アニメ「ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜」の名言・台詞をまとめていきます。
ゾン100
1話
「(ゾンビによる地獄?) まあでも…会社に比べりゃあ天国だよな」(天道輝、アキラ)
「もう寝とかないと、明日…」
「あ…明日…明日もまた、会社か」(アキラ)
「会社…行きたく…ねえな」(アキラ)
「入社当初の印象は、活気があって雰囲気のいい会社」(アキラ)
「華やかな業界に憧れ入った制作会社の現場」
「夢と希望と期待に燃えに燃えていた」(アキラ)
「(歓迎会のあとなのに)どういうこと? なんすかこれ?」
「えっ…これ(仕事)が普通なの?」(アキラ)
「入社初日から完徹」
「翌朝、そのまま出社」(アキラ)
「やっぱり、今日も帰る気ない感じですか?」
「結局、初めて会社から家に帰れたのは、そこから更に2日後」(アキラ)
「ああ…これ、あれだ」
「”ブラック”ってやつだ」(アキラ)
「次ここに帰って来られるのは、何日後なんだろう」
「いきなり会社…行きたくねえな」(アキラ)
「うん、そうだね」
「年次有給休暇はもちろん、記念日休暇・リフレッシュ休暇もあるよ」
「使った人、見たことないけどね」(会社先輩)
「はい…今日も徹夜確定」
「ミサイルとか、落ちてこねえかな」(アキラ)
「もう、なんでもいいや…」(アキラ)
「なんだこれ…なんだこれ?」
「ゾンビ…ゾンビ?」(アキラ)
「ど…どう見てもゾンビだよな、これ」
「どうすんだ…どうすんだ?」(アキラ)
「っていうかこのままじゃ、会社に遅れちまう!」(アキラ)
「あれ? っていうか、もしかして…」
「これってもう…今日から会社、行かなくてもいいんじゃね?」(アキラ)
「や…やったぁーーっ!」(アキラ)
「昨日までの俺に見えていたのは、黒いもやに覆われたモノトーンの世界だった」
「青い空、緑の木々、真っ赤な血!」(アキラ)
「いつから忘れてたんだろう」
「世界ってこんなにも鮮やかな色に満ちあふれてたんだなあ」(アキラ)
「会社に行かなくていい一日って、なんて素晴らしいんだぁーーっ!」(アキラ)
「今日は…何しようか?」(アキラ)
「やりたかったことは、山ほどあるんだ」
「今日からは全部できる」(アキラ)
「鳳さんは、無事でいるかな?」
「愛人だろうが関係ねえ」(アキラ)
「3年分の想いを伝えずに後悔するくらいなら…」
「うん、ゾンビに食われた方がマシだ!」(アキラ)
「社長、大事な話があるのですが、少々お時間よろしいでしょうか?」(アキラ)
「日々の激務に忙殺され、人間らしい生活を忘れ」
「自分がなんのために働いてるのかが分からなくなってしまいました」(アキラ)
「そこで大変申し上げにくいのですが、今一度本来の自分を取り戻したく」
「本日付けで退職する決意をいたしました!」(アキラ)
「さようなら…俺の大好きな人」(アキラ)
「明日も明後日も来週も、もう会社行かなくていいなんて夢みたいだ」(アキラ)
「俺達の命があと、1日だろうが、60年だろうが」
「やりたいことをやれる時間は、あまりにも短い」(アキラ)
「だったら俺は…俺は!」(アキラ)
2話
「そうか俺、もう会社行かなくてよくなったんだ」(アキラ)
「おはようございま~す!」
「今日から3年分の休暇、遊んで遊んで遊びまくるぞ!」(アキラ)
「うっし! 3年分の掃除完了!」
「部屋の整理は、心の整理…か」(アキラ)
「いつぶりだろう?」
「こんなに心がスッキリしたのは」(アキラ)
「さてと…それでは、お待ちかねの…」
「かぁーーっ! 美味い! 美味すぎる!」(アキラ)
「会社に行かず朝から飲むビールがこれほどまでとは!」
「まさに奇跡の水。いや、神の水だ」(アキラ)
「本来なら働いてるはずの平日に飲む背徳感、仕事の激務や責務からの解放感」
「これを幸せと呼ばずして、なんと呼ぶのだろう」(アキラ)
「しかし、あれだな…やはり世界は大変なことになってしまったんだな」
「これからどうしたもんか」(アキラ)
