「無職転生(むしょくてんせい)」の名言・台詞まとめ

アニメ「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」「無職転生Ⅱ(2期)」の名言・台詞をまとめていきます。

 

無職転生

1話

「ああ…死ぬのか? 俺」
「まあいいか、どのみち人生詰んでたからな」(前世)

 

「ああ…でもせめて◯貞くらい卒業したかった…」(前世)

 

「どうやら、俺は生まれ変わったらしい」
「まさかそんな妄想めいたことが現実になるとはな」(ルーデウス・グレイラット、愛称:ルディ)

 

「でもタダで美女の◯を吸えるのは最高だ」
「相手が母親であるせいか、全く興奮はしなかったが」(ルディ)

 

「ゼニス様。少々申し上げにくいのですが」
「その…ルーデウス様には何か悪いものが…」(リーリャ・グレイラット)

 

「子供だもの」
「間違って下着ぐらいかぶるわよ」(ゼニス・グレイラット)

 

「いや、もう断定していいだろう」
「ここは地球ではない別の世界だ」(ルディ)

 

「剣と魔法の世界だ!」(ルディ)

 

「”魔法”…サルだってウキウキする単語じゃないか?」(ルディ)

 

「たまにいるんですよね」
「ちょっと成長が早いだけで、子供に才能があるとか思い込んじゃうバカ親」(ロキシー・ミグルディア)

 

「今回はハズレでしたね」(ロキシー)

 

「詠唱はしょりましたね?」
「いつもはしょっているのですか?」(ロキシー)

 

「なし!? そう…いつもはなし…」
なるほど、これは鍛えがいがありそうですね」(ロキシー)

 

 

「さっそく失敗してしまいました」
「明日には解雇ですかね?」(ロキシー)

 

「まいった」
「20年近く人と話してなかったんだ、こういう時かける言葉が見つからない」(ルディ)

 

「いや考えろ、散々やって来ただろ」
「○○ゲの主人公ならこんな時どうしてた?」(ルディ)

 

「先生は今失敗したんじゃありません、経験を詰んだんです」(ルディ)

 

「まるで夢のようだ」
「トラックに轢かれて死にかけてる俺が…いや、もしそうだとしても構わない」(ルディ)

 

「この世界なら、俺にだって出来るんじゃないだろうか?」
「人並みに生きて人並みに努力して、つまづいても立ち上がってなお前を向いて」(ルディ)

 

「出来るかもしれない、こんな俺でも」
「無職の引きこもりでクズな俺でも、人生をやり直すことが」(ルディ)

 

「本気で生きていくことが」(ルディ)

 

2話

「ロキシーとて年頃の娘」
「見て見ぬフリをする情けが俺にも存在した…なんちゃって」(ルディ)

 

「子供を装っててもダメか」
「世の中せちがらいぜ」(ルディ)

 

「ありがとうございます」
「でもそういうことは将来好きな子が出来た時に言ってあげて下さい」(ロキシー)

 

「僕、先生のこと好きですよ」(ルディ)

 

「(好き?) そうですか」
「あと10年経って考えが変わらなかったら、もう一度言って下さい」(ロキシー)

 

「◯◯ゲで鍛えたナイスガイスキルも、全く無意味というわけではないらしい」(ルディ)

 

「生前じゃあ冗談みたいに聞こえるこっぱずかしい台詞も」
「この世界なら情熱的でユニークな恋の導火線だ」(ルディ)

 

「学校…嫌な言葉だ」(ルディ)

 

「もし、このままルディが魔術の道を進みたいというのなら」
「ラノアに行くことをおすすめします」(ロキシー)

 

 

「その前に僕はこの家から出ることが…」(ルディ)

 

「(師匠?) その呼び方はやめて下さい」(ロキシー)

 

「あなたは私を簡単に超えてしまうでしょうし」
「自分より劣る者を師匠と呼ぶのは嫌でしょう?」(ロキシー)

 

「ルディにもそのうち分かるようになりますよ」(ロキシー)

 

「誕生日を祝ってもらえるなんて、どれくらいぶりだろう?」
「引きこもりになってからは、国民の休日以上にどうでもいいイベントだった…」(ルディ)

 

「こんな感覚忘れてたけど、意外といいもんだな」(ルディ)

 

「お前にその剣はまだ早いかもしれないが」
「男なら心の中に1本の剣を持っておかねばならん」(パウロ・グレイラット)

 

「大切な者を守るには、心構えが必要だ」(パウロ)

 

「その年で上級攻撃魔術を4種とも習得したのです」
「もう少し偉そうにしてもいいのですよ」(ロキシー)

 

「しかし、これで私があげられるものも本当にごくわずかになりました」
「ルディ。明日、卒業試験を行います」(ロキシー)

 

「俺は何を恐れてたのだろう」
「こんなのどかな村で、誰が俺をバカにするというのか」(ルディ)

 

「私のお手本より大きなものを作れなんて言ってませんよ」(ロキシー)

 

「残念です」
「これで、本当に私が教えられることもなくなってしまいました」(ロキシー)

 

「おめでとうございます」
「これであなたは、水聖級魔術師です」(ロキシー)

 

「ありがたい申し出ですが」
「しばらくは世界を旅しながら改めて魔術の腕を磨くつもりです」(ロキシー)

 

「私の故郷のお守りです」
「卒業祝いを用意する時間がなかったので、これで我慢して下さい」(ロキシー)

 

「彼女には本当にいろんなものをもらった」
「知識・経験・技術」
「そして何より、俺を外に出してくれた」(ルディ)

 

「外に出た、ただそれだけ」
「しかし、それは間違いなく俺のトラウマだった」(ルディ)

 

「彼女はそれを治してくれた」
「狙ってやったことじゃない、分かっている」(ルディ)

 

「けれど…尊敬しよう、あの小さな少女を」(ルディ)

 

3話

「人には優しくするんだぞ」
「男の強さは威張るためにあるんじゃないからな」(パウロ)

 

「男の強さとは女の子にいい格好を見せるためにあるんですよね」(ルディ)

 

「き…君は僕を見ても平気なの?」(シルフィエット、愛称:シルフィ)
「師匠が魔族だったからね」(ルディ)

 

「あの…なんで助けてくれたの?」(シルフィ)
「弱い者の味方をしろって父様に言われているんだ」(ルディ)

 

「でも仲間外れにされるかも?」(シルフィ)
「その時は君が遊んでくれよ」
「僕達は今日から友達さ」(ルディ)

 

「子供が何か言う前にどなりつけて謝らせる」
「大人のやることはてっとり早くてうらやましいですね」(ルディ)

 

「父様…僕は今まで、出来る限りよい子でいるように努力してきました」(ルディ)

 

「いいえ、あります」
「僕は父様に信頼してもらえるよう頑張ってきたんです」(ルディ)

 

「父様は僕のそんな言い訳を一切聞かず、怒鳴りつけ手を上げたんです」(ルディ)

 

「安心して下さい、父様」
「次からは3人がかりで無抵抗の相手1人をイジメているのを見ても無視します」(ルディ)

 

「それがグレイラット家の家訓なのだと周囲に伝えましょう」(ルディ)

 

「そして大きくなったら家を出て、二度とグレイラットとは名乗らないようにします」
「そんな家の人間だと名乗るのが恥ずかしいので」(ルディ)

 

「やめておいた方がいいぞ、パウロよ」
「俺はこれでも20年も勝てるわけのない口論で、言い逃れ続けてきた男」(ルディ)

 

「ましてや今回は完全なる正義」
「お前に勝ち目はない」(ルディ)

 

「多分あいつも出てけと言われたら、すぐにこの家を出ていくんだろうな」
「あっさりと…」(パウロ)

