「響け!ユーフォニアム」の名言・台詞まとめ

アニメ「響け!ユーフォニアム」の名言・台詞をまとめていきます。

 

響け!ユーフォニアム

1話

「金だ…ダメ金だけど、金」(黄前久美子)

 

「(金賞?) 悔しい…」
「悔しくって死にそう」(高坂麗奈)

 

「なんでみんなダメ金なんかで喜べるの?」
「私ら全国目指してたんじゃないの?」(麗奈)

 

「わざわざ同じ中学の子が少ないこの学校を選んだのは」
「憧れのセーラー服の高校がここだけだったのと」(久美子)

 

「いろんなことを一度リセットしたかったから」(久美子)

 

「私さ、高校で新しい友達作って、新しいこといっぱいするって決めてるんだ!」
「だからよろしくね、久美子ちゃん」(加藤葉月)

 

「ミドリというのはミドリの名前です」
「サファイアってなんかアレですし…」(川島緑輝、愛称:ミドリ)

 

「ミドリって読んでいただけるとありがたいなって思ってます」(ミドリ)

 

「でも…この学校の吹部って、思ってた以上にその…」(ミドリ)
「上手くないよね」(久美子)

 

「吹奏楽のコンクールは金・銀・銅の3つの賞があって」
「金賞の中から代表が選ばれるんだけど、選ばれなかった金を”ダメ金”って言うの」(久美子)

 

 

「ミドリはやりますよ、音楽が好きですから」(ミドリ)

 

「音楽はいつだって世界中の人々の心に訴えることが出来る」
「強力な言語の1つだって信じてるので!」(ミドリ)

 

「はぁ~、なんでだろう…高坂さんがいた」
「上手いから、洛秋とか六華とかに行ってると思ってた」
「ぬかった…」(久美子)

 

2話

「(コンバス?) もちろんです!」
「そうですね、強いて言うなら…命懸けてます!」(ミドリ)

 

「(コンバス) やってくれる?」(田中あすか)
「その言葉を待ってました!」(ミドリ)

 

「カモナベイベ~、コンバスちゃん」
「今日から君は僕のものだよ」(あすか)

 

「待った! 君はまだ知らないかもしれないけど」
「人と楽器は男と女のように赤い糸で結ばれているのだよ」(あすか)

 

「君の運命の相手は、君自身が買ったそのマウスピースが決めてくれる!」
「それって素敵じゃな~い?」(あすか)

 

「そう、それが運命の相手だよ!」
「その名は…チューバ君!」(あすか)

 

「も~、葵ちゃんのせいだよ」
「結局ユーフォによろしくだよ」(久美子)

 

「私は生徒の自主性を重んじるというのをモットーにしています」(滝昇、先生)

 

「ですので、今年1年指導していくにあたって」
「まず皆さんで、今年の目標を決めてほしいのです」(滝先生)

 

「(全国大会出場) あの、先生…それは目標というか、スローガンみたいなもので…」(小笠原晴香)

 

「皆さんが全国を目指したいと決めたら、練習も厳しくなります」
「反対に楽しい思い出を作るだけで十分というなら、ハードな練習は必要ありません」(滝先生)

 

「私自身はどちらでもいいと考えていますので、自分達の意思で決めて下さい」(滝先生)

 

「私、きっとどこかで”自分は悪くない”って思ってるんだよ」
「だから謝るのも嫌で」(久美子)

 

「だったら気にしなきゃいいのに、それも嫌で…」(久美子)

 

「だからややこしくなるんだよ、大人はズルいよ」(久美子)

 

「それ言ったら、どっちにも手を挙げなかった誰かさんが」
「一番ズルいんじゃない?」(斎藤葵)

 

「きっと、そうするしかないんだよ」(葵)

 

「みんななんとなく本音を見せないようにしながら」
「一番問題のない方向をさぐってまとまっていく」(葵)

 

「学校も吹部も、先生も生徒も」(葵)

 

「そうしないとぶつかっちゃうからだよ」
「ぶつかってみんな傷ついちゃう」(葵)

 

「(なんで?) そうね…アリバイ作りかな」(葵)

 

「久美子ちゃんも気をつけた方がいいよ」
「3年なんて、あっという間だから」(葵)

 

「高校もユーフォだね」(麗奈)
「そうだよ」(久美子)
「そっか」(麗奈)

 

「交わした言葉はそれだけで…」
「でもなぜか、私はホッとした」(久美子)

 

