アニメ「北斗の拳 第2部 風雲龍虎編」の名言・台詞をまとめていきます。
北斗の拳 第2部 風雲龍虎編
23話
「もうその辺でやめておけ、ハイエナ野郎」(ケンシロウ)
「貴様がボスか?」
「これ以上やると死ぬことになる」
「こいつらを連れてさっさと消えろ」(ケンシロウ)
「もう花なんて…咲かないと思ってた」(リン)
「お見事、なかなかの腕ね」
「大抵の男はこれで額を割られているわ」(マミヤ)
「水が欲しければ自分達で掘れ」
「食い物が欲しければ畑を耕せ」(ケンシロウ)
「それをせず、略奪と殺しに明け暮れるハイエナ野郎」(ケンシロウ)
「武器を置いて立ち去れ」
「それとも死にたいのか」(ケンシロウ)
「死ね、悪党共」(ケンシロウ)
「迷い言は地獄で言え」
「お前はもう死んでいる」(ケンシロウ)
「そうかい。ではそいつ(食い物)をいただくとするか!」(レイ)
「女の格好をしていれば、貴様らのようなウジ虫がすぐ飛びついてきやがる」
「そんなお前らでも役に立つことはある」(レイ)
「それは…俺の所へ食い物を運んでくることだ」(レイ)
「俺か? 俺の名は…レイ」
「南斗水鳥拳のレイだ!」(レイ)
「(やめろ?) もう遅い」(レイ)
「(かわした奴はいない?) では俺が最初の男になってやろう」(レイ)
「俺の動きをとらえることは出来ん」(レイ)
「七つの傷の男!」
「俺はお前を殺すまで、たとえ泥をすすってでも生き延びる!」(レイ)
24話
「この花はね、あなた達の幸せな未来を示しているのよ」(マミヤ)
「この花が村いっぱいに咲くようになった時」
「悲しい思いをする子はもういなくなってるわ」(マミヤ)
「こんなに…こんなに水が…」
「髮を洗えるほど…」(リン)
「う~ん…(ケンは)あったかいの」(リン)
「美しい…盗賊達に渡すには惜しい」(レイ)
「次に死にたい奴、前に出ろ」(ケンシロウ)
「気が変わった」(レイ)
「奴等とお前とでは勝負は見えている」
「俺は強い方に寝返っただけだ」(レイ)
「俺は生きねばならん」
「胸に七つの傷の男を殺すまでは!」(レイ)
「俺のたった1つの目的だ」
「そのために人を裏切り、人を殺し、今日まで生き延びてきたのだ」(レイ)
25話
「助けに行くことは、私が許しません」
「表に出たら奴等の思うツボ」
「また犠牲者を増やすだけよ」(マミヤ)
「奴等に捕まったのはコウが無謀なことをしたからです」
「そんな男のために、巻き添えを食うことはありません!」(マミヤ)
「それは、コウも分かっているはず…」(マミヤ)
「弱い人間から先に死んでいく世の中」
「女の言ってることももっともだ」(レイ)
「いいえ、今は泣いてる時ではありません」
「私は、みんなの命を守る義務があります」(マミヤ)
「お父さん…お母さん…こんな戦いがいつまで続くのでしょうか?」
「私は…私は…人が言うほど…強い女じゃない」(マミヤ)
「お前はここから動かぬことだ」
「経絡秘孔の1つ”新伏免”を突いた」
「1歩でも動いたら…ボンッだ」(ケンシロウ)
「貴様らごとき、南斗聖拳の前にはゴミクズ同然」(レイ)
「わめいてないでさっさとかかってこい」
「雑魚が1000匹かかってこようと俺は倒せん」(レイ)
「よくしゃべる狼だ」(ケンシロウ)
「お互い、女の涙には弱いと見えるな」(レイ)
「(痛くもかゆくもない?) しかし、お前の命は後7秒だ」(ケンシロウ)
「もはや、アイリは殺されたかもしれん」
「だが、俺にはそうは思えない」(レイ)
「俺には見える、アイリの泣き顔が…」
「俺を呼ぶアイリの声が今も聞こえるんだ!」(レイ)
「悲しいプレゼントだ」(ケンシロウ)
26話
「(マミヤさん) でもどこか寂しそう」
「何かが違う、きっと何かを捨ててるんだわ」(リン)
「でも…戦うって不幸せなことなのよ」(マミヤ)
「お前が戦うことはない」
「お前は女だ」(レイ)
「私はとうに女を捨てたわ」(マミヤ)
「今のあなたの目の前に立っているのは、女ではない」
「この村を守るための、1人の戦士マミヤよ!」(マミヤ)
「女でなければ、胸を隠す必要などない」(レイ)
「いいか、女は自分の幸せだけ考えていればいいのだ」(レイ)
「女は戦闘服より、これがよく似合う」
「アイリが着けるはずだった、ケープ…」(レイ)
「いつの日か、お前にも純白のケープを贈ろう」(レイ)
「(ついて来る?) 死ぬぞ」(レイ)
「構いません!」(マミヤ)
「お前のような腰抜けが、七つの傷の男のはずはないな」
「死ねい!」(レイ)
「レイ…もし俺の胸にも七つの傷があるとしたら、どうする?」(ケンシロウ)
「何いっ!」(レイ)
「悪い冗談だ。俺は悪党共の中を生き抜いてきた男」
「目を見れば、そいつがどんな男か分かるつもりだ」(レイ)
27話
「寒い…とっても寒い」
「ケンがいない町。それがこんなに寒いなんて」(リン)
「ではそろそろ、化け物退治といくか」(ケンシロウ)
「北斗神拳は2000年にわたる一子相伝」
「お前の動きなど最初から見切っている」(ケンシロウ)
「ア…アイリ、俺が分からんのか!」(レイ)
「どれほど、むごい目に遭ったのか」
「彼女には、お前の声が届いていない」(ケンシロウ)
「そんな…そんな…」
「生きて兄さんに会えるなんて」(アイリ)
「兄さんに会えるのだったら…」
「私、希望を捨てるんじゃなかった」(アイリ)
28話
「俺はお前達を抹殺するために雇われた男だ」
「もしその娘を殺せば、百倍千倍にして返す!」(ケンシロウ)
「落ち着け、レイ」
「奴等の狙いはまず俺達のどちらかを殺すことだ」(ケンシロウ)
「奴の挑発に乗るな」
「南斗と北斗が戦ったら、どうなるか考えろ」(ケンシロウ)
「同じだ」
「俺もかつて1人の女のためだけに生きた」(ケンシロウ)
「俺は、ある男に俺の婚約者ユリアを奪われた」
「そのユリアをこの手に取り戻すためだけに俺は生きた」(ケンシロウ)
「だが…ユリアは既に死んでいた」
「そして、死闘の果てに残ったものは、例えようもない孤独だけだった」(ケンシロウ)
「俺は、お前とは戦いたくないだけだ」(ケンシロウ)
「お前といると、ふと昔を思い出す」
「お前はなぜか、平和な時代の懐かしい匂いがする」(レイ)
「だが、お前を倒さねばならん!」
「いくぞ!」(レイ)
「なぜだ! なぜ戦おうとせん?」
「仮にも南斗聖拳を極めたこの俺に、無防備の男を殺せと言うのか!」(レイ)
「やはり貴様が死ぬしかない!」(レイ)