 

「最後まで謝れなかったけど、親父もこんな思いだったのかな」(パウロ)

 

「彼(シルフィ)は…”彼女”だったのだ」(ルディ)

 

「うちの息子は、意外とバカなのかもしれない」(パウロ)

 

「いいか、ルディ」
「女ってのはな、男の強い部分も好きだが、弱い部分も好きなんだ」(パウロ)

 

「ごめんね。でも僕、ルディのこと嫌いになったわけじゃないよ」
「だから、普通にしてて」(シルフィ)

 

「同年代の幼くかわいらしい女の子」
「上手に付き合っていく方法を俺は知らない」(ルディ)

 

「そんな彼女は、今まで通りの関係を望んでいる」
「だったら、普通に接しよう」(ルディ)

 

「俺は精一杯、新しい世界で出来た友達を大切にすればいいのだ」(ルディ)

 

「しかし…俺はこんな小さな息子に何を教えてるんだ」(パウロ)

 

4話

「申し訳ありません、妊娠いたしました」(リーリャ)
「す…すまん、た…たぶん俺の子だ」(パウロ)

 

「母様、リーリャは悪くないと思います」
「悪いのは父様です」(ルディ)

 

「父様が悪いのに、リーリャが大変な目に遭うのは間違っています」(ルディ)

 

「リーリャ、うちにいなさい」
「あなたはもう家族よ、勝手に出ていくのは許さないわ」(ゼニス)

 

「しかし許された…ルーデウスが許してくれた」(リーリャ)

 

「あの子は何が起こったのかを正確に理解して、的確に会話を誘導し」
「落としどころまで綺麗に持っていった」(リーリャ)

 

「今まで散々避けてきた」
「私は恐れていたのだ、ルーデウスのことを」(リーリャ)

 

「おぞましい笑みで私の胸を見てくる赤子」
「不気味だった、悪魔つきなのではないかと」(リーリャ)

 

「いや、そういうのはもうよそう」
「彼は命の恩人だ」
「この恩は一生をかけて返さなければ」(リーリャ)

 

「もしこのお腹の子が無事に生まれ育ったのなら」
「この子をルーデウスに…ルーデウス様に仕えさせるのだ」(リーリャ)

 

「子育てって大変ね」(ゼニス)

 

「これですよ、これこそが子育てなんですよ」
「ルーデウス坊ちゃんの時はイージー過ぎました」(リーリャ)

 

「控えめにいって、パウロはクズだ」
「しかし、俺は欠点だらけのこの男を認めている」(ルディ)

 

「なぜか? 強いからだ」(ルディ)

 

「パウロはクズ野郎だけど、なんだかんだいって話が合う」
「俺も精神は40歳を超えた元ニート、正真正銘のクズだしな」(ルディ)

 

「い…や…いや!」
「や…やだ、どこにも行かないで」(シルフィ)

 

「それはシルフィのためにはならないぞ」(パウロ)
「はい。でも、僕のためにはなるかと」(ルディ)

 

5話

「うちの娘は少~しだけわがままでね、ごく一部以外の人間に懐かないんだ」
「君にも期待はしていない」(フィリップ・ボレアス・グレイラット)

 

「苛烈…ひと目見た瞬間そう思った」
「俺の五感全てが赤信号を灯している」(ルディ)

 

「何よ! 年下じゃないの!」(エリス・ボレアス・グレイラット)

 

「何! 私に文句あるわけ?」(エリス)

 

「生意気よ、私を誰だと思ってるの?」(エリス)
「第二印象は乱暴だ」(ルディ)

 

「誰に手を上げたか後悔させてやるわ!」(エリス)

 

「待ちなさい! すり潰してやるわ!」(エリス)

 

「少しだけわがまま?」
「バカ言うんじゃない、あれは俺の知ってるお嬢様とは違う」(ルディ)

 

「あれは…不良マンガの主人公だ!」(ルディ)

 

「(諦める?) 諦めません」
「のこのこと帰ったとなると、父様に笑われるのが目に見えていますので」(ルディ)

 

「なんで私があんたとの約束を守らなきゃならないの!?」(エリス)

 

「しかし、お金よりも大切なことも分かってるつもりです」(ルディ)

 

「ここでお嬢様を裏切ることの意味、ここでお嬢様を助けることでつながる展開」
「金じゃデレは買えないんです!」(ルディ)

 

「今まで考えもしなかったが…もし次に死んだら、俺はどうなるのだろう」(ルディ)

 

「待ちなさい!」
「特別に、エリスって呼ぶことを許してあげるわ!」(エリス)

 

「特別なんだからね!」(エリス)

 

6話

「エ…エリスに魔術を教えて下さいニャン!」(エリス)

 

「寝顔はまるで天使なんだがな…」(ルディ)

 

「ルーデウス、頭で考えるな」
「先に踏み込んで剣を振ることを考えろ!」(ギレーヌ・デドルディア)

 

「金を稼ぐって大変だったんだな」
「でも頑張んなきゃな、シルフィと魔法大学に行くために」(ルディ)

 

7話

「ダンスなんて必要ないわ」
「パーティーも出ない」(エリス)

 

「上手く出来ないことを、なんでやらないといけないのよ」(エリス)

 

「気持ちは分かる」
「俺も前世じゃあそうやって逃げてた」(ルディ)

 

「でも俺は知っている、いつか後悔するんだ」
「あの時がんばってればって…」(ルディ)

 

「上手く出来ないことほど一生懸命がんばって」
「出来るようになった時の達成感もすごいから…ですかね」(ルディ)

 

「私の水浴びをのぞいていた頃のルーデウスはどこに行ってしまったのでしょうか」
「遠い人になってしまいましたね」(ロキシー)

 

「エリス、目をつぶって下さい」
「上手く踊れるようになる魔法を使います」(ルディ)

 

「魔術ではなく魔法です」(ルディ)

 

「分かった?」
「ルーデウスはすごいのよ!」(エリス)

 

「(プレゼント?) 一族に伝わる魔除けの指輪だ」
「着けていると、夜に悪いオオカミに襲われないと言われている」(ギレーヌ)

 

「ああ、ただの迷信だったからな」(ギレーヌ)

 

8話

「受け取って!」
「ルーデウスはすごい魔術師なのに、杖を持ってないなんておかしいものね!」(エリス)

 

「値段のことなんていいわよ」
「さあ、パーティーを始めましょう!」(エリス)

 

「どうだい?」
「本当にエリスと結婚して、一緒にボレアス家を乗っ取らないかい?」(フィリップ)

 

「君はただ座っていればいい」
「乗っ取りは私がやる」(フィリップ)

 

「なんなら今から君のベッドに、両手を縛ったエリスを置いておこう」(フィリップ)

 

「きょ…今日は寂しい気持ちなので、エッチなことをしちゃうかもしれませんよ」(ルディ)
「ちょ…ちょっとくらいなら、いいわよ」(エリス)

 

「ちょっとだけって言ったじゃない!」
「ルーデウスの…バカ!」(エリス)

 

「何やってんだ…」(ルディ)

 

「完全に我を忘れていた」
「エロゲーをたくさんやって、ヒロインの気持ちが分かった気にでもなっていたか?」(ルディ)

 

「これだからDTは…」(ルディ)

 

「きょ…今日は特別な日だから、特別に許してあげる」(エリス)

 

「でも、こういうのはまだ早いから…5年!」
「あと5年経ってルーデウスがちゃんと成人したら、その時は…」(エリス)

 

「その時まで我慢しなさい!」(エリス)

 

「俺はどんなエ◯イベントにも屈しない強靭な男になる」(ルディ)

