まんがで読破「君主論(マキアヴェッリ)」の名言をまとめていきます。
君主論
リーダーが組織を守るための方法は、リーダー本人が人から恐れられる存在になり、
また人から恨まれないことです。
人の恨みを買わない方法は、人のものを奪わないことです。
リーダーは人の名誉や財産を奪うことや…
部下の婦女子や手柄を奪うことは絶対に避けなくてはならないことです。
リーダーには常に正義と力が求められています。
正義と力とは…リーダーが人から恐れられる力量をもってこそ身につけられるものです。
リーダーが正しき人だったとしても…力なき者は誰も守れはしない。
リーダーは心得るべきなのです。
部下たちは自分を守ってくれない者に、誰も忠誠を誓いはしないと。
リーダーが心掛けなくてはならないことは、人からの軽蔑を避けることです。
リーダーは常に周りからスゴイと思われなければならないので…
軽蔑されたり…みくびられたりすることは、特に避けなければならないのです。
リーダーは人に判断力の欠けるところを見せてはいけません。
戦いや面倒ごとを避けたいからといって、ときにリーダーは中立の立場をとりたがるが…
危険に対して見て見ぬふりをして何もしないことを選ぶことは、
臨機応変な判断ではなく身を滅ぼすだけの優柔不断です。
時間は何も解決してくれず…危険は絶えずあなたの側に近づき、
戦いは避けられないものなのですから。
人の意見に翻弄されるのも、人から軽蔑される理由になります。
リーダーが気が変わりやすく、軽薄で臆病ともなると人の軽蔑を避けるのは無理でしょう。
リーダーの人格や力量をはかりたいときは…
リーダーについている部下を見れば一目瞭然なのです。
ダメなところにはダメな人が集まるものですから。
よいアイデアを決めるのはリーダーの仕事です。
リーダーには人の意見を聞く英明さが必要とされます。
ですからせっかくの部下の良案を潰すような環境を…ひとたびリーダーがつくってしまえば…
後にはびこるのは追従者のみです。
それぞれの人間に適材適所の仕事を与え働かせるのがリーダーの勤めです。
リーダーには多少使いにくい人間がいても使いこなす力量が求められます。
リーダーは穏やかな日にこそ嵐がくるときのことを考えて…
自分の備えを怠ることなく着々と進めなければなりません。
優秀な人材をより多く自分の下に集め、組織の体力作りに努めることが大事です。
先の見通しが甘い場合は組織が危険にさらされます。
リーダーは努々(ゆめゆめ)忘れぬように!
強い者が弱い者を捕らえるのは世の常です。歴史はいつも繰り返されます。
そしてリーダーは未来のことを予測するために、過去の歴史を学ぶことも必要とされます。
未来へのすべての対処法は過去にあるのです。
賢人は歴史に多くのものを学ぶものです。
最後に、日々粉骨砕身努力を惜しまないリーダーにこそ、
良運は運ばれてくると私は言いたい。
それは慎重に事を運ぶ者より、
自分の計画に対して果敢に猛進する者にこそ運命の女神は微笑むからです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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