マンガ「ささやくように恋を唄う(ささこい)」の名言・台詞をまとめていきます。
ささやくように恋を唄う
1巻
高校入学初日──。
その日、私は──先輩に一目ボレをした。(木野ひまり)
私バンドってものを見るの初めてなんだよねー。(ひまり)
今どきそれもすごいな…。(水口未希)
「(姉ちゃんが歌う?) いんや、ベース」
「ギターみたいなやつ」(未希)
なに、すごい。声が頭にひびいてくる。
かっこいい。(ひまり)
「わたし! 一目ボレしちゃったよ!」
「(歌ってる人の)ファンになったよ、大ファン!」(ひまり)
「今日! 新歓の演奏見ましたっ!」
「すっごく声がきれいでかっこよくて、かがやいてました」(ひまり)
「(ほめすぎ?) そんなことないです!」
「わたし、一目ボレしました」(ひまり)
「こうやって先輩に会って、ちゃんと伝えられて嬉しいです」
「また歌聞けるの楽しみにしてます!」(ひまり)
「(新歓は代理?) じゃあもう、依先輩の歌聞けないの!?」
「うう、この世の終わりだぁ」(ひまり)
「上手いとか下手とかは分かんないけど、すっごいかっこいいなって思った」
「それだけ」(ひまり)
あれから先輩の歌声が頭から離れない。
もっと、もっとたくさん聞きたいな。(ひまり)
「なんでここ(屋上)のこと…それに名前まで」
「(友だちに調べてもらった?) なんか怖いな」(朝凪依)
「あ──でもちょうどよかった」
「その…あんたに会いたかったから」(依)
「ん──なんていうか、なんて言えばいんだろ…」
「あのさっ、わたしも一目ボレなんだよね」(依)
「え、え──っ。先輩も一目ボレ…ってことは、それってつまり」
「先輩もボーカルに一目ボレしてバンドを始めたってことですか!?」(ひまり)
「すごーい、一目ボレ仲間だー」(ひまり)
「う、嘘…でしょ…」(依)
「先輩? なんか顔赤いですよ? 大丈夫ですか?」(ひまり)
「なんでもない」(依)
「もっとたくさん(屋上に)聞きにきます!」
「毎日来ます!」(ひまり)
「(趣味で歌ってるだけ?) 全っ然、構いません!」
「依先輩の歌が聞きたいんです!」(ひまり)
「ほんとのほんとに大ファンなんです!」
「先輩にベタボレしちゃってるんです!」(ひまり)
「だから、聞きにきちゃダメ…ですか?」(ひまり)
「わかったよ。もっとホレさせるから覚悟してね」(依)
恋とか愛とか全然興味なくて、あたしにはずっと歌だけだった。
だから自分が誰かを好きになるなんて想像もできなかった。(依)
その日までは──。(依)
「(なんで今回は?) あたしがネコちゃんポーチで釣った!」(水口亜季)
「もっとレアなネコちゃんグッズあげるって言ってもダメかしら」(筒井真理)
恋愛ソング……恋愛ソングねぇ。
会いたくてふるえるとか?(依)
好きって気持ちがあふれてくるとか?
まっったく分からん。(依)
恋愛なんてしたこともされたこともないし…。
あたしにはきっと無縁の話だ。(依)
(一目ボレした?) あたしには無縁の…話…じゃなかった!!(依)
あたし、告白された。
というか、この子、可愛いな…。(依)
とくに笑った顔が。
やば…。(依)
「どうって?」
「(あたし的に?) あー…まあ、うん、すごく可愛いよ」(依)
「いや、あたしはその…」
「すき…かも…」(依)
あれから無駄に意識してしまう。
もしあたしが自分も好きだと伝えたら、あの子の笑顔見れるかな。(依)
一人で歌うのが好き。
誰かに聞いてほしいっていうよりも、ただ歌うのが好きなだけ。(依)
でも、あの子にはまた聞いてほしいかも。(依)
言った、言っちゃった。
大丈夫、両想いなんだから喜んでくれる。(依)
一目ボレってあたしに恋をしたんじゃなくて、単にファンになったって意味か!