 

9話

「俺を見ても怖くないのか?」(ルイジェルド・スペルディア)
「助けていただいた方を怖がるのは失礼ですよ」(ルディ)

 

「随分と、遠い所に来てしまいました」(ルディ)

 

「安心しろ、必ず故郷まで送り届けてやる」(ルイジェルド)

 

「ここで放り出したとあっては、スペルドの誇りに傷が付く」
「もっとも、傷だらけの誇りだがな」(ルイジェルド)

 

「あれが普通の反応だ」(ルイジェルド)
「僕は異常ですか?」(ルディ)
「異常だ。だが…悪くはない」(ルイジェルド)

 

「話が通じれば、みんな友達になれるんですよ」(ルディ)

 

「お母様ったら嘘ばっかり!」
「”早く寝ないとスペルド族に食べられちゃう”なんて!」(エリス)

 

「エリス、よろしく頼む」(ルイジェルド)
「し…しょうがないわね、友達になってあげるわ」(エリス)

 

「突然の見知らぬ土地」
「これから長い旅になるのだろうか」(ルディ)

 

「エリス、ちゃんと送り届けないとなあ」(ルディ)

 

「魔大陸! 冒険が始まるのね!」(エリス)

 

「子供は余計な心配をするな」
「お前は兄のそばにいて守ってもらえばいい」(ルイジェルド)

 

「誰が兄よ!」
「私の方がお姉さんなんだからね」(エリス)

 

「パウロ達も、無事だと知ったら泣いてくれるんだろうか」(ルディ)

 

「何かあれば2人を救う」
「そこにいる奴等を皆殺しにしてでも」(ルイジェルド)

 

「違う! 事実ではない」
「あれはラプラスの陰謀だ」(ルイジェルド)

 

「その槍は強力だった、あだなす敵がいないと思えるほどに」(ルイジェルド)

 

「しかし、異変が起き始めた」
「俺達はいつからか敵味方関係なく、周囲の者達を襲い出すようになったのだ」(ルイジェルド)

 

「だが、誰も疑問に思わなかった」
「誰もその変化に気づかなかった」(ルイジェルド)

 

「やがて…俺達は目に見える者全てを殺すようになった」
「そして最後には…親を殺し、妻を殺し、兄弟を殺し、己の子供を刺し殺した」(ルイジェルド)

 

「この槍は、俺を呪いから救い出すために、命を投げ出した息子の魂だ」(ルイジェルド)

 

「スペルド族の悪評は、うかつにラプラスを信じ」
「呪われた槍を受け取ってしまった、俺達への罰だ」(ルイジェルド)

 

「だからこそ、戦士達の長として、俺がそれをなくさなければならない!」(ルイジェルド)

 

「400年、ずっと独りぼっちだったのだろうか」
「無念だったのだろうか、やるせなかったのだろうか」(ルディ)

 

「後悔…か」(ルディ)

 

「分かりました」
「人族の子供の俺が手伝えば、変化があるかもしれません」(ルディ)

 

「お手伝いします」
「約束しましょう、出来る限りのことはすると」(ルディ)

 

「俺は、ルイジェルドを助けると約束した」
「生前の俺なら、あの話を聞いても鼻で笑っていただろう」(ルディ)

 

「でも夕べ、俺は信じることに決めた」
「あの時、あの話があっさり心に響いたのだ」(ルディ)

 

「町の外では守ってもらい、中では助ける」
「ギブアンドテイクだ」(ルディ)

 

10話

「この剣、すごくいいわ」
「何か言った!?」(エリス)

 

「こういうの(肉のかぶりつき)ね」
「憧れてたのよ!」(エリス)

 

「(デッドエンド?) 俺のことだ」(ルイジェルド)

 

「まさか前世でニートだった俺が、お金のことで悩むことになるとは」(ルディ)

 

「ねえ、ルーデウス」
「私達、帰れるのかな?」(エリス)

 

「なんか私達今、仲間っぽかったわね」(エリス)

 

「(なんで殺した?) 子供を傷つけたからだ」(ルイジェルド)

 

「こ…殺しちゃダメだ」(ルディ)
「なぜだ? 悪人だぞ」(ルイジェルド)

 

「殺しちゃダメな理由は、あるんです」
「誰を殺したかではありません、誰が殺したかです」(ルディ)

 

「分からんな」(ルイジェルド)

 

「ふざけるな!」
「俺はこんな悪党に頼るつもりはない!」(ルイジェルド)

 

「ルーデウスはすごいんだから!」
「任せておけば全部上手くいくんだから!」(エリス)

 

「文句言うくらいなら帰りなさいよ!」
「私とルーデウスだけでやっていけるんだから!」(エリス)

 

「俺はスペルドの戦士だ、一度決めたことは覆さん」
「必ずお前達を故郷に連れていく」(ルイジェルド)

 

11話

「あの子供達が心配だ、手伝ってやろう」
「(厄介なことになる?) ならば見殺しにしろというのか?」(ルイジェルド)

 

「迂闊すぎる」
「奴等魔物に囲まれていることに気づいていないのか?」(ルイジェルド)

 

「なぜ止めた?」
「助けられたんだぞ」(ルイジェルド)

 

「(効率?) そんな理由で子供を見殺したというのか」
「ふざけるな」(ルイジェルド)

 

「俺達は子供じゃない! 冒険者だ!」(クルト)

 

「(仲間が死んだ?) けど、死ぬことだってちゃんと覚悟してきたつもりだ!」
「冒険者ならみんな覚悟してる!」(クルト)

 

「助けてくれたのは感謝してる」
「けど、うちのことはうちの問題だ」(クルト)

 

「いや、依頼の難易度を見極められなかった…俺の責任だ」(クルト)

 

「クルトと言ったか、子供扱いして悪かった」
「お前達は一人前の戦士だ」(ルイジェルド)

 

「必ずこの子を…エリスをあの家に連れて帰る」
「そのためなら、いっそこの町ごと…」(ルディ)

 

「町から出ていく、だからお前も忘れろ」
「だがもし次の町にたどり着いた時、俺達の冒険者資格が剥奪でもされていたら…」(ルイジェルド)

 

「俺から逃げられると思うなよ」(ルイジェルド)

 

「さっきやっと分かった」
「あの時…お前が奴を殺そうとした時、覚悟が伝わった」(ルイジェルド)

 

「お前は守ろうと必死なだけだったのだな」(ルイジェルド)

 

「守るべきものがあるお前は戦士だ、すまなかった」(ルイジェルド)

 

「戦士は俺の誇りだ」
「戦士は子供を助け、仲間を大切にする」(ルイジェルド)

 

「俺は戦士だ」
「汚名返上は出来なくても、お前らのことは必ず守り抜く」(ルイジェルド)

 

「だからお前もスペルド族のことは考えず、守るもののことだけ考えろ」(ルイジェルド)

 

「僕は今まで、1人で全てなんとかしなきゃって焦っていました」
「そしてこれが、今回の失敗の原因だと思います」(ルディ)

 

「この先も、いろいろ問題が起きるでしょう」(ルディ)

 

「でもその時、意見をたがえてもめないように、これからはみんなで話をして」
「どうするかを一緒に考えていきたいと思っています」(ルディ)

 

12話

「私、強くなってるわ!」(エリス)

 

「わらわは~、キシリカ! キシリス!」
「人呼んでぇ~、魔界たいて~い…だ」(キシリカ・キシリス)

 

「貴様はわらわの命を救ってくれた」
「なんでも…1つ願いを言うがよい!」(キシリカ)

 

「バカ者!」
「魔界大帝キシリカが下賜するものといえば、魔眼に決まっておろう」(キシリカ)

