「銀河英雄伝説(3期)」の名言・台詞まとめ

原作小説「銀河英雄伝説(アニメ3期前編相当)」の名言・台詞をまとめていきます。

 

銀河英雄伝説6巻

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序章 地球衰亡の記録

「軍隊とは一国内における最強の暴力組織である」

 

「当時、地球には資源が欠けていた。そして地球人には想像力が欠けていた」
「とくに後者こそが、事態の悪化を招来した原因であることには、異論の余地がない」(歴史家)

 

「…この時期、精神面における地球の衰退は、すでに深いものとなっていた」
「公正さに背いても既得権を確保したい、と望み」(歴史家)

 

「反対者を抑圧することによってその確保を絶対のものとしようとする精神のどこに」
「向上と進歩への余地が残されているのであろうか」(歴史家)

 

第一章 キュンメル事件

「陛下にご結婚をすすめられたとか」
「どのようなお考えでかな」(パウル・フォン・オーベルシュタイン)

 

「なるほど、で、皇紀候補者の筆頭は、国務尚書のご令嬢ですかな」
「国務尚書は良識家でいらっしゃる」(オーベルシュタイン)

 

「軍務尚書は、お父さまとわたしとで」
「陛下をたぶらかして国政を壟断することがないよう警告したのでしょう」(ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ、通称:ヒルダ)

 

 

「そう本心から心配しているかどうかはともかくとして、いちおうはね」(ヒルダ)

 

「人間の数だけ誤解の種があるというからな」(フランツ・フォン・マリーンドルフ)

 

「予はゴールデンバウム王朝時代の先例をことごとく踏襲する気はない」(ラインハルト・フォン・ローエングラム)

 

「用心すれば死なずにすむのか?」(ラインハルト)

 

病気になれば、その影武者が私のかわりに病原菌を引きうけてくれるとでもいうのか」
「二度とらちもないことを言うな」(ラインハルト)

 

「…皇帝にとって、一身の安全をはかるなどということは」
「冷笑の種でしかならぬようであった」(エルネスト・メックリンガー)

 

「それが自信であるのか、過信であるのか、あるいは哲学的な諦観であるのか」
「余人の理解のおよぶところではない…」(メックリンガー)

 

「ここで卿のために殺されるなら、予の命数もそれまでだ」
「惜しむべき何物もない」(ラインハルト)

 

「ケスラー、卿が生命をねらわれたとする」
犯人をとらえたとして、犯人が所持している凶器を卿は処罰するか?」(ラインハルト)

 

「ただちに地球教徒どもを尋問し、ことの真相を明らかにし、処罰を与えます」(ウルリッヒ・ケスラー)

 

お前とともに、強大な敵と戦うのは楽しかった。(ラインハルト)

 

だが、自分がもっとも強大な存在になってしまった今、
おれはときどき自分自身を撃ちくだいてしまいたくなる。(ラインハルト)

 

世のなかは、もっと強大な敵に満ちていてよいはずなのに。(ラインハルト)

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第二章 ある年金生活者の肖像

「仕事をせずに金銭をもらうと思えば忸怩たるものがある」
「しかし、もはや人殺しをせずに金銭がもらえると考えれば」(ヤン・ウェンリー)

 

「むしろ人間としての正しいありかたを回復しえたと言うべきで」
「あるいはけっこうめでたいことかもしれぬ」(ヤン)

 

「そいつはお前さんが悪い」
「現役のときに結婚しておけば、軍服姿ですんだのさ、おれみたいにな」(アレックス・キャゼルヌ)

 

「お前さん、いまにしてみると、まだしも軍服のほうが似あっていたんだな」(キャゼルヌ)

 

「せっかく軍隊という牢獄から脱出しながら」
「結婚というべつの牢獄に志願してはいるとは、あなたも物ずきな人ですな」(ワルター・フォン・シェーンコップ)

 

「独身生活10年でさとりえぬことが、一週間の結婚生活でさとれるものさ」
「よき哲学者の誕生を期待しよう」(キャゼルヌ)

 

「ですが、私が思うに、ヤン先輩の生涯最大の戦果は、今度の花嫁ですよ」
「これこそ奇蹟の名にふさわしい」(ダスティ・アッテンボロー)

 

「本来なら先輩なんぞのところへ降嫁する女性じゃありませんからな」(アッテンボロー)

 

「提督、よくこんな人たちをひきいて勝ってこられましたね」
「裏切者ぞろいじゃありませんか」(ユリアン・ミンツ)

