原作小説「銀河英雄伝説10巻(ハイネセン爆破炎上事件)」の名言・台詞をまとめていきます。
(旧アニメ4期相当)
銀河英雄伝説10巻 落日篇
第九章 黄金獅子旗に光なし
「ユリアン、あなたはずるかったわね」
「ヤン提督が、あの人が生きていたら、きっとあなたを叱ったわ」(フレデリカ・グリーンヒル)
「ああ、まかせておいていただこう、ヤン夫人」
「帝国軍が指先で埃をさがしてもけちのつけようがないほど、完璧に整理してやるさ」(アレックス・キャゼルヌ)
「ありがとう、あなた、わたしの人生を豊かにしてくださって」(フレデリカ)
「おれはうっかり死ぬこともできなくなってしまったぜ」(オリビエ・ポプラン)
「地獄へ行ったらワルター・フォン・シェーンコップがでかい面で」
「魔女どもを侍らせているかと思うと、行く気になれやせん」(ポプラン)
「オリビエ・ポプラン、宇宙暦771年15月36日生まれ、801年6月1日」
「美女たちの涙の湖で溺死、享年29歳」(ポプラン)
「ちゃんと自分で墓碑銘まで撰したのに、死文になってしまって残念ですよ」(ポプラン)
「何よ、5回や6回殺されたってすぐに復活するような表情してたくせに」
「何で死んじゃうのよ。あいつに復讐してやるつもりだったのに」(カーテローゼ・フォン・クロイツェル、通称:カリン)
「そうよ。わたしの産んだ赤ん坊を目の前に突きつけて」
「あんたの孫よ、お祖父ちゃん、と言ってやるつもりだったのに」(カリン)
「それがあの不良中年には、一番効果的な復讐だったのに…」(カリン)
「ね、わたしのこと好き?」
「もしそうだったら、黙ってうなずいたりしないで、はっきりおっしゃい」(カリン)
「好きだよ」(ユリアン)
「民主主義って、すてきね」
「だって、伍長が中尉さんに命令できるんだもの」
「専制政治だったら、こうはいかないわ」(カリン)
「しかし何だな、人間、いや人間の集団という奴は、話しあえば解決できるていどのことに」
「何億リットルもの血をながさなきゃならないのかな」(ダスティ・アッテンボロー)
「さあな、おれには論評する資格はない」
「なにしろおれは伊達と酔狂で血を流してきた張本人のひとりだからな」(アッテンボロー)
「なぜだ」
「なぜオーベルシュタインの野郎が死なないで、皇帝が亡くなるんだ!?」(フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト)
「この宇宙には正義も真実もないのか」
「大神オーディンは、貢物をむさぼるだけの役たたずか!」(ビッテンフェルト)
「キルヒアイス、ロイエンタール」
「それにケンプ、レンネンカンプ、ファーレンハイト、シュタインメッツ、ルッツ…」
「頼む」(ウォルフガング・ミッターマイヤー)
「頼むから、まだ皇帝をヴァルハラへおつれしないでくれ」
「皇帝はまだ現世にこそ必要な御方なのだ」(ミッターマイヤー)
「時代のひとつが終わったということだな」(ムライ)
「ささやかなものであったが」
「君や私にとって、イゼルローン時代というやつは、たしかにあった」(ムライ)
「私などにとっては最後のおつとめだったが」
「君らにとってはつぎの時代へのステップであってほしいな」(ムライ)
「卿とは、たしか地球で会ったことがあるな」
「それとも記憶ちがいかな」(アウグスト・ザムエル・ワーレン)
「なに、謝罪される筋のものでもない。人それぞれ、立場があってのことだ」
「それにしても、おたがい、ずいぶん多くの知人を失ったものだな」(ワーレン)
「ヘル・ミンツ、卿と私とはどちらが幸福なのだろうか」(ナイトハルト・ミュラー)
「卿らはヤン・ウェンリー元帥が亡くなるまで、そのことを知らなかった」
「吾々は、陛下が亡くなるについて、心の準備をする期間が与えられた」(ミュラー)
「だが、卿らは哀しみがスタート地点から始まったのに」
「吾々はまずゴールを迎えて」(ミュラー)
「それからまた心の飢えをみたすために出発しなくてはならない」
「生き残った者は…」(ミュラー)
「ハイネセンで死なねばならないとしたら、ここで死ぬ」
「避難民のように逃げまどうのはいやだ」(ラインハルト・フォン・ローエングラム)
「何をおっしゃるのです」
「フェザーンでは皇紀と皇子が、陛下のお帰りをお待ちになっていらっしゃいます」(ビッテンフェルト)
「ご無事でおつれするのが、臣下としての責務なれば、失礼つかまつる」(ビッテンフェルト)
「皇帝の身命が無事であったのは、ビッテンフェルトの功績であったが」(エルネスト・メックリンガー)
「彼が芸術、ことに美術造形にまったく興味がなかったからこそ」
「すべてが迅速に処理されたのであった」(メックリンガー)
「もし美術品の焼失を懸念したら、万事が遅滞して重大な結果を生じたであろう」
「まことに幸運というべきである…」(メックリンガー)
「まず、陛下、憲法をおつくりください。つぎに議会をお開きください」
「それで形がととのいます。立憲政治という器が」(ユリアン・ミンツ)
「酒はよい味を出すまでに時間がかかります」(ユリアン)
「立憲政治に似あう人材がそろい」
「それをもっともよく運営するまでには日数が必要でしょう」(ユリアン)
「卿が目的とするところは、いささかちがうだろう」
「銀河帝国という器に、立憲政治という酒をそそぐつもりではないのか」(ラインハルト)
「そうなれば、民主思想とやらが、銀河帝国を乗っとってしまうことになるかもしれぬな」(ラインハルト)
「予はフェザーンに帰る。予を待っていてくれる者たちが幾人かいるのでな」
「最後の旅をする価値があるだろう」(ラインハルト)
「卿もフェザーンへ来るがいい」
「そのほうがよい」(ラインハルト)
「予よりもむしろつぎの支配者に、卿の抱負と識見を語っておくべきだろう」
「皇紀は予よりはるかに政治家としての識見に富む」(ラインハルト)
「具体的なことは、むしろ彼女と話しあうがよいだろう」(ラインハルト)
「これはもう、最後まで何か変事がつきまとうぞ」
「音もなく終幕とはいくまい」(アッテンボロー)
「とにかく、おれはユリアンにくっついてフェザーンまで行く」
「こうなれば最後の幕まで見とどけてやるさ」(アッテンボロー)
「まさか。留守番は子供のころからきらいでね」(ポプラン)
「聞くところでは、ムライのおっさんは楽隠居してしまう気らしいが」
「おれたちはそうもいくまい」(アッテンボロー)
「幕がおりて、劇場の収支が黒字になったことを確認するまでは」
「ユリアンにつきあおうや」(アッテンボロー)
「メルカッツ提督は旅を終えられた」
「そのことを、ご遺族の方たちにお伝えして、おれの旅も終わる」
「またいつか会おう」(ベルンハルト・フォン・シュナイダー)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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