「レイ。奥義を尽くさねば、この俺は倒せんぞ」(ケンシロウ)
「敵を欺き活路を開くのも我等が拳法の奥義!」(レイ)
「悪党共にルールは無用」
「お前は最初から死神に取り憑かれている」(ケンシロウ)
29話
「悪党、死すべし」(ケンシロウ)
「お前達のために多くの人々が苦しみ、そして死んだ」
「人の心を知らぬ悪党共、お前達に生きている資格はない」(ケンシロウ)
「汚えツラ近づけるな!」(ケンシロウ)
「悪党共! 俺が相手をしてやる!」(レイ)
「その(鋼鉄の)体、この鉄柱で試してやろう」(ケンシロウ)
「よほど俺の拳を味わいたいらしいな」(ケンシロウ)
「”大胸”という秘孔を突いた」
「お前の筋肉はもはやブヨブヨの脂肪だ」(ケンシロウ)
「貴様らはこの俺が生かしておかん!」(レイ)
「お前にかける情けはない」(ケンシロウ)
「お前の肉体は既に死に始めている」
「確実な死は5つ数え終わった時だ」
「念仏でも唱えろ!」(ケンシロウ)
「これで俺達の仕事も終わったというわけだ」(レイ)
「(これから?) アイリと、どこか静かな所で暮らすさ」(レイ)
「ケン。例えお前がアイリを連れ去った本人だと言っても、俺は信じない」
「それぐらい俺には分かる」(レイ)
「おいお前、俺の名を言ってみろ?」(ジャギ)
30話
「(頼み?) 例え命を寄越せと言われても拒まん」(レイ)
「今度の敵は恐らく身内…北斗神拳同士の戦いになる」(ケンシロウ)
「俺には3人の兄弟がいた」
「我が父リュウケンは男の子に恵まれず、4人の養子を取った」(ケンシロウ)
「だが、北斗神拳は一子相伝」
「奥義を伝えられるのは唯1人…」(ケンシロウ)
「そのため、兄弟の間に血で血を洗う多くの悲劇が起きてしまった」
「俺はこの手で、継承者争いの決着をつけねばならん」(ケンシロウ)
「今度こそ、生きて帰れぬかもしれん」(ケンシロウ)
「死ぬなよ」(レイ)
「追っても無駄…」
「あの人は、この服を見ても眉1つ動かさなかった」(マミヤ)
「あの人は…ケンの心の中には、今でもユリアさんの面影が生きている」
「その面影がある限り、あの人はあえて自分を戦いの中に…」(マミヤ)
「それほどこいつの名が知りたいか?」
「ならば教えてやろう」(ケンシロウ)
「こいつの名はジャギ」
「かつて、兄と呼んだ男だ」(ケンシロウ)
「どのような手を使おうと、要は勝てばいいのだ」(ジャギ)
「親父、見たか?」
「この通りケンシロウは、まだひよっこだ」(ジャギ)
「これでは北斗神拳を継ぐことは出来ん」
「継承者は俺と、早く決めたらどうだ」(ジャギ)
「いいか、ケンシロウ」
「お前が俺に勝つことなどあり得ん」
「絶対にあり得んのだ」(ジャギ)
「ケンシロウ、なぜわざと負けた?」
「義理とはいえ兄だからか?」(リュウケン)
「だがそのお前の優しさは、いずれ災いとなってお前に降りかかるであろう」
「特にジャギ、あの男はな」(リュウケン)
「北斗神拳は2000年の一子相伝」
「お前ごときが使えるほど甘くはない」(ケンシロウ)
「ジャギ! 俺は北斗神拳唯一の継承者として」
「必ずこの拳で決着をつける」(ケンシロウ)
「この世に兄より強え弟なんぞ、存在しねえ!」(ジャギ)
「ケンシロウ。2000年の永きにわたる無敵の暗殺拳」
「北斗神拳唯一の継承者の座、この俺がもらったぞ」(ジャギ)
31話
「ジャギ…貴様には、地獄すら生ぬるい!」(ケンシロウ)
「親父の言う通り、かつての俺の甘さが」
「今のこの事態を生んでしまったのか?」(ケンシロウ)
「この痛み…お前たち兄弟が受けた痛みとして…」
「必ずあの男に届けよう」(ケンシロウ)
「やめろ!」
「お前達が束になってもこの俺には勝てん」(ケンシロウ)
「この胸の傷の痛み、分かったか?」(ケンシロウ)
「よ~っく見ろ!」
「俺のこの姿がケンシロウへの憎しみの全てだ!」
「分かるかーーっ!」(ジャギ)
「場所を選べ」
「そこがお前の死に場所だ」(ケンシロウ)
32話
「相変わらずそんなもの(銃)に頼っているのか?」(ケンシロウ)
「早く死に場所を選べ」
「貴様は死すべき男だ」(ケンシロウ)
「ほざくな!」
「今の俺は昔の俺じゃあねえ!」(ジャギ)
「ここ(屋上)なら邪魔が入ることもない」
「これで心おきなく貴様を殺せるってわけだぜ」(ジャギ)
「どういう心境の変化だ」
「闇討ちが得意のお前が」(ケンシロウ)
「貴様あの時、俺に勝ったとでも思ってるのか?」
「思い出してみろ」
「あの時のこと、よ~く思い出せ」(ジャギ)
「分かっているのか、兄者達は?」
「北斗神拳は一子相伝、伝承できるのは唯1人」(ジャギ)
「俺は知っているぞ」
「伝承者争いに敗れた人間がどういう運命をたどるのか」(ジャギ)
「拳を封じられ、名乗ることも許されん」
「そのためある者は拳を潰され」
「またある者は記憶を完全に奪われた」(ジャギ)
「それが北斗神拳を目指し、そして敗れた者の」
「2000年の永きにわたって受け継がれてきた宿命なのだ!」(ジャギ)
「ふぬけたか、兄者達は!」
「だが俺は許さねえ、認めねえ!」(ジャギ)
「この俺の拳を俺より劣る弟に、潰されてたまるか」(ジャギ)
「奴ではケンシロウに勝てぬ」
「だが、ケンシロウはジャギを殺せまい」
「親父は伝承者を誤った」(ラオウ)
「2000年の北斗神拳も、もはやこれまで…」(ラオウ)
「よいな、ケンシロウ」
「北斗神拳が一子相伝である理由は、この拳法が無敵の暗殺拳であるからじゃ」(リュウケン)
「決して誤って使ってはならぬ」
「誤った人間が伝承すれば、この世は滅びるであろう」(リュウケン)
「なぜ含み針や銃を使う」
「どうして拳だけで戦おうとしない」(ケンシロウ)
「うるせえ!」
「俺は拳法だけが全てだとは思っちゃいねえんだ」
「要は強ければいいのよ」(ジャギ)
「どんな手を使おうが勝てばいいのよ」
「それが全てだ!」(ジャギ)
「この俺様が伝承者になれば」
「北斗神拳はますます強くなるんだ!」(ジャギ)
「行け。貴様に伝承者の資格はない」(ケンシロウ)
「バカめ、今が俺を殺す最後のチャンスだったんだ」
「それを逃した貴様の不運、思い知らせてやる」(ジャギ)
「いいかケンシロウ、殺してやる」
「必ず殺してやるからな!」(ジャギ)
「この矢が何か分かるか?」
「お前は、まだ年端もゆかぬ子供まで操り、俺を殺そうとした」(ケンシロウ)
「この矢には、その子供達の怒りと悲しみが込められている」(ケンシロウ)