 

「私の人格は、かくて陶冶されたのさ」(ヤン)

 

「任命の時点では、この人事は決して最悪のものではなかった」
ただ、結果として最悪になっただけである」(メックリンガー)

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「そしてこの人事によって何びとも幸福をえることができなかった」(メックリンガー)

 

「同盟の奴らが私を害せると思うならやってみるがいい」
「私は不死身ではないが、私の死は同盟にとっても、滅亡を意味するのだ」(ヘルムート・レンネンカンプ)

 

「いいかげんにしてくれんかな」
「私みたいに平和で無害な人間にいやがらせをして何が楽しいんだか訊いてみたいものだよ」
「まったく」(ヤン)

 

「だから大いになまけていてくださいね」(フレデリカ・グリーンヒル)

 

「誰しも給料に対しては相応の忠誠心をしめさなくてはなりませんからね。私もそうでした」
「あれは紙でなくじつは鎖でできていて人をしばるのですよ」(ヤン)

 

「レンネンカンプという人は規律の信徒であるらしい」
「規律に反するものは善でも認めないし、規律どおりであれば悪でも肯定するんだろう」(ヤン)

 

「つまりレンネンカンプという人をお嫌いなんですね」(フレデリカ)
「嫌いじゃない、気にくわないだけだ」(ヤン)

 

「だからレンネンカンプの野郎を…」
「レンネンカンプ氏にご退場いただくのはいいが、問題は後任だ」(ヤン)

 

「無責任で物欲が強く」
「皇帝の目がとどかないのをいいことに小悪にふけるような佞臣タイプの人物が」
「こちらにとっては、いちばん利用しやすい」(ヤン)

 

「だが、皇帝ラインハルトはいままでのところ、そんな人物をひとりも登用していない」(ヤン)

 

「吾々は敵の堕落を歓迎し、それどころか促進すらしなくてはならない」
「情けない話じゃないか」(ヤン)

 

「政治とか軍事とかが悪魔の管轄に属することだとよくわかるよ」
「で、それを見て神は楽しむんだろうな」(ヤン)

 

「…この人選が失敗したことで、皇帝は責任を負わねばならないであろうか」
「私はそうは思わない」(メックリンガー)

 

「皇帝がレンネンカンプのこだわりに気づかなかったのは」
「皇帝自身がヤン・ウェンリーに対してこだわりを持っていなかったからである」(メックリンガー)

 

「皇帝はたしかに全能ではなかった」(メックリンガー)

 

「だが、天体望遠鏡が顕微鏡の機能を併有していなかったとして非難するがごときは」
「私の採らざるところである…」(メックリンガー)

 

「わたし、サンドイッチだけは得意なんです」
「いえ、それだけじゃないけど、他には、クレープとか、ハンバーガーとか…」(フレデリカ)

 

「でもおかげで盗難の心配はありませんわ」(オルタンス・キャゼルヌ)

 

「公費で家の見張りをしてくれるんですもの、ありがたいことじゃありませんか」
「お茶でも出してあげましょうか」(オルタンス)

 

「いいじゃありませんか」
「あのご夫婦にはね、小市民的家庭なんて舞台は狭すぎるんですよ」(オルタンス)

 

「だいたい地面に足をつけてるのが誤りなのね」
「まあ遠からず、いるべき場所へ飛びたっていくでしょう」(オルタンス)

 

「あら、わたしは予言しているんじゃありませんよ」
「わたしは知っているんですよ」(オルタンス)

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「わたし、もっともっと料理をおぼえようと思うんです」(フレデリカ)

 

「まず肉料理をひととおりおぼえて、つぎに魚料理、それから卵料理」
「ご迷惑でしょうけどよろしくお願いします」(フレデリカ)

 

「りっぱな心がけよ、フレデリカさん、でもね」
「そう系統だてて分野別に修得しようなんて肩ひじはらないほがいいわ」(オルタンス)

 

「それに、並行して亭主をしつけるのもたいせつなことよ」
「甘やかすとつけあがりますからね」(オルタンス)

 

「冗談もほどほどにしておおきなさい」
「あなたにはあんまりユーモアのセンスがないんだから」(オルタンス)

 

「気がつかないうちに、笑ってすませる線をこえてしまうんですよ」
「度がすぎると嫌われますよ」(オルタンス)

 

