「赤髪の白雪姫(あかがみのしらゆきひめ)」の名言・台詞まとめ

アニメ「赤髪の白雪姫(あかがみのしらゆきひめ)」の名言・台詞をまとめていきます。

赤髪の白雪姫

1話

「これは、自分の行く道、自分の物語」
「願うなら、この道の先も自分で描けるように」(白雪)

 

「お前(赤い髪)のせいじゃないけどね」
「さよなら、タンバルン」(白雪)

 

「いらない。毒かも分からんものを、いきなり差し出されて使えるか!?」
「森の小人じゃあるまいし、他人をあっさり信用できん」(ゼン・ウィスタリア)

 

「つまりお前に用はない」
「分かったらもう行け」(ゼン)

 

「まあ確かにそうだけど。上からものを言う人間はどこにでもいるんだな」
「あいにくと毒を持ち歩く趣味はないよ」(白雪)

 

「今のは素直だね」(白雪)

 

「色街で言葉を覚え、金貨を食べて育ったと有名な、お金持ちのご子息でね」
「赤い髪を珍しがって、自分のそばに置きたくなったって話」(白雪)

 

「相手にしたら、果物屋で林檎を買うようなものだったんじゃないかな」
「だから、欠片で見飽きて下さいと思って髪を置いてきたんだよ」(白雪)

 

「よくそのゲスから切り離した」
お前の大事な赤だもんな」(ゼン)

 

 

「ああ。赤ってのは、運命の色のことを言うんだろ」
「今はやっかいなだけでも、案外いいものにつながってるかもしれないぞ」(ゼン)

 

「やっぱり、あやしい子じゃなさそうだな」(ミツヒデ・ルーエン)
「それどころか、ゼンは相当気に入ってるね」(木々・セイラン)

 

「ラジ!? と・か・い・う・バカ王子か…」(ゼン)
「さすが、隣国までにも轟くおバカのうわさ!」(白雪)

 

「籠に入れるくらい、訳ないか」
「痛み始めてる…この赤、もうダメかな?」(白雪)

 

「ゼン」
「バカなこと言った、ゴメン」(白雪)

 

「あら、失礼を」
「ラジ王子、どうぞお好きにお連れ下さい!」(白雪)

 

「却下!」
「それ以上、その娘の耳が汚れるような戯言を吐かないでもらおうか」(ゼン)

 

「これは失礼を」
「タンバルン王国第一王子、ラジ・シェナザード殿」(ゼン)

 

「では面倒だが改めて」
「お初にお目にかかる。私はクラリネス王国第二王子、ゼン・ウィスタリア」(ゼン)

 

「では取引をしようか、バカ王子」(ゼン)

 

「今回のお前の愚行を公にされたくなければ、二度と白雪に関わることも」
「その口で、白雪の名を呼ぶこともしないと誓え」(ゼン)

 

「白雪、お前も言ってやりたいことが山ほどあるだろ」
「文句を言うなら今だぞ、思い切り行け」(ゼン)

 

「大丈夫、白雪が謝ることじゃないよ」
「ゼンが自分で食べたんだから、ゼンと私達が思慮に欠けてた、以上」(木々)

 

「ミツヒデなんて、ゼンが死んだら俺も死ぬとか涙目になって」(木々)

 

「白雪、俺が森で言ったことを覚えてるか」
「俺としては今、お前といることは運命の方だと嬉しいんだけどな」(ゼン)

 

「お前が自分で向かった森に俺達がいて、関わりをもって、互いの身を守ろうとした」
「それがこの場限りの毒か、これからのつながりか、お前が決めればいい」(ゼン)

 

「当然。俺だって、自分の運命は自分で決めてる」
「決めてその道に進めるか否かは、自分次第だろ」(ゼン)

 

「ゼンって、やっぱり凄い考え方するね」(白雪)
「考え方じゃなく、生き方ですがね。お前の答えは?」(ゼン)

 

「それは、言わば自分の物語」
「願うなら、この出会いの道の先、物語のページをめくるその音が」
「重なる足音のように響くよう、私は!」(白雪)

2話

「クラリネスはいいとこだね」
「ここはとても魅力的だ」(白雪)

 

