「はだしのゲン」の名言・台詞まとめ

マンガ「はだしのゲン」の名言・台詞をまとめていきます。

 

はだしのゲン

1巻

「おまえたちもこの麦みたいになるんだぞ」(中岡大吉)

 

「そりゃとうちゃん、ふまれても強くなれといいたいんじゃろ」
「もうききあきたよ」(中岡元、通称:ゲン)

 

「元のばかっ! はやく防空壕へはいるんだよ」
「このお調子者! なん回いったらわかるの!」(中岡君江)

 

「つい三日前、四丁目の子が機銃でうたれて死んだのをわすれたのかい」
「顔をだすんじゃない!」(君江)

 

「あ、あなた、負けるだなんてそんなこといわないでください」
「もし警察や憲兵にしれでもしたら、監獄にぶちこまれますよ」(君江)

 

「(工場は)学校で勉強しているようにはいかないんだよ」
「日本が戦争に勝つためには、学生はいやでも工場の手伝いをしなきゃいけんのじゃ」(中岡浩二)

 

「だいたいこんな竹ヤリでアメリカ兵とたたかえると思っているのか」
「むかっていくまえに機関銃でみな殺しだ」(大吉)

 

「アメリカと日本では資源がちがう」
「資源のない小さな国の日本は、平和を守って世界中と仲よくして」
「貿易で生きるしか道はないんだ」(大吉)

 

 

「日本は戦争をしてはいけんのじゃ」(大吉)

 

「かなしいね、戦争は…親子がちりじりになってわかれてくらすなんて……」
「かあさん貧乏でも、みんなが顔をそろえてくらせるのが一番しあわせだよ」(君江)

 

「くそったれっ、平和がほしい」
「戦争さえなければ、こんなみじめな毎日をすごさなくてすむのに……」(大吉)

 

「わしら貧乏人には、戦争なぞはなにひとつええことはないんだ……」(大吉)

 

「君江、なくな」
「わしらなにもない貧乏人が心の中のほこりまでとられたら」
「なにをささえに生きるんじゃ」(大吉)

 

「この子たちはわたしの宝だ、絶対にわたしません」(君江)

 

「女だとおもってあまくみないでください!」
「かえらないと殺します!」(君江)

 

「警察にひかれていった主人の傷は、あんたの傷どころじゃないんだ」(君江)

 

「いまの日本は学校も新聞もラジオも警察も軍隊も」
「戦争をおっぱじめた軍部の独裁者のいいなり…」
「おまえたちにうそをおしえているんだ」(大吉)

 

「軍人が政治の権力をにぎると軍国主義の暗いおそろしい世の中になるんだ」(大吉)

 

「とうちゃん、わしは海軍へ志願するよ」(浩二)

 

「わしは国のため日本人みんなのために死ねればほんもうじゃ」
「わしはおく病者になりとうない、卑怯者になりとうない」(浩二)

 

 

「卑きょう者、おく病者といわれてもええ…非国民とののしられてもええっ」
「自分の命ひとの命を大切にまもることが、いちばん勇気のいることなんじゃ」(大吉)

 

「天皇のために死ぬことが誇りであるとおしえた戦争教育は」
「日本人をかんたんに命をすてる人間にかえてしまった」(ナレーション)

 

「おふくろ、夏ちゃん…ゆるしてくれ」
「いくら生きたくても、まわりが死ぬようにするんだ…」(熊井大二郎)

 

「(勝率?) く、くそっ、ばかにするな」
「特攻隊の一機一機には人間がのって死んでいくんだぞ」(熊井)

 

「ゲームをやってたのしんでいるつもりか」
「おまえらには人間はただの機械の部品なのか!」(熊井)

 

「君江、生きるぞ」
「わしは生きぬくぞ、あいつらのためにな」(大吉)

 

「もちろんですよ、石にしがみついても生きて生きて生きぬいてやるわ」
「こんな戦争で死んでたまるもんですか」(君江)

 

「な……なんてことだ」
「自分の息子の死をよろこんでいるなんて」
「な…なんてことだ…!」(浩二)

 

「おやじがいったように日本中が戦争に狂ってる」
「お…おそろしい、ほんとうにおそろしい」(浩二)

 

「ちくしょう、いったいいつまでつづくんだ」
「こんなにいやな戦争の時代が…」(浩二)

 

 

「はやくはやくきてくれ」
「自由に人間らしく生きられる時代が……」(浩二)

 

「あのおっさんかわいそうじゃ、戦争でひどい目にあわされて……」
「わしさえわるもんになればええんじゃ」(ゲン)

 

「原爆の威力をしったら日本のやつら、おどろいて戦争をやめるだろう」(アメリカ兵)

 

「き、君江、にげろ──元をつれてにげろ」
「おまえたちだけでもたすかるんだ」(大吉)

 

「いやだ~~いやだ~~、あんたとわかれるのはいやだ~~」
「進次と英子とわかれるのはいやよ──いっしょに死ぬんだー」(君江)