「父さんは負けたんじゃないぞ」
「ここで引きさがって女房の顔をたてるのが家庭の平和をたもつもとだ」(キャゼルヌ)

 

「お前たちにも、いまにわかるさ」(キャゼルヌ)

 

「これ以上、働いてたまるか」
「私は頭を使った。身体はべつの誰かに使ってほしいね」(ヤン)

 

「信念とは、あやまちや愚行を正当化するための化粧であるにすぎない」
「化粧が厚いほど、その下の顔はみにくい」(ヤン)

 

「信念のために人を殺すのは、金銭のために人を殺すより下等なことである」(ヤン)

 

「なぜなら、金銭は万人に共通の価値を有するが」
「信念の価値は当人にしか通用しないからである」(ヤン)

 

「ほしいと思うのは、身体がそれを求めているからだ」
「だからほしいものをすなおに食べたり飲んだりするのが、いちばん健康にいいんだよ」(ヤン)

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第三章 訪問者

「運命は年老いた魔女のように意地の悪い顔をしている」(ヤン)

 

圧倒的な武力とは、人間のもつ本能の最悪の部分と共鳴して、その濫用をうながす。

 

「ヤン提督はお心のうちをすべては語ってくださいませんが」
「あのまま隠者として一生を終わられるとは思えません」(ユリアン)

 

終わりたいとは考えているだろうな。(ユリアン)

 

「野に火を放つのに、わざわざ雨季を選んでする必要はない」
「いずれかならず乾季がくるのだから」(ヤン)

 

「(レンネンカンプは)優秀な、そう優秀といってよい軍人だ」
「上には忠実だし、部下には公平だ」(ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ)

 

「だが、軍隊から一歩でも外にある風景が見えないかもしれない」(メルカッツ)

 

「これは予測というより願望になるが、何もおきてほしくないものだ」
「現在までことが多すぎたからな」(メルカッツ)

 

「それに、吾々としても準備すべきことが残っている」(メルカッツ)

 

「いたずらに帝国に反旗をひるがえしても」
「一日のあせりが二日の退歩につながることを思えば…」(メルカッツ)

 

「メモなんてとる必要はないんだ」
「忘れるということは、当人にとって重要でない、ということだ」(ヤン)

 

「世のなかには、いやでも憶えていることと、忘れてかまわないことしかない」
「だからメモなんていらない」(ヤン)

 

「ところで地球には女がいるかな」(オリビエ・ポプラン)

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「おっと、おれが言っているのは生物学上の女のことじゃない」
成熟した、男の価値のわかる、いい女のことだ」(ポプラン)

 

「こいつは、第二のオリビエ・ポプランは無理でも」
「第二のイワン・コーネフにはなれるかもしれん」(ポプラン)

 

「なかなか美形だろう。言っておくが、おれは手を出していないぞ」
「15歳ではまだおれの守備範囲外だ」(ポプラン)

 

「酒と女はな、うまくなるには醸成期間が必要なんだ」
「カリンももう二年もすればな」(ポプラン)

 

「カーテローゼの愛称さ」
「どうだ、生意気ざかりの年齢どうし、話があうと思うんだが」(ポプラン)

 

「問題にさせるんだ。時間もつくるんだよ」
「お前さん、せっかくいい顔に生まれついたのに、資源を死蔵することはない」(ポプラン)

 

「ヤン提督みたく、ぼけっとすわっていたら美女がむこうから近づいてくるなんて例は」
「100万にひとつもありはせんのだからな」(ポプラン)

 

「私の役割は、これらの戦力を維持し、温存して後日にそなえることだ」(メルカッツ)

 

「後日の太陽は、私ではなく」
「もっと若くて過去の陰翳を引きずっていない人物のために昇るだろう」(メルカッツ)

 

「パターンこそ永遠の真理なんだ」
「知らんのか」(ポプラン)

 

「それにしても…おれが思うに、地球教とやら称する連中が愛しているのは」
「地球という惑星それ自体ではないな」(ポプラン)

 

「奴らは地球をだしにして、自分たちの先祖が持っていた特権を回復したいだけだ」(ポプラン)

 

「ほんとうに地球そのものを愛していたなら」
「戦争や権力闘争に巻きこまれるようなことをするものか」(ポプラン)

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第四章 過去、現在、未来

「迂遠なことを言うな。地球教とやらの逆意はすでに明らかであるのに」
「いまさら何を調査し内偵する必要があるか」(ラインハルト)

 

