マンガ「少年のアビス」の名言・台詞をまとめていきます。
少年のアビス
1巻
「令くんはさ、この町出たいって思わんの?」(秋山朔子、愛称:チャコ)
「お家のこととかいろいろ事情があるのは知ってるよ」
「でもさ、令くんの人生は令くんのものだよ」(チャコ)
「いいやん」
「今のまま、なにもないよりか…」(チャコ)
こんなとこに飛び込んで死ぬなんて絶対にやだな…。
夜眠ってそのまま目が覚めない…とかだったら別に今夜でもいいんだけど…。(黒瀬令児)
「一服しないとやってらんないことばっかだよね」(青江ナギ)
僕の死(いのち)が始まる。(令児)
「(話せるのは)たぶん、絶対この町からいなくなる人だから」(令児)
「(面白くは)ないね。でも羨ましいと思った」
「だって(心中は)一番幸せな死に方だもん」(ナギ)
「ねえ令児くん、私たちも今から心中しようか」(ナギ)
「えー、よくない?」
「だって令児くんの人生、この先絶対つまんないだろーし」(ナギ)
「オレはこの先生きてて、たぶんそれ以上のでかいこと絶対できない自信あるよ」(令児)
「あなたって女(ひと)のこと全然知らないけど、”アイドルノアオエナギ”と死ねるなら」
「最後ちょっとだけ生きてて良かったなって思えるかも」(令児)
「”ちょっと”は心外」(ナギ)
「今から私の家に来ない?」
「青江ナギと死ねて幸せって思わせてあげる」(ナギ)
あ、アオエナギって”人”なんだ…。(令児)
「ナギさん、衣装脱いでくれない?」
「あなたをちゃんと見たいから」(令児)
彼女は偶像(アイドル)、オレを天国へ連れて行ってくれる天使(案内人)じゃなかった。
彼女は”人”で死にたい理由があるんだ。(令児)
「玄!! オレやっぱりお前のとこで働けない!」
「今から死ぬから!」(令児)
「お前は一生この町で王様やってろよ!」
「オレにはもう全っ部関係ないから!」
「じゃーなー! 玄! バイバイ!」(令児)
「全部捨てて町を出て行けば?」(ナギ)
「…考えたことなかった」
「どうして、だって令児くんの人生は令児くんのものだよ」(ナギ)
「私は令児くんみたいに死にたい理由ないよ」
「ないの、生きてる理由が」(ナギ)
「一度くらい誰かに愛して欲しかった?」(ナギ)
「…今はもう望まなくて済むんだなって、すごく楽な気持ち」(令児)
「私も」(ナギ)
「ナギさん、この町に来てくれてありがとう」(令児)
2巻
いつの時代も変わらない。
必ずこういう早熟な子たちがいて、一方で子供っぽさが残る生徒もいる。(柴沢由里、先生)
黒瀬令児は私と同じ後者の方だと思っていた。(柴沢先生)
…間違ってない。
柴ちゃん先生のクラスで、こんなこと(自殺なんて)あっちゃいけない…。(柴沢先生)
「黒瀬くんの悩みがどうしたらなくなるか、先生に一緒に考えさせてほしいな」(柴沢先生)
「オレの悩みは死んだらなくなります」
「だからもう邪魔しないでくれますか?」(令児)
「それとも先生がオレと一緒に死んでくれる?」(令児)
「…先生、助けて…」(令児)
「(電話)出なくていい」
「大丈夫、先生が守るから!」(柴沢先生)
「…嘘、嘘、嘘、嘘嘘嘘…やばい、やばいやばい…」
「こんなの絶対やばいよ…」(柴沢先生)
「…でもしょうがないもん…」
「あの子が頼れるのは、今は私だけなんだから…」(柴沢先生)
「…謝って欲しいんじゃないよ…」
「私は…ただ…今日…あなたにご飯を作るのが楽しみで仕方なかった…」(柴沢先生)
「先生もこの町で幸せに生きてる方の大人だと思ってた」(令児)
「私は絶対こんな町で結婚も出産もしてやらないの」(柴沢先生)
「黒瀬くんが死のうとするから覗いちゃったじゃない」
「私も、私の真っ暗なところ」(柴沢先生)
「黒瀬くん、死んでいいよ。もう引き止めない」
「許すからお願い、一度だけ…」(柴沢先生)
「…あなた、誘われたら死ぬの?」(柴沢先生)
