原作小説「銀河英雄伝説9巻(新領土、ノイエ・ラント)」の名言・台詞をまとめていきます。
(旧アニメ4期相当)
銀河英雄伝説9巻 回天篇
第三章 鳴動
熱狂する群衆のなかで理性を堅持しえる者は、絶対的少数派である。
「おれはいい部下を持ったものだ」
「武器を持たぬ民衆に発砲するなど、勇気と義侠心のない人間には」
「とうてできぬことだからな」(オスカー・フォン・ロイエンタール)
「侵略者の善政など、しょせん偽善にすぎぬ、か。そのとおりだな」
「それにしても、どう事態をおさめるか…」(ロイエンタール)
「私は単なる(集会の)一参加者にすぎない」
「だが、参加したこと自体が罪と言われれば、甘んじて受けよう」(シドニー・シトレ)
「(責任者は)知らない」
「知っていても、申しあげるわけにはいかない」(シトレ)
「釈放されれば、私は今度こそ自分の主導によって」
「あなたがたの不法な支配に対する抗議の運動をおこすことになるだろう」(シトレ)
「唯一、私の後悔は、自分が大勢に流されてしまったことだ」(シトレ)
「そうなさるべきですな。それが、あなたにとっての正義であり道徳であるのだから」
「あなた個人には何ら怨恨は感じない」(シトレ)
「偉大な敵将と戦うのは武人の栄誉だが、民衆を弾圧するのは犬の仕事にすぎぬ」(ロイエンタール)
「ヤン・ウェンリー元帥、卿は中道に倒れて、あるいは幸福だったのではないか」(ロイエンタール)
「平和な世の武人など、鎖につながれた番犬にすぎぬ」
「怠惰と無為のなかで、ゆっくりと腐敗していくだけではないか」(ロイエンタール)
「平和の無為に耐えうる者だけが、最終的な勝者たりうる」(ヤン・ウェンリー)
「ロイエンタール元帥は猛禽だ」
「籠のなかに安住して平和の歌をさえずりつつ一生をすごせる男ではない」(パウル・フォン・オーベルシュタイン)
「陰気で消極的なビッテンフェルト、女気なしのロイエンタール」
「饒舌なアイゼナッハ、浮気者のミッターマイヤー」(ラインハルト・フォン・ローエングラム)
「無教養で粗野なメックリンガー、いたけだかなミュラー」
「皆、彼ららしくない」(ラインハルト)
「人それぞれ個性というものがある」(ラインハルト)
「ロイエンタールが法を犯したとか、相手をだましたとかいうならともかく」
「色恋ざたで一方だけを被告席に着かせるわけにもいくまい」(ラインハルト)
「キルヒアイスがいなくなったとき、もうこれで失うものは何もないと思ったのに…」(ラインハルト)
「智と勇との均衡がとれているという一点において評するなら」
「あの当時、オスカー・フォン・ロイエンタールが」(エルネスト・メックリンガー)
「敵と味方をあわせても随一の存在であったと思われる」(メックリンガー)
「100の興味が集まれば、事実のひとつぐらいにはなるだろうな」
「とくに、力のある者がそれを望めば、証拠など必要ない」(ロイエンタール)
「卿らの憎む、いや、憎んだ専制政治では、とくにな」(ロイエンタール)
「ことばで伝わらないものが、たしかにある」
「だけど、それはことばを使いつくした人だけが言えることだ」(ヤン)
「正しい判断は、正しい情報と正しい分析の上に、はじめて成立する」(ヤン)
「何かを憎悪することのできない人間に、何かを愛することができるはずがない」(ヤン)
「生き残っていただかないと、こまるところでした」(ユリアン・ミンツ)
「(スール)少佐が健在でいらっしゃるから」
「ぼくたちは、どうにか自分たちをなぐさめることができるんです」(ユリアン)
「どうせトリューニヒトの野郎、よからぬことをたくらんでいるに決まってるんだ」
「おれとしては、もう、せめて皇帝にだけは、小物に害されたりしてほしくないんだよ」(ダスティ・アッテンボロー)
「もっとも、おれたちだって小物だがな」(アッテンボロー)
「まあトリューニヒトの狐野郎が何をしかけても」
「噂に聞くオーベルシュタイン元帥の相手は荷が重いだろうて」(アッテンボロー)
「クロイツェル伍長がおれのことをどう思うか」
「それは彼女の問題であって、おれの問題ではないね」(ワルター・フォン・シェーンコップ)
「おれが彼女をどう思っているか、ということなら」
「それこそおれの問題だがね」(シェーンコップ)
「美人をきらったことは、おれは一度もないよ」
「まして、生気のいい美人をね」(シェーンコップ)
「いまにして思うのだけど、ジェシカ・エドワーズ女史が生きてらしたら」
「いいお友だちになれたかもしれないわね」(フレデリカ・グリーンヒル)
「シェーンコップ中将は、卑怯の二文字とは縁がない人よ、と、そう言っただけよ」
「事実ですものね」(フレデリカ)
「父親には父親の夜の生活があるものよ」
「第一、家庭団欒の似あう人じゃないわね」(オルタンス・キャゼルヌ)
「(彼女たちは)よくもまあ、あんなしょうもないゲームに熱中できるもんだ」
「…しかし、まあ、笑声のほうが、泣声よりずっとましではあるがね」(アレックス・キャゼルヌ)
第四章 発芽
「…皇帝が美貌であったがゆえに、多情であったにちがいない、多情であるべきだ」
「と決めつける者は、好色な醜男の存在を、どう説明するのであろうか」(メックリンガー)
「そもそも皇帝はご自身が卓れた芸術品でいらっしゃるのだから」
「わざとらしい芸術に興味をいだかれる必要はないのだ」(ウォルフガング・ミッターマイヤー)
「統治者は芸術に対しては金銭だけ出していればよい」
「目も口も出す必要はない」(ミッターマイヤー)
「統治者の好みに媚びることで大家面する、えせ芸術家どもを生みだすだけではないか」(ミッターマイヤー)
「今夜、私は、聴いてもわかるはずのない前衛音楽とやらを」
「皇帝のおともで拝聴せねばならないのですよ」(ナイトハルト・ミュラー)
「いっそ戦争なり内乱のほうが、はるかにましです」(ミュラー)
「ロイエンタールが予を暗殺などするはずがない」
「予も彼を疑ったりせぬ。恐れもせぬ」(ラインハルト)
「卿らはくだらぬ世迷言にたぶらかされて、予と重臣との間を裂くつもりか」(ラインハルト)
「ロイエンタール元帥と取っくみあいになる、とでもいうのなら」
「陛下は卿をおつれになるだろうよ」(コルネリアス・ルッツ)
「だが、今回は平和な旅でなければ困るからな」(ルッツ)
「ラングごとき小人の佞言にたぶらかされるような陛下ではない」(ロイエンタール)
「現に、この春にも、奴はおれを貧弱な罠におとしこもうとして」
「みじめに失敗したではないか」(ロイエンタール)
「わが皇帝がオーベルシュタインやラングごときの木偶になりさがるとすれば」
「興ざめもいいところだな」(ロイエンタール)
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