まんがで読破「それから(夏目漱石)」の名言・台詞をまとめていきます。
それから
1巻
「とにかくこうして君たちふたりの仲を結べたのは──この僕の誇りだ」(長井代助)
「洋書(これ)は僕にとってパンよりも大事な食べ物だよ」
「いくらとっても腹を壊さないし、まだ食べ足りないくらいさ」(代助)
「有意義な時間は知識を求めるにかぎるよ」(代助)
「いいか、代助…」
「学んだものは実地に応用してはじめて趣きが出るのだ!」(長井得)
…べつにのらくら遊んでいるわけじゃない。
ここの生活は世の中(そと)にいるより自分に正直に暮らせるんですよ。(代助)
「平岡は世の中に出ていってから、あまりいい便りをくれないな…」
「食うために働く苦労はどうしたって失敗(しくじる)のが必然のようだな」(代助)
「僕はむこうでな…部下の失敗の責任をとって辞職したんだ」
「会社員なんて上になればなるほど旨いことができるもんさ」(平岡常次郎)
「親の因縁より自分でこしらえた因縁で嫁をもらうほうがいいですね、僕は!」(代助)
僕には熱誠がないわけではないんです。
熱心や誠意を自分から引き出せるのも、相手次第なんですよ。(代助)
人はあまりにも人への信仰をなくしてしまった。
今の日本は人にも神にも信仰のない国だからな。(代助)
人に嘘をつく苦しみがあるなら信仰が必要だろうが、
この国の人間は嘘をつくことに慣れきっていて、誰も神の救いを求めていない。(代助)
20世紀の堕落だな。
お互いがお互いを侮辱することなしには、あえて人同士は接触し得ない。(代助)
「私は…あなたに頼みごとをするくらいしかできないから…」(平岡三千代)
現代の都市は人間の見本市みたいなものだ。
必要ならば相手と自由に恋愛(とりひき)できる。(代助)
ひとりだけ選べなんて…喜劇と悲劇の同時公演に等しい。(代助)
「社会は不健全だ、僕にはそれに打ち勝つ熱誠がない」
「これが僕を怠け者にする理由さ」(代助)
「君とちがって世の中で闘っている僕には」
「自分がどんな顔をしているのか鏡を見る余裕すら与えられていない」(平岡)
「立派に何を言おうと、僕は君の停滞を良しとするものか!」(平岡)
「どう生きるかよりも、どう生活を潤わせるかが現代人の目的さ!」
「神聖を気どる君よりも、僕のほうが正しいんだよ」(平岡)
物事を知れば知るほど人は孤独になる。
自分の良心と利己心のはざまで僕たちは…ずっと孤独な群衆のままだろう。(代助)
無関心と停滞…それが僕の地金なのだろう。(代助)
「代さんは昔からたいそうな理論家(セオリスト)だけど」
「格好だけ偉くしててもダメなのよ」(長井梅子)
「だって…今の私にはもう…平岡しか頼る人がいないの!」
「どんなに変わってしまっても、あの人が私の支えなのよ!」(三千代)
「僕には好いた女(ひと)がいます」
「貰えない人だから貰わなかった」(代助)
「そうさ…僕がすすんで壊したんだ」
「平岡には三千代さんを任せておけない」
「奪ってしまうんだ」(代助)
「三千代さん!」
「僕にはあなたが必要だ!!」(代助)
「君は本当に自分の責任の重さを知っているのか?」
「それを真剣に考えているのか?」(平岡)
「僕は現実的に君に理解させたほうがいいと思ってな…」
「君の家に封書で不義のあらましを送っておいた」(平岡)
「親からの物質的供給も断たれ、君は半人前にもなれない頼りない男だ」
「思い知るがいいさ」(平岡)
…もうなるがままになれ、後(すべて)はそれからだ。
ああ、動く…世界が動く。(代助)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
アマゾンリンク