3話

「ミドリはこれにします」
「(早い?) はい、目が合ったので!」(ミドリ)

 

「開けた時にこっちを見てました」(ミドリ)

 

「ダメです!」
「(ガチャガチャは)自らの手で巡り会わなければ意味がありません!」(ミドリ)

 

「はい、そこまで」
「なんですか? これ」(滝先生)

 

「部長。私、言いましたよね」
「”合奏できるクオリティーになったら集まって下さい”って」(滝先生)

 

「その結果がこれですか?」(滝先生)

 

「私はトロンボーンだけじゃなく、他のパートも同じだと思いました」
「パート単体でも、聞くに堪えないものばかりだと」(滝先生)

 

「でもそれでは困るのです」
「あなた達は全国に行くと決めたんです」(滝先生)

 

「だったら最低基準の演奏は、パート練習の間にクリアしておいてもらいたい」(滝先生)

 

「この演奏では指導以前の問題です」
「私の時間を無駄にしないでいただきたい」(滝先生)

 

「(サンフェス?) あなた達は、そういうことを気にするレベルにはありません」
「来週まともなレベルになってなかったら、参加しなくていいと私は思っています」(滝先生)

 

「(諦めろ?) 月に手を伸ばすのがミドリの信条です」
「たとえ届かなくても」(ミドリ)

 

「私は、やるなら一生懸命やりたい」
「せっかく放課後、遊ばないで頑張るんだもん」(葉月)

 

「(心の持ち方?) でも吹奏楽って個人競技じゃないよね?」
「みんなが同じ方向を向いて、みんなで頑張らなきゃ意味がなくて」(葉月)

 

「今みたいに、やる気のない人達にイライラしながら頑張るのって」
「私は、なんか…」(葉月)

 

「『新世界より』」
「ドヴォルザークがアメリカにいる時に、故郷のボヘミアを思って作った曲なんだって」(久美子)

 

「まだ何もない新しい世界で」(久美子)

 

4話

「言っとくけど、滝先生すごい人だから!」
「バカにしたら許さないから!」(麗奈)

 

「昨日のことなんだけど」
「私、ちょっと言い過ぎたなって思って」(麗奈)

 

「あ…ダメだ」
「また後悔するかも」(久美子)

 

「この間…この間練習がなくなった日、ドヴォルザーク吹いてたの、あれ高坂さんだよね」
「すごく元気出た!」(久美子)

 

「私も頑張らなきゃって思った」
「だから、ありがとう」(久美子)

 

「どうしよう…今のは絶対引かれた」
「だけど、なんだかそれは不思議と嫌な気分ではなくて、少し気持ちよかった」(久美子)

 

「初心者らしく順調に一歩一歩つまずいてるねえ」
「よかったよかった!」(あすか)

 

「今までの自分達のやり方をほとんど否定されたことによる」
「滝先生への不満はとても大きかった」(久美子)

 

「だけど、そのエネルギーが部員達の団結力へと形を変えていった」(久美子)

 

「いいでしょう」
「細かいことを言えば、まだまだ気になるところはありますが」
「何よりも皆さん、今…”合奏”をしていましたよ」(滝先生)

 

「さて、残された日数は多くありません」
「ですが、皆さんが普段若さにかまけてドブに捨てている時間をかき集めれば」
「この程度の練習量は余裕でしょう」(滝先生)

 

「サンフェスは楽しいお祭りですが」
「コンクール以外で有力校が一堂に集まる大変貴重な場でもあります」(滝先生)

 

「この場を利用して、今年の北宇治は一味違うと思わせるのです」(滝先生)

 

「(今からじゃ)出来ないと思いますか?」
「私は出来ると思っていますよ」(滝先生)

 

「なぜなら、私達は全国を目指しているのですから」(滝先生)

 

「その挑戦的で屈託のない笑顔を見て、私もみんなも気がついた」
「この先生は…本気だと」(久美子)

 

5話

「嘘!? 胸囲が去年と同じ、全く変わってない」(久美子)

 

「あ…おい、久美子! あんたもう高校生だよ!」
「春になったら大っきくなって、すっかり大人になるんじゃなかったの?」(久美子)

 

「あ~、私なんて謎ステップ(北宇治高名物)もまだなのに」
「謎っていうだけあって難しいんだよ」(葉月)

 

「まぁ、向き不向きと好き嫌いは別ってことじゃない?」(中川夏紀)

 