「そんなクズ共の命など」
「この傷の痛みの比ではないわ」
「見るがいい」(ジャギ)
「この傷が痛むたびに」
「貴様への憎悪を燃やし募らせて生きて来たのだ」(ジャギ)
「ケンシロウ、覚悟しろ!」
「あの時は俺が足を滑らせたおかげで運良く勝てたが」
「今度は貴様が俺のようなツラになる番だぜ」(ジャギ)
「まだ気がつかないのか?」
「あれは足が滑ったのではない」
「既に俺が秘孔を突き、貴様の足の自由を奪っていたのだ」(ケンシロウ)
「だが、今は貴様を生かしておいた自分の甘さを後悔している」
「その悔いを今この場で断つ」(ケンシロウ)
「これから貴様に生き地獄を味わわせてやろう」(ジャギ)
「こんな物(銃)、もはや使うまでもないわ」
「今こそ己に、北斗神拳の真髄を見せてやるわ」(ジャギ)
「見ろ。この俺様の速い突きがかわせるか?」(ジャギ)
「(銃を)使え、無理をするな」(ケンシロウ)
「バカめ、勝てばいいんだ」
「何を使おうが勝ち残ればな」(ジャギ)
「(勝てばいい?) 銃で俺を殺せればな」(ケンシロウ)
「早く離さんと、指が引き金を引くぞ」(ケンシロウ)
「こ…この非情さ、この凄み」
「昔のケンシロウではないな」(ジャギ)
「俺は今日まで、無数の敵の血を流してきた」
「友とも呼べるライバル達…」
「その友たちの血が俺を変えた」(ケンシロウ)
「貴様の命も…ここまでだ」(ケンシロウ)
「なぜ俺がこのヘリポート(屋上)を選んだと思う?」
「俺にはガソリンという切り札があったのだ」(ジャギ)
「どこに逃げようとも炎が貴様を追い詰める」
「ここは地上200メートルだ」
「貴様はどこにへも逃げられん」(ジャギ)
「俺はこの顔の痛みを、いっときも忘れたことはなかった」
「今度はお前がその痛みを味わう番だ」(ジャギ)
「まだ分からんのか」
「死ぬのは貴様だ!」(ケンシロウ)
「貴様が黒焦げになる前に面白い話をしてやろう」
「貴様が友と呼んだシン」
「そのシンの魂を悪魔に売らせたのはな、この俺様よ」(ジャギ)
「ジャギ、俺の名前を言って見ろ」(ケンシロウ)
「今さら逃げても無駄だ」
「ここは、貴様が選んだ死に場所だ」(ケンシロウ)
「その通り、俺も昔のジャギではない」
「俺の北斗神拳は見切れても、南斗聖拳は見切れまい」
「今度こそ貴様のツラ、八つ裂きにしてやる」(ジャギ)
「そんなスローな南斗聖拳では、俺は殺せん」(ケンシロウ)
「貴様の謀略のために地獄を見た4人の怒りと悲しみ」
「じっくりと味わうがよい」(ケンシロウ)
「もはや北斗神拳の真髄すら忘れたか」
「怒りは肉体を、鋼鉄の鎧と化すことを!」(ケンシロウ)
「最後にこれは…貴様によって全てを失った、俺の…」
「俺の…この俺の怒りだーーっ!」(ケンシロウ)
「貴様には、その醜い死に様がふさわしい」
「あと数秒で、貴様の肉体は地上から消えうせる」
「終わりだ」(ケンシロウ)
「終わりだと? バカ言え!」
「これが貴様の地獄行きの始まりよ」(ジャギ)
「貴様にはまだ2人の兄がいることを忘れたか」
「貴様の地獄が目に見えるわ!」(ジャギ)
33話
「もし生きているなら、俺は会わねばならん」
「特にトキ、あなたには…」(ケンシロウ)
「手を離せ」
「死に急ぐこともあるまい」(ケンシロウ)
「北斗七星は死をつかさどる星」
「乱を呼ぶは、北斗神拳伝承者の宿命か」(レイ)
「私、ケンが心配なの」
「何か悪いことが起こりそうで…」
「私、ケンの所へ行きます」(リン)
「ケンシロウ。俺にはな、1つの夢があるんだ」
「この世には現代医学でも治せぬ病に苦しむ人々が何万といる」(トキ)
「しかし、人の体にはまだ神秘が隠されている」
「経絡秘孔は強く突けば肉体を内部から破壊する」
「逆に柔らかく押せば、体の自然な治癒力を促進させる」(トキ)
「俺は北斗神拳を拳法としてより」
「医学の1つとして生かしたい」(トキ)
34話
「人間を使っての実験…」
「あり得ない、俺は信じる」
「トキ、あなたを!」(ケンシロウ)
「食料は要らん」
「(勝負に)お前達の命を懸けてもらおう」(ケンシロウ)
「相手を見てケンカを売るべきだったな」(ケンシロウ)
「断る。俺は誰の命令も受けない」(ケンシロウ)
35話
「お前は…お前は、昔のトキではない!」(ケンシロウ)
「貴様…貴様!」
「貴様は断じてトキではない」(ケンシロウ)
「こ…これが、北斗の宿命か」
「逃れられない運命(さだめ)なのか」(ケンシロウ)
「ジャギだけではなく…」
「もう1人の兄までも倒さなくてはならぬのか」(ケンシロウ)
36話
「トキ、最後だ。せめて祈るがいい」(ケンシロウ)
「お前のために苦しみそして死んでいった」
「汚れなき村人達の叫びが俺には聞こえる」(ケンシロウ)
「トキ…北斗神拳の伝承者の名を背負い、今日まで戦い」
「そして生き抜いてきたこの俺の拳を受けるがいい」(ケンシロウ)
「心配するな、リン」
「ニセの北斗神拳などに、やられるようなケンシロウではない」(レイ)
「北斗神拳の正統伝承者が」
「お前ごときのニセ北斗神拳などで、本当に倒せると思っているのか?」(レイ)
「もし…もし本当のトキが俺を突いたのなら」
「いかに俺でも秘孔を破ることは出来なかったろう」(ケンシロウ)
「死ぬぞ」(トキ)
「誰かは知らぬが」
「生半可で覚えた拳法は使わぬことだ」(トキ)
「バカな奴だ」
「ケンの怒りに、わざわざ火をそそぐとは」(レイ)
「貴様は長く生き過ぎた」(ケンシロウ)
「北斗神拳の歴史は2000年!」
「貴様ごときに極められるような拳法ではない」(ケンシロウ)
「貴様の足は自分の意思と無関係に後ろへ進む」
「地獄まで自分の足で歩いて行けい」(ケンシロウ)
「安心して落ちろ」
「貴様などに殺されるトキではない」(ケンシロウ)
「俺には分かる」
「トキはどこかで、俺の来るのを待っている」(ケンシロウ)
37話
「トキ…本来なら彼が北斗神拳の伝承者になるべきはずの男だった」(ケンシロウ)
「技のキレ、流れ、速さ、心技体」
「どれをとっても非のうちどろこなく」
「あのジャギさえも認めていた」(ケンシロウ)
「だが、あの日…」(ケンシロウ)
「俺とユリアのために」
「そしてトキは、伝承者への道を断念した」(ケンシロウ)
「ケンシロウ」
「俺はこの先、人の命を助ける人間として生きる」(トキ)
「いずれは死ぬ体、それまでに何人の命を助けることが出来るか」
「それが、俺が生きていたという証しだ」(トキ)
