「ビブリア古書堂の事件手帖」の名言・台詞まとめ

マンガ「ビブリア古書堂の事件手帖」の名言・台詞をまとめていきます。

 

ビブリア古書堂の事件手帖

1巻

これは何冊かの古い本の話だ。中身だけでなく、本そのものにも物語がある。
ただその「物語」が美しい物とは限らない。(五浦大輔)

 

「拝見します」(篠川栞子)

 

「珍しくはありませんがいい本だと思います」
「わたしは好きですよ」(栞子)

 

「あの……申し訳……ありません…」
「だから…ごめいわくを…」(栞子)

 

「む……昔から言われるんです」
「本のことばかりよくしゃべるって…」(栞子)

 

俺は、彼女に話をやめてほしくなかった。(五浦)

 

「わたし…古書が大好きなんです……」(栞子)

 

「人の手から手へ渡った本そのものに物語があると思うんです…」
「中に書かれている物語だけではなくて…」(栞子)

 

「……ここだけの話にしていただけますか?」
「お祖母様のプライバシーに触れることですので…」(栞子)

 

「(なんで本棚に?) どこかにしまいこむよりも、他の本と一緒に並べておいた方が」
「かえって安全だと思われたのかもしれません」(栞子)

 

 

「それに……すぐ手に取れるところに大切な本を置いておきたい」
「という気持ちもあったんじゃないでしょうか」(栞子)

 

「ここまでの話がどこまで本当かは分かりません」
「この本から読み取れることを繋ぎ合わせると、こういうことになるというだけです」(栞子)

 

「それでですね…もしよろしかったら、うちの店で働いていただけませんか?」(栞子)

 

「(本が分からない?) それなら大丈夫です」
「古書店の人間に必要なのは、本の内容よりも市場価値の知識なんです」(栞子)

 

「本を多く読んでいるに越したことはありませんが、読んでいなくても学べます」(栞子)

 

「五浦さんは本の話を聞くのが苦ではないとおっしゃってましたよね?」(栞子)

 

「わたし本のことになるといちいち話が長すぎるみたいで…」
「ちゃんと向き合って下さる方、なかなかいらっしゃらないんです」(栞子)

 

「ああ……でもその表情は……反則だ…」(五浦)

 

「うちのお姉ちゃん、本のこと以外は全然世間知らずだからな──」(篠川文香)

 

2巻

小柄で痩せているとばかり思ってたけど…勘違いしてたかもしれな──…。(五浦)

 

「絶版文庫ってのはな、後の巻になればなるほど手に入りにくいもんなんだ」(志田)

 

「上巻だけ買って下巻を書いそびれる奴はいても、その逆はいねえだろ?」
「下巻の方が出回る数が少ねえからその分だけ価値が上がるんだ!」(志田)

 

「(全部記憶?) ま、まさか違います」
「全部なんてとても…その本のよかったところが何ページか頭に入るくらい…」(栞子)

 

 

「やめましょうなんて…言えない…」(五浦)

 

「ありがとうございます!」
「五浦さんならそう言ってくれると思ってました」(栞子)

 

彼女の口にした感想は、志田のそれと奇妙に似通っている。
年齢も性別も境遇もまったく違うが、
同じ本を好きになる人間は似たような感性を持つのかもしれない。(五浦)

 

「(明日ここへ?) それはいけません」
「わたしたちではなく、持ち主に直接返しに行くべきです」(栞子)

 

「あの本の持ち主は志田さんと言って」
「あなたと同じように『落穂拾い』をとても好きな方です」(栞子)

 

「そういう気持ちが伝わるようにきちんとお詫びをすれば…」
「きっと許して下さると思いますよ」(栞子)

 

「まあ大して役には立たねえかもな」
「でもよ、誰かに話すだけで気が楽になるってこともあるぜ」(志田)

 

「ほら…『落穂拾い』にもあったろう」
「『なにかの役に立つといふことを抜きにして、僕達がお互ひに必要とし合ふ間柄になれたなら、どんなにいいことだらう』ってな」(志田)

 

「甘ったるいけど胸に染みる言葉じゃねえか?」
「胸にたまってることがあるなら俺はなんでも聞くぜ?」(志田)

 