 

「魔眼を手に入れたからって、私に勝てるかしら?」(エリス)

 

「ずるいわよ…私だって早く、ルーデウスに追いつきたいのに」(エリス)

 

「今俺がやるべきことは、強くなることじゃない」
「エリスを連れて家に帰ることだ」(ルディ)

 

「その杖は、お前にとって大切なものではないのか?」
「これ(お守り)と同じように」(ルイジェルド)

 

「俺はまだ…お前の信頼を得ていないのか?」(ルイジェルド)

 

「ルーデウス、今回のことは俺のせいだ」
「それを、お前が杖を売ることで解決するのは俺の誇りが許さん」(ルイジェルド)

 

「俺は海を渡り終えるまで、全ての悪事に目をつぶる」(ルイジェルド)

 

「だから探せ、ルーデウス」
「密輸人でも、密輸船でも、俺はお前について行こう」(ルイジェルド)

 

「腹を割って話し合うというのは、骨の折れることだな」(ルイジェルド)

 

13話

「昔のパウロさんってどんな感じだったのでしょう?」(ロキシー)
「クズじゃな」(厳しき大峰のタルハンド)
「クズですわ」(エリナリーゼ・ドラゴンロード)
「ええ…」(ロキシー)

 

「しかし…一体何をやったんでしょうか?」
「パウロさん」(ロキシー)

 

「デッドエンド…それは、魔大陸では知らぬ者はいない悪魔の名前」(ロキシー)

 

「スペルド族の中でも特に危険で、その名の通り」
「その姿を見てしまえば…生きては帰れないとか」(ロキシー)

 

「と…とにかく、関わり合いにならないよう注意しましょう」
「もし本物のデッドエンドであれば、命がいくつあっても足りません」(ロキシー)

 

「ロキシーもそのうち分かりますわ」
「わたくしのように美しく強い冒険者が」
「あんなチンピラになすすべもなくおもちゃにされる」(エリナリーゼ)

 

「そう考えただけで、子供が出来そうになる感じが…」(エリナリーゼ)

 

「私はいつか、男らしく背がすらっと高くて、でもまだ子供っぽい表情をする青年に」
「迷宮の奥底で偶然助けられるんです」(ロキシー)

 

「そして、そのまま力を合わせていくうちに互いに恋が芽生えて」
「迷宮を脱出した所で…」(ロキシー)

 

「船旅といえばイベントの宝庫だ」
「船に乗ってイベントが起こらないなんてありえない」(ルディ)

 

「獣族の子供が捕らえられている、5人だ」
「さっきまで6人だったが、1人泣きわめいた子供が殺された」(ルイジェルド)

 

「無論、全員助けるのだな?」
「(警備は)皆殺しだ!」(ルイジェルド)

 

「ルーデウス。安心しろ、お前は手を汚さなくてもいい」(ルイジェルド)
「いえ、僕がやります」(ルディ)

 

「お前の手は、エリスを守るためのものだろ?」
「俺のことは心配するな」(ルイジェルド)

 

「こちらも全員治癒し終わったところです」
「死んでしまった子は治せませんが」(ルディ)

 

「救えなくてすまなかった」(ルイジェルド)

 

14話

「いくらなんでも、やりすぎじゃないのか?」(ルディ)

 

「正直、この村の連中には頭に来ていた」
「俺の言い分を聞かずに牢屋に閉じ込めやがって」(ルディ)

 

「ちょっとくらいなら痛い目を見たっていいと思う」
「しかし、それにしてもこの光景は…あまりにも胸糞悪い」(ルディ)

 

「恩を売る…」
「獣族を助けて恩を売る!」(ルディ)

 

「デッドエンドは、悪者じゃダメなんです」(ルディ)

 

15話

「なんなのよ、あんた!」
「ギレーヌは私の師匠よ、一番尊敬してるんだから!」(エリス)

 

「人は、変わるんです」(ルディ)

 

「ダメよ、私は帰らなきゃいけない所があるから」
「雨季、終わる、私、出ていく」(エリス)

 

「(手加減?) 当たり前よ」(エリス)

 

「ルーデウス、またここへ来るわよ」(エリス)

 

16話

「ゴブリンぐらい1人で大丈夫よ!」(エリス)
「フラグにしか聞こえないんだよな」(ルディ)

 

「幼き者を守護者から引き離し、己の醜い欲望の糧とする者よ」
「その行いを恥と知れ」(ルディ)

 

「人、それを”誘拐”という!」(ルディ)

 

「なあ、お前…どうして魔大陸で」
「ほかに災害に巻き込まれた奴等の情報を集めなかった?」(パウロ)

 

「”どうして?”…と言われても答えようがない」
「理由があるとすればただ1つ…」(ルディ)

 

「気が回りませんでした」
「その…余裕がなくて」(ルディ)

 

「親子のことに口を挟むんじゃねえ」(パウロ)

 

「俺だって、一生懸命やってきたんだ」
「知らない場所に飛ばされて、誰も知ってる人がいなくて」
「それでもなんとかここまで来たんだ」(ルディ)

 

「なんで責められなきゃいけないんだ!」(ルディ)

 

「てめえなら、もっと上手く出来ただろうが!」(パウロ)
「出来ねえよ!」(ルディ)

 

「転移したのはお前だけじゃねえ」
「ブエナ村の奴等も全員災害に巻き込まれた」(パウロ)

 

「お前がのんきに旅してる間に、何人も死んだんだぞ」(パウロ)

 

「親子喧嘩に口を出すな」(ルイジェルド)

 

「あんなに頑張ってたルーデウスが、こんなに弱ってるのよ」
「父親失格よ!」(エリス)

 

「弱っているなら、お前が慰めてやればいい」(ルイジェルド)

 

「大丈夫よ」
「私が、ついてるから」(エリス)

 

「ごめんなさい、ルーデウス」
「私、あんまりこういうの得意じゃないから…」(エリス)

 

17話

「お前さ、息子に期待しすぎじゃねえのか?」
「だってよ、よ~く考えてみろよ」(ギース・ヌーカディア)

 

「けど、ルーデウスはまだ11歳のガキだ」(ギース)

 

「お互い元気で会えたんだ」
「まずはそれを喜べよ」(ギース)

 

「それとも体のどっかを失って、目もうつろな息子に会いたかったのか?」(ギース)

 

「お前の言い分もあるだろうが」
「その言い分が通るのは、息子が生きている時だけだ」(ルイジェルド)

 

「謝る必要はありませんよ」
「はっきり言って、僕はこれまで遊び気分でした」(ルディ)

 

「ですので父様が怒るのも仕方ありません」
「この大変な時期に僕の方こそすみませんでした」(ルディ)

 

「確か、パウロは今年で30歳」
「生前の俺よりまだ年下だ」(ルディ)

 

「しかし俺はやることもやらず、相手を責めることばかり考えていた」
「それに比べりゃ立派なもんだ」(ルディ)

 

「お…俺も…会いたかった…俺も会いたかった…」
「会いたかったんだよ、ルディ」(パウロ)

 

「ずっと、誰も見つからなくて、死んでるんじゃないかって思って…」(パウロ)

 

「お前が…お前の姿見て…」
「ごめん…ごめんな…ルディ!」(パウロ)

 

「エリス、昨日はすみませんでした。でも…」
「僕も父様も1人の人間です、お互い失敗くらいしますよ」(ルディ)

 

「あのねルーデウス…そのぐらい覚悟していたわ!」(エリス)

 

「今探さなければ、二度と会えない家族がいるので」
「そちらを優先したいと思います」(ルディ)

 