「(マミヤ) あんたには、悪しき星が集まっている」
「待ち構える運命は死」(占い師)
「しかし運命に従うも運命、運命に逆らうも運命」
「万物を支配する星の定めさえも不変ではない」(占い師)
「古き星死せば、新しい星が生まれる」
「己の運命は己の手で切り開くのじゃ」(占い師)
「哀れな連中だ」
「俺達の待ち合わせの場所に現れるとは」(レイ)
「(人質を)殺してみろ」
「次の瞬間、貴様も死んでいる」(ケンシロウ)
「これも伝えておけ」
「この世に俺より強い奴はいないと」(ケンシロウ)
「帰れ」
「これは、俺自身の問題だ」(ケンシロウ)
「その報われぬ愛のために(鐘の音を)…」(レイ)
38話
「悲しい目だ」
「お前に、人は殺せん」(ケンシロウ)
「お前だけは、許さん!」(ケンシロウ)
「経絡秘孔の1つ”百会”を突いた」
「指を離して3秒後に、お前は爆発する」(ケンシロウ)
「ベラ…お前もまた、一子相伝の宿命を背負った人間」
「女ゆえに、悲しい」(ケンシロウ)
39話
「道を空けんと死ぬぞ」(ケンシロウ)
「この門は開けておけ」
「もはや二度と閉ざされることはない」(ケンシロウ)
40話
「俺に”無謀”という言葉はない」(ケンシロウ)
「その墓穴は大きめに作ってあるのか?」
「では、出来るだけ小さく畳んでやろう」(ケンシロウ)
「まだ分からんのか?」
「その墓にはいるのは…お前だ」(ケンシロウ)
「人の命をもてあそぶより」
「自分の命を心配したらどうだ?」(ケンシロウ)
「もしここで勝てぬようなら」
「この先ケンシロウを待ち受けている苦難にはしょせん耐えられぬ」(トキ)
「ここまでだ、ウイグル」
「お前の築き上げてきた全てのもの」
「カサンドラ伝説は、今消え失せる」(ケンシロウ)
「いいだろう。お遊びもここまでだ」(ケンシロウ)
「6本だ。この6本の指で、お前の”蒙古覇極道”を受けてやろう」(ケンシロウ)
「貴様の悪に彩られた、悲しみと絶望の伝説」
「今、俺の拳で打ち砕く」(ケンシロウ)
「墓穴が小さ過ぎたようだな」
「だが、じきにちょうどよくなる」(ケンシロウ)
「安心して…死ね」(ケンシロウ)
「悪党に、墓標は要らぬ」(ケンシロウ)
「また、墓標のない墓を増やすつもりか?」(ケンシロウ)
「よくやった、ケンシロウ」
「だがこれは、まだ地獄のほんの入り口に過ぎぬぞ」(トキ)
42話
「鎖につながれ恐怖に怯え」
「それで人と言えるのか」(ケンシロウ)
「悪魔に屈した時、人は人でなくなる」
「その場の状況に流され続けるつもりか」(ケンシロウ)
「人は、己自身のために戦うのだ」
「悪魔共、かかってこい!」(ケンシロウ)
「お前など、俺の敵ではない」
「貴様らに殺された人々の痛みを知れ!」(ケンシロウ)
「鬼達が、地獄で待っているぞ」(ケンシロウ)
「そんな芝居が通用すると思ったか」
「お前は本当のトキを…北斗神拳を知らん」(ケンシロウ)
「しかし遅かったようだな」
「ケンシロウはもうそこまで来ている」(トキ)
43話
「やってみるがいい」
「お前達にも、トキという男がよく分かるだろう」(ケンシロウ)
「北斗有情破顔拳」
「せめて痛みを知らずに死ぬがよい」(トキ)
「北斗有情破顔拳」
「この拳をかけられた者は」
「死ぬ間際に天国を感じる」(ケンシロウ)
「待っていたぞ、ケンシロウ」(トキ)
「(痩せた?) だが、まだ生きている」(トキ)
「俺の体では旅は出来ん」
「だから、あえて捕らわれの身となり待っていた」(トキ)
「お前の来るのを…信じてな」(トキ)
「安心して眠れ」
「悪の炎は俺が消す!」(ケンシロウ)
「ラオウ、確かに彼は強かった」
「いや、強すぎた…」
「そして彼の野望も…」(ケンシロウ)
「彼は北斗神拳2000年の暗殺者の掟など」
「眼中になかった」(ケンシロウ)
「彼こそ、失われた北斗の男だった」(ケンシロウ)
「(何に使う?) 知れたことを」
「己のためだ」(ラオウ)
「(何を目指す?) 天!」(ラオウ)
「この世に生を受けたからには」
「俺は全てをこの手に握る!」(ラオウ)
「ならば神とも戦うまで!」(ラオウ)
「2人の死は無駄にはしない」
「そして拳王に死を!」(ケンシロウ)
「お前らに今日を生きる資格はない」
「未来に目覚めよ!」(ケンシロウ)
「お前には、地獄の炎が似合っている」(ケンシロウ)
「乱を呼ぶ星…」
「宿命の星が出会ってしまった」(ラオウ)
「”北斗現るる所、乱あり”」
「天が乱を、そして俺を呼ぶ」(ラオウ)
44話
「ケンシロウ、虎は貴様を敵とは思わなかったようだな」
「貴様には、この俺と継承者を競う資格などない証拠だ」(ラオウ)
「いや、恐るべきはケンシロウ」
「奴の前では虎ですら死を覚悟した」(リュウケン)
「だが、ラオウの前では虎は死を恐怖した」
「ラオウの拳は暗殺拳とは言えない」(リュウケン)
「それにしても、なんという剛拳」
「お前は一体…」(リュウケン)
「”輔星”」
「北斗七星の横に、寄り添うように光る星」
「またの名を”死兆星”」(トキ)
「あの星が見える者には、その年のうちに死が訪れるというが…」
「あの星をこうして見つめる時が来ようとは…」(トキ)
「(ユリア?) 俺がこの世で愛した唯1人の女性だ」
「いや、俺だけではない。あのラオウも…」(トキ)
「ユリアは俺達の青春だった」
「そしてあの時から既に」
「ケンシロウとラオウは戦う運命にあったのかもしれん」(トキ)
「惜しい…」
「ケンシロウにくれてやるには、あまりにも惜しい」(ラオウ)
「ケンシロウを捨てろ!」
「そして今日からこの俺を愛するのだ」(ラオウ)
「女に目のくらんだ男の背後を取ることなど造作もない」(トキ)
「もしそれ以上の無謀を働くというのなら」
「ケンシロウに代わって私が相手をしよう」(トキ)
「まあいい」
「今お前と張り合う気はない」(ラオウ)
「だが覚えておけ」
「俺はこの手に全てを握る人間だということをな」(ラオウ)
「今日は北斗七星がよく見える」
「その脇で輝く小さな星までも」(レイ)
45話
「私達、希望を捨てちゃいけないの!」
「私はまだ小さくて何も出来ないけど…」
「希望がある!」(リン)
「アイリさんだけは、助けなくちゃ!」(リン)
「私、嫌です!」
「あなた達みたいに、弱い者いじめをしているような悪魔には」
「絶対に…絶対に従いません!」(リン)
「私は…悪魔には、従わない」(リン)
「例え、どんなことがあっても…」