「しかし、今日の俺はとにかくビールだ」(アキラ)
「昼間からビール片手にこの部屋を一歩も出ることなく、徹底的に自堕落な時に身を委ね」
「3年分の英気を養うと…決めたのだ!」(アキラ)
「なんか昨日よりすげえ数増えてねえか?」
「いくらチャリでも大勢に囲まれたら逃げ切れねえかも」(アキラ)
「でも…ここでビールを我慢するくらいなら、ゾンビに食われた方がマシだ!」(アキラ)
「余計なお世話でしょうけれど…」
「そんなもの(ビール)のために町中に出ることが」
「プライオリティーの高いタスクとは到底思えないわね」(三日月閑、シズカ)
「リスクヘッジもまともに出来ない人と、アライアンスを組むメリットは見込めない」(シズカ)
「一緒にいるとこちらの生存率まで下がりかねないので」
「連絡先の交換はお断りさせていただくわ」(シズカ)
「なるほど、リスクヘッジ…か」
「こんなゾンビ映画あるあるみたいなこと、本当に起こるんだなあ」(アキラ)
「すげえかっこよくて、きれいなお姉さんだったな」
「また…会えるかな」(アキラ)
「子供の頃は、やりたいことが山ほどあった」
「なのに、いつからかなんだかんだ理由つけて、ほとんどやってこなかった」(アキラ)
「3年分の休暇、遊んで遊んで遊びまくるって決めたんだ」
「やりたいことをやらずに生き延びるくらいなら、ゾンビに食われた方がマシだ」(アキラ)
「やりたいこと…やりたいことね」
「会社を辞めて、俺の本当にやりたかったこと…」(アキラ)
「ロスの本社とも連絡は取れず…かなりクリティカルな状況ね」(シズカ)
「食料と水の確保、サスティナブルなエネルギー、メンタルコントロール」
「有酸素運動の継続、糖質制限の徹底…」(シズカ)
「なるほど…ゾンビが歩くタイプと走るタイプの作品があるのね」(シズカ)
「今起きているゾンビパンデミックには、両方のタイプがいるのね」
「遭遇の際、どういうタイプか瞬時に判断できれば生存率は確実に上がる」(シズカ)
「やっぱり、確かなローデータが必要だわ」(シズカ)
「これ以上感染が拡大する前に、必要な物資の調達もしておかないと」
「この周辺で比較的リスクの少ないエリアは…」(シズカ)
「この人(アキラ)、典型的な短絡的で刹那的快楽主義の思考の持ち主」(シズカ)
「なぜこんな人物が生き延びてるのか?」
「メイクセンスしがたいわ」(シズカ)
「ゾンビの運転する暴走トラックが突っ込んでくる」
「見事なゾンビあるあるね」(シズカ)
「まあ…くだらない大衆映画も、参考程度にはなるものね」(シズカ)
「水確保、食料・電気・ガス確保」
「データも取れた」
「改善点はまだあるけど…上々ね」(シズカ)
「この非常時に、たかがビールひとつであそこまで喜べる人がいるとは…」(シズカ)
「まあ…桜餅くらい、我慢しなくてもよかったかなあ」(シズカ)
3話
「久しぶりに来たけど、さすが新宿」
「やっぱ人(ゾンビ)の量がスゲえな」(アキラ)
「でも、お前が簡単にくたばるわけねえよな」
「待ってろよ、ケンチョ!」(アキラ)
「今日は何しよっかなあ」(アキラ)
「そっか…ネットの混雑が解消されて、スマホが使えるようになったってことは」
「それを使える人が減ってきたってことなのかな」(アキラ)
「友達と遊ぶ時間も惜しんで、なんのためにあんな残業ばっかしてたんだろ」(アキラ)
「俺は…こんなとこで死ぬのか?」
「こんな、しょうもない…」(竜崎憲一朗、ケンチョ)
「おお、出た! ケンチョ、生きてた!」
「久しぶり、最後に飲みに行ったのいつだっけ?」(アキラ)
「(元気ない?) いや、お前こそそのテンションどうなのよ」(ケンチョ)
「ケンチョとは大学時代、ラグビー部で4年間苦楽を共にした」(アキラ)
「イケメンで口も立ち、モテるくせに体まで張れる、サービス精神旺盛なムードメーカー」
「誰よりも気の許せる友達だった」(アキラ)
「ケンチョ!」
「お前の言うとおり、あんな会社さっさと辞めればいいだけだった!」(アキラ)
「なのに俺は、アドバイスに耳も貸さずに」