「兄妹は大切にしろ」(ルイジェルド)

 

18話

「そうですね、そういう時期もありました」
昔は身の丈というものが分かっていなかったですからね」(ロキシー)

 

「子供だと思われて、ナメられないようにとばかり考えていました」(ロキシー)

 

「逆に今では水王級魔術師になり、名前ばかりが一人歩きしていて」
「無詠唱で魔術が使えるだとか、出来ないことばかりを期待されています」(ロキシー)

 

「実家ですか…」
「どうせ私が帰ったとしても、誰も喜ばないでしょうし」(ロキシー)

 

「少し変わりましたね、人が少し増えたでしょうか」
「緑も少し増えた気がします」(ロキシー)

 

「でも…不気味なほど静かなのは昔のままですね」(ロキシー)

 

「ずっと疎外感を感じながら生きてきた」
「排他的で閉じられた世界」(ロキシー)

 

「私はこの村が嫌いだ」
「もう戻ってくることはないと思っていたのですが…」(ロキシー)

 

「(次?) さあ、分かりません」
「もう帰ってこないかもしれません」(ロキシー)

 

「私の知る両親は、いつもつらそうだった」
「幼いながらも、それが私のせいなんだということは気づいていた」(ロキシー)

 

「念話が話せない私は、異端者なのだ」(ロキシー)

 

「お母さん!」
「突然出ていってごめんなさい!」(ロキシー)

 

「お父さんも、ごめんなさい!」(ロキシー)

 

「私は今、初めて分かった」
「大切なことは、言葉ではなかったのだと」(ロキシー)

 

「デッドエンドの名をかたるなんて」
「そんな恐れ知らずな人がいるわけがないと思いましたが」
「ルーデウスならあるいは…」(ロキシー)

 

「スペルド族を仲間にしてしまうなんて」
「どこまですごい人になってしまうのでしょうか」(ロキシー)

 

「あら、見られるから余計に興奮するんですのよ」(エリナリーゼ)

 

「(会わなくて)構いません」
「ルーデウスは無事だと分かりましたから」(ロキシー)

 

「いつか、またどこかで会えるはずです」(ロキシー)

 

19話

「(情報収集?) 家族のことならば仕方ないわね」(エリス)

 

「(お金?) お母さんは私みたいな子が上目遣いで”お父さんにお手紙送りたいの”って言えば」
「なんとかしてくれるって教えてくれました」(アイシャ・グレイラット)

 

「兄はいますけど、頼りになりません」(アイシャ)

 

「兄は4~5歳という年齢で女性のパンツを後生大事にしていたそうです」
「それも、サイズ的には結構小さい…」(アイシャ)

 

「お母さんは隠しているようですが、間違いありません」
「兄はまごうことなき…変態です!」(アイシャ)

 

「私はそのままでもかっこいいと思うけど」
「どうして褒めるとそういうニチャっとした顔するのよ」(エリス)

 

20話

「(ロキシー人形) 至高! まさに至高!」
「粗野なドワーフの作れる人形などでは到底及びもつかない領域にこの人形はある!」(ザノバ・シーローン)

 

「まぁ、家族の命が懸かってたのなら、下手なことは出来ないか」(ルディ)

 

「どうか、私を旅の仲間に加えて下さい!」(アイシャ)

 

「私は将来、腹違いの兄に仕えるようにって」
お母さんから言われているんですが…」(アイシャ)

 

「嫌なんです!」
「先日同様、変態の魔の手から私をお救い下さい!」(アイシャ)

 

「じゃあね!」
「また会おうね、約束だよ!」(アイシャ)

 

「変態って言ってごめんね、お兄ちゃん!」(アイシャ)

 

21話

「エリス」
「お前は今日から、戦士と名乗っていい」
「一人前だ」(ルイジェルド)

 

「ル…ルーデウス…夢じゃないかしら?」
「ちょっとつねってみて」(エリス)

 

「どこつまんでるのよ!」(エリス)

 

「だが自惚れるな」
「もう子供扱いはしないという意味だ」(ルイジェルド)

 

「ルーデウス…絶対に動くな」
「エリスもだ」(ルイジェルド)

 

「お前、”ヒトガミ”という単語に聞き覚えはあるか?」(オルステッド)

 

「そうか」
「”ヒトガミ”の使徒だったか」(オルステッド)

 

「死ぬ前に”ヒトガミ”に伝えるがいい」
「龍神オルステッドは、必ずお前を殺すとな」(オルステッド)

 

「すさまじい魔力量…まるでラプラス並みだな」(オルステッド)

 

「ゆっくり、魔力を高めるんだ…まだ、死ねない」(ルディ)

 

「本当よ、バカ…」
「よかった…本当に…よかった」(エリス)

 

22話

「もう…お守りは必要ないな」(ルイジェルド)

 

「俺1人では何も出来なかった」
「戦争から400年、1歩も前進できなかった」(ルイジェルド)

 

「その俺に1歩をくれた」(ルイジェルド)

 

「見たこともない神などどうでもいい」
「実際に俺を救ってくれたのは…お前だ、ルーデウス」(ルイジェルド)

 

「エリス」
「お前には才能がある、俺なんかよりも遥かに強くなれる才能だ」(ルイジェルド)

 

「神の名を冠する者と戦い、その技を受けた」
「その意味は分かるな?」(ルイジェルド)

 

「最後に、お前達を子供扱いするがいいか?」(ルイジェルド)

 

「それ(お守り)は、ルイジェルドさんが持っていて下さい」
「大切なものだからです」(ルディ)

 

「ではな、ルーデウス、エリス」
「また会おう」(ルイジェルド)

 

「”また会おう”…そうだ、また会えばいいのだ」(ルディ)

 

「前置きはいいわ、言いなさい」
「誰が死んだの?」(エリス)

 

「ルーデウス、私1人になっちゃった」
「それでね、私この間15歳になったの」(エリス)

 

「(欲しいもの?) 家族よ」
「ルーデウス…私の家族になりなさい」(エリス)

 

「(姉弟?) 関係なんてなんでもいいわ」
「つまりその…一緒に寝ましょうってことよ」(エリス)

 

「ねえルーデウス、お母様から習ったんだけど…」
「恥ずかしいから1回しか言わないわ」(エリス)

 

「私…ルーデウスの子猫が欲しいニャン」(エリス)

 

「今の私とルーデウスでは、釣り合いが取れません」
「旅に出ます」(エリスの置き手紙)

 

23話

「つらいのはあなただけではないということです」(アルフォンス)

 

「ルーデウスはね、すごいのよ」
「頭がよくて、強くて、すごく才能があって」(エリス)

 

「でも毎日魔術の訓練だって欠かさなくて、すっごくすごいの」(エリス)

 

「私、何も怖くなかったわ」
「ルーデウスがいたから」(エリス)

 

「だから、ルーデウスが死んじゃうなんて私、考えもしなかった」(エリス)

 

「何も出来ない、私じゃ何も…」
「いつもルーデウスに頼ってばっかりで…」(エリス)

 

「いつだって私達のことを考えてくれていたのに、何も返せない」
「ひどいことをしたわ」(エリス)

 

「私、ルーデウスを愛してる!」(エリス)

 

「いつかまた会いに行くわ!」
「修行して龍神を倒せるくらいになったら、今度は私がルーデウスを守るの!」(エリス)

 

「落ち込んでいるというのは少し心配ですが…」
「ルディならば、必ず自分の力で立ち上がれるはずです」(ロキシー)

 

「行かなきゃ…」
「僕は…俺は、ゼニスを捜さないと」(ルディ)

 

「僕にとっては恩人であり、師匠であり、友達でもあるけど」
「そうですね…ひと言で言えば、一番尊敬している人です」(フィッツ)

