「銀河英雄伝説3巻(イゼルローン回廊の遭遇戦)」の名言・台詞まとめ

原作小説「銀河英雄伝説3巻(イゼルローン回廊の遭遇戦)」の名言・台詞をまとめていきます。
(旧アニメ2期相当)

 

銀河英雄伝説3巻 雌伏篇

→銀河英雄伝説(1巻)

第一章 初陣

「抵抗できない部下をなぐるような男が、軍人として賞賛に値するというなら」
「軍人とは人類の恥部そのものだな」(ヤン・ウェンリー)

 

「そんな軍人は必要ない」
「すくなくとも、私にはね」(ヤン)

 

「なぜトリグラフを旗艦になさらなかったのですか?」
「あれは旗艦にふさわしい風格を持っていると思うのですが…」(ムライ)

 

「たしかにトリグラフはみばえのいい艦だ」
「だからこそ旗艦にしなかったのさ」(ヤン)

 

「自分がそれに乗ったら、その美しさを観賞するわけにいかないじゃないか…」(ヤン)

 

「まったく、何てことだ」
「おれはボーイスカウトを指揮して敵と戦わねばならんのか」(ダスティ・アッテンボロー)

 

「彼ら(新兵)にも戦ってもらう。特等席で戦争ゲームを見物させてやる余裕はない」
「出動させろ」(アッテンボロー)

 

新兵たちのうち幾人が、イゼルローン要塞内の宿舎のベッドに帰ることができるだろう。
せめて救援が来るまで、被害を最小限にくいとめるしかない。(アッテンボロー)

 

「勝つ」ことより「負けない」ことを方針として採用する。(アッテンボロー)

 

 

「安全だと思ったから送り出したんだがなあ…」(ヤン)
「きっと無事に還ってきますわ。才能も運も豊かな子ですから」(フレデリカ・グリーンヒル)

 

「一度も死んだことのない奴が、死についてえらそうに語るのを信用するのかい?」(ヤン)

 

「増援なさるのであれば、緊急に」
「しかも最大限の兵力をもってなさるがよろしいと小官は考えます」(ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ)

 

「…それによって敵に反撃不可能な一撃を加え、味方を収容して」
「すみやかに撤収するのです」(メルカッツ)

 

「兵力の逐次投入は、この際、かえって収拾の機会を減少させ」
「なしくずしに戦火の拡大をまねくだろう」(ヤン)

 

「全艦隊をもって急行し、敵の増援が来る前に一戦して撤退する」(ヤン)

 

「ユリシーズの武運にあやかりたいものだな」
「みんな、かっこうが悪くてもいい、生き残れよ!」(アッテンボロー)

 

「敵は戦意を喪失して逃走にうつっております。追撃しますか?」(フレデリカ)
「いいさ、逃してやろう」(ヤン)

 

「こいつはおどろいた。天禀というやつだな」
「おれの初陣だってこんなにはでじゃなかった」(ワルター・フォン・シェーンコップ)

 

「この将来、どれほど伸びるか、末おそろしい気さえする…」(シェーンコップ)
「なに、単に一生分の好運をまとめて費いはたしただけだろう」(ヤン)

 

「これで戦いを甘く見るようになったら、かえって本人のためにならない」
「真の器量が問われるのはこれからだ」(ヤン)

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第二章 はばたく禿鷹(ガイエ)

「百戦して百勝というわけにもいくまい」
「いちいち陳謝は無用である」(ラインハルト・フォン・ローエングラム)

 

「体制に対する民衆の信頼をえるには、ふたつのものがあればよい」
公平な裁判と、同じく公平な税制度。ただそれだけだ」(ラインハルト)

 

「いいか、ミッターマイヤー、よく聞け」
「お前は結婚なんかしたがな、女という生物は男を裏切るために生を享けたんだぞ」(オスカー・フォン・ロイエンタール)

 

「昨日は酒の勢いでつまらんことを言った」
「忘れてくれ」(ロイエンタール)

 

「何のことだ、まるで憶えてない」(ウォルフガング・ミッターマイヤー)
「…ふん、そうか、それならいい」(ロイエンタール)

 

「滅びるべき男だったのだ」
「ことさら、おれが滅ぼしたのではない」(ラインハルト)

 

「ふむ、私の犬に見えるか」
「そうか、私の犬に見えるのか」(パウル・フォン・オーベルシュタイン)

 

「ふん、われらが参謀長どのは、人間には嫌われても犬には好かれるわけか」
「犬どうし気が合うのだろう」(フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト)

 