「ここにはまだ、俺の知らない魅力が山ほど隠れている気がするんだ」
「だから、もっといろんなことを見たい、知っていきたい」(ゼン)

 

「いい薬を作るのはいい薬草」
「いい薬草を作るのはいい土地」(白雪)

 

「私はここの土地のことを知って、ここの薬草のことを知りたい」
「私達、似た者同士だね」(白雪)

 

「今日の脱走は有意義だったからな」(ゼン)
「それはよかった。じゃ、残りの執務もハリきれるね」(木々)

 

「白雪効果、すごいな」(ミツヒデ)

 

「私は、自分で行くと決めた場所がある」
「こんな所で立ち止まっていられない」
「だから他を当たって下さい!」(白雪)

 

「私は、そんな道に興味はない!」(白雪)

 

「この娘がお前の目にどう映ってるかなんて、知りたくもないけどな」
「白雪は一欠片だって、道具とされるためにはない!」(ゼン)

 

「白雪の友人だ」(ゼン)

 

「俺は、城の外のことを知れるだけで楽しかった」
「けど、知った後に出来ることが何かあるのかもしれない」(ゼン)

 

「私がこの国に来るって決めた理由」
この国で、ゼンがどんな風に生きてるのか、見たいと思って」(白雪)

 

「それが叶う場所が、私が行くと決めた場所」(白雪)
「その場所、俺からもお前が見えるとありがたいな」(ゼン)

 

「白雪、俺も礼を言う」
「無事でいてくれたからな」(ゼン)

 

「ここが、私が立つ国、立つ街、立つ道」
「もし、立ち止まってしまっても、自分で望んだ場所だから」
「きっと眩しい追い風は吹く」(白雪)

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3話

「寝てる暇があるなら白雪と会う、そう言っていただろ?」(ミツヒデ)
「書類の署名に白雪って書いたりしだす前に、少し一緒にいたら?」(木々)

 

「卑怯だぞ、お前ら」(ゼン)
「承知してます!」(ミツヒデ、木々)

 

「机仕事も嫌じゃないんだ」
「ただ、外のことはすぐ分からなくなるからな」(ゼン)

 

「国は、クラリネスは、城の外に広がっている」
「俺はそれが好きだ」(ゼン)

 

「ゼンはこの国の王子として生きながら、いつも戦ってる人なんだ」
「私も目標に向けて気合を入れないと」(白雪)

 

「自分の力では前にも進めぬ、か?」
「なるほど、ではそんな期待を持ち合わせていない娘であれば?」(ゼン)

 

「俺も遊びで言っている訳ではないぞ」(ゼン)

 

「分かってた、つもりだったけど…」
「私がゼンに会えるのは、本当にゼンの力があってのことなんだ」(白雪)

 

「ゼンと私が同じ場所にいることを許すまいとする人が、この城にいる」
「でも、ここにはゼンがいる!」(白雪)

 

「あら? おいおい嘘だろ?」
「今ので逃げ出さないのか?」(オビ)

 

「私だって怖かった、それに腹が立ってる!」
「だけど、何もせずにここを行き止まりに何かしたくない」(白雪)

 

「悪い。俺はどうも、敵を作りやすいらしい」(ゼン)

 

「では、あなたの言うように、私がここにいてはいけないのなら」
「その剣で斬り払って止めればいい」(白雪)

 

「(斬る?) お好きに」(白雪)

 

「貴公にとって爵位は重要か?」
「ならばせいぜい大事にされよ、二度目はない」(ゼン)

 

「そう警戒しなくても、あの子にはもう手出しはしませんよ」
「いや本当ですって、俺も気に入ったし。何よりあんたのためになりそうだ」(オビ)

 

「いつか私、自分で門をくぐれるようになって、ゼンの味方になりに来る」(白雪)

 

「共にいる時間を守りたい人がいる。力になりたいと願う」
「それは自分の背を押して、前へと進む標にとなる」(白雪)

4話

「ホントの自然の中で生きている人達が、長い時間をかけて見つけてきた知恵なんだって」
「薬学には分類されてない文献だったけど、大事に思えたから覚えた」(リュウ)

 

「実際に薬草相手にして学んだ時間は、その人達には敵わないし」(リュウ)

 

