

「もし、お友達や好きな人が死んだら悲しいでしょ?」
「その気持ちは、誰が教えたものでもないわ」
「生まれた時から誰もが知っている、決して消すことは出来ない心なのよ」(レイア)

 

「たとえどんなに人殺しや裏切りがあっても、人が最後に安らげる場所」
「それが”愛”なのよ」(レイア)

 

「確かに群将だけのことはあるようだな」
「我が北斗琉拳も、ちょうど雑魚の修羅は食い飽きていたわ」(シャチ)

 

「それがどういうことか分かるか?」
「貴様の動きは既に見切ったということだ」(シャチ)

 

「殺してもおらぬのに、勝利を確信したがお前の油断よ」
「油断すれば不意の攻めに無防備な受けの構えに転じ、隙を作る」(シャチ)

 

「(狙うは)それ以上、神こそ我がしもべよ」(シャチ)

 

「北斗琉拳は神にさえ挑む拳」
「全ての伝承者がその血の一滴に至るまで、野望という名の色に染まってしまう」(レイア)

 

「北斗を名乗るもう1つの拳」
「やはりこの俺を引き寄せたか」(ケンシロウ)

 

「野心はないのか?」
「だったら生きていても仕方があるまい」(ハン)

 

「もう葬っている」(ハン)

 

「俺の拳は疾風」
「その速さにこの拳の影すら見た者はおらん」(ハン)

 

「やはり、あなたはこの国の男ではないわ」
「この国の男達は、そんな悲しい目はしません」(リン)

 

「わざわざそんなことをしなくとも、ケンは来ます」
「ハンという羅将が、倒すべき男であるならば」(リン)

 

「こいつには恐怖がないのか」
「分からぬ」
「あの男ケンシロウへの深き信頼か…さもなくば愛か」(シャチ)

 

「レイア…今これを捨てることはない」(ケンシロウ)

 

「待つがいい、愛する心を忘れぬために」(ケンシロウ)

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127話

「親父…俺はやっぱり、レイアを捨てられない」(シャチ)

 

「俺はこの国にとどまった、勝つことが全ての修羅の国に」
「ならば俺は、戦いの鬼とならねばならぬ」
「神をも食らう鬼に」(シャチ)

 

「誰の差し金かは知らぬが、この程度の毒で俺は倒せん」
「お前は一生捕らわれ人、逃れることは出来ぬ」(ハン)

 

「秘孔”頭しょう”を突いた」
「お前が語らずとも、お前の体がハンの居城を示す」(ケンシロウ)

 

「さすが羅将ハン、やはり見えぬわ」
「これがなければ命はなかった」(シャチ)

 

「やはり貴様の拳を見切るには捨て駒が必要だな」
「貴様にこの女をくれてやるわ」(シャチ)

 

「この女がいずれ貴様に死を呼ぶことになろう」
「それまでせいぜいかわいがってやるがいい」(シャチ)

 

「もうすぐあなたが倒されるということでしょう」(リン)

 

「そうか、無敵不敗の北斗琉拳」
「このハンが倒されるというのか」(ハン)

 

「しかし嘘とは言っても興味深い女よ」
「貴様のような鋭い目をした女は初めて見たわ」(ハン)

 

「その女の言葉に嘘はない」(ケンシロウ)

 

「チェックだ」
「お前には命を投げるしか他に手はない」(ケンシロウ)

 

「リン、迎えに来たぞ」(ケンシロウ)

 

「この俺を倒さねばこの女は渡せぬ」(ハン)

 

「”なぜ”か…貴様が強い男だからだ」(ハン)

 

「何、北斗神拳?」
「同じ北斗の名を持つ拳、知らぬはずはあるまい」(ハン)

 

「よかろう、久しぶりに退屈から解放されそうだわ」(ハン)

 

「来い。せめて敬意を表して、天のもとで眠らせてやるわ」(ハン)

 

「雪か…この国では白い雪も、すぐ血の色に変わる」
「この俺が変わったように」(シャチ)

 

「雪か…貴様の血を誘っておるわ」(ハン)

 

「少しは骨のある奴だと思ったが、やはりお前も俺の敵ではない」
「少しも退屈から解放してくれん」(ハン)

 

「お前の間合いは俺の間合いでもある」
「貴様も俺の拳が見えぬらしいな」(ケンシロウ)

 

「嬉しくて肌が泡立つわ」
「この世に命のやり取りほど面白いゲームはない」(ハン)

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128話

「見える、見えるぞ」
「血しぶきが尾を引き、ハンの拳が手に取るように見える」(シャチ)

 

「今まで影すら見切れなかったハンの拳、見切ったわ!」(シャチ)

 

「これで奴の役目も終わった」
「後は死んでも構わぬ」(シャチ)

 

「お前には分かるまい」
「この国に生きるということが…」
「この修羅の国を支配する掟の本当の恐ろしさが…」(シャチ)

 

「(救世主?) 待てぬ」
「見ろ、戦いを捨てた結果を」(シャチ)

 

「弱い者はこの国では待つことも出来ぬ」
「俺は強大な拳が欲しいんだ」(シャチ)

 

「(覚悟?) 修羅を殺した俺だ」
「もはや後戻りは出来ん!」(シャチ)

 

「鬼となり、修羅と戦ってやる」(シャチ)

 

「レイア、お前の愛するシャチはさっき死んだ」
「今より俺は、修羅をも超える」
「そして悪鬼の道を歩む」(シャチ)

 

「俺は悟った、この国で生きるには力がなくてはならぬ」
「強くならぬばならぬ、勝たねばならぬのだ」(シャチ)

 

「老師ジュウケイより北斗琉拳を学び、野望は育った」(シャチ)

 

「俺は修羅を食らう」
「羅将共に代わり、この国を制圧するのだ」(シャチ)

 

「救世主など待てぬわ」(シャチ)

 

「(救世主は) 魔人よ、世紀末覇者だ」
「その名は…ラオウ」(シャチ)

 

「ケンは…ケンは、そのラオウを倒した男です」(リン)

 

「やるな。この俺に拳を当てたのは貴様が初めてだ」(ハン)

 

「赤鯱よ、俺にはまだやらねばならぬことがある」
「この土地で、2人の男を倒さねばならぬのだ」
「2人の弟を」(ラオウ)

 

「その2人を倒さずして、かの国には行けぬ!」(ラオウ)

 

「見よ、まだ俺の力を知らぬバカ共がいる」
「この国をまず制し、2人の弟を倒さねば、修羅の国には行けぬ」(ラオウ)