「奴らの信仰する神以外には何の権威も認めぬし、それどころか奴らにとっての権威を」
「暴力をもって他者に押しつけることをためらわぬ、という結論になる」(ラインハルト)

 

「あらたな秩序と共存することもかなわぬというのであれば」
「奴らの信仰に殉じさせてやるのが、最大の慈悲というものだろう」(ラインハルト)

 

「陛下のお言葉どおり、地球教徒との共存は望めません」(フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト)

 

「この際、叛徒には相応の報いをくれて」
「新王朝の威光と意思を内外にしめすべきでありましょう」(ビッテンフェルト)

 

「どうかその任は臣におまかせいただきたく存じます」(ビッテンフェルト)

 

「辺境の一惑星を威圧するのに、黒色槍騎兵を動かしたとあっては」
「帝国軍が鼎の軽重をとわれそうだな」(ラインハルト)

 

「今回はひかえよ、ビッテンフェルト」(ラインハルト)

 

「オーベルシュタイン家が断絶したところで、世人は嘆きますまい」
「ですが、ローエングラム王家はさにあらず」(オーベルシュタイン)

 

「王朝が公正と安定をもたらすかぎりにおいては、人民はその存続する保障を血統に求め」
「陛下のご成婚と皇嗣のご誕生を祝福いたしましょう」(オーベルシュタイン)

 

「だが結婚すれば子が生まれる」
「皇太子とは忌むべきナンバー2とは言えないかな」(ラインハルト)

 

「それはよろしいのです」
「王朝の存続を制度的にも保障するものですから」(オーベルシュタイン)

 

「烏合の衆は、結束のために英雄を必要とする」
同盟の過激派、原理派がヤン・ウェンリーを偶像視するのは無理からぬことだ」(オーベルシュタイン)

 

「ヨブ・トリューニヒトという男は、稀代の商人として名を残すだろうよ」(オスカー・フォン・ロイエンタール)

 

「そうだな、売る点にかけては奴は優秀な商人だ」
「だが買うほうはだめだな」(ウォルフガング・ミッターマイヤー)

 

「奴が買うのは軽蔑と警戒心だ。誰が奴を尊敬する?」
「奴は自分自身の人格を切り売りしているだけだ」(ミッターマイヤー)

 

「奴は生きるに際して他人の尊敬や愛情など必要とせぬよ」
「そして、そういう輩ほど、根の張りようは深く、茎は太い」(ロイエンタール)

 

「寄生木とはそういうものだろう」(ロイエンタール)

 

「昔は知らなかった。いまは知っている」
「そうだ。おれが教えた」(ロイエンタール)

 

「無益なこととわかるまでは、おれも正常だ。その後がどうもゆがんでいる」
「ゆがんでいる。わかっているのだ…」(ロイエンタール)

 

「そんな生活のどこに正義がある?」
「貴族とは制度化された盗賊のことだ」(ロイエンタール)

 

「この世でもっとも醜悪で卑劣なことはな」
「実力も才能もないくせに相続によって政治権力を手にすることだ」(ロイエンタール)

 

「それにくらべれば、簒奪は一万倍もましな行為だ」(ロイエンタール)

 

「すくなくとも、権力を手に入れるための努力はしているし」
「本来、それが自分のものでないことも知っているのだからな」(ロイエンタール)

 

「皇帝はおれより9歳も若いのに、自らの力で全宇宙を手に入れた」(ロイエンタール)

 

「おれはゴールデンバウムの皇室や大貴族どもに反感をいだきながら」
「王朝それ自体をくつがえそうというまでの気概を持つことはできなかった」(ロイエンタール)

 

「あの方におれがおよばぬ所以だ」(ロイエンタール)

 

第五章 混乱、錯乱、惑乱

「噂が事実をつくったのだ。あるいは、不特定多数の無意識の集合体が」
「時の流れに干渉したと言うべきであろうか」(メックリンガー)

 

「同盟内の反帝国強硬派を激発させるためには」
「まずヤン・ウェンリーが無実で逮捕されることが必要なのだ」(オーベルシュタイン)

 

「それでこそ反帝国派を怒らせ、暴走させることができる」
「多少の強引さも、ときにはよかろう」(オーベルシュタイン)

 

「気になるなら卿から直接、陛下にうかがってみればよい」
「ヤン・ウェンリーを抹殺したいと思うのですが、陛下のお考えはいかがでしょうか、と」(オーベルシュタイン)