「それどころか、楽しそうなお前に勝手に嫉妬して、イライラして八つ当たりして」(アキラ)
「友達なのに…ごめん!」
「本当に、ごめん!」(アキラ)
「無理かどうかは…飛べば分かる!」(アキラ)
「アキラ…せっかく助けに来てくれたのに、すまねえ」
「やっぱ俺には、飛べねえよ」(ケンチョ)
「最後に聞いてくれよ、アキラ」
「俺、ホントはさ…仕事なんか、ちっとも楽しくなかったんだ」(ケンチョ)
「なあ、アキラ!」
「俺、見栄張ってたんだ」(ケンチョ)
「虚しさをごまかそうとして、楽しそうなふりして」
「ペラペラ自慢話ばっかして嫌な奴で!」(ケンチョ)
「俺の方こそ、ごめん!」
「本当に、ごめん!」(ケンチョ)
「お前のサービス精神はいつだって」
「俺等を楽しませるために発揮してくれてたじゃんか」(アキラ)
「そうだ…俺はもっと、客に心から楽しんでもらえるような仕事がしたかった」(ケンチョ)
「俺は、本当は…お笑い芸人になりたかったんだあーーっ!」(ケンチョ)
「だったら!」
「そんな会社さっさと辞めちまって、今からなればいいじゃねえか!」(アキラ)
「俺の教訓だ」
「友達のアドバイスは聞いとくもんだぜ」(アキラ)
「芸人なら腹くくって、そんくらい飛んでみせやがれ!」(アキラ)
「ちょ…アキラ、手ぇ貸してくれ」
「これはギャグじゃねえ」(ケンチョ)
「俺、この流れで死ぬの?」
「全裸で?」(ケンチョ)
「仕事? 何それ? したことねえ」(アキラ)
「ブラックで死にそうな顔してたの誰だよ」
「ありゃゾンビよりゾンビだったな」(ケンチョ)
「しかし…今日のお前、マジですごかったよ」(ケンチョ)
「会社辞めてドロップアウトして吹っ切れた奴ってさ」
「そのあとスゲえ成功者になったりするじゃん」(ケンチョ)
「起業家とか、アーティストとか」(ケンチョ)
「案外お前が…いつかゾンビの感染から世界を救う男になったりしてな」(ケンチョ)
4話
「バ~カ、料理は男のたしなみだぜ」
「そんなだから女が寄ってこねえんだよ」(ケンチョ)
「会社辞めて目が覚めた」
「これからは、自分のやりたいことにブレーキはかけねえ」(アキラ)
「人をここまで開放的にさせるブラック企業ってのは恐ろしいなあ」(ケンチョ)
「お前が助けに来てくれなきゃ、どうせ◯ブホで野垂れ死んでた身だ」
「こうなりゃ俺も、とことん楽しませてくれよな」(ケンチョ)
「(なんで芸人に?) まあ…ガキの頃からお笑い番組は人一倍好きだったし」
「なんつうか…いつかなりたいとずっと思い描いてた、夢だったからかな」(ケンチョ)
「なんか…」(アキラ)
「この状況って…」(ケンチョ)
「コンパっぽくね?」(アキラ、ケンチョ)
「やはり、これは…」(アキラ)
「信じがたいが間違いなく…」(ケンチョ)
「コンパだ…CAさんとコンパだ!」(アキラ、ケンチョ)
「ど…どうしよう」
「念願のCAさんとのコンパだというのに…明らかに盛り上がってない」(アキラ)
「ま…まずい。学生時代は部活一筋だったし、ブラック時代もひたすら仕事しか…」
「こんな時、どうすりゃいいのか全然分かんねえ」(アキラ)
「こ…このままでは終われねえ」
「俺だって、CAさんと仲よくなりてえ」(アキラ)
「モジモジしてこの機を生かせず後悔するくらいなら」
「ゾンビに食われた方がマシだ!」(アキラ)
「ありがとう!」
「一瞬でも夢を見させてくれてありがとうございます」(アキラ)
「やっちまった…ゾンビだけど、やっちまった!」
「ご…ごめん! なんかごめん!」(ケンチョ)
「今思えば結局俺が憧れたものっていうのは、ほかの誰かがなんとなく思い描くような」
「そんな、借り物の夢だったんだよ」(アキラ)
5話
「社会の悪は俺が許さん!」
「正義のスーパーヒーロー、アキライガーに任せとけ!」(アキラ、子供時代)
「おいおいヤベえよ、アキラ」
「マジで全国規模だ」(ケンチョ)
「やっぱ都市部は…いや、もうこの国に安全な場所なんてどこにも…」(ケンチョ)
「だったら、うちの実家も無事かもな」