 

「いつの日か俺はこの海を渡る」
「そして、修羅の国をもこの手に握ろう」(ラオウ)

129話

「この国は北斗神拳のふるさと、そしてラオウのふるさとなのじゃ」
「人はいつかふるさとを目指すものよ」(ジュウケイ)

 

「久しぶりだ、これほどの腕を持つ男と戦えるとは」
「嬉しくて胸が高鳴るわ」(ハン)

 

「強くなったものよ」
「あの時ラオウに抱かれて、この国より船で出た乳飲み子が」(ハン)

 

「お前は北斗琉拳継承者ジュウケイによって」
「この国から送り出された3人の子の1人だ」(ハン)

 

「全てが無から始まる時、時代を握るのは拳の力」
「いつの日か、このふるさとへ帰れ」(ジュウケイ)

 

「見たか、無敵不敗の北斗琉拳を」
「戦いの勝者こそ全て、これが修羅の国の非情の掟よ」(ハン)

 

「貴様とは実戦の鍛え方が違うわ」
「戦いながら徐々に足の自由を奪っていったのよ」(ハン)

 

「貴様が俺の足を封じたように、俺は貴様の目の神経を封じていたのだ」(ケンシロウ)

 

「終わりだ、ハン」
「修羅の国を蝕む非情の掟、自らの体で受け止めよ」(ケンシロウ)

 

「俺の完敗だ…さすがラオウを倒した男」
「だがお前ではヒョウを倒せん」(ハン)

 

「ラオウでなければ倒せん」
「たとえお前がラオウより強くてもな」(ハン)

 

「これより先、お前には地獄よりつらい道が続く」
「帰れ…帰らねば貴様はその宿命に身も心も砕け散ろう」(ハン)

 

「なんだ? この血のたぎりは」
「ラオウと戦ったあの時のように、この国に血の宿命を感じる」
「なぜだ?」(ケンシロウ)

 

「俺は行かねばならぬ」(ケンシロウ)

 

「(リン) 帰れ。帰って、愛する男のために子を産み育てるのだ」(ケンシロウ)

 

「俺は帰らないぜ」
「俺は親父を捨てた」(シャチ)

 

「すでに修羅の地獄は揺れ始めた」
「俺はこの国で野望と共に生きる」(シャチ)

 

「だったら、ケン」
「私はこの国に残ります」(リン)

 

「一生に一度のわがままかもしれない」
「でも、たとえ許されなくても…私はケンについていく」(リン)

130話

「村人達の悲しみ、貴様には分かるまい」(ケンシロウ)

 

「修羅の掟にたわ言は要らぬはず」
「汚れなき人々を殺した罪、地獄で悔いよ」(ケンシロウ)

 

「ラオウ…もはや俺に、帰る道はない」(ケンシロウ)

 

131話

「強い者が弱い者を虐げ、反抗すれば殺す」
「これがこの国の悲しき現実だ」(シャチ)

 

「不思議な女よ」
「お前といると俺まで不思議になってしまうぜ」(シャチ)

 

「暗く長い夜が続くのね」(リン)

 

「旅の人…彼等の冥福を祈ってやってくれ」(ロック)

 

「俺達は名もない雑草」
「いつか花咲く時を待っていた」(ロック)

 

「なんのために…なんのために俺は待ち続けてきたんだ」
「ラオウ様と共に戦う日だけを信じ、今日まで腕を磨いてきたのに」(ロック)

 

「ラオウ伝説は、俺が引き継ぐ」(ロック)

 

「化け物が相手じゃ、大変だな」(ケンシロウ)

 

「もう、料理は終わった」(ケンシロウ)

 

「ハン…安らかに眠れ」
「お前の仇は俺が討つ」(ヒョウ)

 

「我が敵はケンシロウ」(ヒョウ)

 

132話

「俺を倒そうという人間には、この拳で応えるのみ」
「だが、お前をやる気はない」(ケンシロウ)

 

「お前の目に宿っているのは、殺気ではなく悲しみ」(ケンシロウ)

 

「命を大切にしろ、ロック」
「お前が死んだら、村人達はどうなる?」
「土に染み込んだ母の血は?」(ケンシロウ)

 

「この国の新しい希望が、やっと俺にも見えてきたようだ」
「ラオウ伝説を継ぐのは俺じゃない、ケンシロウさんだ」(ロック)

133話

「ハン…共に闘い道を極めた同門の兄弟よ」
「その恨み、ケンシロウの血をもって拭おう」
「この俺の北斗琉拳で」(ヒョウ)

 

「流派の無念は俺がそそぐ!」(ヒョウ)

 

「勝てぬ」
「恐らくケンシロウとヒョウの腕は互角、だがケンシロウはヒョウに勝てぬ」
「絶対にヒョウを倒せぬのだ」(ジュウケイ)

 

「ヒョウは…ケンシロウと血を分けた実の兄弟」(ジュウケイ)

 

「あまりにも優しすぎる男、ヒョウ」(ジュウケイ)

 

「だがその優しさが、命取りになる時代」
「そう思ったわしは、あろうことかヒョウの記憶を…」
「この手でヒョウの記憶を奪ってしまったのだ」(ジュウケイ)

 

「勝てぬ…ケンシロウに実の兄は倒せぬ」
「このジュウケイ、一生の不覚じゃった」(ジュウケイ)

 

「義に殉ずるか」
「せめて奥義でほふってやろう」(ヒョウ)

 

「(追う?) 無用だ。あの男の命、長くはない」
「仲間の死を背負っていくのだ、行かせてやれ」(ヒョウ)

 

134話

「挨拶はよい」
「今日はお前の命をもらいにきた」(ジュウケイ)

 

「奴の名はカイオウ、第1の羅将だ」
「カイオウの影は人にあらず、魔人の影と共に現れる」(シャチ)

 

「天帝の子リンとはその女のことか?」
「確かに、この世の全てを背負う宿命の瞳をしている」(カイオウ)

 

「よかろう。その宿命、俺が引き受けよう」(カイオウ)

 

「見よ、この俺の憤りを」
「俺の中の魔の闘気が耐えきれぬほどうずいている」
「それは、あの男ケンシロウが現れたからだ」(カイオウ)

 

「この国4000年の歴史には、ラオウ以前にも救世主伝説があった」
「かつてこの国が滅亡の危機に見舞われた時には」
「必ず恐るべき救世主が現れたという」(カイオウ)

 

