まんがで読破「若きウェルテルの悩み(ゲーテ)」の名言・台詞をまとめていきます。
若きウェルテルの悩み
「僕は君の苦悩にずっと無力だった。僕が君の孤独(しんじつ)にもう少し早く気がついていたら…」
「そうだ、気がついたときにはいつだって遅すぎる。真実はすべてを手遅れにして通りすぎてゆく」(ウィルヘルム)
「人の心はおかしなものだね。道を同じくして、ずっと一緒にいようとしていた仲間から離れられるだなんて」(ウェルテル)
「もっと純粋に人を好きになれたなら」
「どうにも僕は…他人とうまくやっていけない人間なのかもしれない」(ウェルテル)
「はあ、無限に広がる魂がすっぽりと画紙の中に納まればいいのに」
「まだまだ僕の手には負えなさそうだ」(ウェルテル)
「僕の心が子どもだというならその通りさ。僕自身が僕を持て余しているのは十分承知しているよ。だがなるようになれさ」
「これは僕の中の病気の子どもなんだから仕方ないのさ」(ウェルテル)
「人生は一時の夢みたいなものだね。人間の生涯は常に無自覚に過ぎるからね」
「この世が牢獄だということにさ」(ウェルテル)
「人は自らを捧げられる対象を…自分の魂の目標を見つけることなく、たかだか目先の飴やら人の鞭やらで動かされている」
「誰もその実情をわかっていないんだ」(ウェルテル)
「この世界ではかなく夢を見るように生きて満足だと言っても結局は…自覚のないあきらめの中にいるだけだ」(ウェルテル)
「子どもみたいに生きればいい! 他愛なく純真になるのさ」
「やましいことなんか何も知らないのが、いちばん幸せじゃないか。悲観に暮れるよりかましさ!」(ウィルヘルム)
「大切なものを失っても、生ある者はこの世に縛られ続ける。しかも街(ここ)にはくだらない人間が多すぎる。それが運命なら呪いたくもなる」
「もしまたあのときの輝きを取り戻せるなら…そんな人と人生のその先を見ることができるのなら…きっと話は違うんだけどな」(ウェルテル)
「ワールハイムにはとても素朴で善良な人たちがいるんだ」
「僕は、この小さな世界でも不平も漏らさず穏やかに笑い、その日その日をどうにか乗り越え、落ちる葉を見れば冬が来たこと以外はなんにも思わないような、そういった人たちをそっと眺めるのが、何よりの、何よりの薬なんだ」(ウェルテル)
「初対面ですが私にはわかります。貴方はいい人です」
「そうでなければ我が家の小さい子たちが、貴方にいきなり親しくしようとは思いません!」
「大きくなってしまった者が忘れている才能や美徳を、子どもたちは宿しています。弟妹たちは…貴方に同じ素直さと清らかさを感じているんですよ」(ロッテ)
「彼女(ロッテ)の前で僕には…ただただ歓喜だけがあふれる」(ウェルテル)
「アルベルト(ロッテの婚約者)はまったくいいやつだったよ。好意を寄せずにはいられない立派な人物だった」
「ウィルヘルム…君は僕を愚かだと思うかい?」(ウェルテル)
「僕の喜びの場所はもうなくなってしまった」
「ウィルヘルム……僕が馬鹿じゃなかったら、この上ない幸福な日々が送れていたかもしれないのに、僕は…」(ウェルテル)
「僕はどこへ行けばいいんだ…? いや…どこへも行けはしない」
「あの瞳が僕を見てくれているかぎり…」(ウェルテル)
「人生に咲き誇る花はただの幻にすぎない。だけど…僕たちを喜ばせるものが幻だったとしても…かまわないじゃないか」(ウェルテル)
「その本人にどんな内面的ないきさつがあろうと、どんないわれや因縁があろうと、絶対に許しがたい行為があるってことは君もわかってくれると思う」
「まったく自殺は弱さにすぎないよ。人生の敗北者のおこないだ」(アルベルト)
「僕には共感できる、想像できる。この世の牢獄…孤独という闇に囚われた者の苦悩の複雑さが…」
「普通なら楽しいはずの人生のすべてを投げ捨ててしまおうと決心する…その人間の気持ちがどんなものであるのか…」
「何より、人間の本性には限界というものがあるんだ」(ウェルテル)
「誰でもこの世の牢獄から抜けだしたくなる、不意に衝動はやってくる」
「分別の働かないところに強さも弱さもあるものか!」(ウェルテル)
「君みたく誰でも合理的に考えきれれば…不幸な人間も減るのにね」
「…でも僕にはね、正論ばかりがきれいに世の中に埋まっていくとは思えなくてね」(ウェルテル)
「僕は思うんだ…不合理な死でも…ときには人の救いになるときがあるんじゃないかな?」(ウェルテル)
「幸福な季節はとうに過ぎ、目の前は暗く耳には何も届かなくなり、胸が苦しくて息を吐こうとすれば心臓は壊れる勢いで激しく打ち出し、かえって気持ちはちりぢりに乱れる」
「最近では自分が生きているのか死んでいるのかわからなくなるんだ」
「なぜ、なぜ僕じゃなくて彼(あいつ)なんだ」(ウェルテル)
「さらば無限なる生命の舞台。僕にとってここは、永遠に口を開ける墓穴に変わってしまった…」
「幸せが同時に不幸の源になるなんて…頭のどこかではわかっていたはずなのに、何もかも過ぎ去ってしまった」(ウェルテル)
「僕が世界を軽蔑せずにはいられなかったのは…僕自身が卑小だったからだ」(ウェルテル)
「人間の存在なんてなんでもない…まったくもってなんでもなかったんだ」
「そうさ、僕らは皆そろいもそろって…救われないんだ」(ウェルテル)
「僕は、僕は…(朝まで)耐えた」
「ああ、そうか…勝ったんだ」(ウェルテル)
「ウェルテル…君の手紙は君の魂のすべてだった」
「僕の涙は止まらず、胸はただ焼きつく」(ウィルヘルム)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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