 

「ばかたれーっ、いきるんだ」(大吉)

 

「君江、よ──くきけっ」
「おまえにはまだまだ母親の役目がのこっているぞ」(大吉)

 

「疎開にいってる昭、予科練の浩二、それに…」
「はらの中の赤ん坊をそだてる仕事があるぞ」(大吉)

 

「元、いそげ。かあさんをつれてにげろ」
「かあさんをまもってくれ~~」(大吉)

 

「おまえの弟か妹かどっちかが、かあさんのはらの中にいるんだ」
「死んじゃいけん、いきるんだ、いきるんだ」(大吉)

 

「元、おまえが赤ちゃんをとりだしておくれ…」
「かあさんのいうとおりにすればええんよ」(君江)

 

 

「元、これからうまれる赤ちゃんはおまえの弟か妹だよ」
「おまえにいさんらしく…しっかりしておくれよ…」(君江)

 

「わしがおまえの命をこの世にだしてやったんだぞ」(ゲン)

 

「わしはえらいんだ」
「大きくなったら、わしのいうことをきくんじゃぞ」(ゲン)

 

「やい、はよう大きくなれよ」
「わしがあそんでやるけえ」(ゲン)

 

「うわ──い、とうちゃーん、ねえちゃーん、進次──っ、みてくれ──」
「うまれたよ、わしらの妹がうまれたぞーっ」(ゲン)

 

「こんなに元気だよ~~」
「ううう……げ…元気だ、元気だよ……」(ゲン)

 

「うわ──ん」
「もうとうちゃんもねえちゃんも進次もみんな」
「この赤ん坊をみることができんのじゃ、できんのじゃ!」(ゲン)

 

「さあおまえ、しっかりみておくんだよ」
「おまえのとうさんとねえちゃんとにいちゃんを殺した戦争のほんとうの姿を」(君江)

 

「おまえが大きくなったら二度とこんな姿にするんじゃないよ…」
「いいね、いいね…」(君江)

 

「元、いたるところ、もうあんなに死体の山ができたよ…」
「なん人のひとが死んだのかね…」(君江)

 

「この広島市は地獄だよ」(君江)

 

「いつの世でも、ひとにぎりの権力者のために戦争で死んでいくのは」
「名もない弱い国民だ……!」(ナレーション)

 

「みんななくなってしもうた…」
「なにもかも…きえてしもうた…」(ゲン)

 

「これからわしら、どうなるんじゃ」
「どうすればええんじゃ、とうちゃん…」(ゲン)

 

「かあちゃん、わしがいくよ」
「いなかだってどこだって、米を手にいれてくるよ!」(ゲン)

 

「まかしとけ! わしの妹を殺してたまるかい」
「こいつはとうちゃんやねえちゃんや進次が生きて帰ってきたらみせてやるんじゃ」(ゲン)

 

「もうたくさんじゃ、死体ばかりみてるのは」(ゲン)

 

「アメリカのばかたれ!」
「どうしてこんなおそろしい爆弾をおとしたんじゃ」(ゲン)

 

「どうしてみんな死ぬんじゃ~~」(ゲン)

 

「ぜったいにわしは死んでたまるか」
「丸ハゲになっても、わしはこわくないぞ~~」
「クソくらえじゃ、ばかたれ~~」(ゲン)

 

「死にたくない」
「わ、わしは死にたくない」(ゲン)

 

2巻

「まるで人間は石ころとおんなじじゃのう」
「あの死体のひとりひとり、わらったりないたりしていたなんてうそみたいだ」(ゲン)

 

「ねえちゃんはもう自殺で二回も死んだんだ」
「もううまれかわったんだ」(ゲン)

 

「く…くそったれ。米をわけてくれないんなら…」
「わしはほんとうにドロボウでもひと殺しでもしてやるぞ」(ゲン)

 

「こまったのう」
「世間がこんなにつめたいとは、わしゃはじめてしったよ」(ゲン)

 

「くそったれ」
「原爆さえおちなかったら、こんな目にあわずにすんだんじゃ…」(ゲン)

 

「元、おねがいよ、死なないでおくれよ」
「おまえまで死なれたら、かあさん気がくるっちまうよ」(君江)

 

「死ぬもんか」
「わしゃぜったいに死なんよ」(ゲン)

 

「ここにいるみんなも、みんなひとりぼっちなんじゃ」(近藤隆太)

 

「わしらはみんなで力をあわせて生きるんじゃけえ、もうじゃまをするな…」(隆太)

 

「ほ…ほんとうに死んだんだとわかるのは…」
「生きているのぞみがきえてしまうのはこわいよ」(君江)

 

「死んでいた。進次もねえちゃんもとうちゃんも、ほんとうに死んでいた…」
「もう生きていないんだ、生きていないんだ」(ゲン)

 

 

「元よくがまんしてくれたね、ありがとう」
「元がわるくないことは、かあさんよーくわかっているよ」(君江)