「その力は一瞬にして鬼共を焼き尽くし、その様はまさに神のみがなせる奇跡以外にはなく」
「人々はその男を神と崇めた」(カイオウ)

 

「その男達こそ、まさに北斗神拳の継承者だった」(カイオウ)

 

「だが同じ力を持ちながら北斗琉拳はその歴史から抹殺されてきた」
「2000年の長きに渡り、魔道の拳として虐げられてきたのだ」(カイオウ)

 

「しかし、その屈辱の歴史も我が代で変わる」
「北斗神拳救世主伝説は終わるのだ」
「この北斗琉拳のカイオウこそ、新世紀の創造主となるのだ」(カイオウ)

 

「リン、天帝の子よ」
「北斗神拳の死を見届けよ」(カイオウ)

 

「”死を越えてこそ拳士”」
「それはあなた自身の教え、受けて立ちましょう」(ヒョウ)

 

「その”死葬武衣”を見せられては、手を抜くわけにはいきませぬ」
「どこからでもどうぞ」(ヒョウ)

 

「あなたは年を取りすぎたようだ」
「ではこちらから参ります」(ヒョウ)

 

「撃つべきはお前が帯びた偽りの仮面よ」(ジュウケイ)

 

「体の中に呪文を埋めておいた」
「再び記憶を呼び戻す日のために」(ジュウケイ)

 

「ラオウ亡き今、カイオウを倒す唯一の道」
「真の北斗を呼び覚ます封印を解く鍵よ」(ジュウケイ)

 

「鎧に仕掛けをする前に、気配を消す訓練をするべきだな」(ケンシロウ)

135話

「だが拳の優劣ではない」
「拳の業深きゆえに、北斗琉拳は存在してはならぬ拳なのだ」(ジュウケイ)

 

「北斗琉拳・究極を極めた時、愛する者の命まで奪おうとは…」
「業深き拳よ!」(ジュウケイ)

 

「カイオウには、得体の知れない何かが取り憑いている」
「私には見える。恐ろしい…恐ろしい何かが」(リン)

 

「俺の魔闘気が血を求めて、もう我慢できぬほどに怒っておる」
「それも北斗神拳の血が欲しいとな」(カイオウ)

 

「お前達2人は、北斗を継承してきた北斗宗家の血を引く男達なのだ」
「その北斗の拳こそ、神拳と琉拳の源流の拳」(ジュウケイ)

 

「そして北斗宗家2000年の歴史の中で、もっとも拳の天分に恵まれた者が生まれた」
「それがまさにケンシロウだ」(ジュウケイ)

 

「ラオウ亡き今、カイオウを倒せるのは北斗宗家に伝わる秘拳のみ」
「そして、その秘拳を呼び覚ますものの在りかは…」(ジュウケイ)

 

「ヒョウ、それはお前にのみ継承されておるのだ」(ジュウケイ)

 

「お前は何も知る必要はない」
「ただ”死”あるのみ」(カイオウ)

 

「このカイオウこそ、北斗琉拳こそが新世紀の創造主となるのだ」(カイオウ)

 

136話

「もろい、もろすぎる」
「こんな男に倒されたとあっては、ラオウもさぞや無念であったろう」(カイオウ)

 

「ほう、これが北斗神拳”無想転生”か」
「さすがだ、ケンシロウ」
「究極奥義なしでは、このカイオウは倒せぬと踏んだか」(カイオウ)

 

「誰にも俺の実態は捉えられぬ」
「無より転じて生を拾う」
「それが、北斗神拳・究極奥義”無想転生”」(ケンシロウ)

 

「ならばその”無”を破壊してくれよう」(カイオウ)

 

「”無”なくして実体を捕まんとすれば、”気”寄るところにあり」
「貴様は自分の闘気を抑えられぬのか」(カイオウ)

 

「あれが魔人カイオウの拳…恐るべき拳よ」
「だがどちらが勝つにせよ、これでこの国は変わる」(シャチ)

 

「なんという手応えのなさよ」
「これが北斗神拳・継承者とは」(カイオウ)

 

「愚かにも、この国の者共はラオウ伝説を信じ、北斗神拳の救世主を待ち続ける」
「だがこのカイオウある限り救世主など現れぬ」(カイオウ)

 

「北斗琉拳は負けぬ」(カイオウ)

 

「ほう、よく起きたな」
「しかし、俺を倒すことは出来ぬ」(カイオウ)

 

「万が一でも俺を倒せるのは、北斗の封印を解いた時のみ」(カイオウ)

 

「解けぬ、解かせぬ」
「あれは封じ込まれた災いなのだ」(カイオウ)

 

「優しすぎる男よ」
「その失われし記憶に封じられている北斗宗家の秘拳を思い出させるために」(ジュウケイ)

 

「ヒョウ。お前は秘拳の在りかを言うより、死を選ぶというのか」(ジュウケイ)

 

「あ…あの拳は、ケンシロウのためにある拳です」
「あ…あれは弟、ケンシロウのための拳」
「ケ…ケンシロウが帰ってくるまで誰にも」(ヒョウ、子供時代)

 

「そ…それが、別れた弟のために出来るたった1つのこと」
「だから…だから、言えない」(ヒョウ、子供時代)

 

「おのれ、ジュウケイ」
「北斗琉拳への裏切り、師といえども許せぬ」(ヒョウ)

 

「これでよいのだ…」
「今こそこの老いさらばえた身を捨て、過ちを償う時がきた」(ジュウケイ)

 

「よみがえれ記憶よ!」
「優しい心と共に、”ジ・ザイ”」(ジュウケイ)

 

「(子供の)俺が泣いている」
「この手の温もりは…どこかで?」
「これは! ああ…」(ヒョウ)

 

「許せよ、ヒョウ。この国を救うためとはいえ」
「お前から愛すら奪い去り、地獄の底へ導いたことを」(ジュウケイ)

 

「この命捨てるは、わしに出来るせめてもの償いじゃ」(ジュウケイ)

 

「北斗神拳に絶望はない」(ケンシロウ)

 

「まだ気がつかんのか?」
「闘気を操るにおいては、北斗神拳は北斗琉拳の足元にも及ばぬことを」(カイオウ)

 

「我が魔闘気は、貴様の拳が俺に届く前に、全ての闘気を吸収してしまう」
「北斗神拳など敵ではない」
「その血一滴といえども、この世に残さぬ」(カイオウ)

 

「この修羅の国こそ北斗琉拳の理想郷、強き者だけが生き残る」
「北斗神拳など、この世に残る価値はない」(カイオウ)

 