 

「犬には犬の餌、猫には猫の餌が必要なものだ」
「道を切りひらく者とそれを舗装する者とが同一人であらねばならぬこともなかろう」(オーベルシュタイン)

 

「現在でも、その考えは変わらぬ」(オーベルシュタイン)

 

「だが、手をつかねて傍観していれば、目的の上からは退歩するとあれば」
「次善として積極策をとらざるをえんではないか」(オーベルシュタイン)

 

「レンネンカンプは生きていても元帥にはなれん男だ」
「だが殉職すれば元帥に特進できよう」(オーベルシュタイン)

 

「何も生きてあることだけが国家に報いる途ではない」(オーベルシュタイン)

 

「世のなかには達眼の士がいるものだ」
「ちゃんとわかっている」(ヤン)

 

「そのとおり、私はなまけ心で寝ているのじゃなくて」
「人類の未来に思いをはせているのだ」(ヤン)

 

「戦争の90パーセントまでは、後世の人々があきれるような愚かな理由でおこった」
「残る10パーセントは、当時の人々でさえあきれるような、より愚かな理由でおこった」(ヤン)

 

「心配しなくてもいいよ」
「何の罪やら見当もつかないが、まさか裁判なしで死刑にもしないだろう」(ヤン)

 

「ここは民主主義国家だ」
「すくなくとも政治家たちはそう言っている」(ヤン)

 

「そういつも、いつまでも」
「おとなしく言いなりになっていると思ったら、大まちがいよ」(フレデリカ)

 

「一方的になぐりつづけていても、いつか手が痛くなるわ」
「見ていてごらんなさい」(フレデリカ)

 

「ほう、もしかして私は何らの証拠もなく、風聞によって逮捕されたのですか」(ヤン)

 

「退役してからのほうが重要人物あつかいでね」
「名誉なことだ」(アッテンボロー)

 

「この罠の悪辣さは」
「罠と知りつつしたがうより他に対応のしようがないという点にあると見るべきだろう」(シェーンコップ)

 

「専制政治だの民主政治だの、着ている服はちがっても、権力者の本質は変わらない」
「戦争をはじめた責任には口をぬぐって、戦争を終わらせた功績ばかり振りかざす輩だ」(シェーンコップ)

 

「自分たち以外の人間を犠牲にしておいて、そら涙を流してみせるのが」
「奴らのもっとも得意な演技なんだからな」(シェーンコップ)

 

「あの連中は、吾々が政府に対する造反の相談をしているのではないか」
「と、うたがっている」(シェーンコップ)

 

「というより、期待している」
「だとしたら、期待に応えてやるのが俳優の義務だろうよ」(シェーンコップ)

 

「おれは独身だし、後顧の憂いはない」
「身軽なものさ」(アッテンボロー)

 

「その当時、つまり19、20歳のころの乱行ぶりを思い出すと…」(シェーンコップ)

 

「いやいや、その当時に帰りたくなる」
「あのころは女という存在がじつに新鮮に見えた」(シェーンコップ)

 

「おれは命令するのは好きだが、命令されるのはきらいでね」(シェーンコップ)

 

「法にしたがうのは市民として当然のことだ」(ヤン)

 

「だが、国家が自らさだめた法に背いて個人の権利を侵そうとしたとき」
「それに盲従するのは市民としてはむしろ罪悪だ」(ヤン)

 

「なぜなら民主国家の市民には、国家の侵す犯罪や誤謬に対して異議を申したて」
「批判し、抵抗する権利と義務があるからだよ」(ヤン)

 

「自分自身の正当な権利が侵害されたときにすら闘いえない者が」
「他人の権利のために闘いうるはずがない」(ヤン)

 

第六章 聖地

「警戒が厳重だとすれば、侵入をこころみたとき、相応のリアクションがあるでしょう」
そこで何かきっかけがつかめるかもしれない」(ユリアン)

 

「地球は逃げはせぬし、奴らを地球の外へ逃しもせぬ」
「衛星軌道に達するまでに、よい思案をねっておけ」(アウグスト・ザムエル・ワーレン)

 

「秘蔵の410年ものの白ワインを商品に出すぞ」(ワーレン)

 

「私は卿の哲学を知りたいのではない。卿に暗殺を指令した者の名を知りたい」
「いずれ地球教の関係者だろうが、この艦内にいるのか?」(ワーレン)

 