「悪魔に負けたら、人間じゃなくなる」(リン)
「そう…そう、ケンが教えてくれたもん」(リン)
「人の皮をかぶった悪魔め」(レイ)
「レイ…大丈夫よ、アイリさんは無事よ」(リン)
「あ…あれ? 安心したら涙が…」
「どうしちゃったんだろう…」(リン)
「自分のことよりも、アイリの身を案ずるとは」
「まだ年端もゆかぬ子供なのに…」
「それを、こんな目に…」(レイ)
「この悪魔め!」
「許さねえ…てめえら! てめえら!」
「てめえらの血は、何色だぁーーっ!」(レイ)
46話
「死にたい奴からかかってこい」
「どうした? 遠慮するな!」(レイ)
「上手く化けたつもりだろうが」
「そう殺気立っていては犬でも分かるぞ」(ケンシロウ)
「その程度の変装で俺を騙せると思ったのか?」(ケンシロウ)
「(初めから?) 当たり前だ」
「お前のようなばあさんがいるか」(ケンシロウ)
「どこの世界にヒゲを生やした女がいる?」(ケンシロウ)
「真面目に変装する気があるなら」
「ヒゲぐらいきちんと剃るんだな」(ケンシロウ)
「私は戦う! 二度と逃げたりしない」(アイリ)
「あのあらがう術(すべ)を知らず、周囲の風に流され」
「人形のように生きることしか出来なかったアイリが…」(レイ)
「私は昨日までの私じゃない」
「リンちゃんに戦うことを教えてもらったの」(アイリ)
「リンちゃん、私も諦めたりしない」
「どんなことがあっても、明日を信じて戦うわ!」(アイリ)
「俺の弱点はなくなった」
「アイリは俺から離れた」(レイ)
「これからは自分の意思で生き」
「自分の意思で死んでいくだろう!」(レイ)
「つまらん芸だ」
「その程度の大道芸で、この俺と戦うつもりか?」(レイ)
「哀れな奴」(レイ)
「お前がレイか」
「”南斗水鳥拳”、楽しませてもらった」(ラオウ)
「ならば貴様にも、俺の真髄を教えてやろう」(レイ)
「心配するな」
「俺は戦うことでしか、ケンやお前に恩を返せない男だ」(レイ)
「ラオウの首は、俺が取る!」(レイ)
47話
「1つだけ聞こう」
「北斗七星の横にある星を貴様は見たことがあるか?」(ラオウ)
「ほう、あるのか」
「そうか、貴様は俺と戦う運命にあったらしい」(ラオウ)
「よかろう」
「どこからでもかかってくるがいい」(ラオウ)
「お前ごとき腕でこのわしを同じ地上に立たせようと思ったのか?」
「もはやこのわしを対等に地に立たせる男はおらぬわ」(ラオウ)
「ならばそこで馬ごと死ぬがいい!」(レイ)
「悲しい運命だ。貴様が見た星は死兆星」
「神は私との戦いを見抜いていた」(ラオウ)
「何? 奴は手綱を握ったまま」
「動いてはいなかったのか?」(レイ)
「では俺が見たのはなんだ?」
「俺には無数の拳の攻撃が見えた!」(レイ)
「真の奥義を極めその真髄を極めた者はその身に闘気をまとうことが出来る」(ラオウ)
「貴様が見たものは闘いの気迫、”闘気”だ」
「貴様はこのわしに近寄ることすら出来んのだ」(ラオウ)
「(ケンが来るまで待て?) ならば余計にラオウを倒しておかねばならん」(レイ)
「俺は一度、人間としての自分を捨てた男だ」
「アイリ。お前の救出のためだけに生き、世を呪い、時代を憎んだ」(レイ)
「だが俺はケンに出会った」
「トキに、そしてマミヤ…」
「リン、バット、お前達に」(レイ)
「お前達は、飢えて乾いた狼のような俺の心に安らぎを与えてくれた」
「俺は人間に戻ることが出来たんだ」(レイ)
「ラオウ、貴様をここで倒す!」(レイ)
「黙れ! 例えこの身が砕けようと」
「貴様を生かしてはおかん!」(レイ)
「俺は戦うことでしか、ケンやお前達に報えない男だ!」(レイ)
「南斗究極奥義・断己相殺拳」
「みんな、俺に力を貸してくれ!」(レイ)
「見切ったわ」
「貴様は死兆星を見た男だ」(ラオウ)
「ケンシロウ」
「その甘い性格でよく今日まで生き延びてきた」(ラオウ)
「それだけは褒めてやろう」
「だが情に流される者はいずれ必ず」
「こういう運命をたどる」(ラオウ)
「なぜ…なぜ俺を待たなかった」(ケンシロウ)
「この顔が、死に行く者の顔に見えるか?」
「大丈夫だ、リン」(ケンシロウ)
「確かにいい顔つきになった」
「だが甘さはまだ変わっていないようだな」(ラオウ)
「確かめてみるがいい」(ケンシロウ)
「お前にも1つ聞こう」
「貴様は北斗七星の脇に輝く蒼星を見たことがあるか?」(ラオウ)
「(ない?) では、まだわしと戦う時ではないということだ」(ラオウ)
「この血…俺は今日までこの血を闘志に変えて生きてきた」
「血は恐怖にならぬ」(ケンシロウ)
「俺は昔のケンシロウではない」
「貴様のオーラは、この俺の血が破る」(ケンシロウ)
「黒王号をこれほどおびえさせたのは貴様が初めて」
「ケンシロウ、貴様それほどのオーラをまとうほどになったか」(ラオウ)
「よかろう、望みどおり相手をしてやるわ」
「来い、ケンシロウ」
「貴様の成長、とくと見せてみよ」(ラオウ)
「(成長?) 死をもって見届けるがよい」(ケンシロウ)
「バカめ!」
「今が夜ならば貴様の目には、死兆星がハッキリ見えるわ」(ラオウ)
「馬上の不利を知れい!」(ケンシロウ)
「愚か者が。貴様、命を助けられたのがまだ分からんのか」(ラオウ)
「この矢だ…この矢を何者かが放たなければ」
「貴様は死んでいたのだ」(ラオウ)
「その男には3日間の命を与えた」(ラオウ)
「すぐに殺しては俺の恐怖は伝わらん」
「だが3日間命を与えられた者は死の恐怖に怯え、嘆き」
「そして悲しみ抜くのだ」(ラオウ)
「その恐怖はやがて伝説となり」
「そしてこの拳王の名を絶大にする」(ラオウ)
「分かったか、ケンシロウ」
「まだまだ貴様ごとき腕ではこの俺を」
「黒王号から降ろすことは出来ぬ」(ラオウ)
48話
「貴様はまだ己の拳の質を知らん」
「俺が恐れたのは唯1つ、トキの拳だけだ」(ラオウ)
「ケンシロウは今はまだラオウと戦う時ではない」(トキ)
「激流を制するのは静水」
「激流に対して激流で戦っても」
「飲み込まれ砕け散るだけだ」(トキ)
「激流に対しては静水」
「静かな水の流れだ」(トキ)
「お前は殺気が強すぎる」
「半人前の技では私は倒せん」(トキ)
「激流に逆らえば飲み込まれる」
「むしろ激流に身を任せ同化する」(トキ)
「俺は…負けん!」(ケンシロウ)
「ど…どうしても…どうしても戦うと言うのなら」
「これだけは胸に刻み込んでおけ」(レイ)