「なんたって関東の秘境、グンマーだからよ」(アキラ)
「なあ、ケンチョよ」
「俺…スーパーヒーローになってみたいと思うんだが」(アキラ)
「いいかな? 一度きりの人生!」(アキラ)
「ゾンビから人々を守るヒーローに」
「俺! なっちゃってもいいかな!」(アキラ)
「なあ、なんかさ…水族館のバックヤードって異様にワクワクしねえ?」(アキラ)
「そこまでだ、ゾンビ共!」
「アキライガー参上!」(アキラ)
「シャークスーツってのはサメの歯から体を守るために作られたダイビングスーツで」
「サメやワニの水槽の潜水清掃なんかに使われてんだ」(アキラ)
「チタン繊維や高張力鋼繊維?で出来た鎖帷子みたいなメッシュ構造で」
「大型サメの歯も通さないらしい」(アキラ)
「つまり、このスーツがあればゾンビに噛まれてもノーダメ」
「無敵のスーパーヒーロー、完成だ!」(アキラ)
「あの時の、リスクヘッジお姉さん」
「こんな所で会えるなんて奇跡だ…なんなら運命の出会いだ」(アキラ)
「あの目…絶対引いてたよなあ」
「ヒーローって、難しいんだな」(アキラ)
「アキラ君…でしたっけ」(シズカ)
「余計なお世話でしょうけれど」
「あなたになんのベネフィットがあって人助けなんてしているの?」(シズカ)
「その格好…そうね、心理学でいう同一化」(シズカ)
「自信のなさや劣等感から、理想とする人物の行動や服装をマネすることで」
「心の安定を図ろうとする調整メカニズムのこと」(シズカ)
「要するに日常的に社会から評価されずに、自己価値観が満たされていない男は」
「ヒーロー願望に走りやすいのよ」(シズカ)
「今回は結果的にゾンビの脅威から、赤の他人を救うことが出来た」
「”人を助ける”という行為自体を否定するつもりはないわ」(シズカ)
「けれど、あなたが自己価値観を満たすためにとるその短絡的で無謀な行動のせいで」
「あなたの大切な人が脅威にさらされるかもしれないリスクを考えたことはないの?」(シズカ)
「そもそもヒーローなんてものは個人が語る肩書ではなく、その行動の結果…」(シズカ)
「な…なんかスゲえ理屈っぽくて小難しい人だあ!」(アキラ)
「…とまあ、そんなリスクヘッジすら出来ない人といると」
「こちらの生存率まで下がりかねないので」(シズカ)
「引き続き連絡先の交換はお断りさせていただくわ」(シズカ)
「まったく、これだから集団行動は…」
「パニックが及ぼすハレーションを、もっと考慮すべきだったわね」(シズカ)
「何って、これ助けに来た以外あります?」(アキラ)
「あなた本当にどうかしてる! そこまでしてなんのために!」(シズカ)
「もういいじゃないすか、そういうの!」(アキラ)
「誰だって腹へったら目いっぱい食いたいし」
「かわいい女の子と出会えたら仲よくなりたい」(アキラ)
「眼の前で助けを求める人がいたら、ヒーローになりたい!」
「そこにいちいち、理由が必要なんすか?」(アキラ)
「だからって、それで死んだらおしまいじゃない」
「どうしてそこまで…自分がやりたいことだけを、ただまっすぐに…」(シズカ)
「アキラ君!」
「私に考えがある」(シズカ)
「自分でも信じられないくらい、まったくバカげた案だけど…」
「賭けてみる?」(シズカ)
「ヒーローって…なんだ?」(アキラ)
「乾電池の放電で効果は無限大」
「果たしてゾンビ化したサメに効くかどうかは…知らんけど!」(シズカ)
「試してみれば、分かるぞ!」
「バリバリサンダー…パ~ンチ!」(アキラ)
「余計なお世話でしょうけど…ネーミングセンス、悪すぎない?」(シズカ)
「それに、集団行動はもうこりごり」(シズカ)
「(これを機に?) 論外」(シズカ)
「私の最優先のタスクは、”ゾンビにならないためにすべきこと”」(シズカ)
「だからどこまでいっても、”ゾンビになるまでにしたいことをする”あなた達とは」
「生きるメソッドが違いすぎるのよ」(シズカ)
「それにあれだけ忠告したにも関わらず、赤の他人の私を助けようとしたために」
「あなたの大切な人が危険を冒すハメになった」(シズカ)