「どうせしゃべるまい」
「狂信者とはそういうものだ」(ワーレン)

 

「だめだめ、半世紀前は女でした、という骨董品ばかりさ」(ポプラン)

 

「おれもな、女だけで苦労したわけじゃないからな」
青春の苦悩ってやつの、おれは歩く博物館なんだぜ」(ポプラン)

 

「サイオキシン○薬のケチャップづけを食わされたからだよ、行商人野郎!」(ポプラン)

 

「おれもやめたい」
「だけど人生はままならぬものでな」(ポプラン)

 

「おとなになるってことは、やりたいこととやらねばならぬことを区別することさ」
「ではごきげんよう」(ポプラン)

 

「どうも男の服はぬがせにくい」
「第一、ぬがせ甲斐がない」(ポプラン)

 

「ものごとって奴は、最初のうちはなかなかうまく運ばないものでな…」
「だいたいは、もっとひどくなる」(ポプラン)

 

第七章 コンバット・プレイ

「第一に騒ぎを大きくすること」
「第二に、大きくした騒ぎを制御すること」(アッテンボロー)

 

「おれたちが迫ってもイエスと言わんかもしれんが」
「奥さんがすすめれば、おのずと異なるさ」(シェーンコップ)

 

「第一、ノーと言って獄中で死んだところで、誰ひとり救われん」(シェーンコップ)

 

「花園は盗賊に荒らされるものだし、美しい花は独占してよいものではないさ」(シェーンコップ)

 

「あら、ありがとうございます」
「でも、わたしは独占されたいと思ってるんですけど」(フレデリカ)

 

「あの人の軍服です」
「結局、あの人にはどんな礼服よりもこれが似あうと思って…」(フレデリカ)

 

「おれも独身主義を放棄しようかな」(アッテンボロー)

 

「一個人の人権を守るために国家の総力をあげるのが民主国というものでしょう」(シェーンコップ)

 

「まして、ヤン・ウェンリーが」
「あなたたちのために貢献してきた過去を思ってもごらんなさい」(シェーンコップ)

 

「なるほど、あなたは良心的でいられる範囲では良心的な政治家らしい」(シェーンコップ)

 

「だが、結局のところ、あなたたち権力者はいつでも切り捨てるがわに立つ」
「手足を切りとるのは、たしかに痛いでしょう」(シェーンコップ)

 

「ですが、切り捨てられる手足から見れば」
「結局のところどんな涙も自己陶酔にすぎませんよ」(シェーンコップ)

 

「自分は国のため私情を殺して筋をとおした、自分は何とかわいそうで」
「しかもりっぱな男なんだ、というわけですな」(シェーンコップ)

 

「『泣いて馬謖を斬る』か、ふん。自分が犠牲にならずにすむなら」
「いくらだってうれし涙が出ようってものでしょうな」(シェーンコップ)

 

「ヤン・ウェンリーという男には悲劇の英雄などという役柄は似あわない」(シェーンコップ)

 

「観客としてはシナリオの変更を要求したいわけですよ」
「場合によっては力ずくでね」(シェーンコップ)

 

「あの当時、対立しあうどの陣営がもっとも事態を把握しえていたか」
「自分にはわからない」(アッテンボロー)

 

「ハイネセン全土が沸騰し、たちこめる蒸気のなかで」
「何も見えぬままに人々は走りまわり、無意味な衝突をくりかえしていたようだ」(アッテンボロー)

 

「生命のさしいれ、ありがとう」
「ああ、ああ、せっかくの美人が台なしだ」
「ほら、泣きやんで…」(ヤン)

 

「超過勤務、ご苦労さま」(ヤン)

 

「長生きするにしても、おもしろい人生でなくては意味がありませんからな」
「あなたをお助けするゆえんです」(シェーンコップ)

 

「吾々は薔薇の騎士連隊(ローゼンリッター)だ」
「それと知ってなお闘うというのなら、遺言書をしたためて来い」(ライナー・ブルームハルト)

 

「すぐに役立つようにしてやる」
「何ならきさらま自身の血で、吾々が代筆してやるぞ」(ブルームハルト)

 

「あなたのように、つねに命令を受け法にしばられてきた人間が」
「そういった桎梏を逃れたとき、どう考え、どう行動するか」(シェーンコップ)

 

「私には大いに興味がありましてね」
「お気にめしませんか?」(シェーンコップ)

 