「お前、時々笑ってかわそうとするよな」(ゼン)

 

「今できる、1番必要なことをやるよ」(白雪)

 

「見失わなければ大丈夫」
「前を向いていられる力は、今までゼンにたくさんもらってるから」(白雪)

 

「まさか殿下に手伝わせた?」(ガラク・ガゼルド)
「いつか王子を助けるかもしれない、大事な薬草たちですので」(白雪)

 

「その勝手に文句を言わせない御身分に、ゼン様はあるということです」(ガラク)

 

殿下の一言があれば」
「この御友人を無要件で宮廷薬剤師として迎えることも出来ますよ」(ガラク)

 

「そんなことしてみろ、この娘は二度と城には現れないぞ」
「俺は進んで怒りを買いたくはない」(ゼン)

 

「そんないいかげんな判断でしていい話じゃない!」
「撤回していただけますか!」(白雪)

 

「そんなに必死になることじゃないよ」(リュウ)
「バカなこと言わないで下さい」(白雪)

 

「怒ったかどうかを知りたいのなら、本人に聞くのが1番早いぞ」
「特に白雪の場合は、真正面から向き合うことをすすめる」(ゼン)

 

お前が子供じゃなかったら、こんな助言してやらないけどな」(ゼン)

 

「これ、ゼン殿下の薬歴」
「私の判断で出してきたわ」(ガラク)

 

「君は薬室の誰よりあの方と一緒にいることが多いからね」
「急場の対応のためと、覚悟のために見て置きなさい」(ガラク)

 

「昨日まで知らずにいたものを、今日知ることが出来れば、自分の内に、誰かの中に」
「1つ見つけては摘んでいく、苦さも蜜も、その花の名を知るために
」(白雪)

5話

「主の従者ですよ」
「そんな? 俺の手綱は、あんたに預けたんですからね」(オビ)

 

「まさか本当に魔物の仕業だったりして?」(オビ)
「そんな者がいるなら、一度手合わせ願いたいね」(木々)

 

「ゼン。それは日没までだと言っただろ?」
「今は自分の立場を考えないとダメだ」(ミツヒデ)

 

「白雪の身を案じる気持ちは分かるさ」
「その気持ちの分、頼っていい相手なんじゃないか」(ミツヒデ)

 

「本当の所、ゼンが耳を貸すのはミツヒデの言葉くらいだよ」(木々)

 

「まいった…白雪お前、かっこいいな」(ゼン)

 

「ほんの数日でここまで回復するなんて、白雪の腕は確かだね」(木々)

 

「だったら俺に任せて下さい」
「街の情報なら、あんた達より持ってますからね!」(オビ)

 

「この件は、俺達だけで解決したい」
「白雪にばかり頼っている訳にはいかないからな」(ゼン)

 

「意味のあることだから、何度も来てるんだと思うんです」
「ゼンがここで楽しそうにしている顔を、私も見てみたいです」(白雪)

 

「俺を警戒しないのかい!?」(オビ)
「助けてもらったあと警戒するなんて、何が何やら」(白雪)

 

「だから何事もなく締めたいだけだよ」(白雪)

 

「黙れ! ここにいる者への侮辱は許さん!」(ゼン)

 

「(仲良しごっこ?) そんな安いもののつもりはない」(ゼン)

 

「俺はこの国で生きる者のことを知って、この国が好きだと思える」
「ミツヒデと木々が隣にいて、自分の立ち位置を見失わず、前を見られる」(ゼン)

 

「向かい合っていたいと思う者がいるから」
「そいつに背を向けられるような奴にはならないと思える」(ゼン)

 

「気にするな、お前達あてじゃない」
「感謝の言葉だよ」(ゼン)

 

「まずい木々。俺、感動してる」(ミツヒデ)
「そうだね」(木々)

 

「いいな、俺も言われてみたいね」(オビ)

 

「ちゃんと礼を言ってなかった。お前がいてくれてよかったよ、白雪」
「兵達のことと、俺にとってもな」(ゼン)

 

「今回俺は、お前が原動力だったんだ」(ゼン)
「私にとっては、ゼンがそうだよ。ゼンに会えてから、何度も」(白雪)

 

「外で得たものは多くある」
「見聞きしてきたこの国のこと、幸運に思っている出会い」(ゼン)