「どっちにしろ、去年に比べれば随分変わったよ」
「去年は行進の練習なんて、当日までほとんどしなかったし」(夏紀)

 

「あの”海兵隊”の合奏以来、この部の空気は明らかに変わった」
「”やってもどうせ同じだ”から、”頑張ればよくなる”に変化したのだ」(久美子)

 

「人は単純だ」
「見返りがあると分かれば頑張るようになり」
「頑張ってよくなれば、さらに頑張ろうとする」(久美子)

 

「黄前さん」
「どう思う? 滝先生」(麗奈)

 

「黄前さんらしいね」(麗奈)

 

「その微笑みは謎ステップより謎すぎたけど、なぜかちょっとだけ嬉しかった」(久美子)

 

「その時気づいた、私はもうスタートしていることに」
「そして今、後悔していないことに」(久美子)

 

「本来音楽とは、ライバルに己の実力を見せつけるためにあるものではありません」
「ですが、今ここにいる多くの他校の生徒や観客は、北宇治の力を未だ知りません」(滝先生)

 

「ですから今日は、それを知ってもらういい機会だと先生は思います」
「さあ! 北宇治の実力、見せつけてきなさい」(滝先生)

 

6話

「さて、ここからが重要な話なのですが…」
「今年はオーディションを行うことにしたいと思います」(滝先生)

 

「難しく考えなくても大丈夫ですよ」
「3年生が1年生より上手ければよいだけのことです」(滝先生)

 

「もっとも、皆さんの中に”1年生より下手だけど大会には出たい”」
「という上級生がいるなら別ですが」(滝先生)

 

「という”粘着イケメン悪魔”のあだ名にふさわしい滝先生の意地悪なひと言に」
「反論できる者はなく、オーディションは行われることになった」(久美子)

 

「オーディションだよ、オーディション」
「(来年?) 上手い人間がレギュラーになるシステムだよ!」(あすか)

 

「ホントに分かってる?」
「それって逆にいえば、下手だと来年も再来年もレギュラーの保証はないってことなのだよ」(あすか)

 

「だから、初心者でも今年からレギュラー取るつもりで頑張る!」
「冬に凍死するキリギリスのようにならないためにも!」(あすか)

 

「高坂さんらしいね」(久美子)
「仕返し?」(麗奈)

 

「私さ、中学の時、テニス部でも最初全く思ったプレーが出来なくて」
「中途半端は嫌だったからいっぱい練習したんだ」(葉月)

 

「でもダメだった」
「最後の大会勝てなくって…」(葉月)

 

「だから、上手くなりたいチューバは」
「自分で納得できるくらい」(葉月)

 

「人はなんでも変えられます」
「世界中のなんでも!」(ミドリ)

 

「チューバの一番いいところはな」
「チューバのいいところっていうのはな、いいところがないところだ」(後藤卓也)

 

「いいところがないのに一生懸命頑張る!」
「ひたすらに頑張る」(後藤)

 

「そこがいいんだよ!」
「いや、それがいいんだよ!」(後藤)

 

「その気持ちが分かれば、お前も立派なチューバ吹きだ」(後藤)

 

「いいこと言った!」
「(勢いだけ?) 違うよ、愛と自信が大切ってことだよ」(長瀬梨子)

 

「(なぜ心配した?) それは…なんか思い出しちゃって」
「上手く吹けないのって、周りが思ってるよりずっとつらいと思うんです」(久美子)

 

「今はまだ覚えることも多いからそこまで意識していないかもしれないけど」
「何かキッカケがつかめないと、嫌になっちゃうんじゃないかなって」(久美子)

 

「(モチベーション?) 俺は合奏した時かなあ」
「チューバだけだと単調なフレーズが続くから、”な~んだ”と思ってたことがって」(後藤)

 

「でも合奏で他のパートと音が合わさったらさ、音楽になった」
「ハーモニーが生まれた、支えてる実感もあった」(後藤)

 

「その時から、俺はずっとチューバが…」(後藤)

 

「あ…なんだろう?」
「すごく、音楽だった!」(葉月)

 

「そっか…こういうことか、うん」
「やっぱいいね、チューバ!」
「メッチャ楽しい!」(葉月)

 

「(持って帰る?) うん、離れたらいけない気がしてさ」(葉月)

 

7話

「(コンクール出なくてもいい?) 最初はそのつもりだった」
「でも今は…今の部は去年までとは違うでしょ?」(葵)

 