「ビッテンフェルトはたしかに強い」
「おれと奴が戦場で相まみえるとしたら、戦いが始まったとき、優勢なのは奴だろう」(ロイエンタール)

 

「だが、戦いが終わったとき、立っているのはおれさ」(ロイエンタール)

 

簒奪が世襲より悪いなどと、誰が定めたのか。(ラインハルト)

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第三章 細い一本の糸

「あいつ(ヤン)は首から下は非必要な男だ」(アレックス・キャゼルヌ)

 

「傷ついてるんです」
「独身の間はお兄ちゃまと呼ばれたい、と思っているんですがね」(ヤン)

 

「とんだ贅沢だ」
「30歳を過ぎて独身だなんて、許しがたい反社会的行為だと思わんか」(キャゼルヌ)

 

「生涯、独身で社会に貢献した人物はいくらでもいますよ」
「4、500人リストアップしてみましょうか」(ヤン)

 

「おれは、家庭を持った上に社会に貢献した人間を、もっと多く知っているよ」(キャゼルヌ)

 

「…ヤン、お前さんは組織人としては保身に無関心すぎる」
「そいつはこの際、美点ではなくて欠点だぞ」(キャゼルヌ)

 

「ですが、ただでさえ忙しいんですよ。そんなことまで考えていたら…」
「昼寝をする暇もなくなってしまう」(ヤン)

 

「暇のあるなしじゃないだろう」
「お前さんは、嫌なんだ」(キャゼルヌ)

 

「それについて考える必要を充分に承知しているくせに、考えたくない」
「と、そういうことだろう」(キャゼルヌ)

 

「それほど潔癖な人間じゃありませんよ、私は」
「めんどうくさいんです。ほんとうに、ただそれだけです」(ヤン)

 

「おれがこんなことを言うのもな」
「われらが敬愛する元首、トリューニヒト閣下のことが気になるからだ」(キャゼルヌ)

 

「奴には理想も経綸もないが、打算と陰謀は充分にあるだろう」
「笑ってくれてかまわんが、じつのところ、最近、おれは奴が少々こわいのだ」(キャゼルヌ)

 

「詭弁と美辞麗句だけが売り物の二流の政治屋だと思っていたが」
「このごろ何やら妖怪じみたものを感じる」(キャゼルヌ)

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「とんでもないことを平気でやらかすのじゃないか、と、その危惧が強まる一方さ」
「何と言うか、そう、悪魔と契約を結びでもしたような印象だ」(キャゼルヌ)

 

「志を継ぐのは、べつに血を分けた息子である必要はないでしょう…」
「志があれば、の話ですがね」(ヤン)

 

「お前さんの保護者は昨日のことはよく知っている」
「明日のこともよく見える」(キャゼルヌ)

 

「ところが、そういう人間はえてして今日の食事のことはよく知らない」
「わかるな?」(キャゼルヌ)

 

「まあ、そう心配しないでください」
「私だって何も考えていないわけじゃありません」(ヤン)

 

「ミスター・トリューニヒトのおもちゃになるのはごめんですし」
「安定した老後を迎えたいですからね」(ヤン)

 

「ローエングラム公にしてもオーベルシュタインにしても」
「全知全能というわけではありません」(アドリアン・ルビンスキー)

 

「乗じる隙はありますし、なければつくることもできるでしょう」(ルビンスキー)

 

「権力にしろ機能にしろ、集中すればするほど」
「小さな部分を制することによって全体を支配することができますからな」(ルビンスキー)

 

「同盟の権力者たちは」
「同盟それ自体を内部から崩壊させる腐食剤として使えます」(ルビンスキー)

 

「およそ、国内が強固であるのに」
「外敵の攻撃のみで滅亡した国家というものはありませんからな」(ルビンスキー)

 

「まったくだ」
「狂信的な教条主義者というやつは冬眠からさめたばかりの熊よりあつかいにくい」(ルビンスキー)

 

「現在は無意味に見えても、後になって使途のでてくる駒があるものだ」
「預金にしても債権にしても、長期になるほど利率がよいだろう?」(ルビンスキー)

 

「石油が地層に形成されてから、ものの役に立つようになるまで何億年もかかる」(ルビンスキー)

 

「それに比べれば、人間は、いくら晩成でも、半世紀もたてば結果が出るものだ」
「あせることはない」(ルビンスキー)

 

「人間の心理と行動はチェスの駒よりはるかに複雑だ」
「それを自分の思いどおりにするには、より単純化させればよい」(ルビンスキー)

 

「相手をある状況に追いこみ、行動の自由をうばい、選択肢をすくなくするのだ」(ルビンスキー)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
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