「ジュウケイよ、たわ言はやめろ」
「北斗琉拳が栄えるのを、あの世で見るがいいわ」(ヒョウ)

 

「お…遅かった、手遅れだった、全ては終わった」
「ほ…北斗の秘拳なくしては、ケンシロウはカイオウに勝てぬ」(ジュウケイ)

 

「ケンシロウは敗れ去り、時代は大きくゆがもう」
「己の過ちを、ついにこの命でも償いきれなかった」(ジュウケイ)

 

「ゆ…許せ、この大バカ者を」(ジュウケイ)

 

「処刑は日没の後。天に北斗七星輝く時」(カイオウ)

 

「北斗神拳抹殺の時は来た」
「我が北斗琉拳こそ最強の拳」(カイオウ)

 

「魔道の拳とされてきた北斗琉拳が、今、北斗神拳を超えた」(カイオウ)

 

「天帝の子、リン」
「お前は俺の子を産むのだ、このカイオウの子を」(カイオウ)

 

「その日より、北斗琉拳の新創造主伝説が始まる」(カイオウ)

 

137話

「俺は戻ってきたぜ!」
「おめえらをやっつけるためによ」(赤鯱)

 

「一度で倒せるチャンスを狙っていたのよ」(赤鯱)

 

「待て、深追いはするな」
「修羅の奴等は侮れねえ、昔の二の舞はゴメンだぜ」(赤鯱)

 

「100人の部下と息子を失った、昔の二の舞はな」(赤鯱)

 

「泣け! わめけ! 北斗の星共よ」
「今こそ北斗神拳の歴史は終焉する」(カイオウ)

 

「そして、北斗琉拳がこの世の最強拳として君臨する」(カイオウ)

 

「(なぜ?) 気まぐれさ」(シャチ)

 

「修羅を食らう鬼、羅刹と言われたこの俺だ」
「簡単には負けねえぞ」(シャチ)

 

「なかなかの悪ぶりだ、かわいいぞシャチ」
「だが、貴様では俺の鎧に傷1つ付けることも叶わぬ」(カイオウ)

 

「歯が立たない、なんて奴だ」(シャチ)

 

「魔界の入り口をうろついていたような拳が」
「このカイオウに通用すると思うか?」(カイオウ)

 

「貴様は真の悪にはなりきれぬ」
「ゆえに魔闘気を身につけることは叶わぬ」(カイオウ)

 

「このカイオウに刃を向けた者は何人も許さぬ」
「死ぬがよい!」(カイオウ)

 

「個体は砕けても液体は砕けぬ」
「これが海に生きる男の知恵よ」(赤鯱)

 

「俺は海賊・赤鯱様よ」
「狙った獲物は逃さねえぜ!」(赤鯱)

 

「あんたのおかげで息子と会えた」
「今度は俺があんたを助ける番だ」(赤鯱)

 

「赤鯱め…俺は魔人、誰1人として生かして帰さぬ」(カイオウ)

 

「シャチよ、大きくなったな。やっと会えたぜ」
「それもこれだけ強くたくましくなった息子に」(赤鯱)

 

「聞かせてくれ、お前がこの国でどう生きてきたのかを…」(赤鯱)

 

「親父、俺の心を…本当の心を聞いてくれ」(シャチ)

 

「強い者が全て、それがこの国の非情な掟」
「修羅を恐れ、羅将を恐れた人々は、ひそかにラオウ伝説を信じ」
「救世主が現れるのを待った」(シャチ)

 

「しかし俺は待てなかった」
「老師ジュウケイより禁断の秘拳・北斗琉拳を学び、そして俺は始めたのだ」
「たった1人の反乱を」(シャチ)

 

「天空に北斗七星輝く時、貴様らの命は消える」
「俺は修羅を食らう鬼・羅刹!」(シャチ)

 

「俺の戦いは始まった」
「この手で、1人でも多くの修羅を倒す」
「もはや戻る道はない」(シャチ)

 

「いいのだ、これでいい」
「これで俺が死んでも、野望に憑かれた男が1匹くたばっただけ」
「レイアの心に傷は残るまい」(シャチ)

 

「俺は、この国を少しでも変えたかった」
「レイアの住む、この国を」(シャチ)

 

「分かってたぜ、シャチよ」
「俺はお前の親父だ」
「お前のツラを見た時、すぐ分かったぜ」(赤鯱)

 

「もし腐った目をしてたら、たとえ息子でも助けやしなかった」(赤鯱)

 

「お前の戦いをやり遂げろ、ケンシロウと共に戦うのだ」(赤鯱)

 

「泣くな、シャチ」
「鯱は海の虎、そしてお前はこの赤鯱の子」
「お前のために死ねるんだ、嬉しいぜ」(赤鯱)

 

「それによお…親より先に子が死んじゃ親不孝ってもんよ」(赤鯱)

 

「ほら、100人の霊が…俺の部下が迎えに来た」
「あの世でも、海賊になってひと暴れするか」(赤鯱)

 

「いいもんだ」
「わ…我が子に抱かれるってのは」(赤鯱)

 

138話

「ケンシロウは必ずよみがえる…俺は信じる」(シャチ)

 

「見ろよ、親父。親父の帰る海は穏やかだぜ」(シャチ)

 

「(船長?) 断る」
「俺は親父に誓ったんだ。あの人を守り、共に戦うことを」(シャチ)

 

「ケンシロウを守るのが、俺の務めだ」(シャチ)

 

「いや、全てはこれからさ」
「俺はケンシロウと共に、この国を変える」(シャチ)

 

「誰1人血を流さずに生きていける、そんな国を作りたい。そう心に誓った」
「レイア、お前のためにもな」(シャチ)

 

「見ていてくれ」
「お前がいつも言っていた、愛に満ちたそんな国を作ってみせる」(シャチ)

 

「行って…私のことは気にしなくていいから行って」(レイア)

 

「傷ついたケンシロウさんがいる上に、女の私がついていったのでは」
「あなたの足手まといになるだけです」(レイア)

 

「私1人なら、自分でこの身は守ります」(レイア)

 

「永久(とわ)の別れじゃないのよ、シャチ」
「また会う日まで、そのペンダントを私だと思って」
「その日まで…その日まで、決して死なないで!」(レイア)

 

「命を捨て俺を守った親父、みんなの死」
「そしてこのレイアの気持ち、決して無駄にはしない」(シャチ)

 

「仁義信とはこの魔人カイオウがもっとも嫌うもの」
「このカイオウの時代にそんなものは要らぬのだ!」(カイオウ)

 