 

無職転生Ⅱ(2期)

0話

「(王?) あなたいつもそう言うけれど、私は第二王女なのよ」
「兄上が2人、姉上が1人」(アリエル・アネモイ・アスラ)

 

「あの方々がいる限り、私が王になるなど無理な話」
「私はこうしてお茶を飲み、好きなように生きていくだけで十分」(アリエル)

 

「(どうしてここに?) 分かんない」
「いきなり空の上にいて…」(シルフィ、偽名:フィッツ)

 

「フィットア領は消滅したようです」(アリエル)

 

「あなたの故郷はもうありません」
「あなたの家族も友人も、捜し出すのは困難でしょう」(アリエル)

 

「あなたの処遇についてですが、王宮への侵入についての罰が下ると思います」(アリエル)

 

「これ(サングラス)を着けて私のそばにいれば」
「あなたの家族を捜し出すと約束しましょう」(アリエル)

 

「大丈夫、私が力になります」
「それまで、今この瞬間から名前も姿も変えて…」(アリエル)

 

「有象無象の噂など気にすることはありません」
「私はあなたを気に入ってます」(アリエル)

 

「あなたのつらさは分かりませんが、あの日につらい目に遭ったのは私も同じ」
「つらいと思ったら、誰かを頼ってもいいんですよ」(アリエル)

 

「私はあなたを頼りにしています」
「あの日命を救ってくれたあなたと一緒にいれば」
「悪夢を見なくても済むかもしれないから」(アリエル)

 

「ボク、きちんとアリエル様の護衛、頑張るよ」(シルフィ)

 

「嫌だ。アリエル様は、ボクを友達だと言ってくれた」
「アリエル様も、ボクの友達だよ」(シルフィ)

 

「友達が困っていれば力になりたい」
「危険な目に遭えば助ける」(シルフィ)

 

「迷惑なわけないよ」(シルフィ)

 

「今度は自分の意思で、ボクはアリエル様と一緒に行きたい」(シルフィ)

 

「私は…必ずこの国の王になります」(アリエル)

 

「ボクは…友達を守るためにこの道を選んだ」
「あの日からずっと、悪夢は見ていない」(シルフィ)

 

1話

「これは傷心旅行じゃない」
「ゼニスを捜さなくては…」(ルディ)

 

「行方不明の母親を捜したいのに金が必要」
「だからこんな無茶な依頼を受けようってんだろ?」(スザンヌ)

 

「でもあんたの顔がよくないね」
「もうどうにでもなれ、死んでもいいやって顔だ」(スザンヌ)

 

「1人で動いたって限界があるだろ」
「もっといろんな人を頼るべきだ」(スザンヌ)

 

「そのためにはパーティーを組んで長生きしながらやっていった方がいい」(スザンヌ)

 

「こんなもの(無詠唱魔術)が使えたところで」
「大切な人が戻ってくるわけじゃありませんよ」(ルディ)

 

「もう遅い…詰みだ」
「どうする?」(ルディ)

 

「いや…もうなんか面倒くせえな」
「どうせ何も残らないし…」(ルディ)

 

「なんで、誰1人逃げようとしないんだ?」
「なんで、胸がざわめくんだ?」
「なんで、こんなに息が荒くなるんだ?」
「なんで、こんなに気分が高揚するんだ?」(ルディ)

 

「ああ…そうか、思い出した」
「俺は知っているじゃないか」(ルディ)

 

「彼等がなぜ、踏みとどまって戦うかを…」
「ずっと前から…」(ルディ)

 

「大丈夫、任せて下さい」(ルディ)

 

「助けられたね…あんたがいなけりゃ全滅してた」(スザンヌ)

 

「連れてきてもらってよかった」
「ありがとうございます」(ルディ)

 

「俺は忘れてた…本気で生きるということを」
「何やってんだ、俺は…」(ルディ)

 

「何が…何も残らないだ!」(ルディ)

 

「ふてくされてちゃいけない」
「遠く離れているが、まだ1人じゃない」(ルディ)

 

「つらいのはつらい」
「けど思い出せ、前はもっとつらかっただろう」(ルディ)

 

「頑張ろう、やらなきゃいけないことをやるんだ」
「師匠、俺を導いて下さい」(ルディ)

 

2話

「名前を売るのに、1つの町で数ヶ月から1年」
「気の遠くなるような時間がかかるかもしれないが、でもやるしかないのだ」(ルディ)

 

「ですよね、ロキシー師匠」(ルディ)

 

「その敬語もやめたら?」
「気持ち悪いよ」(サラ)

 

「ルーデウスは運がよかったね」
「普通のパーティーだったら、見殺しにするところだから」(サラ)

 

「(感謝?) 別に…私じゃなくて、ティモシーとかスザンヌにお礼言いなよ」(サラ)

 

「あんたには前の時にも世話になったし、その借りを返したかっただけ」
「私はね、人に借りを作るのが嫌なの」(サラ)

 

「あのさ…」
「嬉しかったよ、助けに来てくれて」(サラ)

 

「まるで、今までの行動全てが許されたかのような気持ちになった」
「救われた…」(ルディ)

 

「おかしなことに…彼女を救ったはずの俺の方が、そのように思ってしまったのだ」(ルディ)

 

3話

「いろいろ見て回ると、新しい胸当ても欲しくなるね」
「結構前に買ったのだから、最近ちょっとだけきつくってさ」(サラ)

 

「何、赤くなってんの」
「全くもう、男はこれだから…」(サラ)

 

「ルーデウスと一緒だと、ついいっぱい飲んじゃうね」
「うん、なんでかな…ルーデウスのそばだと安心するからかな」(サラ)

 

「これは、あれだろうか?」
「いわゆる”脈あり”というやつなのだろうか?」(ルディ)

 

「よし、いこう」
「俺もそろそろ前のことを忘れて、次に進まなければならないと思っていたところだ」(ルディ)

 

「私、もうちょっとあんたと話してたいかも」
「う~ん…あんたの部屋、行ってもいいかな?」(サラ)

 

「待て待て、流れ流れだ」
「ここは我慢せずに流れるままにいってしまうのもありではないだろうか?」(ルディ)

 

「ようやく気づいた」
「今まで何度も感じていた違和感の正体に」(ルディ)

 

「そう、彼女には問題がない」
「問題があったのは、俺の方だった」(ルディ)

 

「俺の体が異常を訴えていた」
「否、何も訴えてなどいない」
「ただ、沈黙していたのだ…」(ルディ)

 

「あんた、それはないよ」(スザンヌ)

 

「(嫌い?) ああ…気持ち悪い笑みを浮かべて」
「さも善人みてえな敬語を話しやがる奴は気に食わなかった」(ゾルダート・ヘッケラー)

 

「でもお前に関しちゃ、もう腹の底は知れた」
「そうするに足る理由があって納得した」(ゾルダート)

 

「ならもう嫌う理由がねえ」(ゾルダート)

 

4話

「エリナリーゼが大変な◯ッチであることは、この1週間でよく分かった」
「存在自体が犯罪のような女である」(ルディ)

 

「もう諦めた…今はもう誰かとどうにかなろうなんて思っちゃいない」
「好きな相手はいない」(ルディ)

 

「裏切られるぐらいなら、最初から見て触って愛でるだけでいい」
「それ以上のことは望まなくていい」(ルディ)

 

「ええ、当然ですわ」
「わたくしとした男はみんな幸せになりますのよ」(エリナリーゼ)

 

「自分の能力を上げるのは大事だが、今はそれを最優先には出来ない」
「今回は魔法大学への入学は見送らせてもらおう」(ルディ)