 

「そして、それを経て知っていく感情」
「そのいくつもが、消えることのない火をくれるんだ」(ゼン)

 

6話

「おい!? もっと惜しむとかないのか?」(ゼン)
「えっ!? 惜しむって、どうやって?」(白雪)

 

「主達が忙しいと、俺は暇だな」
「行動範囲は決められてるし、手入れする武器もないし」(オビ)

 

「(帰還に)いつ気づくかなあと思って」
「お前がどのくらい城のことに目を向けているか知りたくてね」(イザナ・ウィスタリア)

 

「賊の仕業で合ったとしても、砦の体制に過失はある」
「兵士達をおとがめなしとするなら、お前が処罰を受けろ」(イザナ)

 

「お前は自分に甘いから、今回のようなことで彼等を責めるのが嫌なんだろ?」(イザナ)

 

「俺は、会いに行くからな」(ゼン)

 

「ゼン殿下のお兄さん、ですよね?」(白雪)
「その呼ばれ方は新鮮だね」(イザナ)

 

「人の目にも明らかなものがあるかどうか、私には答えられません」(白雪)

 

「今の言葉が謙遜でないのなら、もの珍しい赤髪の娘を異国から城に招き入れ喜んでいる」
「くだらない王子の出来上がりだ」(イザナ)

 

「イザナ様がまさか、ラジ王子を招待するとはな」(ミツヒデ)

 

「町娘を無理やり妾にしようとするわ、毒りんごを届けさせるわ」
「どうしようもない呆れた王子なのにね」(木々)

 

「白雪殿は、ゼン殿が婚約者にと考えている相手だと聞いたのでな」(ラジ・シェナザード)
「気絶しそうだね」(イザナ)

 

「約束されていないから、そうありたいと望むんだ」
「だから人は動く」(ゼン)

 

「答えられなくて…ゼンの近くにいて、この先何が出来るのかも」
「私が今、ここに居られる意味も」(白雪)

7話

「ゼン! 私が行く!」(白雪)

 

「俺の名前、呼んだだろ」
「聞こえた」(ゼン)

 

「俺さ、兄上に敵意だけは持てないんだ」(ゼン)

 

「俺が退出して、嫌なこととか言われたんだろ? あの人は容赦ない」(ゼン)
「言われたとして、ゼンにお兄さんをやっつけてっていう話でもないでしょ」(白雪)

 

「白雪、聞いてくれるか」
「俺のことを、兄上のこと」(ゼン)

 

「俺の先には、いつも兄上がいた」
「そう、いつも兄上がいたんだ」(ゼン)

 

「領民を腐らせる主など、影で撃たれて死ねばよい」(イザナ)

 

「さあな。いずれ斬りかかってくるかもな?」
「その時に盾になる者が誰もいなければ、俺もそれまでの男だということだ」(イザナ)

 

「ゼン。周囲の者に主君の子なのだと認めさせねば、己にも自覚など生まれないぞ」(イザナ)

 

「この人が、この方がクラリネスの王になる」
「この方の隣に立てる自分になりたいと、全身に熱が走った」(ゼン)

 

「私も大丈夫だよ、ひるまなければいいと思えば」
分かりやすい状況でしょ。すごく…ね!」(白雪)

 

「周囲の目があるなら、むしろお前は、お前の望むように動けばいい」
「必ず味方がいるからな」(ゼン)

 

「ゼン、軽く剣の相手でもしてくれ」
「体を動かしたいんだ」(イザナ)

 

「あの王子に付き合ってると肩がこる」
「それに、のんびり世間話でもないんだろ?」(イザナ)

 

「お前の心など関係のない話だ」
「政略的価値のある令嬢が他にいるしな」(イザナ)

 

「外聞はあの娘に、赤い髪以上の価値を期待し」
「それがないと分かれば、皆がお前を見る目は冷ややかになる」(イザナ)

 

「実に具合が悪いな、ゼン」(イザナ)

 

「結構。何かを打破するために行動するのは、あの娘の得意とするところです」(ゼン)

 

「俺は白雪との出会いを、自分が真にたどりたいと思う道の妨げになどしません」(ゼン)
「では置いていけ」(イザナ)