「サンフェスの時に思った」
「滝先生だけじゃなく、みんな本気だって」
「コンクール金賞取るつもりで頑張ってるって」(葵)

 

「私、そこまで出来ない」
「私、のうのうと全国目指すなんて出来ない」(葵)

 

「去年あの子たち辞めるの止められなかったのに、そんなこと出来ない」(葵)

 

「(すごいところって) ”優しい”しかないじゃない!」(晴香)

 

「”優しい”なんて、他に褒めるところがない人に言うセリフでしょ!?」
「私、分かってるんだから!」(晴香)

 

「あすかが断ったから、私がやらなきゃいけないことになったんだよ!」(晴香)
「だったら…だったら晴香も断ればよかったんだよ」(あすか)

 

「音楽は一度奏でられると消え、二度と取り戻せないと言いますよ」
「常にそのつもりで演奏しないと」(ミドリ)

 

「(なぜ残った?) まあ、やる気がなかったからかな」
「でも、その時はそれがいいと思ってたんだよ」(夏紀)

 

「ほら、吹奏楽ってサッカーみたいに点数で勝ち負けがハッキリ決まらないじゃん」
「コンクールもあくまで決めるのは審査員だし」(夏紀)

 

「そんなハッキリしない評価に振り回されるのって」
「本来の音楽の楽しさとは違うんじゃないかって」(夏紀)

 

「やる気のなかった先輩達は言っててさ、私もそう思ってたわけ」
「でも、それって結局、きつい練習をしたくないための言い訳だったんだよね」(夏紀)

 

「(この時期?) 食べたかったの芋、牛乳で」
「合うでしょ?」(中世古香織)

 

「(マドンナ?) マドンナだって芋が好きなの」(香織)

 

「でもね…でもね、私それ見て思った」
「あすかは部長を断ったんじゃなくて引き受けられなかったんだなあって」(香織)

 

「多分、あの状態の部を引き受けるのは相当な勇気が必要で」(香織)

 

「あすかは頭いいからそういうの全部計算しちゃって」
「引き受けられなかったんじゃないかな」(香織)

 

「(バカ?) 違うよ、それだけ勇気があったってこと」
「そしてそのことを、少なくとも上級生はみんな分かってる」(香織)

 

「あの時、晴香が部長を引き受けてくれたから、今の部があるんだって」(香織)

 

「あんまり力になれないかもだけど、話たいことあったらいつでも話してよ」
「聞くからさ」(葉月)

 

8話

「でも気にはなるんですよね?」(ミドリ)
「ま…まあ、ちょっとだけ?」(葉月)

 

「”あがた祭り”」
「一緒に行きたいな~なんて思ってたりしてませんか?」
「恋ですよ!」(ミドリ)

 

「(積極的?) それはもちろん、全ての音楽は恋から始まるからです!」(ミドリ)

 

「愛と死は音楽にとって永遠のテーマ!」
「全ての曲はそのためにあると言っても過言ではないのですよ、葉月ちゃん!」(ミドリ)

 

「(彼氏?) いるわけないでしょ?」
「私の恋人は”ユーフォニ・アムさん”ただ1人」(あすか)

 

「なんかさ、マジで全国行けたりしてな」
「ここの吹部に入ってまだ2ヶ月くらいだけどさ、最近そんな気してきた」(塚本秀一)

 

「(甘くない?) でも前よりは絶対上手くなってるって」(塚本)
「うん…でも、もっと上手くなりたいね」(久美子)

 

「お前さ、5日って何してんの?」
「”あがた祭り”、一緒に行かね?」(塚本)

 

「整理すると、葉月ちゃんは秀一を”あがた祭り”に誘いたくって」
「秀一は”あがた祭り”に…なるほど」(久美子)

 

「へえ…これはまた厄介な」(久美子)

 

「偶然なんてありません!」
「必然なんです! 運命なんですよ!」(ミドリ)

 

「さあ、オーディエンスも曲が始まるのを待っています!」
「ステージへ行きましょう!」(ミドリ)

 

「ねえ、何時にどこ集合?」
「お祭り、行くんでしょ」(麗奈)

 

「高坂さんの真っ白いワンピースと、少しひんやりとした青い空気に見とれて」
「私の頭の中は雪女のお話でいっぱいになった」(久美子)

 

「不安を感じながらも、その美しさに惹かれ命を落としてしまう気持ちというのは」
「こういうものなんだろう」(久美子)

 

「(いきなり山に?) 私をなんだと思ってんの?」
「するわけないでしょ」(麗奈)