 

「俺のエレクティル・ディスファンクションは、魔法大学で治るんですか?」(ルディ)

 

ラノア魔法大学編

5話

「(魔術に興味?) いいえ」
「ルーデウスぐらいの年の子に興味が湧いてきましたの」(エリナリーゼ)

 

「学びたいこと、調べたいこと、やりたいこと、いろいろありましてね」
「ここを利用するのが一番だと思いまして」(ルディ)

 

「もしかして、それ(幼なじみ)を調べるためにこの学校に?」(シルフィ)

 

「そっか…やっぱりすごいや」(シルフィ)

 

「優しい…試験であんなことがあったのに根に持ってないなんて」
「サングラスで誤解していたが、実はいい人なのかもしれない」(ルディ)

 

「彼は悪くないと言っているだろう」
「いいからその手を離せ」(シルフィ)

 

「それとも、ここにいる全員、医務室送りになりたいのか?」(シルフィ)

 

「ルーデウス君にお礼を言われるなんて、おかしな感じだね」(シルフィ)

 

「(どうして?) 内緒」(シルフィ)

 

6話

「1日の生活サイクルが出来、最近は余裕も出始めた」
「しかし夜の暴れん坊将軍は、町火消しのめ組の居候なままで、回復の兆しはない」(ルディ)

 

「実はボクの知り合いも、あの転移で行方不明になってね」
「いや、最近になって生きてることは分かったんだ」(シルフィ)

 

「でも結局、ボクは捜しには行けなかったわけだしね」(シルフィ)

 

「それで、その…ルーデウス君、ものは相談なんだけど…」
「転移事件の調査を、ボクにも手伝わせてほしいんだ」(シルフィ)

 

「男(フィッツ)相手に…いや、まさかな」
「気の迷いだろう」(ルディ)

 

「(サングラス?) う~ん、ちょっと理由があって言えないんだ」
「ごめんね」(シルフィ)

 

「(無口?) ボク、その…結構人見知りするんだよ」(シルフィ)

 

「(無詠唱魔術?) 昔、師匠に助けてもらって、その時に頼んで習い出したんだ」
「すごい人でね、今でも尊敬してるんだ」(シルフィ)

 

「(会ってみたい?) えっと…それは無理じゃないかな」(シルフィ)

 

「なぜこの笑顔を見ると、胸が高鳴るのだろうか」(ルディ)

 

「かなり絶望してますね」
「希望も何もなくて、死にたい奴の顔です」(ルディ)

 

「(見たこと?) 昔、何度もね」(ルディ)

 

「懐かしい目だ、俺もこんな目をしていた」
「現状を絶望し、何もかもを投げ出したいと思っていた」(ルディ)

 

「お前…もう死にたいか?」(ルディ)

 

「自分ではどうしようもないもんな」
「気持ちは分かるぜ」(ルディ)

 

「なんだったら、終わらせてやろうか?」(ルディ)

 

「俺に彼女の人生を救ってやることは出来ない」
「そりゃあここで彼女を購入し、仕事を与えてやることは出来る」(ルディ)

 

「けど、それが救いでないことを俺はよく知っているつもりだ」
「やりたくないものを無理やりやらされても、決して救いではない」(ルディ)

 

「むしろそれなら…終わらせてやった方がいい」(ルディ)

 

「たくない…死にたくない」(ジュリエット)

 

「それでいい、”生きたい”じゃなくていい」
「”死にたくない”で、とりあえずいい」(ルディ)

 

7話

「ボクの1日の始まりは魔法都市シャリーアの町中を」
「”もう走れない”と思える瞬間まで走り続けることだ」(シルフィ)

 

「そうすることで町の地理に詳しくなるし、常に自分の限界を知ることも出来る」(シルフィ)

 

「ボクは、そんなふうに一生懸命で前向きな人が好きなんだと思う」
「それは、ルディのせいなのかな?」(シルフィ)

 

「ノトスの人間…か。そういえば、ルディもそうなんだっけ」
「やっぱり女の子が好きなんだろうなあ」(シルフィ)

 

「誰かと結婚したら、ほかの女の子にも手を出すのかな?」
「出すんだろうな…ルディのお父さんもそうだったし」(シルフィ)

 

「ルディ…か」
「なんか、最近ルディのことばっかり考えてるなあ」(シルフィ)

 

「ボク、ルディとどうなりたいんだろう」
「ハッ…どうしよう…」(シルフィ)

 

「そういうことがあったんなら最初から言ってくれよ」
「そしたらあいつらに、あんなにヘラヘラしなかったのに」(ルディ)

 

「わりとあっけなかったな」
「もしかして、パウロとかエリスって相当強いのか?」(ルディ)

 

「それは、我が神をかたどった人形です」
「僕は彼女に助けられたことで、世界を知ることが出来ました」(ルディ)

 

「その人形は、我が神の御姿です」
「あなた方はそれを、バラバラに壊したのです」(ルディ)

 

「もしルーデウス君に逆らったら」
「僕が魔術を発動させて、その入れ墨を一生残すからね!」(シルフィ)

 

「見たい?」
「ボクの素顔」(シルフィ)

 

「な…なんてね!」
「悪いけど、アリエル様の命令でね、ボクは誰にも顔を見せちゃいけないんだ」(シルフィ)

 

「もし、あのままフィッツ先輩の顔を見てしまったら、どうなっていたのだろうか?」
「なんだか、取り返しのつかないことになっていた気がする」(ルディ)

 

8話

「えっと…ボクも好きな人がいるから、その人の気持ちは分かるよ」(シルフィ)

 

「見てるだけで告白できないってつらいことだと思うんだ」(シルフィ)

 

「だからえっと…きちんと紹介して」
「告白するチャンスを与えてあげるのがいいんじゃないかな?」(シルフィ)

 

「(問題?) それは仕方ないよ」
「だって紹介してもらったら、あとのことは本人同士の問題でしょ?」(シルフィ)

 

「ルーデウス、あなたはわたくしのこと分かってるでしょう?」
「あんなだましやすそうな子を連れてくるなんて、恥を知りなさい」(エリナリーゼ)

 

「ルーデウスの言葉が本当だとしても、本気の子はちょっと困りますわ」(エリナリーゼ)

 

「わたくし達、付き合うことになりましたの」(エリナリーゼ)

 

「あんな男らしいプロポーズをされては」
「さすがのわたくしでも、キュンと来てしまいましたのよ」(エリナリーゼ)

 

「俺も早く病を治して、誰かとイチャイチャしたいものだ」(ルディ)

 

「(かわいい子?) ふ~ん…ルーデウス君はそうなんだね」(シルフィ)

 

9話

「ルディもやっぱりああいう子がいいのかな?」
「うう~、モヤモヤする」(シルフィ)

 

「だってしょうがないじゃん」
「(名乗って)もし覚えてないって言われたら、ボクどうにかなっちゃうよ」(シルフィ)

 

「また会ったわね」(ナナホシ)

 

「そう、言葉(日本語)は分かるのね」(ナナホシ)

 

「なんでもない、彼と私が同郷ってだけ」(ナナホシ)

 

「生前の記憶、最期の瞬間、トラックにひかれそうになっていた高校生と」
「まったく同じ顔をした少女がそこにいた」(ルディ)

 

「私の名前はナナホシ」
「ナナホシ・シズカ、日本人よ」(ナナホシ)

 

「なんにせよ、これで一歩進展」
「やっぱ生かしてもらって正解だったわ」(ナナホシ)

 

「オルステッドが知らないって言った時点で、なんとなくそんな気がしたのよね」(ナナホシ)

 