「君は以前から私をけしかけてきたな。権力を私の手でつかむべきだ、と」
「もし権力をにぎったとして、その後私の人格が一変したらどうする?」(ヤン)

 

「それで変わるとしたら、あなたもそれまでの人だ」(シェーンコップ)

 

「歴史はくりかえし、単なる歴史年表上の人物がひとり」
「後世の中学生にとって頭痛の種にくわわるだけでしょうよ」(シェーンコップ)

 

「まあ、とやかく味を云々する前に、食べてみたらどうです」(シェーンコップ)

 

「ヤン提督、あなたにはすくなくともあなたを救出するために戦った連中に応える責任があります」(アッテンボロー)

 

「もはや同盟政府に何の借りもないでしょう」
「自分の財布で勝負に出るときですよ」(アッテンボロー)

 

「君たちは楽観的すぎる」
「帝国と同盟を相手にして生き残れると思っているところが度しがたい」(ヤン)

 

「明日は葬式自動車に乗っているかもしれんのに」(ヤン)

 

「まあそれもいいでしょう」
「不老不死でいられるわけではないし、死ぬのだったら納得して死にたい」(シェーンコップ)

 

「帝国の奴隷のそのまた奴隷として死ぬより、反逆者ヤン提督の幕僚として死ぬほうを」
「すくなくとも私の子孫は喜ぶでしょうよ」(シェーンコップ)

 

「こいつはピクニックだったのか」(アッテンボロー)
「ちがうね、ピクニックってやつは、もっとまじめにやるものだ」(シェーンコップ)

 

「要するに、自由惑星同盟政府が存在するかぎり」
「私や私の友人たちに安寧の日はおとずれないというわけですか」(ヤン)

 

「だとすると、私もエゴイズムの使徒になるしかありませんね」
「必要とあれば私の属していた国家を、二束三文で帝国に売りわたすかもしれませんよ」(ヤン)

 

「けっこうな論理ですな」
「国家が個人を売るのはよいが、その逆は許されないとおっしゃる」(シェーンコップ)

 

「無用な心配をするな。おれは150歳まで生きる予定なんだ。あと115年ある」
「こんな場所で死にはせんよ」(シェーンコップ)

 

「さっさと行け!」
「砂時計の砂粒は、この際ダイヤモンドより貴重だ」(シェーンコップ)

 

「死人にメイクアップするなんて最初で最後の経験でしょうね」
「もうすこし美男子だと、化粧のさせがいがあるのだけど」(フレデリカ)

 

「わたし、後悔もしてないし、あなたに対して怒ってもいません」
「結婚してからたった二ヶ月たらずだったけど、それは楽しかったし」(フレデリカ)

 

「これからもあなたといるかぎり、退屈な人生を送らないですみそうですもの」
「どうか期待させてくださいね、あなた」(フレデリカ)

 

「エンターテイメントとしての夫婦生活か」(ヤン)

 

不本意な死にかたをしいられることと、不本意な生きかたを強制されることと、
どちらがまだしも幸福の支配領域に近いと言えるのだろうか…。(ヤン)

 

第八章 休暇は終りぬ

「人徳? ふん、奴はまだ修行中さ」
「恋愛の10や20やらなくて、一人前といえるものか」(ポプラン)

 

「謀略によって国が立つか!」
「信義によってこそ国が立つ」(ミッターマイヤー)

 

「すくなくとも、そう志向するのでなければ」
「何をもって兵士や民衆に新王朝の存立する意義を説くのか」(ミッターマイヤー)

 

「敵ながらヤン・ウェンリーは名将と呼ぶに値する」(ミッターマイヤー)

 

「それを礼節をもって遇せず、密告と謀略によって除くなど」
「後世にどう弁解するつもりだ」(ミッターマイヤー)

 

「リヒテンラーデ公の粛清は互角の闘争だった」
「一歩遅れていれば、処刑場の羊となっていたのは吾々のほうだ」(ロイエンタール)

 

「先手を打っただけのこと、恥じる必要はない」
「だが今度の件はどうか」(ロイエンタール)

 

「退役して平凡な市民生活を送っている一軍人を」
「無実の罪によっておとしいれようとしているではないか」(ロイエンタール)

 

「保身をはかる同盟の恥知らずどもの犯罪に、なぜ吾々が与せねばならぬ?」
「軍務尚書はいかなる哲学のもとに、かかる醜行を肯定なさるのか」(ロイエンタール)

 