 

「でも、たまにこういうことしたくなるの」
「制服着て、学校行って、部活行って、家戻って…」(麗奈)

 

「なんかたまにそういうの全部捨てて、18切符でどっか旅立ちたくなる」(麗奈)

 

「(足?) 痛い。でも痛いの、嫌いじゃないし」(麗奈)

 

「何それ? なんかエロい」(久美子)
「変態」(麗奈)

 

「楽器も音楽も全部自分次第でどうにでもなるのに、神様に頼むなんてもったいないよ」(あすか)

 

「塚本。私さ、塚本のことが好きなんだけど」
「で、返事は?」(葉月)
「ごめん」(塚本)

 

「そっか…よし、分かった!」
「私が久美子との間、取り持つわ」(葉月)

 

「チューバは…チューバは陰で支えるのが仕事なのだよ、塚本君!」(葉月)

 

「私本当はさ、前から思ってたの」
「久美子と遊んでみたいなあって」(麗奈)

 

「久美子って性格悪いでしょ?」
「(悪口?) 褒め言葉」(麗奈)

 

「違う。これは、愛の告白」(麗奈)

 

「でも私、久美子のそういうところ気になってたの、前から」
「好きっていうか…親切ないい子の顔して、でも本当はどこか冷めてて」(麗奈)

 

「だからいい子ちゃんの皮、ペリペリってめくりたいなあって」(麗奈)

 

「分かんないかなあ、私の愛が」(麗奈)
「高坂さん、ねじれてるよ」(久美子)

 

「見たかったって言うとちょっと違うけど…他人と違うことがしたかったの」(麗奈)

 

「うわぁ…地面が星空みたいだ」(久美子)

 

「ねえ、お祭りの日に山に登るなんてバカなこと、他の人達はしないよね」
「久美子なら、分かってくれると思って」(麗奈)

 

「私、興味ない人とは無理に仲よくなろうと思わない」
「誰かと同じで安心するなんて、バカげてる」(麗奈)

 

「当たり前に出来上がってる人の流れに抵抗したいの」(麗奈)

 

「全部は難しいけど…でも分かるでしょ?」
「そういう、意味不明な気持ち」(麗奈)

 

「(高坂さん?) れいな…」(麗奈)

 

「私、特別になりたいの」
「他の奴等と、同じになりたくない」(麗奈)

 

「だから私は、トランペットをやってる」
「特別になるために」(麗奈)

 

「なれる! もっと練習してもっと上手くなれば、もっと特別になれる」(麗奈)

 

「自分は特別だと思ってるだけの奴じゃない」
「本物の特別になる」(麗奈)

 

「やっぱり久美子は性格悪い」(麗奈)

 

9話

「(失恋?) どうでもいい…正直超どうでもいい」
「超超超超どうでもいい…」(あすか)

 

「私情で練習できなくなってるような奴に、構ってる暇ない」(あすか)

 

「ああ! あの時を止めたい!」
「愛と死以外にも歌はあるのです!」(ミドリ)

 

「とにかく、私こうなってよかったって思ってるからさ」(葉月)

 

「ほら、ああいうのって1人だとどうしても勇気がなくて、ずっと悩んじゃうでしょ?」
「だから背中押されてよかったよ」(葉月)

 

「時間かけても、結果は同じだった気がするし」(葉月)

 

「それに、久美子も気ぃ弱いとこあるから、私が先に話したら引いてくれるかもって」
「ごめんね…私、最悪な女だよね」(葉月)

 

「こっちも無自覚か…」
「まっ、その時になったら言ってよ、協力してあげるから」(葉月)

 

「(落ち込んでる?) 葉月ちゃん、元気でいたいんだよ」
「いつも通りでいたいんだと思う」(久美子)

 

「だからミドリちゃんも私も、いつも通りがいいよ」(久美子)

 

「久美子ちゃん、ちょっと変わりましたよね」
「ちょっと大人っぽくなった気がします」(ミドリ)

 

「ミドリはそんな久美子ちゃん、好きですよ」(ミドリ)

 

「多分それは、あの麗奈との夜があったからで」(久美子)

 

「自分でも処理しきれないような、意味不明な気持ちと戦いながら」
「どんどん前に進もうとする麗奈の姿に、私は感動したんだ」(久美子)

 

「私ね、去年のことがあったから、揉め事とかがないようにって」
「それだけちゃんと出来ればいいって思ってた」(香織)

 