「そんな人と同行してたら命がいくつあっても足りな…」(シズカ)
「いや、でも…」
「俺にとってお姉さんはもう大切な人ですから」(アキラ)
「ヒーローにならなくたって、きっと助けてましたよ」(アキラ)
「そうだ…はい、これ私のQRコード」(シズカ)
「どうせもう会うこともないんだし…」
「あなたと連絡先ぐらい交換しても、大してリスクにはならないわ」(シズカ)
6話
「いよいよ電気も止まって、夜の都内は真っ暗だもんな」(ケンチョ)
「もしかしたらもうこの大都会には俺達しか…」(ケンチョ)
「ゾンビも日に日に増えてる」
「水や食料の確保も難しくなってきてるし」(ケンチョ)
「そろそろ俺達も、遊んでばかりじゃいられないかもな」(ケンチョ)
「それはそうと…(空を)見ろよ、ケンチョ」
「大停電も悪くないな」(天道輝、アキラ)
「バイバイ、俺の大学生活」
「バイバイ、俺の社会人生活」
「バイバイ、東京!」(アキラ)
「長旅になるから、どうしてもゲットしたいものがあるんだ」
「キッチン、トイレ完備」(アキラ)
「ゾンビを気にせず快適な空間が手に入り、日々の就寝も選ばないマイペースな旅のお供」
「まさに、夢とロマンの走る家」(アキラ)
「ゾンビ世界の移動手段といえば、キャンピングカーしかないっしょ!」(アキラ)
「いいかな? 一度きりの人生」
「そんなキャンピングカーで旅しちゃってもいいかなあ!?」(アキラ)
「二度ならず三度も偶然」
「これはもう、100%運命だ」(アキラ)
「あなた達と同行すると命がいくつあっても足りないので」
「変わらずアライアンスを組むメリットは見込めません」(シズカ)
「せっかくの機会ではございますが、今回も提案は見送らせていただきます」(シズカ)
「(ゾンビ映画が趣味?) まさか、少しは足しになるかと参考程度に流し見しただけよ」
「ざっと100タイトルほど」(シズカ)
「おいおい…なんでも”べきべき”で決めても、人生つまんねえじゃん」
「シズカちゃんも、グッとくる車とかホントはあるっしょ」(ケンチョ)
「まったく、この非常時にそんな判断基準で車を選ぶはずが…」(シズカ)
「やだ素敵」
「この車…乗りたいかも!」(シズカ)
「やっぱ車は、夢とロマンっしょ」(アキラ)
「安全性と利便性よ」(シズカ)
「ホルモンを変化させて脳に影響を及ぼし凶暴化させる」
「そんなことが出来るのはウイルスである可能性が限りなく高い」(シズカ)
「だから感染経路の特定などの要因分析から、改善策を講じるだけ」
「問題解決のために出来ることはたくさんあるわ」(シズカ)
「ワクチンが出来ればどんな危険なウイルスにだって対抗できる」(シズカ)
「論理的に考えれば、世界はまだ終わっていない」
「希望はあるのよ」(シズカ)
「だったら今もどこかで、世界を救うために感染を止める解決策を見つけることを」
「仕事にしてる人もいるんですかね?」(アキラ)
「さあ…少なくともゾンビに追い回されて」
「日々の生存に精いっぱいの私達には関係のない話よね」(シズカ)
「しかしアキラの様子、なんか変だったよな」
「いくら元上司だからって、なんであそこまで言いなりに」(ケンチョ)
「忘れられないのよ…」(シズカ)
「どんなに不当な支配だと頭では分かっていても」
「心が…恐怖を…忘れられないものなのよ」(シズカ)
7話
「”勝つべきだ”、”成功すべきだ”」
「”そのために私の言うことには従うべきだ”」(シズカ)
「言葉も分からない頃から父にそんなことを言われ続け」
「自分の名前を”べき”だと勘違いしていたほどだ」(シズカ)
「父は若くして単身渡米し、一代で大企業を立ち上げた」(シズカ)
「リーマンショックを切り抜け」
「アメリカ人も恐れた精密機械のような冷血無比の金融屋だった」(シズカ)
「そんな父のもとに生まれた私は、常に完璧を求められた」(シズカ)
「”べき、べき、べき、べき”うるさいな」
「けれど従わなければ、私はここで生きていけない」(シズカ、子供時代)
「私は、この人に”従うべき”なんだ」(シズカ、子供時代)