「お前は、生きねばならん」
「例え相打ちでも、それは負けと同じだ」(レイ)
「お前はこの時代に必要な男」
「リンやバット、いや全ての人々のために」
「お前は生き続けなければならんのだ!」(レイ)
「例え、99%勝ち目がなくとも」
「1%あれば戦うのが」
「北斗神拳伝承者としての宿命だ」(ケンシロウ)
「来い、ケンシロウ!」
「貴様の闘気など」
「しょせん小波に過ぎんことを教えてやるわあ!」(ラオウ)
「ケンシロウ、命は投げ捨てるものではない」(トキ)
「ケンシロウ。レイはやがて来る己の死すら忘れ」
「お前の身を案じている」(トキ)
「レイはお前に全ての夢を託しているのだ」
「男の心を無駄にしてはならん」(トキ)
「お前は生きて、この時代を見届けねばならんのだ」(トキ)
「お前には、残り1%の勝ち目もない」(トキ)
「ケンシロウ。お前に…あの子(リン)が殺せるか?」
「もしあの子を殺せるならば、お前はラオウに勝てる」(トキ)
「ケンシロウ。闘う気”闘気”とは非情の血によってのみ生まれるもの」(トキ)
「お前もシンやこのレイとの非情な戦いの末に」
「闘気をまとうことが出来た」(トキ)
「だが、ラオウとお前とでは非情さが違う」
「この男は、我等の育ての父リュウケンをもその非情な手にかけたのだ」(トキ)
「言ったはずだ、俺は”天を握る”と」
「北斗神拳を捨てる気なら」
「養子になど最初からならぬわ!」(ラオウ)
「俺は誰の命令も受けぬ!」
「たとえ神の命令でもな!」(ラオウ)
「では、恩師リュウケンを倒し」
「俺が最強の男となろう」(ラオウ)
「北斗七星がなぜ死をつかさどる星か教えてやろう」(リュウケン)
「人の動きの中には7つの死角があり」
「その死角をたどれば北斗七星の形になるのだ」(リュウケン)
「すなわち、北斗七星とは敵を封ずる死への道標」(リュウケン)
「神は俺に運を与えた」
「やはり神はこの俺と闘いたがっているのだ」(ラオウ)
「トキがここに現れた以上…」
「お前達と同じ地上に降り立たねばなるまい」(ラオウ)
「そしてお前達2人には、死あるのみ!」(ラオウ)
「下がっていろ、ケンシロウ」
「見ることもまた戦いだ」(トキ)
「私の拳、私の戦い方が」
「いずれ必ずお前の役に立つ時が来るだろう」(トキ)
「北斗神拳に2対1の戦いはない」
「例え相手を倒したとしても、それは勝利ではない。」(トキ)
「お前は北斗神拳の正統伝承者であることを忘れてはならん」(トキ)
「”ラオウ”ではない、”拳王”と呼べい!」
「今や天に届かんとするこの俺の拳、とくと見せてやるわ」(ラオウ)
「勝負あったな、トキ」
「リュウケンも貴様も、俺と対等の腕がありながら」
「老いと病に果てるのだ」(ラオウ)
「見ているのだ、ケンシロウ」
「私の死をお前の糧にするがよい」(トキ)
「この世でラオウを倒すことの出来るのは」
「お前しかいないのだ」(トキ)
「トキよ、貴様も死兆星を見たのであろう」
「だが、貴様の死への使者は病ではなく」
「この拳王だったのだ」(ラオウ)
49話
「北斗神拳…」
「一子相伝の北斗神拳2000年の歴史は」
「俺達が思うより遥かに崇高で重い」(レイ)
「それをトキは、死をもってケンに教えようとしている」(レイ)
「トキ、お前は己の信念に命を捨てる男」
「だがそれが一体なんになる?」(ラオウ)
「死ねば全ては無の世界」
「どんな死も汚れた痩せ犬と変わらぬ」(ラオウ)
「一子相伝がゆえに、過酷なる運命がつきまとう北斗神拳」
「私の死もその1つの試練」(トキ)
「私の死を糧とし、伝承者の道を歩むがよい」(トキ)
「やめろ…ラオウ、やめてくれ!」
「その女だけは…その女だけは殺さないでくれ!」(レイ)
「そうだ、マミヤは…マミヤは」
「俺に愛を教えてくれたたった1人の女だ!」(レイ)
「ありがとう、レイ」
「あなたのその気持ちだけで」
「私はこんな時代でも生きていてよかったと思う」(マミヤ)
「破ったのは、俺の肉体ではない」(ケンシロウ)
「あくまで人間として生きようとする」
「幼い汚れなき心」
「その心が秘孔を破ったのだ」(ケンシロウ)
「ラオウ、貴様が握るのは死兆星だ!」(ケンシロウ)
「ラオウ、貴様は己の命さえ握ることはない」(ケンシロウ)
「ケンシロウ…」
「ここを北斗神拳2000年の終焉の地としてくれるわ!」(ラオウ)
「技と肉体ではラオウが勝る」
「だが、トキの秘孔縛すら破ったケンの魂なら」
「もしかして…」(レイ)
「肉体を支配するのは魂」
「北斗神拳の奥義はそこにあるはず」(トキ)
「もう止めはせん」
「むしろケンシロウの戦いを見てみたい」(トキ)
「ケンシロウよ」
「この俺が自ら”拳王”と呼ぶ訳を」
「その体でとくと知るがよい」(ラオウ)
「ラオウの拳は、カサンドラで多くの拳法家からあらゆる拳の奥義を奪い」
「身につけた恐るべき拳」(トキ)
「だがケンシロウ」
「己の拳、己の魂を信じて闘うがよい」(トキ)
「互いに寸前で見切っている」(レイ)
「達人同士の闘いでは」
「相手の技を完全に見切ることは出来ぬ」(レイ)
「残された方法は」
「寸前で己の肉体を切らせ骨を断つのみ」(レイ)
「強くなったな…」(ラオウ)
「昔の…昔のラオウだったら倒せていたものを」(ケンシロウ)
「野望の帝王の元には」
「野望を持った部下しか集まらぬ」
「愚かな…」(レイ)
「もういい、これまでだ」
「これ以上戦えないことは自分が一番知っているはずだ」(トキ)
「ケンよ、今日が闘いの終わりではない」
「今日が、貴様と俺の闘いの始まりなのだ」(ラオウ)
「俺は天をつかむ男」
「俺は俺の帝国を築くまでは、決して死なん!」(ラオウ)
「お…俺は拳王!」
「拳王を決して膝など地につかぬ!」(ラオウ)
「部下は去り、残ったのはあの馬のみ」
「彼もまた孤独」(トキ)
「ケンシロウ、ラオウはまたきっと現れる」
「お前の闘いはまだ続く」(トキ)
50話
「なぜ…なぜなの?」
「血がたくさん流れた」
「いっぱい…とてもいっぱい」(リン)
「ねえバット、どうして?」
「なぜこんなに傷つき、血を流さなきゃいけないの?」(リン)
「仕方ないんだ、あの血は俺達が流すはずの血だ」
「俺達の代わりに、ケン達が血を流してるんだ」(バット)
「俺も…俺も、もっと強くて力があったら…」(バット)
「行くでない!」
「レイに残された命は3日」
「その間、レイの体は徐々に崩壊されていく」(トキ)