「(ルーデウス?) それはこっちでの偽名よね?」
「本名は…ああ、警戒してるのね」(ナナホシ)

 

「分かるわよ、あんなことがあったんだし」
「でも安心して、私は味方だから」(ナナホシ)

 

「私以外にも飛ばされた人がいるなんて、なんだか頼もしい」
「元の世界に帰るため、お互い協力しよう…ね?」(ナナホシ)

 

「俺は…元の世界になんて帰りたくない」(ルディ)

 

「ルーデウス君も、サイレントも…分かる言葉でしゃべってよ」(シルフィ)

 

「私はこの世界に興味はないわ」(ナナホシ)

 

「くだらない召喚もののマンガやラノベのように」
「元の世界の知識を使ってどうこうするつもりもない」(ナナホシ)

 

「”転生”…といったところね、私は”転移”に近い状況」
「似てるけど違うわね」(ナナホシ)

 

「(手がかり?) いいえ」
でもそこで会ったとある人にこんなことを言われたわ」(ナナホシ)

 

「”お前は何者かの手によって、この世界に召喚されたのではないか”」(ナナホシ)

 

「私達はこの世界にとって異物なの」
「歴史を大きく変えるようなことをすれば、きっと世界に排除される」(ナナホシ)

 

「僕は…この世界が好きです」
「帰りたくありません」(ルディ)

 

「(残してきたもの?) なんの未練もありません」(ルディ)

 

「例の事件の仕組みは分からない」
「けど5年前、ちょうど私が来た時と合致するわ」(ナナホシ)

 

「恐らくあの事件は、その時の反動で起こったもの」
「つまり…私が原因…かもしれない」(ナナホシ)

 

「ボクが! ボク達が! どれだけ!」
「お父さんも、お母さんも!」(シルフィ)

 

「こいつが原因だって今自分で言ったんだよ!」
「どうして冷静でいられるんだ!」(シルフィ)

 

10話

「サイレントは女性だった」
「ルディは明らかに彼女を意識している」(シルフィ)

 

「あの2人の間には、何か特別な、ボクの知らないつながりがある」
「その心の距離は、ブエナ村にいた頃のボクよりも…近い」(シルフィ)

 

「どうしよう…足がすくんで前に進めない」
「どこに勇気を落としてしまったんだろう」(シルフィ)

 

「だれか、ボクの勇気を返してほしい」(シルフィ)

 

「我が輩は強さと名声を追い求めすぎた男を何人か知っておるが」
「ろくなものではなかったぞ」(バーディガーディ)

 

「そんなものより、大切なことはいくらでもあるのになあ」
「無論、女であるな」(バーディガーディ)

 

「今までわたくしを本気で射止めた男が現れなかっただけですわ」
「でも…ついに現れたんですの、素敵な殿方が…」(エリナリーゼ)

 

「わたくし、こう見えて一途ですのよ」(エリナリーゼ)

 

「ボクが君を嫌いになるわけないじゃないか」(シルフィ)

 

「彼の何気ない仕草が気になる」(ルディ)

 

「耳の裏をポリポリとかく動作とか、ひと仕事終えた時のぐっと背伸びする動作とか」
「ふと目の前を通った時に香ってくる匂いとか」(ルディ)

 

「そう、あの笑顔だ」
「あのはにかんだ笑顔がどうにも頭に残る」(ルディ)

 

「この症状がなんなのか知っている」
「恋ってやつだ」(ルディ)

 

「俺は男に恋してるのだ」
「いや、本当に彼は男なのだろうか?」(ルディ)

 

「フィッツ先輩…やっぱり女だったんですね」(ルディ)
「ち…違う! ボ…ボクは男の子だよ!」(シルフィ)

 

「フィッツ先輩は女だった、重要なことだ」
「しかし、そんなことより…立った…」(ルディ)

 

11話

「ボクは…ボクは…ルディと添い遂げたい」(シルフィ)

 

「ルディと具体的に…」
「ベッドは一緒で…」(シルフィ)

 

「ルディはたまに下品になるから、”子供の数は何人がいい?”」
「なんて聞いてくるかもしれない」(シルフィ)

 

「そしたらボクも下品になって、”ルディったら、ボクに何人産ませたいの?”」
「なんて聞き返して」(シルフィ)

 

「ルディはクスリと笑って、”たくさんかな”なんて言ってボクの衣服を脱がせて」(シルフィ)

 

「そしたらボクもクスッて笑って、”じゃあ、たくさんしてね”」
「な~んて言っちゃって!」(シルフィ)

 

「(頼み?) 分かりました」
「赤竜に乗ったつもりで任せて下さい」(ルディ)

 

「(内容がまだ?) フィッツ先輩の頼みなら、空飛ぶ城だって落としてみせますよ」(ルディ)

 

「昔、知り合いの少女から、”エルフは別の種族に肌を見られることを禁忌とする”」
「という話を聞き及んでいます」(ルディ)

 

「僕は後ろを向いて目をつむりますので、その間に魔術を使って服を乾かして下さい」(ルディ)

 

「自分じゃ脱げないんだ…脱がせてよ」(シルフィ)

 

「あの…フィッツ先輩」(ルディ)
「何? ルディ」(シルフィ)

 

「もしかしてフィッツ先輩の本名は…”シルフィエット”というのではないでしょうか?」(ルディ)

 

「そう、ボクはシルフィエット」
「ブエナ村のシルフィエットです」(シルフィ)

 

「やっと…言えた」(シルフィ)

 

「あの時と似ていた」
「彼女は相変わらず泣き虫だ」(ルディ)

 

「ボク、ずっとずっと待ってたんだよ」
「ブエナ村で、ずっと頑張ってたんだよ」(シルフィ)

 

「昔から…昔からずっと、ルディが好きでした」
「今はもっと好きです」(シルフィ)

 

「もう離れないで下さい」
「ずっと一緒にいたいです」(シルフィ)

 

12話

「確かにシルフィだ、なんで気づかなかったんだろう?」(ルディ)

 

「きっと俺の知ってるシルフィとフィッツ先輩とでは」
「イメージが違いすぎたんだ」(ルディ)

 

「今の俺の気持ちを言わなきゃ、またいなくなっちゃう」
「あんな後悔、もうしたくない」(ルディ)

 

「シルフィ…俺も、好きです」(ルディ)

 

「これからは敬語禁止だよ」(シルフィ)

 

「あの日、ルディが連れ去られるところを見ちゃったの」
「それで驚いて、パウロさんに襲いかかっちゃって」(シルフィ)

 

「だって本当に突然で、すっごく悲しかったから」(シルフィ)

 

「でもあの日、誓ったんだ」
「”ルディを助けられるくらい強くなろう”って」(シルフィ)

 

「全部ルディに追いつきたくて、褒めてもらいたくて」
「頑張ったんだよ」(シルフィ)

 

「うん、覚悟はあるよ」(シルフィ)

 

「天国のお父さん、お母さん」
「シルフィエットは、今日こそ大人になります」(シルフィ)

 

「が…我慢できない?」
「じゃ…じゃあ、どうぞお召し上がり下さい」(シルフィ)

 

「変なルディ」
「はいはい、ボクはここにいるよ」(シルフィ)

 

「治った…ありがとう…」
「ありがとう、シルフィ」(ルディ)

 

「確かに、政権争いになんて首を突っ込みたくはありません」
「けれど…思い人が渦中にいるとなれば話は別です」(ルディ)

 

「シルフィと結婚します」(ルディ)

 

「ル…ルディ…」
「その…よろしくお願いします」(シルフィ)

 

「アリエル様、ルーク」
「今までありがとう」(シルフィ)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
 
 
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