「…あ…あの…うちの店…辞めたりしません……よね?」
「わたし…五浦さんとは一緒に働きやすいんです…」(栞子)

 

……進歩してる。
端から見ればまったく弾まない会話に思えるだろうが、
以前より格段に会話ができるようになった……。(五浦)

 

「申し訳ありませんが、お渡しできません」
「古書を扱う人間として、お客様のご希望を蔑ろにはできません」(栞子)

 

3巻

「相手が家族だからこそ打ち明けにくいこともある」
「そう感じない者も世の中には大勢いるだろう」
「しかし…わたしのような人間は違う」(坂口昌志)

 

「あのご主人も奥さんの嘘にお気付きだったと思います…」
「でも、その嘘を暴いてもなんの意味もありません」(栞子)

 

「もし、さっきの坂口さんのようにわたしにも隠していることがあるとしたらどうですか?」
「聞きたいと…思いますか?」(栞子)

 

「この(晩年の)初版は五百冊しか印刷されませんでした」(栞子)

 

「ページアンカットのまま帯付きで署名まで入っている美本は」
「もうこの一冊以外に存在しないかもしれません…」(栞子)

 

「……そのつもりはありませんけど、もしうちの店で売るとしたら…」
「三百万円以上の値を付けると思います」(栞子)

 

「でも、わたしにとってこの本の価値は値段とは関係ありません」
「見返しに書かれた太宰の言葉の方が大事なんです」(栞子)

 

自信モテ生キヨ
生キトシ生クルモノ
スベテコレ罪ノ子ナレバ (太宰の言葉)

 

「きっと知り合いを励ますつもりで一文を書き添えて本を贈ったのでしょう」
「『罪の子』という言い回しに思い入れがあったのかもしれませんね…」(栞子)

 

「(悪人?) 必ずしもそうではなくて…」
「生きている者は誰でも業が深いという意味にわたしは解釈しています」(栞子)

 

 

「自分のことを言われているようでわたしは好きです」(栞子)

 

「大庭葉蔵をおびき出すために、わたしに手を貸して下さいませんか?」
「なにが起こるか分かりませんが、五浦さんの他に頼れる人がいないんです」(栞子)

 

「……これ以上…待つ意味がありません……」
「待ったところで状況はあまり変わりませんから……」(栞子)

 

「わたしの怪我は骨折だけではありません…腰椎の神経も傷ついてしまったんです」
「退院後も後遺症が残ると医師から言われています」(栞子)

 

「元通りに歩けるようになるには長くかかります……」
「ひょっとすると…一生不自由なままかもしれません……」(栞子)

 

4巻

「ぼくは本は傷つけないが、人間には容赦しないよ」(大庭葉蔵)

 

「本の中だけではなく、この本が辿ってきた運命にも物語がある」
「ぼくはその物語ごと手に入れたいんだ」(大庭)

 

「ぼくはね、本さえあれば他になにも要らないんだ」
「家族も友人も財力も名前だって要らない」
「これがぼくの本心だ」(大庭)

 

「どんな犠牲を払ってでも、たとえ何年かかっても、ぼくはこの本が欲しいんだ!!」(大庭)

 

「わたしはあなたと違います、大庭葉蔵さん」(栞子)

 

「わたしには古い本よりも大事なことがあります」
「だから…もう終わりにすべきなんです」(栞子)

 

「…多分、太宰は誰かを激励するためにこの本を贈ったんです」
「祖父の手に渡るまで、どういう経緯があったかは分かりません」(栞子)

 

「でもこの本のおかげでわたしは重傷を負いました」
「あなたも警察に逮捕されるでしょう」(栞子)

 

 

「七十年の時を経て、この本は太宰が生きていた頃とはほど遠い」
「誰も幸せにしないものになってしまった」(栞子)

 

「この本がすべての元凶なんです」
「…だから…すべて終わりにします」(栞子)

 

「五浦さんが…協力…してくれないと…思ったんです…」
「…あなたは本を読む人じゃ…ない…から……」(栞子)

 

「…どんなことをしても…大好きな本を手元に置きたい気持ちを…」
「分からないかもしれない……そう思ったんです……」(栞子)

 

「たかが本のこと…だから…」(栞子)

 