 

「お前がそばにいながら、やっかいなものを持ち込んでくれたものだ」(イザナ)
「そばにいればこそだと思いますが?」(ミツヒデ)

 

「お前も生意気を言うようになった」(イザナ)

 

「何か生意気を言ったみたいだな。うちのご主人様は」(ミツヒデ)
「じゃあ、本領発揮だね」(木々)

 

「でしたら、故郷の王子があなたでよかったと、そう思えるくらいの方になって下さいよ」
「礼を欠こうが、そう願います。タンバルンに生まれた者として」(白雪)

 

「あなたはラジ殿といるのが向いていると思うな?」
「俺のような男がいる国は、嫌だろ?」(イザナ)

 

「イザナ王子」
「私はタンバルンに帰るつもりはありません」(白雪)

 

「下がらないのか?」(イザナ)
「下がりません」(白雪)
「目をそらさないね、あなたは」(イザナ)

 

「どうかな、姫。嫌になった?」(イザナ)
「なりません! ゼンと会えた国です」(白雪)

 

「おかしな子達だ」(イザナ)

 

「自分のたどる道に、掲げた標の旗に、進みゆく足元に、つないだ手に」
「その風は絶えず吹き抜ける!」(白雪)

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8話

「薬室長も殿下の意向なら構わないと」
「むしろ積極的に、精力的に、徹底的に使い倒しましょうと言ってた」(木々)

 

「白雪の判断で追い返してもいいから、ひとまずよろしく」(木々)

 

「自己紹介いる?」
「オビです、偽名もあります、後はいろいろ秘密です」(オビ)

 

「ゼン王子が、王子じゃなければよかったとは思わないのかい?」(オビ)
「次言ったら、その時は侮辱と取る」(白雪)

 

「俺に友達なんか出来ない」
「お前だってただの側近でしかないんだからな」
「俺といる限り、ずっとだ」(ゼン)

 

「ゼン様。そのような冷たいこと、おっしゃらないで頂きたい」
「はい、傷つきます」(ミツヒデ)

 

「まだ幼さを残す背中、そこに背負うものを、何1つ分かってなどいなかった」
「この時の俺は、あの時の俺は」(ミツヒデ)

 

「お前さ、この身と王子としての権威を守るために」
「周囲の者との距離はどのくらい必要だと思う?」(ゼン)

 

「お前の目から見ても、兄上はその当たり見事だろ」
「あの人を真似ていれば、憶えるものでもないのにな」(ゼン)

 

「多分、自分に問いたかっただけだ」
「答えなくてもいい」(ゼン)

 

「お前をそばにやってよかった。ゼンの側役は、しばらく空席が続いていてな」
「あれは今、王子であることへの反抗期だ」(イザナ)

 

「どれだけかは知らないが、どんな連中かは分かる」(イザナ)

 

「当主の駒にされている風な被害者面で、善良な者を踏みにじり」
「自分の懐を肥やしていたバカ共だったな」(イザナ)

 

「己の利益ではなく領民のことを考えてきた者は」
「今もリドの地でクラリネスのために尽力してくれている」(イザナ)

 

「それに助力もせん逆賊が、どこで息を潜めていた?」(イザナ)

 

「お前にどう思われようと、俺はまだ探しものばかりだ」(ゼン)

 

9話

「まあ別に隠れる必要はないけどね」(オビ)

 

「お嬢さん酔っ払ってるな!?」(オビ)

 

「あんたから目離す訳にもいかないし」(オビ)

 

「お嬢さんって、主が王子やってること、どう思ってるか聞いていい?」(オビ)
「ゼンらしいな、と思うけど」(白雪)

 

「木々嬢達だけじゃなく、あんたがいてこその王子だとも思うよ、俺は」(オビ)

 

「居たい場所はもう決まってるのに、動き方が分からない自分に腹が立つ!」(白雪)

 

「お嬢さんだって充分、格好つけが標準装備に見えるけどね」
「動き方が分かんないなら、探しに行けばいいんじゃないの」(オビ)

 

「あんたどう見ても、窓辺で憂いてるより行動派でしょ」(オビ)

 

「この子は主と同じ、近くに誰かがいないと1人で突っ走る類の人間だ」
「それでおそらく1人でいる時、それを自覚しない」(オビ)