「(私のため?) 本当は…あなたのためでしょ?」(シズカ)
「本当に、おかしな奴…」(シズカ)
「”べき、べき、べき、べき”うるさいわね!」(シズカ)
「アキラ君、どうせもう二度と会うこともないんだし」
「最後に1つだけ教えておいてあげる」(シズカ)
「あなたがあなた自身を捧げようとしているその男が」
「本当に望んでいるものが何か知ってる?」(シズカ)
「それはね、あなたを屈服させ、ただ自分の言いなりにさせること」(シズカ)
「あなただけのものであるはずの意思を、あなたが自身で選択できる自由を」
「あなたがあなたであるがための尊厳を、魂を、誇りを!」(シズカ)
「ただ放棄させ奪うこと」(シズカ)
「本当は自分に自信がなく、常に満たされず、自分を大きく見せたり」
「他人を攻撃することでしかコミュニケーションの取り方を知らない」(シズカ)
「そんな寂しい人間がわずかでも自分を肯定したいがために」
「あなたを慰みにしてるだけ」(シズカ)
「私も今日まで、今のあなたと同じだった」
「けど、あなたのおかげでようやく目が覚めたわ!」(シズカ)
「私はもう二度と、誰にも私を渡さない!」(シズカ)
「ここを去るべき? とどまるべき?」
「明日をも知れぬこの世界で、どれが効率的で何が正解かなんて誰にも分からない」(シズカ)
「けれど! 少なくとも今の私は、1秒でも早く、全身全霊で」
「このクソみたいキモいオヤジの前から、全力で立ち去りたいのよ!」(シズカ)
「それで、アキラ君」
「あなたはどうするの?」(シズカ)
「機械でもゾンビでもない」
「あなたまだ人間よね?」(シズカ)
「あなた本当は…どうしたいの?」(シズカ)
「リーダー」
「こんな俺のこと、気にかけてくれてありがとうございました」(アキラ)
「でも、やっぱりここでお別れしたいです」
「これ以上、関わりたくないです」(アキラ)
「あなたとは、もう二度と会いたくありません!」(アキラ)
「(ゾンビのエサ?) それでもいいじゃないですか」
「やりたいことの1つも出来ずに、ここでゾンビみたいに生きるよりは!」(アキラ)
「(関わりたくない?) そうだけど! ゾンビに食われそうな人を見殺しにするなんてのは」
「俺の”やりたいことリスト”にはねえーーっ!」(アキラ)
「まったく、あなたって本当…毎回めちゃくちゃすぎるわ」(シズカ)
「いいじゃない」
「仕事なんて別に急いで見つけなくたって」(シズカ)
「ユーチューバー、eスポーツプレーヤー、ドローンパイロット」
「100年前には想像もつかなかった、新しい仕事が次々に生まれてる」(シズカ)
「明日をも知らないこの世界で、この先何が仕事になるかなんて、誰にも分からないわ」
「あなたは自分のやりたいことを、楽しんで楽しんで、楽しみまくればいいのよ」(シズカ)
「いつかその中のどれかが」
「あなたにしか出来ない仕事になる日が来るかもしれない」(シズカ)
8話
「子供の頃にテレビで日本文化を初めて知った日から」
「いつか必ず日本に行ってみたいと思っていました」(ベアトリクス・アメルハウザー、ベア)
「毎日バイトして貯めたお小遣いでようやく成田に降り立った朝に、あのパンデミックが…」
「私が夢見た美しい日本の姿はどこにもありませんでした」(ベア)
「けれど、どうしても長年憧れた日本文化を自分の目で見て肌で感じてみたくて」
「ようやく見つけ出したんです」(ベア)
「生き残った…最後の寿司職人を!」(ベア)
「(正面突破?) 一計がないこともないわよ」(シズカ)
「ふむ…”天下は1人の天下にあらず”」
「やるからには全員で美味しい寿司、たらふく食うわよ」(シズカ)
「不安は…行動しないための言い訳でしかない」(アキラ)
「出来るかどうかじゃない」
「それでもやりたいという熱い思いが、ここ(ハート)にあるかどうかだ!」(アキラ)
「何が起こるか分からないから、プランBも用意しておかないとね」(シズカ)
「恋人なんて刹那的な快楽に時間と資源を浪費するより」