これ以上、謝罪の言葉を聞いても…惨めになるだけだ……。
結局、俺は彼女に店長と店員以上のなにかを求めていたのかもしれない──…。(五浦)

 

「一ヶ月で辞めちゃうなんてなに考えてんの!?」
「無職の人間なんて昆虫ぐらいの価値しかないのよ!」(五浦の母)

 

「これを…お預け…します」
「…あなたを信頼しようと…思って…」(栞子)

 

「だ…大丈夫ですよ」
「ほら…五浦さんはまだ働き始めたばかりですし…少しずつ覚えていけばいいんです…!」
「今は全然ダメでも!」(栞子)

 

「アメリカで最初に出版された完全版に寄せた文章で、バージェスはこう書いています」
「『わたしたちは書いたものを削除することはできる』」
「『しかし書かなかったことにすることはできない』」(栞子)

 

「読んでない本の感想を書くのは、著者への侮辱だと思います」(栞子)

 

「あなたもこの感想文を書かなかったことにはできません」
「自分のしたことの重みを背負うべきです」(栞子)

 

5巻

「男の人を名前で呼んだりするのって…なんだかいいなあって…」
「わたし今までそういう機会がほとんどなくて…」(栞子)

 

「(持ってる本は)性格が反映されることはあると思います」
「趣味はもちろん職業や年齢も…」(栞子)

 

「蔵書を見るだけでそういうことを言い当てられる人もいますから…」(栞子)

 

「古書に関して自分のルールを持っている人が」
「面識のない店に大切な蔵書を売るのは不自然です」(栞子)

 

「とにかく…わたしも見過ごしてしまいました」
「…まだまだ…未熟です…」(栞子)

 

「…分からないように隠してあるものを見つけるのは難しいんじゃないですか?」(五浦)

 

「未熟かどうかじゃなくて…もともと誰かの秘密って」
「そう簡単に分かるようにはなってないんじゃないですか?」(五浦)

 

「……自分の思っていることをなかなか話したがらない人はいるだろ?」(五浦)

 

「一介のサラリーマンから大作家になった同郷人の著者は」
「お仕事で苦労されたお父様にとって文字通りのお守りだったのでしょう」(栞子)

 

「次はこの本をあなたのお守りにして欲しい」
「と、いうことだと思います」(栞子)

 

「わたしにどう言って本を渡せばいいのか…分からなかったから…」
「思っていることをうまく言葉にできなかったから…」(高坂晶穂)

 

「この…手紙みたいに…」(晶穂)

 

「まあ…(宅買いの準備)楽しそうだったけどね、お姉ちゃん」
「遠足に行く前日の小学生みたいだったよ」(文香)

 

彼女の胸に秘められたことって?
もっと知りたい、彼女のことを──…。
やっぱり俺はあの人に惹かれているのだろう。(五浦)

 

6巻

「石垣島ですって。いいですねえ、南の島」
「どんな古書があるのかしら。こちらとは品揃えも違うんでしょうね!」(栞子)

 

栞子さんと本探しの旅か。
良い響きだ…。(五浦)

 

「母の話なんてしたくありません!」(栞子)

 

「でも思い出したくないっていうのは、忘れられないってことじゃないですか…」
「もし…そういうことを話したくなったら…その…いつでも聞きますから」(五浦)

 

「(どうして?) あなたのことを…よく知りたいんです」(五浦)

 

「あれだけの手がかりがあれば」
「住まいを探し当てる程度のことは母にとって造作もありません」(栞子)

 

「持っている本を見れば持ち主の人となりはだいたい分かる」
「というのが母の口癖でした」(栞子)

 

「一種のプロファイリングみたいなものですが…」
「あそこまで出来る人は他にいないと思います」(栞子)

 

「…わたしの母はとても頭のいい人でしたけど」
「無邪気に残酷な真似をしてしまうようなところがありました」(栞子)

 

「まるで遊んでいるみたいに、後ろ暗い売り買いでも平気でやってしまうんです」(栞子)

 

「……さっき、わたしがどうして須崎さんに本当のことを打ち明けなかたと思いますか?」
「すべてを打ち明けたら古書マンガを売って下さらないなと…思ったからです」(栞子)

 

「結局わたしも、三十年前の母とやっていることは大して変わりません」
「母とわたしは似ているんです……」(栞子)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
 
 
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