「ヤン・ウェンリーと同盟政府との仲が修復しがたいとすれば」
「かえって彼と吾々帝国軍との間に、よしみが結ばれるかもしれぬ」(メックリンガー)

 

「彼に、いたずらな軍事行動に出ぬよう呼びかけておいて」
「早急に、調査官を派遣し、解明にあたるべきだろう」(メックリンガー)

 

「この事実を犯罪と言わず、罰せずして、帝国と陛下の威信がたもたれようか」(オーベルシュタイン)

 

「だまれ! 下種!」(ロイエンタール)

 

「きさまは司令長官の正論を封じるに、自らの見識ではなく」
「皇帝陛下の御名をもってしようというのか」(ロイエンタール)

 

「虎の威を借るやせ狐めが!」(ロイエンタール)

 

「そもそもきさはま内務省の一局長にすぎぬ身でありながら、何のゆえをもって」
「上級大将以上の者しか出席を許されぬこの会議にでかい面をならべているのだ」(ロイエンタール)

 

「あまつさえ、元帥どうしの討論に割りこむとは、増長もきわまる」
「いますぐ出て行け!」(ロイエンタール)

 

「それとも自分の足で出ていくのはいやか」(ロイエンタール)

 

「嫌われるのはかまわぬが、足を引っぱられてはこまる」(オーベルシュタイン)

 

「ロイエンタールは建国の功臣、皇帝陛下の信頼も、レンネンカンプとは比較にならぬ」(オーベルシュタイン)

 

「証拠なしに他者をおとしめるの愚は」
「レンネンカンプという反面教師によって卿も学んだであろう」(オーベルシュタイン)

 

「レンネンカンプを登用したのは予の誤りであった」
「わずか100日も地位をまっとうすることがかなわぬとはな」(ラインハルト)

 

「予が鎖を持ち、それにつながれていてこそ能力を発揮しうる者もいるということか…」(ラインハルト)

 

「それとも、おれは内心で期待していたのだろうか」
「レンネンカンプが失敗することを…」(ラインハルト)

 

「この方はあまりに早く頂点をきわめられたかもしれない」(ヒルダ)

 

「いや、それとも、五世紀昔に生まれて」
「ルドルフ大帝のように巨大で全否定の対象となりうるような敵手と出会えばよかったのかもしれない…」(ヒルダ)

 

「それにしても、陛下の誤りは」
「レンネンカンプではなくオーベルシュタインを用いたことだ」(ミッターマイヤー)

 

「奴め、自分では忠臣のつもりかもしれんが、このままだと」
「奴と波長のあわぬ人材をつぎつぎと排除して、ついには王朝の土台にひびを入れるぞ」(ミッターマイヤー)

 

「そうだな、おれもそう思う。ことに気になるのは」
「皇帝陛下とオーベルシュタインの間に、このごろ亀裂が見られることだ」(ロイエンタール)

 

「もし奴と波長が合わなくなっったときどうなるか…」(ロイエンタール)

 

「おれがいなくて、ヤンの奴がやっていけるはずがないだろう」(キャゼルヌ)

 

「彼の言うとおりだ」
「私には民主共和政の旗手たる資格などありはせん」(メルカッツ)

 

「なにしろ私はつい二、三年前まで専制国家の軍人として」
「共和国の軍隊と戦っていたのだからな」(メルカッツ)

 

「これがいまにして民主共和政を自らの旗幟にしては、後世から言われるだろう」
「何と節操のない男か、と」(メルカッツ)

 

「後世の評価はおくとしても、実際、ヤン提督でなくては民主共和派の将兵を糾合できぬ」
「それゆえ同盟政府も味方ながら彼を恐れるのだろうな…」(メルカッツ)

 

「ヤン・ウェンリーという名優には、自己の限界をきわめてもらいたい」
「どうも本人に名優の自覚がなさそうで、舞台に追いあげるほうがひと苦労だがな」(シェーンコップ)

 

「おれは30にもならぬ青二才で閣下などと呼ばれるようになったのです」
「ヤン提督の麾下にいたおかげ、あるいはそのせいです」(アッテンボロー)

 

「責任はとっていただかないとね」(アッテンボロー)

 

「反乱部隊などとごたいそうに呼ばれているが」
「おれの見るところ、家出息子の集団にすぎんね」(キャゼルヌ)

 

「二ヶ月、たった二ヶ月!」
「予定どおりならあと五年は働かないで生活できるはずだったのになあ…」(ヤン)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
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