「その苦痛にゆがむ姿をあなただけには見せたくないはずだ」
「マミヤさん、あなただけには…」(トキ)
「(巻き込んだ?) いいんだ、後悔はしていない」
「いや、むしろ俺はお前に感謝している」(レイ)
「俺は世を憎み続け、すさんだ心で生きてきた」
「だがそんな時、お前に出会った」
「そしてリン、バット、マミヤに…」(レイ)
「こんな時代でも、まだ見捨てたもんじゃない」
「そう思うようになった」
「そして俺も人の心を取り戻すことが出来た」(レイ)
「後は…後は死に方だけの問題だ」
「死に方のな」(レイ)
「そう、薬の町」
「そこへ行けば、薬が手に入るかもしれない」(マミヤ)
「レイの命は、後3日…」
「命を助けてあげることが出来ないのなら」
「せめて…せめて体の苦痛を少しでも和らげてあげたい」(マミヤ)
「今の私には…それぐらいしか出来ない」(マミヤ)
「マミヤは俺のために」
「危険なメディスンシティーに1人で行った」
「俺が行かないでどうする」(レイ)
「(ケンの所?) 行くな!」
「これは俺がケジメをつけることだ」(レイ)
51話
「死ぬ者に名乗る名前などない」(ケンシロウ)
「誰かは知らぬが」
「そこにいる女にほんの少しでも傷をつけてみろ」
「俺が生かしてはおかぬ」(レイ)
「マミヤ、もう戦いは捨てろ」
「自分の手で、自らの未来を捨てることはないんだ」(レイ)
「あの男(ユダ)は私の未来を奪って」
「私に戦い続けることを宿命づけた」(マミヤ)
「この傷は…この傷は一生消えない」
「そして、心の中にも同じ傷が…」(マミヤ)
「お前達…俺は美しいか?」(ユダ)
「そう…俺は、この世で誰よりも強く」
「そして…美しい」(ユダ)
52話
「俺は、神がこの世に創り出した最も美しく」
「最も強い至上の男」(ユダ)
「その俺を愛する資格を与えられるのは」
「完璧に美しい者だけだ」(ユダ)
「わめけばわめくほど醜い」
「この宮殿から消え失せろ」(ユダ)
「お前は醜い」
「醜い女は砂漠の奥にでも住むがよい」(ユダ)
「捨ててこい」(ユダ)
「見て、リンちゃん」
「私の腕、こんなに硬くなっちゃった」
「まるで、男の人みたいに…」(マミヤ)
「女だ…やはりお前は女だ」
「ユダは俺が必ず倒してやる」(レイ)
「私は、あなたの愛に報いる資格はない」(マミヤ)
「ああ、俺は奴を…ユダを知っている」
「同じ南斗の男としてな」(レイ)
「俺の命は後2日」
「マミヤの愛など求めぬ」(レイ)
「ただ俺はマミヤのために死に」
「あの女の心の中で生きていたいのだ」(レイ)
「こんな時代だ、男達の命は短い」
「しかし女は子を産み、そして物語を語り継ぐ」
「勇ましかった男の、戦いの物語を!」(レイ)
「ユダ、俺の最後を飾るにふさわしい男」
「俺は奴を必ず倒す!」(レイ)
「しまった!」
「お…俺は忘れていた、あのことを!」(レイ)
「ユダは、南斗六星のうち”妖星”を持つ男」
「南斗六聖拳はそれぞれ星を持ち、宿命を背負っている」(レイ)
「ユダは”妖星”、妖かしの星」
「またの名を裏切りの星」(レイ)
「貴様ごとき、傷ついた左腕で十分だ」
「かかってこい」(ケンシロウ)
「経絡秘孔”頸中”から”下扶突”を突いた」
「命だけは助けてやる」
「お前も苦しみを味わってみろ」(ケンシロウ)
「わめくな」
「それでもレイの苦しみに比べれば、蚊が刺したようなものだ」(ケンシロウ)
「お前も自分の愚かしさを、じっくりかみしめるがいい」(ケンシロウ)
「俺の星は最も美しく輝く妖かしの星」(ユダ)
「人は裏切りの星と呼ぶがそうではない」
「”妖星”は天をも動かす美と知略の星なのだ」(ユダ)
「妖かしの星は、ケンシロウとレイの血を吸い」
「ますます美しく光り輝く」(ユダ)
「ケン…もう死兆星が落ちてきそうだ」(レイ)
53話
「武器はない。この体と拳だけだ」(ケンシロウ)
「俺も昔、愛する者を取り戻すため戦ったことがある」(ケンシロウ)
「経絡秘孔の1つ”黒詰”を突いた」
「しゃべればお前は楽になる」(ケンシロウ)
「この男達の目を見ろ」
「もし人質を殺せば、彼等の怒りはお前達を襲う」(ケンシロウ)
「そして、俺がお前達を許すわけにはいかん!」(ケンシロウ)
「ユダ。貴様のために過去を悔いている女のため」
「そして、俺の人生の決着をつけるため死んでもらう!」(レイ)
「お前が口を割るのは分かっていた」
「お前に本当のことを教えるほど俺は愚かではない」(ユダ)
「お前のおかげで、ケンシロウの技を見切ることも出来た」
「仇は俺が取ってやる」(ユダ)
「ごくろうだったな」
「心おきなく死んでいくがよい」(ユダ)
「裏切りではない」
「これは戦略というものだ」(ユダ)
「愚か者めが!」
「俺に勝てると思っているのか?」(ユダ)
「ケンシロウが腕1本なら俺は…」
「指1本で十分」(ユダ)
「レイ、ケンシロウ!」
「奴等は俺の帝国の生贄となるのだ!」(ユダ)
「またしてもユダに謀られた」
「だが俺達は見た」
「この悲しみの時代でも、1つぐらい報われる愛があってもいい」(レイ)
54話
「レイ、哀れな男よ」
「愛する女のために俺に立ち向かおうとしたお前の命も」
「いよいよ朽ち果てるか」(ユダ)
「だが俺はお前を死に際まであざ笑ってやる」(ユダ)
「レイ、お前を愛する女のそばでは死なせない」
「お前はマミヤに看取られることなく、独り寂しく死んでいくのだ」(ユダ)
「人のために生きる”義星”を持つ男、レイ」
「その”義星”が、ピエロの星であることを十分に思い知らせてやる」(ユダ)
「無念だ、このままユダを倒せずに死んでいくとは」(レイ)
「いや、まだ方法はある」
「ある秘孔を突くことで、少しだけ命を延ばすことが出来る」(トキ)
「だが…その秘孔を突けば、今とは比べものにならぬ激痛がお前を襲う」
「場合によっては苦痛で発狂してしまうかもしれない」(トキ)
「もう1つ、その苦痛から今すぐ逃れる方法もある」
「それは、マミヤさんから託された薬」
「これを飲めば、すぐ死ぬ」(トキ)
「選ぶがよい、誰にも強制は出来ん」
「決めるのはお前だ」(トキ)
「レイ…あなたはもう十分に戦ったわ」
「これ以上、私のために苦しむのはやめて」(マミヤ)
「俺は南斗六聖拳の1人、義に生きる星の男」
「俺がどっちを選ぶかは分かっているはずだ」(レイ)
「トキ、頼む」
「俺は少しでも生き延びたい、マミヤのために」
「ユダを倒すまでは…」(レイ)
「ラオウの突きの威力は、想像を超えている」