「20代は知識の習得やスキルの熟練に投資した方が、出世も早いし収入も増える」(シズカ)
「パートナーの必要性はそれから考えても遅くはないわ」(シズカ)
「好きになってくれない人を好いたり、好きでもない人に好かれたり」
「恋愛なんて面倒でコスパが悪くて、時間の無駄なだけよ」(シズカ)
「(混浴?) 無理・下品・不快」
「全身全霊であなた達を軽蔑させていただきます」(シズカ)
「つまり、恥じることなどありません」
「混浴は歴史ある日本の誇るべき文化なのです!」(ベア)
「さっきはごめんなさい」
「あなたの恋愛観を頭ごなしに否定して」(シズカ)
「私の父は、私の生き方を認めない人だった」(シズカ)
「自分の意見を認められてこなかった人はね、相手の意見を容易に認められないのよ」
「自分の立場を守るために正当性を主張して、相手を否定するしかなかったから」(シズカ)
「だから、人に認められるかなんて気にせず、ただ感じたことを素直に言えるあなたが」
「うらやましくて、少し悔しくて、いつもの悪い癖が出たの」(シズカ)
「本当はね、恋愛は苦手なだけ」
「傷つくのが怖くて、仕事が一番なことを理由にして強がってきただけなのかも」(シズカ)
「い…今のシズカさんは…とても素直ですよ」(アキラ)
「いつか私も誰かを好きになるなら」
「こんなふうに素直な自分でいられる相手だといいな」(シズカ)
「親友の恋路を邪魔する気はないが、この抜け駆けは許せねえ」
「俺達にも(温泉)つからせろ~!」(ケンチョ)
9話
「目の前で危機にさらされている人を見過ごそうとするとは」
「なんて薄情な人なんだ、シズカさん」(アキラ)
「下界の全てを忘れ、羽を伸ばせる自分だけの秘密基地」
「圧倒的な木のパワーを感じられる自然と一体化した建築物」(アキラ)
「デザインは自由自在、想像力と遊び心の宝庫!」
「夢とロマンの宙に浮かぶ家、ツリーハウス!」(アキラ)
「いいかな? 一度きりの人生!」
「そんなツリーハウスをこの手で建ててみてもいいかな!?」(アキラ)
「”木を思うと、周りの木や地面のことを考える”」
「”すると、森全体のことを気にするようになる”」(アキラ)
「ってことは…自分を思えば周りのことを考えて」
「世界のことを気にするようになるのかな?」(アキラ)
「だとしたら、いつか世界の声が聞こえた時」
「俺は”やりたいことリスト”にどんなことを書くんだろう」(アキラ)
「こうみえて、根はワンパクです!」(アキラ)
「あ~! 難しい!」
「親孝行って、何すりゃいいんだろ」(アキラ)
10話
「電気を使わない時代の知恵で」
「ゾンビの脅威からこの先も村の安全を維持できるかもしれない」
「ここの生活様式には、大変興味があります」(シズカ)
「手間がかかることで感じられる美味しさもあるんですね」(シズカ)
「少女だろうがご高齢だろうが、女性を見かけたら声をかけるのがマナーだろ」(ケンチョ)
「こんな小せえ村で縮こまってどうするんだい」
「男なら、もっとでっけえ夢を持って生きやがれ」(天道照夫)
「人間ってのは宇宙から地球を見ると、ありえないくらい脳が衝撃を受けるっつうぞ」(照夫)
「学校を卒業して社会に出れば、今までの世界が小さかったと気づくように」
「村を出て東京に出れば、今までの世界が小さかったと気づくように」(照夫)
「宇宙から見た地球は赤道は赤くなけりゃ、国境線なんてものもねえ」(照夫)
「人間なんてこのデカい宇宙のちっぽけな星の」
「ちっぽけな存在にすぎねえって感動を味わえるそうだ」(照夫)
「138億年の宇宙の歴史にたとえりゃ、80年の人生なんてたかが0.1秒」
「だから縮こまってんじゃねえよ」(照夫)
「夢を持て、アキラ。もっとでっけえやつを」
「男は夢がなきゃ、クラゲになっちまう」(照夫)
「感電した人を助けるには、木などの非伝導体物質で…殴って引きはがす!」(シズカ)
「一度きりの人生、やりたいことやって楽しんで生きようってのは」
「俺もそうだからよく分かるよ」(アキラ)
「けどさ…自分の自由を主張したけりゃ、同じくらい他人の自由も尊重しようよ」(アキラ)