「でも…私、3年生なんだよね」
「これで最後なんだよね」(香織)

 

「3年間やってきたんだもん、最後は吹きたい」
「自分の吹きたいところを…思いっきり」(香織)

 

「じゃあダメだった時は、お芋買ってあげる」
「(夏?) だから、私が探し回らなくても済むようにして」(晴香)

 

「みんな吹きたいんだ、コンクールに出たいんだ」
「そんな当たり前のことを、私はやっと理解した」(久美子)

 

「同時に…先輩達と競い合わなければいけないことを、怖いと思った」(久美子)

 

「私も頑張る…だから頑張って」
「私も頑張るから頑張って…約束」(麗奈)

 

「ここにいる全員、コンクールに出場するのに恥じない努力をしてきたと」
「私は思っています」(滝先生)

 

「胸を張って、皆さんの今までの努力の成果を見せて下さい」(滝昇、先生)

 

「久美子ちゃんが痛いと感じるのは」
「久美子ちゃんの魂がジャックに届いている証拠ですよね!」(ミドリ)

 

「(指のケガ?) ああ、コンバスって練習し過ぎちゃうとよくあるんですよ」(ミドリ)

 

「このくらい全然平気です」
「中学の頃は演奏中に切れちゃって、譜面血まみれとかありましたから」(ミドリ)

 

「(嫌に?) いいえ。ミドリ、コンバス大好きですから!」(ミドリ)

 

「自分の番が長かったのか短かったのかは、よく分からなかった」
「緊張からの高揚感で破裂しそうな心臓を抱えたまま…私は、音楽室をあとにした」(久美子)

 

10話

「オーディションである以上、上級生が落ちて下級生が受かることは」
「決して珍しいことではない」(久美子)

 

「だからといって、全ての人が結果を素直に受け入れるかというと」
「それはまた別の問題で…」(久美子)

 

「人の心は複雑だ」(久美子)

 

「大丈夫だって」
「もともと私、ユーフォ始めて1年だし」(夏紀)

 

「オーディションだって、受からなくていいやって思ってたくらいなんだから」(夏紀)

 

「まっ、練習したのは今の部の空気に当てられたっていうか」
「滝先生に乗せられたっていうか」(夏紀)

 

「私なんかそういうのに弱くてさ」
「でも先生にはちゃんと見抜かれていたよ」(夏紀)

 

「自分が練習してないところ吹いてって言われて、あとはボロボロ」
「だから黄前ちゃんは実力でちゃんと勝ち取ったんだよ」(夏紀)

 

「私はそれで納得してる、よかったって思ってるくらい」
「だから変な気使わないでよ」(夏紀)

 

「絶対”金賞”!!」
「来年は一緒に吹くぞ!! 中川」(夏紀、久美子の楽譜にメモ)

 

「ありがとね」
「黄前ちゃんのおかげで、少し上手くなれた気がするよ」(夏紀)

 

「ひいきしたことや、誰かに特別な計らいをしたことは一切ありません」
「全員公平に審査しました」(滝先生)

 

「(なぜ黙ってた?) 言う必要を感じませんでした」
「それによって、指導が変わることはありません」(滝先生)

 

「先生を侮辱するのはやめて下さい」(麗奈)

 

「なぜ私が選ばれたか?」
「そんなの分かってるでしょう?」
「香織先輩より、私の方が上手いからです!」(麗奈)

 

「ウザい…」
「うぁーーっ! ウザい、ウザい!」
「うっとうしい!」(麗奈)

 

「なんなの、あれ!」
「ろくに吹けもしないのに、何言ってんの?」
「そう思わない!?」(麗奈)

 

「滝先生がこの学校に来るって話、私お母さんから無理やり聞き出してね」
「で、推薦けって…」(麗奈)

 

「仕方ないでしょ」
「私さ、滝先生のこと好きなの」(麗奈)

 

「好きって言ってもライクじゃないよ、ラブの方ね」(麗奈)

 

「でも、滝先生は私の気持ちなんて知らないから、オーディションでひいきとか絶対ない」
「こんな時期に顧問のこと悪く言うなんて、ホント信じられない」(麗奈)

 

「何、その顔?」(麗奈)
「いや、麗奈ってかわいいなあっと思って」(久美子)

 

「(譲る気?) ない、ねじ伏せる」
「それくらい出来なきゃ、特別にはなれない」(麗奈)

 

「でも、その時はまだ分かっていなかったのかもしれない」
「強くあろうとすること、特別であろうとすることが、どれだけ大変かということを」(久美子)