「だがやるだけのことはやった」(トキ)
「後は本人の意志の力だ」
「生きる執念が上回れば、レイは生き延びるだろう」(トキ)
「そんなに命を無駄にしたいか」(ケンシロウ)
「愚かな…お前を待っているのは死のみ」(ケンシロウ)
「マミヤ…運命(さだめ)に縛られたどこまでも悲しい女」
「俺の命、お前に捧げよう」(レイ)
55話
「とうに朽ち果てているはずのこの体」
「だが…今一度命の炎を注がれた俺に、もはや迷いも悔いもない」(レイ)
「ユダ…今度こそ貴様を…」(レイ)
「ケン、俺の最後の戦いだ」
「俺にもう後はない」(レイ)
「泣くな、アイリ」
「俺はもう思い残すことはない」(レイ)
「この悲しい時代に、友と呼べる男と巡り合い、そしてマミヤとも…」
「後はただ、ユダを倒すだけ」(レイ)
「(マミヤを呼ぶ?) いや、未練だ」(レイ)
「俺は奴の力を恐れていたわけではない」(ユダ)
「俺は輝ける妖かしの星の男、奴に負けるはずはない」
「ただ…俺の手でトドメを刺してやろうと思ってな」(ユダ)
「レイ…お前の墓は俺が作ってやろう」(ユダ)
「あの日から、私は女の感情を捨てた」
「いいえ、捨てたつもりでした」(マミヤ)
「でも、今私のために残り少ない命を投げ出し、戦ってくれる人がいる」
「私は…私はどうしたらいいのか分からない」(マミヤ)
「マミヤ、お前も死兆星が見えるらしいな」
「その死の鍵を握るのは俺だ」(ユダ)
「どうやらお前たち親子は俺の手にかかる運命だったらしい」(ユダ)
「お前の血もまた、俺の体を美しく染めるだろう」(ユダ)
「俺がここに来たのは、哀れなお前を見物するためよ」
「そして、義の星の光を”妖星”の輝きをもって消し去るため」(ユダ)
「お前は哀れなピエロだ」
「たかが女1人のためにやつれ果て、残り少ない命さえ捧げようとするお前はな」(ユダ)
「しかもそれが、俺の紋章を刻まれ」
「死兆星をも見た明日なき女のためとはな」(ユダ)
「言いたいことはそれだけか」
「例え、マミヤが死にゆく運命(さだめ)にあろうとも、俺の気持ちは変わらん」(レイ)
「マミヤ、悲しい女よ」
「せめて、お前のために死んでゆく男が1人ぐらいいてもいい」(レイ)
「義の星は所詮ピエロの星」
「妖かしの星を一段と光り輝かせるクズ星に過ぎん」(ユダ)
「死ねい! 虫ケラのごとく!」(ユダ)
「お…俺の顔に傷がーーっ!」
「この美しい顔に傷がーーっ!」(ユダ)
「ユダ、”妖星”を二度と輝かせはせぬ!」(レイ)
「俺は、貴様を血祭りにあげる日を待っていた」
「あの…あの屈辱の日からーーっ!」(ユダ)
「なんたる不覚…」
「例え一瞬とはいえ、俺はレイの動きに魂を奪われた」(ユダ)
「生まれて初めて、他人を美しいと…」(ユダ)
「この屈辱は、決して忘れぬ」(ユダ)
「レイ、いずれこの手で最も醜く哀れな死をくれてやろう」(ユダ)
「分かったか、義の星が”妖星”より美しく輝くことはあり得ん」
「そのことを、今日こそ思い知らせてやろう」(ユダ)
「死ぬのはお前だ」
「来い、ユダ」(レイ)
「俺を支えているものは、マミヤへの愛」
「この熱き思い、愛を知らぬお前には分かるまい」(レイ)
「貴様もこれで終わりだ」
「ユダ。”妖星”は今日、地獄の闇に落ちる!」(レイ)
「俺様の星は、美と知性に輝く星」
「なんの戦略も持たずここに来たと思うか?」(ユダ)
「聞こえるぞ」
「もうすぐ貴様は地獄を見る」(ユダ)
「南斗水鳥拳の奥義は、その華麗な足の動きにある」
「その下半身の動きを封じられた今、貴様は羽をもがれた水鳥」(ユダ)
「この俺の手で醜く死ぬのだ」(ユダ)
56話
「南斗紅鶴拳奥義・伝衝裂波!」
「ようやく貴様を醜く切り刻む時が来た」
「俺が1歩近づくごとに深く切り裂く」(ユダ)
「切れろ、切れろ、切れろ、切れろーーっ!」(ユダ)
「義の星のレイ、哀れなピエロよ」
「女1人救うことも出来なかったな」(ユダ)
「後1歩…後1歩でお前の最後だ!」(ユダ)
「南斗水鳥拳奥義・飛翔白麗!」
「ユダ、お前には俺を倒せない」(レイ)
「不覚…またしても、俺は貴様の拳に魂を奪われてしまった」(ユダ)
「だが…だが…俺はこんな死に方はせん」
「こんな死に方はな!」(ユダ)
「レイ…俺より強く、美しい男よ」(ユダ)
「レ…レイ、俺の心の中には、いつもお前がいた」(ユダ)
「俺は、ずっと幻影を追っていた」
「お前を…そして美しい南斗水鳥拳の舞を」(ユダ)
「だが、とうとう俺はお前を超えることが出来なかった」
「最後の最後まで、幻影を突き放すことが出来なかった」(ユダ)
「俺が心から美しいと認めてしまったもの、その前では俺は何も出来ない」
「それが俺の弱さ」(ユダ)
「俺が、お前に心ひかれた時から」
「妖かしの星は義の星により、その光を消す運命にあったのだ」(ユダ)
「レイ…俺が唯1人認めた男」
「この世で最も強く美しい男」(ユダ)
「せめて、その胸の中で死にたい…」(ユダ)
「ユダ、お前もまた孤独な拳士」
「だが俺もすぐに行く」(レイ)
「さらばだ。南斗六聖拳・紅鶴拳」
「妖かしの星ユダ」(レイ)
「なぜ、2人は血を流し合わなきゃならないの」(リン)
「とうとう俺にも最期の時が来たらしい」(レイ)
「マミヤ…いいか、死兆星が頭上に落ちる日まで精一杯生きろ」(レイ)
「例え一瞬でもいい、女として生きろ」
「女の幸せを求めるのだ」(レイ)
「さらばだ」(レイ)
「来るな!」
「来てはならん」(レイ)
「俺は…お前にだけは俺の砕けていく無様な死に方を見せたくない」(レイ)
「マミヤ、幸せにな」(レイ)
「ケン、生き続けろ、死ぬなよ」(レイ)
「今の時代、この不幸な時代にお前の北斗神拳が必要なのだ」
「涙を笑顔に変えるために」(レイ)
「アイリ、先に逝く兄を許せ」(レイ)
57話
「なすべきことは全てなした」
「俺は南斗六聖拳、義の星の男」(レイ)
「義の星は人のために生き、人のために死ぬ」
「悔いはない」(レイ)
「レイ…お前の生き様、忘れはせぬ」
「お前もまた、シンと同じように俺の中に生き続ける」(ケンシロウ)
「星が…”輔星”が見えない」
「死兆星が消えた…」(マミヤ)
「南斗六聖拳、義の星の男レイ」
「お前の伝説は…永遠に消えない」(ケンシロウ)
「さらば、レイ」(ケンシロウ)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
アマゾンリンク
コミックシーモアリンク