「村で必死で生きる人達の自由を奪うのがやりたいことだなんて…」
「ちょっとマジで何言ってるか分かんねえや」(アキラ)
「ここで親孝行できずに後悔するくらいなら、ゾンビに食われた方がマシだ!」(アキラ)
「絶対、生きて戻るぞ!」(ケンチョ)
11話
「必ず皆さんを助け出します」
「だから…最後まで諦めないで!」(シズカ)
「リスクヘッジのカケラもない!」
「絶対にあの能天気共の影響だわ!」(シズカ)
「俺はまだ、何も出来てねえんだよ」
「墓石に布団かけたって遅いんだ」(アキラ)
「親が元気なうちに俺はまだまだ、やりたいことが山ほどあるんだぁーーっ!」(アキラ)
「無理無理、マジ無理!」
「あんな男にベロチューされるくらいなら、ゾンビに食われた方がマシよ!」(シズカ)
「自分の彼女を悪く言うのは勝手だけどよ」
「そういうあんたは、結婚記念日に一輪の花でも贈ったことがあんのかよ?」(ケンチョ)
「”毎日家のことをありがとう”と感謝を伝えて、不満や本音を聞いたことがあんのかよ?」
「いつも彼女を世界一の女として、扱ってきたのかよって聞いてんだよ!」(ケンチョ)
「相手に興味を持たなくなったのは、失望させたのはあんたの方だ」(ケンチョ)
「愛する努力もしねえで、与えることも知らねえで、自分だけは構ってほしいなんて…」
「彼女はお前のママじゃねえんだよ!」(ケンチョ)
「どうせ落ちるなら不幸のどん底じゃなくて」
「肥溜めにしときゃゾンビにならずに済んだのにな」(ケンチョ)
「ねえ、認知的焦点化理論って知ってる?」
「運というものを、科学的に説明するための理論よ」(シズカ)
「自分さえよければいいのか」
「家族のこと恋人・友達、見ず知らずの他人のことまで考えられるのか」(シズカ)
「今日さえよければいいのか」
「明日のこと、果ては子孫や社会の将来のことまで考えられるのか」(シズカ)
「人があることに向き合う時に、どのくらい周りのことを配慮できるか」
「その配慮範囲の広さがそのまま、その人の持つ運の大きさなのよ」(シズカ)
「自分さえよければ、今さえよければ…」
「そんな利己的で自己中な人に、運が味方するはずもないわよね」(シズカ)
「ありがとう」
「みんなが来てくれて…ラッキーだったわ!」(シズカ)
「元より完全な正しさなど、どこにもありません」
「この十人十色の世界は、本来とても色鮮やかなもの」(ベア)
「自分の正義を押し通したくなった時こそ」
「それが間違っているかもと立ち止まってみるゆとりが」
「あなたには必要だったのかもしれませんね」(ベア)
12話
「アキラ…人様の助けになれ」
「社会の役に立て、自分だけのための嘘はつくな、人の痛みが分かる人間になれ」(照夫)
「親が死んでも、親孝行は出来る」
「おめえが立派に生きてく姿を天国からでも見られりゃな」(照夫)
「そいつが俺の、何よりの誇りってもんだい」(照夫)
「これが本当にお前のやりたいことだったらさ…」
「なんで、そんなに楽しそうじゃないんだ?」(アキラ)
「けどさ…俺もブラック会社生活で自分を見失ってた」
「毎日がつらすぎて、なんのために生きてるのかも分からなくなってた」(アキラ)
「そんな俺が望んだのがもし歪んだリストだったら…あの黒いノートだったら…」
「俺が…誰もが日暮になってたかもしれなかったんだ」(アキラ)
「だからどうしても、あいつのことを心底憎む気にはなれないよ」(アキラ)
「ゾンビの原因がウイルスだとしたらさ」
「日本を旅して、解決策を見つけて、親父に◯の手術を受けさせてやろうかな~って」(アキラ)
「人様の助けになれ、社会の役に立て」
「それがおやじの遺言だからな」(アキラ)
「じゃあ、みんな」
「ちょっとそこまで…世界を救いに行ってくるよ!」(アキラ)
「(これから?) 北だ!」
「旅人は北を目指すもんだ」
「だってなんか、ワクワクするじゃん!」(アキラ)
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