 

「オーディションに不満があるとかじゃない」
「まして同情されたいなんて少しも思ってない」(あすか)

 

「ただ納得してないんだろうね、自分に」
「うん…納得したいんだよ」(あすか)

 

「正直いって…心の底からどうでもいいよ」
「誰がソロとか、そんなくだらないこと」(あすか)

 

「ソロパートのオーディションを、もう一度やらせて下さい」(香織)

 

11話

「(ソロにふさわしい?) だよね…」
「1年でこの音って、ズルいよね…反則だよ」(吉川優子)

 

「北高吹奏楽部として、コンクールで一緒に演奏することに変わりはないから」
「いい演奏、しようね」(香織)

 

「(いい人?) うん、だからちょっとやりにくい」(麗奈)

 

「(どっちが適任?) 上手い方がやるべきだと思うよ」
「滝先生はそういう基準で決めてるみたいだし」(あすか)

 

「知りたいの」
「個人的にどう思ってるか?」(香織)

 

「ううん、言ってほしくない」
「冗談でも、高坂さんがいいとか」(香織)

 

「余計なこと、考えてないよね?」
「言っとくけど、悲しむのは香織先輩なんだからね」(夏紀)

 

「部長じゃなく、3年間一緒にやってきた仲間として、言っとこうかと思って」
「納得できるといいね」(晴香)

 

「(あすかにこだわる?) どうしてだろう?」
「よく分からないけど…なんか、見透かされてるような気がするんだよね」(香織)

 

「私が思ってること、なんでも」(香織)

 

「だから、あすかを驚かせたい」
「あすかが思ってる私の一歩先を、本物の私が行きたい…のかな」(香織)

 

「久美子は…もし私が負けたら…嫌?」(麗奈)
「麗奈…嫌だ…嫌だ!」(久美子)

 

「麗奈は特別になるんでしょ」
「麗奈は、他の人とは違う」
「麗奈は、誰とも違う」(久美子)

 

「人に流されちゃダメだよ」
「そんなのバカげてるでしょ!?」(久美子)

 

「でも…今私が勝ったら悪者になる」(麗奈)
「いいよ! その時は私も悪者になるから!」(久美子)

 

「香織先輩より、麗奈の方がいいって」
「”ソロは麗奈が吹くべきだ”って言う!」
「言ってやる!」(久美子)

 

「本当に?」(麗奈)
「多分…」(久美子)
「やっぱり久美子は、性格悪い」(麗奈)

 

「そばにいてくれる?」
「裏切らない?」(麗奈)
「もしも裏切ったら、殺していい」(久美子)

 

「本気で殺すよ」(麗奈)
「麗奈ならしかねないもん、それが分かった上で言ってる」(久美子)

 

「だってこれは…愛の告白だから」(久美子)

 

「大丈夫」
「最初から負けるつもりなんて、全くないから!」(麗奈)

 

「中世古さん」
「あなたがソロを吹きますか?」(滝先生)
「吹かないです…吹けないです」(香織)

 

「ソロは…高坂さんが吹くべきだと思います」(香織)

 

「上手じゃなくて…好きなの」(香織)

 

12話

「よくなってる」
「でもコンクール的にはダメ」(麗奈)

 

「私、上手くなりたい」
「麗奈みたいに」(久美子)

 

「私、麗奈みたいに特別になりたい」(久美子)
「じゃあ私はもっと、特別になる」(麗奈)

 

「よし! もう大丈夫」
「平気、平気。鼻血止まったし、吹いてれば治る」(久美子)

 

「久美子、最近熱いよね」
「前はどっちかっていうと、クールっていうか冷めてるところあったのに」(葉月)

 

「”今は月に全力で手を伸ばすぜ!”って感じです」(ミドリ)

 

「月か…よく分からないけど」
「でも、上手くなりたいっていう気持ちは前よりも強くなった」(久美子)

 

「熱いのか、冷めているのか、そもそも今までの自分はどんなだったのか」(久美子)

 

「とにかく、あのオーディションの麗奈を見て、あの音を全身で受け止めてしまってから」
「私は完全に冒されてしまったのだ」(久美子)

 

「上手くなりたいという熱病に」(久美子)

 

「(後悔?) してないよ、全然してない」
「私は吹部より受験の方が大切だったから」(葵)

 

「多分、部のゴタゴタがなくても辞めてたと思う」
「私には、続ける理由がなかったから」(葵)