ありえん。こんな勘違い恥ずかしすぎ。(依)
勘違いって分かっても、いまさらどうすれば…。
ダメだ…あたしはこの恋──どうやらあきらめられそうにない。(依)
「毎日!?」
「ひまりと毎日とは…あの先輩なかなかに変わり者だなー」(未希)
(告白は勘違い?) まあ知ってたんだけどね…。
面白いからあえて言わんかった。(亜季)
「でさ、やっぱ相手に恋愛感情がないって分かった以上」
「そういう好意は出せないじゃん?」(依)
「だからさ、まずはかっこよくて頼ってもらえる先輩になろうと思って」(依)
なんかやばいな…。
この後、木野さんに会えるってだけで、すごく浮かれてる自分がいる。(依)
「20分前くらいに来てました」
「ホームルームの後、全速力で走ってきたので」(ひまり)
「そのっ、先輩に少しでも早く会いたくて…」
「でもちょっと早すぎましたね」(ひまり)
あー…いかん、かわいすぎる。(依)
「(話すぎ?) いやいや、木野さん話しやすくて楽しいから」(依)
依先輩、すごく笑った顔キレイだな…。(ひまり)
「木野さん、ベタボめすんの禁止」(依)
「だって仕方ないじゃないですかー。私、先輩の歌、すっごく好きなんですもん」(ひまり)
好きは…好きはやばいって…。(依)
「私は先輩の作った歌、すっごく聞きたいです」(ひまり)
「木野さんがそう言うなら検討するよ」(依)
「いえ…! 全然! 全然私は平気なんですけど」
「平気なんですけど、その、なんか…」(ひまり)
「依先輩に(頭ポン)されると、なんか照れちゃいます」(ひまり)
何してんだ、あたし…。
赤くなった木野さん、かわいかった…。(依)
「あー…がまん…できんのかな」(依)
「(仲良い?) だって私、依先輩に会うのが一番の楽しみなのでっ!」(ひまり)
「にしてもあの子、依のことめっちゃ好きね」
「案外、勘違いじゃないかもよ!?」(亜季)
木野さんと話すのは、時間を忘れるくらい楽しい。
そうやって嬉しそうに話すの、あたしにだけだったりしないかな?(依)
「かっこいいー」
「私服の依先輩、想像の5億倍かっこいいです」(ひまり)
「木野さんもかわいいよ」(依)
「ほんとですか!? はりきっておしゃれしてきてよかった──」(ひまり)
はい、かわいい。(依)
なんか、もうすでに(買い物で)幸せかもしれない。
もしつき合えたら、いつでもこうやって…。(依)
「先輩! これめっちゃおいしいんで一口どうですかー?」
「はいっ、ど──ぞっ」(ひまり)
まさかのあーん、っていうか木野さんのフォーク。
女同士だしセーフなのか…!?(依)
やばい超絶恥ずかしい。(依)
「(人混み慣れなくて?) ん(手)」
「はぐれないように」(依)
「(ペアストラップ) 依先輩とつけたいなって」(ひまり)
かわいいの暴力。(依)
「これ(ペアストラップ)、プレゼントさせてよ」(依)
「ほんとにありがとうございます」
「一生大切にします」(ひまり)
なんか…好きな人に貢ぎたくなる人の気持ち分かったかも。(依)
「もうバンドしないって言ってたけど、私バンドしてる依先輩また見たいです」
「(毎日見てる?) なんていうかちがうんです」(ひまり)
「屋上では二人っきりですごく特別な感じで」
「ギターの音と先輩の声がやさしくて」(ひまり)
「バンドのときはステージに立って堂々としてて」
「キラキラしててかっこいいんです」(ひまり)
「私はすっごくわがままなので、どっちの依先輩も見たいんです」(ひまり)
「木野さんとつき合ったら、毎日幸せだろうな」
「あたしは木野さんと、本気でつき合いたいと思ってる」(依)
どうしよう…たぶん私の好きは先輩のと違う。(ひまり)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
アマゾンリンク
コミックシーモアリンク