「こ…殺させぬ、命に懸けて」(シャチ)

 

「こ…この幻影はなんなのだ?」
「我が魔闘気が臆したというのか」(カイオウ)

 

「北斗神拳の真髄は、極限の怒りと悲しみと聞く」
「その真髄が、魔闘気を怯えさせた」(シャチ)

 

「心臓が止まっているというのに、なお魂で戦い続ける男」
「今こそ確信した」
「俺はこの男を待つために、この国にとどまっていたのだと」(シャチ)

 

「あれが、無限の可能性を秘める北斗神拳」
「北斗宗家の真髄か」(カイオウ)

 

「お…恐るべしケンシロウ」
「だ…だからこそ、だからこそ!」
「北斗宗家は、この世に残してはならないのだ」(カイオウ)

 

「ケンシロウ、長い旅が始まったぜ」(シャチ)

 

139話

「あの北斗宗家を絶やさぬ限り、真のカイオウの時代は到来せぬ」
「たとえ神を食らっても、ケンシロウをこの世から葬るのだ」(カイオウ)

 

「どんな命令が出ているのか知りませんが」
「私にはこの場を見過ごすことは出来ません」(サヤカ)

 

「(棺の男?) 全て!」
「たとえこの体が八つ裂きにされようと、守るべき全て!」(シャチ)

 

「あの(棺の)男が俺の記憶の中に…あの男が俺の抱いていた光?」
「まさかあの男が弟ケンシロウ…」(ヒョウ)

 

「俺が兄弟と呼べるのは2人だけ」
「今は亡きハン、北斗琉拳最強継承者カイオウ」(ヒョウ)

 

「そしてケンシロウは、我が北斗琉拳に刃向かう最大の敵」(ヒョウ)

 

140話

「俺はケンシロウを助けるため、この左目を失った」
「だが、後悔していない」
「いや…むしろ俺は、自分自身を誇りに思っている」(シャチ)

 

「親父もそう思うだろ?」
「よくやったと、褒めてくれるかい?」(シャチ)

 

「お前の父・赤鯱の命、この老人の心」
「そしてお前の目が、俺の傷を癒やしてくれた」(ケンシロウ)

 

「ケンシロウ、我等の望みは1つ」
「あんたの望みと同じく、カイオウの命」
「その他にはない」(シャチ)

 

「見届けるがよい、この俺の戦いを」(ケンシロウ)

 

「妹だからこそ兄のために死ぬのは当然」
「許しは請わぬ、感謝もせぬ」
「この世に生きる者全てカイオウのためにあるのだ」(カイオウ)

 

「北斗琉拳のため、このカイオウの新世紀創造のため、犠牲が必要なのだ」(カイオウ)

 

141話

「情熱きゆえに怒りもまた熱い」
「ヒョウよ、お前も魔界に入ってくるがよい」
「そして弟であるケンシロウと闘うのだ」(カイオウ)

 

「滅びよ北斗宗家」
「共に食らい合い、共にこの世から消滅するがいいわ」(カイオウ)

 

「ケンシロウは、北斗宗家の男にして北斗神拳継承者」
「ましてや死の淵から帰ってきた男」(シャチ)

 

「地獄で何かを得てきたはず」
「再びむざむざとカイオウにやられるわけはないわ」(シャチ)

 

「俺は、今まで貴様らを降りかかる火の粉だと思って払ってきた」(ケンシロウ)

 

「だがこれからは違う」
「カイオウに与する者はこの俺が自ら戦い、葬ってやる」(ケンシロウ)

 

「カイオウのもとへ行き、そして伝えるのだ」
「この俺に二度の敗北はない」
「北斗琉拳カイオウは、北斗神拳ケンシロウが葬ると」(ケンシロウ)

 

「ケンシロウ…うぬが命以外、もはや何もいらぬ」(ヒョウ)

 

142話

「カイオウ、聞けばこんな小舟で海を渡るとか」
「この者共、二度とこの国に帰れるとは思えませぬ」(ヒョウ)

 

「十中八九、海の藻屑と消えましょう」
「ここは行かせるのも将としての器量かと」
「どうか…これ以上は」(ヒョウ)

 

「(俺を)知っているなら早く決めろ、戦うのか去るのか」
「俺は先を急ぐ」(ケンシロウ)

 

「この国はカイオウの国、カイオウの命に従わぬ者には死」
「例外はないぞ」(ヒョウ)

 

「涙とは笑止笑止」
「悲しんで闘う男がどこにいる」(ヒョウ)

 

「このヒョウの体、どこをえぐっても涙など1滴も見つからぬわ」(ヒョウ)

 

「たとえ兄でも…否」
「兄ならばこそなお! 我が拳で倒す!」(ケンシロウ)

 

143話

「カイオウに与し、修羅の地を支配するヒョウ」
「実の兄だからこそ、この俺が倒さねばならぬ」
「それが北斗神拳継承者のさだめ」(ケンシロウ)

 

「北斗琉拳を継承しながら北斗神拳の影に隠れ」
「世に出ることもなくこの地に果てていった男達よ」(ヒョウ)

 

「あなた達の怨念、北斗神拳への恨みが、妖気となって羅聖殿を押し包んでいる」
「ケンシロウの最後を飾る場所は、この羅聖殿をおいて他にない」(ヒョウ)

 

「ケンシロウ。北斗の長き怨念、この場で晴らしてくれる」
「北斗神拳の時代はここで終わる」(ヒョウ)

 

「そして俺とカイオウの北斗琉拳の時代が始まるのだ」(ヒョウ)

 

「この俺がいる限り、貴様も、そしてカイオウにも明日はない!」(ケンシロウ)

 

「俺はもっとも敬愛し、兄とも呼んだラオウすらこの手で葬った」
「たとえ実の兄でも…」(ケンシロウ)

 

「この男に遠い昔、出会ったような気がする」
「いつだ、思い出せぬ」(ヒョウ)

 

「お待ちしておりました、ケンシロウ様」
「私は黒夜叉」
「ケンシロウ様の永久(とわ)の従者として、生まれし時より遣わされた者」(黒夜叉)

 

「お前の拳は見切った」
「もはや北斗琉拳は敵ではない」(ケンシロウ)

 

「お前の命と引き換えに、その意味教えよう」(ケンシロウ)

 

「ヒョウ、魔人墜つる時が来た」(ケンシロウ)

 

144話

「さすが北斗神拳だな」
「だが貴様はやっと俺と同じ土俵に立てたに過ぎぬ」(ヒョウ)

 

