「銀河英雄伝説3巻(査問会)」の名言・台詞まとめ【2】

原作小説「銀河英雄伝説3巻(査問会)」の名言・台詞をまとめていきます。【2】
(旧アニメ2期相当)

 

銀河英雄伝説3巻 雌伏篇

→銀河英雄伝説3巻(査問会)

第六章 武器なき戦い

「新しい技術と言うわけでもない。スケールを大きくしただけのことだろう」
「それも、どちらかというと、あいた口がふさがらないという類だ」(ワルター・フォン・シェーンコップ)

 

「だが意表を突かれたこと、敵の兵力が膨大なものであること、これは確かだ」
「しかもヤン司令官は不在」(アレックス・キャゼルヌ)

 

「留守番の吾々だけで、すくなくとも当面は敵をささえなくてはならない」(キャゼルヌ)

 

「要塞砲と要塞砲の撃ちあいか…?」(キャゼルヌ)
「さぞ盛大な花火でしょうな」(シェーンコップ)

 

「至急、ヤン提督に首都からもどっていただかねばなりませんな」(フョードル・パトリチェフ)

 

「ざっと計算して、吾々は最低でも四週間、敵の攻撃をささえなくてはならない」
「しかも、この期間は、長くなることはあっても短くなることはないだろう」(キャゼルヌ)

 

「楽しい未来図ですな」(パトリチェフ)

 

「もしイゼルローン要塞が失われたらどうなると思う?」
「ローエングラム公のひきいる大軍が回廊から同盟領へなだれこんでくるぞ」(ムライ)

 

「そうなれば同盟は──」(ムライ)

 

 

「閣下にこのことをお話しするかどうか、じつはずいぶん迷いました」(フレデリカ・グリーンヒル)

 

「ヤン提督を窮状からお救いするのに、助力をいただければありがたいのですけど」
「悪くしますと、軍部と政府との対立ということになりかねませんし…」(フレデリカ)

 

「もっともな心配だ」
「だが、同時に無用の心配でもあるな」(アレクサンドル・ビュコック)

 

「というのは、軍部全体が一丸となって政府と対立するなど」
「もはやありえんことだからだよ、大尉」(ビュコック)

 

「二派! ふむ、二派にはちがいない」
「圧倒的多数派と少数派とを、同列に並べてよいものならな」(ビュコック)

 

「むろん、わしは少数派さ」
「自慢にもならんことだがね」(ビュコック)

 

「なに、べつに困ってはおらんよ。いまいましいだけだ」
「ごそごそとうるさくてな」(ビュコック)

 

「じつは、この部屋にも盗聴器が隠されておるかもしれんのだ」
「確率は9割以上だろうな」(ビュコック)

 

「それを知っていてこういう話をしたのはな、いまさら旗色をごまかすこともできんし」
「盗聴の記録が法律上の証拠になることもないからだ」(ビュコック)

 

「逆にこちらが、盗聴による人権侵害を訴えることもできる」
「政府に同盟憲章を尊重する気があれば、だがね」(ビュコック)

 

「政府は民主主義のたてまえを公然と踏みにじることはできません」
「いざというとき、武器に使えると思います」(フレデリカ)

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「訪ねてきておいて、いまさらそんなこと(迷惑)を気にせんでいい」
「わしはあの若いのが好きだしな」(ビュコック)

 

「ああ、このことを本人に言ってはいかんよ」
「若い者はすぐいい気になるからな」(ビュコック)

 

「ほんとうに感謝いたします」
「お人柄に甘えて申しあげますと、わたくしもビュコック閣下が好きですわ」(フレデリカ)

 

「大尉、これが民主主義の総本山の現状だよ」
「まだ雨はふりはじめてはおらんが、雲の厚さたるやたいへんなものだ」(ビュコック)

 

「どうも加速度的に悪くなっとる」
「天候を回復させるのは容易なことじゃないぞ」(ビュコック)

 

「わしらは仲間というわけだ」
「世代はちがってもな」(ビュコック)

 

「すばらしいご意見です」
「戦争で生命を落としたり肉親を失ったりしたことのない人であれば」
「信じたくなるかもしれませんね」(ヤン・ウェンリー)

 

「まして、戦争を利用して、他人の犠牲の上に自らの利益をきずこうとする人々にとっては」
「魅力的な考えでしょう」(ヤン)

 

「ありもしない祖国愛をあると見せかけて他人をあざむくような人々にとってもね」(ヤン)