 

「前よりはよくなりましたが、それでもまだ求められる音にはなっていません」
「ここはあなた達次第です」(滝先生)

 

「練習で出来ないことは、本番では絶対に出来ません」
「そのつもりで取り組んで下さい」(滝先生)

 

「黄前さん、そこ…難しいですか?」
「本番までに出来るようになりますか?」(滝先生)

 

「本番で出来ないということは、全員に迷惑をかけるということになりますよ」(滝先生)

 

「もう一度聞きます、出来ますか?」(滝先生)
「はい! 出来ます!」(久美子)

 

「その指、息の強さとタイミング」
「求めるべき音はちゃんと頭で鳴っているのに、実際にその音が出ないもどかしさ」(久美子)

 

「次々と、確実に狙った力加減で、狙った息の強さで」
「狙った音をリズムに合わせて出していくことが、いかに難しいか…」
「私は思い知らされていた」(久美子)

 

「あの…あの、ずっと言いたかったことがあって」
「オーディションの時、生意気言ってすみませんでした」(麗奈)

 

「それからユーフォ、ここは田中さん1人でやって下さい」(滝先生)

 

「それは、一瞬だった」
「反論の隙も猶予もなく、先生はそれだけ言うと、すぐ演奏に戻った」(久美子)

 

「そう…これは関西大会進出をかけた、戦いなのだ」(久美子)

 

「悔しい…悔しくて、死にそう」(久美子)

 

「その時、私は知った」
「そのつらさを…」(久美子)

 

「あの時、麗奈がどんな思いでいたかを…私は知ったのだ」(久美子)

 

「ある! 意味あるよ!」
「だって、私ユーフォ好きだもん!」
「私、ユーフォが好きだもん!」(久美子)

 

「小さい頃は父と同じ仕事に就きたいなんて思ったこともなかったのですが」
「でも選んだのはこの仕事でした」(滝先生)

 

「結局好きなことって、そういうものなのかもしれません」(滝先生)

 

「吹けなかったところ、練習しておいて下さい」
「次の関西大会に向けて」(滝先生)

 

「あなたの”出来ます”という言葉を、私は忘れていませんよ」(滝先生)

 

「努力した者に神様が微笑むなんて嘘だ」
「だけど、運命の神様がこちらを向いてウインクをし…」(久美子)

 

「そして…次の曲が始まるのです」(久美子)

 

13話

「えっと、今日の本番を迎えるまで、いろんなことがありました」(晴香)

 

「でも今日は…今日できることは、今までの頑張りを、思いを」
「全て演奏にぶつけることだけです!」(晴香)

 

「それでは皆さんご唱和下さい」
「北宇治ファイト~!」(晴香)

 

「さあ、会場に私達の三日月が舞うよ!」(あすか)

 

「(緊張)してますね。いいですか?」
「失敗したらダメだって思うから緊張するんです」(ミドリ)

 

「”私の演奏テクニックを見よ!”って思えばいいんです」(ミドリ)

 

「ミドリ、メチャクチャ楽しみなんです!」
「早く演奏したいで~す」(ミドリ)

 

「春、あなた達は全国大会を目指すと決めました」
「向上心を持ち、努力し、音楽を奏でてきたのは、全て皆さんです」(滝先生)

 

「誇って下さい」
「私達は、北宇治高等学校吹奏楽部です」(滝先生)

 

「そろそろ本番です」
「皆さん…会場をあっと言わせる準備は出来ましたか?」(滝先生)
「はい!」(全員)

 

「では皆さん、行きましょう…全国に」(滝先生)

 

「なんか、ちょっと寂しくない?」
「あんなに楽しかった時間が、終わっちゃうんだよ」(あすか)

 

「ずっとこのまま夏が続けばいいのに」(あすか)

 

「何言ってるんですか?」
「今日が最後じゃないですよ」
「私達は全国に行くんですから」(久美子)

 

「そうだったね…そういえば、それが目標だった」(あすか)

 

「”全国に行けたらいいな”…」
「中学生の頃からそう思ってた」(久美子)

 

「だけどそれは、口先だけの約束みたいなもので」
「本当に実現させようなんて一度も思ったことなかった」(久美子)

 

「だって、期待すれば恥をかく」
「叶いもしない夢を見るのは、バカげたことだって思ってたから」(久美子)

 

「だけど…願いは口にしないと叶わない」
「絶対、全国に行く!」(久美子)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
 
 
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