「無駄口を叩けるようでは、少し突きが浅かったかな」(ケンシロウ)

 

「北斗神拳は一度戦った相手の拳法を、全て自らの体の中に覚えてしまいます」
「あなたと戦ったケンは、もう北斗琉拳には負けません」(リン)

 

「お前は重要なことを忘れておる」
「ヒョウも北斗宗家の一族、無限の可能性を秘めた北斗宗家のな」
「故に俺はこの闘いを仕組んだ」(カイオウ)

 

「いざとなれば、必ずやヒョウも目覚めよう」
「そしてその後は、北斗宗家同士の壮絶な闘い」(カイオウ)

 

「2人の優劣はつかぬ」
「後に残るのは、相打ちとなった2人の骸(むくろ)よ」
「あの2人で北斗宗家は途絶える」(カイオウ)

 

「魔闘気が引いてゆく」
「奴等の…北斗宗家一族の滅亡の時は近い」(カイオウ)

 

「もはや、この顔を仮面で覆う必要もあるまい」(カイオウ)

 

「情などというものを持ったがために」
「ケンシロウの北斗神拳ごときに敗れた弱者ラオウは」
「このカイオウの恥ずべき弟」(カイオウ)

 

「あなたはラオウには勝てない」
「闘っていれば、必ず敗れたはず」(リン)

 

「たとえ愚か者と言われても、最後に勝つのは愛に生きる者です」(リン)

 

「愚か者は勝者になれぬ」
「最後の勝者になるのは…底知れぬ悪」
「悪こそが勝者となるのだ」(カイオウ)

 

「情に縛られ、愛に死す」
「それがなんになる」
「全ては、己自身を束縛するもの」(カイオウ)

 

「だが、悪には一切の制限はない」
「悪こそ、この世を制覇するのだ」(カイオウ)

 

「秘孔が突けぬなら、その体砕き叩き割る」(ケンシロウ)

 

「これほどの男なら小細工はいらぬ」
「カイオウの命欲しくば、対等に闘える男」
「これほどの男が、なぜサヤカを手にかけたのだ」(ヒョウ)

 

「それにこの男の目、激情に任せて女を殺すような者には見えぬ」
「分からぬ、なぜお前はサヤカを殺したのだ」
「なぜ…なぜなんだ」(ヒョウ)

 

145話

「闘神のオーラが泣いている」(ケンシロウ)

 

「また過去に、俺の意識が飛んでいく…」(ヒョウ)

 

「危なかった。後1センチ前にいたら…」(ケンシロウ)

 

「これが北斗宗家、我が兄の拳か」
「しかし、負けるわけにはいかん」(ケンシロウ)

 

「それ以上、近づかないで!」
「それ以上近づいたら、私は死にます」(リン)

 

「俺の子を産みたくなければ構わぬ…死ね!」(カイオウ)

 

「俺の中に愛や情があれば、この心も少しは痛もう」
「だが、俺にあるのは悪」
「お前が死んでも、俺の心にはわずかな波さえも立たぬわ」(カイオウ)

 

「来い、ケンシロウ」
「命を懸けて、かかってこい」(ヒョウ)

 

「我が兄よ、出来れば魔界より目覚めさせたかった」
「だが今ここに至っては、あえてこの俺の拳で!」
「ヒョウ、お前を倒す」(ケンシロウ)

 

「なんだ? この悲しみをたたえた目は…」(ヒョウ)

 

「卑怯者と蔑まれても構わん」
「俺は愚か者だ」(シャチ)

 

「死をもって詫びよう」
「さらばだ、ケン!」(シャチ)

 

「こ…これでいいのだ、シャチよ」(ヒョウ)

 

「(記憶?) 俺の中で悲しみがはじけた時」(ヒョウ)

 

「ケンシロウの一撃ごとに記憶はよみがえっていった」
「しかし全てが手遅れだった」(ヒョウ)

 

「ならば拳士としてお前と闘い、お前の拳を確かめて死ぬ気だった」(ヒョウ)

 

「俺はつくづく愚かな男だ」
「またカイオウに踊らされていたとは」(ヒョウ)

 

「カイオウは愛を愚かだと笑う」
「だが見よ。その愚かな愛がシャチを動かし、ケンシロウを救った」(ヒョウ)

 

「俺はそんな愛に…」
「そんな愚かなほどの愛に生きたことを、決して後悔はしない」(ヒョウ)

 

「ケ…ケンシロウ」
「俺は、お前が帰ってくるのを待っていた」(ヒョウ)

 

「立派になった、強くなった」
「あの小さかったケンシロウが…」(ヒョウ)

 

「やっと会えた、ケンシロウ」
「待っていたぞ、ケンシロウ」
「我が弟よ」(ヒョウ)

 

146話

「ケン…ケンが無事ならば、私も死んではいけない」(リン)

 

「大丈夫だ、シャチよ」
「お前の一片の情が俺の破孔を外していた」
「致命傷ではない」(ヒョウ)

 

「安心しろ、俺はまだ死なん」
「ケンシロウに伝えられるべき秘拳の封印を解くまでは…」(ヒョウ)

 

「ケンシロウ、お前は強い」
「カイオウと対等に闘い、そして勝てるだろう」(ヒョウ)

 

「だが秘拳を手にすれば北斗宗家の全てを受け継ぎ、真の伝承者として最強の」
「いやそれ以上の存在となるだろう」(ヒョウ)

 

「秘拳を…北斗宗家の秘拳を手にするのだ、ケンシロウ」(ヒョウ)

 

「俺は行く。ケンシロウのために、ヒョウのために」
「そして、この国の未来を案ずるレイアのために」(シャチ)

 

「(そばにいたい?) いいだろう」
「たとえどんなことがあろうとも、お前の命はこの俺が守る」(シャチ)

 

「たかが小虫にこれほどの怒りを覚えたことはない」
「うぬの体、叩き散らしてくれるわ」(カイオウ)

 

「ぼつぼつ死ぬか」(カイオウ)

 

「女も男もない、このカイオウに逆らう者は全て消し去る」(カイオウ)

 

147話

「カイオウは己のために実の妹をも殺す男」
「まさに魔神」(ヒョウ)

 

「愛を信じぬ者が支配する国に喜びはない」
「あるのは、血で血を洗う闘いだけだ」(ヒョウ)

 

「魔神が支配する世界は終わらねばならぬ」
「この国の未来のためにも、俺は残り少ないこの命をケンシロウのために使おう」(ヒョウ)

 

