マンガ「烏は主を選ばない(からすはあるじをえらばない)」の名言・台詞をまとめていきます。
烏は主を選ばない
1巻
我々”八咫烏(やたがらす)”の一族が住まう山内(やまうち)。(ナレーション)
我々は時に人のかたちで、時にはこのよう(烏)にして、
長たる”金烏(きんう)”の翼下に永く安寧と繁栄を築き享受してきた。(ナレーション)
これは我が八咫烏の故郷・山内が、
その”金烏”の翼下で滅びゆくまでを綴った記録である。(ナレーション)
「親愛なる若宮殿下、私が望むのは『正統なる金烏』による山内の安寧のみ」
「私が殿下に取って代わるなど、努々(ゆめゆめ)存じませぬ」(長束)
「兄上、よいのですか?」
「うつけで愚鈍でぼんくらな妾腹の私を、”真の金烏”とお認めになってしまっても」(若宮)
「だいじょーぶだって!」
「僕だってこれでも郷長家の八咫烏(にんげん)だもの」
「ちゃんと務めを果たしてくるよ!」(雪哉)
「(食い逃げ)などと生ぬるい呼び方で誤魔化すでない」
「貴様のしたことはな…『窃盗』ぞ!」(玄哉)
「平民も貴族も関係ありゃせん」
「羽衣(うえ)を着ていようがいまいが、その者を侮り傷つけてよい道理など断じてあってはならぬ」(玄哉)
「まあね、垂氷のためだもん」(雪哉)
「あれは貴族としての意識にかけ、教育を疎かにした北四条家に問題があった」
「責務はしかと自覚し果たさねばならぬ」(長束)
「これ(雪哉)が宮中なんて無理です」
「今やったことを三歩で忘れるようなぼんくらですよ」(雪正)
「(高位高官?) それが嫌です」
「僕は中央なんて行きたくありません」(雪哉)
「僕は一生を垂氷郷といずれ郷長となる兄上のために使ってのんびり暮らしたい」
「それが本望なのです」(雪哉)
「どうか僕の願いを切り捨てるようなことをなさらないでください」(雪哉)
「弟はよくぼんくらとか要領が悪いとかいわれますが…本当はやればできる男なんです」
「だからこいつはもっと垂氷以外の──外の世界を知るべきです!」(雪馬)
「一年経たずに自分から音を上げて帰ってきたらな、”勁草院”に叩き込んでやる」(雪正)
「死ぬ気でやれば八咫烏(にんげん)は案外何でもできる!」
「まずは一年、側仕えとして揉まれてこい!」(雪正)
長束さまはどうして僕なんかを中央へ連れてきたのでしょう、さっぱりわけが分かりません。
若宮殿下はもっと分かりません。(雪哉)
僕はとんでもない所へ…いえ、とんでもない烏(ひと)が主になってしまいました……。(雪哉)
「(なんで?) だって僕、さっきの試合見てましたもん」
「一回見りゃ十分ですよ、あんたのその醜態も一生覚えときますねぇ」(雪哉)
「『僕がお家騒動を起こす』って?」
「あんた自分が郷長家の八咫烏(にんげん)──貴族だって分かってんのか?」
「立場ある奴の発言は皆信じやすいんだよ」(雪哉)
「僕はな、兄上の地位を奪うつもりなんて欠片もない」(雪哉)
「一生兄上のもとで働いて平和に暮らす」
「中央で働く気も勁草院に行く気もさらさら無い」(雪哉)
「お家騒動…? ふざけんなよ」
「これまで僕がどれだけ心ない邪推に苦労したと思ってる…?」(雪哉)
「僕は兄上と垂氷郷(わがや)に忠誠を誓っておりますので……」(雪哉)
「…”責務”はしかと果たさねばならぬ」
「日嗣の御子は──金烏はこの山内にただ一人でよい」(長束)
「お前が全力か否かなど私は興味がない」
「努力するだけで結果が残せない役立たずなど、こちらから願い下げだ」(若宮)
「私が欲しいのはただの側仕えじゃない、近習だ」
「お手並み拝見といこうか、垂氷の雪哉」(若宮)
「かわいい我が子の宮廷入りですよ」
「母の私が(官服を)用意せずに誰がやるのですか?」(梓)
「(一年だけ?) …だとしても良いのです」
「私たちの大事な息子のためになるなら」(梓)
「『雪哉(おまえ)でなければならない』」
「という理由があれば納得するのだな?」(若宮)
「(怒らない?) 必要がないからな」
「怒ったほうがよかったのか」(若宮)
「(命令?) ご冗談を!」
「私に命令できる奴などこの世にはいない!」(路近)
「紫宸殿にこの私が入れないだと?」
「そんなことはあるまい、開けよ」(若宮)
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