 

「元…あのピカドンは、原爆は…死ぬも地獄…生きるも地獄だね…」(君江)

 

「あのピカさえなかったら」
「かあさん、こんなくやしいみじめなつらいおもいをすることもないんだよ…」(君江)

 

「どこでもおなじよ」
「みんな自分がかわいいからね」(君江)

 

「だけどかあさんは日本人のいやらしさをつくづく思いしったよ」
「よわいものをみると、ようしゃなくいためつけるいやらしさを…ね」(君江)

 

「ピカで広島がまるやけになった」
「こんなときに仕事があるのがふしぎだよ」(君江)

 

「どうしたらええかね」
「食料をかうお金がほしい…」(君江)

 

「お金がないのは首がないのとおんなじだよ」
「せめて着物でもあれば、うってお金にできるのに…」(君江)

 

「くそっ、かあちゃんをらくにさせてやらんといけんのじゃ」
「かあちゃんにお金をやるためじゃ、がまんしろっ」(ゲン)

 

「かあちゃん、まっとれよ」
「わしが…金を…もってかえるけえ」(ゲン)

 

「くそったれ、わしゃもうがまんができんわい」(ゲン)

 

 

「おどりゃええ年をしやがってあまったれるな」
「このばかたれっ」(ゲン)

 

「元、わしゃうれしいんじゃ──い」
「元、おまえだけじゃ」
「真剣におこってわしにむかってきてくれたのは…」(吉田政二)

 

「わしは毎日がつらくてくやしくて、腸(はらわた)がちぎれそうじゃ…」(政二)

 

「元、情けないのう……」
「たった一枚の皮ふがはだけただけで、人間の心はこうまでかわるのかのう」(政二)

 

「血をわけた兄きまで、わしにちかよらんのじゃ…」(政二)

 

「死ぬ気になれば、手がつかえなくても口でも絵はかけるわい」
「あまったれるな」(ゲン)

 

「このままだまって死ぬのか!!」
「意地でも生きろよ」(ゲン)

 

「ち、ちくしょう」
「ドロボウをしなくてはいけないようにしたのは戦争じゃ、ピカじゃ」(ゲン)

 

「あいつらわるくないんじゃ、わるくないんじゃ~っ」(ゲン)

 

「進次のうまれかわりだとおもって、かあさんそだてるよ」
「進次にはつらい思いをさせたからね、罪ほろぼしだよ……」(君江)

 

「元。わ、わしはここからおりんぞ」
「こ、この姿をわしはかくんじゃ」
「く、くそったれ、このままだまって死なれるかっ」(政二)

 

「あのボロキレのようにすてられて、おばけのようにされた」
「ひとりひとりの苦しみの顔をかいてやる」(政二)

 

「戦争をおこしたやつに…原爆をおとしたやつにみせてやるんじゃ」(政二)

 

「わ…わしもみんなとおんなじじゃ」
「もうすぐ死んで、ボロキレのようにすてられるんじゃ」(政二)

 

「だけどこのままボロキレのようにすてさせんぞ」
「みんなのうらみをわしはかきのこしてやるぞ」(政二)

 

「げ、元、わしをみんなにみせてやれ」
「このみにくい姿を町中あるいてみせてやれ」(政二)

 

「この姿を町中のやつらの目の奥にやきつけてやるんじゃ」
「ピカをうけていじめぬかれたわしが…たったひとつできるしかえしじゃ」(政二)

 

「ううぅ、むごいのう」
「ピカで体をとかされ、さんざんきらわれて、最後には気がくるって…」(ゲン)

 

「これじゃ政二さんがあんまりむごすぎらぁ」(ゲン)

 

「おまえらが政二さんにしたしうちは一生きえないぞ」
「かならず心の中にこびりつき、これから苦しみつづけるんじゃ」
「ざまあみろ」(ゲン)

 

「(放送)きいたよ…」
「まったくばかにしてるよ!」(君江)

 

「あたしら国民にはなんのことわりもなく」
「日本のためだ天皇陛下のためだとかってに戦争をはじめておいて」(君江)

 

「こんどは日本は戦争にまけたから、しのびがたきをしのび」
「たえがたきをたえてがんばれだって…ええかげんにしてほしいよ」(君江)

 

「いったいあたしらになにがのこったんだい」(君江)

 

「家はやかれ、とうさんたちは殺されて!」
「あしたのごはんさえたべられない苦しみだけがのこったんじゃないか……」(君江)

 

「まったく日本人はおめでたいよ!」
「戦争でもうけるやつにすっかりおどらされて」
「天皇陛下をしんじてはだかにされて……」(君江)

 

「天皇陛下もかってすぎるよ……」
「戦争にまけるとわかったなら」
「なぜもうすこしはやく戦争をやめてくれなかったのかね……」(君江)

 

「ほんとうに戦争ほどばからしいものはないよ」
「ばかをみたよ、あたしらが…」(君江)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
 
 
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