「カイオウ、人を愛する心を力で踏みつけようとしても無駄だぞ」(シャチ)

 

「愛は滅びぬ」
「俺は今この瞬間も、レイアの愛を感じながら闘っている」(シャチ)

 

「見て、レイアさん」
「シャチを思うあなたの気持ちと、あなたを守りたいというシャチの願いが」
「女人像に届いてシャチに力を与えたんだわ」(リン)

 

「女人像が伝え語りかけているのは…愛」
「愛こそが、北斗宗家の秘拳なのでは」(リン)

 

「それほどまでに北斗琉拳のカイオウを忌み嫌い」
「シャチに力を与え、シャチごときに与するか」(カイオウ)

 

「北斗琉拳は…それほど劣っているというのか!」(カイオウ)

 

「亡霊など魔神の前では幻想にすぎぬ!」(カイオウ)

 

「北斗神拳の奥義は愛、ならば北斗琉拳の奥義は悪」(カイオウ)

 

「悪が愛をも支配するということを、亡霊共に知らしめるためにも」
「秘拳を得たケンシロウを倒してみたくなったわ」(カイオウ)

 

「(石柱には) 北斗神拳創始者の凄絶なる生涯」
「そして、大いなる遺産が刻まれていた」(ケンシロウ)

 

「ケ…ケン、もう俺の血は枯れてしまった」(シャチ)

 

「あんたは俺に、愛のために闘う勇気を教えてくれた」
「だからこそ、くじけずに闘ってこれたのだ」(シャチ)

 

「レ…レイア。俺は闘いながら、いつも新しい時代を夢見ていた」
「お前が暗い地下室ではなく太陽のもとで子供達に愛を説ける、そんな時代を」(シャチ)

 

「レイア、最後にこれだけは聞いてくれ」
「俺はお前の愛に生き、お前の愛に死ぬ」
「この生涯に悔いはない」(シャチ)

 

「シャチ、俺の成すべきことは唯1つ」
「お前の愛は、俺と共に生きる」(ケンシロウ)

 

148話

「シャチの心と共に闘おう」(ケンシロウ)

 

「俺は愛を憎み、情を葬る」
「俺にあるのは悪のみ」(カイオウ)

 

「涙を流しながら俺は誓った」
「母者が北斗の宿命のために犠牲になったというなら」
「俺はその北斗の宿命に反逆しよう」(カイオウ)

 

「情愛のために死んだというのなら、全ての情愛を抹殺しよう」
「そして悟った」(カイオウ)

 

「情愛に打ち勝てるもの、情愛に微動だにせぬもの」
「それは唯1つ、悪であるということを」(カイオウ)

 

「あなたの心は、愛を見失いさまよっている」
「なのにどうして、愛を恐れ憎むの?」(リン)

 

「今の世に愛なぞ無用」
「愛はすでに朽ち果てているのだ」(カイオウ)

 

「人を支配できるのは恐怖と暴力」
「愛など塵芥(ちりあくた)同然」(カイオウ)
「ならば俺は、愛のために闘おう」(ケンシロウ)

 

「北斗神拳は進化する」
「無想転生が敗れたわけではない」(ケンシロウ)

 

「うろたえるな、ケンシロウ」
「今の貴様はただのカカシに見えるわ」(カイオウ)

 

149話

「人は俺を”魔神”と呼び、”悪魔”と呼ぶ」
「もっと憎むがよい、その憎しみが俺を強くしてゆく」(カイオウ)

 

「そのゆがんだ心、許せぬ!」(ケンシロウ)

 

「この沼は俺にとっての聖地、そして…お前の墓場だ」
「この地ではカイオウは不滅」(カイオウ)

 

「カイオウ…あの男の心をゆがめ魔神にしたのは、この俺かも知れぬ」(ヒョウ)

 

「俺が…この俺がたぐいまれなる才能に恵まれていたら」
「北斗宗家の嫡男としての強さを持っていたなら」(ヒョウ)

 

「死は、常に覚悟している」
「だが見よ!」
「お前の母にもらったこの体を」(ケンシロウ)

 

「俺は傷を負うごとに、その心をもらってきた」
「カイオウ! この傷と共に、お前の心も刻もう」(ケンシロウ)

 

「ない心をどうやって刻むか」
「すでに、このカイオウに心は存在せぬのだ」(カイオウ)

 

「もはや拾おうとしても俺の心は拾えぬ」(カイオウ)
「だが…だが、拾わねばならぬ。それがラオウとの誓い」(ケンシロウ)

 

「俺が…北斗神拳継承者となった時の、ラオウとの誓いだ」(ケンシロウ)

 

「ケンシロウ。俺には、幼き日に別れた兄がいる」
「俺たち兄弟が、何を望むか分かるか?」
「それは、栄光のうちの死だ」(ラオウ)

 

「もし兄がゆがんでいたら、お前の手で倒してくれ」
「お前が偉大な拳士となることを見込んで…頼む」(ラオウ)

 

「この世に善も悪もない、あるのは強者のみ」
「情など弱者のたわ言にすぎぬわ!」(カイオウ)

 

「ならば…今こそラオウとの約束を果たそう」
「お前が真に魔王の名に汚れる前に」(ケンシロウ)

 

「カイオウは英雄として死ぬのだ」(ケンシロウ)

 

150話

「俺は手段を選ばぬ」(カイオウ)

 

「北斗七星の形は、お前の動きの死角」
「北斗神拳継承者は必ずその動きをとる」
「拳を極めれば極めるほど、無意識に死角に滑り込むのだ」(カイオウ)

 

「これぞ、北斗宗家打倒のため、我ら一族に伝えられた必殺の陣”北斗逆死葬”だ」(カイオウ)

 

「そして見よ! 俺のいる位置を」
「これがお前の運命、お前達の言う”死兆星”の位置だ」(カイオウ)

 

「俺を卑劣と呼ぶなら呼べ」
「うぬを倒し、北斗宗家を滅すれば、卑劣という言葉も心地よく響くわ」(カイオウ)

 

「リン、お前だけはカイオウの意のままにはさせぬ」(ヒョウ)

 

「ま…まだ目を開いてはならぬ」
「お前の見るべき男はたった1人」(ヒョウ)

 

「分かったか、ケンシロウ」
「心を捨てた者が勝ち、心を残す者は滅びる」(カイオウ)

 

「カイオウ! お前は今こそ知る」
「愛ある者の強さを」(ケンシロウ)

 

「体内の毒は抜けた」
「後はお前を倒すのみ」(ケンシロウ)

 