 

「あなたがたが、口で言うほどに祖国の防衛や犠牲心が必要だとお思いなら」
「他人にどうしろこうしろと命令する前に、自分たちで実行なさったらいかがですか」(ヤン)

 

「人間の行為のなかで、何がもっとも卑劣で恥知らずか」(ヤン)

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「それは、権力を持った人間、権力に媚を売る人間が、安全な場所に隠れて戦争を賛美し」
「他人には愛国心や犠牲精神を強制して戦場へ送り出すことです」(ヤン)

 

「宇宙を平和にするためには、帝国と無益な戦いをつづけるより」
「まずその種の悪質な寄生虫を駆除することから始めるべきではありませんか」(ヤン)

 

「いっそ退場を命じていただけませんか」
「はっきり申しあげますがね、見るに耐えないし、聞くに耐えませんよ」(ヤン)

 

「料金を払っていないといっても、忍耐には限度が…」(ヤン)

 

「わかりました。イゼルローンにもどりましょう」
「あそこには私の部下や友人がいますから」(ヤン)

 

「そうだ、たいせつなことを忘れていた」(ヤン)

 

「帝国軍が侵攻してくる時機をわざわざ選んで」
「小官をイゼルローンからお呼びになった件に関しては」(ヤン)

 

「いずれ責任のある説明をしていただけるものと期待しております」(ヤン)

 

「むろん、イゼルローンが陥落せずにすめば、の話ですが」
「では失礼…」(ヤン)

 

「目上? 政治家とは、それほどえらいものかね」
「私たちは社会の生産に何ら寄与しているわけではない」(ホワン・ルイ)

 

「市民が納める税金を、公正にかつ効率よく再分配するという任務を託されて」
「給料をもらってそれに従事しているだけの存在だ」(ホワン)

 

「私たちはよく言っても社会機構の寄生虫でしかないのさ」(ホワン)

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「ありがとう、大尉、何と言うか、その、お礼の言いようもない」(ヤン)
「副官として当然のことをしたまでです、閣下。でも、お役に立ててうれしく思います…」(フレデリカ)

 

「さてと、イゼルローンに帰るとしても、手ぶらというわけにはいくまい」
「いろいろ準備しなきゃならんが、その前にみんなで昼食としよう」(ビュコック)

 

「吾々が食事をしている間くらい、イゼルローンは保ちこたえるだろうさ」(ビュコック)

 

「いま国民が政治に信頼を失いつつあるとき」
「実力と人望を兼ねそなえた高級軍人がいっぽうには存在する」(ジョアン・レベロ)

 

「つまり君のことだがね、ヤン提督」(レベロ)

 

「これは民主共和政体にとって危険きわまる状態だ」
「独裁政治の芽を育てるための温室とさえ言ってもよい」(レベロ)

 

「まかりまちがえば、ヤン提督」
「君が第二のルドルフ・フォン・ゴールデンバウムになる未来の歴史さえ」
「仮定することが可能なのだ」(レベロ)

 

「…ちょっと待ってください。レベロ閣下、私は権力者になる気はありません」
「その気があるなら、昨年のクーデターの際にいくらでも機会はありました」(ヤン)

 

「人間とは変わるものだ。私は、500年前」
「ルドルフ大帝が最初から専制者となる野望を抱いていたのかどうか、疑っている」(レベロ)

 

「権力を手に入れるまでの彼は、いささか独善的であっても理想と信念に燃える改革志向者」
「それ以上ではなかったかもしれない」(レベロ)

 

「それが権力を得て一変した」
「全面的な自己肯定から自己神格化へのハイウェイを暴走したのだ」(レベロ)

 

「私も権力を手に入れたら変質するだろう、と、お考えなんですか」(ヤン)
「私にはわからん。ただ祈るだけだ」(レベロ)

 

「君が自分の身を守るためにルドルフの道をたどらざるをえなくなる」
「そういう日が来ないことを」(レベロ)

 

「ローエングラム公ラインハルト自身ならともかく」
「彼の部下にまで負けてはたまらないからな…」(ヤン)

 

「何にしても、わが同盟政府には」
「両手をしばっておいて戦いを強いる癖がおありだから、困ったものですよ」(ヤン)

 

「おっしゃるとおりです。何と言ってもイゼルローンは私の家ですからね」
「じゃあ、大尉、わが家に帰るとしようか」(ヤン)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
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