 

「あんたが本当に行きたいなら、ラクスドくらい連れてってあげるよ」(オビ)

 

「あんたら見てると面白そうだって、居座っただけのことだったんだけど…」
「引かれて動く、ね。やっかいなとこに居座っちゃったかね?」(オビ)

 

「ゼン様、あなたはこの国の王子です」
「あなたが出会う人々の中に、信頼できる者は必ずいます」(ミツヒデ)

 

「疑うことを優先しては、人は着いて来ないでしょう」
「敵を見抜くことにとらわれるより、まず誰が味方かを知ることです」(ミツヒデ)

 

「私はまだ未熟ですが、ゼン様のそばにいて、信頼を得られる男になります」
「私に、あなたを守らせて下さい」(ミツヒデ)

 

「ミツヒデ! 俺もなるぞ!」
「側近に誇られるような主人…と言いたいところだが」
「まずは、強く…だ!」(ゼン)

 

「ゼン様…か」(ミツヒデ)
「何? 気色悪い」(木々)

 

「て訳で、おもてに出たのもお嬢さんをおぶったのも、不可抗力ですからね」
「噛みつきそうな目で見てましたよ」(オビ)

 

「簡単な訳あるか!?」
「クラリネスの王子として、大切だと思うものを1つづつ」
「手を抜かず学んでいった結果だ」(ゼン)

 

「信じるからな、俺は」
「自分の目と、味方の目と、ついでにお前をだ」(ゼン)

 

「俺は、大事なものを、もっと上手く守れるようになるからな」(ゼン)

 

「今日は星が近いな」(ミツヒデ)
「そう? ずっとこんなじゃない」(木々)

 

「時間は流れ、月日は巡り、変わっていく世界の中で」
「変わらず、揺らがないものがある」(ゼン)

 

「多くの信じられる者が絶えずそばにいるようにと、いつでも願っている」
「選んで進む、この道に」(ゼン)

 

10話

「頼んだって聞いてはもらえない、きっと笑われるだけよ」
「位の高い人間は、位のない人間を相手になんかしないのよ」(キハル・トグリル)

 

「それは、ゼン殿下の人柄を指す言葉ではないよ」(白雪)

 

「自分の価値観が、当然の常識と信じて疑わないのかもな」(ゼン)

 

「だからといって、あの娘に手を貸す訳にいかんのが、まったく面白くないところだ」(ゼン)

 

「確かに、あなたの言うとおり、本心では動けない時があると思う」
「でもそれなら、私は全力であの人を、そんな目には合わせない!」(白雪)

 

「大体、何かを守ろうとしている人の懸命さも目に入らないような地位なんて」
この見張り台より低いってえの!」(白雪)

 

「彼女のあの言葉を聞いて、それを捨て置くような者は」
「ゼン殿下のもとにはおりません!」(兵士)

 

「兵達とあの娘を信頼して任せたのだろう」
「ただ、守りたい者をどう守れるのか、あれはまだ決められてないのだろうな」(イザナ)

 

11話

「白雪。今度お前に触れる時は、ちゃんと告げてからにする」
「その時にお前が思うことを聞かせてくれ」(ゼン)

 

「木々。ゼンは、あの子を連れて行くぞ」(ミツヒデ)

 

「ゼンが何か言ったかしたんでしょ?」
「知らない」(木々)

 

「なあお嬢さん。見張り台で主と2人きりになった時さ、ひどく叱られでもした?」
「だよね。そんなことじゃないよね?」(オビ)

 

「今までゼンに伝えてきたこととは、違う」
「私、ゼンにどう言えばいい?」(白雪)

 

「権力を金銭に代えて従わせるのであれば、子爵と変わらない」
「あなた方が望んでいる誠意がそこにあるとは思えないが?」(ゼン)

 

「白雪を想う感情は、もう俺の中にずっと合ったよ」
「それが白雪に触れて、焼き付いた」
「クラリネスの王子として告げようと思う」(ゼン)

 

「俺がお前に仕えてるのは」
「ただクラリネスのゼン王子に従ってるって訳じゃないぞ」(ミツヒデ)

 