「見せてやる、カイオウ不敗の拳を」
「誰に教えられたわけでもない、生まれついてより染みついた構え」(カイオウ)

 

「この構えより打ち出す拳は、未だかつて一度たりともかわされたことはない」(カイオウ)

 

「思えば、ラオウもトキも愛にさまよっていた」
「その高き誇りをこれ以上汚すというのなら、倒すことが愛」(ケンシロウ)

 

151話

「今ようやく分かったわ」
「何故このカイオウが北斗宗家をここまで憎悪し、全霊でその抹殺を図ったのか」(カイオウ)

 

「伝承者となる資格を持ちながら弾き出され、のけ者にされた魂が…」
「怒っていたのだあ!」(カイオウ)

 

「恨むのなら、この身を思う存分打つがいい」
「だが許すわけにはいかぬ」
「貴様の魂は、ゆがみ汚(けが)れているのだ」(ケンシロウ)

 

「どうやらここまでのようだ」
「このヒョウ、修羅の国で第2の羅将と呼ばれた男」
「命を懸ければ時間を稼ぐことは出来る」(ヒョウ)

 

「(リン) 守ってみせよう」
「このヒョウ、最後の力見せてくれるわ」(ヒョウ)

 

「分からぬか?」
「それが北斗宗家の拳の限界なのだ」(ケンシロウ)

 

「カイオウ」
「今お前が使った拳は、まぎれものなく北斗宗家の拳」(ケンシロウ)

 

「だが極められた拳ゆえに受けの技も極められ」
「実戦での戦闘力はすでにない」(ケンシロウ)

 

「それ故、2000年前に無敵の暗殺拳が切望された」
「それこそが北斗神拳」(ケンシロウ)

 

「完成された宗家の拳に、それ以上はない」
「だが、北斗神拳は戦場の拳」
「千変万化する闘いの中で、常に奥義を見出してゆく」(ケンシロウ)

 

「故に無敵なのだ」(ケンシロウ)

 

「実戦では、打ち出されるコブシにこそ隙がある」
「拳に互角であれば、我が拳は敵のコブシそのものを破壊する」(ケンシロウ)

 

「惜しむらくは、今日までのお前は井の中の蛙」
「己より強い男と闘ったことがなかった」(ケンシロウ)

 

「だが俺は、俺よりも強い男達の戦場を生き抜いてきた」(ケンシロウ)

 

「認めぬ…断じて認めぬ」
「戻れ、この腕に再び力を」(カイオウ)

 

「俺とカイオウが何ゆえこの地に残されたか分かるか?」
「俺は…脆弱さゆえに」(ヒョウ)

 

「だがカイオウは違う」
「カイオウはそのあまりに激しき気性ゆえに!」(ヒョウ)

 

「英雄への道を閉ざされ、なおかつ無尽の天分がありながら」
「その激しすぎる性格ゆえに北斗神拳への道を閉ざされた」(ヒョウ)

 

「思えばカイオウも哀れ」
「これ以上カイオウに悲しみを背負わせることは出来ぬ」(ヒョウ)

 

「いかに貴様の拳が強くとも、俺にも天を目指した意地がある」
「俺はただ、覇者への道を歩くのみ」(カイオウ)

 

「貴様の拳で、この俺を止めることは出来ぬ」(カイオウ)

 

「確かに、俺が今までに味わったことのない戦場の拳」
「だが負けぬ、貴様にだけは断じて負けぬ!」(カイオウ)

 

152話

「行くぞ、ケンシロウ。今こそ北斗琉拳2000年の屈辱を晴らさん」
「我が母の、始祖リュウオウの、そして俺の恨みを込めて」(カイオウ)

 

「拳に命を懸けた男と男の勝負」
「見守ることが我等の努め」(リハク)

 

「通じぬ…お前の魔闘気は通じぬ!」(ケンシロウ)

 

「は…母者よ。たとえ天地逆となっても、己の道は変えぬ」
「最後に…最後に今一撃の力を…母者!」(カイオウ)

 

「長かった…2000年前に創られし北斗の悲劇」
「今、その決着はついた」(ケンシロウ)

 

「だが…これでよかったのか?」
「北斗の創始者よ」(ケンシロウ)

 

「見事だった。史上最強の拳・北斗神拳、しかと見届けた」
「初めて俺は負けたのだな」(カイオウ)

 

「北斗琉拳2000年の怨念…」
「もしも立場が逆だったら、俺が始祖リュウオウが北斗宗家となり」
「俺が北斗神拳の伝承者となっていたら…」(カイオウ)

「俺がこの場に倒れていたかもしれぬ」(ケンシロウ)

 

「お前もまた、友であった」(ケンシロウ)

 

「やはり天はお前を選んだ」
「俺のは儚い夢だった」(カイオウ)

 

「突きに来たのではない」
「お前にひと言、言いたかった」(ヒョウ)

 

「俺が強かったら…北斗宗家の嫡男としての力量が十分であったら」
「お前はゆがまなかったはず」(ヒョウ)

 

「全ては俺の責任」
「許せ…カイオウ、この軟弱な弟を」(ヒョウ)

 

「やがて…サヤカにも会える」
「その時こそ…3人で」(ヒョウ)

 

「ヒョウよ…またあの幼き日に戻って、共に遊ぼうぞ…」(カイオウ)

 

「この地は…母者の眠る地」
「このカイオウ、すでに死に場所は決めてある」(カイオウ)

 

「さらば、カイオウ」
「さらば、ヒョウ…」(ケンシロウ)

 

「リンのことは、ヒョウに聞いた」
「今までの記憶は失われ、目覚めた時、最初に瞳に映った男を愛するということを」(バット)

 

「これでやっと、リンも自分の願いが…」
「リンは…リンはずっとあなたを慕い続けてきた」(バット)

 

「リンは今日まで、つらく悲しい日々を耐えてきた」
「だが、もはやその必要はない」(ケンシロウ)

 

「リンが、自分の幸せのために生きる時が来たのだ」(ケンシロウ)

 

「俺の行く手には闘いが待っている、それが俺の宿命」
「バット…リンを頼む」(ケンシロウ)

 

「リンの愛に応えられるのは、お前しかいない」(ケンシロウ)

 

「バット…リンと共に幸せに暮らせ」
「さらばだ」(ケンシロウ)

 

「友が今日の俺を作った」
「友の心、友の愛が」(ケンシロウ)

 

「友のコブシは我がコブシ」
「だが、俺は闘い続ける」
「そこに、友がいる限り」(ケンシロウ)

 

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