「悪霊」の名言・台詞まとめ

まんがで読破「悪霊(ドストエフスキー)」の名言・台詞をまとめていきます。

 

悪霊

「(精神異常者は)罪を犯しても裁かれない」(ニコライ・スタブローギン)

 

「斧を手に取れ、自由と平等のために」(ビラ)

 

「…自由や平等を民衆に知らしめる必要性は認めますが…でもそのビラに書かれている檄文は、ただ破壊のみを求めています…」

「これでは民衆を乱すだけです」(イワン・シャートフ)

 

「自由・平等か。それはたしかに美しいものです」
「しかし自由主義や民主主義などは外国から運ばれてきたものでしかありません。こんなビラをバラまくような反社会的な活動もです!」

「所詮我々ロシア人には…自ら思想を生みだす力はないのです…」(ステパン・ベルホベンスキー)

 

「ずっと…考えてるんだ。人間はなぜ…自殺しようとしないのか?」(アレクセイ・キリーロフ)

 

「人が不幸なのは、自分の幸福がわからないからだ」
「人が生きるのは、自分の死がわからないからだ」(キリーロフ)

 

「恐怖も苦痛も生が与えるのだ、死が与えるのではない。これこそ欺瞞なのだ!」(キリーロフ)

 

「人は自分を殺さずに生きていけるように、神を作り『あの世』を作ったのだ。そして…人は死の恐怖を理解することをやめてしまった」(キリーロフ)

 

 

「俺は…神など必要とせずに、恐怖と苦痛に打ち勝ち、生と死を超越したいのだ。そしてその唯一の方法も知っている」

「自殺だ。これを理性的になせる者だけが神の欺瞞を殺し、新たな神となる」(キリーロフ)

 

「それで…? 彼は苦しんででもいたのかい…?」
「僕には彼の気持ちがわかる、君の気持ちもね…それだけだよ。別に君たちを欺こうとしたわけじゃない」(ニコライ)

 

「神を信じるには神が必要だ」(ニコライ)

 

「あなたは…悪魔のような人だ…」(シャートフ)
「それなら君は悪霊だ」(ニコライ)

 

「もちろんそれ(結婚理由)も公表するよ」
「大真面目さ」
「痛快だろう?」(ニコライ)

 

「常識にとらわれず自分の立場を貫くなら…真に偉大な人間であると同時に…バカである必要がある」(ニコライ)

 

「私の提案する新たな社会構造においても…無制限の自由は無制限の支配によって完成するという矛盾した結論を導きました」

「しかしこの無制限の支配こそ…問題の最終的解決を見る完全なる社会構造なのです!」

「まず人類を二つに分割するのです…均等にではなく不均等に…一割の人間と九割の人間とに分けるのです…」

「そして一割にすべての権利と自由を独占させ…九割を人格を持たないいわば家畜の群れにするのです!」

「その九割の人間を少しずつゆっくり何代かかけて改造していき…退化させるのです」
「そして一割の人間たちが奴隷を支配して社会を機能させ…真の幸福と自由を追求し、人類の進化を担うのです」(シガリョフ)

 

「議論によって解答は示せるだろうが、問題を解決するのは説明と行動だけだ。説明と行動…つまり何のために何を為すか?」

「俺たち『組織』の目的は…議論ではなく行動だ」(ピョートル・ベルホベンスキー)

 

 

「あのバカどもやこんな酔っ払いんも劣るカスどもが、世の中にはどれほどいることか!」
「混沌をもたらすのさ。破壊を! 暴動を! 動乱を! 歴史的な大変動となる!」

「カスどもには奴隷の権利だけ与えてやる!!」(ピョートル)

 

「君はすべての人間を同じに見ている…聖人も奴隷もなく、それぞれひとつの生き物としてだ。それなのにみんな君を軽蔑する、君を恐れる」

「君は特別なんだ。君を求める人間は俺だけじゃない。いずれすべての人間が君を必要とする」(ピョートル)

 

「今ロシアは醜い悪霊(思想)にとり憑かれ惑わされる人々が多いんですよ」
「我々ロシア人はロシアの悪霊の声にこそ耳をかたむけるべきなのです」
「私は思うんです。美しいものにこそ神は宿ると」(ステパン)

 

「思想というのは科学ですからね。科学は神の在り方に行き詰まってしまうものなんです」
「(ロシアの思想も悪霊にしたのは)…呪われてしまったからです」(ステパン)

 

「生命の誕生は偉大な神秘だ。人が子を産むのは人が神のような完全な存在にはなれないからだよ」(シャートフ)

「…私もそう思うわ。私は信心深くはないし無神論者でもないけど」
「でも今なら思えるわ。世界は愛で満たされてる」(マリヤ・シャートワ、愛称:マリィ)

 

「俺は信念のもとに生きる、信念のもとに彼を殺した」
「君は信念のもとに死ぬ、信念のもとに自分を殺す」(ピョートル)

「良いも悪いもない、それが現実だ。こんな世界に生きてなんになる?」
「世界は愛ではなく欺瞞に満ちているんだよマリィさん…」(キリーロフ)

 

「自由・平等・友愛…さもなくば…死だ!!」(キリーロフ)

 

「彼女は僕の侮辱に未熟な愛情で応えていたのだ。悪意に対して善意で返した」
「彼女のほほ笑みは、僕への赦しだった…」

「恐怖の正体とは良心の呵責──彼女の善意が僕の良心を呼び起こしたのだ」(ニコライの手紙)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
 
 
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