「助けてくれるなら、どんな方法でも良かったから」(令児)
「さっきは死んでいいよって言ったけど、ダメ」
「生きなさい、私が助けるから」(柴沢先生)
「だから、もうあの人には会っちゃだめよ」(柴沢先生)
私…ちゃんと落ちてこれた。
新しいこの”場所”で、きっとあなたを救ってみせる。(柴沢先生)
「(彼岸花の)嫌でも目に入るその強い赤色が、すごく自覚させられるんです…」(チャコ)
「またこの町で1年を過ごして終わってしまったなって」
「あと何回この景色を見ないといけないんだろうって…」(チャコ)
「いつかと言わず今日から僕の担当になってよ」
「キミといたらなにかいいものが書けそうだ」(似非森耕作)
「…令児のお母さんは自分とあなたが運命共同体と思ってるんでしょうね」
「愛してないのよ、依存してるだけ。相手にしなくていい」(柴沢先生)
「あなたは大人になって必ず家を出るの!」
「そしてどこへ行ってもいいの!」
「きっと私が導いてあげる!」(柴沢先生)
「私にとってあなたは高校生だから魅力的なの」
「担任と生徒って関係を、悪いことを誰にも知られずに楽しみたいだけなの」(柴沢先生)
「あなたが卒業したら、この関係はきちんとおしまいにする」
「だからこれからも”先生”って呼んで」(柴沢先生)
「それがいいの」
「あなたもこのままこの町で大人になってしまったら私の気持ちが分かるよ」
「でもね、分からなくていいの」(柴沢先生)
「…怒るのは誰? キミ?」
「嫉妬するのはどっちに?」(ナギ)
「お前、俺にまだ罪をかぶせたいのか?」(峰岸玄)
3巻
「(結婚相手?) 寂しい人なんだよ、空っぽで」(似非森)
「僕はね、キミ(朔子)に出会えてちょっと舞い上がってんだ」
「17歳の時に死のうとしたこの町で、『春の棺』を読んだ17歳の女の子に出会えて」(似非森)
「死に損なって醜態をさらしながら歳くって、やっとこの町に戻ってきて朔子に会えた」
「朔子は俺を終わらせてくれる女になってくれる?」(似非森)
「(小説の)彼女たちはみんな、汚されたい堕ちたい、心の底でそんな願望を持ってて…」
「そういうのが分かるようになったら大人なのかなって…」(チャコ)
「…でも最近読み返すと、あー分かってないなーって…」
「だって女は自分だけは汚れたくないっていう、もっと汚い気持ちがあるんですよ?」(チャコ)
「怖かった、幻滅した、もう本も全部捨てようと思う」
「…昨日まではそう思ってた」(チャコ)
「なのに、あたしの…一番深い奥底にいるあたしが、また会いたい」
「どうなってもいいからこのまま縁が切れるのはいやだって、ずーっと叫んでる」(チャコ)
「全部裏切って、全部捨てるから」
「そうじゃないと町を出られない」(令児)
あの人たちはそういう存在なんだ。
会えば最期、オレもきっとまた死に誘われる。(令児)
「あの人(令児の父)は守らないといけないものを捨てた」
「令くんは自分を守るために捨てないと」(チャコ)
「あたしの決定権をもつ人たちがあたしに直接伝えない、これってどうしてだと思う?」
「なめ腐ってあたしを”人”だと思ってないから」(チャコ)
「殺される前に一緒に死のうか」
「ごめん、冗談」(令児)
「あたしが本気で死にたくなったら、令くん一緒に死んでくれるの?」(チャコ)
「いやだよ、チャコには死んでほしくない」(令児)
「もしチャコが殺されそうになったら」
「そん時はオレがなにをやってでもチャコをこの町から出してやる」(令児)
「(報告?) これは告解」(令児)
「次はこうしなさいっていわれたからそうした」(ナギ)
「令児くんと死ぬなら川がいいなって思った」
「町から連れ出してあげられる気がしたから」(ナギ)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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