「破戒」の名言・台詞まとめ

まんがで読破「破戒(島崎藤村)」の名言・台詞をまとめていきます。

 

破戒

「丑松よ、隠せ」
「おまえがあの町で生まれ育ったという事を、だれにも知られてはならんぞ」
「…忘れるな。これが我々にとって唯一の、立身出世の方法なんだ」(丑松の父)

 

「たとえいかなる目を見ようと…いかなる人に邂逅(めぐりあ)おうと…いったんの憤怒悲哀(いかりかなしみ)にこの戒めを忘れたら──…」

「その時こそ、社会(よのなか)から捨てられたものと思え」(丑松の父)

 

「なにが平等だ…なにが新しい時代だ…身分に対する偏見は未だ無くなってはいない!」(瀬川丑松)

 

「何が規則だ! 結局自分の身を守る事しか頭にないのさ」(土屋銀之助)

 

「(もっと上?)いや…僕はこの町と子供達が好きなんだ。これで満足さ!」(丑松)

 

「ばかもん、我輩は士族だぞ。どんなに落ちぶれても士族の末裔が土いじりなんぞできるかッ」(風間敬之進)

 

「我は穢多なり…それで十分だ」
「仲間達よ、目を覚ませ。誇りをもて! 俺達は…人間だッ」(猪子蓮太郎)

 

「猪子蓮太郎はすばらしい思想家だが…彼から感化を受けすぎるのは良くないんじゃないか?」

「所詮あの人は穢多じゃないか」(土屋)

 

「こんなことで悩んでばかりいると、おかしくなるぞ。下等人種のためにきみがそこまで気に病む必要はないんだ!」

「俺達は普通の人間なんだから」(土屋)

 

 

「僕だって皆と同じように青春を謳歌したい。土屋君のように夢を追いかけたい。恋愛だってしてみたい」

「でも人生を楽しむのがコワいんだ。油断すればかならずボロが出る」(丑松)

 

「酒を飲むと貧しくなると人は言うがね、それは違うね…貧しいから飲むのさ!」(風間)

 

「……これが僕の故郷。差別され、仕事を奪われ、僻地に追いやられた下層の村」

「貧しさゆえに子供達はまともに学校へ行く事ができず、教育がないから仕事につけず、ますます貧しくなって行く……」

「悪循環。明治になってもなにも変わっちゃいない…むしろ悪くなっている!」(丑松)

 

「どんな場所にでも貧富の差はある」(丑松)

 

「偏見とは恐ろしものだ。素性がバレたとたんに皆の態度が豹変し、私を軽蔑の目で見はじめた」

「物が無くなればまっさきに私を疑った…上司が…同僚が…信頼していた親友が!」(猪子)

 

「社会(よのなか)とは酷いものだ。身分制度が無くなっても、人間の差別心というものは無くならない」(猪子)

 

「もうこの町には居られない……追放されるのも時間の問題だ」
「なぜ僕は自分が人間である事に気づいてしまったのだろう……なぜ僕は人間なんかに生まれてしまったのだろう……」(丑松)

 

「破戒──…何という悲しい、壮(いさ)ましい思想(かんがえ)だろう」(丑松)

 

「おぼえていてください。この教室で教えていた瀬川という教員が……みなさんと同じようにお正月を祝い、天長節がくれば…皆さんと同じように君が代を歌って」

「みなさんと同じように子を愛し、親を敬い、幸福を願って生きていたという事を、みなさん、忘れないでくだだい……」(丑松)

 

「みなさんがおうちへ帰りましたら、お父さん、お母さんに私のことを話してください……いままで隠していてすまなかったと、手をついて、こうして告白したことを話してください」

「私は穢多です。調里です、不浄な人間です……すみません」(丑松)

 

「(穢多?)穢らわしい」
「あなたがですよ。士族とか華族とか平民とか……私の知ったことじゃないですよ」
「瀬川さんは瀬川さんです。卑賎(いや)しいのはあなたです!」(お志保)

 

「どうか、瀬川君を助けてやってくれませんか?」
「……救わなければ……大切なんです……友達なんです」(土屋)

 

「阿爺(おとつ)さん──…いまの僕は、鳥のように自由だ」(丑松)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
 
 
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