「影響しあえる意味のある関係なのね」
「自分の世界が広くなるものは、大事にしなさい、諸君」(ガラク)

 

「俺が!? やだな、あんたがそうさせたんでしょ、主」(オビ)

 

「ミツヒデ、木々、オビ」
「行ってくる、城で待て」(ゼン)

 

「しっかりしろよ、お嬢さん」(オビ)

 

「どうしよう…思わず走ってしまった」
「なんて意味のない行動を…」(白雪)

 

「今はお前がいるから別だけどな、それだけでいい」(ゼン)

 

「知ってしまった」
「ゼンに会って一緒にいる中で、ずっと途切れなかった、ゼンに向かう気持ちの中に」
「まだ、見つけていない感情があった」(白雪)

 

「ゼン…ゼンのことが好きです」
「今までと同じように、ゼンを見ていたいと思うのが」
「望んでいいことなのか分からなくて」(白雪)

 

「俺も、望んでいるよ」
「白雪。俺の持つ王族の称号は、お前を守るものではないのかもしれない」(ゼン)

 

「お前が俺にくれるもの、どれだけ返せるか分からないが」
「それでも俺は、お前とこの先共にありたい、そばにいて欲しいと願っている」(ゼン)

 

「お前との出会いにかけて、互いの望みを、俺自身が守り抜く」(ゼン)

 

「そのために、お前に力を貸して欲しいというのは、おかしな話かもしれないが」
「お前は確かに、俺に強さをくれる」(ゼン)

 

「だから、この手をとってもらえないか、白雪」(ゼン)
「はい、ゼン王子」(白雪)

 

「もしいつか、俺にも誰か、心に思う相手が見つかったとしてさ」(ゼン)

 

「共にありたいと望んで、相手がそれに答えてくれた時、それが心からの返事だと」
「逆らえないから出た答えではないと、俺は信じられると思うか?」(ゼン)

 

「相手が自分を必要としてくれていると信じてしまえるほどの相手に」
「出会えると思うか?」(ゼン)

 

「私の名を呼ぶゼンの声が熱を帯び、胸に火を灯す」(白雪)
「白雪の瞳が優しく揺れ、胸に火を灯す」(ゼン)

 

「この先きっと何度でも」(ゼン)
「何度でも、この日のぬくもりが」(白雪)
「この日の記憶が」(ゼン)
「勇気をくれる!!」(白雪、ゼン)

 

12話

「あの日、ゼンは帰り際、いつものように『またな』と言った」
「それが、心強かった」(白雪)

 

「木々、オビ、ミツヒデ」
「俺はこの先もこの国で、白雪と共にいられる道をゆく」(ゼン)

 

「そう望んでいると告げてきた」
「手を取ってくれたよ」(ゼン)

 

「時々城で会って、さっきみたいな時間もあって」
「隣にいられる感覚が、耳にも手にも残ってるけど…」(白雪)

 

「この城で私は、まだこの距離」
「それでも、いつだってゼンは…」(白雪)

 

「主の前でなめたマネするな」
「あれは見世物じゃないんでね」(オビ)

 

「姫を守るのは、本当の王子の役目でしょ」
「ホント分かりやすくてさ、かっこいいよね」(オビ)

 

「ゼンはいつも示してくれる、想いを、熱を」
「だから私も知っている、その大切さを」(白雪)

 

「ここに来られてよかったよ、ゼン」(白雪)

 

「ミツヒデさんて、ホントいつでも主のこと気にかけてますよね」(オビ)
「そりゃ、大事な主だからな」(ミツヒデ)

 

「ケンカして1日口を聞いてもらえないと、食事も喉を通らなくなるくらいだっけ?」(木々)
「1日は耐えたろ。2日続いた時はきつかったけど」(ミツヒデ)

 

「俺はこれからのことを、お前らを外して考える気はないからな」(ゼン)

 

「あの人、何かズルいですよね、たまに」(オビ)
「そういう王子だから」(木々)
「お前も苦労するぞ、オビ」(ミツヒデ)

 

「これから進む道の上で、こんな緩やかな時間に、どれだけ出会えるだろう?」
「この道を行く喜びを、きっと探していける」(白雪)

 

「見つけ出すために、歩いていく」
「この先を共に」(白雪)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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